22
島根県・雲南市における 健康づくり活動について 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田 平成22年11月12日(金) 第9回健康・医療のまちなかづくりに関する有識者・実務者会合 資料4

人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

  • Upload
    others

  • View
    9

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

1

島根県・雲南市における健康づくり活動について

“人の幸”を活かした健康長寿の地域づくり

「日本の棚田百選」山王寺の棚田

平成22年11月12日(金) 第9回健康・医療のまちなかづくりに関する有識者・実務者会合

資料4

Page 2: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

2

1.雲南市の概要 …P3

2.雲南ブランド化プロジェクト …P4(1)ブランドメッセージ

(2)人と自然と食とたくさんの食に

ありがとう

3.雲南市の健康状況 …P6(1)現状

(2)課題

目 次

4.雲南市の健康づくり戦略 …P8

4-1.医療サービスの充実 …P9

4-2.人の幸を活かした健康づくり …P10(1)自分の体に関心をもつ

(2)仲間をつくる

(3)環境を整備する

4-3.経過と今後の予定 …P16

5.健康づくりによる地域づくり …P20(1)地域づくりの推進体制

(2)地域づくりを支える人づくり

Page 3: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

3

1.雲 南 市 の 概 要

~平成16年11月に6町村が合併して誕生~

■ 面積 553.4k㎡ (東京23区の約9割)■ 人口 44,403人 (平成17年国勢調査)■ 平均寿命 男性79.4歳、女性87.4歳

(山陰両県でトップ、平成17年国勢調査)

生命と神話が息づく

新しい日本のふるさとづくり

Page 4: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

4

2.雲南ブランド化プロジェクト

わたしたちの雲南市には

実にさまざまな幸があふれています。

美しい日本の原風景、自然の幸。

神話に彩られた史跡や文化遺産…歴史の幸。

毎日が新鮮、たわわな食の幸。

そして親(ちか)しく交わされる笑顔、人の幸。

変化が求められる時代に、

これだけの幸に恵まれた幸運に感謝して

このまちに生まれ、育ち、暮らすことに誇りを持ちたい。

幸運なんです。雲南です。

(1)ブランドメッセージ

Page 5: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

5

自然の幸・・・ 景観づくり活動、観光タクシー事業など (総合特区申請)

食の幸・・・ 農商工連携協議会、農家レストランなどの活動

歴史の幸・・・ ヤマタノオロチ伝説を活用した音楽劇、旅行商品づくりなど

人の幸・・・ キャリア教育プログラムなど

平成19年に発足以来、雲南の地域資源を活用したプロジェクトを推進してきました。それらを今後、更に輝かせたい。そのために…

(2)人と自然と歴史と食とたくさんの幸にありがとう

主な取組み内容

市内の食をはじめとした様々な“幸”を大切にした健康づくりをおこない、生涯にわたって“人の幸”を輝かせ、「幸運なんです。雲南です。」と心から言える地域にしたいと考えています。

Page 6: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

6

3.雲南市の健康状況

(1)現状

進行する過疎化・総 人 口 44,403人 (5年間で1,920人の減少)

平均寿命・男性79.4歳、女性87.4歳(山陰両県でトップ、平成17年国勢調査)

高い高齢化率

・高齢化率 31.13% (全国平均 20.1%)

・後期高齢者比率19.85%で、5人に1人が後期高齢者。

進む高齢化

・再来年度以降からは65歳以上到達者は年約800人

・団塊の世代が高齢期を迎える。(生産人口の低下)

・年間出生数が約300人、年間死亡数約600人(毎年の自然減約300人)

過疎・高齢化が進む中山間地域

Page 7: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

7

〇生活習慣病増加などによる医療費の増加○生活の都市化により運動量低下※若い世代の農業離れ

医療費増加やライフスタイル(運動、食)の変化など、今後の市民の健康状況に関

して懸念材料が多い状況から、健康づくりが今後、益々重要となります。

〇食生活の西洋化○過疎化、少子高齢化の進行〇医師不足

<一人当たりの医療費(国保)>

(全 体) 305千円(H21) 20千円の増加(H17との比較)

