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J 使用説明書

DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

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J 使用説明書

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2

トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色をきめ細かく調整することができます。→P.85

トーンカーブ補正

R

G

夕焼けの赤さを強調する→P.88

蛍光灯の緑かぶりを補正する→P.88

Digital ROC(退色補正機能)

退色を補正します。→P.76

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はじめにお買い上げありがとうございます。コニカミノルタディマージュスキャンエリート 5400 IIは、解像度5400dpiの高画質、A/D変換16bitによる豊かな階調、フィルムの傷・ほこり、退色の自動補正機能、粒状軽減機能、暗部や明部の階調を自動補正したりシーン別に画像を自動補正する機能などを備えた高画質・高機能のフィルムスキャナです。また、マニュアルフォーカスダイアルや、押すだけで使いたいアプリケーションソフトを立ち上げることができるクイックスキャンボタンなどを備えて使い勝手の良さを追求しています。ご使用前に、この使用説明書をよくお読みいただき、末永くこの製品をご愛用ください。

本書の表記について●本書は、パーソナルコンピュータの基本的な操作方法、および、Windows98 / 98SE /2000Professional / Me / XP、Mac OSなどのOS(=オペレーティングシステム)については説明していません。これらについては、お使いのパーソナルコンピュータに付属のマニュアル等をご覧ください。

●本書は、お使いのパーソナルコンピュータにOSやドライバソフト(本製品を操作するために必要なソフトウェア)など必要なソフトウェアがすでにインストールされ、かつ正常に動作していることを前提に記述しています。

●本書では、主にWindows 版ドライバソフトの画面表示にて説明しています。Windows版とMacintosh版では、その画面表示にはほとんど差はありません。Macintosh版に特有の画面表示についてはその都度説明します。

●本書はマウス操作を基本として説明しています。Windows の2ボタンマウスについては「右きき用」に設定しているものとして説明しています。またWindows の2ボタンマウスにおいて「クリックします」「ダブルクリックします」と表記してある場合、それはマウスの「左ボタン」をクリックまたはダブルクリックすることを表します。「ドラッグします」と表記してある場合は、「マウスの左ボタンを押したままマウスを動かす」操作を示しています。右ボタンをクリックする操作のときは、その都度表記します。

●Macintoshにおいて、Command(コマンド)キーとは、スペースキーの近くの、キーボード上に が描かれているキーのことです。

●本書の内容の一部、または、全部を無断転載することを禁止します。●本書の内容については万全を期して作成していますが、万一ご不審な点や誤り、記載漏れなどお気付きの点がありましたら、ご連絡ください。

●本製品を運用した結果については、前項にかかわらず一切の責任を負いかねますのでご了承ください。Windowsの画面に表示される文字のサイズについて、本ソフトウェアは「大きいフォント」には対応しておりません。

本説明書と合わせて下記をご活用くださいソフトウェア内のヘルプメインウィンドウにあるヘルプボタンを押すと、操作に関するヘルプ画面が表示されます。

ホームページでの情報・サービス提供当社フォトイメージングのホームページ http://ca.konicaminolta.jp/ では、互換性情報や最新版のドライバソフトなどを提供しています。

お客様フォトサポートセンター機能、使い方などのお問い合わせをお受けいたします。詳しくは、本書の裏表紙をご参照ください。

本製品を使って複製する場合、次の点にご注意ください。●紙幣、貨幣、有価証券の複製は違法となり、処罰の対象となります。●各種の証明書、免許書、旅券、公文書、私文書の複製も法律で禁止されており、処罰の対象となります。

●他人の著作物は個人的または家庭内、その他これらに準じて限られた範囲内において使用することを目的とする場合以外、著作権者の承認を得て複製してください。

重要! パーソナルコンピュータにドライバソフトをインストールするまでは、パーソナルコンピュータとスキャナを接続しないでください。ドライバソフトをインストールする前に接続すると、スキャナが正しく認識されません。

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目次

準備しましょう........................................9

内容物の確認..........................................................9各部の名称..............................................................9操作の流れ...........................................................10システム環境.......................................................11ドライバソフトのインストール(Windows)....13ドライバソフトの削除と再インストール .15

ドライバソフトのインストール(Macintosh) 16ドライバソフトの削除と再インストール .17

Adobe Photoshop Elements 3.0のインストール .....18Adobe Photoshop Elements 3.0のサポート............20Plug-inモジュールのインストール ..................21スキャナの設置 ...................................................22電源の接続....................................................22USBケーブルの接続...................................22スキャナの登録............................................23USBケーブルの取り外し ...........................23

クイックスキャンボタン....................................23フィルムをホルダにセットする ........................24スリーブフィルムのセット.........................24スライドマウントフィルムのセット.........25

ホルダをスキャナにセットする ........................26ホルダの取り外しとスキャン作業の終了.........27ランチャーの起動 ...............................................28ランチャーのウィンドウ.............................28ランチャーからのソフトウェアの起動 .....29Twain/Plug-in対応画像アプリケーションの選択...29スキャナ本体のクイックスキャンボタンを押した時に起動するアプリケーションの設定...........29

はじめに..................................................................3目次 ...................................................................4正しく安全にお使いいただくために ...................6その他のご注意/ユーザー登録のご案内............8

標準スキャンユーティリティ 基本.....37

操作の手順...........................................................37標準スキャンユーティリティの起動.................38メインウィンドウの各部名称............................40フィルムタイプの選択........................................41フィルム/ホルダのセット................................41画像を確認するーインデックススキャン.........42インデックススキャン ................................42インデックスパレットの各部名称.............43画像の選択....................................................43画像の全体表示............................................44画像の回転・反転........................................44

画像を確認するープレビュースキャン.............45プレビュースキャン ....................................45プレビュータブの各部名称.........................45画像のトリミング........................................46トリミング画像のプレビュー.....................47RGB値表示・コマ番号表示 .......................47画像の拡大・縮小........................................48画像のスクロール........................................48

Digital ICE(フィルムの傷・ほこり補正機能) ........49Pixel Polish(自動画像補正機能)......................50本スキャン...........................................................51スキャン設定................................................51スキャン設定ウィンドウの各部名称.........51ジョブ呼び出し............................................52本スキャンの実行と保存.............................53

● KONICA MINOLTAは、コニカミノルタホールディングス株式会社の登録商標です。

● DiMAGEはコニカミノルタフォトイメージング株式会社の登録商標です。

● Microsoft、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

● Apple、Macintosh、Mac OSはApple Computer, Inc.の米国およびその他の国での登録商標または商標です。

● Adobe、Photoshop、Photoshop Elementsは、米国Adobe Systems Inc.の登録商標または商標です。

● IBMおよびPowerPCは、米国International BusinessMachines Corporationの登録商標または商標です。

● Digital ICE4 、Digital ICE、Digital ROC、Digital GEM、Digital SHOは、米国Eastman Kodak社の商標であり技術です。

● Digital ICE4は、Digital ICE、Digital ROCとDigital GEMDigital SHOを含んだものです。

● その他記載の会社名や製品名は、それぞれの会社の登録商標または商標です。

© 2005 Konica Minolta Photo Imaging, Inc.

簡単スキャンユーティリティ..............30

操作の手順...........................................................30起動する...............................................................31取り込みの準備をする........................................32フィルムの種類を選ぶ........................................32取り込むコマを選ぶ............................................33画像を調整する ...................................................34用途を選ぶ...........................................................35画像の取り込みを実行する................................35印刷する................................................................36終了する...............................................................36簡単スキャンユーティリティの自動設定項目........36

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その他.................................................103

ジョブファイルリスト.....................................103インストール時に作成されるファイルとフォルダ ...104動作環境 補足...................................................106Windows2000/XPの仮想メモリについて106Mac OS 9.2.2でPixel Polishを使用する場合の最大未使用ブロック.........................107

不具合が生じた時は.........................................108Windowsコンピュータで、ソフトウェアをインストールする前に、スキャナをコンピュータに接続・電源を入れてしまった場合..................109フロントドアが閉じない場合..................109

標準スキャンユーティリティ 応用.....54

環境設定...............................................................54環境設定で設定可能な項目.........................54

全体設定...............................................................57設定の保存....................................................57設定の読み込み............................................57設定の削除....................................................57設定の初期化................................................57

露光調整...............................................................58露光調整タブの各部名称.............................58露光調整を行う............................................58露光調整(値)の保存 .....................................59保存した露光調整(値)の読み込み..............59露光調整(値)の取り消し..............................59

インデックススキャン(応用)............................60表示順序を逆にする ....................................60画像ファイルとして保存する.....................60

プレビュースキャン(応用)................................61AEエリアを指定する(AEエリアロック)...61ポイントAF ..................................................62マニュアルフォーカス ................................63

露出調整値を固定する(AEロック)....................65本スキャン(応用)...............................................66自分でスキャン設定する.............................66解像度と出力サイズ ....................................68スキャン設定例............................................69スキャン設定ジョブの登録.........................70スキャン設定ジョブの削除.........................70

カラーマッチング ...............................................71出力カラースペースの設定.........................71設定できる出力カラースペース.................72モニタICCプロファイルの設定..................73画像処理アプリケーションとの組み合わせによる出力カラースペースとモニタICCプロファイルの推奨設定74スキャナプロファイルについて.................74

標準スキャンユーティリティ画像補正..75

画像補正タブ.......................................................81画像補正タブの各部名称.............................81画像補正機能について ................................82

画像補正タブ 編集ツール................................83画像補正の取り消し ....................................83画像補正のやり直し ....................................83画像補正のリセット ....................................83補正前と後の画像を同時に表示.................83画像補正の一次保存(スナップショットボタン)...84画像補正ジョブの登録と呼び出し.............84

画像補正タブ 画像補正機能............................85トーンカーブ・ヒストグラム補正.............85補正パレットの各部名称 .....................85トーンカーブ補正.................................86トーンカーブを使った画像補正例......88ヒストグラム補正.................................89白点・黒点・グレースポイトによる補正...91

明るさ・コントラスト・カラーバランス補正....93色相・彩度・明度補正 ................................94バリエーション補正 ....................................95選択色補正....................................................96アンシャープマスク ....................................96

バッチスキャン ...................................97

バッチスキャンユーティリティの操作の手順.97バッチスキャンの設定を行う............................97バッチスキャンの詳細設定を行う ....................99バッチスキャンの実行.....................................102

Digital ICE4タブ ................................................75Digital ICE4タブの各部名称......................75調整(値)の確認/取り消し..........................75

Digital ROC(退色補正機能) .............................76Digital GEM(粒状性軽減機能).........................77Digital SHO(シャドー・ハイライト補正機能)......79

らくらくリペアサービスについて .................110主な性能............................................................111索 引............................................................112色について........................................................115

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正しく安全にお使いいただくために

警告 この表示を無視し、誤った取り扱いをすると、人が死亡したり、重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。

注意 この表示を無視し、誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想定される内容および物的損害の発生が予想される内容を示しています。

絵表示の例

△記号は、注意を促す内容があることを告げるものです。(左図の場合は感電注意)

ここに示した注意事項は、正しく安全に製品をお使いいただくために、またあなたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防止するためのものです。よく理解して正しく安全にお使いください。

警告

本製品は国内家庭用電源100ボルト、50/60ヘルツ用です。それ以外の電圧や周波数では使用しないでください。火災や感電の原因となります。

ACアダプターは、専用品を表示された電源電圧で正しくお使いください。表示以外の電源電圧を使用すると、火災や感電の原因となります。

ご自分で分解、修理、改造をしないでください。内部には高圧部分があり、触れると感電の原因となります。修理や分解が必要な場合は、弊社アフターサービス窓口またはお買い求めの販売店にご依頼ください。

落下や損傷により内部が露出した場合は、内部には触れないで電源プラグをコンセントから抜き、使用を中止してください。感電、火傷、火災の原因となります。弊社アフターサービス窓口またはお買い求めの販売店に修理をご依頼ください。

製品および付属品を、幼児・子供の手の届く範囲に放置しないでください。幼児・子供の近くでご使用になる場合は、細心の注意をはらってください。ケガや事故の原因となります。

濡れた手で本製品の操作やコード類の抜き差しはしないでください。また水の入ったコップ等を近くに置いたりしないでください。内部に水が入った場合は、すみやかに電源プラグをコンセントから抜いて使用を中止してください。使用を続けると、火災や感電の原因となります。裏表紙記載の弊社お客様フォトサポートセンターにご相談ください。

本製品の開口部(フィルムホルダ挿入口)から内部に手や燃えやすいものを差し込んだり、クリップやホッチキスの針等の金属類を落としたりしないでください。ケガや感電、火災の原因となります。万一金属類や異物が内部に入った場合は、すみやかに電源プラグをコンセントから抜いて使用を中止し、裏表紙記載の弊社お客様フォトサポートセンターにご相談ください。

アルコールやシンナーなどの引火性溶剤の近くでの使用や、本製品付近での可燃性スプレーの使用は避けてください。またお手入れの際に、アルコール、ベンジン、シンナー等の引火性溶剤は使用しないでください。爆発や火災の原因となります。

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警告電源コードに重いものを乗せたり、無理に曲げたり、引っ張ったり、傷つけたり、加熱、破損および加工したりしないでください。またコンセントから抜くときは、アダプター本体を持って抜いてください。コードが傷むと火災や感電の原因となります。コードが傷んだら、弊社アフターサービス窓口またはお買い求めの販売店に交換をご依頼ください。

万一使用中に高熱、焦げ臭い、煙が出るなどの異常を感じたら、火傷に注意しながらすみやかに電源プラグをコンセントから抜き、使用を中止してください。使用を続けると感電、火傷、火災の原因となります。弊社アフターサービス窓口またはお買い求めの販売店に修理をご依頼ください。

注意

本製品を横倒しや仰向けの状態で使用しないでください。機械が加熱して火災の原因となります。

以下のような場所での本製品の使用、保管、放置は避けてください。・湿気やホコリの多い場所・直射日光の当たる場所・火気の近くや高温になる場所・通風口をふさぐ場所や、油煙が当たる場所・ぐらついた台の上や傾いたところなど、不安定な場所故障、火災、ケガの原因となります。

電源プラグは差し込みの奥までしっかりと差し込んでください。電源プラグが傷ついていたり、差し込みがゆるい場合は使用しないでください。火災や感電の原因となります。

ACアダプターを布や布団で覆ったり、周りに物を置いたりしないでください。熱により変形して感電や火災の原因となったり、非常時にアダプターが抜けなくなったりします。

お手入れの際や長期間使用しないときは、電源プラグをコンセントから抜いてください。火災や感電の原因となります。

1年に1度程度、電源コードに傷みがないことを確認するとともに、プラグの刃と刃の間を清掃してください。ホコリがたまると火災の原因となります。

当社は、国際エネルギースタープログラムの参加事業者として、本製品が国際エネルギースタープログラムの対象製品に関する基準を満たしていると判断します。

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その他のご注意/ユーザー登録のご案内

本製品をご使用になる前に、ユーザー登録をお済ませください。同梱されている「コニカミノルタからのお知らせ」に記載の弊社ホームページからオンラインユーザー登録を行っていただけます。

ユーザー登録のご案内

この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づくクラスB情報技術装置です。この装置は家庭環境で使用されることを目的としていますが、この装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用されると、受信障害を引き起こすことがあります。使用説明書にしたがって正しい取り扱いをしてください。

ご注意●スキャナを使用しない場合は、必ず電源スイッチを切ってください。ゴミやホコリ等の侵入を防ぐため、スキャナからホルダを取り外し、フロントドアが閉じた状態で保管してください。

●本体の清掃には洗剤やアルコールは使用しないでください。またフロントドアの中にブラシを入れたり、エアーブラシなどを使用しないでください。

●スキャン中、手や周辺の物がホルダに当たらないようにしてください。正確なピント合わせが行えなくなります。

●Windows XPに搭載されているログオフしないユーザ切り替えの機能、Mac OS X v10.3に搭載されているファーストユーザスイッチの機能には対応していません。

●Mac OS Xで、インストール時のユーザ以外のアカウントでログインしてお使いの場合、本体のクイックスキャンボタンはご使用になれません。

●パーソナルコンピュータとスキャナの電源を入れたままケーブルを取り外すときは、必ずドライバソフトを終了させてから行ってください(→P.23)。ソフトウェアが起動してスキャナをセットアップしているときやスキャンしたデータをパーソナルコンピュータに保存しているときなど(インジケーターランプが点滅している場合)にケーブルを取り外すと、データが損傷したり、パーソナルコンピュータがフリーズするなどの不具合が生じます。必ずドライバソフトを終了させてからケーブルを取り外してください。

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SCAN

ON/OFF

EJECT

FOCUS

電源スイッチ→P.22

インジケーターランプ点灯 各種スキャンできます。ゆっくり点滅

動作中(セットアップ中、スキャン中、ローディング中など)

早い点滅 エラー→P. 108消灯 電源が切れています。

USBポートUSBケーブルを接続します。→P.22

イジェクトボタンこのボタンを押すと、ホルダの取り出しができます。→P.27

フロントドアここからフィルムホルダを挿入します。→P.26

クイックスキャンボタンボタンを押すだけでランチャーなどのソフトウェアを起動することができます。→P.23

フロントドアリセットホール万一フロントドアが閉まらなくなったら専用ツールを差し込んでここを押します。→P.109

9

準備しましょう

内容物の確認/各部の名称

お買い上げのパッケージに梱包されているのは以下の通りです。ご確認の上、不備な点がございましたら、お買い求めの販売店にご連絡ください。

スキャナ本体35mmフィルムホルダ FH-M20スライドマウントホルダ SH-M20USBケーブル UC-2 必ず本付属品をお使いください。ACアダプター AC-U26 フェライトコア(コードに装着している円柱形のもの)を外さないでください。リセットツール RT-M10CD-ROM 2枚(ディマージュスキャンエリート 5400 II、Adobe Photoshop Elements 3.0)使用説明書(本書)保証書

内容物の確認

DC電源入力端子ACアダプターの出力プラグを接続します。→P.22

各部の名称

マニュアルフォーカスダイアル手動でフォーカス調整を行えます→P.63手動でフォーカス調整する時以外は、ダイアルを回さないでください。

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ソフトウェアのインストールを行う

!ソフトウェアのインストールは、スキャナをパーソナルコンピュータに接続する前に行ってください。スキャナを先に接続すると、パソコンに正しく認識されません。

電源を接続する →P.22

USBケーブルを接続する →P.22

フィルムをセットする/ホルダをセットする →P.24, 26

ランチャーを起動する →P.28

スキャン方法を選んで、ソフトウェアを起動する →P.29

スキャン作業を終了する.

操作の流れ

・ドライバソフトのインストール(必須)→ P.13, 16・Adobe Photoshop Elements 3.0 のインストール(任意)→ P.18

・簡単スキャンユーティリティを使う→ P.30・標準スキャンユーティリティを使う→ P.37・バッチスキャンユーティリティを使う→ P.97・その他のアプリケーションを使う→ P.29

・簡単スキャンユーティリティを終了する→ P.36・標準スキャンユーティリティを終了する→ P.53・ホルダを取り外す→ P.27・スキャナの電源を切る→ P.27

次のような手順で、本製品を使用します。詳細は、各参照ページをご覧ください。

スキャン作業を行う

ランチャー(Launcher)とは、スキャン方法を簡単に選択できるガイドのようなものです。スキャン方法の選択、スキャナ本体のクイックスキャンボタンを押した時の設定、バッチスキャンの設定などが簡単に行えます。→ P.28

ランチャーから希望するスキャン方法をクリックしてソフトウェアを起動します。

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インターフェース USB 2.0/1.1

ドライバソフトをお使いのパーソナルコンピュータに組み込んで使用する前に、以下のシステム環境を備えているかご確認ください。最新の情報については、弊社ホームページでご確認ください。→http://ca.konicaminolta.jp/

*1 Windows XPに搭載されているログオフしないユーザ切り替えの機能、Mac OS X v10.3に搭載されているファーストユーザスイッチの機能には対応しておりません。

*2 OSの推奨環境を満たしていることを前提としています。*3 お使いのOS環境において、各製品のメーカーに動作保証されていること。詳細は各製品のメーカーにお問い合わせください。

●Windows XP, 2000をご使用の場合は、仮想メモリの割り当てが必要になります。→ P.106●16bit取り込み、Digital ROC, GEM, SHO, Pixel Polishをお使いの場合、およびMac OS9.2.2にてEasy Scan UtilityでB4サイズ以上を印刷する場合について→ 次ページ

●本ソフトウェアは、日本語OS上での動作が前提になっています。日本語以外のOS上、または、日本語表示を可能にする言語モジュール類を組み込んだ日本語以外のOS上での動作に関してはサポートいたしかねます。

●RAM DOUBLERなどのメモリ管理機能拡張には対応しておりませんので、ご使用にならないでください。●OSのシステムスタンバイで時間設定している場合(Windows)やスリープ機能をONにしている場合(Macintosh)、システムスタンバイやスリープ復帰後のドライバソフト操作時にエラーやフリーズなどの不具合が発生することがあります。OSのシステムスタンバイ設定なし(Windows)、またはスリープ機能をOFF(Macintosh)にしてご使用ください。

モニタ1024x768ドット以上を推奨。800x600ドットでも使用可能。色数High Color(16bit )以上。

Windows XPでは中(16bit)以上。

1024x768ドット以上を推奨800x600ドットでも使用可能

色数 32.000色以上

11

準備しましょう

システム環境

次ページに続く

CPU*2

動作確認済みアプリケーション*3

必要メモリ*2

OS

Pentium Processor 166MHz以上 PowerPC G3以上

IBM PC/AT互換機*1 Macintosh*1

128MB以上の実装メモリ128MB以上(アプリケーションソフト、OSに

必要なメモリを除く空きメモリ容量)

ハードディスク 作業領域として、約600MB 以上の空き容量が起動ディスク上で確保できること

Adobe Photoshop 6.0.1, 7.0.1,CS(8.0.1)Adobe Photoshop Elements 2.0,3.0Paint Shop Pro 8Corel PHOTO-PAINT 11

Adobe Photoshop 6.0.1/7.0.1CS(8.0.1)Adobe Photoshop Elements 2.0,3.0

推奨ボード*3

アダプテックジャパン株式会社:USB2 Connect 3100USB2 Connect 5100Duo Connect

ラトックシステム株式会社:REX-PCIU3, REX-PCIU4

株式会社バッファロー:IFC-USB2P4, IFC-PCI4U2V

パソコンに標準装備されたUSBポート

ラトックシステム株式会社:REX-PCIU3, REX-PCIU4

パソコンに標準装備されたUSBポート

Mac OS 9.2.2Mac OS X v10.1.3~10.1.5,v10.2.1~10.2.8,v10.3~10.3.6

Windows 98,Windows 98 Second Edition,Windows Me,Windows 2000 Professinal,Windows XP(Home/Professional)

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PowerPC G3以上 256MB*1

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16bit 取り込み, Pixel Polish, Digital SHO, ROC, GEMをお使いの場合の動作環境

16bit 取り込み時 Pentium 166MHz以上 128MB 約1.2GB Pentium II 以上 256MB 約2GB

Pixel Polish ON 時 Pentium 166MHz以上 256MB 約1.2GB Pentium III 以上 512MB 約2GB

Digital SHO ON 時 Pentium 166MHz以上 256MB 約1.2GB Pentium III 以上 512MB 約2GB

Digital ROC/GEM ON 時 Pentium 166MHz以上 256MB 約1.8GB Pentium III 以上 512MB 約3.6GB

Digital ROC/GEM ON+16bit取り込み時

Pentium 166MHz以上 256MB 約3GB Pentium III 以上 512MB 約6GB

最低動作環境 推奨動作環境

CPU メモリHDD空き容量

(起動ディスク)

CPU メモリHDD空き容量

(起動ディスク)Windows

Macintosh

16bit 取り込み時 PowerPC G3以上 128MB*1 約1.2GB PowerPC G4以上 256MB 約2GB

Pixel Polish ON 時 PowerPC G3以上256MB(OS9では128MB*2)

約1.2GB PowerPC G4以上512MB(OS9では256MB)

約2GB

Digital SHO ON 時*3 PowerPC G3以上 320MB*1 約1.2GB PowerPC G4以上 512MB 約2GB

Digital ROC/GEM ON 時 PowerPC G3以上 256MB*1 約1.8GB PowerPC G4以上 512MB 約3.6GB

Digital ROC/GEM ON+16bit取り込み時

約3GB PowerPC G4以上 512MB 約6GB

●Macintoshのメモリとは、OSやアプリケーションに必要なメモリを除いた空き容量です。

●Mac OS 9.2.2をご使用の場合、下記のメモリ割り当てが必要となります。*1ユーティリティを単独で起動してお使いになる場合は、ご使用のユーティリティに、上記の※1の容量を割り当ててください。PhotoshopからPlug-inとして標準スキャンユーティリティを起動してお使いになる場合は、Photoshopの推奨サイズに上記の容量を足して割り当ててください。

*2ユーティリティを単独で起動してPixel Polishをお使いになる場合は、ご使用のユーティリティに128MBを割り当てた上で、最大未使用ブロックとして、取り込むデータ容量の4倍以上が必要です。PhotoshopからPlug-inとして標準スキャンユーティリティを起動してPixel Polishをお使いになる場合は、Photoshopの推奨サイズに128MBを足して割り当てた上で、最大未使用ブロックとして、取り込むデータ容量の4倍以上が必要です。→P.106

