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政策科学部政策科学部は1994年に設立されました。現在国内の政策系学部・学 科・専攻は80以上ありますが、「政策科学部」と称するのは立命館大学

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Page 2: 政策科学部政策科学部は1994年に設立されました。現在国内の政策系学部・学 科・専攻は80以上ありますが、「政策科学部」と称するのは立命館大学

政策科学部は1994年に設立されました。現在国内の政策系学部・学

科・専攻は80以上ありますが、「政策科学部」と称するのは立命館大学

のみです。なぜ政策科学という名にこだわるのか?それは、政策科学とい

う新しい学問を探究していくからです。人文・社会・自然科学を問わず、

学問の世界では細分化が進んでいますが、これでは21世紀の日本や国際

社会が直面する複雑な問題には対処できません。既存の学問の壁を乗り

越えた視点から、問題を発見し、現状を分析し、政策を提言する力が必要

になります。そのためには、複眼的で多角的な視野が求められます。政策

科学部では、こうした視野で学術的な調査、分析、提言のできる人材の育

成を目指しています。このような視野の獲得には、国内外のさまざまな課

題に直面し、課題の解決に取り組んでいる人々と知識や知恵を共有し、問

題の原因・背景を深く掘り下げることで、有効な解決策を導き出す実践的

な学びが不可欠です。

21世紀に入り、さまざまな分野と次元でグローバル化が進んでいます。

政策科学部にはカリキュラムが全て英語で行なわれるCommunity and

Regional Policy Studies(CRPS)専攻が用意されており、さまざまな国

や地域の学生が集まった

CRPS開講科目を履修する

ことができます。また、英

語以外のヨーロッパ言語と

アジア言語(計10語種)を

学ぶことができます(LGA

/ Languages for Global

Actions科目)。社会的に

解決しなければならない課

題は、国内外の至るところ

にあります。政策科学とい

う学問的営み、政策科学の

視野は、国境を越えて広が

ります。

2 1世紀を生きる新しい学問

それが政策科学

政策科学部College of Policy Science

難解なテーマをゲームで学べる 教材をプログラミング中です。

政治、法律、福祉、経済といった社会科学系に

加え、情報・IT系も含む多彩なカリキュラムがあ

り、社会問題を解決に導く手法を数多く身につけ

られるところに魅力を感じ、政策科学部を志望し

ました。

2回生で再生可能エネルギーによる地域電力の

経済効果について調べた際、その内容に納得がい

かずに提出期限直前まで諦めず探求した結果、有

効な資料が手に入り、算定に成功した経験から、

妥協しないことの重要性を改めて認識できました。

現在は情報系のゼミナールに所属し、パソコン

ゲーム仕様の学習教材をプログラミングによって

作成しています。難しい「国際政治」を「ゲーミン

グ・シミュレーション」という手法で学びます。も

ともとは複数名が国家の役割を演じ交渉に臨む

という内容で、ルールの理解や数値計算などが煩

雑なのですが、一人でも簡単に学べるよう工夫して

います。

また長期インターンシップでは、マーケティング

に取り組んでいます。顧客数を増やす目的で仮説

を立て、街頭アンケートなどを行い、調査、分析し、

新たな仮説を導くというもの。目的意識をもって

計画し、事前準備をして行動することで、得られる

情報の質が向上することを学びました。

将来の目標は、情報・IT系の業界で活躍でき

る人材になることです。テーマは戦略とデータ分

析。情報収集とデータ分析を基に、企業や国家の

行動戦略や活動方針の策定に貢献したいと考え

ています。

Student ’s Voice

菅谷 俊裕 さん

政策科学部 政策科学科 4回生奈良県立畝傍高校出身

学部 HP

■ 取得学位

学士(政策科学)

■ アドミッション・ポリシー

政策科学部では、解決が必要とされている政策課題に対して、実践レベルに踏み込み、よりよい社会を創造するための学びを展開しています。こうした学びにチャレンジする学生を求めていることから、入学時点において以下の学力、関心を有することを求めます。①高等学校などの教育によって修得した基礎的な学力を有していること。②それらの知識に基づく問題解決のための思考や態度、能力習得に関心があること。③広く社会的な課題の解決に向けた実践や構想に意欲があること。

