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NPOの
IT活用状況
地方都市・岡山の場合。:
石原達也 主な仕事
NPO法人 岡山NPOセンター 事業開発・地域連携担当理事
NPO法人 みんなの集落研究所 代表執行役
一般社団法人 みんなでつくる財団おかやま 理事
社会事業の経営支援。NPOの事務や運営支援(事務支援センター)、協働による調査事業、政策提言の支援(岡山市など)、企業CSRの支援、大学における社会参加支援、指定管理(市民活動センター)、中国5県中間支援組織連携会の幹事役 など
集落のためのシンクタンク。境界線の生活課題調査、移住受入ワークショップ、集落がもつ資源と民間企業や社福とのマッチング、助け合いなどの地域互助の支援、協力隊育成 など
市民立の財団。市民寄付の仲介、市民団体の寄付募集支援(割り勘)、円卓会議、ソーシャルライター、橋守基金 など
専門家支援プロボノ
みんなの集落研究
所
岡山のしみん学生ボラ
ンティアインターン
民間財団
参加・寄付
課題解決サービス
CSR連携・協働
寄付・評価
税額控除・情報開示・成果報告
ネットワーク
信頼
損金算入
寄付
連携
支援の連携 支援
配分
多面的な支援の実現
市民公益の実現
有益な資金循環の実現
課題解決サービス
経験
紹介
中間支援
岡山NPOセンター
企業・事業所
大学
調査・研究・連携
みんなでつくる財団おかや
ま
配分
配分
NPO市民団体
情報開示サイト
支援
参加
金融機関
市町村
コミュニティ組織集落
教育
県・市町村
NPOが活躍する社会より、
NPOがいなくても幸せな社会に。
ミッション「豊かな市民社会の実現」
NPO法成立を実現するべく、県内の市民団体が結集し、
1998年前身団体設立。完全な民間組織。
NPOの事務・経営支援(有償自主サービス:相談、講座、代行)、
寄付基金の運営(サポート基金、ろうきん)、政策提言・調査事業、
協働支援、CSR支援、SB/CB支援 etc.
年間収入:約7千万円 職員:20名(パート・アルバイト含む)
岡山県27市町村の支援力調査 平成19年度
支援センターの7つのチカラ
相談対応力調査・情報収集力 編集・発信力 コーディネート・ネットワーキング力 資源提供力(人・資金・物品)内部の人材育成力政策提言力
全市町村で
①調査・情報収集力
②資源提供力
③人材育成力
が、弱い。
NPO法人経営実態把握 平成22年度
県内全NPO法人の決算書調査+アンケート+ヒアリング
総収入 67億円(しかし半分は8%の法人で!)
寄付金 3億5千万円、会費 1億6千万円
協働の意識は「合議」に変化
代表や役員の多くは設立から変わらず
・・・などなど
法人数増加の一方で
成長は頭打ちに。
①100万円以下4割!
②会費・寄付がない法人も!
③決算書が混迷…事務能力の不足!
④人材の新陳代謝不足!
⑤対等な協働への意欲!
担い手となるNPOの
足場を固める!
①NPO法人事務力検定
②NPO法人事務局検診
③NPO事務なんでも相談
④NPO事務代行
⑤NPO法人事務セミナー
おかやまシェア・ウェブ
*岡山の社会課題や状況の提供
*社会課題について議論できる
*課題解決のために、 活動するNPOが探せる
*団体情報とソーシャルメディア
全国初・課題からNPOが探せるサイト!
→ソーシャルライター養成講座も!
つくる
つたえる
シェアをする
意欲ある若手で勉強会
20~30代の若手呼びかけ人
530人の発起人を集め設立
あたらしい
「流れ」
をつくる。
多様な人とイベント
発起人募集をよびかけ
子どもから大人まで
世の中良くする秘密結社【ものりす】
集落の知恵袋。
岡山県内面積の
75.3%が中山間地域
しかし、
人口は29.9%
高齢化率
30.8%(全域24.9%)
NPO法人 てっちりこ
姫唐辛子を使用した特産品「辛美人」シリーズを生産・販売。地域のお年寄りが生産し、地元で加工し、全国に販売。(モンベルショップでも取り扱い)年間5,000万円を売り上げ、年間100万円稼ぐ高齢者も!おばあちゃんが漬けた梅干なども買い取り、おばあちゃんと商いが生まれることで元気になり、交流が生まれる。
他にもこんな方々かのさと体験観光協会(新見市)グリーンツーリズム。集落の人たちがプロジェクトチームを組んで、様々なプログラム提供。日帰り平均4千円、宿泊1万円のプログラムに年間650人が参加!
