34
液液液液 TPC 液液液液液液 液液液液液 KEK A 岩岩岩岩 B ETHZ C 岩岩岩岩 岩岩岩岩岩 岩岩岩岩岩 岩岩岩岩岩岩 ,,,, 液液液液 岩岩岩岩岩 ,, 岩岩岩岩 A 岩岩岩岩 A 岩岩岩 A 岩岩岩岩 A 岩岩岩 岩 ,西一 A 岩岩岩岩岩 A 岩岩岩 A 岩岩岩岩 A 岩岩岩岩 A 岩岩岩岩 B 岩岩岩岩 B A.Badertscher C A.Curioni C S.DiLuise C U.Degunda C L.Ep precht C L.Esposito C A.Gendotti C S.Horikawa C L.Knec ht C C.Lazzaro C D.Lussi C A.Marchionni C A.Meregaglia C G.Natterer C F.Petrolo C F.Resnati C A.Ru bbia C C.Strabel C T.Viant C 2011 岩 5 岩 13 岩 ( 岩 ) 岩岩岩岩岩岩岩岩 岩岩岩岩 @ 岩岩岩岩岩岩岩岩

液体アルゴン TPC 検出器の開発

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液体アルゴン TPC 検出器の開発. 早稲田大学 , KEK A ,岩手大学 B , ETHZ C 岡本飛鳥,岡本迅人,長坂優志,永野間淳二, 三谷貴志 ,寄田浩平, 笠見勝祐 A ,木村誠宏 A ,小林隆 A ,田中雅士 A ,西川公一郎 A , 長谷川琢哉 A ,牧宗慶 A ,丸山和純 A ,吉岡正和 A , 内藤祐貴 B ,成田晋也 B , - PowerPoint PPT Presentation

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Page 1: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

液体アルゴン TPC 検出器の開発早稲田大学, KEKA ,岩手大学 B , ETHZC

岡本飛鳥,岡本迅人,長坂優志,永野間淳二,三谷貴志,寄田浩平,笠見勝祐 A ,木村誠宏 A ,小林隆 A ,田中雅士 A ,西川公一郎 A ,

長谷川琢哉 A ,牧宗慶 A ,丸山和純 A ,吉岡正和 A ,内藤祐貴 B ,成田晋也 B ,

A.BadertscherC , A.CurioniC , S.DiLuiseC , U.DegundaC , L.EpprechtC , L.EspositoC , A.GendottiC , S.HorikawaC , L.KnechtC , C.LazzaroC , D.LussiC , A.

MarchionniC ,A.MeregagliaC , G.NattererC , F.PetroloC , F.ResnatiC , A.RubbiaC , C.Strabel

C , T.ViantC

2011 年 5 月 13 日 ( 金 ) 高エネルギー物理 春の学校 @ 彦根ビューホテル

Page 2: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

IntroductionIonization Electron

Scintillation Light

Cherenkov Light

Charged Particles

E

液相

液体アルゴンの特徴・性質• 電離電子 (~5×104 個 /cm MIP)• シンチレーション光 (~4×104photon/cm MIP 128nm)  • 電子捕獲をしない (O2 の除去、純度が重要 )

• 密度 1.39g/cm3, 沸点 -186℃

Physics Motivation νμ→νe 振動における CP 位相の測定 陽子崩壊  p→ νK+  ( 250LArTPC,K1.1BR 実験) 暗黒物質探索( 10LArTPC, 早稲田開発研究) 2

TPC(Time Projection Chamber) とは

• 荷電粒子による電離電子の読み出しにより、その飛跡を 3 次元で高精度に再構成できる検出器

• 電離信号の大きさから、液体アルゴン中での dE/dx を測定することも可能

05/13/2011

Page 3: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

Outline• J-PARC K1.1BR 実験

– 研究動機– 250LAr 検出器とデータ、ビームライン– 取得信号例、シミュレーションデータ– 純度測定

• 10LArTPC 開発研究 @ 早稲田大学– 研究動機– シンチレーション光観測– 電離電子増幅

05/13/2011 3

Page 4: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

405/13/2011

J-PARC K1.1BR 実験

Page 5: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

• 核子崩壊– 核子の寿命は新しい物理に対して重要なパラメーター  LAr 検出器は p→K+ν の K+ の信号を直接検出可能( SUSY GUT で大きな

分岐比)