◦政策科学科政策科学専攻/Community and Regional Policy Studies 専攻

大阪いばらきキャンパス

入 学自分のやりたいことを発見し、行動できるアクティブな学生を求めています。

公共政策系

社会マネジメント系 環境開発系

基礎理論調査・分析

政策立案・実施

地球温暖化防止

LRTの導入

資源循環型社会

国際紛争の解決

将来の危機(リスク)のコントロール

日本的経営の行方

都市再生 文化財の防災

地方分権

地域格差の解消

限界集落の再生

ITとコミュニケーション景観まちづくり

セーフ・コミュニティ

NPO

企業の社会的責任

公務員制度改革

高齢化社会

商店街活性化

金融システムの改革

ローカル・ガバナンス

グローバル化と日本の戦略

アスベスト公害

卒 業企業、行政、NPOなどの企画・政策の立案・実施部門で

活躍できる人材を送り出します。

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政策科学部

Page 3: 政策科学部政策科学部は1994年に設立されました。現在国内の政策系学部・学 科・専攻は80以上ありますが、「政策科学部」と称するのは立命館大学

学びの特色

社会の問題について深く考え、政策構想力・実践力を身につける。政策科学とは、社会における問題の原因を明らかにし、多様な利害関係者の立場を考慮しながら最善の解決策を提示する「問題解決型の

学問」です。政策科学の研究では、問題の本質を見極め、解決策を提示することが重要です。そのため、社会科学の基礎を幅広く学び、現場で実践し、そのプロセスで得た知見と理論を交互にフィードバックして学びを深めます(政策科学部ではPBL(Project / Problem - Based Learning)型実践教育を取り入れています)。また、豊かな経験と役立つスキルを駆使して研究を推進する政策実践力と、さまざまな情報を収集し対極的な視点から将来ヴィジョンを描ける政策構想力を身につけます。

多言語を学習し、言語バリアを意識しないバイタリティを身につける 〈外国語教育〉

政策科学部の外国語教育は、チャレンジ精神を持ち、英語を含む複数言語を用い、世界で活躍できるグローバル人材の育成を目指しています。最近では、英語でのコミュニケーションを基礎として、現地語でコミュニケーションがとれることも重要な要素となりつつあります。政策科学部では、英語で政策科学を学ぶ科目「政策英語科目(EPS)」と英語以外の初修外国語としての科目「グローバル言語科目(LGA)」を設置しています。EPS科目では、講義を英語のみで行う科目や、講義を通して公表に値する英語の成果物を作成する科目があります。また、LGA科目では、5つのアジア言語(Chinese、Indonesian、Korean、Thai、Vietnamese)と5つのヨーロッパ言語(French、German、Italian、Russian、Spanish)の科目を開講しており、いずれの言語も政策実践の現場に関わる実用言語・教養言語として学びます。

[国際的視野を獲得するための学修モデル]

1 回生 2 回生 3 回生 4 回生

「学士論文」 実践と理論を通じた4年間の学びを

学士論文に活かす

「政策構想演習Ⅰ・Ⅱ」 「政策構想演習Ⅲ」

「研究実践フォーラムⅠ・Ⅱ」 日韓相互理解プロジェクトを選択する

「オンサイト調査演習」 韓国でフィールド調査を実施する

「政策英語科目」

「グローバル言語科目」 韓国語を選択する

「学部独自短期派遣プログラム」 2週間韓国へ短期留学する

「学部独自交換留学プログラム」 半年または1年間韓国へ留学する

学際的な学び

国際的な学び

実践を通した学び

さまざまなバックグラウンドを持った教員政策科学部は、社会科学分野だけでなく、自然科学、環境、都市計画、経済・経営学、福祉、政治・ガバナ

ンス、法学などさまざまなバックグラウンドを持った教員で構成され、多角的視野で問題解決へのアプローチを実践すると共に、学生の皆さんが興味関心を持ったさまざまな分野に対応できる体制となっています。

