（毎月5日・15日・25日発行）　　　第1478号（1）　　　平成28年4月15日（金）　　　　　（昭和49年11月25日第三種郵便物認可）

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　ホテルマンだった父の背中

を見て育ち、何の迷いもなく

ホテルの専門学校に進みホテ

ルに就職したが、そこで待っ

ていたのは「未来に夢を持て

ない」という現実だった。将

来像が描けなくなった三富さ

んの目の前に、こつ然と現れ

たのがグローバルダイニング

だった。衝撃だった。

　銀座８丁目の「ラ・ボエム」

での勤務後、イタリアン、恵

比寿のバーを経て、再びグ

ローバルに戻り、北青山の

「ラ・ボエム」でマネージャー

をしながら独立の機会をうか

がっていた。ウエディング

や２次会を得意としていたの

で、そうした業態での独立を

考えていた時に、東京・立

川で希望に近い物件が出た。

「オールマイティな街なので

ターゲットを間違えても修正

がきく」とにらんで選んだ。

　２００６年３月１日、立川

にメキシカンバー「タケリア・

キャンティーナ」をオープン。

ランチ、週末宴会、ウエディ

ングの三つを柱に据えた。狙

いは当たり、20坪・40席でア

ベレージ５００万円を売り上

げ、１年後に立川駅前への進

出の道を拓いた。ここから、

２次会や宴会需要を核とする

同社の立川ドミナント（大衆

酒場を含む７店舗）が形成さ

れていく。駅前立地では半径

10ｍに５店舗がひしめくドミ

ナントを構築した。

　転機は創業から10年目の今

年。地元の埼玉・所沢の再開

発を睨んで出店を考えていた

三富さんのもとに、駅前の一

等地であるプロペ通り商店街

の物件が舞い込んできた。所

沢を第２のドミナントエリア

にするため、スパニッシュ＆

イタリアン「キャンティーナ

所沢」を３月25日に開店。所

沢の旗艦となる店を出店した

（詳細４月25日号に掲載予

定）。三富さんが言う。

　「いままでとは違うワイズ

ダイニングをスタッフにもお

客様にもアピールしていくこ

とを意識して作った。お値段

以上の値打ちを提供する店を

つくり、裕福な暮らしのでき

るスタッフを何人つくれるか

が、これからのテーマだ。日

本全国でドミナントを形成し

１００店舗を出したい。いま

はそのための強化の段階だ」

１００店舗出店と豊かな暮らし実現

出したいエリアにドミナントを形成

１００店舗出店と豊かな暮らし実現

出したいエリアにドミナントを形成

ワイズダイニング代表取締役

三富 義彰 氏みとみ よしあき

●主な記事●

4,5,8,10………

【オープン】串菜・神戸岡本店／THE APOLLO／鉄板餃子酒場 大虎／羊肉酒場 悟大／NIKKO KANAYA HOTEL CRAFT GRILL／Mo-Mo-Paradise Rowland Heights

2～3…大衆イタリアンでオヤジを狙え!!　《東京ＭＥＡＴ酒場》のビジネスモデルモンテローザが歌舞伎町に自社ビル開業ＦＦ大手が続々とバル参入《ドラエモン》渋谷２号店はスパニッシュ＆メキシカン

くれおーるが大衆鉄板業態で東京２号店２月の東名阪外食81億円増（ホットペッパー調査）

注目施設「東急プラザ銀座」が開業イートアンドが餃子工場と一体型新業態

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