研究動機

05/13/2011 5

Simulation Study(JHEP 0704:041,2007)  Background reduction ~105

  Kaon efficiency ~97%

シミュレーション

K1.1BR 実験ではLAr 検出器の dE/dx による K/π 分離能力を実験的に検証

する

K+340MeV/cAr 中の飛程 ~ 20 cm停止直前の K+ の dE/dx は大きい!

Page 6: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

250LAr 検出器とデータ

• dE/dx によって、 K/π 分離能力を測定するために…– Tracking Algorithm の確立 ( 荷電粒子の飛跡、停止点の決定)– 減衰による電荷補正←宇宙線 μ による純度測定– チャンネル間補正(電場補正、アンプ特性)

05/13/2011 6

ee e

e

Particle

LAr

Anode

Cathode

IonizationScintillation light

DriftElectric field

y

x

z

0ch 75ch

時間ADC count 入射粒子の飛跡

崩壊粒子の飛跡

停止点( 崩壊点 )

zxPMT

Real Data

… それぞれシミュレーションデータによる検証が必要。

Page 7: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

取得信号例

05/13/2011 7

Page 8: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

• K1.1BR のビーム– 運動量: 800MeV/c (+degrader)– K/π~1/4 、 3 個 /1 beam bunch(6s)

• 粒子同定– TOF1 、 TOF2– Fitch Cherenkov(K/π)– Gas Cherenkov

• トリガー条件 8

particle

250LArTPC

Gas Cherenkov

Fitch Cherenkov(π-ring,K-ring)

BDC=Beam Defining Counter…Beam’s Final Focus (FF)

LArBDC

DegraderTOF2TOF1

BDC & TOF1 & TOF2 & LArBDC

Beam Line Setup

空気

K,π,p,e

Page 9: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

Simulation Setup (Beam Line)

05/13/2011

K Beam

Fitch Cherenkov(FC)

BDC

TOF1 TOF2

Degrader

250LAr

~5.3m

検出器の物質と厚さ

検出器 物質 厚さ[mm]

Fitch Cherenkov アクリル 40

BDC プラスチック 5

TOF プラスチック 20,25

Degrader 鉛ガラス 125

鉛ブロック 25

LArBDC プラスチック 5

250LAr SUS304 (蓋* ) 50

液体アルゴン 836.4

• 250LAr 検出器と Beam Line上のそれぞれの  検出器を Geant4 を用いて Simulation に実装。

  黒い部分は空気で満たした。* ただし、中心のビーム窓 (210×210mm2) はハニカム構造

になっている…放射長が短い (radiation length ~ 0.16X0)

  

9

Page 10: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

Simulation (K+→μ++νμ)

05/13/2011

K+

νμ

μ+ 250LAr

10Geant4 によるシミュレーションイベン

ト例

Page 11: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

Simulation Data

11

シミュレーションデータで Tracking Algorithm等の評価を行っている。05/13/2011

Simulation Real

TPC Ch10 TPC Ch10

Page 12: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

純度解析 eDriDri tNtN exp)( 0

• LAr 中の不純物によりドリフト電子が捕獲される–  – 40cm のドリフトには 1ppb以下の純度が必要!