科学的な調査・分析能力を身につけて、研究に活用する 〈分析技法の修得〉

政策課題や政策争点の背景にある社会状況を分析したり、問題解決のために必要な政策案の効果を予測したり、過去に実施した政策の効果を測定したりするためには、科学的な分析技法や調査方法の修得が必要になります。政策科学部では、情報機器やソフトウェアの基礎的スキルはもちろん、より高度な情報処理の技法を学び、調査・研究・政策分析に活用できる力量を育成する科目を用意しています。

実践を通じて政策科学の視点を学ぶ 〈PBL (Project / Problem-Based Learning) 科目〉

政策科学部では、社会科学を中心とする諸科学の基礎を総合して、海外を含むフィールド(現場)で実践し、そのプロセスで得た知見と理論を交互にフィードバックすることで学びを深めていく、PBL(Project / Problem-Based Learning) を重視しています。1回生時にPBLの基礎となる批判的思考力や論理的表現力などを修得します。2回生時には企業や行政機関、NGOなど政策課題に取り組む現場で、学生が自主的にグループを組んで研究の素材や方法、課題を見つけ出し、調査活動を実施します。フィールド調査を重視し、学外の資料を閲覧したり、実社会で活躍する個人や団体と接触したりすることで、政策現場の体験を学びに取り込みながら解決策を模索します。これらの経験を礎として3回生で「政策構想演習」(ゼミナール)、4回生で「学士論文」の執筆に取り組み、政策構想力と政策実践力を涵養し修得することを目指します。

タイプロジェクト

台湾プロジェクトUR団地、東近江、奈良東部・南部、信州白馬、富良野、インドネシア、タイ、フィリピン、日韓相互理解、中国、オレゴン

[2020年度 (2回生配当)PBL科目 実施プロジェクト]

少人数グループで調査研究を進め、その成果を競い合う 〈PS アカデミック・フェスタ〉

政策科学部では、学生が小集団に分かれてその研究成果を発表する機会を豊富に設けています。なかでも12月に行われる「PSアカデミック・フェスタ」では、各回生に配置されたプロジェクト科目やゼミナールの最優秀グループの発表やコンペティションなどが行われます。発表の内容はもちろん、政策を実現に導くためのプレゼンテーション能力、グループのチームワークも試され、政策科学部の一年の学びの集大成となるイベントです。

2019年度 アカデミック・フェスタ受賞テーマ(一部抜粋)

■3・4回生「政策構想演習」、「学士論文」最優秀賞● 宇宙飛行士訓練を応用した大学生へのフォロワーシップ育成プ

ログラムの開発と評価

■2回生「研究実践フォーラム」最優秀プロジェクト賞●貧困世帯に対する学習支援の今後のあり方

■1回生「プロジェクト入門」最優秀賞● 地域住民の意見・地域内コミュニティを重視した空き家の有効活

用から考える地域活性化

■CRPS専攻1回生「Introduction to Academic Research」最優秀賞● Factors Contributing to Youth Violence and Delinquency in

Bangkok Slums

国際的視野の獲得政策科学を学ぶうえで多角的視野は不可欠です。政策科学部では、国際的視野を獲得するためのカリキュラムを4年間の学びの中に組み込

んでいます。

政策科学部では、

◆ 英語を学ぶのではなく、英語で政策科学を学びます(政策英語科目(EPS))。

◆ 英語以外の言語については、10語種から学ぶことができます(グローバル言語科目(LGA))。

◆ 海外フィールドワークを2回生演習科目(「研究実践フォーラム」「オンサイト調査演習」)で実施しています。

◆ 言語科目・演習科目と連動した学部独自留学プログラム(2週間・半年間・1年間)を提供しています。言語・フィールド・留学を有機的に積み上げながら政策科学を学ぶことができます。

その他に、

◦ 政策科学部の英語基準コース生(CRPS専攻生)と交流しながら学ぶ科目(「Cross Border Policy Issues」)もあります。◦英語運用能力が一定基準を満たせば、CRPS専攻科目(英語基準)を受講して要卒単位に含めることができます。

