ストラクトール／ゴム用薬品 - ss-japan.co.jp

ストラクトール／ゴム用薬品

1877

レザー加工用薬品メーカを原点とする . . .

1877年、C. ザイラッハ ( Christoph Seilacher )、K. シル ( Karl Schill ) は、

レザー工業向けの特殊な化学薬品の製造工場を、ドイツ、ハイルブロンで立ち上げま

した。その後の成長はめざましく、国内外市場のニーズの拡大にこたえるための生産

拠点の必要性から、1925 年、二人の創立者(シル＋ザイラッハ)は国際貿易港のある

ハンブルグにおいて操業を開始しました。

さらに、第２次大戦を経て、ハイルブロン工場はシュツット

ガルト近郊のボブリンゲンに移転され、ハンブルグ工場とと

もに現在、それぞれ独立した責務をもつ生産拠点となってい

ます。

また、益々グローバル化する状況下、1979 年には北米におい

てストラクトールカンパニーオブアメリカ (Struktol

Company of America；SCA)も設立され、本格的に北米マーケ

ットに参入することになりました。SCA社は、アメリカのゴム

工業の中心拠点として知られたオハイオ州ストーのアクロン

郊外にあります。最新の製造技術とともに万全な分析・試験

能力を備える SCA 社が製造する製品は、一般ゴム・タイヤ、

プラスチック工業界に供給されています。

なお、1990 年代の初め、弊社グループのシリコーン系化学薬

品の製造と研究を担う、シル＋ザイラッハ化学工業社( Schill

＋Seilacher Chemie GmbH )―ドイツピルナのドレスデン近

郊のエルベに位置する―が新たに加わりましたこともグルー

プの発展の１つであります。

®

WORLDWIDE

...