(1ppb ⇔ e=300s)

• 解析方法– 容器内 PMTコインシデンスによりトリガー

– 電荷とドリフト時間の関係をプロットし、   τe を見積もる。

• 純度解析結果  実験を通して( 7 日間)、 τe>300μs を達成

!      → 1ppb以下の純度を常に保持!実験開始時 :  τ 670μ≒ s( 約

0.45ppb )実験終了時 :  τ 385μ≒ s( 約 0.78ppb )毎時 0.002ppb 程度の純度の悪化

Preliminary Plot

τ = 671 – 1.90 ( t - t0 )

05/13/2011

ある 1事象の電荷とドリフト時間の関係

純度と液体 Ar注入からの時間の関係

Page 13: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

ここまでのまとめ(まだ終わりません)

13

• LArTPC 検出器での核子崩壊探索感度の実験的検証のために J-PARC にてビームテストを行った。

• Simulation data(K1.1BR 、宇宙線信号 ) を作成• 宇宙線信号から液体アルゴンの純度を測定

– 全実験期間で必要な純度 (<1ppb) を達成

• Simulation data を用いて、 Tracking Algorithm等の評価– ノイズの影響– 崩壊点の決定– dE/dx の見積もり– 入射粒子と崩壊粒子の決定

• 実データに、 Tracking Algorithm を適用し、 dE/dx を算出し、

   K/π 分離能力を評価する。05/13/2011

Page 14: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

1405/13/2011

10LArTPC 開発研究@ 早稲田大学

Page 15: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

暗黒物質探索

anode

cathode

grid

EEEE

e-e-e-

S1

PMT1 PMT2

particle

 入射粒子との反応で発生    1 次シンチレーション光 ・・・  S1 電離電子が高電場中で加速されたときに発生    2 次シンチレーション光 ・・・  S2

S1 ・ S2 の比で背景事象を取り除くことができる。

( S2 / S1 ) WIMP <<<< ( S2 / S1 ) e,γ

• 暗黒物質探索   2 相型 ArTPC で 2種類のシンチレー

ション光  を捉えることにより、直接暗黒物質探

索を  行うことが出来る。

2種類のシンチレーション光

e-e- e- S2

drift time

WIMP

drift time

e,γ

05/13/201115

Page 16: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

シンチレーション光観測のセットアップと信号例

波長変換剤 (TPB) を用い、 Ar のシンチレーション光(128nm) を検出する。

低温で動作可能な PMT を使用。MEG 実験で使用されたものの改良版

使用したガス : 純 Ar(G1, 純度 99.9999%以上 )真空引きを行った後、ガスを流入。(常温、 1気圧)

PMT self trigger で信号取得

α 線源

Cathode(grid)

grid2

grid1

induction field

S1S2

ガス Ar 中での S1 ・ S2 信号の確認

信号例

grid2

α 線源

3.2cm

2.0cm

EE

PMT

0.7cmgrid1

0.8cm

e-

S2

S1

induction field

cathode

anode

drift field

~8μs

16

Page 17: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

S2 信号の電場特性

Drift E = 500 V/cm(fixed)

Induction E = 2.6 kV/cm(fixed)

それぞれの電場で 500事象ずつデータを取得。Average を取り S2 信号の電場特性を確認した。

……… 定量的な解析は現在遂行中である。

Induction 電場と S2 の関係Induction 電場 大   ↓Ar 分子を励起する電離電子の数 増加   ↓S2 が増加する!

Drift 電場と S2 の関係Drift 電場 大   ↓電離電子の再結合 低下電離電子の drift速度 大   ↓S2 が増加しピーク時間も早くなる!

S1

S1

S2

S2

Induction 電場と S2 の関係

Drift 電場と S2 の関係05/13/2011

Page 18: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

GEM + Wire 読み出しセットアップ Wire

GEM

Cathode

grid2Xe Flash Lamp

ΔV

grid1

Drift Field

e-e-e-

Induction Field

• 暗黒物質探索を行うために、  微小な電離電子信号を取得したい。    → GEM+Wire 読み出しのゲイン測定

• 使用したガス:純 Ar(G1, 純度 99.9999%以上 )

  真空引きを行った後、  ガスを流入させる。( 1 気圧、常温、封じ切り)

• GEM 間電圧 ΔV を変化させ、  それぞれ 200事象ずつ信号を取得した。

• ガス増幅による Gain を次のように定義。

-HV

Resistance(100MΩ)

Condenser (2.2nF)

時定数 τ=220ms のハイパスフィルタ

05/13/2011 18

信号量信号量

cathode

anodeGain

Page 19: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

(1)(2)