*3Digital SHOをご使用の時は、仮想メモリを「切」にしてお使いください。

システム環境

Mac OS9にてEasy Scan UtilityでB4サイズ以上を印刷する場合

Mac OS9.2.2にてEasy Scan UtilityでB4サイズ以上を印刷する場合は、256MB以上のメモリが空き容量として必要です。

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ドライバソフトのインストール(Windows)スキャナをお使いいただくためには、ドライバソフトをお使いになるパーソナルコンピュータにインストールする必要があります。

●WindowsXP(Home/Professional), 2000 Professional搭載機種へドライバソフトをインストールする場合は、管理者(Administrator)アカウントでログオンした状態で行なってください。

●Windowsで管理者以外のユーザが使用の際、WindowsXPでは(ログオフしない)ユーザ切り替えでは使用できません。必ず管理者からログオフして、他のユーザに切り替わって使用してください。

●ここではWindowsXPでの画面を例として説明します。1コンピュータの電源を入れ、Windowsを起動します。

2CD-ROMドライブに同梱の ディマージュスキャンエリート 5400 II用CD-ROM を挿入します。●しばらくすると右の開始画面が表示されます。

3 [DiMAGE Scan Elite5400 2インストーラの起動]をクリックします。●[CD参照]をクリックすると、CD-ROMの内容が確認できます。

4「DiMAGE Scan Elite5400 2用のInstallShield Wizardへようこそ」の画面が表示されたら、[次へ(N)>]をクリックします。

InstallShield Wizardプログラムが自動的に起動しない場合以下の手順で操作してください。1)[スタート]→[ファイル名を指定して実行(R)...]を選択します。

2)ファイル名を指定して実行ウィンドウの[参照(B)...]をクリックします。

3)ファイルの参照ウィンドウの「ファイルの場所(I)」のリストボックスから、CD-ROMドライブを選択します。

4)「Driver」フォルダを選び、[開く(O)]をクリックして開きます。5)「Japanese」フォルダを選び、[開く(O)]をクリックして開きます。6)「Setup.exe」をクリックします。ファイルの場所が、「¥Driver¥Japanese¥Setup.exe」であることを確認して[OK]をクリックします。●しばらくすると開始画面が表示されます。以降は手順 4 に続きます。

●パーソナルコンピュータとスキャナを接続する前に、ドライバソフトのインストールを行ってください。

●コンピュータウィルス感染防止のメモリ常駐プログラムや機能拡張プログラム、コントロールパネル書類はインストールの誤動作の原因になる場合がありますので、あらかじめ終了しておいてください。

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準備しましょう

次ページに続く

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ドライバソフトのインストール(Windows)5ソフトウェアの使用許諾契約画面が表示されたら、全文をよく読んで、承諾する場合は、[はい(Y)]をクリックします。●承諾しない場合は、[いいえ(N)]をクリックしてください。インストールは中断され、セットアップされないで終了します。

6インストール先の選択の画面が表示されたら、インストール先を確認し、[次へ(N)>]をクリックします。●別のフォルダにインストールする場合は、[参照(R)…]をクリックしてください。フォルダ選択のウィンドウが表示されます。インストール先フォルダを指定して、[OK]をクリックし、[次へ(N)>]をクリックしてください。

7インストールするコンポーネントを選択し、[次へ(N)>]をクリックします。●通常、すべてのコンポーネントを選択してください。

●画像処理アプリケーションを通してTwainモジュールだけを使いたい、またドライバソフトだけをインストールしたい、などという場合は、使用しないコンポーネントのチェックマークを外します。

8アイコンを追加するフォルダ名が表示されます。フォルダ名を確認し、[次へ(N)>]をクリックします。●初期設定では、画面左下の [スタート] ー [すべてのプログラム(WindowsXP以外では[プログラム])(P)] フォルダの中に[DiMAGEScan Elite5400 2 ver 1.0] フォルダが追加されます。

●新たなフォルダを作成することもできます。●[次へ(N)>]をクリックすると、インストールが始まります。

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準備しましょう

9「InstallShield Wizardの完了」の画面が表示されたら、「はい、今すぐコンピュータを再起動します。」をチェックし、[完了]をクリックします。●コンピュータが再起動します。●他のプログラムをインストールする場合は、「いいえ、あとでコンピュータを再起動します。」を選択して、[完了]をクリックします。

●インストールされたファイルとフォルダの詳細については、「インストール時に作成されるファイルとフォルダ」をご参照ください。→P.104

●スキャナをご使用になる前に、[DiMAGEScan Elite5400 2 ver 1.0] フォルダの中の[DiMAGE Scan Elite5400 2 お読みください]ファイルの内容をよくお読みください。

本ドライバソフトの不調などにより再インストールする場合、最初にアンインストール(ソフトウェアの削除)を行います。[スタート]メニューの[すべてのプログラム(WindowsXP以外では[プログラム])(P)] フォルダの中から、[DiMAGE Scan Elite5400 2の削除]を選択してください。後は画面の指示に従ってください。

再インストールする場合は、13ページからの手順に従って、本ドライバソフトをもう一度インストールしてください。

ドライバソフトの削除と再インストール

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●Mac OS X搭載機種へドライバソフトをインストールする場合は、管理者としてログインした状態で行なってください。

●Mac OS X v10.3に搭載されているファーストユーザスイッチの機能には対応していません。●ここではMac OS Xでの画面を例として表示しています。1Macintoshの電源を入れ、Mac OSを起動させます。

2CD-ROMドライブに同梱の ディマージュスキャンエリート 5400 II用CD-ROM を挿入します。

3CD-ROMがデスクトップに表示されたら、そのアイコンをダブルクリックして開きます。●OSによっては自動的にCD-ROMの内容が表示される場合もあります。

4 [Driver]フォルダをダブルクリックして開き、[Japanese]フォルダも同様にして開きます。

5[DS Elite5400 2 Installer]のアイコンが表示されますので、ダブルクリックします。

●Mac OS Xの場合、認証の画面が表示されますので、名前とパスワードを入力し、[OK]をクリックします。

6しばらくすると開始画面が表示されますので、[続ける...]をクリックします。

7ソフトウェアの「ライセンス」画面が表示されますので全文をよく読んで、承諾される場合は[同意]をクリックします。●承諾しない場合は、[不同意]をクリックしてください。インストールは中断され、セットアップされないで終了します。

ドライバソフトのインストール(Macintosh)●パーソナルコンピュータとスキャナを接続する前に、ドライバソフトのインストールを行ってください。

●コンピュータウィルス感染防止のメモリ常駐プログラムや機能拡張プログラム、コントロールパネル書類はインストールの誤動作の原因になる場合がありますので、オフにするかシステムフォルダから外しておいてください。

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本ドライバソフトの不調などにより再インストールする場合、最初にアンインストール(ソフトウェアの削除)を行います。

手順は、ドライバソフトのインストール時と手順7まで同じです。→前ページ手順8の場面が表示されたら、ウィンドウ左上の[カスタムインストール]横のプルダウンメニューから、[アンインストール]を選択します。「インストールの場所」でドライバソフトがインストールされている場所を確認して、ウィンドウ右下の[アンインストール]をクリックすると、アンインストールを開始します。

アンインストール終了後、続けて再インストールする場合は、ウィンドウ左上の[アンインストール]横のプルダウンメニューから、[カスタムインストール]を選択して、上記手順8以降に従ってください。

再インストールしない場合は、[アンインストール]の上にある[終了]をクリックします。

8「インストールの場所」に表示されたインストール先を確認します。●インストール先を変更したい場合は、「インストールの場所」のプルダウンメニューから[フォルダ選択...]を選び、インストール先フォルダを指定します。

9インストールする項目を選択します。●通常はすべての項目の左側のチェックボックスにチェックを入れた状態でインストールします。

●特定の項目のみをインストールしたい場合(例えばAdobe Photoshop互換Plug-inのみのインストールなど)は、その項目のチェックボックスにチェックを入れ、その他のチェックボックスはクリックしてチェックを外します。

10[インストール]をクリックします。●「他のアプリケーションを自動的に終了」の画面が表示されますので、[続ける]をクリックします。続いてインストールが始まります。

●後は画面の指示にしたがってください。インストールが完了すると、完了のメッセージが表示されます。

11画面の表示にしたがって、終了します。●インストールが完了すると、指定されたインストール先に[DS Elite5400 2]というフォルダが作成され、その中にドライバソフトがインストールされています。

●インストールされたファイルとフォルダの詳細については、「インストール時に作成されるファイルとフォルダ」をご参照ください。→P.104

●スキャナをご使用になる前に、[DS Elite5400 2]フォルダの中の「お読みください」ファイルの内容をよくお読みください。

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準備しましょう

ドライバソフトの削除(アンインストール)と再インストール

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Adobe Photoshop Elements 3.0 のインストール(任意)

●PowerPC G3、G4、G5 プロセッサを搭載したパーソナルコンピュータ

●Mac OS X v10.2.8 またはv10.3● 256MB以上のRAM●400MB以上の空き容量のあるハードディスク※インストール時には追加で300MBのハードディスク容量が必要

●16bit以上のカラー表示が可能なディスプレイ、ビデオカード

●1,024 × 768 以上の画像解像度をサポートするディスプレイ

●CD-ROMドライブ

必要システム構成(Macintosh)

1Adobe Photoshop Elements 3.0 CD を CD-ROM ドライブに挿入します。

2言語を選択後、「OK」をクリックしてソフトウェア使用許諾契約書を読み、同意する場合は「同意する」を、同意しない場合は「同意しない」をクリックします。●「同意しない」をクリックすると、インストールは中断され、セットアップされないで終了します。

3「Adobe Photoshop Elements 3.0をインストール」をクリックして PhotoshopElements インストーラを開始します。●後は画面の指示に従ってインストール作業を行ってください。

●CD が自動的に起動しなかった場合は、Windows の「スタート」ボタンをクリックし、メニューから「エクスプローラ」を選択し、Adobe Photoshop Elements フォルダの「Setup.exe」をダブルクリックします。

Windows

●インストール時にはシリアル番号を入力する必要があります。インストールの途中でシリアル番号の入力欄が表示されたときは、CD-ROMケースの外側にシールで貼られた24桁の番号を、正確に、すべて半角で入力してください。

ここでは同梱されているAdobe Photoshop Elements 3.0 のインストール方法をご説明します。必要に応じてインストールしてください。本製品は専用ドライバソフトを単独で起動して使用できるほか、Twain

ト ウ ェ イ ン

/Plug-inプ ラ グ イ ン

対応画像処理アプリケーション(例えば同梱のAdobe Photoshop Elements 3.0など)から専用ドライバソフトを起動させることができます*。後者の方法では、スキャンした画像を、そのまま続けて画像処理アプリケーションで画像処理することができます。同梱されているAdobe Photoshop Elements 3.0 は、Twain/Plug-in対応画像処理アプリケーションソフトです。*標準スキャンユーティリティで可能です。簡単スキャンユーティリティ、バッチスキャンユーティリティではご利用になれません。

●インテル Pentium III または4クラスのプロセッサを搭載したパーソナルコンピュータ(800MHzかそれ以上を推奨)●Microsoft Windows XP Home/Professional(Service Pack 1)、またはWindows 2000(Service Pack 4)

●256MB以上のRAM(512MB以上を推奨)●800MB以上の空き容量のあるハードディスク※インストール時には追加で300MBのハードディスク容量が必要

●Microsoft DirectX 9対応のディスプレイドライバ

●16bit以上のカラー表示が可能なディスプレイ、ビデオカード

●1,024 × 768 以上の画像解像度をサポートするディスプレイ

●CD-ROMドライブ

必要システム構成(Windows)

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準備しましょう

Macintosh

Adobe Photoshop Elementsのユーザ登録について

アドビ製品の情報をいち早く入手するために、ユーザ登録をお勧めします。シリアル番号は、お客様のライセンスを特定する個別の番号で非常に重要なものです。ユーザ登録カードを送付する際には、コピーするなどしてお客様のシリアル番号の控えを手元に保管、管理していただきますようお願いいたします。ユーザ登録は以下いずれかの方法で行うことができます。

1CD-ROMの中のユーザ登録カードを印刷して送付するか、FAXで送信します。(0120-410695 ユーザ登録専用FAX番号)

2アドビのホームページからオンライン登録します。http://www.adobe.co.jp/store/registration/main.html(ユーザ登録に関しては、下記「アドビカスタマーサービス」までお問い合わせください。)

ユーザ登録が完了しますと、随時アップグレードセンターから新製品のご案内が届きます。

3アドビ製品情報とアップグレードについてユーザ登録が完了しますと、随時アドビカスタマーサービスから新製品のご案内が届きます。お求めは、アドビシステムズ公認販売店あるいはアドビストア(http://store.adobe.co.jp)にお申込みください。ご購入前の製品情報は、アドビのホームページもしくはカスタマーインフォメーションセンターから入手してください。

カスタマーインフォメーションセンター(製品情報案内)受付時間:月~金午前9:30 - 午後5:30 (土曜、日曜、祝祭日、アドビ指定休業日を除く)電話番号:03-5350-0407

アドビカスタマーサービス(ユーザ登録、アップグレード、アドビストアに関するお問い合わせ)受付時間:月~金午前9:30 - 午後5:30 (土曜、日曜、祝祭日、アドビ指定休業日を除く)電話番号:0570-067337 または048-226-0040

上記情報は、アドビの都合により変更される場合がありますので、適宜、アドビのホームページによりご確認くださいますようお願い申し上げます。

1Adobe Photoshop Elements 3.0 CD を CD-ROM ドライブに挿入します。●デスクトップにAdobe Photoshop ElementsのCD-ROMのアイコンがマウントされます。

2デスクトップ上の CD のアイコンをダブルクリックし、Photoshop Elements のインストールアイコンをダブルクリックします。

3「続ける」をクリックします。

4ソフトウェア使用許諾契約書を読んで、「続ける」をクリックし、同意する場合は「同意する」を、同意しない場合は「同意しない」をクリックします。●「同意しない」をクリックすると、インストールは中断されます。●インストールを完了するには、管理者のユーザ名とパスワードを入力する必要があります。これらの情報を入力し、「次へ」をクリックします。

●後は画面の指示に従ってインストール作業を行ってください。

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本製品にバンドルされておりますアドビ製品のサポートについては、以下をご参照ください。

サポートの内容について1インターネット(アドビホームページ)からの技術情報提供営業時間 年中無休(メンテナンス期間を除く)サポート情報料金 無償提供サポート内容 以下のWeb サイトよりサポート、技術情報やFAQ の検索ができます。

http://www.adobe.co.jp/support/main.html

2電話・電子メールによる技術支援営業時間 月~金午前9:30 - 午後8:00

土曜日午前9:30 - 午後5:30* 年始年末、祝祭日、アドビ指定休業日を除く

サポート料金 有償提供インシデント、1案件あたり5,145 円(消費税込)年間契約20,895 円より(消費税込)

サポート内容 以下のWeb サイトより詳しいサポート料金、内容をご確認くださいhttp://www.adobe.co.jp/support/main.html

アドビ有償サポート(Adobe Expert Support)契約のお申込みについてアドビシステムズサポート契約センター受付時間: 月~金午前9:30 - 午後8:00

土曜日午前9:30 - 午後5:30 (日曜、祝祭日、アドビ指定休業日を除く)サポート契約のお申込み専用電話番号:フリーダイヤル0120-535057サポートプログラムに関するお問合せ専用電話番号:ナビダイヤル0570-020884

アドビ有償サポートプログラム(Adobe Expert Support)に関する詳細につきましては、アドビシステムズのホームページ(http://www.adobe.co.jp/support/main.html)をご参照ください。アドビシステムズサポート契約センターでもお問合せをお受けしています。

上記情報は、アドビの都合により変更される場合がありますので、適宜、アドビのホームページによりご確認くださいますようお願い申し上げます。

Adobe Photoshop Elements 3.0のサポートについて

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準備しましょう

Macintoshで、Plug-inプ ラ グ イ ン

(画像処理アプリケーションから直接ドライバソフトを起動させ、スキャンした画像を続けて画像処理する)を利用する場合は、Plug-inモジュールをインストールする必要があります。

動作確認済み画像処理アプリケーションについては、P.11あるいは弊社ホームページhttp://ca.konicaminolta.jp/ でお確かめください。●Mac OS X環境でPlug-inから呼び出して起動する場合は、Mac OS Xのネイティブモード(Carbon)に対応したPhotoshopが必要です。Classic環境では動作しません。

ここでは、Adobe Photoshop Elements 3.0 でPlug-inを利用する場合を説明しています。

1Adobe Photoshop Elements 3.0 が起動しているときは、終了させます。

2Adobe Photoshop Elements 3.0 のフォルダを開き、その中の「プラグイン」フォルダを開きます。

3[DS Elite5400 2]フォルダ内の「DS Elite5400 2 Plug-in」のファイルを、「プラグイン」フォルダ内にある「入出力」フォルダにコピーします。

Plug-inモジュールのインストール

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スキャナの設置

1コンセントの電圧がAC100Vであることを確認し、コンセントにACアダプターを接続します。

2ACアダプターのプラグをスキャナ本体の背面にあるDC電源入力端子に接続します。

●外れないように奥まで確実に差し込みます。

3電源を入れる時は、本体前面の電源スイッチを押します。

●インジケーターランプが点滅し始めます。

●スキャナは水平で安定した場所に設置してください。また、直射日光を避け、ホコリや湿度が少なく、通気の良い場所に設置してください。

電源の接続

SCAN

ON/OFF

EJECT

FOCUS

USBケーブルの接続

1USBケーブルのBコネクタを本体背面のUSBポートに接続します。

2USBケーブルのAコネクタをコンピュータのUSBポートに接続します。●USBケーブルは奥まで確実に差し込んでください。

重要!パーソナルコンピュータにドライバソフトをインストールするまでは、パーソナルコンピュータとスキャナを接続しないでください。ドライバソフトをインストールする前に接続すると、スキャナが正しく認識されません。ドライバソフトのインストール方法はP.13~17を参照してください。

●コンピュータの電源を入れてOS(WindowsまたはMac OS)が起動するまでの間は、ケーブルを抜き差ししないでください。正しく動作しなくなる場合があります。

●ケーブルを抜き差しするときは、5秒以上の間隔をあけてください。●ハブを介して接続すると、ハブの種類や接続する機種によっては正常に動作しない場合があります。コンピュータとスキャナを直接接続することをおすすめします。

スキャナ本体とコンピュータを接続するには、USBケーブルを使います。

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スキャナ本体とコンピュータの電源が入っていれば、クイックスキャンボタンを押すだけで、使いたいアプリケーションを起動することができます。●初期設定では、ランチャーが起動します。ランチャーは、次回クイックスキャンボタンを押した時に起動するアプリケーションを選択することができます。→P.29

●Mac OS Xで、インストール時のユーザ以外のアカウントでログインしてお使いの場合、本体のクイックスキャンボタンはご使用になれません。

23

準備しましょう

Windows2000の場合新しいハードウェアの検索ウィザードが表示され、すぐに消えますので、お待ちください。「デジタル署名がみつかりませんでした。...インストールを続行しますか?」の画面が出ますので、[はい(Y)]をクリックします。

WindowsXPの場合「新しいハードウェアの検索ウィザード」の開始が表示されますので、[次へ(N)]をクリックします。「...Windowsロゴテストに合格していません。...」の画面が出ますが、そのまま[続行(C)]をクリックします。

●インストール画面が表示されますので、しばらくお待ちください。

●このまま引き続きスキャナを使用できます。この「新しいハードウェアの検出」は、初めてこのスキャナを使用するときだけ表示されます。次回からは表示されません。

スキャナの登録(Windows 2000/ XP)Windows 2000およびXPでは、スキャナ本体とコンピュータを初めて接続した時、「新しいハードウェアの検出」のメッセージが出ますので、スキャナの登録を行います。

クイックスキャンボタン

SCAN

EJECT

FOCUS

USBケーブルの取り外し

PCとスキャナの電源を入れたままケーブルを取り外す時は、先にドライバソフトを終了させてください。

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スリーブフィルムとは、何コマかつながった状態のフィルムを指します。「35mmフィルムホルダFH-M20」を使用します。1度に最高6コマつづきのスリーブをセットできます。

1フィルムホルダのフィルムカバーの「PULL」と書かれたつまみを持ち上げ、フィルムカバーを開けます。

2フィルムのコマ番号が正しく見える方を上(=乳剤面を下)にして、フィルム押さえ(2カ所)の下に差し込みます。●横向きの画像の場合、画像の上下の向きをホルダ端の「UP」と書いた表示と逆にセットすると、スキャン後画像の向きを直す必要がありません。

●フィルムホルダの画枠にフィルムの位置を合わせます。

●インデックス画像、プレビュー画像の周辺(外側)部分には、フィルムホルダの枠が表示されます。ネガフィルムでは、ホルダの枠は白色で、コマ間の切り欠き部分は、黒色で表示されます。

3フィルムホルダを閉じます。●フィルムカバーを確実に閉じてください。

フィルムをホルダにセットする

スリーブフィルムのセット

フィルムをホルダにはめ込みます。フィルムタイプに対応したホルダを使用します。本製品は、35mmフィルムのみに対応しています。

ゴミ、ほこりなどはフィルムを傷つける恐れがありますので、ホルダにセットする前に、ブロアなどで取り除いてください。

UP

21

34

PULL

UP

56

PULL

UP

24

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スライドマウントフィルムとは、1コマ1コマ枠にはめ込まれたフィルムを指します。「スライドマウントホルダSH-M20」ではスライドマウントフィルムを使用できます。●スライドマウントホルダには、1度に最高4コマをセットすることができます。●使用できるマウントの厚みは1.0~3.2㎜です。ガラス付きのマウントは使用できません。●ホルダにマウントを長期間入れたままにしないでください。

1スライドマウントホルダのフィルムカバーの「PULL」と書かれたつまみを持ち上げ、フィルムカバーを開けます。

2フィルムのコマ番号が正しく見える方を上(=乳剤面を下)にして、横方向にスライドマウントホルダにセットします。●横向きの画像の場合、マウントの上下の向きをホルダ端の「UP」と書いた表示と逆にセットすると、スキャン後画像の向きを直す必要がありません。

●スライドマウントホルダの画枠にスライドの位置を合わせます。

●縦長方向には挿入しないでください。

3スライドマウントホルダを閉じます。●フィルムカバーを確実に閉じてください。

4コマ目の画枠は、フィルムカバーを閉めたままでマウントを差し換えることができます。また、スキャナ本体にスライドマウントホルダをセットしたままでも差し換えることができます(右図)。この場合は、必ずプレビュースキャンを行ってから、本スキャンを行ってください。●ホルダを強く押したりして、ホルダの位置がずれないように気をつけてください。正しいピント合わせができなくなることがあります。

●ホルダがスキャナの中に完全に入っている時は、イジェクトボタンを押す(p.27)と、ホルダがマウントの差し換えが可能な位置まで出てきます。

スライドマウントフィルムのセット

21

4

3

PULL

PULL

UP

UP

PULL

UP

25

準備しましょう

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26

ホルダをスキャナにセットする

ホルダを、「UP」の表示が上側になるようにして(図A)、フロントドアに当てながら、ゆっくりまっすぐに挿入します。

●当たるところ(図B)までくると、スキャナが自動的にホルダを少し中まで引き込みますので、手を離してください。

●ホルダが少し中まで送り込まれたら、セットは完了です。

●ホルダを取り出す場合は、イジェクトボタンを押します(図C)。イジェクトボタンを押すと挿入開始位置(図B)まで自動的にホルダが戻ってきますので、ホルダが完全に止まったことを確認して抜き取ります。→P.27

23

4

!スキャナ本体のセットアップが完了して、インジケーターランプの点滅が点灯に変わるまでは、フロントドアを開けたり、ホルダを挿入しないでください。

B

C

!正しいピント合わせを行うために、挿入したホルダには、取り出す時以外触らないでください。また、周囲の物がホルダに当たらないようにしてください。

!ホルダをスキャナから取り出す時は、無理に引き抜かずに、P.27の手順に従ってください。

ドライバソフトを起動させた後、フィルムをセットしたホルダをスキャナ本体にセットします。●ドライバソフトの起動について簡単スキャンユーティリティー→P.30標準スキャンユーティリティー→P.37

UP

12

34

21

4

3

PULL

PULL

UP

A

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準備しましょう

1スキャナ正面のイジェクトボタンを押して、ホルダを取り出します(右図A)。●標準スキャンユーティリティを起動している場合は、メインウィンドウにあるイジェクトボタンからでも操作できます(下図B)。

●ホルダは自動的に取り出し可能位置まで戻ります(右図C)ので、それまでホルダには触らず、ホルダが完全に停止したことを確認してから取り出します。

●スライドマウントホルダがスキャナの中に完全に入っている時は、一度イジェクトボタンを押して、ホルダの一部が外に出てから、再度イジェクトボタンを押してください。

2ドライバソフトが起動している場合は終了させます。

3スキャナの電源を切ります。●お手入れの際や長期間ご使用にならない時は、電源プラグを必ず抜いてください。

スキャン作業を終える時は、以下の手順で行います。●パソコンを再起動させる場合は、次の1~2の作業を行ってから再起動を行ってください。

ホルダの取り外しとスキャン作業の終了

SCAN

ON/OFF

EJECT

FOCUS

23

C

A

B

!ホルダを挿入したまま、スキャナの電源を切った場合もう一度電源を入れると、ホルダが自動的に排出されます。ホルダを無理に引き抜かないでください。

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ランチャーは、次の2つのいずれかの方法で起動することができます。

【方法1】スキャナ本体のクイックスキャンボタンを押します。●初期設定ではランチャーが起動します。●既に本機でドライバソフトを起動している場合は、クイックスキャンボタンを押してもランチャーは起動しません。