今日、シル＋ザイラッハグループの製品は、製紙、皮革、合成繊維・織物、

ゴム、ラテックス工業等世界各国の広範な分野で使用されています。

品質管理：ISO 9001

有資格エキスパートの協調精神、最新の試験設備を備え

たラボ、また確立された近代的製造法と品質保証管理シ

ステム ( ISO 9001 )が、ひとえに弊社製品の

品質基準を高度に堅持しているゆえんであります。

環境への配慮：ISO 14001

シルウントザイライッハ社は長年に亘り、廃棄物の

削減及び消費エネルギーの効率化をモットーとして

努めて参りました。ISO 14001 の認証は、私共にとりま

して、より能率的な作業性と対費用効果を促進させます

ので、環境への取り組みを通して、より良い製品作りが

出来るものと考えております。

3

... グローバルプレーヤーとして

シル＋ザイラッハ社部門別商品

ゴム用製品

消泡剤

ポリディス商品

ラッテクス商品

シリコーン系商品

外部離型剤

目次

滑剤・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

タッキファイヤー・・・・・・・・・・ 24

均質化剤・・・・・・・・・・・・・・ 26

ペプタイザー・・・・・・・・・・・・ 28

可塑剤・・・・・・・・・・・・・・・ 30

加硫活性剤・・・・・・・・・・・・・ 32

酸化金属調合品・・・・・・・・・・・ 34

硫黄調合品・・・・・・・・・・・・・ 36

金型用離型剤・・・・・・・・・・・・・ 38

マンドレル用離型剤・・・・・・・・・・ 41

金型洗浄用生地・・・・・・・・・・・・ 45

そのほかの取り扱い品・・・・・・・・・ 46

4

5

柔軟かつ革新的パートナー

天然・合成ゴムの加工・修整、そして様々な用途に応えうるには、

添加剤の選定がポイントであります。このことが最終的な成果を

左右します。

シル＋ザイラッハ "ストラクトール"社(Schill＋Seilacher

"Struktol"GmbH)はそのような、ゴム製品製造の補完的役割を果

すクリエーティブな添加剤メーカであります。分散剤、滑剤、ペ

プタイザー、均質化剤、タッキファイヤー、可塑剤等の"ストラク

トール"製品群の高い実績とゴム製造プロセスに生じる問題解決

の信頼度の高さは、加工性改良のみならず、省エネ、生産性向上、

品質改質にわたる改善効果に期待できるからであります。

シル＋ザイラッハ社は、顧客ニーズに応じて、素早く対応する柔

軟な姿勢とニューテクノロジーを積極的に受け入れる、柔軟かつ

革新的なパートナーであります。

6

ポリマー同士のブレンド

粘度低減

ミキシング効率

電力消費の低減

40 MSF, 60 NSF, HP 55

A 86, HT 105, HT 107

AKTIVATOR 73 A

A 50 P, A 60

HT 266, WB 212, W33, FL

HT 207, HT 254, HT 276

TS, TH SERIES

WB 217

WB 16, WS 180, WS 280

HT 204, HT 290, HT 202

HT 266, EM 16, WB 222

ストラクトール添加剤の最適利用

ポリマーと一緒に

添加タイミングはどの段階？

ミキシング行程中考えられるタイミング

フィラー類と一緒にサイクルの最後に

フィラー混入

分散レベル

バッチのまとまり

生産効率

ミキサー／ロール離れ

押出し／型流れ

型離れ向上

型汚れ抑制

これらタイミングのねらいは？

推奨銘柄は？

滑剤

7

各ストラクトール製品の効率的な滑性効果により、フロー特性および押出し、カレンダー、成形（型）等のプロセス

でのコンパウンドの性質改善が期待できます。各添加剤は粘度を減じ、分散の促進、ミキシング時間の短縮、その温

度を低めると同時にエネルギーを節約します。

Lubricant POLYMER NR SBR BR CR NBR XNBR IIR EPDM CSM

連続耐熱: 最高温度 ℃ 75 85 90 95 100 105 120 130 130

通常耐熱温度 ℃ 105 115 120 125 130 140 135 150 160

Struktol® HT 202

Struktol® A 50 P

Struktol® A 60

Struktol® WA 48

Struktol® EF 44

POLYMER NR SBR BR CR NBR XNBR IIR EPDM CSM

Struktol® HT 266

Struktol® GTI

Struktol® HT 276

Struktol® JV 46F

Struktol® ZB 49


Struktol® WB 212

Struktol® WB 217

Struktol® WB 222


Struktol® WB 42

Struktol® W 33 Flakes

Struktol® FL

Struktol® HT 200

Struktol® HT 207

Struktol® HT 250

Struktol® HT 254

Struktol® HT 257

Struktol® HT 300


Struktol® HT 204

Struktol® WB 16

Struktol® WB 18

Struktol® HPS 11

Struktol® HT 290


Struktol® WS 180

Struktol® WS 280

Struktol® HT 282

Struktol® HT 600

Struktol®

HT 740 / 750 / 760

滑剤選択の指針

亜鉛石鹸

ブレンド

脂肪酸

エステル

亜鉛石鹸

非亜鉛系

脂肪酸

誘導体

シリコーン変性

有機物質

8

滑剤

ストラクトール滑剤は多くのポリマー種と混和的であり架橋に対する影響も大きくはありません。又加硫中のコンパ

ウンドのタックが減りますから脱型性が改善できます。適性な滑剤選択により、ゴム製品の寸法安定化と表面仕上り

は向上しますので、必ずやユーザー皆様の最終製品の品質と外観に寄与するものと信じております。

CPE ECO HNBR ACM AEM EVM FPM

130 140 150 150 150 160 205

160 160 180 180 180 180 250 EXTRA

HT 202 ○ ○ ○

A 50 P ○ ○ ○

A 60 ○ ○ ○ ○

WA 48 ○ ○

EF 44 ○ ○ ○


HT 266 ○ ○

GTI ○ ○ ○ ○

HT 276 ○ ○ ○ ○

JV 46F ○ ○ ○

ZB 49 ○ ○ ○ ○


WB 212 ○ ○ ○ Beads/Flakes

WB 217 ○ ○ ○ ○ ○

WB 222 ○ ○ ○


WB 42 ○ ○ ○

W 33 F ○ ○ ○

FL ○ ○ UV-stable

HT 200 ○ ○ ○ ○ ○

HT 207 ○ ○ ○ ○ ○

HT 250 ○ ○ ○ ○ ○

HT 254 ○ ○ ○

HT 257 ○ ○ ○ ○

HT 300 ○ ○ ○ ○ ○


HT 204 ○ ○ ○ Beads/Flakes

WB 16 ○ ○ Beads/Flakes

WB 18 ○ ○ ○ ○ ○ ○

HPS 11 ○ ○

HT 290 ○ ○


WS 180 ○ ○

WS 280 ○ ○ ○ Powder/Paste

HT 282 ○ ○ ○

HT 600 ○ ○ ○ ○ ○ ○For peroxide

cure systems

HT 740

HT 750

HT 760

○ ○ ○ ○ ○ ○For diamine

cure systems

最　適効果あり

シリカ配合系

フロー

混練り

加硫

活性化

剥離／離型

分散

滑剤

9

10

亜鉛石けんは加工用添加剤としてゴム工業ではよく知られています。とくに、天然ゴム(ＮＲ)やス

チレンブタジェエンゴム(ＳＢＲ)ベースの配合に最大の効果が狙えます。内部滑剤としての働き

は、ポリマー/ポリマーブレンド、ポリマー/フィラーのコンパウンド内でミセル形成による流れの

改良に大いに寄与します。なお、ＮＲの加硫に対してやや活性的になることがありますが、加硫物

の安定化を高めるように作用することが認められています。

亜鉛石けん（脂肪酸亜鉛）

滑剤

HT

202

A 5

0 P

A 6

0

WA

48

フィラー分散 ✔ ✔ ✔

フロー改善 ✔ ✔ ✔ ✔

加硫活性 ✔ ✔

混練り ✔ ✔

剥離／離型 ECO

11

