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平成28年4月1日、国立研究開発法人 海上技術安全研究所は、国立研究開発法人 港湾空港技術研究所、国立研究開発法人 電子航法研究所と統合し、国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所(うみそら研)が発足しました。海上技術安全研究所は100年前に設立された逓信省管船局所属船用品試験所が母体であり、幾度かの変遷を経て、現在の姿となっております。この間の研究開発の成果は、その折々の政策課題や産業界の技術的課題の解決に貢献して参りました。海上技術安全研究所は、うみそら研傘下の研究所として生まれ変わっておりますが、以前と同様、海上における安全の確保、環境の保全や海洋開発、海上輸送の高度化に係る研究開発を継続、発展させることが求められております。さらには、これら4つの分野に係る人材の育成も期待されていると考えております。また、研究所統合によるシナジー効果についても期待されているところです。これらに対し、約170名の研究者が、世界トップレベルの研究施設を活用して、取り組んでおります。今後とも、海上技術安全研究所は、研究開発を通じ、皆様に更に貢献して参りたいと考えております。

国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所海上技術安全研究所 所長 大谷雅実

6つのコア技術

行政・社会からの要請

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監事

総務部

企画部

管理調整・防災部

海上技術安全研究所

経営戦略室

フェロー

研究統括監

特別研究主幹

国際主幹

流体設計系

流体性能評価系

構造安全評価系

構造基盤技術系

環境・動力系

港湾空港技術研究所

運航・物流系

海難事故解析センター

海洋リスク評価系

海洋開発系

海洋利用水中技術系

国際連携センター

電子航法研究所

理事長

研究監理 事

沿 革

1916年 7月 逓信省管船局所属の船用品検査所として発足1950年 4月 運輸技術研究所設立1959年 4月 三鷹第一船舶試験水槽(80m角水槽)完成1963年 4月 船舶技術研究所設立1966年 10月 三鷹第二船舶試験水槽(400m水槽)完成1967年 3月 動揺試験水槽完成1974年 3月 キャビテーション水槽完成1978年 3月 海洋構造物試験水槽完成1980年 3月 氷海船舶試験水槽完成2001年 4月 独立行政法人海上技術安全研究所として発足2002年 6月 深海水槽完成2010年 6月 実海域再現水槽完成2015年 4月 国立研究開発法人海上技術安全研究所へ改組2016年 4月 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所として発足

国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所

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先進的な荷重・構造強度評価手法と連携する船上構造モニタリングシステムの開発

安全・安心社会の実現のため、船舶の安全性向上と社会的負担のバランスを確保する合理的な安全規制体系の構築を目指すとともに、海難事故の削減のため、事故発生原因を正確に解明し、適切な海難事故防止技術の開発を目指します。

1. 海上輸送の安全の確保

荷重・構造強度評価手法の高度化とこれに連携する船上構造モニタリングシステムの開発、液化水素等の新規貨物輸送船のリスク評価手法の開発、船舶の安全運航に必要な操船性評価手法の開発等に関する研究を実施しています。

荷重・構

先進的な船舶の安全性評価手法及び更なる合理的な安全規制の体系化に関する研究開発

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実海域再現水槽における漁船海難事故の再現

交通流制御の方法及び評価に関する研究

衝突・乗揚げ等海難事故の種類別に回避・予防に向けた基盤的技術の開発、事故により損傷した船舶の安全基準の体系化、海上交通流の制御方法の高度化及びその影響を評価する方法に関する研究を実施しています。

海難事故等の原因究明の深度化、防止技術及び適切な対策の立案に関する研究開発

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AIS情報等を利用した最新船舶排出量データの整備・高精度化

国際海事機関(IMO)において、船舶からの排ガス中の二酸化炭素(CO2)、窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)等の規制強化や、新たな課題についても検討が行われています。このため、これらの船舶に起因する環境負荷の大幅な低減に資する革新的な技術開発とともに、環境への負荷を正しく評価したうえで社会合理性のある適切な規制の構築を目指し、研究開発を進めてまいります。

船舶から排出される大気汚染物質の現況や規制導入効果の検討に対応する技術的基盤を整備するため、大気質シミュレーション技術のベースとなる排出量データの整備・高精度化や大気質シミュレーション技術の精度向上等に関する研究を実施しています。