※県内21自治体中15位で全体額として34.6億円

(高齢者) 762千円(H21) 100千円の増加(H17との比較)

※県内21自治体中14位で、全体額として65.1億円

(平均自立期間) 男性16.79歳(県6位)、女性20.31歳(県9位) 平均寿命1位でも内容が悪い

<農作業をしている人の割合>

食に関するアンケート(H20 雲南市)で、普段の農作業をしている人の割合を調査

(60歳以上)75.7% ⇒(40~59歳)56.3% ⇒(15~39歳)27.2% 若い世代の農業離れ

<公立雲南総合病院の医師数>

34名(H14.4)⇒18名(H20.6) 16名(47%)減 深刻な医師不足

医療費の増加

(2)課題

Page 8: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

8

健康づくり活動の推進

(運動習慣の定着)

・早期発見のための健診強化

・医師確保

4.雲南市の健康づくり戦略

ガンetc

ライフスタイル

食 事

結果

原因

不規則な生活、過労、運動不足睡眠不足

・過食・欧米型の食事

・ストレス

・生きがいの喪失・孤立

食育推進計画“食は生命”

(日本型食生活の推進)

健康づくりを通したコミュニティづくり

生涯現役のステージづくり

(例)産直事業

人の幸を活かした健康づくり

医療サービ

スの充実

誰もが生涯健康でいきいきと生がいをもって暮らせるまち

Page 9: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

9

4-1.医療サービスの充実

平成23年度から公立雲南総合病院を組合立から市立化へ

○病診・病病連携の強化

オープンベッド、地域クリティカルパスなど開業医と連携を深める。

○地域保健の充実と介護・福祉との連携に努める

①市の保健・福祉と一体化した地域医療サービスに努める。

②地域保健と連携し、糖尿病など生活習慣病の重症化予防に努める。

③リハビリテーションを中心とした療養環境を整備し、高齢者が安心できる

医療を提供する。

ステップアッププラン(雲南総合病院H21策定)

雲南市の健康戦略の中核を担う病院へ

Page 10: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

10

(1)自分の体に関心をもつ(無関心と人任せからの脱却)

(2)健康づくりが続くために、仲間をつくる

(3)健康づくりが続くために、環境を整備する

4-2.“人の幸”を活かした健康づくり

人任せではなく、自分たちの力で健康や豊かな人生を手にいれられるよう、専門職が知識・技術の提供や環境づくりなどをとおして支援

3つの手段 ~健康を阻害する原因を除去するためにやるべきこと~

Page 11: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

11

①あらゆる機会を通じた教育啓発

〇各種健康教育

○身体教育医学研究所うんなんによる教育啓発(H18年発足) ⇒別紙資料①

〇雲南市食育推進計画“食は生命”(平成21年度策定)

②健診を実施し、そのデータの意味を個人が理解する

〇健康教室、健診での指導

③自らが健康づくりを考え、実行する

〇対話を重視し、モチベーションの向上を図る健康相談

〇健康手帳、ICカードを利用した健康管理「まめぱす」

(1)自分の体に関心をもつ(学校・地域)

「まめぱす」とは

・非接触型ICカードによる個人認証できる会員カードで、データセンターに個人の健康情報を一元管理します。自宅のPCや市内6箇所の運動施設で、体

重や歩数やエクササイズ数などを入力し、健康管理に活用します。その他、健診データ、健康相談などでの指導記録も蓄積していきます。本年度実施しているICTふるさと元気事業(総務省)を活用して作成したものです。

Page 12: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

12

高齢期

壮年期

子ども

教育活動

直接指導 人材育成

研究活動

学術研究 政策研究

介護予防

(転倒・寝たきり・認知症の予防)