・亜鉛せっけんと脂肪酸エステル混合物

・クリーム色、錠剤

梱包・量: 20 kg 袋

密度: 1010 kg/m3

流動温度: 90 ℃

亜鉛含量: 7.3%

添加量: 1 - 5 phr

■ 粘度低減、内部滑性による流れ改善

■ ＮＲに可溶、優れた物理的ペプタイザー

■ 60 ℃以上のオープンミル /

１段階ミキシングで容易に分散


ストラクトール HT 202

ストラクトール A 50 P

・不飽和脂肪酸の亜鉛せっけん

・ベージュ系、錠剤


密度: 1050 kg/m3

流動温度: 100 ℃

亜鉛含量: 10.5%



■ ＮＲに可溶、優れた物理的ペプタイザー

■ ハロゲン系ポリマーは不適

ストラクトール A 60

・不飽和脂肪酸の亜鉛せっけん



密度: 1160 kg/m3


亜鉛含量: 8.5%



■ 低温ミキシング / 軟らかい配合にも使用可

ストラクトール WA 48

・亜鉛せっけんと

飽和脂肪酸エステル混合物

・イエロー系、錠剤


密度: 1010 kg/m3



■ ECO 配合に特効

■ 流れ向上 / 粘着防止

滑剤

12


滑剤

EF 4

4

HT

266

GT

I

フィラー分散 ✔ ✔

フロー改善 ✔ ✔ ✔

加硫活性 ✔ ✔ ✔

混練り ✔

シリカ配合系 ✔ ✔ ✔

バッチオフ改善 ✔ ✔

ストラクトール EF 44


ストラクトール GTI

・亜鉛せっけんを主体とする

脂肪酸誘導体混合物



密度: 1070 kg/m3


亜鉛含量: 8.3%


■ シリカ、チョーク、クレー類の

白色フィラー高充填配合の流れ改良に優れる

■ 鉱物フィラーの分散改良、バッチ間バラツキ解消

■ シリカの再凝集抑制

・亜鉛せっけんを主体とする




密度: 1030 kg/m3

流動温度: 100 ℃

亜鉛含量: 4.2%


■ シリカ、チョーク、クレー類の白色フィラー

高充填配合の流れ改良に優れる

（ EF44の代替が可能）

■ 表面肌改善；押出品等に有利

■ 60℃以上のオープンミル /

１段階ミキシングで容易に分散

・無機分散剤を含む亜鉛せっけん＆




密度: 1100 kg/m3

流動温度: 103 ℃


■ シリカ配合、高充填補強フィラー配合の

混入を速めかつ分散を改良

■ シリカ高充填の SBRトレッド配合に好適


13

滑剤

成型圧

プランジャー

スプルー

ダイ

滑剤により、フローと

充てん性が向上します

トランスファー成型

ゴム

コンパウンド

パーツ

■ カーボンブラックやシリカの高充填配合向け

■ フィラー凝集の抑制

■ スコーチ安全性の確保

■ 加硫戻りと動的物性の改善


密度: 1100 kg/m3

流動温度: 100 ℃


・特別なカルボン酸亜鉛混合物

・ベージュからレッドブラウン系、錠剤

・脂肪酸誘導体混合物

・オフホワイトからベージュ系、錠剤


密度: 1030 kg/m3



■ シリカ配合物の抽出性の劇的改善

■ 貯蔵中、粘度を安定化


・ベージュからブラウン系、錠剤


密度: 1077 kg/m3

流動温度: 105 ℃


■ シリカ＋シランカップリング剤を含む配合

の分散改良

■ シランカップリング剤に対して相乗効果あり

14


ストラクトール JV 46 F

ストラクトール ZB 49


滑剤

HT

276

JV

46 F

ZB

49

シリカ配合系 ✔ ✔ ✔




耐リバージョン ✔

スコーチ安全性 ✔

バッチオフ改善 ✔ ✔ ✔

ストラクトール WB 212 ／ WB 212 フレーク

ストラクトール WB 217


・分子量の大きい脂肪族系の

親水的脂肪酸エステルと

不活性フィラーからなる混合物

・ベージュ系、顆粒状／錠剤状


密度: 1150 kg/m3



■ どのポリマーとも相溶的

■ 白色活性フィラーやそのほかの

粉末配合剤の分散改良

■ ドライコンパウンドの可塑性向上

■ パーオキサイド架橋への影響が小さい

脂肪酸エステル

・脂肪酸エステル混合物

・ホワイト、顆粒状


密度: 960 kg/m3



■ シリカやカーボンブラックの

高充填配合の分散改良

■ フィラーとの良濡れ性による

バッチコンパクト化

・高級脂肪酸エステル

・ベージュ系、顆粒状


密度: 970 kg/m3



■ とくに特殊ポリマー(ＮＢＲ、ＣＳＭ、ＨＮＢＲ、

ＡＥＭ)に対する加工性と型離れ改良

■ 高温安定性に優れ、ＵＨＦ/

塩バス / 流動床加硫に好適

■ ＮＢＲ / ＨＮＢＲ配合の

コンパウンド流れとリリース性改良

■ パーオキサイド架橋への影響が小さい

15

滑剤

WB

212

WB

217

WB

222


バッチオフ改善 ✔ ✔


混練り ✔ ✔ ✔

剥離／離型 ✔ ✔

熱安定性 ✔

非亜鉛系滑剤

滑剤

重金属の環境影響に関係して、亜鉛の監視も厳しくなる昨今、環境にやさしい代替材料として従来

の亜鉛石けんの性能に匹敵する亜鉛フリーの製品を開発してきました。加工性能に対して遜色のな

い、亜鉛のトータル量を減らすことに役立つ製品を下記に挙げます。

ストラクトール FL

・脂肪酸＆脂肪酸誘導体混合物



密度: 1000 kg/m3



■ ほとんどのゴム配合に適用可:

一般的加工性 / 離型性改良

■ 押出性改良

■ フィラー分散性 / バッチ均一性向上

■ パーオキサイド架橋への影響は小さい

・不活性フィラーに化学結合した

高分子量の天然脂肪酸エステル混合物

・ブラウン系、錠剤


密度: 1260 kg/m3



■ ほとんどのゴム配合に適用可

■ フィラー分散性改良

■ 加工機への粘着防止

・無機キャリヤーを含む、高分子量

脂肪酸エステル＆非亜鉛石けん混合物



密度: 1200 kg/m3



■ 明色配合の加工性向上、分散性 /

均一化向上

■ 高 UV安定性; 白色配合を変色しない

16


ストラクトール W 33 フレーク

WB

42

W 3

3 F

FL



剥離／離型 ✔ ✔

紫外線安定性 ✔

ストラクトールＨＴ 207

・非亜鉛せっけん＆


・ベージュ系、錠剤状


密度: 1060 kg/m3



■ 押出速度アップ、ロール離れ改良

■ 極性フィラー配合の分散を改良して

粘度低減 / 流れ向上

■ シリカ配合物の tanδ を低める

非亜鉛系滑剤


・脂肪酸と脂肪酸誘導体

の混合物

・クリーム色、顆粒状


密度: 990 kg/m3



■ 高充填系分散向上

■ 粘度降下

■ 加硫後の動的剛性アップ

■ 極性成分によりフィラー間相互作用を低め

分散を高める

■ 配合物の軟化がない

加硫活性による剛性増大傾向

ストラクトールＨＴ 2５０

・脂肪酸と分子量の大きい


・クリーム色、錠剤状


密度: 980 kg/m3



■ 高充填系分散改良、粘度低下

バッチオフ工程改善

■ フロー向上

■ 軟化抑制による物性維持


・脂肪酸と分子量の大きい


・クリーム色、錠剤状


密度: 970 kg/m3



■ 高充填系分散改良、粘度低下

グリーン強度増

■ フィラー混入時間の短縮と分散向上

■ 押出性改善

17

滑剤

HT

200

HT

207

HT

250

HT

300

フィラー分散 ✔ ✔ ✔ ✔

フロー改善 ✔ ✔ ✔ ✔


低 tan δ( 60℃ ) ✔ ✔ ✔ ✔

高剛性（ G* ) ✔ ✔ ✔ ✔

剥離／離型 ✔ ✔ ✔ ✔

非金属系 ✔ ✔ ✔

グリーン強度 ✔ ✔

WB

16

WB

18

HP

S 1

1

HT

204

HT

254

HT

257

HT

290

混練り ✔ ✔ ✔ ✔ FPM

ＣＲ安定性 ✔ ✔ ✔ ✔

非亜鉛系 ✔ ✔

非金属系 ✔ ✔ ✔ ✔

加硫活性 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔

脂肪酸誘導体

ストラクトール滑剤を構成する脂肪酸誘導体は多機能的であり、ほとんどのゴム配合をイージ

ープロセッシング化して速やかな製造が期待できます。ミキング工程の初期段階の滑剤の添加

はフィラー分散を促し、また後期投入によりコンパウンドの流れとメタルリリース(型離れ)の

向上が図れます。

18

滑剤

ストラクトール WB 16 / ストラクトール WB 16 フレーク

・カルシウム石けん＆

飽和脂肪酸アミド混合物

・イエロー系、顆粒状



密度: 1000 kg/m3

流動温度: 102℃


■ ほとんどのゴム配合に適用可:

とくに型流れ＆型離れ改良

■ 加硫後の仕上がり表面肌の改良

■ とくにＣＲ配合の性質の安定化


・1 級脂肪族アミン

・明色、フレーク状


密度: 810 kg/m3

流動温度: 55℃

添加量: 0.5 - 2 phr

■ AEM , HT-ACM , FKM , HNBR など

の特殊エラストマー向けの分散性と混性の改善

ストラクトールＨPS 11


・淡黄褐色系、錠剤


密度: 980 kg/m3

流動温度: 85℃


■ 特に剥離／離型性に秀れる

■ フロー改善

■ 低極性から高極性の

ポリマー種に適合

脂肪酸誘導体

・カルシウム石けん、飽和脂肪酸アミド、




ストラクトールＨＴ 204 / ストラクトール HT 204 フレーク





密度: 1000 kg/m3

流動温度: 105℃


■ 優れた分散性

■ 60℃以上のオープンミルで

容易に分散

■ コンパウンド流れ＆型離れを含め

リリース改良

・N-置換脂肪酸アミド混合物



密度: 1010 kg/m3

流動温度: 75℃





密度: 870 kg/m3

流動温度: 83℃


■ 高充填シリカ＋シランシステムに好適

■ 粘度低減大

■ 物理的性質に影響なし

■ 上記システムのグリーンタイヤに最適

・脂肪酸、脂肪酸誘導体、ワックス、

アミン化合物混合物



密度: 1000 kg/m3

流動温度: 78℃

添加量: 0.5 - 1.5 phr

■ フッ素ゴム配合向け（非シリコーン系）

■ コンパウンド流れ、表面仕上がり、脱型性改良

■ 高充填シリカ配合に最適

■ フィラー再凝集の抑制

■ 貯蔵中の粘度安定性／押出性維持

■ 加硫後動的物性に良い影響あり

19

滑剤

WS

180

WS

280/

WS

280

PA

ST

E

HT

282

HT

600

HT

700

シリ

ーズ


フロー改善 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔

剥離／離型 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔

熱安定性 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔

型汚れ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔

オルガノシリコーン系滑剤

シル＋ザイラッハ社のオルガノシリコーンからなるパテント商品には、高温安定性に優れ

た内部・外部滑剤があります。内部滑剤として働く製品は極性ポリマーに対して、熱老化

性に影響せずに、コンパウンド流れを改良します。一方外部滑剤タイプの製品は、ゴムと

メタルに境界膜を形成しリリース効果を与えると同時に両者間の摩擦抵抗を小さくしま

す。また、同作用により、型汚れを抑制します。そのほかの事例として高充填ケーブル配

合に適用することにより押出性が改善できます。

ストラクトール WS 180

ストラクトール WS 280 / ストラクトール WS 280ペースト

ト


・オルガノシリコーン化合物



密度: 1000 kg/m3


添加量: 0.5 - 3 phr

■ ECO、ACM、FKM、HNBRなどの特殊ポリマー配合の一般加工性と型離れに顕著な効果 ■ 高温加硫(射出成形等)やパーオキサイド架橋配合の型汚れ抑制 ■ パーオキサイド架橋への影響がひじょうに小さい

・オルガノシリコーンと

無機キャリヤーの混合物

・イェロー系、粉末

(有効成分; 75 % )

・ベージュ系、ペースト


密度: 1200 kg/m3

1000 kg/m3

添加量: 0.5 - 3 phr

■ FKM, EVA などの特殊ポリマー配合の一般加工性に顕著な効果 ■ とくに、フッ素系およびアクリル系ゴムの流れ性およびリリース性改良 ■ 厳しい２次加硫時にも揮発し難く熱安定性に優れる ■ FKM配合のフィラー分散改良

・シリコーン化合物、金属石けんと

不活性キャリヤー( 30％ )の混合物

・クリーム色、粉末


密度: 1300 kg/m3


■ 例えばケーブル絶縁材料のドライもしくは粘着の強い高充填配合物の内部離型性や押出性の改良に効果 ■ 熱安定性が高い

20

滑剤

21

滑剤

反応性有機シリコーン系誘導体

ここで紹介する反応性の製品は、架橋系に付加的に作用することで、加硫後物理特性

を最大化する働きがあります。熱安定化に寄与すると同時にゴム網目中で結合するため

にマイグレーション／ブルームの懸念はなくなります。

ストラクトール HT 600 / HT 600-DL

・オルガノシリコーン系ポリマー

・ブラウン系、液体

・ベージュ系、粉末

（有効成分：70 % ）

梱包・量: 25 kg 缶

: 20 kg 袋(DL)

密度: 1021 kg/m3

: 1321 kg/m3

嵩密度: 451 kg/m3


■ パーオキサイド架橋系に好適 ■ 粘度低減,リリース性向上,架橋密度の増加と引っ張り特性及びセット改善 ■ 熱安定化,反応性によりブルームしない ■ 共架橋剤 TAC,TAIC,TRIM 等に対して全量又は一部置き換え可能

ストラクトール HT 740 / HT 750 / HT 750-DL / HT760

・オルガノシリコーン系ポリマー

・明色、液体

・明色、粉末

（有効成分： 50 % ）

HT 740


密度: 975 kg/m3


■ ACM(HT-ACM),AEM,HNBR 等の

ジアミン架橋に特効

■ 混練り,ダウンライン工程,成型での

リリース性に向上,従来の加工助剤の

一部又は全量置換

■ 白色フィラーとの相互作用は強く,

カップリング剤と置き換え可能,

これによりバランスが向上して

引張特性,セットが改善 ■ 反応性の異なる製品を提供可能

■ ストラクトール HT 740 : 低反応性

ストラクトール HT 750 : 中庸反応性

ストラクトール HT 760 : 高反応性

HT 750


密度: 975 kg/m3


HT 750-DL




HT 760


密度: 975 kg/m3


脂肪酸誘導体

22

滑剤

ストラクトール TR 121

・オレイン酸アミド

・イエロー系、顆粒状 or 錠剤


密度: 930 kg/m3



■ 表面活性付与 ■ 加硫後の急速な表面移行 (P22参照) ■ 表面スリップ性及び剥離性 ■ 表面摩擦低減に効果的 ■ 成型／離型時の滑性 ■ ＦＤＡ適合

TR

121

TR

131

TR

141

TR

171

剥離／離型 ✔ ✔ ✔ ✔

フロー改善 ✔ ✔ ✔ ✔

表面移行性短期的中位的より長いゆっくりと持続

23

滑剤

脂肪酸誘導体





・オレイン酸アミド



密度: 930 kg/m3



・エルカ酸アミド



密度: 930 kg/m3



・ステアリン酸アミド



密度: 930 kg/m3




・クリーム系、顆粒状


密度: 960 kg/m3



■ 表面活性付与 ■ 加硫後の急速な表面移行 (P22参照) ■ 表面スリップ性及び剥離性 ■ 表面摩擦低減に効果的 ■ 成型／離型時の滑性

ここで紹介する脂肪酸誘導体製品はコンパウンド表面に移行する傾向にあります。

従いまして、例えば加硫製品の表面摩擦を低め、滑る表面が得られる結果、部品の

組み込みを容易にさせます。また一般に表面移行の速度は、ゴム製品の化学的性質

および荷重条件によって異なります。弊社の製品には各種エラストマーに対応でき

るタイプを取りそろえております。

■ 表面活性付与 ■ 表面スリップと剥離性 ■ 短時間の摩擦係数低減 ■ 成型時の滑性

■ 表面活性付与 ■ 加硫後の表面移行速度の減少 (P22参照) ■ 表面スリップ性及び剥離性 ■ 動摩擦係数低減

■ 滑剤,分散剤,リリース剤 ■ フィラー表面と親和して,ブラックホワイトフィラー共に分散向上,フローも改善 ■ 複雑な意匠の金型に対しても離型,対汚染が有効

タッキファイヤー

ストラクトール TS 30-DL

ストラクトール TS 35 / TS 35-DL

・脂肪族・芳香族レジン(軟質)

・ライトイェロー系、粉末


密度: 1200 kg/m3

DL:有効成分 67％


■ タック増強; 低硬度配合で可塑剤と置換

■ 脂肪族炭化水素溶剤、

鉱物油に対する抽出抵抗付与

■ カーボンブラック / 鉱物フィラー

の分散促進

・脂肪族・芳香族レジン(軟質)