【方法2】■Windows[スタート]→[すべてのプログラム(WindowsXP以外では[プログラム])(P)]→[DiMAGE ScanElite5400 2 ver.1.0]→[DiMAGEScan Elite5400 2 Launcher]を選びます。●右はWindowsXPの例です。

ランチャーのウィンドウ

28

ランチャー(Launcher)を起動してスキャン操作の準備をします。ランチャーは、それぞれのアプリケーションを素早く選択し、起動できる便利なツールですので、ぜひご活用ください。ランチャーでは次のことができます。・使用するアプリケーションの選択と起動・スキャナ本体のクイックスキャンボタンを押した時に起動するアプリケーションの設定・バッチスキャンの設定と実行

ランチャーの起動

ランチャーの起動

SCAN

ON/OFF

EJECT

FOCUS

■MacintoshMac OS Xの場合は[アプリケーション]から、MacOS 9.2.2の場合はドライバソフトをインストールしたフォルダ(ダブルクリックして開きます)から、[DSElite5400 2]のフォルダをダブルクリックして開き、[DS Elite5400 2 Launcher]をダブルクリックします。

クリックすると、バッチスキャンの設定ウィンドウが表示されます。→P.97

ランチャーを終了します。

クリックすると標準スキャンユーティリティが起動します。→P.37

クリックすると簡単スキャンユーティリティが起動します。→P.30

クリックすると、バッチスキャンを実行します。→P.102

クリックすると、参照ボタンで選択した、アプリケーションが起動します。→P.29

クイックスキャンボタンを押した時に起動するアプリケーションが表示されます。起動アプリケーションは、変更することができます。→P.29

Twain/Plug-in対応画像処理アプリケーションを起動する場合は、ここをクリックして、アプリケーションを選択します。→P.29

Page 29: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

ランチャーのウィンドウから、各アプリケーションを起動します。

●標準スキャンユーティリティ(→P.37)を起動するにはここをクリックします。

●簡単スキャンユーティリティ(→P.30)を起動するにはここをクリックします。

●バッチスキャンユーティリティ(→P.102)を実行するにはここをクリックします。

●その他のアプリケーションを起動するにはここをクリックします。Twain/Plug-in対応画像アプリケーションを選択して起動することができます。

ランチャーからのソフトウェアの起動

Twainト ゥ エ イ ン

/Plug-inプ ラ グ イ ン

対応画像処理アプリケーションの選択

スキャナ本体にあるクイックスキャンボタンを押した時に、起動するアプリケーションを設定することができます。●初期設定ではランチャーが設定されています。

スキャンランチャーウィンドウのメニュー(▼)ボタンをクリックして、表示されるリストから、起動させるアプリケーションを選択します。

29

準備しましょう

標準スキャンユーティリティを呼び出すことができるTwain/Plug-in対応画像処理アプリケーションを選択して起動することができます。●動作確認済みTwain/Plug-in対応画像処理アプリケーションについては、P.11あるいは弊社ホームページhttp://ca.konicaminolta.jp/でお確かめください。

1「その他のアプリケーション」左横の[参照]ボタンをクリックします。●「ファイルを開く」ウィンドウが表示されます。

2使用するTwain/Plug-in対応画像処理アプリケーションをクリックして選択して、[開く]をクリックします。●ランチャー ウィンドウ[参照]右横に、選択したアプリケーションが表示されます。

●Windows でPhotoshop Elements 3.0をご使用の場合は、クイック編集モードまたはスタンダード編集モード(Editor機能)をご使用ください。写真整理モード(Organizer機能)はご使用にならないでください。

スキャナ本体のクイックスキャンボタンを押した時に起動するアプリケーションの設定

Page 30: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

30

簡単スキャンユーティリティ簡単スキャンユーティリティ(DiMAGE Scan Elite5400 2 - Easy Scan Utility)を使うと、表示される画面にしたがってフィルムの種類や用途を選択するだけの操作で、簡単に適切なスキャンを行うことができます。

●簡単スキャンユーティリティは、単独で動作するソフトウェアです。画像処理アプリケーションから呼び出して使用することはできません。

2取り込みの準備をするフィルムをホルダにセットした後、ホルダをスキャナに挿入します。→P.32

1簡単スキャンユーティリティを起動する→P.31 3フィルムを選択する

フィルムの種類を選択すると、インデックススキャンが行われます。→P.32

5画像を調整する→P.34

8画像を印刷する「プリントする」の中のカテゴリを選択すると、画像の保存の後に、印刷プレビュー画面となり、印刷を行えます。→P.36

4取り込むコマを選ぶ取り込むコマを選択するほか、必要に応じて、画像補正を選択したり、画像の表示の向きを変更します。→P.33

7画像を保存する「名前を付けて保存」ウィンドウが表示されますので、[保存]をクリックするとスキャンが行われ、画像が保存されます。→P.35

6用途を選ぶ画像の用途を選択し、画像の取り込み(本スキャン)を実行すると、選択した用途に合わせた出力(画像の保存、印刷)を行います。→P.35

簡単スキャンユーティリティの操作の手順

9画像の取り込みを完了画像の取り込みが完了しました。終わる、フィルム交換、続けるから選択します。→P.36

Page 31: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

31

簡単スキャンユーティリティ

■MacintoshMac OS Xの場合は[アプリケーション]から、Mac OS9.2.2の場合はドライバソフトをインストールしたフォルダ(ダブルクリックして開きます)から、[DS Elite54002]のフォルダをダブルクリックして開き、[DSElite5400 2 Easy]をダブルクリックします。

簡単スキャンユーティリティを起動する前に、ケーブルが接続していること、必ずスキャナの電源を入れ、フロントドアが完全に閉じていることを確認してください。●起動中にエラーメッセージが出た場合は、上記を確認した後、エラーメッセージ内の[OK]ボタンをクリックしてください。セットアップが行われ、起動します。

起動する

簡単スキャンユーティリティが起動すると、下の開始画面が表示されます。

【方法1】 ランチャーを起動して、簡単スキャンユーティリティのボタンをクリックします。→P.29

【方法2】 単独で簡単スキャンユーティリティを起動します。

■Windows[スタート]→[すべてのプログラム(WindowsXP以外では[プログラム](P)])→[DiMAGE Scan Elite5400 2 ver.1.0]→[DiMAGE Scan Elite5400 2 - Easy ScanUtility]を選びます。●右はWindowsXPの例です。

Page 32: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

開始画面が表示された後、右のフィルムセット説明画面が出ます。●すでにスキャンを実行し、ホルダがセットされている場合は、この画面は表示されません。

フィルムをセットしたホルダを、スキャナにセットします。セット方法についてスリーブフィルム→P.24スライドマウントフィルム→P.25

32

クリックすると、自動的にホルダをイジェクトし、簡単スキャンユーティリティを終了します。

フィルムをセットすると、「フィルムの種類を選ぶ」画面が表示されます。●セピア調フィルムには対応していません。フィルムタイプの選択で「カラーネガ」を選択し、スキャンして保存した画像データに、画像処理アプリケーションでレタッチを加えてセピア調に仕上げてください。

スキャンするフィルムタイプを選択し、[進む>]をクリックします。●インデックススキャンを行います。

カーソルを合わせた部分の説明を表示します。

前の画面に戻ります。

次の画面に進みます。

フィルムの種類を選ぶ

取り込みの準備をする/フィルムの種類を選ぶ

クリックすると簡単スキャンユーティリティを終了します。

取り込みの準備をする

●スキャンを途中でキャンセルする場合、スキャン中の表示ダイアログ内のキャンセルボタンをクリックします。Mac OS 9の場合は、キャンセルボタンがオンになったことを確認してからマウスを離してください。「キャンセルを受け付けました。処理を中断します。」というメッセージが出ます。●Windowsの場合はESCキー、Macintoshの場合はCommandキーとピリオド(.)を同時に押してもキャンセルできます。

Page 33: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

簡単スキャンユーティリティでは、1コマまたは全コマのスキャンができます。インデックススキャンが終了すると、「取り込むコマを選ぶ」画面が表示されます。この画面では、取り込む画像を選択する他、画像補正をしたり、画像の表示の向きを変更できます。11コマスキャンの場合、スキャンする画像をクリックして選択します。2必要に応じて、画像補正を選択したり、画像の表示の向きを変更します。●全コマスキャンするには、後ほど取り込みを実行するときに指定を行います。全コマスキャンする場合は、画像の向きを変更する場合以外、コマごとに設定を変えることはできません。最後に選択された設定がすべての画像に適用されます。

3 [進む>]をクリックします。●[画像を調整する]にチェックを入れた場合、「画像を調整する」画面が表示されます。→次ページ[画像を調整する]にチェックを入れない場合、「用途を選ぶ」画面が表示されます。→P.35

取り込むコマを選ぶ

カーソルを合わせた部分の説明を表示します。

前の画面に戻ります。

インデックス画像の左上には、コマ番号が表示されます。

次の画面に進みます。

画像を調整するチェックボックスクリックしてチェックを入れると、次の画面で、画像を好みで調整することができます。→次ページ

クリックすると、自動的にホルダをイジェクトし、簡単スキャンユーティリティを終了します。

画像の自動補正(Pixel Polish)ボタンクリックすると、画像補正を自動で行います。→P.50●効果を確認する場合は、「画像を調整する」チェックボックスにチェックを入れて、次の「画像を調整する」画面で確認します。

●フィルム選択で白黒フィルムを選択していると、このボタンは選択できません。傷・ほこりの除去(Digital ICE)ボタンクリックすると、傷やほこりを自動で軽減します。→P.49●この機能の効果は本スキャン後の画像で確認してください。●フィルム選択で白黒フィルムを選択していると、このボタンは選択できません。

色の復元(Digital ROC)ボタンクリックすると、退色したフィルムの色を自動で補正します。→P.76●この機能の効果は本スキャン後の画像で確認してください。●フィルム選択で白黒フィルムを選択していると、このボタンは選択できません。

粒状の軽減(Digital GEM)ボタンクリックすると、フィルムの粒状性ノイズを自動で軽減します。→P.77●この機能の効果は本スキャン後の画像で確認してください。●フィルム選択で白黒フィルムを選択していると、このボタンは選択できません。

階調の復元(Digital SHO)ボタンクリックすると、シャドー部の階調を自動で補正します。→P.79●この機能の効果は本スキャン後の画像で確認してください。●フィルム選択で白黒フィルムを選択していると、このボタンは選択できません。

左に90度回転ボタンクリックするたびに、画像が左に90度回転します。

右に90度回転ボタンクリックするたびに、画像が右に90度回転します。

全コマ180度回転ボタンすべてのコマが180度逆になっている場合、このボタンを押します。 33

簡単スキャンユーティリティ

Page 34: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

34

「取り込むコマを選ぶ」画面で「画像を調整する」を選択し、[進む>]をクリックすると、「画像を調整する」画面が表示されます。●この画面で設定した内容は、前画面(「取り込むコマを選ぶ」)に戻って、「画像を調整する」チェックボックスのチェックをはずしても有効です。また、次に取り込むコマに対しても有効です。

●全コマスキャンする場合は、コマごとに設定を変えることはできません。最後に選択された設定がすべての画像に適用されます。

画像の調整が終了したら、[進む>]をクリックします。●「用途を選ぶ」画面が表示されます。

カーソルを合わせた部分の説明を表示します。

前の画面に戻ります。

選択した画像のコマ番号が表示されます。

次の画面に進みます。

画像を調整する

(上から順に)明るさスライダー画像の明るさを調整します。●シミュレーション画像が表示されます。

コントラストスライダー画像のコントラスト(明暗の差)を調整します。●シミュレーション画像が表示されます。

あざやかさスライダー画像の色の鮮やかさを調整します。●シミュレーション画像が表示されます。●フィルム選択で白黒フィルムを選択していると、このスライダーは選択できません。

クリックすると、自動的にホルダをイジェクトし、簡単スキャンユーティリティを終了します。

(前ページを参照ください)(上から順に)画像の自動補正(Pixel Polish)ボタン傷・ほこりの除去(Digital ICE)ボタン色の復元(Digital ROC)ボタン粒状の軽減(Digital GEM)ボタン階調の復元(Digital SHO)ボタン

Page 35: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

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簡単スキャンユーティリティ

用途を選ぶ/画像の取り込みを実行する

[プリントする]または、[ファイルに保存する]をクリックして用途のカテゴリを選び、右側のリストの中から画像の用途をクリックして選択した後、画面下の[取り込み実行>]をクリックします。●続いて「名前を付けて保存」ウィンドウが表示されます。

カーソルを合わせた部分の説明を表示します。

リストの中から画像の用途をクリックして選択します。

[プリントする]または

[ファイルに保存する]を

クリックすると、用途のリストが切り替わります。

用途を選ぶ

画像の取り込みを実行する[取り込み実行>]をクリックすると、「名前を付けて保存」ウィンドウが表示されます。

保存する場所、ファイルの種類を指定し、ファイル名を付けて、[保存(S)]ボタンをクリックします。●「すべてのコマを取り込む」にチェックを入れると、全コマがスキャンの対象になり、連続してスキャンされます。

●保存ボタンをクリックすると、スキャンを始めます。●保存ファイルの種類は、BMP(Windows版のみ)、JPEG、TIFF、PICT(Macintosh版のみ)から選べます。[JPEG]を選んだときは、圧縮率を3つのオプション「低圧縮率(高画質)」、「標準」、「高圧縮率」から1つ選びます。

●[印刷サイズ:B4]以上または[最高解像度で保存する]を選択すると、PICTは選択できません。●スキャン中は、スキャナを動かしたり、フィルムホルダに触ったりしないでください。スキャン画像が乱れたり、故障の原因となります。

●スキャンデータを同一バス上のUSB接続の記憶装置に保存する場合は、いったんコンピュータ内蔵のハードディスクに保存した後、記憶装置に転送することをおすすめします。同一バス上の記憶装置に直接データを保存すると、まれに保存速度の低下や不具合が発生する場合があります。

前の画面に戻ります。

クリックすると、[名前を付けて保存]ウィンドウが表示されます。

クリックすると、自動的にホルダをイジェクトし、簡単スキャンユーティリティを終了します。

Page 36: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

簡単スキャンユーティリティでスキャンすると、標準スキャンユーティリティで設定可能ないくつかの項目は、以下のように自動設定されています。・コマ毎にオートフォーカス。・スキャン時は常に自動露出(白黒ポジは除く)・取り込みモードは8ビット。・マルチサンプルスキャニングはOFF。・自動トリミングは内側。・カラーマッチングはON(Digital ROC選択時はOFFになります)。カラースペースはsRGB。

36

印刷プレビュー・印刷を行う

簡単スキャンユーティリティの自動設定項目

用途選択画面で[プリントする]カテゴリの中の用途を選択して[取り込み実行>]をクリックすると、ファイルが保存された後、「印刷プレビュー」ウィンドウが表示されます。

プリンタ名、用紙サイズ、印刷するコマ、印刷部数、印刷プレビューを確認した後、印刷ボタンをクリックして印刷します。

OS標準のプリンタ設定ダイアログを表示させます。

クリックすると、印刷が開始されます。

クリックしてチェックを入れると、表示されているコマを印刷するコマとして選択します。

スキャンした順番/スキャンした画像の総数が表示されます。矢印をクリックすると前または後のコマの印刷プレビュー画像が表示されます。

●印刷ボタンをクリックすると、印刷が開始され、取り込み完了ウィンドウが表示されます。●用途選択画面で選択された用紙サイズがプリンタの対応していないサイズであった場合は、プリンタドライバのデフォルトサイズが設定されます。その場合、用紙サイズの文字が赤く表示されます。

●Macintoshの場合は、OS標準の印刷ダイアログが表示されます。●Mac OS 9.2.2ではプリンタ名は表示されません。OS標準のプリンタ設定ダイアログもしくは印刷ダイアログで確認してください。

●Mac OS 9.2.2では印刷部数はプレビューダイアログ上では設定できません。OS標準の印刷ダイアログで設定してください。

簡単スキャンユーティリティを終了するスキャンが終了すると、以下の画面が表示されます。

クリックすると、自動的にホルダをイジェクトし、「取り込みの準備をしてください」画面に戻ります。→P.32

クリックすると、「取り込むコマを選ぶ」画面に戻ります。→P.33

クリックすると、自動的にホルダをイジェクトし、簡単スキャンユーティリティを終了します。

印刷する/終了する

現在選択されているプリンタ名が表示されます。

プリンタドライバに設定されている用紙サイズが表示されます。

印刷部数を入力します。すべてのコマを取り込んだ場合、最後に指定した印刷部数が全コマに適用されます。 クリックすると、

印刷プレビュー画面を終了します。

Page 37: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

標準スキャンユーティリティ 基本

37

2環境設定を行う●不要な場合はスキップします。

→P.54

フィルムをホルダにセットする→P.24

ホルダをスキャナにセットする→P.26

標準スキャンユーティリティ 操作の手順標準スキャンユーティリティを使うと、細かな設定をして高度なスキャンを行うことができます。使い方の流れは下記の通りです。この使用説明書では、基本的な使い方を「基本」で、さらに高度な使い方を「応用」で、必要に応じて行う画像の明るさや色調などの調整については「画像補正」で説明しています。まずは「基本」のページをお読みになり、その後必要に応じて「応用」や「画像補正」のページをお読みください。

3ホルダをセットする●インデックススキャンが自動的に行われ、インデックス画像とプレビュー画像が得られます。

9本スキャンを行う

8スキャン設定を行う●不要な場合はスキップします。

7画像補正を行う●不要な場合はスキップします。

5プレビュースキャンを行う●不要な場合はスキップします。

4インデックススキャンを行う●不要な場合はスキップします。

1ソフトウェアを起動する

基 本 応 用 / 画像補正

→P.38, 39フィルムタイプの選択→P.41

インデックススキャンを実行する→P.42

画像を選択する→P.43画像の全体表示→P.44画像の回転・反転→P.44

プレビュースキャンを実行する→P.45

画像のトリミング→P.46トリミング画像のプレビュー→P.47

画像の拡大・縮小→P.48画像のスクロール→P.48

Digital ICE(傷・ほこり補正機能)→P.49Pixel Polish(自動画像補正機能)→P.50

6露光調整を行う●不要な場合はスキップします。

画像の逆順表示→P.60画像ファイルとして保存→P.60

→P.58

AEエリアの指定(AEエリアロック)→P.61

ポイントAF→P.62マニュアルフォーカス→P.63露出調整値の固定(AEロック)→P.65

自分でスキャン設定する→P.66スキャン設定ジョブの登録→P.70スキャン設定ジョブの削除→P.70

スキャン設定ジョブの呼び出し→P.52

Digital ROC(退色補正機能)→P.76

Digital GEM(粒状性軽減機能)→P.77

Digital SHO(シャドー・ハイライト補正機能)→P.79

トーンカーブ・ヒストグラム補正→P.85

明るさ・コントラスト・カラーバランス補正→P.93

色相・彩度・明度補正→P.94バリエーション補正→P.95選択色補正→P.96アンシャープマスク→P.96

→P.53

Page 38: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

ソフトウェアが起動し、セットアップの画面が表示された後(左図)、メインウィンドウが表示されます。→P.40

38

標準スキャンユーティリティの起動

【方法1】 ランチャーからの起動ランチャーを起動して、標準スキャンユーティリティーのボタンをクリックします。

【方法2】 標準スキャンユーティリティの単独の起動[スタート]→[すべてのプログラム(WindowsXP以外では[プログラム](P)])→[DiMAGE Scan Elite5400 2 ver.1.0]→[DiMAGE Scan Elite5400 2 Utility]を選びます。●右はWindowsXPの例です。

【方法3】 画像処理アプリケーションから呼び出して起動ここでは、Adobe Photoshop Elements 3.0を使用する場合を例に説明します。●Adobe Photoshop Elements 3.0の場合は、クイック編集モードもしくはスタンダード編集モードから呼び出してご使用ください。写真整理モードではご使用にならないでください。

1Adobe Photoshop Elements 3.0 を起動させます。2[ファイル]→[読み込み(M)]→[DS_Elite5400_2 1.0...]を選びます。

標準スキャンユーティリティ(DiMAGE Scan Elite5400 2 Utility)は、以下の3通りの起動方法があります。(1) ランチャーから起動する。(2) スタートから単独で起動して使用する。(3) Twain

ト ゥ エ イ ン

/Plug-inプ ラ グ イ ン

対応画像処理アプリケーションから呼び出して使用する。スキャンした後、画像処理アプリケーションで続けて画像処理作業が行えます。● 使用可能なTwain/Plug-in対応画像処理アプリケーションについては、P.11および弊社ホームページhttp://ca.konicaminolta.jp/でお確かめください。

● Mac OS X環境でPlug-inから呼び出して起動する場合は、Mac OS Xのネイティブモード(Carbon)に対応した画像処理アプリケーションが必要です。Classic環境では動作しません。

Windows

標準スキャンユーティリティを起動する前に、ケーブルが接続していること、必ずスキャナの電源を入れ、フロントドアが完全に閉じていることを確認してください。●起動中にエラーメッセージが出た場合は、上記を確認した後、エラーメッセージ内の[OK]ボタンをクリックしてください。セットアップが行われ、起動します。

Page 39: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

39

【方法1】 ランチャーからの起動ランチャーを起動して、標準スキャンユーティリティーのボタンをクリックします。

【方法2】 標準スキャンユーティリティの単独の起動Mac OS Xの場合は[アプリケーション]から、Mac OS 9.2.2の場合はドライバソフトをインストールしたフォルダ(ダブルクリックして開きます)から、[DS Elite5400 2]のフォルダをダブルクリックして開き、[DS Elite5400 2Utility]をダブルクリックして起動します。

【方法3】 画像処理アプリケーションから呼び出して起動ここでは、Adobe Photoshop Elements 3.0 を使用する場合を例に説明します。Plug-inを利用する場合、事前にPlug-inモジュールを、利用する画像処理アプリケーションにインストールする必要があります。→P.18

●Photoshop CS、7.0、Photoshop Elements 3.0、または2.0をMac OS Xでご使用の場合、本ソフトウェアのウィンドウを移動または拡大すると、本ソフトウェアのウィンドウの一部がPhotoshopのパレットの下に隠れたままの状態になり操作できないことがありますので、下記2の操作の前にPhotoshopのパレットを非表示にしてください。もし、隠れてしまった場合、本ソフトウェアのメインウィンドウ右下のウィンドウサイズ変更グリップ(P.40)が見えていれば、Commandキーを押しながらグリップをドラッグしてウィンドウを変更することができます。

1Adobe Photoshop Elements3.0 を起動させます。

2[ファイル]→[読み込み]→[DS Elite5400 2 Plug-in...]を選びます。

ソフトウェアが起動し、セットアップの画面が表示された後(左図)、メインウィンドウが表示されます。→P.40

Macintosh

標準スキャンユーティリティ 基本

Page 40: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

スキャン設定ウィンドウ→P.66

40

メインウィンドウの各部名称標準スキャンユーティリティを起動すると下図のようなメインウィンドウが表示されます。

プレビュースキャンボタン→P.45

インデックススキャンボタン→P.42

スキャンボタン→P.53

プレビュータブ→P.45

Pixel Polishタブ→P.50

画像補正タブ→P.81

ウィンドウサイズ変更グリップウィンドウ右下にあるウィンドウサイズ変更グリップをドラッグしてウィンドウサイズを変更することができます。

露光調整タブ→P.58

イジェクトボタン

環境設定ボタン→P.54

ヘルプボタンクリックするとヘルプ画面が表示されます。

AEロックボタン→P.65

Pixel Polishボタン→P.50

Digital ICE4

タブ→P.75

ステータスバー各ボタンの説明や作業内容が表示されます。

インデックスパレット→P.43(メインウィンドウとは別に表示されます。)

フィルムタイプ選択リストボックス→P.41

全体設定ボタン→P.57

メインウィンドウ

Digital SHO ボタン→P.79

Digital GEMボタン→P.77

Digital ROCボタン→P.76

Digital ICEボタン→P.49

Page 41: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

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標準スキャンユーティリティ 基本

フィルムタイプの選択/フィルム/ホルダのセット

フィルム/ホルダのセット

フィルムタイプの選択

フィルムをホルダにセットした後、スキャナに挿入します。詳しくは、P.24~26をご覧ください。挿入が完了すると、自動的にインデックススキャンが行われ、インデックス画像とプレビュー画像が得られます。●挿入時に自動的にインデックススキャンを行わないように環境設定で設定することもできます。→P.55

フィルムタイプ選択リストボックス右のメニューボタン(▼)をクリックして、表示されるリストから、スキャンするフィルムのタイプを選びます。●セピア調フィルムには対応していません。フィルムタイプの選択[カラーネガ]を選択し、スキャンして保存した画像データに、画像処理アプリケーションでレタッチを加えてセピア調に仕上げてください。

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ホルダを挿入すると、セットされたフィルムの画像が順番にスキャンされ、すべての画像がインデックスパレットに、1コマ目のプレビュー画像がプレビュータブ上に表示されます。●自動でインデックススキャンが行われない設定にしている場合は、メインウィンドウのインデックススキャンボタン(右図)をクリックすると、インデックススキャンが実行されます。

●インデックス画像の左上にはコマ番号が表示されますが、この番号はインデックス画像用であり、フィルム上のコマ番号ではありません。

●インデックス画像とプレビュー画像はもう一度インデックススキャンボタンを押すまで記憶されています。

●インデックススキャン時には、ピント位置の調整は行われません。必要な場合、プレビュースキャン(P.45)を行いピントを合わせてください。

●インデックススキャンを行うと、各タブ内のそれまでの設定はキャンセルされます。

スキャンを途中でキャンセルする場合スキャン中の表示ダイアログ内のキャンセルボタンをクリックします。Mac OS 9の場合は、キャンセルボタンがオンになったことを確認してからマウスを離してください。「キャンセルを受け付けました。処理を中断します。」というメッセージが出ます。●Windowsの場合はESCキー、Macintoshの場合はCommandキーとピリオド(.)を同時に押してもキャンセルできます。