NPO法人吉備野工房ちみち(総社市)「一人一品」(品は品格の「ひん」)を提唱し、地域の様々な人がまち歩きからワークショップまで、2か月間で約50のプログラムを実施する「みちくさ小道」を展開。川北さん的「小集短」。別府市ではじまった「ONPAKU」手法。
NPO法人英田上山棚田団(美作市)関西のLLPメンバーが岡山県北の棚田再生に挑む。地域おこし協力隊の制度を活用。移住した現地メンバーと関西から支援するメンバーが連携し、多様なチャレンジを展開。ソーシャルメディアの活用。セグウェイの導入フライランタンと盆踊り。リバースプロジェクトとの連携。話題作りとメディア露出。
NPO法人子ども劇場笠岡センター(笠岡市)子ども×高齢者×障がい者…認知症のお年寄りが障がいがある子どもの面倒をみる「ふれあいひろば 虹」や介護保険だけでは死ねない。隙間の支援を助けあいでうめる。最低賃金以下の価格設定によるチケットで助けあいのお礼を支払う「ふれあい・たすけ愛サービス事業」などを展開。
集落による集落のための
シンクタンク!
NPO法人みんなの集落研究所
*各地のリーダー(先輩)と若手(地域おこし協力隊や都市部の関心層)で構成。
*調査・研究・政策提言と人材育成
*生活支援、移住定住、集落機能見直しなど
越境のしくみづくりプロジェクト
正式プロジェクト名:中国地方の中山間地域において、買い物行動を軸に、あらゆる境界の壁を超える生活のしくみづくりプロジェクト
これまでの事業状況振り返り
中国5県の支援と現場の組織による境界の壁を超える生活支援連携チーム
課題と目的(企画段階)
課題
県境・市町村境を越えて生活圏が存在している場合も多く、境界ならではの課題がある。
目的
それぞれの地域にある境界ならではの課題やチャンスを明らかにして、その解決のための持続可能なしくみが運用される。
事業内容・方法(企画段階)
調査県境・市町村境地域の生活課題を把握するため、
地域アセスメント調査および地域の方へのヒアリング
調査を実施する。
しくみのための円卓会議行政区画を超えた生活圏域の生活基盤を支える
担い手を集めて、課題解決に向けて話しあう。
実施円卓会議から出てきた解決策をしくみとして実施する。
買い物調査ヒアリング報告書
どの辺りの商店を調べたか
営業形態
・営業形態として最も多かったのは、
店舗+配達の51件中34件
その内、配達料金設定 ➡ 2件
その他、○○円以上お買上げの方と
設定 ➡ 2件
残り30件 ➡ 無料
副業の有無
1つ以上の副業を行っているのは、
49件
副業なしは、2件のみ
副業の種類
副業として、圧倒的に多かったのは、
1.ヤマト運輸取次
2.自動販売機の設置
2.食材の卸し(学校・病院・高齢者施設・ホテル・飲食店など)
*現在の商店経営において食材の卸しは、確実で安定的な収入源である
1.平成23年6月の介護保険法等改正法により創設された「介護予防・日常生活支援総合事業」について
①現在、介護予防・日常生活支援総合事業を実施していますか。
利用人数が少しずつではありますが、増えてきています。
【効果】
【課題】
地域で必要な事業ではあるが、人の世話にはなりたくない世代の人は、利用に至るまでに、時間がかかります。
-14%
01:実施している14%
02:本年度は実施しないが次
年度以降実施予定8
29%03:計画はない
1763%
1.平成23年6月の介護保険法等改正法により創設された「介護予防・日常生活支援総合事業」について
①現在、介護予防・日常生活支援総合事業を実施していますか。
【課題】
・既存の配食サービスや介護予防事業をどのように組み立てなおすかを検討中・見守りなどの社会参加ができる体制整備ができていない
・配食や見守り等の生活を支えるために利用できるサービスが不足。ボランティアの活用のしくみづくりやポイント制の導入等が必要。・介護保険事業計画(第5期)で、検討をすることにしてい
る。しかしながら、現状の地域支援事業の充実を図りながら取り組んでいる。・新しい制度に移行した場合、住民の理解が難しい
・理念ばかりが先行して、実際それを受け入れる事業所や行政の体制に不安がある(当町の人員体制、地域資源等の力量等で効果を生む事業が課題)・現在の要支援1・2の方について考えていく必要がある。・内容について検討をはじめたところ
-14%
01:実施してい
る14%
02:本年度は実施しな
いが次年度以降実施
予定8
29%
03:計画は
ない17…
7
45
2
8
4
0
2
4
6
8
10
12
14
サービス内容を検討する期間が不
足
サービスの担い手がみつからなかっ
たため
どのようなサービスを実施すれば
よいのか
解らなかったため
事業のことについてよく分からな
かった・知らなかったため
独自で実施している既存事業での
対応で十分と考えられ、必要性を
感じなかったため
その他
1.平成23年6月の介護保険法等改正法により創設された「介護予防・日常生活支援総合事業」について
①現在、介護予防・日常生活支援総合事業を実施していますか。
・国の動向をみて、判断したいと思います。・検討中・対象者の実態について把握中
-14%
01:実施してい
る14%
02:本年度は実施しな
いが次年度以降実施
予定8
29%
03:計画はない1763%
多様な 連携
ONC
•大学社会参加調査
•大学VCネット
•授業支援、COC
•高校生アワード
•みん研
•コミュニティ調査
•移住定住
•地域おこし協力隊
•商工会議所
•商工会(地域商店)
•CSR(ベネッセ等)
•商店街青年部
•協環調・LGSR
•担当者・補助連絡
•議員向け研修
•首長インタビュー
行政 企業
学校地域
トピックス
・NPO法人事務力検定の全国での連携開催(山口、和歌山、東京、岩手、沖縄など)
・CSR報告書を読む会での「労働慣行」実施(ベネッセ、山田養蜂場など)
・県内27市町村の協働環境調査(+岡山市ESD市民協働センター)
・中国5県「境界線」の課題調査(NPO学会→書籍予定)
・中山間集落と企業とのマッチング交流会(200名参加)
*中国5県中間支援組織会議(自主開催)
*寄付や基金の共有と開示や評価
*人材育成(研修と組織化?)