・クリアーな粘ちょう体

・明色、粉末

TS 35

梱包・量: 200 kg ドラム

密度: 1100 kg/m3

粘度(100℃):80 mPa*s


TS 35-DL


密度: 1200 kg/m3

DL:有効成分 67 %


■ タック増強; 低硬度配合で可塑剤と置換

■ 低抽出性

■ 低粘度配合物のタック増強

24


ストラクトールタッキファイヤー製品に含まれる脂肪族・芳香族系レジンは、あらゆるタイプのゴム

に対して、表面粘着性が強く発現するように特段の選定をしています。

高度なタック付与とその長期持続性に加えて、混合性を容易にして、加工性を高めます。

ストラクトール TS 50 フレーク

・レジン混合物

・こはく色、錠剤


密度: 975 kg/m3

軟化点: 97℃


■ EPDMに特効,混練り改善,グリーンタック最適化

■ 低温混入性

ストラクトール TH 220

・アルキルフェノールホルムアル

デヒドレジン

・暗色、錠剤


密度: 1020 kg/m3

軟化点: 115℃


■ 高性能フェノール系タッキファイヤー

■ 軟化温度が低いので、低粘度配合や

一段階混練りに好適

■ タック増強が大きく、長時間持続性に優れる



25

均質化剤

均質化剤(ホモジナイザー)の作用は、異種ポリマー間の相容性を改質して、ブレンドを

容易にすることにあります。ブレンド配合物の分散(分布)状態は改善され均一化が促進

され、ミキシング効率が向上しコンパクトなバッチがえられます。その結果、加硫物の

機械的性質のバラツキが減少します。また、バッチのタックと流れを増すように働く傾

向も応用面で有利であります。ブチルゴム配合への適用例では、上記の性質改善に加え

て空気透過性がより低まる付加的な効果も期待できます。

ストラクトール 40 MS フレーク

ストラクトール 60 NS フレーク

ストラクトール HP 55

・脂肪族系炭化水素混合物、合成レジン

・ダークブラウン系、錠剤


密度: 1100 kg/m3

軟化温度: 102 ℃


■ 異種ポリマーの均質化

■ 密閉型ミキサー、オープンミル、

カレンダーにおける加工性改良

■ 適度なタック付与、グリーン強度を増す

■ 暗色配合向け




密度: 950 kg/m3

軟化温度: 100 ℃


■ ストラクトール 40 MSFと同じ作用効果; 明色配合に適用可 ■ 白色配合に対する変色はなく極めて安定

・炭化水素レジンと脂肪酸誘導体混合物



密度: 1040 kg/m3

流動温度: 100 ℃


■ 均質化剤と滑剤のコンビネーション

■ 高充填ＳＢＲ、ＮＲブレンド配合の

高性能添加剤

■ 上記配合のミキシング挙動改良

カレンダー / 押出加工性改善

■ グリーン強度の向上、バッチオフ

処理が容易

26

均質化剤

ストラクトール 50 MS フレーク




密度: 1100 kg/m3

軟化温度: 106 ℃


■ ポリマー(ゴム)ブレンド状態の均一化と

バッチ間のバラツキ抑制

■ フィラーの分散向上、混練り時間の短縮

■ 温暖気候下や自動計量によるハンドリングに

好適（錠剤同士が固まりにくい）

バッチ間バラツキの改善例―引張強力(40 MSフレーク使用)

ブランク：4.5分ブランク：5.5分 40 MSF：2.5分 40 MSF：5.5分

ミキシング効率の改善例 (60 NS フレーク使用)

ストラクトール 60 NSフレーク無添加

ストラクトール 60 NSフレーク添加

NBR – バッチ EPDM-バッチ

NBR – バッチ EPDM-バッチストラクトール 60 NS フレーク

均質化剤

27

ペプタイザー ( 化学的シャク解剤 )

ペプタイザーはとくに天然ゴムの素練り効率を高めるために、ポリマーの分子量低下

(すなわち、粘度低下)を促進する作用があります。これによってゴムの腰は落ちミキシ

ングと後加工が容易になります。分散剤で処理されたストラクトール製品の特徴はゴム

中への混入が従来品より迅速であること、分散状態がはるかによいこと、悩ましいホッ

トスポットがなくなり、バッチ間バラツキが解消できることにあります。

素練り効率データ例分子量（鎖長）分布―GPC測定

無添加素練り未処理ポリマー

ムーニー粘度（1+4）

100℃

屈折率

28

ペプタイザー

カーボンブラック存在下でのシャク解効果―ミキシング時間の節約

ミキサートルク

機械素練り 3分 30秒



一般的シャク解剤 3分 30秒 3分 30秒

ストラクトール HT105はカーボンブラック

の存在下でも効果を発揮する。

機械素練りだけや一般のシャク解では

素練りは甘く、後続の工程で問題を

引き起こす。

ペプタイザー (化学的シャク解剤 )

ストラクトール A 82 / ストラクトール A 86 / ストラクトール A 89

・有機金属コンプレックス、

シャク解成分、

無機・有機分散剤との混合物

・ブルー系、錠剤


密度: 1430 kg/m3

融解温度: 55 ℃

■ ＮＲの化学的シャク解

■ 迅速かつ高度な分散状態の実現

■ 設定温度: オープンロールの場合

80℃以上、密閉ミキサーの場合 160℃以下

■ ジベンゾアミドジフェニルジスルフィド

A82 (ＤＢＤ)含有量: 2.5 ％

A86 (ＤＢＤ)含有量: 12 ％

A89 (ＤＢＤ)含有量: 40 ％

ストラクトール HT 105 / ストラクトール HT 106



・金属石けんと芳香族ジスルフィド混合物


HT 105


密度: 1070 kg/m3



■ 比較的にマイルドなシャク解効果;

動的性質の改良

■ カーボンブラックとの共存下でも

効果があり、工程の短縮が可能

■ 変色性がない

■ オープンミルによる低温作業可

■ HT106 は HT105の亜鉛フリータイプ


密度: 1180 kg/m3

融点(DSC): 105 ℃

添加量: 0.2 - 0.5 phr

■ 劇的なシャク解作用、最大

の鎖切断による大きな粘度降下

■ タックの増加が大

■ ＤＢＤフリータイプ;

粘度低下度が大きい(最大鎖長の減少)