インデックス画像を、初期化(インデックスウィンドウから消去)する場合Windowsの場合は、Ctrlキー、Shiftキー、Rキーを同時に押します。Macintoshの場合は、Commandキー、Shiftキー、Rキーを同時に押します。

インデックスパレットが閉じている場合インデックスパレットが閉じている時は、インデックススキャンボタンをクリックして表示させます。その後もう一度クリックすると、インデックススキャンが実行されます。インデックススキャンが実行されていない場合は、インデックスパレットが開いた後、自動的にインデックススキャンが実行されます。

42

画像を確認するーインデックススキャンフィルムホルダをスキャナに挿入すると自動的にインデックススキャンが行われ、インデックスパレット上にはインデックス画像が、プレビュータブ上にはプレビュー画像が表示されます。インデックスパレットでは、ホルダにセットされたフィルムにどのような画像が写っているかを一目で確認できます。プレビュー画像は、本スキャンの前にトリミングや補正などの調整を行うための画像です。これらの画像を得る為に行うスキャンをインデックススキャン(下記)、プレビュースキャン(P.45)といいます。●インデックススキャン、プレビュースキャンは、不要な場合は省くことができます。●フィルムホルダを挿入時に自動的にインデックススキャンを行わないように、環境設定で設定することもできます。→P.55

インデックススキャン

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標準スキャンユーティリティ 基本メインウィンドウへの画像の表示、補正、プレビュースキャンや本スキャンのために、任意の画像を

選択することができます。複数の画像を選択することもできます。

任意のインデックス画像をクリックし、画像を選択します。●複数画像を選択する場合、Windowsの場合はCtrlキーを、Macintoshの場合は、Commandキーを押したままインデックス画像をクリックします。

●選択した画像を取り消すには、もう一度Ctrlキー(Macintoshの場合はCommandキー)を押したままクリックします。

●連続したコマ番号のインデックス画像、例えばコマ番号2から5のすべての画像を一度に選択するには、コマ番号2の画像をクリックし、続いてShiftキーを押したままコマ番号5をクリックします。

●すべてのインデックス画像を選択するには、Ctrlキー(Macintoshの場合はCommandキー)とAキーを同時に押します。

●画像をダブルクリックすると、自動的にプレビュースキャンが行われ、プレビュータブにプレビュー画像が表示されます。

●複数のコマを選択すると、パレット上で先頭(左端)に近い画像がプレビュー表示されます。

画像の選択

43

プレビュータブ(インデックスパレットとは別に表示されます。)

プレビュー画像

インデックスパレットの各部名称

インデックスフレーム

インデックス画像

コマ番号

フィルム順逆表示ボタン→P.60

インデックス画像保存ボタン→P.60

全体表示ボタン→P.44

インデックススキャンボタン

インデックススパレット

左回転ボタン→P.44

右回転ボタン→P.44

上下反転ボタン→P.44

左右反転ボタン→P.44

ドラッグしてウィンドウサイズを変更することができます。

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44

左右反転ボタン

選択した画像を、90度単位で左右に回転させたり、左右あるいは上下を反転表示することができます。

インデックスパレット上で、回転・反転させたいインデックス画像を選択し、プレビュータブの回転・反転ボタンを押します。●インデックス画像にあわせてプレビュー画像も回転・反転します。

パレットやウィンドウのサイズに応じて、画像のサイズが自動的に変更され、画像が全体表示されます。インデックスパレット同様、すべてのタブに同じボタンがあります。インデックスパレットの場合、すべてのインデックス画像が表示されます。

全体表示ボタンをクリックします。●もう一度全体表示ボタンをクリックすると、元の画像サイズに戻ります。●プレビュータブで全体表示を行っている間は、グラバーボタンや拡大縮小ボタンは使用できません。→P.48

画像の全体表示

画像の回転・反転

右回転ボタン左回転ボタン

上下反転ボタン

画像を確認するーインデックススキャン

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標準スキャンユーティリティ 基本

プレビュースキャンボタン黄色い時は、現在の設定がプレビュー画像に反映されていません。

45

1インデックスパレットでプレビュースキャンする画像を選択します。→P.43●選択した画像が現在の設定を反映していない場合は、メインウィンドウのプレビュースキャンボタンの色が黄色で表示されています。

2プレビュースキャンボタンをクリックすると、プレビュースキャンを実行します。●プレビュースキャンした画像が表示されます。●インデックスパレットでプレビュースキャンしたい画像をダブルクリックしても、自動的にプレビュースキャンが行われます。

●複数のコマを選択しプレビュースキャンを行うと、パレット上で先頭(左端)に近い画像がプレビュー表示されます。

プレビュー画像は、本スキャンの前にトリミングや補正などの調整を行うための画像です。通常、インデックススキャンが行われると、プレビュータブ上にはプレビュー画像が得られます。新たにプレビュー画像を得たい時や、プレビュー画像に現在の設定を反映させたい時にプレビューボタンでプレビュースキャンを行います。

プレビュータブの各部名称

プレビュータブ

拡大縮小ボタン→P.48

AEエリアロックボタン→P.61

コマ番号表示→P.47

RGB値表示→P.47

自動トリミングボタン→P.46

ポイントAFボタン→P.62

AEロックチェックマーク→P.65

プレビュー画像

マニュアルフォーカスボタン→P.63

左回転ボタン→P.44

全体表示ボタン→P.44

右回転ボタン→P.44

上下反転ボタン→P.44

左右反転ボタン→P.44

グラバーボタン→P.48トリミングプレビューボタン→P.47

プレビュースキャン

画像を確認するープレビュースキャン

スキャン設定ウィンドウ →P.66

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ホルダー枠やスライドマウント枠など、画像以外の部分を自動で取り除くことができます。

自動トリミングボタンをクリックします。●自動トリミングボタンを1回クリックすると、画像の「外側」をトリミング(画像は切れませんが枠が入ります)します。

●2回クリックすると画像の「内側」をトリミング(枠は入りませんが、画像の端が切れます)、3回クリックするとトリミング枠がキャンセルされます。

●インデックスパレットで複数のコマが選択されている場合は、自動トリミングはできません。

マウスカーソルが+の状態のときに、プレビューエリア内でマウスをドラッグすると、その部分が新たなトリミングエリアになり、元のトリミングエリアはクリアされます。●フルトリミング(トリミングなし)にするには、パーソナルコンピュータのキーボードから操作することもできます。Windowsの場合:Ctrlキー、Eキーを同時に押します。Macintoshの場合:Commandキー、Eキーを同時に押します。

マウスのカーソルをトリミング枠の内側に置くと、マウスカーソルが移動カーソル表示に変わります。その状態でトリミング枠をドラッグすると、トリミング枠全体が移動します。

画像のトリミングトリミングとは、構図を整えるために、画像の不要な部分を削除することです。自動トリミングと手動トリミングの2通りの方法があります。

自動トリミング

手動トリミング

マウスのカーソルをトリミング枠の角上に置くと、マウスカーソルが斜め両矢印表示に変わります。その状態でトリミング枠をドラッグすると、トリミング枠の縦横の大きさを自由に変えることができます。

画像を確認するープレビュースキャン

46

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トリミングプレビューボタンをクリックすると、トリミング枠内のプレビュースキャンを実行します。

●トリミング枠内のより詳細なプレビュー画像を表示できます。●トリミングプレビューを行った後、トリミングプレビュー画像をキャンセルする場合は、再度プレビュースキャンを実行してください。

標準スキャンユーティリティ 基本

RGB値表示プレビュー画像上にマウスカーソルを移動すると、その位置でのRGB値を表示します。CMY値は、Windowsの場合はShiftキーを、Macintoshの場合はCommandキーを押している間表示します。「/」をはさんで左側の値は画像補正前、右側の値は画像補正後を表します。

コマ番号表示「/」をはさんで左側に、現在表示しているプレビュー画像のコマ番号、右側にフィルムの総コマ数を表示します。

コマ番号表示の左右の矢印をクリックすると、前後のコマを表示します。表示させようとしたコマがプレビュースキャンされていない場合は、プレビュースキャンしてから表示します。

インデックスパレットで複数のコマが選択されている時に矢印をクリックすると、複数コマ選択が解除され、プレビュー表示がされているコマ(コマ番号表示に表示されているコマ)の前または後ろのコマを表示します。

47

RGB値表示・コマ番号表示

トリミング画像のプレビュー

プレビュータブ同様、すべてのタブに同じ表示があります。

R G B

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画像のスクロール

画像の拡大・縮小

プレビュー画像の任意の部分を、拡大または縮小して表示することができます。

1拡大縮小ボタンをクリックします。●マウスポインタが、中が+のルーペ表示に変わります。●全体表示を選択している場合は、拡大・縮小ボタンは使えません。→P.44

2拡大表示させたい箇所をクリックします。●クリックしたところを中心に画像を拡大表示します。続けてクリックすると続けて拡大します。

●最大倍率まで拡大すると、ルーペの中の+が消えて、それ以上拡大できないことをお知らせします。

3縮小して表示したい場合は、Windowsの場合はCtrlキー、Macintoshの場合はoptionキーを押したまま、クリックします。●マウスポインタが、中が-のルーペ表示に変わります。●クリックしたところを中心に画像が縮小表示されます。続けてクリックすると続けて縮小されます。

●最小倍率まで縮小すると、ルーペの中の-が消えて、それ以上縮小できないことをお知らせします。

プレビュー画像をディスプレイエリアより拡大して表示しているときに、グラバーツールでプレビュー画像を自由にスクロールする(=枠内で上下左右に動かす)ことができます。

グラバーボタンをクリックして、プレビュー画像の任意の場所にマウスポインタを置いてドラッグします。●マウスポインタが手のひら状のものに変わります。●全体表示を選択している場合は、グラバーボタンは使えません。●プレビュー画像のスクロールは、画面の右端と下端のスクロールバーでも行えます。

画像を確認するープレビュースキャン

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標準スキャンユーティリティ 基本

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Digital ICE(フィルムの傷・ほこり補正機能)Digital ICE(Digital Image Correction Enhancement)は、目に見えるほこりや傷、指紋、カビなどを自動で補正します。●傷・ほこりを見やすくするためにポイントAFまたはマニュアルフォーカス(→P.62, 63)でピント調整しプレビュースキャンを行うか、環境設定で「スキャン時のAF」を選択しておくことをおすすめします。

1メインウィンドウのDigital ICEボタンをクリックしてONにします。●すべてのコマにDigital ICEが適用されます。

2プレビュースキャンボタンをクリックし、プレビュースキャンを実行します。●タブがプレビュータブに変わり、DigitalICE機能を反映したプレビュー画像が表示されます。

●Digital ICEを使用すると、通常よりスキャン時間が長くなります。●白黒フィルムをスキャンする場合は、Digital ICEは使用できません。●コダック コダクロームのフィルムはお勧めできません。●次の白黒フィルムは、カラーフィルム用の現像を行い、メインウィンドウのフィルムタイプ選択リストでカラーネガを選択すると、Digital ICE機能を使ってスキャンできます。イルフォード XP2 SUPERコダック T400CN、Select Black & White 400

Digital ICE OFF(不使用) Digital ICE ON(使用)

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全体表示ボタン全体表示ボタンを押すと、Pixel Polishタブ上で補正画像全体が表示されます。

Pixelピ ク セ ル

Polishポ リ ッ シ ュ

(自動画像補正機能)Pixel Polishは、画像ごとにその画像に適した補正を自動で行う機能です。Pixel Polishボタンを押すと、それ以前に実行された補正はすべてリセットされます。*

●環境設定で16bit、16bit リニアを選択している場合や、フィルムタイプの選択で白黒フィルムを選択している場合は、Pixel Polishは選択できません。

●この画像補正機能を十分に活用いただくための最低動作環境と推奨環境、および動作環境の補足をご確認ください(P.11, 12, 106, 107)。

1メインウィンドウのPixel Polishボタンを押します。●Pixel Polishタブが有効になります。●コマごとのPixel Polish設定(自動/シーン選択)に基づいてすべてのコマに対してPixel Polishを実行します。

2Pixel Polishタブをクリックして開きます。

3シーンキーワードを選択して補正する場合は、コマごとにシーン選択ボタンをクリックし、補正内容をシーンキーワードから選択します。●シミュレーション画像が表示されます。●選択した設定項目を再度クリック(Macintoshの場合はCommandキーを押しながらクリック)すると、選択が解除されます。

●Pixel Polishは、トリミングエリア内の画像に対して補正処理を行います。このため、Pixel Polishをかけた後にトリミングする場合は、トリミングプレビューで画像を確認することをおすすめします。

*Pixel Polishボタンを再度押しても(Pixel Polishをオフにしても)、Pixel Polish実行以前に実行された補正に戻すことはできません。戻したい場合は、画像補正タブのアンドゥーボタンを押してください。→P.83

補正画像が表示されます。

Pixel Polishボタン

自動ボタン シーン選択ボタン

Pixel Polishタブ

シーンキーワード

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標準スキャンユーティリティ 基本

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本スキャン

本スキャンを行う前に、プレビュータブにあるスキャン設定ウィンドウ(以下参照)で、画像を読み込むために必要な各種設定(入力解像度、出力解像度、出力サイズ/倍率など)を行います。スキャン設定方法には2通りの方法があります。

ひとつは、スキャン画像の使用目的に応じてスキャン設定が適切に行われるようにあらかじめ用意された設定内容(ジョブ)を使う方法です。このジョブを読み込むことで、初心者でも簡単に最適なスキャン設定が行えます。ジョブファイルの設定一覧リスト→P.103

もうひとつは、スキャン条件を直接入力して、任意のスキャン条件を設定する方法です。この設定値を新しいジョブとして登録することもできます。この方法については応用編で説明します。→P.66

スキャン設定ウィンドウは、プレビュータブの左側にあります。

スキャン設定

スキャン設定ウィンドウの各部名称

スキャンする画像を決め、必要に応じてトリミングや画像補正を行ったら、本スキャンを行います。本スキャンを実行すると、画像を保存したり、他のアプリケーションで利用することができるようになります。

ジョブ呼び出しボタン→P.52

ジョブ登録ボタン→P.70

入力サイズロックボタン→P.67

出力サイズロックボタン→→P.67

スキャン条件リセットボタン→P.67

入力解像度とは、スキャナが原稿を読み取る際の解像度のことです。出力解像度とは、出力先、つまりモニター画面やプリンタ等実際に出力する先の装置の解像度のことです。

ジョブ名表示

入力解像度選択リストボックス→P.67

出力解像度選択リストボックス→P.67

入力サイズテキストボックス→P.67

倍率入力テキストボックス→P.67

出力サイズテキストボックス→P.67

画像データ量表示→P.67

単位選択リストボックス→P.67

状態表示→P.66

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既存のジョブファイルリストからジョブファイルを読み込んで、現在のプレビュー画像に適用することができます。●既存のジョブファイルの設定一覧リスト→P.103

1スキャン設定ウィンドウのジョブ呼び出しボタンをクリックします。●ジョブ選択ウィンドウが表示されます。

2プルダウンメニューから、ジョブカテゴリーを選びます。

3表示リストから、適用したいジョブを選びます。●選んだジョブのスキャン設定値が、スキャン設定ウィンドウに表示されます。別のジョブを選ぶと、それに応じてスキャン設定値も変わります。

●ウィンドウ左下のラジオボタンで、ジョブの並び順を名前順か日付順かに変えることができます。

4ジョブ選択ウィンドウ右下のOKをクリックして確定します。●選んだジョブの設定がプレビュー画像に適用され、ジョブ選択ウィンドウは閉じられます。選んだジョブはスキャン設定ウィンドウのジョブ名表示に表示されます。

ジョブ呼び出し

本スキャン

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標準スキャンユーティリティ 基本

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スキャン設定を終了したら、本スキャンを行います。

1メインウィンドウのスキャンボタンをクリックします。●ドライバソフトをTwainやPlug-inから起動してご使用の場合は、すぐに本スキャンが始まります。スキャンが完了すると、画像は画像処理アプリケーションのウィンドウに表示されますので、以降は、画像処理アプリケーションの操作にしたがって作業を進めてください。詳細は、画像処理アプリケーションのマニュアル等をご覧ください。

2「名前を付けて保存」ウィンドウで、保存先を設定し、ファイル名を入力します。

3画像の保存形式を、「ファイルの種類」のプルダウンメニューから選びます。●BMP(Windows版のみ)、JPEG、TIFF、PICT(Macintosh版のみ)が選べます。

●[JPEG]を選んだときは、圧縮率を3つのオプション「低圧縮率(高画質)」、「標準」、「高圧縮率」から1つ選びます。●環境設定で16bit/16bitリニアを選んだ場合は、TIFFのみが利用できます。

●画像の横幅が4096 pixel以上の場合は、PICTは選択できません。

4ファイル名を連番にする場合は、「連番を付加する」にチェックを入れ、「番号」に始めたい番号を入力します。●ファイル名に自動的に4桁の番号が付加されます。例えば「4」と入力すると、ファイル名は「*****(「ファイル名」に入力したファイル名)0004」となります。次コマを連番で保存すると「*****0005」となります。0から9999まで入力できます。

5 [保存(S)]をクリックします。●本スキャンが始まります。●スキャンが完了すると、指定した保存場所に、入力したファイル名、選んだ画像形式で保存されます。●環境設定で「スキャン終了後にドライバを終了する」を選択している場合は、保存後、画面が消えて、ドライバソフトが終了します。

●Windowsではメインウィンドウの右上端、Macintoshでは左端にあるクローズボタンをクリックしても、標準スキャンユーティリティを終了することができます。

本スキャンの実行と保存

●スキャン中は、スキャナを動かしたり、フィルムホルダに触ったりしないでください。スキャン画像が乱れたり、故障の原因となります。

●スキャンデータを同一バス上のUSB接続の記憶装置に保存する場合は、いったんコンピュータ内蔵のハードディスクに保存した後、記憶装置に転送することをおすすめします。同一バス上の記憶装置に直接データを保存すると、まれに保存速度の低下や不具合が発生する場合があります。

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環境設定この章では標準スキャンユーティリティ(DiMAGE Scan Elite5400 2 Utility)の機能の詳細について説明しています。必要に応じてお読みください。

環境設定によって、スキャン設定を好みに設定することができます。●環境設定はすべてのコマに適用されます。

1メインウィンドウの環境設定ボタンをクリックします。●環境設定ウィンドウが表示されます。

2必要に応じて設定を変更します。設定可能な項目は下記を参照してください。

3設定を終了したら、OKボタンをクリックします。●環境設定ウィンドウが閉じ、メインウィンドウに戻ります。

●設定を取り消すときは、キャンセルボタンをクリックします。

●ヘルプファイルが必要な場合はヘルプボタンをクリックしてヘルプファイルを起動させます。

●各設定を初期設定状態に戻す場合はリセットボタンをクリックします。

●主な環境設定内容は、プレビュータブ上の状態表示(P.66)で確認できます。

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環境設定で設定可能な項目(◎のマークは初期設定を表します)

ネガAEカラーネガフィルムをスキャンする時のAE(露光量の調整)を、下記の2通りの方法からクリックして選択します。

◎Auto: 1コマごとに露光量を自動設定します。Manual: スキャン時の露光量や色を任意に調整する場合に使用します。選択したすべてのコマを同じ露

光量でスキャンすることもできるので、連続したシーンで常に一定の色再現を行いたいときなどに有効です。Manualに設定した場合は、露光調整タブで露光量や色を確認して調整してください。● Manualでは露光量や色の調整が行われませんので、露光調整タブでこれらの調整を行わずにスキャンした場合、フィルムや撮影時の露出によっては、露出アンダーやオーバーになったり、片寄った色の画像になる場合があります。

● プレビュー画像のAEエリアの指定(AEエリアロック→P.61)やAEロック(→P.65)は、Autoでのみ行えます。

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カラーポジでAEするカラーポジフィルムをスキャンする時のAE(自動露出)する・しないを選択します。通常ポジフィルムでは撮影時点で露出や色を補正するため、初期設定では「カラーポジでAEする」が選択されていません。適正露出でない場合、あるいは、AEエリアの指定(AEエリアロック→P.61)やAEロック(→P.65)を行う場合などは、クリックして「カラーポジでAEする」を選択します。

マニュアルフォーカスダイアルマニュアルフォーカス時のピント合わせに、スキャナ本体のマニュアルフォーカスダイアルを使う・使わないを選択します。マニュアルフォーカスは、マウスを使ってコンピューターの画面上で行う方法と、本体前面のマニュアルフォーカスダイヤルにて行う方法があります(→P.63)。初期設定では、「マニュアルフォーカスダイアル」は選択されていません。「マニュアルフォーカスダイアル」チェックボックスにチェックを入れて選択すると、ピント合わせの方法が、マニュアルフォーカスダイアルを手動で回して調整する方法になります。

●マニュアルフォーカスダイアルを選択すると、「スキャン時のAF」チェックボックスはグレーダウンして選択できません。

●マニュアルフォーカスダイアルを選択すると、手動で設定した同じフォーカス位置ですべてのコマをスキャンします。非選択時は、各コマごとにフォーカス値を保存します。

スキャン時のAFスキャン時に、AF(オートフォーカス)する・しないを選択します。初期設定は「スキャン時のAF」が選択されています。通常、AFを行わなくても、ほぼピントの合ったスキャン画像を得ることができますが、AFを行うと、より正確にピントの合ったスキャン画像を得ることができます。また、フィルムがカールしているなどにより、ピントがずれている場合にも有効です。「スキャン時のAF」を解除すると、スキャンのたびにAFを行わないので、スキャン時間が短くなります。解除するには、チェックボックスをクリックしてチェックをはずします。

●AFはフィルムの中央部分で行います。●フィルムの中央部分にコントラスト(明暗の差)がないため適切にピント合わせできない場合や、中央部分以外でピントを合わせたい場合は、ポイントAFを行ってください。→P.62

ポイントAF後に自動プレビューを行うポイントAF後に自動的に再度プレビュースキャンを行う・行わないを選択します。初期設定は「ポイントAF後に自動プレビューを行う」は選択されておらず、ポイントAFの際はAFのポイント指定のみが行われるだけで、プレビュースキャンは行われません。チェックボックスにチェックを入れて選択すると、ポイントAFのたびにプレビュースキャンが行われ、ポイントAFがプレビュー画像に反映されます。

ホルダ挿入時にインデックススキャンを行うホルダ挿入時にインデックススキャンを行う・行わないを選択します。初期設定は「ホルダ挿入時にインデックススキャンを行う」が選択されており、インデックススキャンボタンを押さなくてもスキャナが自動的にインデックススキャンを行います。解除するには、チェックボックスをクリックしてチェックをはずします。

スキャン終了後にドライバを終了する本スキャン終了後に、標準スキャンユーティリティを終了する・しないを選択することができます。初期設定は「スキャン終了後にドライバを終了する」は選択されていません。「スキャン終了後にドライバを終了する」を選択するには、チェックボックスをクリックしてチェックを入れます。

●画像を一枚スキャンするごとに、画像処理アプリケーションソフトで加工する場合に選択します。続けてスキャンする場合は選択しません。

次ページに続く

標準スキャンユーティリティ 応用

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環境設定

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取り込みモード選択リストボックスから取り込みモードを選びます。

◎8bit:RGB各色8bitの24bit画像16bit:RGB各色16bitの48bit画像16bitリニア:RGB各色16bitの48bit画像で、ガンマ補正などすべての補正がされませんので、ネ

ガフィルムをスキャンした場合、ネガ画像のまま出力されます。●16bitを選択すると、画像情報が多くなるため、スキャン時間は長くなりますが、よりきめ細かい画像が得られますので、画像補正する場合に補正による画像劣化がより少なくなります。画像処理アプリケーションによっては、16bitの画像を取り込めないものがあります(Photoshop Elements2.0では取り込めません)。

●16bitおよび16bitリニアの設定では、TIFF形式で保存されます。●16bitを選択すると、Digital SHO(→P.79)、Pixel Polish(→P.50)は選択できません。●16bit リニアを選択すると、Digital ROC(→P.76)、Digital SHO、Pixel Polishは選択できません。

マルチサンプルスキャニング複数回スキャンすることでランダムノイズを低減する機能です。選択リストボックスから選びます。回数が多いほどノイズ低減効果があがりますが、その分スキャン時間が長くなります。

◎OFF:マルチサンプルスキャニングを使用しない。2回:2回スキャンを行う。4回:4回スキャンを行う。8回:8回スキャンを行う。16回:16回スキャンを行う。

プレビューサイズプレビュー画像の表示サイズを選択します。

◎小:プレビュースキャンした画像を縮小して表示します。大:プレビュースキャンした画像をそのまま表示します。

カラーマッチング設定カラーマッチングについてはP.71をご覧ください。

●カラーマッチング処理する場合はチェックボックスにチェックを入れます。●カラーマッチング処理を選ぶとスキャン時間が長くなります。●Digital ROC(→P.76)をONにすると、カラーマッチングの設定は無効になります。

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全体設定

保存した設定を削除します。1全体設定ボタンをクリックし、表示されるリストから[設定を削除]を選びます。●全体設定削除ダイアログが表示されます。

2削除したい設定を選択し、削除ボタンをクリックします。●[削除]をクリックせずにWindowsではDeleteキーを、MacintoshではCommandキーとDキーを同時に押しても、選択したファイルが削除できます。