ΔVGEM

Gain 測定結果

2kV/cm (1) 2.5kV/cm (2)

1010V 900V

Wire 電圧2.0kV/cm : Gain~508 (ΔVGEM = 1000V)2.5kV/cm : Gain~568 (ΔVGEM = 900V)

放電電圧の直前までで、

→クエンチャーが入れられないため 放電 しやすい。

(1) GEM による放電(2) 10L容器での放電

GEM単体 Gain~89 (ΔVGEM=970V)Wire単体 Gain~38 (2.5kV/cm)

参照現在までに、ガス Ar 中にて

• ワイヤー電圧は 2kV/cm 、 2.5kV/cm とした。

   GEM+ワイヤー読み出しによる Gainの

   ΔVGEM 特性は右のようになる。放電電圧

を達成している。

1905/13/2011

Page 20: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

Summary & Future Plan

10L容器、 GAr 常温・ 1 気圧中にて、GEM+Wire 読み出しを用いてGain ~ 500 を達成!次の目標より高い増幅率に向けて、

低温での高 Gain ・安定動作を目指す!

10L容器、ガス中にて S2 を確認! Induction 電場の増加に対する、

S2 増幅を確認。 Drift 電場の増加に対して、 S2 のピークが早くなり、  信号量が増幅することを確認した。 多段 GEM などを試す

放電対策次の目標気液 2 相型で S2 を確認する!

2 相型 TPC として確立させ、暗黒物質探索を行いたい!

これらを組み合わせることで・・・

※低温での Gain 特性も調べる。

05/13/2011

シンチレーション光 電離電子増幅

20

Page 21: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

Backup

05/13/2011 21

Page 22: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

22

探索感度

Page 23: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

Geant4 Simulation(Beam)

x_mean=5.2cm,σx=8.2cmy_mean=0.2cm,σy=8.3cmx = 0.8 cm y = 0.5 cm

@ BDC(FF , by simulation)from TREK experiment

@the front of 250LAr Detector (measurement by scintillation counter)

Beam Line

Beam

• BDC での Beam 分布から 1 点、 250LAr 検出器での Beam 分布から 1 点をランダムに  選び、直線を結ぶことによってビーム方向を決定した。 →Beam の拡がりを Simulation に実装• この条件の上で、 LArBDC を通過した事象を Simulation Data として選択する。

~5m

23

Page 24: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

擬似データ作成1. 粒子のエネルギー損失をストリップ毎に計算。

2. W値から、生じる電離電子数を見積もる。3. ドリフト速度から、ドリフト時間 (tDri) を計算。

4. ドリフトし減少した後に各ストリップで読み出される電子量 (NQ) を見積もる。

5. NQ と  tDri から信号を正規分布で生成。

6. 電子量から、 ADCカウントに変換する。 #electron→charge→voltage→ ADC data       デッドチャンネルを考慮した。

7. ノイズを付加する。 ペデスタルの揺らぎ (σ=2~5ADC count)             or 実データを用いたノイズ

   を導入。

W value[eV] Drift Velocity[mm/μs]

23.3 0.8

K

μ

ee

ee

ee

e ee e

ee

ee

ee

e

Anode

Cathode

ee

ee ee e

NQ

Electric field

40cm

N0

drift

eDriQ tNN τ exp0

NQ

tDri

σ= 3.6μs

t

電子

24

Page 25: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

宇宙線信号例

25

宇宙線がほぼ垂直に抜けた例(赤線:トリガタイミング)

シャワーがトリガされた例

多重散乱で飛跡がまがっている例δ 線も見える

ほぼ全てのチャンネルにわたり、まっすぐな飛跡が見えた例

05/13/2011

Page 26: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

ノイズ除去について

26

(1)生データ例 (2) FFT による周波数強度 @ ch8

信号 ノイズ

(3) FFTフィルター前後 @ ch8

- フィルタ前- フィルタ後

( 4 ) FFTフィルタ後

200kHz以上に大きなノイズ成分

高周波ノイズが大幅に改善

飛跡がクリアに

05/13/2011

Page 27: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

ヒット・クラスタ探索手順

• 閾値を超える連続した ACDカウントの数が

  一定数を超えた場合  にヒットとする。  (下図の各 BOX )