環境インパクトの大幅な低減と社会合理性を兼ね備えた環境規制の実現に資する規制手法に関する研究開発

2. 海洋環境の保全

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次世代CFD技術の高度化

船舶から排出されるNOx、SOx削減技術の高度化

広範囲な物質を対象とした、従来よりも汎用性の高い海洋拡散シミュレーション計算基盤の構築

今後の国際海運からの温室効果ガス(GHG)削減規制の強化を念頭に、船舶の実運航時における燃費評価技術の開発や実海域運航性能向上に関する研究、省エネ船の開発に不可欠な平水中での抵抗・推進性能をより高精度に評価するための数値流体力学(CFD)技術の高度化に関する研究を実施しています。

船舶のグリーン・イノベーションの実現に資する革新的な技術及び実海域における運航性能評価手法に関する研究開発

IMOにおける船舶からのNOx、SOx、PM削減規制強化や今後の規制対象拡大の可能性を念頭に、エンジンから排ガス後処理システムに至る全体システムの開発、ブラックカーボン(BC)の計測・除去技術の開発や、船舶からの油及び有害物質の流出等対策に関する研究を実施しています。

船舶の更なるグリーン化を実現するための、粒子状物質(PM)等の大気汚染物質の削減、生態系影響の防止に資する基盤的技術及び評価手法の研究開発

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海洋再生可能エネルギーの実用的な発電デバイスの開発、認証およびステージゲート判定のための安全性・性能評価手法の研究、有効な技術開発を進めるための要素技術開発に取り組んでいます。

海洋再生可能エネルギー生産システムに係る基盤技術及び安全性評価手法の確立に関する研究開発

海洋再生可能エネルギー・海洋資源開発の促進及び海洋開発産業の育成に向けた国と民間との連携の重要性に鑑み、海洋基本計画等の国の施策に沿ったナショナルプロジェクト、海洋産業育成等への技術的貢献を行ってまいります。

3. 海洋の開発

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小型AUV複数機同時運用のイメージ

海中海底機器の設置技術 労働安全・構造設備安全・環境保全(HSE)に係るプロジェクト認証の

基準と支援技術の整備

船舶関連技術を活用した海底熱水鉱床等の採鉱・揚鉱分野の要素技術及び全体システム技術を確立するための研究や、海洋資源開発に係るプロジェクト認証支援技術の開発に関する研究を実施しています。

効率的かつ安価に海底下の資源調査を実施するために、作業船等で運用する小型で安価な自律型無人探査機(AUV)を複数機同時運用することにより、広範囲な海底を効率的に探索する技術開発を実施しています。

海洋資源開発に係る生産システム等の基盤技術及び安全性評価手法の確立に関する研究開発

海洋の利用に関する技術に関する研究開発

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艤装作業支援ARアプリケーション 曲げ加工支援ARアプリケーション

造船業の競争力強化や少子高齢化等に対応するため、建造モニタリングシステムや生産性向上に資する機器の開発等、新しい生産システムの構築に関する研究や、船内騒音対策等の新たなニーズに対応した新材料利用技術に関する研究を実施しています。

海事産業の発展を支える技術革新と人材育成に資する技術に関する研究開発

海事産業の技術革新の促進、海運・造船分野での人材確保・育成、多様なニーズに応える海上交通サービスの提供等により我が国海事産業の国際競争力を強化するとともに、我が国経済の持続的な発展に資することを目指します。

4. 海上輸送を支える基盤的技術開発

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ICTを利用した運航支援技術に関する研究

複合一貫輸送の運航効率を総合評価する手法の開発

情報通信技術(ICT)等を活用した大洋航行船の自律運航システムの実現のために、各種技術の高度化を行うとともに、システムとして統合構築し、実証する研究を実施しています。

海上輸送の新たなニーズに対応した運航支援技術・輸送システム等に関する研究開発

モ-ダルシフトによる海陸複合一貫輸送の促進のため、海上物流の効率化・最適化とその評価手法の開発等に関する研究を実施しています。

海上物流の効率化・最適化に係る基盤的な技術に関する研究開発

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計算結果のアニメーション表示

VESTAトップ画面

施工指示の入った外板図と実際に加工された外板

遭遇海象中での燃料消費量の変化波浪中抵抗増加の計算

船舶用CFDソフトとして、船体周りの格子生成ソフト、線形変形及び最適化機能を加えたソフト、流体解析ソフトを提供しています。さらに、省エネ付加物などの複雑形状周りの流れ計算に適した、重合格子法による流体解析ソフトの開発を進めています。