29

ペプタイザー






密度: 1060 kg/m3

融解温度: 54℃





■ ＮＲの鎖分裂による粘度降下

■ 粘度低減と分散能のバランスが最適

高効率化とバッチ均一性を実現

HT 106


密度: 960 kg/m3



添加量: 0.8 – 2 phr

添加量: 0.2 – 0.5 phr

添加量: 0.1 – 0.3 phr

難燃／耐低温向可塑剤

可塑剤の役割は加硫製品の柔軟性や弾性を改良することであります。加工性に対する影響

は通常有利に働きますが、ゴム製品の高温環境での耐性や電気伝導性を上げたいといった

性質を改善するために多く使用されています。また、高充填フィラー配合には、フィラー

の混入分散を促す作用があります。

ストラクトール製品の適用温度範囲

可塑剤

30

ストラクトール KW 800

・トリスー(2―エチルヘキシル)－

フォスヘート

・無色透明からイエロー系、液体


密度: 925 kg/m3

粘度(20℃)： 20 mm2/s

凝固点： -74℃

■ ハロゲンフリー、優れた低温柔軟性、

難燃化

ストラクトール AW 1

・ポリエチレングリコールエステル

・イエロー系、液状


密度: 1080 kg/m3

粘度(20℃): 140 mPa*s

凝固点: 15 ℃

■ 無機フィラー充填 NBR、SBR、NR、EPDM

配合の電気抵抗の低減

■ 変色性がない

■ 加硫速度とスコーチに影響しない

可塑剤






・エステル系合成可塑剤



密度: 1130 kg/m3

粘度(20℃): 410 mPa*s

凝固点: -30 ℃

■ 耐油、耐溶剤性がよい、

ACM, AEM, CR, ECO, NBR(HNBR)等に好適

・ポリグリコールエステル

・ライトイエロー系、液状


密度: 980 kg/m3

粘度(20℃): 23 mPa*s

凝固点: -60 ℃

■ 極性ポリマーの低温柔軟性の改良

■ 熱安定性の温度範囲が広い

・合成エステル

・ライトイエロー系、液状


密度: 1000 kg/m3

粘度(20℃): 140 mPa*s

凝固点: -50 ℃

■ バランスのよい低温柔軟性と耐熱性

■ ACM, AEM に好適

・ジブチル-

メチレンビスチオグリコレート



密度: 1100 kg/m3

凝固点: -70 ℃

■ 凝固点がひじょうに低く、優れた低温柔軟性

■ NBR、CR との相溶性がよい

・脂肪族エーテル/エステル



密度: 1040 kg/m3

粘度(20℃): 36 mPa*s

凝固点: -58 ℃

■ ACM、AEM、そのほかの

極性ポリマーに好適, 低温特性改善

■ 抽出抵抗の改良

31

可塑剤


・トリエチレングリコールエステル

・パールイエロー系、液状


密度: 970 kg/m3

粘度(20℃): 50 mPa*s

凝固点: -60 ℃

■ 優れた低温柔軟性と耐熱性

■ 多くの極性ポリマーと相溶的

■ 広い（環境）温度範囲に対して安定


・合成エステル系

・ペールイエロー系、液状


密度: 970 kg/m3

粘度(20℃): 17 mPa*s

凝固点: -60 ℃

■ 低温柔軟性、耐熱性付与、

NR, SBR, CR, ECO, NBR と親和的

AK

T 5

0

AK

T 7

0

AK

T 7

3 A

AK

T 7

4

ZB

47

ZE

H

フロー改善 ✔ ✔ ✔ ✔

モジュラス増 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔

耐リバージョン ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔

亜鉛華との置換 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔

発熱低減 ✔ ✔ ✔ ✔ ✔ ✔

圧縮セット低減 ✔ ✔ ✔ ✔

加硫活性剤

ジエンゴムの架橋反応に強い活性作用があります。添加量を上げてゆくと、加硫速度がアップし

架橋密度とリバージョン(加硫戻り)抵抗が増大していきます。加硫ゴム製品の動的性質に明らか

な改良が期待できます。ストラクトール７３ＡとストラクトールＺＥＨはステアリン酸と部

分置換または全置換するのが一般的であります。ブルーム懸念はありません。

32

加硫活性剤

リバージョン抵抗リバージョン抵抗

ブランク（ステアリン酸）ブランク

時間（分）時間（分）

トルク（dNm）

トルク（dNm）

これらストラクトールは極めて優れた

耐リバージョン性を示す。

これにより寸法の大きい加硫製品には

均一加硫のメリットがある。

これらストラクトール活性剤製品により

亜鉛華配合量が減らせるので、環境にやさしい

ばかりでなくコストも低められる。

( ZnO 1.5 phr )

( ZnO 0.9 phr )

( ZnO 4.0 phr )

加硫活性剤

ストラクトール ZB 47

ストラクトールアクチベータ 73 A

ストラクトールアクチベータ 74

・特別な亜鉛系化合物

・ホワイトからオフホワイト系、錠剤


密度: 1060 kg/m3

流動点: 108 ℃

添加量: 3 – 5phr

■ 硫黄加硫系向け ■ 熱安定性（加硫戻り抑制）と動的物性改良 ■ 鉱物フィラーを含むＮＲ配合物向け

・脂肪族・芳香族カルボン酸の

亜鉛石けん混合物



密度: 1200 kg/m3

流動温度: 113 ℃


(ZnO 3 - 5 phr のもとで)

■ 活性効果大; モジュラスアップ、加硫戻り防止 ■ 動的刺激中の発熱を抑える ■ 高温圧縮セットの減少 ■ ステアリン酸との置き換え,亜鉛華依存性を減らす

・特別なカルボン酸亜鉛混合物

・ベージュからレッドブラウン系、錠剤


密: 1100 kg/m3

流動温度: 100 ℃

添加量: 3 – 5phr

■ 加硫戻り抑制効果 ■ 通常の脂肪酸系活性剤の一部置きかえ ■ 生地流れ向上 ■ NA-シリカ配合物に好適

33

加硫活性剤

ストラクトール ZEH / ストラクトール ZEH-DL / ZEH-75

・２－エチルヘキサン酸亜鉛

・DL：シリカ混合物，有効成分 67 %

・75：シリカ混合物，有効成分 75 %

・ライトイエロー系，液状と

粉末製品の２種

ZEH


密度: 1180 kg/m3

粘度(25℃): 7000 mPa*s

添加量: 3 – 5 phr

ZEH-DL / ZEH-75


■ 応力緩和，クリープを小さくする ■ 溶性ＥＶ加硫系に好適 ■ 動的特性改良 ■ 低温での圧縮セット改善 ■ タック抑制

ストラクトールアクチベータ 50 / 50 - 75

・亜鉛石けんベース

・ペールイエロー系、液状

AKT 50-75:

・ライトイエロー系、粉末

（シリカ 75 % 含有）


密度: 1180 kg/m3

粘度(20℃): 7000 mPa*s


■ 効果的な活性化と同時に→シリカ／カーボンの分散向上 ■ 応力緩和／クリープ特性の改善 ■ 動的性質の改善 ■ タックの軽減

ストラクトールアクチベータ 70

・亜鉛石けん、分散剤／滑剤



密度: 1010 kg/m3

流動点: 105 ℃


■ 効果的な活性化と同時に→シリカ／カーボンの分散向上

酸化金属調合品

シル＋ザイラッハ社製の酸化金属調合品の従来品と異なる点は、使用時のハンドリング、金属酸

化物のゴム中への混入分散、製品の貯蔵安定性がより優れていることであります。飛散性もあり

ません。なお、異種の酸化金属のコンビネーション製品も上市しています。

ストラクトールネオジンク


・亜鉛華調合物

・ベージュ系，錠剤

ZnO 含量: 67 %

分散剤含量: 33 %



添加量： 3 - 7.5 phr

■ 亜鉛華の混入分散の改良、

軟質配合にも適

■ ロールミルでの混練りに有効

・亜鉛華調合物

・ベージュ系，粉末

ZnO 含量: 91 %



密度: 2200 kg/m3


添加量： 2 – 5 phr

■ 亜鉛華の混入分散の改良;