保存した設定を読み込みます。全体設定ボタンをクリックし、表示されるリストから適用したい設定をクリックして選びます。●全体設定リストには、前回保存または読み込みを行った設定名の横にチェックマークがつきます。適用したい設定にチェックマークがついていても、改めて選択しなおしてください。チェックマークは、初期設定に戻したりユーティリティを再起動するとはずれます。

●スキャン設定、Pixel Polish、Digital ROC, GEM, SHOの調整値、画像補正値など、各タブ内に存在する設定は、読み込み時に選択したコマにのみ適用できます。これらの設定はインデックススキャンを行うとキャンセルされます。一方、デジタルICE4やPixel Polishの使用/不使用、環境設定ボタンのように、タブの外に位置し、通常選ぶとすべてのコマに適用される機能は、全体設定時も同様にすべてのコマに適用されます。

現在の設定をインストール時の状態に戻します。全体設定ボタンをクリックし、表示されるリストから[初期設定に戻す]を選びます。●全設定がインストール時の状態に戻り、すべてのインデックス画像、プレビュー画像が消去されます。

現在の設定を保存します。最高10個まで保存できます。●インデックスパレットの設定、拡大・縮小表示、マニュアルフォーカス・ポイントAF時のピント位置、AEロック時のAE情報は保存されません。また、確認ボタンによる設定後の画像の確認、スキャンやイジェクトなど、設定を実行する機能も保存されません。

●複数コマ選択時、プレビュー表示されているコマの設定のみが保存されます。1全体設定ボタンをクリックし、表示されるリストから[設定を保存]を選びます。●全体設定保存ダイアログが表示されます。

2保存名を入力し、[OK]をクリックします。

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標準スキャンユーティリティ 応用

全体設定では、フィルムタイプ、表示、画像補正、露光、スキャン設定、環境設定など、ほぼすべての設定を保存したり、呼び出したりします。好みの基本設定を瞬時に呼び出したい時などに便利です。設定を初期化する(インストール時の状態に戻す)こともできます。

設定の保存

設定の読み込み

設定の初期化

設定の削除

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1コマを選択して、露光調整タブをクリックします。●露光調整ウィンドウが表示されます。2マスター/R/G/Bの各露光調整値設定スライダーをマウスでドラッグします。または、各露光調整値入力テキストボックスに直接数値を入力します。●マスターとは、RGB各色を合わせた全体の色調のことです。●調整値は0.1きざみで、±2.0の範囲で設定できます。●スライダーの位置とテキストボックス内の数値は連動しています。一方を変更するともう一方も同じ数値に変更されます。数値の変更に合わせて、ヒストグラムも変化します。

●白黒フィルムを選択している場合、R/G/Bスライダーは操作できません。●プレビュー画像が現在の設定を反映していない場合は、確認ボタンが赤色で表示されます。3露光調整の結果を確認するときは確認ボタンをクリックします。●プレビュースキャンが行われていない時は、プレビュースキャンを行います。上記操作で設定した値に基づくシミュレーション画像が、確認画像表示エリアに表示され、確認ボタンがグレーに変わります。

●複数コマを選択し、一度に同じ露光調整値を適用した場合は、コマごとに確認ボタンをクリックしてください。

●設定項目で中央(初期値)以外を選ぶと、Windowsではタブの文字が赤く、Macintoshではタブに*印が追加されます。

58

露光調整

露光調整タブの各部名称

露光調整を行う

スキャン時の露光量(露光時間)を調整します。画像補正タブの明るさやカラーバランス補正とは異なり、露光調整タブでは、ソフトウェアで内部処理(ガンマ処理)される前のスキャン画像の明るさ(露光量)を直接調整します。フィルムの銘柄、光源の状態、シーン毎に、好みの露光量やカラーバランスを設定し、保存・読み込むことができます。また、露出オーバーや露出アンダーのフィルムの救済にも有効です。

全体表示ボタン→P.44

R/G/B各色ヒストグラム

露光調整値入力ボックス

露光調整値設定スライダー

露光調整(値)リセットボタン→P.59

露光調整タブ

確認ボタンプレビュー画像が現在の設定を反映していない場合は、赤色で表示されます。

設定読み込みボタン→P.59

設定保存ボタン→P.59

マスター露光調整値入力ボックス

マスター露光調整値設定スライダー

マスターヒストグラム

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標準スキャンユーティリティ 応用

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現在の露光調整の設定を保存します。1設定保存ボタンをクリックします。●設定保存ダイアログが表示されます。

2保存名を入力し、[OK]をクリックします。

露光調整(値)の保存

保存した露光調整の設定を読み込みます。1設定読み込みボタンをクリックします。●設定読み込みダイアログが表示されます。

2読み込みたい設定を保存したファイル名をクリックして選択し、[OK]をクリックします。●[OK]をクリックせずにWindowsではDeleteキーを、MacintoshではCommandキーとDキーを同時に押すと、選択したファイルが削除できます。

保存した露光調整(値)の読み込み

すべての露光調整の設定を取り消します。

露光調整(値)リセットボタンをクリックします。

露光調整(値)の取り消し

●カラーネガフィルムをマニュアル露光(環境設定で「ネガAE」の「Manual」設定時)で読み取る場合、フィルム銘柄によって得られる画像のコントラスト(明暗の差)が変化します。これは、フィルムの階調特性が銘柄ごとに多少異なるためです。同じ露光調整値をスキャンしたいコマすべてに適用させ、画像補正機能のコントラスト調整と合わせて使用し、フィルムごとの差を補正することで、より良い結果が得られます。→P.93

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インデックスパレットのサムネイル画像全体を、ひとつの画像ファイルとして保存できます。インデックスプリントする際に便利です。

1インデックスパレットのインデックス画像保存ボタンをクリックします。

●「名前をつけて保存」画面が表示されます。

2保存先を指定し、ファイル名を入力し、ファイル形式をリストから選び、[保存]をクリックします。●保存できるファイル形式は下記の通りです。Windows:Bitmap(BMP)、JPEGMacintosh:PICT、JPEG

●スキャナにセットされているフィルムとインデックスパレット内の画像とが異なっていても、表示されているインデックス画像が保存されます。

●インデックス画像が表示されていない場合は、インデックススキャンを行った後でインデックス画像を保存します。

●保存ファイルには、次のようにインデックス画像が整列・配置されます。◆インデックス画像のコマ数が4コマのときは4列×1行、6コマのときは6列×1行で配置されます。◆上下左右には、それぞれ50pixel(画素)分の余白がとられます。◆横方向のコマ間スペースは100pixel(画素)です。◆保存されるファイルの出力解像度は300dpiです。

インデックススキャン(応用)

カメラの巻き上げ方法により、撮影された順序がフィルム上で逆になる場合などで便利です。

インデックスパレットで、フィルム順逆表示ボタンをクリックします。もう一度クリックすると、元に戻ります。

表示順序を逆にする

画像ファイルとして保存する

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標準スキャンユーティリティ 応用

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1プレビュースキャンをした後、プレビュータブのAEエリアロックボタンをクリックします。

2Shiftキーを押すと、トリミング枠(破線)がAEエリア(実線)に変わり、適正露出にしたい範囲の設定ができるようになります。Shiftキーを押し続けながら、ドラッグして範囲を設定します。●範囲は若干広めに設定する方が良い結果が得られます。

3再度プレビュースキャンボタンをクリックすると、指定された範囲が中間の明るさになるように画像全体を補正しながら、もう一度プレビュースキャンを行います。●AEエリアロックを解除するには、AEエリアロックボタンをもう一度クリックします。設定は解除されますがプレビュー画像には反映されません。解除した画像を出すには再度プレビュースキャンを行ってください。

●任意のコマの自動露出調整の結果を、他のコマに適用するには、AEロックを使用します。→P.65

プレビュースキャン(応用)

AEエリアロックでは、プレビュー画像の指定した範囲が適正露出になるように、画像全体に露出補正をかけることができます。AEエリアロックでは適正露出にしたい範囲を指定することができます。以下の場合に可能です。●環境設定ウィンドウの「ネガAE」が「Auto」の時→P.54●環境設定ウィンドウで「カラーポジでAEする」が選択されている時→P.55

AEエリアを指定する(AEエリアロック)

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ポイントAFを使うと、プレビュー画像の任意の部分に自動でピント合わせを行うことができます。通常、AFを行わなくても、ほぼピントの合ったスキャン画像を得ることができますが、AFを行うと、より正確にピントの合ったスキャン画像を得ることができます。また、フィルムがカールしているなどにより、ピントがずれている場合にも有効です。

●コントラスト(明暗の差)のある部分でピント合わせを行ってください。コントラストがないと適切にピント合わせできない場合があります。

●ピント合わせについて、ポイントAFの他に以下の方法があります。ご自分の使い方に合わせてお選びください。・環境設定のAF:スキャン毎に、プレビュー画像の中央に自動でピント合わせを行います。→P.55・マニュアルフォーカス:プレビュー画像の任意の部分に手動でピント合わせを行います。→P.63

1プレビュータブのポイントAFボタンをクリックします。

●マウスポインタが、ポイントAFのものに変わります。●もう一度ポイントAFボタンをクリックすると、マウスポインタは元の形状に戻ります。

2画像のピントを合わせたいところに、マウスポインタの十文字の中心を合わせ、クリックします。●クリックしたところで自動でピント合わせが行われます。

●環境設定で「ポイントAF後に自動プレビューを行う」が選択されている場合は、プレビュースキャンが行われます。

ポイントAF

プレビュースキャン(応用)

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標準スキャンユーティリティ 応用

マニュアルフォーカスを使うと、プレビュー画像の任意の部分に手動でピント合わせを行うことができます。通常、マニュアルフォーカスやAFを行わなくても、ほぼピントの合ったスキャン画像を得ることができますが、マニュアルフォーカスやAFを行うと、より正確にピントの合ったスキャン画像を得ることができます。また、フィルムがカールしているなどにより、ピントがずれている場合にも有効です。マニュアルフォーカスには、マウスを使ってコンピュータの画面上で行う方法(下記方法1)と、スキャナ本体のマニュアルフォーカスダイアルを使う方法(次ページ方法2)があります。●コンピュータの画面上で行うマニュアルフォーカスは、コマごとに調整したフォーカス位置で、マニュアルフォーカスダイアルでは、全コマ同じフォーカス位置でスキャンが行われます。

●どちらの方法においても、コントラスト(明暗の差)のある部分でピント合わせを行ってください。コントラストがないと適切にピント合わせできない場合があります。

●ピント合わせは、マニュアルフォーカスの他に以下の方法があります。使い方に合わせてお選び下さい。・環境設定のAF:スキャン毎に、プレビュー画像の中央に自動でピント合わせを行います。→P.55・ポイントAF:プレビュー画像の任意の部分で自動にピント合わせを行います。→P.62

【方法1】コンピュータの画面上で行うマニュアルフォーカス環境設定(P.54)で「マニュアルフォーカスダイアル」が選択されていない場合(マニュアルフォーカスボタンの絵柄が右記の時)に可能です。

1プレビュータブのマニュアルフォーカスボタンをクリックします。

●マウスポインタが、マニュアルフォーカスのものに変わります。

●もう一度マニュアルフォーカスボタンをクリックすると、マウスポインタは元の形状に戻ります。

2プレビュー画像のピントを合わせたいところに、マウスポインタの十文字の中心を合わせ、クリックします。●マニュアルフォーカスのダイアログが表示されます。測定が始まると、黒色バーと白色バー(フォーカスメーター)が表示されます。

3黒色バーと白色バーの長さが最も長くなるように、フォーカス位置設定スライダーをマウスでドラッグします。●黒色のバーは現在のフォーカス評価値を、白色のバーはこれまでの最大の評価値を示しています。

●矢印ボタンとスライダーとの間をクリックすると、大まかな調整ができます。両端の矢印ボタンをクリックすると、微調整できます。

●「フォーカス調整後に自動プレビューを行う」チェックボックスをクリックしてチェックマークを入れておくと、下記4で[OK]をクリックした後に、調整したピント位置でプレビュースキャンが行われます。

4OKをクリックします。●「キャンセル」をクリックすると、ピント位置の設定が解除され、マニュアルフォーカスのダイアログが閉じられます。

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マニュアルフォーカス

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プレビュースキャン

!マニュアルフォーカスダイアルを使ってピント合わせを行うとき以外は、マニュアルフォーカスダイアルを動かさないでください。ピントがずれる場合があります。

【方法2】スキャナ本体のダイアルを使って行うマニュアルフォーカス

環境設定(P.54)で「マニュアルフォーカスダイアル」を選択している場合(マニュアルフォーカスボタンの絵柄が右記の時)に可能です。

1プレビュータブのマニュアルフォーカスボタンをクリックします。●マウスポインタが、マニュアルフォーカスのものに変わります。

●もう一度マニュアルフォーカスボタンをクリックすると、マウスポインタは元の形状に戻ります。

2プレビュー画像のピントを合わせたいところに、マウスポインタの十文字の中心を合わせ、クリックします。●マニュアルフォーカスのダイアログが表示されます。測定が始まると、黒色バーと白色バー(フォーカスメーター)が表示されます。

3マニュアルフォーカスダイアルを左右に回転させて、フォーカスメーターの黒色バーと白色バーの長さが最も長くなるように調整します。●黒色のバーは現在のフォーカス評価値を、白色のバーはこれまでの最大の評価値を示しています。

●「フォーカス調整後に自動プレビューを行う」チェックボックスをクリックしてチェックマークを入れておくと、下記4で[OK]をクリックした後に、調整したピント位置でプレビュースキャンが行われます。

4 [OK]をクリックします。●[キャンセル]をクリックすると、ピント位置の設定は保持されたまま、マニュアルフォーカスのダイアログが閉じられます。

●調整したピントは、以下のいずれかの操作をするまで保持されます。・マニュアルフォーカスダイアルを操作する・環境設定のマニュアルフォーカスダイアルをOFFにする・ホルダをスキャナ本体から取り出す

!マニュアルフォーカスダイアルを動かすと、ホルダも連動して左右に動きます。手や周囲の物がホルダに当たっていると、正確なピント合わせができませんのでご注意ください。

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標準スキャンユーティリティ 応用

AEロックを使うと、任意のコマの自動露出調整の結果を、他のコマに適用することができます。逆光シーンなど、同じ撮影環境の中で意図的に露出補正されたフィルムを連続してスキャンするときなどに便利です。以下の設定でスキャン操作を行うと、AEロックが可能になります。●環境設定ウィンドウの「ネガAE」が「Auto」の時→P.54●環境設定ウィンドウの「カラーポジでAEする」が選択されている時→P.55

1固定したいコマのプレビュー画像を表示して、メインウィンドウのAEロックボタンをクリックします。●露出調整値が固定されます。●AEロックがされたコマのプレビュータブ上に、AEロックチェックマークが表示され、そのコマの露出調整値が他のコマの露出の基準となることを示します。

●AEロックで固定される露光量には、露出調整タブの設定は含まれません。

2同じ露出調整値を適用したいコマを選び、プレビュースキャンボタンをクリックします。●スキャナは、プレビュー毎に行われる画像の自動露出調整(AE)を行いません。●スキャナは、固定された露出調整値でプレビューおよび本スキャンを続けます。●AEロックを解除するには、AEロックボタンをもう一度クリックします。

●適正露出にしたい範囲を指定する場合には、AEエリアロックを使用します。→P.61

露出調整値を固定する(AEロック)

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本スキャン(応用)自分でスキャン設定する

本スキャンを行う前に、スキャン設定ウィンドウで、画像を読み込むために必要な各種設定(入力解像度、出力解像度、出力サイズ/倍率など)を行います。設定は、スキャン画像を最終的にどのような目的で使うかで決定します。ここでは、スキャン条件を直接入力して、任意のスキャン条件を設定する方法を説明します。この設定値を新しいジョブとして登録することもできます。ジョブについて→P.52, 70

スキャン設定ウィンドウはプレビュータブの左側にあります。

環境設定(P.54)で選択されている主な設定内容を確認できます。※( )は設定内容

フォーカス調整非表示(OFF) / AF(スキャン時のAF ON) / MFDial(マニュアルフォーカスダイアル ON)

AE非表示(OFF) / AE(カラーポジでAEする、または ネガ AE Auto)

取り込みモード8bit(8bit) / 16bit(16bit) / 16bitリニア(16bitリニア)

マルチサンプルスキャニングの回数非表示(OFF) / x2(2回) / x4(4回) / x8(8回) / x16(16回)

カラーマッチング非表示(OFF) / カラースペース名(モニタRGB以外のカラースペース)/ プロファイル名(モニタRGB)

ジョブ呼び出しボタン→P.52

ジョブ登録ボタン→P.70

入力サイズロックボタン→P.67

出力サイズロックボタン→P.67

スキャン条件リセットボタン→P.67

ジョブ名表示

入力解像度選択リストボックス→P.67

出力解像度選択リストボックス→P.67

入力サイズテキストボックス→P.67

倍率入力テキストボックス→P.67

出力サイズテキストボックス→P.67

画像データ量表示→P.67

単位選択リストボックス→P.67

状態表示

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標準スキャンユーティリティ 応用

以下の説明で、◎は初期設定値を表しています。

入力解像度選択リストボックスドロップダウンリストに表示される数値(下記)の中から選択するか、ボックスをクリックして直接数値を入力します。直接数値を入力する場合は、5400~337の範囲で任意の数値を入力できます。5400/2700/1800/◎1350/900/675/540

出力解像度選択リストボックスドロップダウンリストに表示される数値の中から選択するか、ボックスをクリックして直接数値を入力します。直接数値を入力する場合は、4000~36の範囲で任意の値を入力できます。4000/2400/1440/1200/800/720/600/400/360/350/◎300/240/200/180/150/96/72/36●単位選択リストボックスで「pixel」を選んでいるときは、出力解像度は選択/設定できません。

入力サイズテキストボックス通常入力サイズは、任意に設定されたトリミング枠(→P.46)の大きさで決まりますが、W(幅)とH(高さ)のボックスに直接数値を入力することもできます。この場合は、入力した値に応じてトリミング枠の大きさが変わります。●単位選択リストボックスで「pixel」を選んでいるときは、入力サイズは選択/設定できません。

入力サイズロックボタン入力サイズテキストボックス内の数値をロック(=変更できない状態に)します。入力サイズをロックすると、トリミング枠の移動は可能ですが、トリミング枠のサイズは変更できなくなります。ロックを解除するには、入力サイズロックボタンをもう一度クリックします。初期設定はフルトリミング(トリミングなし)です。

倍率入力テキストボックス通常、入力解像度を出力解像度で割った値、または、出力サイズを入力サイズで割った値が百分率(%)で表示されます。ボックスに直接入力することもできます。●入力サイズと出力サイズがロックされていないときは、設定した倍率に応じて入力解像度と出力サイズが変わります。

●出力サイズがロックされているときは、設定した倍率に応じて入力解像度と入力サイズが変わります。●入力サイズがロックされているときは、設定した倍率に応じて入力解像度と出力サイズが変わります。●単位選択リストボックスで「pixel」を選んでいるときは、倍率は選択/設定できません。

出力サイズテキストボックス初期設定は等倍です。出力サイズは、入力解像度、出力解像度、トリミング枠(→P.46)にて決まりますが、W(幅)とH(高さ)のボックスに直接入力できます。この場合、入力した値に応じて入力解像度と入力サイズが変わり、トリミング枠も大きさが変わります。

出力サイズロックボタン出力サイズテキストボックス内の数値をロックします。

単位選択リストボックス入力サイズ、出力サイズを表す単位を選択します。リストボックスに表示される項目(下記)の中から選択します。◎pixel/mm/cm/inch/pica/point

画像データ量表示現在のスキャン設定の状態で本スキャンした時の、画像容量を表示します。

スキャン条件リセットボタンスキャン設定を、現在選択されているジョブの値に初期化します。

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本スキャン(応用)

解像度とは1インチ(約25.4㎜)の中に、いくつの画素*1が入っているかで、通常dpi*2で表示されます。例えば、350dpiの解像度は、カタログなど商業印刷などで使われることが多い解像度ですが、これは1インチあたり350個の画素がつまっている状態です。

*1 画素=画像を構成する最小の点。ドットやピクセルなどとも呼びます。*2 dpi=ディー・ピー・アイ。正式にはdot per inch(ドット・パー・インチ)。

画像の解像度は高くなればなるほどより高精細な画像となりますが、それだけデータの容量は大きくなります。そこで、使用するプリンタやモニタなどの出力機器の出力解像度に合わせて解像度を設定します。

例えば、画像をプリンタで使用するだけであれば、プリンタの出力解像度に合わせて、300dpi程度に設定します。

出力解像度を決めたら、入力/出力の倍率から入力解像度を決定します。

入力解像度 出力サイズ出力解像度 入力サイズ

例えば、35㎜フィルム(画像の大きさは幅36㎜×高さ24㎜)から、幅150㎜×高さ100㎜の用紙に300dpiの解像度で印刷したいとすると、次の式で入力解像度が求められます。

入力解像度 100㎜300dpi 24㎜

となり、300dpi×4倍で、1200dpiの入力解像度を設定すればよいことになります。

解像度と出力サイズ

=  = 倍率

=  = 約4倍

次ページに具体的なスキャン設定例を掲載していますので、参考にしてください。

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標準スキャンユーティリティ 応用

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例1:ドットでスキャン設定する

640ドットx480ドットに表示する例を説明します。

1スキャン設定ウィンドウの単位選択リストボックスから「pixel」を選びます。●出力解像度、入力サイズがグレーに変わり、入力できなくなります。

2出力サイズに出力ドット数を入力し(例の場合、Wに640、Hに480と入力)、出力サイズロックボタンをクリックします。●出力サイズがロック(変更できない状態に)され、グレー表示に変わります。

3プレビュータブでトリミング枠をドラッグして、トリミングエリアとサイズを決めます。→P.53●トリミングエリアに連動して、入力解像度が変わります。●以上でスキャン設定が終了です。本スキャンを行えます。いったん設定したスキャン設定は、本スキャン後も有効です。

例2:プリントサイズと解像度からスキャン設定する

横長方向のはがき(幅148㎜×高さ100㎜)に解像度300dpiでプリントする場合を説明します。

1スキャン設定ウィンドウの単位選択リストボックスから「mm」を選びます。

2出力解像度選択リストボックスから、出力解像度(例の場合、「300」)を選びます。●ここではプリンタの解像度を300dpiとしていますが、お使いのプリンタの解像度に関しては、プリンタの使用説明書で確認するかメーカーにご確認ください。プリンタの出力解像度以上の設定をしても、プリンタの解像度能力以上にはきれいにプリントされません。

3出力サイズのWに148、Hに100と入力し、出力サイズロックボタンをクリックします。●出力サイズがロック(変更できない状態に)され、グレー表示に変わります。

4トリミング枠をドラッグしてトリミングエリアを決めます。●トリミングエリアに連動して、入力解像度が変わります。●出力サイズをロック(変更できない状態に)しているため、トリミング枠の縦横比は変わりません。変更したい場合は、出力サイズロックボタンを再度クリックして、ロックを解除します。しかしこの場合は、得られる画像のサイズがトリミングエリアによって変更されます。

●以上でスキャン設定が終了です。本スキャンを行えます。いったん設定した内容は、本スキャン後も、スキャン設定した番号のコマに対して有効です。

スキャン設定例

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本スキャン

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不要なスキャン設定ジョブをジョブファイルリストから削除できます。

1ジョブ呼び出しボタンをクリックします。●ジョブ選択ウィンドウが表示されます。

2ジョブカテゴリー選択リストボックスから、削除したいジョブを選びます。

3削除したいジョブを選択し、Windowsの場合はDeleteキーを、Macintoshの場合はCommandキーとDキーを同時に押します。●削除したジョブを復活させることはできません。誤って削除した場合は、上記の登録手順にしたがってもう一度登録し直してください。

スキャン設定ジョブの登録よく使う設定をジョブファイルリストに追加登録できます。

1スキャン設定ウィンドウで、ジョブとして登録したいスキャン設定を入力します。

2スキャン設定ウィンドウのジョブ登録ボタンをクリックします。●ジョブ登録ウィンドウが表示されます。

3「カテゴリー:」のドロップダウンリストから登録するカテゴリーを選びます。●任意の設定を登録できるカテゴリーとして[カスタム]カテゴリーが用意されています。

4ジョブ名を入力して[OK]をクリックします。●入力した名前で、スキャン設定がジョブとして登録され、ジョブ登録ウィンドウが閉じられます。

●ジョブ名は全角13文字、半角で27文字以内で入力してください。

スキャン設定ジョブの削除

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標準スキャンユーティリティ 応用

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カラーマッチングスキャナで取り込んだ画像データは出力機器(モニタやプリンタ)の特性によって、再現される色や階調が異なります。出力機器による色の再現性の違いを少なくするには、色を扱う環境(出力カラースペース、色空間)を決めて、その環境に色を合わせることと、その環境で出力するための機器の特性を補正する必要があります。カラーマッチング機能を使用することで、指定したカラースペース(sRGBなど)にスキャンした画像の色を合わせ込んだり、モニタICCプロファイル*を使用して、お使いのモニタに合わせた色で画像を再現することができ、フィルムの色とスキャン画像のモニタ表示の色を近づけることができます。●カラーマッチング処理を行うと、スキャン時間は長くなります。●Digital ROC(→P.76)をONにすると、カラーマッチングの設定は無効になります。