実践と理論を通じて学ぶ政策科学

(政策科学科目)

10語種から選べる 外国語教育

(グローバル言語科目(LGA))

学部独自留学プログラム

英語で学ぶ政策科学

(政策英語科目(EPS))

2つの専攻政策科学部では、政策科学専攻(日本語基準)とCommunity and Regional Policy Studies

(CRPS)専攻(英語基準)があります。CRPS専攻では、さまざまな国や地域の学生が集まりそれぞれの国や地域が抱える諸課題を共有しながら学びを深めていきます。日本語基準学生も一定の語学基準があれば受講することができ、グローバル・ダイバーシティな環境を提供しています。

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政策科学部

Page 4: 政策科学部政策科学部は1994年に設立されました。現在国内の政策系学部・学 科・専攻は80以上ありますが、「政策科学部」と称するのは立命館大学

[2020年度 教員・研究テーマ一覧]

東 佳史 東南アジアにおける「開発」と「低開発」飯田 未希 消費文化とジェンダー・セクシュアリティ石川 伊吹 企業の競争優位とイノベーションのダイナミクス研究稲葉 光行 学習コミュニティと情報技術上原 拓郎 社会と生態系のつながりの研究 勝村  誠 東アジアの国際関係に関する歴史政策科学鐘ヶ江秀彦 Society5.0 時代におけるスマートシティのプランニング領域に関する研究上久保誠人 現実的・学際的に政策に挑む 「リアリスティック・ポリシー・サイエンス」岸 道雄 少子高齢化時代の雇用、賃金と社会保障制度の研究小杉 隆信 資源・エネルギー・環境のシステム分析蔡 秀卿 行政訴訟事件から公共政策課題を考える坂西 明子 地域経済と観光経済にかかわる研究桜井 政成 コミュニティ・ディベロップメントの政策科学重森 臣広 イデオロギーとしてのナショナリズム周 瑋生 国際エネルギー政策と環境経営戦略高村 学人 エコツーリズム・森林と川の利用と土地所有―法社会学からのアプローチ

豊田 祐輔 政策科学からアプローチする防災中野 勝行 ライフサイクル思考に基づいた環境影響評価西村 陽造 国際金融における政策研究服部 利幸 政府と企業平岡 和久 新しい時代の地方自治と自治体行財政研究藤井 禎介 現代の政策課題と政治理論藤原智栄美 多言語・多文化社会におけることばとコミュニケーションの問題に迫る舟橋 豊子 企業のグローバル・マーケティング真渕 勝 リスク管理:政治指導者そして国民は何を知っておくべきか宮脇 昇 安全保障の政策科学森 隆知 情報システムの構築およびその活用に関する研究森 裕之 都市政策と財政 森 道哉 戦後日本の行政と政治安江 則子 グローバリゼーションをめぐる政策課題吉田 友彦 都市空間から考える都市政策論