健康増進(生活習慣病予防・改善)

楽しみながら心と身体を育む

評価活動

事業評価 地域評価

(理念)生涯健康でいきいきと生活できる小児期からの健康づくりの推進

資料①:「身体教育医学研究所うんなん」とは、

地域運動指導員の育成健康運動指導員とは高齢者が楽しみながら身体を動かし、介護予防に取り組む際の身近な支援者のこ

とで、市が主催する転倒予防事業などで運動指導をしていただいています。

Page 13: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

13

転倒予防のお話し

自主グループ活動支援

音楽にあわせた体操 玄関先でのアドバイス

ストレッチ体操水中での運動指導 太極拳を応用したリズム運動

・身体を動かす「楽しさ」と「大切さ」を伝える・市民に身近な支援者の育成・市民の力を活かした協働による健康づくり、介護予防を実践、波及していく・市民がいきいきと暮らせるまちづくりをめざす

公民館・老人クラブ・いきいきサロン活動等 声かけ・相談活動

転倒予防事業

地域運動指導員の活動状況について

活動の狙い

Page 14: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

14

①地域の健康リーダー育成

○身体教育医学研究所うんなんの活動の一環として、高齢者を中心に地域運動指導員を育成(現在60名)しています。その他にも様々な体操も盛んに実施されており、地域住民が指導者となって普及しています。

(2)仲間をつくる

②食生活改善運動

〇離乳食教室、男の料理教室、「弁当の日」の支援など食に関する活動を実施しています。

③健康大学

〇100人の「学生」を育成し、健康づくりサポーターとして活動します。

④地域総合型スポーツクラブの育成や各種スポーツ活動の推進

〇3つの中学校区でスポーツクラブを設立し、その中でも高齢者向けのコースを設置して生涯現役を支援しています。その他、スポーツ少年団、体育協会、高齢者スポーツ団体を支援しています。

⑤地域全体で健康づくりを盛り上げる“チャレンジデー”

〇5月最終水曜日に15分以上運動をした人の率を自治体間で競う取組みで、合併前から10年以上実施しています。

Page 15: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

15

①生涯現役のステージづくり「産直事業」

〇少量の野菜から無理なく出荷+生活活動での運動量を増加 ⇒収入と生きがいの確保

〇ボランティア的な学校給食への野菜提供 ⇒子どもたちとの交流+次世代の育成=いきがい

②健康づくり組織のネットワーク化

〇保健師、栄養士、医師、健康運動士が一体になった健康相談、サポート体制づくり

③健康プログラムの提供

〇水中運動、転倒予防教室などのプログラムを提供し、健康づくりに活用

④施設整備〇温水プールでの年間を通じた水中運動を推進

〇吉田・掛合地区(ケアポート)、木次、三刀屋地区(湯ったり館、三刀屋健康福祉センター)

大東・加茂地区(海洋センター)

(3)環境を整備する

⇒ 別紙資料④<医療と保健の融合による健康づくり拠点整備>老朽化した海洋センターをリニューアル(温水化)。診療機能を付加して、リハビリなどに対応す

るなど、個々の健康状況にあわせたサービスを提供。

Page 16: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

16

地域総合健康サービス産業創出事業(経済産業省)⇒別紙資料②H21

ICTふるさと元気事業(総務省) ⇒ 別紙資料③H22

医療と保健の融合による健康づくり拠点整備 ⇒ 別紙資料④H24

身体教育医学研究所うんなん設立H18

・健康に関する啓発、研究 ⇒学校や地域への指導

・参加者188名のうち脱落0人 ⇒個々に応じた健康プログラムの需要を確認・旧町村の壁を越えて施設利用⇒運動施設の新規顧客確保・大学、病院、運動施設、自治体が連携し、地域に出かける始めての事業実施