*共通の課題解決(境界の課題解決など)
*支援ノウハウの共通化・役割分担
特定非営利活動法人岡山NPOセンター
中国5県連携による
価値の向上山口
島根 鳥取
広島 岡山中国5県中間支援組織連絡協議会(仮)
IT活用状況について
岡山のNPOの
NPO法人経営実態把握 平成22年度
本調査では、以下の条件に該当するNPO法人を調査の対象といたしました。
(1)事業報告書の調査・・・518法人
(2)アンケート調査・・・266法人 (回答率57% )
(3)ヒアリング調査・・・13法人
※県内NPO法人の4割が年間事業費100万円以下。
支援における実感
使えない4:少し使える2:使える3:使いすぎる法人1
◎普通に使える層の中ではfacebook率も高い。
◎年齢も大きいが、それよりも環境の問題?
【おかやまファンドレイズ倶楽部】
登録101名!
上手にITを活用している団体
NPO法人メンターネット(留学生、実習生など外国人支援)
プレゼン+動画配信のシステム!支援者の留学生が就職し開発!
上手にITを活用している団体
上山集楽(地域おこし協力隊・NPO・社団・会社etc.)
安部昭恵さん、伊勢谷友介さんも!どんどんつながる!
岡
山
NPOセンターでの取り組み
各種サービスとの連携
クラウドファンディング × 市民コミュニティ財団
ボランティア募集サイト × ボランティア・NPO支援施設
サービス情報の発信
Facebookで発信用のページを作成。メルマガでも。
使い方を主眼においたセミナー
*業務効率化セミナー(事務連続セミナーの一環)
◎情報共有を行う・組織内コミュニケーションを改善する
・ChatWork
・Google カレンダー、グループ、フォーム、メール
・dropbox
①情報共有の仕組み化
【ポイント】
*なるべく「わざわざ共有」しなくて済む。
*全員が必要な時にみれる。
*検索できる・そもそも探しやすい
*聞きやすい・尋ねやすい
フロー(動き)と
ストック(書類・資料)
フロー ストック
●外部への依頼・メール●内部での指示メール●何かの提出●メンバーのスケジュール●メンバーの今どこ?・・・などなど
●団体の基本情報●外部に出した資料●連絡先名簿・参加者名簿●作成中の資料●メディアへの掲載・・・などなど
岡山NPOセンターでは
*メールは常にCCにMLを入れる
*タスクや相談はChatWorkで。朝礼もそこで。
*基本スケジュールはGoogleカレンダー
*ファイルはdropboxで共有。紙は回覧→ボックス
*申込み受付はGoogleフォーム。Q&Aをつくる。
*Facebookは内向けにも行動を発信
*基本は2人。バディで担当する。
*山場になると模造紙に書いて事務所に貼る
②ルーティーン作業の仕組み化
【ポイント】
*同じことは考えずにできる
*誰でもできるようにする
*視点・観点も
岡山NPOセンターでは
*企画書、報告書などはフォーマット化(視点)
*イベントや講座はチェックリスト式のマニュアル化
*講師依頼もフォーマット化(いつも聞く事)
*アンケート+報告書もフォーマットで連動
*Q&Aなどは見本を共有する
*会議は終了時間とゴールを最初に確認
*議事録は決定事項をその場で確認・作成→共有
*定期的に進捗共有の機会をもつ
個別支援
*時間制・有料にて事務所を訪問し相談。
◎会計ソフトの設定(ソリマチさんの会計王中心)
◎メールやグループの設定
◎ブログ、簡易サイト、facebookページの立ち上げ
・・・その他、ITサービスの紹介 などなど
なんで
ボランティアやNPOって、
特別な感じなのか。
なんで良いことなのに、避けられているのか?
お金の問題?時間の問題?人の問題?
少数派のまま、少数派のことにしている問題
社会課題に
向かえば向かうほど、
社会と遠く離れていく。
どんなイイコトも、
知らなければ、
ないのと同じ。
私たちは、何のためにコミュニケーションするのか
社会課題も知らなければ、ないのと同じ
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