外国語の選択[必修(EPS)]:英語[必修選択(LGA)]: 中国語/韓国語/タイ語/インドネシア語/ベトナム語/ドイツ語/フランス語/ロシア語/スペイン語/

イタリア語 から一言語

◦上記は2020年度のカリキュラムです。 2021年度は科目名称等が変更になる可能性があります。 科目についての詳細は オンラインシラバス 立命館 検索

学びの流れ 多角的な視点を養う フィールドワークで現場を調べる ゼミで興味のあるテーマを探る 学びの成果を 社会へ発信する

学術俯瞰科目(M

LC

)Meta-Learning Courses

ヴィジョン科目

ヴィジョン 基礎科目

災害と安全APU 交流科目EPS Foreign Area Studies Reading

法学基礎Ⅰ・ⅡEPS Vision Broading

比較制度Area Studies Reading

社会思想史

ヴィジョン展開科目 全学共通科目のうち政策科学部が認めるもの

VB特殊講義 ヴィジョン特殊講義

情報技法科目(IM) Information and Methods

政策情報処理統計学プログラミングフィールド調査法

調査分析技法入門情報科学入門データ分析

社会調査法ゲーミング& シミュレーション

地域空間分析情報技術マネジメント

地域環境調査Ⅰ・Ⅱ

政策科学基礎科目(MP) Meta-policy

政治学Ⅰ・Ⅱ現代経営学入門サステイナビリティ学入門現代の福祉問題

公共政策ミクロ経済学入門政策工学入門まちづくり入門

憲法政策過程論環境科学国際学入門

政治過程論意思決定論マクロ経済学入門

公共哲学政治文化論

グローバル言語科目(LGA) Language for Global Actions

LGA特殊講義LGA入門LGA Special Seminar

○○初級Ⅰ、○○初級Ⅱ、○○初級Ⅲ、○○準中級Ⅰ、○○準中級Ⅱ、○○準中級Ⅲ

○○中級Ⅰ、○○中級Ⅱ

※ ○○には、Chinese、Korean、Vietnamese、Thai、Indonesian、French、German、Spanish、Russian、Italian 各言語名称が入ります。

政策科学科目(PLC

)Policy Learning Courses

公共政策

民法Ⅰ・Ⅱ国際機構論比較文化論情報社会論グローバルガバナンス国際学入門Policy Science Reading I

行政法Ⅰ日本政治史政策評価日本と東南アジアの 地方自治体国際公共政策国際政治経済論

行政法Ⅱ行政学Ⅰ・Ⅱ政治意識論Policy Science Reading Ⅳ

現代政治理論地域政策論債権法

社会マネジメント

財政学雇用政策論非営利組織論グローバル・ビジネス比較福祉社会論国際経済学社会保障政策マーケティング政策論Policy Science Reading II

公共経済学コミュニティ福祉論戦略経営論都市経済論開発経済論金融論経済政策企業組織論

消費者行動論ビジネスプランパブリック・ マネジメント論社会的企業論戦略分析Policy Science Reading Ⅴ

地域経済論社会福祉政策福祉経済論地方財政論組織ネットワーク論財務分析

環境開発

減災政策 都市計画都市マネジメント論環境経済学資源エネルギー論コミュニティ政策論国際環境政策Policy Science Reading Ⅲ

住宅政策論エコライフ政策都市景観論地域デザイン調査計画理論政策分析

コミュニティ防災論都市・環境法政策分析交通計画Policy Science Reading Ⅵ

システム科学環境社会学戦略的環境アセスメント環境経営論

公共政策・社会マネジメント・

環境開発系共通 演習 実習 特講

政策科学入門基礎演習プロジェクト入門政策科学特別実習1PLC特殊講義Contemporary Issues in Policy Science Ⅰ・Ⅱ

Academic WorkshopIntroduction to Social Sciences Ⅰ・ⅡEPS Project Ⅰ・ⅡEPS Special SeminarⅠ・ⅡResearch Workshopなど

研究実践フォーラムⅠ・Ⅱオンサイト調査演習政策科学特別実習2

Field Research Work ShopPolicy Studies Ⅰ・ⅡEPS Project Ⅲ・Ⅳなど

政策構想演習Ⅰ・Ⅱ政策科学特別実習3EPS Project Ⅴ・Ⅵ・ⅦPolicy Studies Ⅲ

政策構想演習Ⅲ学士論文EPS Project Ⅷ

1 回生 [発見] 2 回生 [調査] 3 回生 [探究] 4 回生 [発信]

政策科学専攻

◦学部の専門科目とは質的に異なる、幅広い分野の知識の修得を目指す科目を多数履修することができます。

詳しくはこちら

回 生

教養科目 P.130

4年間の学び 卒業生からのメッセージ

現在は草津税務署に勤務し、主に法人に対する税務調査や指導・相談を担当しています。税務調査では、法人の事務所に足を運び、現場で帳簿書類の確認や代表者、役員の方からの聴き取りなどを行います。高度な専門知識と緻密な調査力が求められる仕事ですが、その分やりがいも感じています。大学時代は授業以外にさまざまなプログラムに参加。中でも印象深いのが、「グローバル人材養成プログラム」です。留学生や大学院生とグループを組んで企業から与えられた課題の解決策を考え、提案しました。国籍も年齢も異なる人と課題に取り組む中で、自分と異なる考え方を新たな発見と捉え、視野を広げる大切さを実感。こうした経験が今、多角的な視点で考えたり、多様な人の意見に耳を傾ける姿勢につながっています。これからも主体的に学び続け、業務を通じて社会に貢献したいと考えています。

