２０１６年度版金融

6産業教育

2 0 1 1年度版

2017年版

「生せ い め い

命保 ほ け ん

険」 について知ろう現在、日本の約９割の家庭が「もしものとき」に備えて生

せいめい

命保ほ

険けん

に

入っています。なぜ生せいめい

命保ほ

険けん

が「もしものとき」の備えになるので

しょう。どういうしくみで成り立っているのでしょう。

家族のくらしを守る生せいめい

命保ほ

険けん

について勉強しましょう。

　　　　年　　　　組　　　　名前

１　　大切なものって、なあに？　…………………… ２　　一番大切なものの移り変わり　 ……………… ３　　家族へ1,000万円残したい！　 ……………… ４　　出すお金はみんな同じでいいの？　 ………… ５　　多くの人の役に立つ生

せ い め い

命保 ほ け ん

険　 ………………

2

3

4

5

7

　　　　　　対象学年：小学校高学年　産業教育 金融 テキスト 「生命保険」

このテキストを使ってみてどうでしたか？あてはまるところに○をつけてください。

（　　　）よくわかった　　（　　　）　少しわかった　　（　　　）むずかしかった

アンケート

　　本教材を使った授業の感想文を募集しています。郵送かファックスにて、

　　下記の「産業教育研究会」までお送りください。記念品をお送りいたします。　　＊このページをコピーしてお使いください。

発 行 日　2017 年 3月 31 日監　　修　向山　洋一　谷　和樹（産業教育研究会）　担　　当　松山　英樹発　　行　産業教育研究会　〒 142-0064 東京都品川区旗の台 2-4-12　　　　　TEL　03-3787-6564　FAX　03-5702-2384協　　力　一般財団法人 経済広報センター　　　　　一般社団法人 生命保険協会　公益財団法人 生命保険文化センター＊本書は学校教材の資料として作成されたものです（非売品）。本書の無断転載・複写、また、学校の授業以外での使用はお控えください。

学校住所：　　　　　　　　　

学 校 名：　　　　　　　　　　　　　　　学 年：　　 年

都道　　　　　　　　　　　　　　　　　市区府県　　　　　　　　　　　　　　　　　町村

このテキストを使ってみてどうでしたか？あてはまるところに○をつけてください。

（　　　）よくわかった　　（　　　）　少しわかった　　（　　　）むずかしかった

アンケート

■ 授業の感想をまとめよう金融テキスト「生命保険」　　「生命保険」について知ろう

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１．大切なものって、なあに？あなたにとって大切なものはなんですか。イラストを参考にして、思いついたものを下の□の中に書きましょう。1問

２． 一番大切なものの移り変わり「あなたにとって一番大切なものはなにか」について調べたグラフです。このグラフを見て、わかったこと・気づいたこと・思ったことをか条

じょう

書きしましょう。

2問

50

45

40

35

30

25

20

15

10

5

0

（％）

1958 1963 1968 1973 1978 1983 1988 1993 1998 2003 （年）

（備考）　1. 統計数理研究所「国民性の研究全国調査」により作成。　　　　2. 回答者は、20歳以上80歳未満の有権者。

子ども

生命・健康・自分

愛情・精神

金・財産

家族

2008 2013

生命・健康・自分　　　　 子ども　　　　 家族　　　　 金・財産　　　　 愛情・精神

44%46%45%

40%42%

33%31%

23%

18%13%13%12%

（備考）　１. 統計数理研究所「国民性の研究全国調査」により作成。　　　　２. 回答者は、20歳以上 80 歳未満の有権者。　　　　３. この調査は、「あなたにとって一番大切だと思うものはなんですか。一つだけあげてください。なんでもかまいません。」　　　　　 と質問し、自由に回答されたものをまとめたものです。

4 5

３．家族へ 1,000 万円残したい！問題を読んで、答えましょう。

3問

か月　　　　 　約　　　　 　 年⇨

みんなで少しずつお金を出し合って、もしものときに備えるしくみ、

それが 相そ う ご

互扶 ふ じ ょ

助 です。生せ い め い

命保 ほ け ん

険は、 相そ う ご

互扶 ふ じ ょ

助 のしくみを用いています。

お父さんのこの意見に賛成の人は○、反対の人は×を□の中に書き、　その理由も書きましょう。

４．出すお金はみんな同じでいいの？ある日、毎月1万円ずつお金を出し合っている100人の中のひとりが次のようにいいました。「このやり方は不公平だ。」どんな人がいたら、どんな理由で不公平になりますか。