*モニタICCプロファイル=モニタの色再現性が記述されているファイル

カラーマッチングウィンドウは、「環境設定」ウィンドウ内の下段にあります。→P.54

ファイル保存時に使用する色空間を設定します。1「カラーマッチング処理する」にチェックを入れます。

2「出力カラースペース」選択リストボックスの右端(▼)をクリックすると選択可能な出力カラースペースが表示されます。

3設定する出力カラースペースをクリックします。●設定できる出力カラースペースについては次ページをご覧ください。

出力カラースペースの設定

OKボタン

「カラーマッチング処理する」チェックボックス 「出力カラースペー

ス」選択リストボックス

「モニタICCプロファイルを使用する」チェックボックス→P.73

モニタICCプロファイル読み込みボタン→P.73

キャンセルボタン

ヘルプボタン

リセットボタン

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カラーマッチング

設定できる出力カラースペースsRGBHewlett PackardおよびMicrosoftにより推進された色空間です。平均的なPCモニタの特性を反映しているため、Webでの表示用に画像を扱う場合に使用されています。一方、他のカラースペースに比べ再現できる彩度再現領域が狭いため、専門的なプリプレスなどには不向きです。インターネットやマルチメディアを基準において提案されており、世界で広く使われています。

Apple RGB以前からのApple13型のAppleシステムに基づいています。Adobe illustratorやAdobePhotoshop 4.0以前のバージョンなどで初期設定用として使用されていたため、DTP(デスクトップパブリッシング)などで広く使われてきた色空間です。sRGBより広い色域で、印刷を目的とした場合によく用いられます。

SMPTE-C現在の米国でのテレビ放映の基準です。米国のテレビ放映用に作業する場合に最適です。

PAL/SECAMヨーロッパでのテレビ放映の基準です。ヨーロッパのテレビ放映用に作業する場合に最適です。

ColorMatch RGBRadius PressViewモニタを最適に使用するカラースペースです。このモニタはプリプレス業界で一般的に使用されていて、広い色域を有しています。

Adobe RGBColorMatch RGBよりさらに色域が広く、プリプレスなどでより広範囲におよぶカラーが必要な場合には、最適なスペースです。しかし、印刷不可能なカラー(CMYKで表現できないカラー)が、より多く含まれています。

広範色域RGB分光的に純粋な色度座標を使用して、非常に広範囲にわたるカラーを提供します。ただし、この色域のカラーのほとんどは標準的なコンピュータのモニタでは表示できず、印刷もできません。

NTSC日米での地上波アナログ・カラー・テレビの放送方式で、ビデオ製作の場合に使用されています。

CIE RGBCIE(Commission Internationale d`Eclairage)で定義されたRGBカラースペースです。

モニタRGBモニタICCプロファイルで指定したモニタの色空間に合わせ込んだ色で再現します。→P.73

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標準スキャンユーティリティ 応用

ご使用になっているカラーモニタの特性に色を合わせるためには、出力カラースペースを設定する際に、お使いのモニタのICCプロファイルを設定する必要があります。1「モニタICCプロファイルを使用する」にチェックを入れます。

2[読み込み...]ボタンをクリックします。●OS(オペレーティングシステム)標準のファイルオープンダイアログが表示されます。

3お使いのモニタのICCプロファイルを選び、[開く]をクリックします。●モニタICCプロファイルは通常以下のフォルダに収められています。Windows98/98SE/Me:[Windows]フォルダ→[System]フォルダ→[Color]フォルダ内WindowsXP/2000:[Windows]フォルダ(Windows 2000は[WINNT]フォルダ)→[system32]フォルダ→[spool]フォルダ→[drivers]フォルダ→[color]フォルダ内

Macintosh(Mac OS 9.2.2):[システム]フォルダ→[ColorSyncプロファイル]フォルダ内Macintosh(Mac OS X):[ライブラリ]フォルダ→[ColorSync]フォルダ→[Profiles]フォルダ→[Display]フォルダ内

●モニタのICCプロファイルは、モニタメーカーから提供されます。インターネット上のモニタメーカーのWebサイトから入手(ダウンロード)できる場合もあります。モニタICCプロファイルのインストール方法などについては、お使いのカラーモニタの使用説明書をご覧ください。

●カラーモニタのICCプロファイルは、市販のプロファイル作成ツールを用いて作成することもできます。また、MacintoshではOS付属の「モニタ調整アシスタント」機能を用いて、またWindowsではAdobe PhotoshopElements 3.0などに付属の「Adobe Gamma」を用いて、簡易的にモニタICCプロファイルを作成することもできます。

4環境設定ウィンドウ内の[OK]ボタンをクリックします。●この[OK]ボタンは、他の環境設定項目と兼用となっておりますので、設定内容をよく確かめてから押してください。

モニタICCプロファイルの設定

73次ページに続く

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スキャナプロファイルについて

スキャン画像のカラーマッチング処理を行う場合、スキャナのカラーマッチング機能の使用を推奨していますが、他の色変換処理を使用される場合は、以下のプロファイルの利用が可能です。他のソフトやOSの色変換処理などで使用した場合は、多少色味が異なる場合があります。・16bitリニア以外の設定で取り込んだポジフィルムの画像に使用可能

MLTF5400_2.icc デイマージュ スキャン エリート5400 II 用

・16bitリニアの設定で取り込んだポジフィルムの画像に使用可能MLTF5400_2p.iccデイマージュ スキャン エリート5400 II 用

これらのスキャナプロファイルは、ドライバソフトのインストール時に同時にインストールされます。インストール先は下記の通りです。Mac OS 9.2.2およびWindows:ICCプロファイルが収められているフォルダと同じMac OS X:[ライブラリ]フォルダ→[ColorSync]フォルダ→[Profiles]フォルダ

画像処理アプリケーションとの組み合わせによる出力カラースペースとモニタICCプロファイルの推奨設定

モニタ補正表示機能*があるアプリケーション(Ver. 5.0以降のAdobe Photoshopなど)で、モニタ補正表示機能をONにして使用している場合出力カラースペース :任意の出力カラースペースを選択可能(アプリケーションで指定しているカラースペース[=色空間]と同じ設定を選択します。)モニタICCプロファイル :使用する

モニタ補正表示機能*のないアプリケーションを使用している場合この場合は、任意の出力カラースペースではなく、ご使用のモニタ独自の色空間に合わせることが可能です。出力カラースペース :「モニタRGB」を選択します。モニタICCプロファイル :使用する

* モニタ特性を補正して画像を表示する機能。

カラーマッチング

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調整の結果を確認するときは確認ボタンをクリックします。●プレビュー画像が現在の設定を反映していない場合は、確認ボタンが赤色で表示されています。確認ボタンを押すとグレーに変わります。

●以降のページで設定した値に基づくシミュレーション画像が、プレビュー画像表示エリアに表示されます。

●複数のコマに同じ調整値を適用した場合は、コマごとに確認ボタンをクリックしてください。

すべての調整(値)を取り消すにはリセットボタンをクリックします。

Digital ICE4タブ

Digital ICE4タブをクリックすると、下のようなウィンドウが表示されます。

Digital ICE4タブの各部名称

Digital ICE4タブでは、Digital ROC、Digital GEM、Digital SHOの調整値を設定したり効果を確認したりすることができます。

リセットボタン

Digital ROC調整スライダー→P.76

Digital ROC調整値テキストボックス→P.76

75

標準スキャンユーティリティ 画像補正

Digital GEM ボタン→P.77

Digital ROCボタン→P.76

調整(値)の確認/取り消し

Digital ICE4タブ

Digital SHO

シャドー調整スライダー→P.79

シャドー調整値テキストボックス→P.79

ハイライト調整スライダー→P.80

ハイライト調整値テキストボックス→P.80

しきい値調整スライダー→P.79, 80

しきい値テキストボックス→P.79, 80

Digital GEM調整スライダー→P.77

Digital GEM調整値テキストボックス

→P.77

確認ボタン→P.76, 78, 79, 80プレビュー画像が現在の設定を反映していない場合は、赤色で表示されます。

Digital SHO ボタン→P.79

プレビュー画像表示エリア

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Digital ROC(退色補正機能)Digital ROC(Reconstruction Of Color)は、退色したフィルムの色を復元する画像補正機能です。(2ページに写真を掲載しています。)●この画像補正機能を十分に活用いただくための最低動作環境と推奨環境をご確認ください(P.11, 12)。●Digital ROC機能を使う直前に、ポイントAFまたはマニュアルフォーカス(→P.62, 63)でピント調整しプレビュースキャンを行ってください。または環境設定で「スキャン時のAF」を選択しておくことをおすすめします。

1メインウィンドウのDigital ROCボタンをクリックします。●コマごとのDigital ROC調整値に基づいてすべてのコマにDigital ROCが適用されます。

2コマを選択して、Digital ICE4 タブをクリックして開きます。

3Digital ROC調整スライダーをマウスでドラッグするか、調整値テキストボックスに数値を入力します。●初期設定値は2です。0(OFF)~5の値を入力できます。調整値が大きいほど退色を補正する効果が強くなります。

4確認ボタンをクリックします。●Digital ROC確認用画像を取得するために、フィルムをスキャンします。

●Digital ROC機能をキャンセルするにはもう一度Digital ROCボタンをクリックするか、Digital ROC調整スライダーを「0」(OFF)の位置にドラッグします。

●Digital ROC機能を使用すると、プレビュースキャンを行う時に、本スキャンと同等の読み取りを行います。本スキャン時は、Digital ROC確認時に取得した画像を、本スキャン画像として取り込みますので、Digital ROC確認を実行している場合は、本スキャン時のスキャン動作は行われず、画像の処理だけを行います。

●Digital ROC機能を使用すると、通常よりスキャン時間が長くなります。●白黒フィルムをスキャンする場合は、Digital ROCは使用できません。●環境設定で取り込みモードとして「16bitリニア」を選んでいる場合は、Digital ROC機能は使用できません。→P.56

●Digital ROC機能を使用すると、環境設定の「カラーポジでAEする」および「ネガAE」の設定(→P.54)、露光調整(→P.58)、カラーマッチングの設定(→P.71)、プレビュースキャンのAEロック(→P.65)、AEエリアロック(→P.61)は、すべて無効になります。

●フィルムや退色の状態によっては、Digital ROCの効果が得られにくい場合があります。また通常の(退色していない)フィルムにDigital ROC機能を使用すると、正しくない色が表示される場合があります。

●次の白黒フィルムは、カラーフィルム用の現像を行い、メインウィンドウのフィルムタイプ選択リストでカラーネガを選択すると、Digital ROC機能を使ってスキャンできます。よりコントラストやシャープさの優れた画像が得られます。イルフォード XP2 SUPERコダック T400CN、Select Black & White 400

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Digital GEM(粒状性軽減機能)Digital GEM(Grain Equalization and Management)は、フィルムの粒状性ノイズを軽減する画像補正機能です。高感度フィルムで撮影された原稿を高解像度で取り込んだ場合、粗い粒子が目立つことがありますが、この機能では粗い粒子を自動的に補正し、滑らかな画像が得られます。●この画像補正機能を十分に活用いただくための最低動作環境と推奨環境をご確認ください(P.11, 12)。●Digital GEM機能を使う直前に、ポイントAFまたはマニュアルフォーカス(→P.62, 63)でピント調整しプレビュースキャンを行ってください。または環境設定で環境設定で「スキャン時のAF」を選択しておくことをおすすめします。

1メインウィンドウのDigital GEMボタンをクリックします。●コマごとのDigital GEM調整値に基づいてすべてのコマにDigital GEMが適用されます。

2コマを選択して、プレビュータブを開き、スキャン設定ウィンドウで入力解像度を設定します。→P.66

3Digital ICE4 タブをクリックして開きます。●下図のようなDigital GEMウィンドウが表示されます。

4Digital GEM調整スライダーをマウスでドラッグするか、調整値テキストボックスに数値を入力します。●初期設定値は50です。0(OFF)~100の値を入力できます。調整値が大きいほど粒状性を軽減する効果が強くなります。

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標準スキャンユーティリティ 画像補正

次ページに続く

Digital GEM OFF(不使用) Digital GEM ON(使用)

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5Digital GEM確認エリアを必要に応じてサイズ変更し移動させて、補正効果を確認したい箇所を指定します。●Digital GEM確認エリアのサイズは、操作2 で設定した入力解像度によって変わります。

●確認エリアのサイズ変更や移動の操作方法は、トリミング枠のサイズ変更や移動の操作と同様です。→P.46

6確認ボタンをクリックします。●Digital GEM確認用画像を取得するために、操作2 で設定した入力解像度で、フィルムをスキャンします。

●操作4 で設定した値に応じて、操作5 で指定した確認エリアでの補正画像が、DigitalGEM確認用画像表示エリアに表示され補正の効果を確認できます。

7必要に応じて操作 4 から 6を繰り返し、最適な補正効果の得られるDigitalGEM調整値を決定します。

8スキャンボタンをクリックして本スキャンを行います。●Digital GEM調整値にしたがって、粒状性ノイズが軽減された画像がスキャンされます。

●本スキャン時は、Digital GEM確認時に取得した画像を本スキャン画像として取り込みますので、Digital GEM確認を実行している場合は、本スキャン時のスキャン動作は行われず、画像の処理だけを行います。

●Digital GEM機能を使用すると、通常よりスキャン時間が長くなります。●Digital GEM機能をキャンセルするにはもう一度Digital GEMボタンをクリックするか、Digital GEM調整スライダーを「0」(OFF)の位置にドラッグします。

●白黒フィルムをスキャンする場合は、Digital GEMは使用できません。●フィルムの状態によっては、Digital GEMの効果が得られにくい場合があります。●次の白黒フィルムはカラーフィルム用の現像を行い、メインウィンドウのフィルムタイプ選択リストでカラーネガを選択すると、デジタルGEM機能を使ってスキャンできます。イルフォード XP2 SUPERコダック T400CN、Select Black & White 400

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Digital GEM

Digital GEM確認エリア

Digital GEM確認用画像表示エリア

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標準スキャンユーティリティ 画像補正

Digital SHO(シャドー・ハイライト補正機能)Digital SHOは、画像のシャドー部、またはハイライト部の階調を調整します。●この画像補正機能を十分に活用いただくための最低動作環境と推奨環境をご確認ください(P.11, 12)。

【シャドー調整】シャドー調整では、明るい部分の階調はそのままで、暗い部分の階調を補正できます。逆光シーンなどで、黒くつぶれ気味になっている部分の階調を再現したい時に便利です。1メインウィンドウのDigital SHOボタンをクリックします。●コマごとのシャドー/ハイライト調整値と、しきい値に基づいてすべてのコマにDigital SHOが適用されます。

2コマを選択して、Digital ICE4 タブをクリックして開きます。

3しきい値調整スライダーをマウスでドラッグするか、しきい値テキストボックスに数値を入力して、調整をかける明るさの範囲を指定します。●しきい値とは、画像の暗い部分と明るい部分の境界値です。明るさのレベルは0(黒)~255(白)の256階調です。例えばしきい値の初期設定値127の場合、127より暗い部分がシャドー調整の範囲になります。

4シャドー調整スライダーをマウスでドラッグするか、シャドー調整値テキストボックスに数値を入力して、調整をかける強さを指定します。●0(OFF)~100の範囲で設定できます。シャドー調整の初期値は50です。数値が大きいほど、つぶれていた部分の階調がはっきりと再現されます。

●ハイライト部の階調をそのままの状態にする時は、ハイライト調整値を0(OFF)にします。

5確認ボタンをクリックします。●プレビュースキャンを行います。●シミュレーション画像が、確認画像表示エリアに表示されます。

6必要に応じて操作 3 から 5を繰り返し、最適な画像に調整します。●操作5の時、2回目以降はプレビュースキャンは行わず、画像処理のみ行います。

次ページに続く79

Digital SHO OFF(不使用) Digital SHO ON(シャドー調整のみを使用)

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●シャドー調整とハイライト調整を同時に行うこともできます。●Digital SHOをキャンセルするにはもう一度Digital SHOボタンをクリックするか、シャドーとハイライト調整スライダーを両方「0」(OFF)の位置にドラッグします。

●Digital SHO機能を使用すると、通常よりスキャン時間が長くなります。●白黒フィルムをスキャンする場合は、Digital SHOは使用できません。●環境設定で取り込みモードとして「16bit」、「16bitリニア」を選んでいる場合は、Digital SHO機能は使用できません。→P.56

●Digital SHO機能を使用すると、露光調整(→P.58)は、無効になります。●次の白黒フィルムはカラーフィルム用の現像を行い、メインウィンドウのフィルムタイプ選択リストでカラーネガを選択すると、デジタルSHO機能を使ってスキャンできます。イルフォード XP2 SUPERコダック T400CN、Select Black & White 400

【ハイライト調整】ハイライト調整では暗い部分の階調はそのままで、明るい部分の階調を補正できます。白く飛び気味になっている部分の階調を再現したい時に便利です。

シャドー調整の操作と同じ要領で、しきい値調整スライダー(またはしきい値テキストボックス)とハイライト調整スライダー(またはハイライトテキストボックス)で調整し、確認ボタンで画像を確認します。●ハイライト調整値の初期設定値は0(OFF)です。数値が大きいほど白飛び部分の階調がはっきりと再現されます。

●シャドー部の階調をそのままの状態にする時は、シャドー調整値を0(OFF)にします。

Digital SHO(シャドー・ハイライト補正機能)

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標準スキャンユーティリティ 画像補正

画像補正タブ

画像補正タブをクリックすると、下のような画像補正ウィンドウが表示されます。●画像補正を行うと、Windowsではタブの文字が赤く、Macintoshではタブに*印が追加されます。

画像補正タブの各部名称

画像補正タブで、プレビュー画像の色(色合い、鮮やかさ、明るさ)やシャープネス(画像の鮮鋭度)を補正することができます。露出アンダーや露出オーバーの場合、ハイライト部やシャドー部の細部が見えない場合、コントラストが低い場合、色が鮮明でない場合、蛍光灯等の影響で色が異なって見える場合などで、画像補正機能を使ってより良いスキャン画像を得ることができます。

トーンカーブ・ヒストグラム補正ボタン→P.85

明るさ・コントラスト・カラーバランス補正ボタン→P.93

色相・彩度・明度補正ボタン→P.94

バリエーション補正ボタン→P.95

選択色補正ボタン→P.96

アンシャープマスクボタン→P.96

リドゥー(=Redo)ボタン→P.83

画像補正リセットボタン→P.83

全体表示ボタン→P.44

補正前後表示ボタン→P.83

RGB値表示→P.47

コマ番号表示→P.47

画像補正タブ

スナップショットボタン→P.84

画像補正ジョブ呼び出しボタン→P.84

画像補正ジョブ登録ボタン→P.84

スナップショット表示領域→P.84

アンドゥー(=Undo)ボタン→P.83

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画像補正タブにある画像補正機能を下記に簡単にまとめています。詳しくは、各機能の解説ページをご覧ください。補正内容によっては、あるひとつの機能でのみ可能な場合もありますが、複数の方法で同じような効果が得られる場合もあります。画像を補正前の状態に簡単に戻すことができます(→P.83)ので、いろいろと試してみることをおすすめします。

画像補正機能

トーンカーブ・ヒストグラム補正→P.85

明るさ・コントラスト・カラーバランス補正→P.93

色相・彩度・明度補正→P.94

バリエーション補正→P.95

選択色補正→P.96

アンシャープマスク→P.96

説  明

特定の階調域(ハイライト、中間調、シャドー)のコントラスト(明暗差)を調整したり、色調を補正したりなど、きめ細かな調整を行うことができます。

画像全体の明るさ、コントラスト、カラーバランスを調整します。

HSBカラーモデルの特性に合わせた補正機能です。画像全体の色合い、鮮やかさ、明るさを補正することができます。

カラーバランス、明るさ・コントラスト、彩度それぞれに関して、変化量を少しずつずらした複数のサムネイル画像を見比べながら画像補正を行うことができます。効果が見比べられるので、画像補正の知識があまりなくても、比較的簡単に画像補正を行うことができます。

特定色域の色調を、他の色域に影響を与えずに調整することができます。

画像の輪郭部分のコントラストだけを高くします(輪郭をはっきりさせます)。

画像補正機能について

画像補正タブ

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標準スキャンユーティリティ 画像補正

画像補正タブ 編集ツール

アンドゥーボタンをクリックすると、行った画像補正を取り消して前の状態に戻ることができます。補正前の画像はメモリのある限りさかのぼることができます。

リドゥーボタンをクリックすると、取り消した補正を再度実行することができます。

画像補正のやり直し(リドゥーボタン)

画像補正リセットボタンをクリックすると、画像補正タブでのすべての画像補正を破棄して、補正前の画像に戻すことができます。

画像補正のリセット(画像補正リセットボタン)

画像補正の取り消し(アンドゥーボタン)

画像補正を行う際、便利なツールを説明します。

スナップショットボタン→P.84画像補正ジョブ登録ボタン→P.84

画像補正ジョブ呼び出しボタン→P.84

補正前後表示ボタン→P.83

全体表示ボタン→P.44

83

補正前と後の画像を同時に表示画像補正を行った後、補正前後表示ボタンをクリックすると、左側に補正前の画像が、右側に補正後の画像が表示され、画像を並

べて補正結果を確認することができます。全体表示ボタンをクリックすると、補正画像表示上で、補正前/補正後画像とも画像全体を表示します。

アンドゥー(=Undo)ボタン

リドゥー(=Redo)ボタン

画像補正リセットボタン

Page 84: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

スナップショットボタンをクリックすると、現在表示されているプレビュー画像を、スナップショット表示領域に一時的に保管して、サムネ

イル表示します。逆に、サムネイル画像をクリックすると、クリックした画像がプレビュー表示されます。この機能を使って複数の画像補正を比較・確認することができます。●メモリの許す限り、スナップショット表示エリアにサムネイル画像を表示できます。

●複数のコマが選択されている時は、この機能は使用できません。

●サムネイル画像を消去したい場合は、消去したいサムネイル画像をクリックして、Deleteキー(MacintoshではCommandキーとDキーを同時に)押します。

●標準スキャンユーティリティを終了すると、サムネイル画像はすべて消去されます。

画像補正ジョブの登録と呼び出し

画像補正ジョブの登録

1画像補正タブの画像補正ジョブ登録ボタンをクリックします。●画像補正ジョブ登録ウィンドウが表示されます。

2ジョブ名を入力し、OKボタンをクリックします。●現在行っている画像補正が、画像補正ジョブとして登録されます。

画像補正ジョブの呼び出し

登録した画像補正ジョブを呼び出し、選択されている画像に呼び出した画像補正ジョブと同じ補正を行います。

1画像補正タブの画像補正ジョブ呼び出しボタンをクリックします。●画像補正ジョブ選択ウィンドウが表示されます。

2画像補正ジョブから登録されているジョブを選択し、OKボタンをクリックします。●登録されている補正内容が適用されます。●メモリの許す限り、スナップショット表示エリアにサムネイル画像が表示されます。

●画像補正ジョブを削除したい場合は、削除したいジョブをクリックして選択し、Windowsの場合はDeleteキーを、Macintoshの場合はCommandキーとDキーを同時に押します。削除したジョブを復活させることはできません。過って削除した場合は、上記の登録手順に従ってもう一度登録し直してください。

各補正ウィンドウで行った画像補正を、画像補正ジョブとして登録できます。また先に登録した画像補正ジョブを呼び出すだけで、選択されている画像に簡単に同じ画像補正を行うことができます。

84

画像補正の一時保存(スナップショットボタン)

スナップショット表示領域

画像補正タブ 編集ツール

Page 85: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

標準スキャンユーティリティ 画像補正

画像補正タブ 画像補正機能トーンカーブ・ヒストグラム補正

トーンカーブ・ヒストグラム補正パレットの各部名称

トーンカーブ・ヒストグラムボタンを押すと、トーンカーブ・ヒストグラムパレットが表示されます。

トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色をきめ細かく調整することができます。

ヒストグラムとは、画像内の明るさのレベルのピクセル数をグラフで表したものです。補正を適切に行うために十分なシャドー(もっとも暗い部分)、中間調、ハイライト(もっとも明るい部分)が含まれているかを確認できます。ヒストグラム補正では、どのレベルをシャドーまたはハイライトにするのかを調整し、中間調の階調豊かなコントラストを出すことができます。

トーンカーブとヒストグラムは連動しています。どちらか片方を修正すれば、自動的にもう一方も修正されます。

チャンネル選択リストボックスで[RGB]のチャンネルを選ぶとR(赤)、G(緑)、B(青)のすべてが同じ割合で補正されます。[R] [G] [B]の各チャンネルを選ぶとそれぞれ別々の値で補正できます。プレビュー画像が白黒画像の場合は、[RGB]チャンネルのみ選択できます。キー操作でも各チャンネルの選択ができます。

Windows: Ctrl + 0 → RGB Macintosh: Command + 0 → RGBCtrl + 1 → R Command + 1 → RCtrl + 2 → G Command + 2 → GCtrl + 3 → B Command + 3 → B

ヒストグラム3色同時表示ボタン→P.90

フリーハンドボタン→P.87

トーンカーブ滑らかボタン→P.87

黒点スポイトボタン→P.92グレースポイトボタン→P.92白点スポイトボタン→P.91

スポイト値設定ボタン→P.91, 92アプライボタン→P.86, 89, 91ヒストグラム→P.89

入力下限値・ガンマ・上限値テキストボックス→P.89, 90

入力下限値・ガンマ・上限値スライダー→P.89, 90

リセットボタン→P.86

チャンネル選択リストボックス→P.86

トーンカーブ→P.86

出力下限値・上限値テキストボックス→P.89

出力下限値・上限値スライダー→P.89

自動設定ボタン→P.89

85

Page 86: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト、色をきめ細かく調整することができます。トーンカーブの横軸は補正前の明るさの値(入力値)を、縦軸が補正後の明るさの値(出力値)を表します。値は0~255の256階調で表されます。補正前は、グラフは右上45度の直線(入力値と出力値は同じ)ですが、トーンカーブをドラッグして階調を変化させ、シミュレーション画像で確認しながら明るさやコントラストを調整します。