高精度の波浪中抵抗増加計算法をベースに実海域での速力低下、燃料消費量を計算するプログラムを提供しています。最低出力判定機能は一般財団法人日本海事協会のプログラム認証を取得しました。

規則波及び不規則波中での船体運動、加速度、波浪荷重、船体表面水圧分布を時系列で計算するプログラムを提供しています。非線形ストリップ法の考えに基づいて構築されており、様々な波高、波向、波周期、船速において時々刻々の流体力の変化を考慮して計算することが可能です。

熟練技能を要する船舶の外板の曲面成形について、外板の曲率線を導出し、この曲率線を用いて曲面外板を平面に展開する曲率線展開法のプログラムを提供しています。また、現場の曲げ加工の効率化に寄与するため、詳細なプレス施工(プレス位置、量)を指示するプレス施工支援システムも併せて提供しています。

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平成27年度講演会(於:東京 JA共済ホール)

平成27年度研究発表会のパネル展示

バリシップ2015展示ブース(於:テクスポート今治)

公開実験

国際規則基準策定支援活動国際海事機関(ロンドン)

民間企業等の皆様に研究開発の成果、IMO(国際海事機関)動向や各種技術情報の提供を行っています。

毎年11月頃に海技研が重点的に実施している活動と研究について、講演を行っています(東日本地区と西日本地区で交互に開催)。また特定テーマについて、シンポジウム、セミナー等を年数回開催しています。

研究発表会は毎年6月頃、開催し、公開実験は年数回行っています。

専門家が船舶、海洋、舶用工業、物流などのあらゆる技術的問題について、無料でご相談に応じます。

ホームページ(http://www.nmri.go.jp/)で最新の情報等を提供しています。

大阪大学 東京海洋大学大阪府立大学 東京電機大学九州大学 法政大学工学院大学 横浜国立大学東京大学 流通経済大学 (50音順)

オランダ海事研究所(MARIN)サンパウロ大学(ブラジル)韓国海洋水産開発研究院(KMI)カンピナス大学(ブラジル)インドネシア技術評価応用庁(BPPT)スラバヤ工科大学(ITS)

海上における安全確保及び環境保護のための規則・基準は、国際海事機関(IMO)、国際標準化機構(ISO)等の国際会議での審議を経て国際的に実行に移されています。これらの国際ルール形成への戦略的な関与は、我が国の海事政策及び海事産業にとって極めて重要です。海技研は、これらの国際機関への我が国政府の取り組みに対して、技術的な裏付けのための調査・研究の実施や資料の作成、国際会議への専門家の派遣及び議長・幹事の役割の実行、関連する国際会議の誘致・開催など、積極的に貢献しています。

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三鷹駅 至新宿JR中央線

り通境蔵武

調布駅 京王線

バスのりば

線頭の井王京

甲州街道(国道20号)バスのりば

中央自動車道

至府中

至府中

神代植物公園

バス停(航研前)

野崎八幡宮

至立川

東八道路

至高井戸

至給田至仙川

所役市鷹三

局便郵鷹三〒

GS

GS

バス停(三鷹農協前)

署防消鷹三

三鷹総合保険センター

大成高校

三鷹警察署

深大寺

社神幡八

番交

丸井

吉祥寺駅

院病村野

至久我山

井の頭公園

三鷹一中

海上技術安全研究所

JA東京むさし三鷹支店

【アクセス】❶JR吉祥寺駅公園口より小田急バスもしくは京王バス     武蔵境駅南口行    調布駅北口行    調布駅北口行で三鷹農協前下車

❷JR三鷹駅南口より小田急バス     仙川行又は晃華学園東行    野ヶ谷行で三鷹農協前下車

❸京王線調布駅北口より、小田急バスもしくは京王バス      吉祥寺駅中央口行、航研前下車

◆ホームページにもアクセス案内を掲載してあります。

国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所

海上技術安全研究所 〒181-0004 東京都三鷹市新川6-38-1

企画部 広報係[TEL]0422-41-3005 [FAX]0422-41-3258[E-mail][email protected] [HP]http://www.nmri.go.jp

乗り場3

乗り場7

乗り場14

乗り場8

乗り場4 乗り場8

バスのりば ❶

三鷹通り

吉祥寺通り

三鷹の森ジブリ美術館

三鷹高校電子航法

研究所

杏林大学病院

宇宙航空研究開発機構

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