・老朽化した運動施設を特色ある施設にリニューアル・温水プール+トレーニングルーム+診療所+身体教育医学研究所・健康体力づくり、リハビリ、生活習慣病の運動治療

⇒生涯現役、健康長寿による医療費削減

・地域総合健康サービス産業創出事業のバージョンアップ(高齢者対応、医療連携)⇒現在約1000名の会員(市民の期待は大きい)

健康づくり推進協議会設立H23 ・市の健康ネットワークの構築

4-3.経過と今後の予定新たな公

・地域運動指導員育成(60名) ⇒元気高齢者、健康を通じたコミュニティづくり

公立雲南総合病院の市立化 ・市と一体となった医療サービスを推進

Page 17: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

17

○産学官による実施体制の構築

コンソーシアム名:まめなかネットうんなん

(代表団体)セコム山陰株式会社(参加団体)雲南市、島根大学、雲南総合病院、

よしだ福祉会、㈱キラキラ雲南

○実施内容

資料②:地域総合健康サービス産業創出事業(H21)

住民個々に適した糖尿病予防サービス

プログラムの有効性の実証

対象:糖尿病予備群188名内容:個々に適した運動栄養に関するプログラムの構築

糖尿病予防教室の実施

地域健康コミュニティ機能

「健康ひろば」の最適化

目的:活動の周知、参加者のモチベーション向上健康コミュニティ拠点の有効性検証

機能:情報発信、イベント、溜まり場、アドバイスなど

地域健康コミュニティ機能支援システム

「まめなか支援システム」の構築

目的:情報端末を活用した健康づくり

運営体制確立・第3セクター中心の運動施設、大学、病院、行政等が連携したネットワークで事業が展開できた

・大学との連携が強化され、他の分野での連携にも繋がった

ニーズがあることを確認個々に応じた健康サービスは188名の方に高評価(脱落者0名、92%が良かったと評価)

プログラムの確立個々に応じた運動栄養のプログラムの確立

<成果>

運動施設利用率向上専門家の指導体制をつくれば利用者は増える

地域人材発掘・活用管理栄養士、地域運動指導員

健康を自己管理するシステム構築システムの構築したが、改善の余地あり(高齢者の利便性を高める必要がある)

Page 18: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

18

資料③:ICTふるさと元気事業(H22)~雲南市地域健康医療ネットワーク構築事業の概要~

タッチパネル式端末機設置場所大 東:大東体育館加 茂:B&G海洋センター木 次:おろち湯ったり館三刀屋:アスパル吉 田:ケアポートよしだ掛 合:まめなかセンター

会員は、市内6ヶ所に設置されたタッチパネル式端末機に「まめぱす」をかざすと、運動記録(体重、血圧を含む)を入力することができます。

また、タッチパネル式端末機を設置する運動施設では8~12月の間に運動教

室や健康相談等を実施しています。

会員が雲南病院やかかりつけ医に「まめぱす」を持って行くと、医療機関では運動記録を基にした指導が可能になります。

市内の交流センターや運動施設に、無線LANのアクセスポイントを設置し、施設内どこでもインターネットがつながります。

インターネットがつながると、利用者の利便性が高まり、市民活動の幅が一層広がります。

交流センター等における活用例○健康体操などの動画を活用し

た健康講座○個人のパソコンを活用したイ

ンターネットパソコン教室○「まめぱす」を活用した保健

師による健康相談 など

交流センターなど

運動施設医療機関

一般家庭ほか

まめなかネット

1. 健康づくりに関する総合WEBサイト「まめなかネットUnnan」を開設し、健康体操や医師のコメントなどの動画や、市内各地で開催されている運動教室などの情報を提供します。

2. 「まめなかネットUnnan」の会員に登録されると、会員カード(まめぱす)を配布します。

3. 会員は、会員専用ページから、糖尿病版や高血圧症版などの専門テキストをダウンロードすることができます。 “まめぱす”を持って

自分で健康管理!