トーンカーブの形状をマウスで変更することができます。

1チャンネル選択リストボックスから、補正するトーンカーブのチャンネルを選びます。●補正するチャンネルは以下から選択できます。RGB:R(赤)、G(緑)、B(青)の全色R:R(赤)G:G(緑)B:B(青)

●プレビュー画像が白黒画像の場合は、[RGB]チャンネルのみ選択できます。

2マウスカーソルをトーンカーブの上に持っていき、変更したいところまでドラッグします。●マウスカーソルをトーンカーブ上の任意の場所に移動すると、その場所の入力値と出力値がトーンカーブ右側に表示されます。

●画像上にカーソルを合わせると、その位置がトーンカーブのどの位置にあたるかが○で表示されます。

●トーンカーブ上の点をクリックすると、値を固定することができます。固定された値は、黒い点で表示されます。取り除く場合は、黒い点をグラフの外にドラッグします。

●補正の結果はすぐに画像に反映されます。

●リセットボタンをクリックすると、トーンカーブ・ヒストグラム補正パレットでの補正はすべてキャンセルされます。

●アプライボタンをクリックしたままにすると、補正後のヒストグラムが表示されます。

86

画像補正タブ 画像補正機能

トーンカーブ補正

Page 87: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

標準スキャンユーティリティ 画像補正

トーンカーブを自由に描くことができます。

1チャンネル選択リストボックスから、補正するトーンカーブのチャンネルを選びます。●補正するチャンネルは以下から選択できます。RGB:R(赤)、G(緑)、B(青)の全色R:R(赤)G:G(緑)B:B(青)

●プレビュー画像が白黒画像の場合は、「RGB」チャンネルのみ選択できます。

2フリーハンドボタンをクリックします。●マウスカーソルがペン形状のものに変わります。

3マウスをドラッグしてトーンカーブを描きます。●マウスカーソルをトーンカーブ上の任意の場所に移動すると、その場所の入力値と出力値がトーンカーブ右側に表示されます。

●補正の結果はすぐに画像に反映されます。

●トーンカーブ滑らかボタンをクリックすると、描いたカーブを滑らかにできます。

●リセットボタンをクリックすると、トーンカーブ・ヒストグラム補正パレットでの補正はすべてキャンセルされます。

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Page 88: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

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画像補正タブ 画像補正機能

明るくする・暗くする背景が明るくて被写体が暗い場合に、画像全体を明るくします。RGBのチャンネルを選び、トーンカーブ全体を押し上げると、暗いところから明るいところまで全体に明るさが増して、画像が明るくなります。逆にカーブを押し下げると、全体に暗くなります。

RGB

コントラストを上げる・下げるRGBチャンネルを選んで、明るい部分が少し明るめに、暗い部分が少し暗めになるようにマウスをドラッグしてS字型にすると、全体のコントラストが上がります。逆S字型にするとコントラストが下がります。

RGB

トーンカーブ補正を使った画像補正例

色を補正する特定の色を強調したいときは、その色のチャンネルを選んでカーブを押し上げるとその色味が強くなります。逆にカーブを押し下げるとその色味が弱くなります。下記にいくつか具体例を紹介します。画像上の特定の色を補正する場合は、画像全体のカラーバランスに影響します。夕焼けの赤さを強調する例えば、夕焼けの赤さを強調したい場合は、R(赤)チャンネルを選んでトーンカーブを押し上げると赤さが強調できます。2ページに写真を掲載しています。

蛍光灯の緑かぶりを補正するデイライト・フィルムでフラッシュを使わずに蛍光灯の下で撮影すると、黄緑がかった写真になってしまいます。全体に影響している黄緑を抑えるには、G(緑)チャンネルのトーンカーブを少し下げます。画像をすこし明るくしながら緑かぶりを補正したい場合は、R(赤)チャンネル、B(青)チャンネルを少し上げます。2ページに写真を掲載しています。

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標準スキャンユーティリティ 画像補正

手動設定ヒストグラムのシャドー、中間調、ハイライトの設定を手動で行うことができます。

入力下限値スライダーと上限値スライダーを内側にスライドさせると、コントラストが強くなります。●入力下限値よりも左は黒(0)になります。ヒストグラムの左端に画素が存在しない場合、画素の左端まで▲を移動させるとその位置の明るさが黒(0)になり、暗い側のコントラストが増します。上限値△についても同様です。

●下限値▲と上限値△の数値が右側に表示されます。数値を直接入力することもできます。

出力下限値スライダーと上限値スライダーを内側にスライドさせると、コントラストが弱くなります。●入力下限値の位置の画素が出力下限値に補正されます(出力下限値よりも左の明るさの画素が存在しなくなります)。出力上限値についても同様です。

●下限値と上限値の数値が右側に表示されます。数値を直接入力することもできます。

●アプライボタンをクリックしたままにすると、補正後のヒストグラムが表示されます。

ヒストグラムとは、画像内の明るさのレベルのピクセル数をグラフで表したものです。補正を適切に行うために十分なシャドー(暗い部分)、中間調、ハイライト(明るい部分)が含まれているかを確認できます。明るさのレベルは左端から右端まで0~255の256階調で表示します。ヒストグラム補正では、どのレベルをシャドーまたはハイライトにするのかを調整し、中間調の階調豊かなコントラストを出すことができます。

自動設定自動設定ボタンをクリックすると、RGBすべてのチャンネルのトーンカーブ/ヒストグラム補正をリセットした上で、画像の中の最も暗い画素を黒(0)に、最も明るい画素を白(255)に、中間の明るさの部分が中央にくるように自動的に補正を加えます。●補正の結果はすぐに画像に反映されます。●アプライボタンをクリックしたままにすると、補正後のヒストグラムが表示されます。

●複数のコマが選択されている時は、自動設定は使用できません。●リセットボタンをクリックすると、トーンカーブ・ヒストグラム補正パレットでの補正はすべてキャンセルされます。

ヒストグラム補正

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Page 90: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

画像補正タブ 画像補正機能ガンマスライダーをスライドさせると、中間調の明るさが調整できます。●ハイライト側またはシャドー側どちらかに画素が集中している画像では、中間調を調整するとより良い画像を得ることができます。中間調の調整は、ハイライトとシャドーを設定した後に行います。

●右側にドラッグすると中間調が暗くなり、逆に左側にドラッグすると中間調が明るくなります。

●ガンマ値(画像の階調の応答特性)は右側に表示されます。初期値は1.00です。数値を直接入力することもできます。

●明るさ・コントラスト・カラーバランス補正と異なり、ハイライト部とシャドー部には少なめに、中間調には多めに補正をかけることができます。→P.93

ヒストグラムによる色補正

RGBそれぞれのチャンネルに対して、ヒストグラム補正を行なうことができます。1ヒストグラム3色同時表示ボタンをクリックします。

2RGB別のヒストグラムが表示されるので、前ページの要領で補正を行ないます。●もう一度ヒストグラムRGB同時表示ボタンをクリックすると、RGB別のヒストグラムの表示は消えます。

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標準スキャンユーティリティ 画像補正

画像にマウスカーソルを移動させると、その位置のRGB値が画像補正タブの右上部分に表示されます。CMY値は、WindowsはShiftキーを、MacintoshはCommandキーを押している間表示します。「/」をはさんで左側の値は画像補正前の値、右側の値は画像補正後の値を表します。

白点スポイトによる補正

1スポイト値設定ボタンをクリックしてスポイト値設定ダイアログを表示させます。●白点スポイトボタンをダブルクリックしても表示できます。2白点スポイト値に補正後の数値を入力し、[OK]をクリックします。●初期値はすべて255(真っ白)です。

3白点スポイトボタンをクリックします。●マウスカーソルが白色のスポイトになります。

4画像上で、白くしたい部分をクリックします。●クリックした部分が、2で設定した補正後の数値になります。

●補正の結果はすぐに画像に反映されます。

白点・黒点・グレースポイトによる補正白点・黒点スポイトを使うと、もっとも白くしたい部分やもっとも黒くしたい部分を、画像上で指定することができます。グレースポイトを使うと、明るさはそのままで選択した部分を無彩色(グレー)にするようにRGBチャンネルのバランスを変更します。●複数コマを選択している場合、白点・黒点・グレースポイトボタンは使用できません。

アプライボタンクリックしたままにすると、補正後のヒストグラムが表示されます。

スポイト値設定ボタンクリックすると、スポイト値設定ダイアログが表示されます。

黒点スポイトボタングレースポイトボタン白点スポイトボタン

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黒点スポイトによる補正

1スポイト値設定ボタンをクリックしてスポイト値設定ダイアログを表示させます。●黒点スポイトボタンをダブルクリックしても表示できます。

2黒点スポイト値に補正後の数値を入力し、[OK]をクリックします。●初期値はすべて0(真っ黒)です。

3黒点スポイトボタンをクリックします。●マウスカーソルが黒色のスポイトになります。

4画像上で、黒くしたい部分をクリックします。●クリックした部分が、2で設定した補正後の数値になります。

●補正の結果はすぐに画像に反映されます。

画像補正タブ 画像補正機能

グレースポイトによる補正

1グレースポイトボタンをクリックします。●マウスカーソルがグレーのスポイトになります。

2画像上で、無彩色にしたい部分をクリックします。●クリックした部分が、輝度はそのままで、カラーバランスのそろった無彩色(灰色)になるように画像が調整されます。

●補正の結果はすぐに画像に反映されます。

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標準スキャンユーティリティ 画像補正

明るさ・コントラスト・カラーバランス補正画像全体の明るさ、コントラストを調整します。また、画像の色の全体的な混合率(カラーバランス)を変更して一般的な色調補正を行うことができます。個々の色要素を正確に調整するには、トーンカーブ・ヒストグラム補正や選択色補正のような特定の色調補正ができる機能を使います。

1明るさ・コントラスト・カラーバランス補正ボタンをクリックします。●明るさ・コントラスト・カラーバランス補正ウィンドウが表示されます。

2明るさ、コントラスト、カラーバランス(赤、緑、青)の各スライダーをドラッグするか、テキストボックスに-100~100までの数値を直接入力して補正を行ないます。●スライダーを右側に、数値を+側に大きくするとそれぞれの効果が大きくなります。●補正の結果はすぐに画像に反映されます。

自動設定自動設定ボタンをクリックすると、カラーバランスはそのままの状態で、明るさとコントラストを自動で補正します。●複数のコマが選択されている時は、自動設定は使用できません。

●リセットボタンをクリックすると、明るさ、コントラスト、カラーバランス補正はすべてキャンセルされます。

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画像補正タブ 画像補正機能

色相・彩度・明度補正

HSBカラーモデルの特性に合わせた補正機能です。画像全体の色合い、鮮やかさ、明るさを補正することができます。HSBカラーモデルについては、P.115をご覧ください。

1色相・彩度・明度補正ボタンをクリックします。●色相・彩度・明度補正ウィンドウが表示されます。

2色相、彩度、明度の各スライダーをドラッグするか、テキストボックスに数値を直接入力して補正を行ないます。●色相は-180~+180まで設定できます。最大の180または-180にすると、反対の色相になります。

●彩度と明度は-100~+100まで設定できます。スライダーを右側に、数値を+側に大きくするとそれぞれの度数は上がります。

●補正の結果はすぐに画像に反映されます。

調整色見本(補正後)

調整色見本(補正前)

自動設定自動設定ボタンをクリックすると、色相と明度はそのままの状態で、画像の目立ちやすい部分に注目した彩度補正を自動で行ないます。●複数のコマが選択されている時は、自動設定は使用できません。

●リセットボタンをクリックすると、色相、彩度、明度補正はすべてキャンセルされます。

●上側の調整色見本には補正前の、下側には補正後の色の状態が表示されます。色相、彩度、明度の各値を変更すると、それぞれの色がどのように変わるかを確認することができます。

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標準スキャンユーティリティ 画像補正

バリエーション補正カラーバランス、明るさ・コントラスト、彩度それぞれに関して、変化量を少しずつずらした複数のサムネイル画像を見比べながら画像補正を行うことができます。効果が見比べられるので、画像補正の知識があまりなくても、比較的簡単に画像補正を行うことができます。

2補正種類選択リストボックスから、希望の補正内容を選びます。●中央に現在の画像が、その周囲に補正後の画像が表示されます。

3変化量設定スライダーで、補正される度合いを調整します。●数値は右側は1~20の範囲で調整できます。初期設定は10です。数値を直接入力することもできます。

4希望の画像をクリックして選びます。●選んだ画像が中央に配置され、それを基準に新しい補正画像が表示されます。続けて補正することができます。

●補正の結果は補正画像表示エリアの画像にもすぐに反映されます。

●「限界を表示」にチェックを入れておくと、補正後に表示の限界値(0または255を超えてしまう部分)があれば、その部分が反転表示されます。

●リセットボタンをクリックすると、カラーバランス、明るさ・コントラスト、彩度各リストごとにキャンセルされます。

変化量設定スライダー

変化量設定値テキストボックス

限界表示チェックボックス

1バリエーション補正ボタンをクリックします。●バリエーション補正ウィンドウが表示されます。

補正種類選択リストボックス

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アンシャープマスクは、画像の輪郭部分のコントラストのみを高くします(輪郭をはっきりさせます)。1アンシャープマスクボタンをクリックします。●アンシャープマスクウィンドウが表示されます。

2適用量、半径、しきい値、暗部プロテクトの各スライダーをドラッグするか、テキストボックスに入力して設定します。●適用量で、輪郭付近のピクセルのコントラストの強調量を調整します。0%から最大500%まで設定できます。高解像度画像の場合、通常150から200%の範囲で設定するのが適当です。

●半径で、輪郭幅を設定します。0.1から5ピクセルまで設定できます。高解像度画像の場合、通常1か2ピクセルが適当です。

●しきい値で、シャープさの適用基準を設定します。周囲のピクセルとの差がしきい値を超えたピクセルのみ、シャープにします。0から255まで設定できます。しきい値が0の場合、画像内のすべてのピクセルがシャープになります。シャープにすることで発生するノイズを避ける場合には、このしきい値で調整します。

●暗部プロテクトは、輝度がこの値を超える場合のみ、シャープにするピクセルのことです。0から255まで設定できます。

●上記の推奨値は目安です。おおよその補正の効果はプレビュー画像で確認できますが、補正度合いは解像度によっても異なりますので、正確な補正結果は、本スキャンを行いながら期待する効果が得られるまで、設定値を前後させて確認してください。

アンシャープマスク

画像補正タブ 画像補正機能

特定色域の色調を、他の色域に影響を与えずに調整することができます。画像の色域を、赤(R)、緑(G)、青(B)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)に分け、それぞれ個別に、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)で色調の調整を行うことができます。また、黒(K)で選択した色域の明るさを調整することができます。例えば、紫っぽい空をより鮮やかな青にするために、「青」の色域から「マゼンタ」の成分量を減少させると、青々とした空色に補正されます。●色について→P.115

1選択色補正ボタンをクリックします。●選択色補正ウィンドウが表示されます。

2カラーのリストボックスから、補正したい色域(R、G、B、C、M、Y)を選択し、C、M、Y、Kの各スライダーをドラッグするか、テキストボックスに-100から+100の数値を入力して設定します。●補正の結果は補正画像表示エリアの画像にもすぐに反映されます。

●リセットボタンをクリックすると、元の状態に戻ります。

選択色補正

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バッチスキャン

バッチスキャンバッチスキャンは、同一ホルダ内の複数の画像を、同じ設定で連続的に自動スキャンします。同一シーンの複数画像を取り込む場合や、ホームページなど使用目的が同一な画像を複数取り込む場合など、一括して取り込むことができるので便利です。

バッチスキャンユーティリティの操作の手順

1 ランチャーを起動します。2 [バッチスキャン設定]をクリックします。

3 フィルムタイプ、保存先の設定など、基本的な設定を行います。

4 必要に応じて詳細設定を行います。 5 [バッチスキャンユーティリティ]をクリックして、バッチスキャンを実行します。

バッチスキャンの設定を行う

1ランチャーを起動します。●右のウィンドウが表示されます。●ランチャーの起動方法について→P.28

2 [バッチスキャン設定]をクリックします。●バッチスキャン設定ウィンドウが表示されます。●スキャナのセットアップが完了していない場合は、下の画面が表示されてからバッチスキャン設定ウィンドウが表示されます。

次ページに続く

下記2~4の手順は、必要に応じて省略することができます。

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3バッチスキャン設定ウィンドウで、次の項目を設定します。

設定 バッチスキャンの設定を保存したり呼び出したりします。●標準スキャンユーティリティの全体設定機能とは連動していません。操作方法についてはP.57を参照ください。

フィルムタイプの選択 取り込む画像のフィルムタイプを選択します。→P.41用途 画像の用途を選択します。→P.35保存先 [参照]ボタンを押して、取り込む画像の保存先を指定します。ファイル名 保存するファイルの名前の付け方を選択します。

「自動で名前を付ける」「DS+年月日時分秒」でファイル名を付けます。例(西暦2005年3月28日15時45分30秒):DS050328154530「任意の名前を付ける」任意の名前の後ろに4桁の数字を付けて保存

します。番号は、0001からスタートします。すでに同じ名前のファイルがある場合は、続き番号で保存します。

4下記の項目を、必要に応じて設定します。スキャン設定ジョブ既存のジョブファイルリストからジョブファイルを読み込んで、スキャン画像に適用することができます。ジョブ呼び出しボタンをクリックしてジョブを選択します。→P.52Pixel Polish 必要に応じてクリックして選択します。→P.50Digital SHO 必要に応じてクリックして選択します。→P.79Digital GEM 必要に応じてクリックして選択します。→P.77Digital ROC 必要に応じてクリックして選択します。→P.76Digital ICE 必要に応じてクリックして選択します。→P.49

5 [詳細設定を表示]ボタンをクリックすると、より詳細な設定内容が表示されます。変更したい内容があれば、右下の[詳細設定]ボタンをクリックします。●詳細設定ウィンドウが表示されます。

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バッチスキャン

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バッチスキャン

バッチスキャンの詳細設定を行う設定ウィンドウの[詳細設定]ボタンをクリックすると、バッチスキャンの詳細設定のウィンドウが表示されますので、必要に応じて設定を変更します。

環境設定タブ

環境設定タブ スキャン設定タブ 露光調整タブ 自動補正 タブ

クリックすると、設定ウィンドウに戻ります。詳細設定ウィンドウで設定した内容はキャンセルされます。

クリックすると、詳細設定ウィンドウで設定した内容は確定し、設定ウィンドウに戻ります。

ネガAE→P.54

カラーポジでAEする→P.55

スキャン時のAF→P.55

取り込みモード→P.56

マルチサンプルスキャニング→P.56

カラーマッチング設定→P.71

次ページに続く

ファイルの種類選択できるファイル形式は以下の通りです。<Windows>取り込みモード8bit: BMP、 JPEG、 TIFF取り込みモード16bit: TIFF<Macintosh>取り込みモード8bit: PICT*、 JPEG、 TIFF

*画像の横幅が4096 pixel以上の場合は、PICTを選択すると自動的にTIFFで保存されます。取り込みモード16bit: TIFFJPEG選択時は、圧縮率(低圧縮率/標準/高圧縮率)を選択する必要があります。

画像補正タブ

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倍率入力テキストボックス→P.67

単位選択リストボックス→P.67

画像データ量表示→P.67

スキャン設定タブ

自動トリミング→P.46

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バッチスキャン

露光調整値設定スライダー→P.58白黒フィルムの場合、R/G/Bスライダーはグレーダウンします。

設定読み込みボタン→P.59

露光調整(値)リセットボタン→P.59

露光調整タブ

ジョブ呼び出しボタン→P.52

ジョブ登録ボタン→P.70

入力解像度選択リストボックス→P.67

出力解像度選択リストボックス→P.67

入力サイズテキストボックス→P.67

入力サイズロックボタン→P.67

出力サイズテキストボックス→P.67

出力サイズロックボタン→P.67

スキャン条件リセットボタン→P.67

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Digital GEM調整スライダー→P.77

Digital GEM調整値テキストボックス→P.77

Digital SHOシャドー調整スライダー→P.79

シャドー調整値テキストボックス→P.79

ハイライト調整スライダー→P.80

ハイライト調整値テキストボックス→P.80

しきい値調整スライダー→P.79, 80

しきい値テキストボックス→P.79, 80

101

バッチスキャン

画像補正タブ

補正ラジオボタン画像補正なし/画像補正ジョブ/自動設定のいずれかを選択します。

画像補正ジョブ呼び出しボタン→P.84

自動設定チェックボックス自動設定を選択した時に有効になります。白黒フィルムの場合、「色相・彩度・明度補正」チェックボックスはグレー表示となり、選択できません。

自動調整タブ

Pixel Polish(自動/シーン選択)ボタン→P.50

シーンキーワード→P.50

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Digital ROC調整スライダー→P.76

Digital ROC調整値テキストボックス→P.76

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バッチスキャンの実行バッチスキャンの設定を終えて、バッチスキャン設定ウィンドウの[OK]をクリックすると、ランチャーのウィンドウに戻ります。

[バッチスキャンユーティリティ]をクリックして、バッチスキャンを実行します。●ランチャー起動後、バッチスキャン設定を行わなかった場合は、ここでセットアップが行われます(初回のみ)。「ホルダーが正しくセットされていません。ホルダーを正しくセットしてください。」というメッセージが表示されます(右下図)ので、ホルダをスキャナに挿入してください。

●1コマずつ、プレビュースキャン*と本スキャンを実行します。バッチスキャン実行中は画像の確認はできません。

●全コマのスキャンを終了すると、ホルダがイジェクトされます。●一度設定したバッチスキャンの設定は、再設定するまで有効です。

*プレビュースキャンは、自動トリミング、あるいは画像補正の自動設定のいずれかが選択された時のみ行われます。

バッチスキャン

●スキャンを途中でキャンセルする場合、スキャン中の表示ダイアログ内のキャンセルボタンをクリックします。Mac OS 9の場合は、キャンセルボタンがオンになったことを確認してからマウスを離してください。「キャンセルを受け付けました。処理を中断します。」というメッセージが出ます。●Windowsの場合はESCキー、Macintoshの場合はCommandキーとピリオド(.)を同時に押してもキャンセルできます。

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セットアッププログラム(インストーラ)の指示通りにソフトウェアをインストールした場合、ジョブファイルは以下のフォルダにカテゴリー別のフォルダとして収められています。

Windows(起動ハードディスクをCドライブとします):[C:]→[Program Files]フォルダ→[DS_Elite5400_2]フォルダ→[Job]フォルダ

Macintosh(Mac OS 9.2.2):[Macintosh HD]→[システムフォルダ]→[アプリケーションサポートフォルダ]→[DS Elite5400 2]フォルダ→[Job]フォルダ

Macintosh(Mac OS X):[Macintosh HD]→[ライブラリ]フォルダ→[Application Supportフォルダ]→[DS Elite5400 2]フォルダ→[Job]フォルダ

●ジョブリストへの追加登録やジョブファイルの削除は、「ジョブを登録する」「ジョブを削除する」に記載の手順で行ってください。→P.70 上記フォルダ内のファイルをWindowsのエクスプローラやMacintoshのFinderで直接操作しないでください。

カテゴリ ジョブ名 入力解像度 出力解像度 倍率 単位 入力ロック 出力 サイズ 出力ロック

ファイル名(*.135) W H W H最大サイズ 5400 37.25 25.06

1.467 0.987初期設定

初期設定 1350 300 450 pixel 1980 1332 OFF 1980 1332 OFF

カラーレーザープリンタ A4用紙全体 5028 600 838 mm 35.44 25.06 OFF 297 210 ONA4用紙2分の1 3544 600 590 mm 35.59 25.08 OFF 210 148 ONA4用紙4分の1 2514 600 419 mm 35.32 25.06 OFF 148 105 ONレター用紙全体 5169 600 861 inch 1.27 0.99 OFF 10.9 8.5 ONレター用紙2分の1 3478 600 579 inch 1.47 0.94 OFF 8.5 5.45 ONレター用紙4分の1 2585 600 430 inch 1.27 0.99 OFF 5.45 4.25 ON

デジタル銀塩プリンタ A3用紙全体 4741 400 1185 mm 35.44 25.06 OFF 420 297 ONA4用紙全体 3352 400 838 mm 35.44 25.06 OFF 297 210 ONA5用紙全体 2362 400 590 mm 35.59 25.08 OFF 210 148 ONレター用紙全体 3446 400 861 inch 1.27 0.99 OFF 10.9 8.5 ONレター用紙2分の1 2319 400 579 inch 1.47 0.94 OFF 8.5 5.45 ONレター用紙4分の1 1723 400 430 inch 1.27 0.99 OFF 5.45 4.25 ON8x10 3244 400 811 inch 1.23 0.99 OFF 10 8 ON大四切 4453 400 1113 mm 31.99 25.07 OFF 356 279 ON四切 4055 400 1013 mm 30.11 25.07 OFF 305 254 ONキャビネ 1867 400 466 mm 36.05 25.11 OFF 168 117 ON写真プリント(2L) 2028 400 507 mm 35.11 25.05 OFF 178 127 ONPostCard4x6 1637 400 409 inch 1.47 0.98 OFF 6 4 ON