大学 3回生の頃、中国留学中の上海で、日系外食産業が人気を集めている光景を目の当たりにし、日本の食文化の海外ビジネスに強い関心を抱きました。入社後はコーヒー生豆や砂糖の三国間取引のトレーディングを行い、現在は事業投資や次世代施策なども担当しています。日々の業務を通じて、経営や M&A、ファイナンス、貿易実務、法務、ITなど総合力が身についていると感じます。大学時代は、中国やアメリカへの語学留学、アジアでの NGO 活動やインターンなどを経験。幅広い学びから育まれた国際社会で活躍するための素養やモチベーションは、現在の仕事に活きています。日本の食文化や技術、ビジネスモデルを活かし、アジアを起点に世界を豊かにしていくことは私たちの使命。その実現にはロマンがあり、それを追い求めることこそが私の原動力になっています。

村瀬 綾 さん伊藤忠商事株式会社食料カンパニー 食糧部門砂糖コーヒー乳製品部 砂糖製菓原料課

(政策科学部 2011年卒業)

中川 千裕 さん草津税務署 法人課税第二部門

(政策科学部 2017年卒業)

日本の強みを活かした食ビジネスを通じて、世界を豊かにしていくことが私の使命。

異なる考えを受容する姿勢を大切に税務を通じて社会に貢献したい。

2013年政策科学部入学。在学中は「立命館・昭和ボストン『文化・社会調査』プログラム」や「国際連合訪問プログラム」、「グローバル人材養成プログラム」などに積極的に参加した。2017年、大阪国税局に採用され、同年7月、草津税務署管理運営部門に配属。2018年7月から法人課税部門に勤務。

2007年政策科学部入学。大学で英語、中国語、国際ビジネスの学習に励む。2011年伊藤忠商事株式会社へ入社後、食糧部門飲料原料部コーヒー課を経て、現部署へ。M&A、子会社経営、商品先物トレード、国内外の営業などを担当するほか、2019年より食料経営企画部次世代バリューチェーン推進室の業務も兼務している。

製造 18.8%

流通・商事16.0%

マスコミ1.5%

公務員9.5%

サービス37.8%

金融16.3%

◎円グラフの数値は小数点以下第二位を四捨五入により算出。◎端数処理の関係で100%にならない場合があります。

社会人基礎力を身につけ高い就職率を実現。社会学の学びや多彩な個性との触れ合いで得た幅広い視野と課題発見・解決能力を活かして、多くの卒業生が社会で活躍しています。

[2019年度卒業生 進路・就職先一例] 〈50音順〉

国家公務員総合職 全日本空輸(株) 野村證券(株)

国家公務員一般職 第一三共(株) 東日本電信電話(株)

参議院事務局職員総合職 大正製薬(株) 東日本旅客鉄道(株)

地方公務員(上級職) 中部電力(株) 富士通(株)

(株)NTTドコモ 豊田通商(株) マツダ(株)

(株)オリエンタルランド 西日本旅客鉄道(株) 三井住友海上火災保険(株)

関西電力(株) (株)日本政策金融公庫 三井物産(株)

キヤノンマーケティングジャパン(株) 日本電気(株) 三菱重工業(株)

キリンホールディングス(株) 日本郵政(株) (株)三菱UFJ銀行

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 日本アイ・ビー・エム(株) LINE(株)

(株)島津製作所 日本航空(株) 楽天(株)

住友林業(株) 日本ヒューレット・パッカード(株) (株)リクルート

[2019年度卒業生 業種別進路決定状況]

進路・就職状況

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政策科学部

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