• 隣接するヒットをつなげクラスタを構成

  (下図の各色)27

閾値

ヒット1 ヒット2

ヒット3

ヒット1

ヒット3

ヒット2

05/13/2011

Page 28: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

Comparison with data

28

• K のデータとの比較– LAr 中のビームの拡がりや,ビームの到達距離などが、  Simulation によって、おおよそ再現できている。

• 今後、このシミュレーションを用いて Tracking Algorithmの評価を行っている(現在進行中)。

0 20 40 60TPC Channel

0

100

200

300

Simulation (300事象の重ね合わせ )

0 20 40 60TPC Channel

Tim

e[μs

] Real data (300事象の重ね合わせ )

Page 29: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

気液 2 相型のセットアップと結果

cathode

anode

grid2

α 線源

3.2cm

2.0cm

EE

PMT

0.7cm

白金抵抗 1 0.8cm

drift field

extraction field

気・液 2 相の Ar 中での S1 ・ S2 信号の確認

液面液面

• 液面を extraction領域に保持。 (誤差 1mm以下 ) ( 液面計・白金抵抗 )

•extraction領域に高電場をかける。 (~5kV/cm : 電離電子を気相に取り出すため )

白金抵抗 2

grid1

液面 : grid2 から 0.3cmdrift 電場 : 900V/cm 固定

extraction E6kV/cm

extraction E0 V/cm

S1 S1 PMT self trigger でそれぞれ1000 イベント データを取

得し、Average を取った。

S2 信号が見えていない。 S1 信号の遅い成分が見えていない。( 純度が悪いと考えられる。 )

純度が悪いため電離電子が液中で減衰し S2 が見えていないと思われる。

今後純度を改善し、 2 相型で

電子を気相に取り出してS2 信号を確認する。

4.4×10-4Paまで真空を引いた後、容器を冷やしガスArを流入、 10L容器を 1 気圧に保ったまま

液化。

JINST 5:P05003,201005/13/2011 29

Page 30: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

10LArTPC 中のPMT

05/13/2011 30

Hamamatsu R6041-06MOD変換剤: TPB( テトラフェニルブタジエン )

Page 31: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

31

ドリフト電場とドリフト速度の関係

Page 32: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

シンチレーション光 (S1 ・ S2 に関して )

S1

S1S2 S2

grid2

α 線源

3.2cm

2.0cm

EE

PMT

0.7cmgrid1

0.8cm

e-

S2

S1

cathode

anode

e-光電効果

ある頻度で S1 が grid に当たり光電効果を起こすと考えられる。

05/13/2011 32

Page 33: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

電離電子増幅

Recoil Energy (MeV)

5kV/cm

1kV/cm

反跳エネルギーを 50keV と仮定すると、生成される電離電子は、 ~10 個ほど  (by ArDM group)→ 電荷量 1.6e-3[fc]

暗黒物質探索のためには、 Gain が ~1000 必要!

厚型 GEM (T-GEM-100-400/700) 穴径 : 300 μm ピッチ : 700 μm 厚み : 400 μm

自作の読み出し基板 材質 : 金メッキタングステン ( 金 3%) 直径 : 30 μm ピッチ : 5 mm 張力 : 0.45 N

暗黒物質探索を行うために、微小な電離信号を取得したい。

PreAmp(Amptek A250) input charge 1fC → output height 1mV

増幅のためのツール

Page 34: 液体アルゴン TPC 検出器の開発

GEM + Wire 読み出しセットアップ

05/13/2011 34

Wire – grid1 6mm 2 or 2.5kV/cm

GEM(top) – Wire 6mm 2 or 2.5kV/cm

GEM(bottom – top) ΔV = variable

grid2-GEM(bottom) 7.5mm 500V/cm

Cathode – grid2 10mm 200V/cm