4問

問4：答え=たとえば、年齢の高い人や重い病気の人など。毎月1万円という同じ金額を出しているのに、お金をもらえる可能性が高いから

どんな人がいたら

どんな理由で

問3：答え=1,000か月、83年

（１）４人家族のお父さん（40歳）は、お母さん（38歳）お姉さん（14歳）弟（11歳）と一緒に暮らしています。お父さんは、自分が死んでしまったときに、家族が困

こま

らないように、家族に1,000万円残したいと考えました。１か月に１万円ずつ貯

た

めました。

1,000 万円貯た

まるのに何か月かかりますか。

（２）そこで、お父さんはまた考えました。いろんな人に声をかけて仲間を増

ふ

やすことにしたのです。そして、自分をふくめて100人が仲間になりました。100人の仲間が、ひとり毎月１万円を貯

た

めます。すると、毎月100万円ずつ、１年で1,200万円貯

た

まります。自分や仲間の誰かが死んだときに、貯た

まっていたお金から 1,000 万円がもらえるようにします。

こんなに年数がかかっては、この貯ちょき ん

金には意味がありませんね。　1,000 万円貯

た

まるまでに家族も死んでしまうかもしれません。

理由

ひとり毎月１万円

⇨ ⇨100 人で 毎月 100 万円 1年で

1200 万円100 人で 毎月 100 万円

6 7

加入しているみんなで助けあっているしくみが生せ い め い

命保 ほ け ん

険なのです。

もしものときに備えてみんなで少しずつ出し合うお金を「保 ほ け ん

険料りょう

（掛か

け金）」

といいます。生せいめい

命保 ほ け ん

険の保 ほ け ん

険料りょう

（掛か

け金）は、公平にするために、たとえば、

下のことに当てはまる人からは、たくさんもらうことになっています。

年ねんれい

齢、健康状態、性別などによって死 し ぼ う

亡する可能性はちがいます。

死 し ぼ う

亡する可能性に応じて、保 ほ け ん

険料りょう

（掛か

け金）が異なることで、生せいめい

命保 ほ け ん

険は

公平性を保つしくみになっています。

生せい め い

命保 ほ け ん

険に加入せず普段から預よ

貯ちょ き ん

金をしておけば、「もしも」のときに備えられるでしょうか？ ◯をつけましょう。5問

（　　　　　）備えられない　　　　（　　　　　　）備えられる

生せいめい

命保 ほ けん

険の場合 預よ

貯ちょきん

金の場合

預よ

貯ちょきん

金は、お金をいつでも自由に引き出せますが、「もしも」の場合に十分なお金が確保できているとは限りません。生せいめい

命保 ほ け ん

険は、「もしも」のことがあった場合には、あらかじめ決まったお金が受け取れます。いつ起きるかわからない「万が一」に備えるために、生

せ い め い ほ け ん

命保険があるのです。

５．多くの人の役に立つ生せ い め い

命保 ほ け ん

険１日当たりでどのくらいのお金が、生

せい め い

命保 ほ け ん

険会社から加入者に支 し は ら

払われているでしょうか。近いと思うものに◯をつけましょう。6問

2014 年度実績（一般社団法人 生命保険協会調べ）http://www.seiho.or.jp/data/billboard/introduction/content01/ より

年間約22兆円 (１日当たり約610億円）ものお金が、保 ほ け ん

険金きん

や給きゅう ふ

付金きん

といったかたちで支

し は ら

払われており、多くの人たちの生活に役立てられています。

一般社団法人 生命保険協会　　http://www.seiho.or.jp/data/billboard/introduction/content04/ より

「もしも」のとき 1000 万円を残すとして、生せいめい

命保 ほ け ん

険と預よ

貯ちょきん

金を比べてみましょう。

保ほ

けん険

金きんがく額

預よ

貯ちょきんがく

金額

保 ほ けん

険に入る

貯ちょきん

金を始める

少しずつ貯た

める

・年ね ん れ い

齢の高い人

・病気の人

（ 　　）①一台 100万円の車が 60台買えるくらい。（6000 万円）

（ 　　）②一台 100万円の車が 600台買えるくらい。（６億円）

（　　 ）③一台 100 万円の車が 60,000 台買えるくらい。（600 億円）

問6：答え=③