中高粘度/硬度配合に好適

■ ロールやミキサー壁への付着防止

■ 自動計量システムに適用可

■ スコーチリスクの高い

CR 配合などに好適


34

ストラクトールジマグ２９/43




35

・酸化マグネシウム調合物

・ホワイト系，流動性粉末

ZnO 含量: 29 %

MgO 含量: 43 %





■ CR 配合用 ZnO・MgO コンビネション製品

■ 同時添加ができハンドリングが容易

■ 速い架橋系のスコーチ安全性の確保

■ 両成分の分散性の向上

・酸化マグネシウム調合物

・ホワイト系，流動性粉末

MgO 含量: 75 %





■ 比表面積の大きい MgO 成分からなる

■ MgO 分散の改良

■ CR のスコーチ安全性の改善

■ 炭酸ガス・湿気の影響がない, 貯蔵安定性がよい

■ 酸受容体として働く

硫黄調合品（溶性硫黄）

硫黄調合品

36

ストラクトール SU 95



ストラクトール SU 75 L / ストラクトール SU 95 L

・溶性硫黄調合物

・イエロー系，非飛散性粉末

硫黄含量: 95 %

分散剤,

有機系含量: 5 %


密度: 1900 kg/m3

置きかえ比率： 1

■ 分散改良: 高硫黄含量タイプ;

中高硬度(粘度)配合に適

■ 飛散抑制


・イエロー系，ペースト状

硫黄含量: 50 %

分散剤,


無機系含量: 17 %


密度: 1600 kg/m3


■ 分散改良: 低硫黄含量タイプ;

低硬度(粘度)配合に適

■ ミキシング時間短縮

■ オープンミル、密閉式ミキサー

いずれも利用可



硫黄含量: 83 %

分散剤,




密度: 1650 kg/m3

置きかえ比率： 1.2

■ 最適分散: 分散剤低含量タイプ;

中高硬度(粘度)配合に適

■ 従来のポリマー媒体タイプの代替;

よりよい混入分散



Struktol SU 75 L

硫黄含量: 75 %

分散剤,



密度: 1900 kg/m3


Struktol SU 95 L

硫黄含量: 95 %

分散剤,



密度: 1900 kg/m3


■ 食品関連の配合に好適

■ 飲料水用エラストマーガイドラインに適合

自然界で通常見うけられる黄色の硫黄は斜方晶系のα-硫黄であり、Ｓ８の環状分子から

成ります。この硫黄は粉砕された硫黄です。ストラクトールの硫黄調合品には、取り扱いが

容易で分散の良い、活性度の異なるグレードを取りそろえています。

硫黄調合品（不溶性硫黄）




硫黄調合品

37

・不溶性硫黄調合物


全硫黄含量: 50 %

(不溶性硫黄: 48.5 %)

分散剤,




密度: 1700 kg/m3


■ 最適分散の確保

■ 分散が重要な因子となる配合に好適

・不溶性硫黄調合物



(不溶性硫黄: 73.5 %)

分散剤,




密度: 1500 kg/m3


■ ポリマーまたはオイル媒体のタイプの

置き換えに好適；より高い分散性




(不溶性硫黄: 37.5 %)

分散剤,




密度: 1500 kg/m3

■ 不溶性・溶性硫黄混合品; 最滴混合比

■ オイル媒体の従来タイプを凌ぐ性能

■ 溶性硫黄が含まれても問題ない配合にも適

不溶性硫黄は、μ－硫黄とかω－硫黄のいわゆる高分子硫黄と云われるもので二硫化炭素には

不溶であり、この溶剤から抽出され冷却された液状硫黄が元であります。一方、この硫黄はブ

ルームしませんが、難分散性であります。ストラクトール調合品として分散能と活性能の高い

グレードを取りそろえています。

金型用離型剤（焼付架橋タイプ）

加硫ゴム製品の金型からの取り出しを容易にし生産性を上げる上で金型離型剤の使用は

常套手段であります。中でもシル＋ザイラッハ社の金型離型剤製品は金型面に柔軟で強靭

な離型(架橋)皮膜を形成するタイプであります。皮膜の持続性は長く高い生産効率/経済

性が期待できます。なお、性能の発揮には、はじめ清浄な金型面を確保すること、金型を

加硫温度に高めた状態で離型剤を塗布すること(大気中のガスの吸着を防止するために)

が必須であります。

■ 優れた離型効果，迅速で容易な加硫製品の取り出し

■ 多種・多様な加硫に対して，長期持続性を発揮

■ 金型汚れの低減／製品肌改善／型流れ増大

■ 金型洗浄の時間ロス低減（洗浄回数の減少）

■ 合格製品数の増加

■ 製品仕上り表面（シャイン／マット）に対応可

金型洗浄離型剤塗布加硫作業

型汚れ状態？良離型状態？

38

金型用離型剤

水性離型剤（焼付架橋タイプ）

ストラクトールパーマリース 95




・架橋反応性プレポリマー

・水性タイプ

・瞬間架橋タイプ

製品姿・内容量:

原液; 5 kgまたは 25kg 缶

原液; 200kg ドラム

■ スプレイ装置別途必要;

瞬間架橋 / 待ち時間不要

■ 全てのゴム種，成形に適用可（シリコーンゴムを除く）

■ 優れた離型性と高持続性


・水性タイプ





■ 瞬間架橋 / 待ち時間不要

■ 即効タイプ


■ 優れた離型性と皮膜寿命


・水性タイプ





■ 塗布後の焼付け温度時間条件:

140 ℃以上かつ 8 - 10 分

■ 優れた耐性の硬化層形成


・水性タイプ





■ 優れた離型性


160 ℃以上かつ 10 - 15 分

金型用離型剤

39


・水性タイプ





■ スプレイと同時に焼付反応する ■ 即効タイプ ■ 全てのゴム種，成形に適用可（シリコーンゴムを除く） ■ 長期離型効果

■ 高充填シリカ配合タイヤ成形に非常に有効




40

金型用離型剤



276 ml:

スプレイ缶(12缶入りカートン)

原液; 3.85kg 缶


■ シリコーンゴム以外の全てのゴム種，

成形に適用可


160 ℃以上かつ 10 - 15分



268 ml:

スプレイ缶(12缶入りカートン)

原液; 3.85kg 缶


■ シリコーンゴム以外の全てのゴム種，

シボ付きやポーラスな意匠の型に適


160 ℃以上かつ 10 - 15分

溶剤ベース離型剤（焼付架橋タイプ）

加硫ゴム製品の金型からの取り出しを容易にし生産性を上げる上で金型離型剤の使用は

常套手段であります。中でもシル＋ザイラッハ社の金型離型剤製品は金型面に柔軟で強靭

な離型(架橋)皮膜を形成するタイプであります。皮膜の持続性は長く高い生産効率/経済

性が期待できます。なお、性能の発揮には、はじめ清浄な金型面を確保すること、金型を

加硫温度に高めた状態で離型剤を塗布すること(大気中のガスの吸着を防止するために)