18

Page 19: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

19

雲南市民の健康課題

現状○B&G海洋センター(体育館、プール、柔剣道場)○加茂中央公園スポーツの丘(野球場、テニスコート、多目的

グラウンド)○加茂中央公園ふれあいの丘(ターゲット・バードゴルフ場、

多目的芝グラウンド)○施設周辺には、ジョギング、ウォーキングコースあり○施設を拠点とした総合型地域スポーツクラブの結成→活動中

プールの温水化による年間を通した水中運動プログラムの展開

総合型地域スポーツクラブの活動の活性化

○腰痛や肩こりなどの痛みを抱える高齢者が多い→77%

○要介護者に関節疾患が多い→特定高齢者の年間転倒発生率36%○運動器疾患を抱える小中高生が多い→小4%、中7%、高26%

整備を計画するスポーツ施設の現状と課題

身体教育医学研究所の設置

活動の内容○上記課題を解決するための

調査研究の展開○地域での運動指導員の育成○市民への教育・啓発○地域での運動指導

課題○プール施設の老朽化→改修の必要性○限られた期間での水中運動プログラムの展開→温水化

日常運動の必要性と水中運動の有効性

得たい事業効果~健康な市民の増加~

自立期間の延長(要介護者の減少)

スポーツ施設と医療機関との連携促進と医療費の軽減

資料④:医療と保健の融合による健康づくり拠点整備

整備計画(H24)○プールの温水化○市立病院出張診療所の設置○トレーニングルームの設置○身体教育医学研究所うんなん事務所の併設

19

Page 20: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

20

5.健康づくりによる地域づくり

雲南市役所

医療と保健の融合による健康づくり拠点整備

東京大学(武藤芳照教授)

塩飽邦憲教授

大学・研究機関

NPO法人生活習慣病予防センター

よしだ福祉会・ケアポートよしだ

市内体育施設

キラキラ雲南・大東公園体育館・文化体育館アスパル

木次都市開発・おろち湯ったり館(プール)

まめなかセンター

医療機関

身体教育医学研究所うんなん

出張診療所

第3セクター

温水プールなど体育施設管理

学術的指導・支援等

・地域運動指導員・管理栄養士等

地域人材

連携

連携

開業医(在宅診療)

雲南総合病院(急性期・回復期)

地域総合型スポーツクラブ会員

施設利用

指導・人材育成

ボランティア

プログラムの

共有化

通所リハビリ健康福祉部

(健康教育・相談)

健康づくり支援運動指導実践

(1)地域づくりの推進体制

連携

・有料会員は市民バスが無料となる

バスにより市内から集客

サテライト教室の実施

一般会員

個にあったリハビリや運動指導の提供

第3セクター等

包括協定(島根大学)

Page 21: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

21

(2)地域づくりを支える人づくり

子 ど も 大 人

テーマ:生きる力の醸成

<雲南市が目指す子ども像>

〇「いのち」を大切にする子ども

〇健康で自立した子ども

〇ふるさとに誇りをもつ子ども

〇社会に貢献できる子ども

・ふるさとの具体的な事象に直接、触れ、課題を発見し、周囲とコミュニケーションを図りながら解決する能力を育成する。

“生き続ける力”の育成

・生きがいの創出

(教育ボランティア、産直推進事業など)

・雲南市の健康づくり

(市民が自ら考える健康づくり)

・雲南市食育推進計画“食は生命”

地域に対する誇りの醸成

・雲南ブランド化プロジェクト

市民が主役のまちづくり

・まちづくり基本条例

地域主権を担う人づくり

市独自の人員配置

教育支援コーディネーター、社会教育コーディネーター

の学校配置

学校を支援し、地域での学びを強化

雲南市の次

代を担う主体者を育てる

雲南市キャリア教育プログラム

・地域自主組織の育成

(地域のことは地域で決定)

Page 22: 人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり · 健康づくり活動について “人の幸”を活かした健康長寿の 地域づくり 「日本の棚田百選」山王寺の棚田

22ご清聴有難うございました。