が必須であります。適性なこのタイプの離型剤の使用は必ずやゴム成型、コストダウンに

貢献するはずです。

41

マンドレル用離型剤


マンドレル(心材)を利用する形態ホース製造には、加硫前後、あるいは半加硫状態において

マンドレルの押し込みや引き抜きの操作があるため、操作を容易にする上で予めマンドレル

に適正な液状潤滑剤を処理する必要性があります。ストラクトール製品(ＭＲシリーズ)に

は、曲がりや温度の厳しい条件下で、そのような操作をスムースにし生産性を高める性質を

備えています。

ＭＲ製品の使用法：

ＭＲの液体製品の場合、液中に未加硫状態のホースを直接浸漬するか、あるいはマンドレル

表面にハケ塗りしたり、スプレイする方法があります。

■ 熱安定性がよい

■ 非シリコーン系

■ マンドレルの汚れや腐蝕を防止する

■ 毒性がなく安全

■ ホース製品の外観に影響がない

■ 洗剤なしの冷水で簡単に洗い流せる

■ 皮膚刺激がない

42


ストラクトールＭＲ１５０

ストラクトールＭＲ１６１

ストラクトールＭＲ１８７

ストラクトールＭＲ２２１

ストラクトールＭＲ２２６


・液状，水溶性粘度 : 3200 mPa*s

梱包量: 200 kg ドラム

使用期限: 1年

■ ほとんどのゴム配合に適用可;ただし、ECO、

EAM(ベーマック)配合は適用外

■ FKM に有効

■ 架橋前ホースに漬すかマンドレル表面に

塗布する



使用期限: 1年

■ EAM、ACM/HT-ACM および CSM 配合に好適


塗布する

■ 生分解性



使用期限: 1年

■ パーオキサイド＆硫黄架橋の EPDMに好適


塗布する

■ 生分解性

・液状，水溶性梱包量: 200 kg ドラム

使用期限: 1年

■ EPDM、NBR 配合に好適

■ 室温でペースト状ですが、60℃以上で

スプレイできます。押出し中にホースに

スプレイできます。冷却後はホース内で

均一な膜が形成され、流れたり滴下しない。

■ 生分解性



使用期限: 1年

■ 特にＮＢＲ配合に好適


塗布する

■ 生分解性

43

ストラクトールＭＲ３２２

ストラクトールＭＲ３９１

ストラクトールＭＲ６０３





使用期限: 1年

■ パーオキサイド & 硫黄架橋の EPDMに好適


塗布する

■ 生分解性



200 kg ドラム

使用期限: 2年

■ ECO 配合等に好適

鉛化合物を含まない配合にも有効


塗布する


使用期限: 2年

■ CPE(CM)配合等に好適

■ 浸漬ないしはハケ塗り

44



生分解性

粘度 mPa*s（20℃）

ACM/EAM

ECO

CR

EPDM

NBR

FKM

VMQ

CSM

CPE/CM

FORM

金型洗浄用生地

金型洗浄用生地

45

ストラクトール MC-A

ストラクトール MC-B

ストラクトール MC-I

この材料は、洗浄剤成分、架橋系薬品等を含むゴムベースの未加硫生地であります。型物ゴ

ム製品製造中、金型を取り外すことなく、金型が洗浄でき、製造コストと作業時間の無駄を

縮小します。ゴム製品の取れ高は増大し金型の寿命も延ばします。定評のあるストラクトー

ル製品には、発ガン性物質であるニトロソアミンの発生成分を含んでいませんから、安全に

取り扱うこともできます。

・未加硫ゴム生地

・クリーム色シート巻物

梱包・量: 22 kg ポリバケツ入り

シート寸法: 8 X 350 mm

密度: 1140 kg/m3

加硫条件: 160℃ to 195℃/

5 to 30 minutes

通常： 175℃ for 10 minutes

■ ゴム製品の加硫中に発生する

汚染物を効率よく除去


・クリーム色シート巻物



密度: 1170 kg/m3

加硫条件: 150℃ to 180℃/

5 to 40 minutes




■ 弱臭気

■ 重要な要求性質である

引裂強さが強い


・クリーム色リボン巻物



密度: 1150 kg/m3

加硫条件: 170℃ to 200℃/

1.5 to 25 minutes




■ 射出成形に好適

( コレシンペレット )

( ベステナマー8012 )

そのほかの取り扱い品

そのほかの取り扱い品

シル+ザイラッハ社は、ストラクトール製品群を補完するために、他メーカと提携して、

そのほかの特徴のある製品を販売しています。その１つであるＢＡＳＦ社のコレシンは

タッキファイヤー製品として定評があり、タイヤ(トレッドやサイドウォール配合等)、

ベルト工業で多く使用されています。また、エヴォニック(Ｅｖｏｎｉｋ)社のベステナ

マー８０１２は加硫前の中間製品の寸法安定性を大きく改良したい場合に役立つほか、

その独特の性質により加工性に寄与するところ大であります。

・ブチルフェノールアセチレン縮合物樹脂

・ダークブラウン及びブラック，錠剤

密度: 1020 - 1040 kg/m3

軟化温度: 135 - 150℃

■ 優れた粘着付与

■ 持続性の長いタック

・シクロオクテンポリマー

・ホワイト，グラニュール

密度: 910 kg/m3

融解温度: 50 - 58℃

■ 共架橋タイプ添加剤

■ 融点以上で流動性を改良(滑剤的機能)

■ 融点以下ではスティフネスが大

■ 基本的性格は一般ポリマーと同じ

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BASF / KoresinⓇ* Pastilles (コレシンパスチル)

EVONIK / VestenamerⓇ** 8012 (ベステナマー8012)

Ⓡ* Trademark BASF Ⓡ** Trademark EVONIK

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～皆様からのご用命をお待ちしております～

ご質問、ご不明な点がございましたら、いつでもお応えいたしますので、ご遠慮なくお尋ね

下さい。また、ご要望のサンプル、製品カタログはできるだけ迅速にお手元に届くよう手配

させていただきます。なお、2010年以来、2013年および、2018年の REACH登録期限への対

応も、目下進行しておりますことをここにご報告いたします。

製造元 Schill＋Seilacher" Struktol" GmbH Moorfleeter Str.28 D-22113 Hamburg Germany HP： http://WWW.STRUKTOL.DE

お問い合わせ先

輸入元エスアンドエスジャパン株式会社

神戸本社〒653-0024 神戸市長田区浜添通６丁目１番１８号 TEL: (078) 681-4411(代) FAX: (078) 681-8781 E-mail: [email protected] 東京営業所〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町２-７-１０大武ビル３階 TEL: (03) 3661-2525 FAX: (03) 3661-1170

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ストラクトール／ゴム用薬品 - ss-japan.co.jp