インクジェット&昇華型 A3ノビ 3938 300 1312 mm 36.81 25.08 OFF 483 329 ONプリンタ A3用紙全体 3555 300 1185 mm 35.44 25.06 OFF 420 297 ON

A4用紙全体 2514 300 838 mm 35.44 25.06 OFF 297 210 ONA4用紙2分の1 1772 300 590 mm 35.59 25.08 OFF 210 148 ONA4用紙4分の1 1257 300 419 mm 35.32 25.06 OFF 148 105 ONレター用紙全体 2585 300 861 inch 1.27 0.99 OFF 10.9 8.5 ONレター用紙2分の1 1739 300 579 inch 1.47 0.94 OFF 8.5 5.45 ONレター用紙4分の1 1293 300 431 inch 1.26 0.99 OFF 5.45 4.25 ONはがき全面 1197 300 399 mm 37.09 25.06 OFF 148 100 ON写真プリント(KG) 1208 300 402 mm 37.31 24.88 OFF 150 100 ON写真プリント(L) 1066 300 355 mm 35.77 25.07 OFF 127 89 ON写真プリント(2L) 1521 300 507 mm 35.11 25.05 OFF 178 127 ON

ホームページ 1240x836 848 72 1177 pixel 1240 836 OFF 1240 836 ON1112x750 761 72 1056 pixel 1112 750 OFF 1112 750 ON984x663 672 72 933 pixel 984 663 OFF 984 663 ON792x534 542 72 752 pixel 792 534 OFF 792 534 ON760x512 519 72 720 pixel 760 512 OFF 760 512 ON600x404 410 72 569 pixel 600 404 OFF 600 404 ON320x240 338 72 469 pixel 320 240 OFF 320 240 ON

PhotoCD PhotoCD2048x3072 2095 300 698 pixel 3072 2048 OFF 3072 2048 ONPhotoCD1024x1536 1048 300 349 pixel 1536 1024 OFF 1536 1024 ONPhotoCD512x768 524 300 174 pixel 768 512 OFF 768 512 ON

画面で見る 1920x1200 1310 72 1819 pixel 1920 1200 OFF 1920 1200 ON1600x1200 1217 72 1690 pixel 1600 1200 OFF 1600 1200 ON1280x1024 1038 72 1441 pixel 1280 1024 OFF 1280 1024 ON1280x960 973 72 1351 pixel 1280 960 OFF 1280 960 ON1152x870 882 72 1225 pixel 1152 870 OFF 1152 870 ON1024x768 779 72 1081 pixel 1024 768 OFF 1024 768 ON832x624 633 72 879 pixel 832 624 OFF 832 624 ON800x600 609 72 845 pixel 800 600 OFF 800 600 ON640x480 487 72 676 pixel 640 480 OFF 640 480 ON

文書へ貼り付け A4用紙2分の1 425 72 590 mm 35.59 25.08 OFF 210 148 ONA4用紙4分の1 338 72 469 mm 31.56 22.39 OFF 148 105 ONA4用紙8分の1 338 72 469 mm 22.39 15.78 OFF 105 74 ONレター用紙2分の1 418 72 580 inch 1.47 0.94 OFF 8.5 5.45 ONレター用紙4分の1 338 72 469 inch 1.16 0.91 OFF 5.45 4.25 ONレター用紙8分の1 338 72 469 inch 0.91 0.58 OFF 4.25 2.72 ON

フィルムレコーダー 4K 2793 2400 116 pixel 4096 2731 OFF 4096 2731 ON2K 1397 2400 58 pixel 2048 1365 OFF 2048 1365 ON

デジタルカメラ 30万画素相当 487 72 676 pixel 640 480 OFF 640 480 ON80万画素相当 779 72 1081 pixel 1024 768 OFF 1024 768 ON130万画素相当 1038 72 1441 pixel 1280 1024 OFF 1280 1024 ON200万画素相当 1217 72 1690 pixel 1600 1200 OFF 1600 1200 ON300万画素相当 1557 72 2162 pixel 2048 1536 OFF 2048 1536 ON400万画素相当 1728 72 2400 pixel 2272 1704 OFF 2272 1704 ON500万画素相当 1946 72 2702 pixel 2560 1920 OFF 2560 1920 ON600万画素相当 2141 72 2973 pixel 2816 2112 OFF 2816 2112 ON800万画素相当 2482 72 3447 pixel 3264 2448 OFF 3264 2448 ON

入力サイズ

ジョブファイルリスト

その他

103

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C:Program FilesフォルダDS_Elite5400_2フォルダDS_Elite5400_2.exe*1

DS_Elite5400_2Easy.exe*2

DS_Elite5400_2Launcher.exe*3

Readme.txtHelpフォルダExporterフォルダFirmwareフォルダProfileフォルダJobフォルダ *4

EasyScanフォルダ*2

WindowsまたはWINNTフォルダTwain.dllTwain32.dllTwunk_16.exeTwunk_32.exeSystemまたはSystem32フォルダMFSLib2892.dllMFSBaseLib2892.dllMFSIFLib2892.dllDICEMLT005.dllDRAGMLT003.dllMCMLDS.dllPQueen20.dllMFS003.cplColorフォルダMLTF5400_2.icc*5

MLTF5400_2p.icc*5

Twain_32DS_Elite5400_2フォルダ*6

DS_Elite5400_2.ds*6

インストール時に作成されるファイルとフォルダドライバソフトインストール時に作成されるファイルとフォルダのインストール先は以下の通りです。

Macintosh HD

ApplicationsフォルダDS Elite5400 2フォルダDS Elite5400 2 Utility*1

DS Elite5400 2 Easy*2

DS Elite5400 2 Plug-in*6

DS Elite5400 2 Launcher*3

お読みください

システムフォルダアプリケーションサポートフォルダDS Elite5400 2 フォルダHelpフォルダBatch Scan Utility*3

FirmwareフォルダJobフォルダ*4

ProfileフォルダEasyScanフォルダ*2

機能拡張フォルダMFSLib2892MFSBaseLib2892MFSIFLib2892DICEMLT005 LibraryDRAGMLT003 LibraryMCM Library DSQueen20LibDS Elite5400 2 DriverMFSButton Monitor2892

ColorSyncプロファイルフォルダMLTF5400_2.iccMLTF5400_2p.icc

Windows Macintosh(Mac OS 9.2.2)

Page 105: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

105

その他

Macintosh HD

アプリケーションフォルダDS Elite5400 2フォルダDS Elite5400 2 Utility*1

DS Elite5400 2 Easy*2

DS Elite5400 2 Plug-in*6

DS Elite5400 2 Launcher*3

お読みください

ライブラリフォルダCFMSupportフォルダMFSLib2892MFSBaseLib2892MFSIFLib2892DICEMLT005 LibraryDRAGMLT003 LibraryMCM Library DSQueen20LibMFSIOUsb2892.bundleMFSButton Monitor2892

Application SupportフォルダDS Elite5400 2フォルダBatch Scan Utility*3

FirmwareフォルダJobフォルダ *4

ProfileフォルダEasy Scanフォルダ*2

HelpフォルダColorSyncフォルダProfilesフォルダMLTF5400_2.iccMLTF5400_2p.icc

Macintosh(Mac OS X)

*1 標準スキャンユーティリティをインストールした場合のみ作成されます。*2 簡単スキャンユーティリティをインストールした場合のみ作成されます。*3 DS Elite 5400 2 Launcherをインストールした場合のみ作成されます。*4 ジョブファイル、簡単スキャンユーティリティ、DS Elite 5400 2 Launcherのいずれかをインストールし

た場合に作成されます。ジョブフォルダの中には、ジョブカテゴリのフォルダがあり、各カテゴリフォルダ内にはジョブファイルがあります。新しくジョブを登録した場合には、指定したカテゴリのディレクトリにファイルが作成されます。

*5 Windows XP/2000では、[Windows]フォルダまたは[WINNT]フォルダ→[System32]フォルダ→[spool]フォルダ→[drivers]フォルダ→[color]フォルダ内にインストールされます。

*6 Windows版はTWAINデータソース、Macintosh版はAdobe Photoshop互換Plug-inをインストールした場合のみ作成されます。

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106

動作環境 補足

Windows 2000 Professional / XP の仮想メモリについて

スキャナの機能を十分に活用していただくための動作環境について、補足説明します。

Windows 2000 Professional / XP でお使いの場合は、目安としてシステムの仮想メモリを取り込む画像データ容量*の2倍以上、Pixel Polishをご使用の際は4倍以上になるよう設定してください。

【設定方法】

1.[スタート]→(Windows 2000は[設定])→[コントロールパネル]から[システム]を選択し、「システムのプロパティ」ウィンドウを開きます。

2.[詳細設定](Windows2000は[詳細])タブを開き、「パフォーマンス」の[設定(Windows 2000は[パフォーマンスオプション])]をクリックし「パフォーマンスオプション」ウィンドウを開きます。

3.WindowsXPでは[詳細設定]タブを開きます。

4.「仮想メモリ」の[変更]をクリックし「仮想メモリ」ウィンドウを開き、「選択したドライブのぺージングファイルサイズ」の「初期サイズ」を、取り込む画像データ容量*の2倍または4倍以上に設定します。

*画像データ容量表示は、標準スキャンユーティリティではスキャン設定ウィンドウ下部にあります。簡単スキャンユーティリティでは「用途を選ぶ」画面で用途にカーソルを合わせると表示されます。

●仮想メモリの設定についてはOSのヘルプやお使いのコンピュータに付属のマニュアル等をご覧ください。

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その他

107

Mac OS 9.2.2でPixel Polishを使用する場合の最大未使用ブロックPixel Polish使用時、最大未使用ブロックとして、取り込む画像データ容量*の4倍以上が必要です。ユーティリティを起動する前に、あるいは、Photoshopを起動してからプラグインを呼び出す前に、最大未使用ブロックの容量を確認してください。最大未使用ブロックの容量が不足している場合は、以下のいずれかの設定方法で、取り込む画像データ容量*の4倍以上に設定してください。・他のアプリケーションが立ち上がっている場合は終了させる。・プラグイン使用時は、Photoshop推奨メモリ(RAM)サイズとご使用のユーティリティの最低必要メモリ128MBを足した数値が満たされている範囲で、Photoshopのメモリ(RAM)の割り当てを減らす。

・システムの仮想メモリを「入」にし(ただしDigital SHO使用時は「切」にしてください)、取り込む画像データ容量*の4倍(必要な最大未使用ブロック)と、先ほど確認した実際の最大未使用ブロックの数字の差分を増やす。

*画像データ容量表示は、標準スキャンユーティリティではスキャン設定ウィンドウ下部にあります。簡単スキャンユーティリティでは「用途を選ぶ」画面で用途にカーソルを合わせると表示されます。

●メモリ割り当て、仮想メモリの設定、最大未使用ブロックについては、Mac OSのヘルプやお使いのコンピュータに付属のマニュアル等をご覧ください。

Page 108: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

108

不具合が生じた時は

ドライバソフトやTwain/Plug-inを起動すると、「スキャナの接続が確認できませんでした。スキャナの接続を確認してください。」と表示される。

スキャナの電源が入っていないか、USBケーブルが確実に接続されていません。確認した上で、表示内の[OK]をクリックします。

スキャナがセットアップを行わない。 フロントドアが閉まっているかどうか確認してください。フロントドアが開いていて閉じない状態では、左記の動作を行うことができません。P.109の説明に従って、フロントドアをリセットして(閉めて)ください。

ユーティリティソフトやTwain/Plug-inを起動してください。それでも解決しない場合は、スキャナの電源を切って、再起動してください。

インジケーターランプがすばやく点滅する。

スキャナの電源を切り、コンピュータとスキャナを再起動してください。Photoshopをご利用の場合、一度終了して、メモリの割り当てを増やし、再起動してください。

ドライバソフトが動かなくなる。スキャン速度が遅い。

フィルムタイプがカラーネガになっていることを確かめ、スキャンし直してください。画像補正をしてみてください。それでも解決しない場合は、ドライバソフトを再インストールしてください。

カラーネガをスキャンしたら色調がおかしい。

環境設定で「スキャン時のAF」を選択、またはポイントAFあるいはマニュアルフォーカスを使ってみてください。

画像が鮮明でない。

ホルダを取り外し、フロントドアを閉じます。その後、Windowsの場合はCtrlキー、Shiftキー、I

アイ

キーを、Macintoshの場合はCommandキー、Shiftキー、I

アイ

キー同時に押し、スキャナを初期化してください。

画像が真っ黒や真っ白になる、横すじが入る、カラーバランスがくずれるなど異常な画像があらわれる。

プレビューおよび本スキャン中にフィルムホルダに無理な力が加わった可能性があります。スキャナの電源を切って、再起動してください。

スキャン中に「ホームポジションを検出できません」の警告がでる。

症 状 処置方法 頁

22

9109

3037

271112

他のDiMAGE Scanソフトウェアが起動している場合は終了してください。それでも同じエラーが表示される場合は、コンピュータを再起動してください。

Macintosh使用時に、ドライバソフトを起動すると「予期せぬエラーが発生しました。他のDiMAGE Scanソフトウェアが起動している可能性があります」と表示される。

27

32418515,17

55,6263

27

27

Pixel Polish使用時に、画像が真っ黒になったり、「メモリーが足りません。PixelPolish処理に失敗しました。処理を中断します。」の表示がでる。

Windows 2000 Professional/ XP をご使用の場合は仮想メモリを、Mac OS 9.2.2をご使用の場合は最大未使用ブロックを増やしてください。

106107

ホルダがスキャナの中に引き込まれない(ホルダがスキャナにセットできない)。

クイックスキャンボタンを押しても、ソフトウェアが起動しない。

環境設定で「マニュアルフォーカスダイアル」を選択しないと、フォーカスダイアルを動かしてもピント合わせはできません。

マニュアルフォーカスダイアルを動かしても、ピントが変わらない。 55

環境設定で「マニュアルフォーカスダイアル」を選択していると、オートフォーカスは行われません。

オートフォーカスができない。55

本製品を使用中、不具合が生じた時は、以下の項目をチェックしてみてください。それでも直らない場合は、裏表紙に記載のお客様フォトサポートセンターにご連絡ください。

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その他

109

スキャナのセットアップ中にフロントドアを開けてしまうと、開いたまま閉じなくなり、スキャナはその後の操作を受け付けません。下記の方法でフロントドアを閉じてください。スキャナ側面のフロントドアリセットホールに、リセットツールを差し込んで、軽く押します。フロントドアが閉まり、スキャナはその後の操作を受け付けるようになります。

スキャナのドライバソフトをインストールする前に、Windowsコンピュータとスキャナを接続・電源を入れると、その後インストールを行ってもコンピュータがスキャナを正しく認識しない場合があります。下記の手順を行ってください。

スキャナがコンピュータに正しく認識されているか確認する1 デスクトップの[マイコンピュータ]を右クリックし、[プロパティ(R)]を選択します。Windows XPの場合は、[スタート]→[コントロールパネル(C)]を選択し、コントロールパネルウィンドウ内の[システム]アイコンをダブルクリックします。

2 [システムのプロパティ]画面が表示されますので、画面上の[デバイスマネージャ]タブをクリックします。Windows XP/2000 Professionalの場合は、[システムのプロパティ]画面の[ハードウェア]タブをクリックし、[デバイスマネージャ]ボタンをクリックします。

3 スキャナが正しく認識されている場合は、[DiMAGEScan Elite5400 2]と表示されます。[イメージングデバイス]の左が[+]マークになっている場合は、その[+]マークをクリックすると、イメージングデバイスの一覧が表示されます。

スキャナが正しく認識されていない場合1 スキャナがコンピュータに正しく認識されていなかった場合は、[その他のデバイス]の一覧に[DiMAGE Scan Elite5400 2]と表示されていますので、クリックして選択します。

2 [デバイスマネージャ]ウィンドウ内の[削除(E)]をクリックします。Windows XP/2000 Professionalの場合は、[操作(A)]ドロップダウンメニューから[削除(U)]を選びます。

3 [デバイス削除の確認]画面が表示されますので、画面上の[OK]をクリックします。4 コンピュータを再起動します。

インストール後初めてスキャナを接続すると、Windows XPでは、新しいハードウェアの検索のウィザードが表示されますので、[次へ(N)>]をクリックします。「...Windowsロゴテストに合格していません。...」の画面が表示されますが、そのまま[続行(C)]をクリックします。Windows 2000Professionalでは、起動時に「デジタル署名が見つかりませんでした。...インストールを続行しますか?」という画面が表示される場合があります。この場合は、画面上の[はい(Y)]をクリックします。→P.23

再起動後に上記の手順で、スキャナが正しく認識されているかどうか確認してください。

SCAN

ON/OFF

フロントドアが閉じない場合

Windowsコンピュータで、ソフトウェアをインストールする前に、スキャナをコンピュータに接続・電源を入れてしまった場合

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らくらくリペアサービスについて

110

弊社では修理受付サービス「らくらくリペアサービス」を行なっております。お客様自らご送付の手続きに出向かれることなく、「(梱包後)お引き取り」→「修理」→「お届け」をワンパックにし、お客様のご自宅と弊社修理センターとを直結するサービスです。面倒な手続きを弊社お任せでご利用いただける「らくらくリペアサービス」をぜひご利用ください。

全国一律900円(税込)でご利用いただけます。●保証適用外の場合は、別途修理料金がかかります。●サービス利用料金はお申し込みの際に今一度お確かめください。

1. インターネット・電話いずれかの方法で、下記「らくらくリペアサービス係」へお申し込みください。

2. お申し込み後1~2日後に弊社指定の宅配業者がお伺いいたします。その際梱包材を持参いたしますので、その場で修理依頼品を梱包の上、宅配業者にお渡しいただくか、もしくはお引き取り日を宅配業者にご指定ください。●別紙「アフターサービスのご案内」にある「らくらくリペアサービス修理依頼書」に必要事項をご記入の上、修理依頼品といっしょに梱包してください(インターネットで申し込まれた方は不要です)。

●保証期間内の場合は、必ず保証書を添付してください。

3. フィルムスキャナの場合、修理品はお預かり後7日程度でお届けいたします。●お届けの際に、代金を宅配業者にお支払いください。●各種クレジットカードでのお支払いはできません。

【らくらくリペアサービス係】ナビダイヤル 0570-001112 ナビダイヤルは市内通話料金で通話していただけます。

受付時間 9:00~17:00(土曜、日曜、祝日を除く)

ホームページ http://ca.konicaminolta.jp/●ナビダイヤルは、携帯電話、PHS、自動車電話、列車公衆電話、船舶電話等からはご利用できません。●お客様の電話機にACR機能が設定されている場合、ナビダイヤルをご利用になれないことがあります。

サービス利用料金

ご利用方法

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その他

111

主な性能

読み取り時間の測定環境

インデックススキャン(4コマ)

CPUOSRAMハードディスク空き容量USBアプリケーション

Windows Macintosh約12秒

Windows MacintoshPentium 4/ 3.2GHz Power PC G5 Dual 2GHz

Windows XP Professional Mac OS X 10.3.61GB 1.5GB50GB 63GB

内蔵USBポート 内蔵USBポート

Photoshop 7.0.1 Photoshop 7.0.1アプリケーションへのメモリ割り当て 80% 80%

読み取り時間

※使用環境によって読み取り時間は変わります。※ポジフィルムをスキャンして測定。ネガフィルムの場合は、ポジフィルムより長くなります。※すべての画像補正機能OFF。※解像度5400dpi設定時※トリミングなしの全画面スキャン、AE: OFF、AF:OFF、取り込みモード; 8bit、カラーマッチング: OFF、マルチサンプルスキャニング: OFF

●本書に記載の性能および外観は、都合により予告なく変更することがあります。

プレビュースキャン 約8秒本スキャン(ウィンドウに画像が出るまで) 約25秒

約15秒約9秒約30秒

スキャナタイプ 35mmフィルムスキャナ撮像素子 3ラインカラーCCD(5340画素/1ライン)使用原稿 35mmフィルム(カラー/白黒、ネガ/ポジ)走査方式 原稿駆動式センサー固定1パススキャン方式光学解像度 5400×5400dpi (主走査×副走査)最大入力画素数 5328×7920ピクセル読み取りサイズ 25.06×37.25mm(35mmフィルムホルダ開口部寸法:24x36mm)A/D変換bit数 16 bit(RGB各色)スキャナ出力 16/8 bit(RGB各色)ダイナミックレンジ 3.8(実測値)インターフェース 規格:USB2.0(USB1.1互換) コネクタ:USB 「B」端子フォーカス オートフォーカス、マニュアルフォーカス(モーター駆動、手動)光源 白色LED(ユーザー交換不可)補正機能 Digital ICE(フィルムの傷・ほこり補正機能)、Pixel Polish(自動画像補正機

能)、Digital ROC(退色補正機能)、Digital GEM(粒状性軽減機能)、Digital SHO(シャドー・ハイライト補正機能)、等

サイズ 70(W)×165(H)×345(D) mm質量(重さ) 約1.5kg使用電源 100~120V、50/60Hz(ACアダプターAC-U26使用)最大消費電力 20W *国際エネルギースタープログラム適合使用環境 使用温度範囲:10~35℃ 使用湿度範囲:15~85% 結露なきこと保管環境 保管温度範囲:ー20~60℃  保管湿度範囲:10~85% 結露なきこと

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数字8bit 36, 5416bit 5435mmフィルムホルダ   9, 24

アルファベットACアダプター   9, 22Adobe Photoshop Elements 3.0 18, 9Adobe RGB 72AEエリアロック   61AEロック   65Apple RGB 72BMP 35, 99CIE RGB 72CMYK 115CMY値表示   47ColorMatch RGB 72Commandキー   3DC電源入力端子   9, 22Digital GEM 77Digital ICE 49Digital ICE4タブ   75Digital ROC 2, 76Digital SHO 79DiMAGE Scan Elite5400 2 - Easy Scan Utility30

DiMAGE Scan Elite5400 2 Launcher28

DiMAGE Scan Elite5400 2 Utility 37dpi 68DS Elite5400 2 Easy 30DS Elite5400 2 Launcher 28DS Elite5400 2 Utility 37HSBカラーモデル   94, 115JPEG 35, 99NTSC 72PAL/SECAM 72PICT 35, 99Pixel Polish 50Plug-in 21, 29, 38, 39RGB 115RGB値表示   47SMPTE-C 72sRGB 72TIFF 35, 99Twain 29, 38USBケーブル   9, 22USBポート   9, 22

あ行明るさ・コントラスト・カラーバランス補正  93アプライボタン   86, 89, 91アンインストール   15, 17アンシャープマスク   96アンドゥーボタン   83イジェクトボタン   9, 27, 40色の復元(Digital ROC)ボタン   33, 34, 76インジケーターランプ   9, 22印刷   35, 36印刷プレビュー   36インストール   13インデックススキャン   42, 60インデックスパレット   42, 43, 60

か行解像度   68拡大縮小ボタン   48確認ボタン   58, 75カスタムインストール   17仮想メモリ(Windows XP, 2000) 106画素   68画像補正ジョブ   84画像補正タブ   81画像補正リセットボタン   83画像の自動補正(Pixel Polish)ボタン 33, 34, 50カラースペース   71カラーマッチング   71環境設定   54簡単スキャンユーティリティ   30ガンマ値   90傷・ほこりの除去(Digital ICE)ボタン 33, 34, 49クイックスキャンボタン   9, 23グラバーボタン   48グレースポイト   91, 92黒点スポイト   91, 92広範色域RGB 72コマ番号   33, 43コマ番号表示   47コントラスト   82, 86, 88, 93

索引

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113

さ行再インストール   15, 17最大未使用ブロック(Mac OS 9) 107左右反転ボタン   44色相・彩度・明度補正   94システム環境   11自動画像補正   50自動トリミング   46シャドー調整   33, 79出力解像度   51出力カラースペース   71, 72, 74出力サイズ   68手動トリミング   46上下反転ボタン   44状態表示   66ジョブ   51ジョブ登録   70ジョブファイルリスト   103ジョブ呼び出し   52白点スポイト   91スキャナの登録   23スキャナプロファイル   74スキャン設定ウィンドウ   51, 66スキャン設定ジョブ   51スクロール   48スナップショット表示領域   84スナップショットボタン   84スライドマウントフィルム   25スライドマウントホルダ   25スリーブフィルム   24セピア調フィルム   32, 41全体設定ボタン   57全体表示ボタン   44選択色補正   96

た行電源スイッチ   9, 22電源を切る   27トウェイン   29, 38取り込みモード   56トーンカーブ・ヒストグラム補正   85, 86, 88トーンカーブ滑らかボタン   87トリミング  46トリミングプレービューボタン   47

な行入力解像度   51ネガAE 54

その他

は行ハイライト調整   79バッチスキャン   97バリエーション補正   95ヒストグラム   85, 89ヒストグラム3色同時表示ボタン   90左回転ボタン   44標準スキャンユーティリティ   37フィルム順逆表示ボタン   60フィルムタイプ選択リストボックス   41フィルムのセット   24フォーカスメーター   63, 64プラグイン   21, 29, 38, 39フリーハンドボタン   87フルトリミング   46プレビュー画像   45プレビュースキャン   45, 61プレビュータブ   45フロントドア   9フロントドアが閉じない場合   109フロントドアリセットホール   9, 109ヘルプボタン   40ポイントAF 62補色   115補正前後表示ボタン   83ホルダのセット   26ホルダの取り出し   27本スキャン   51, 66

ま行マニュアルフォーカス   63マニュアルフォーカスダイアル   9, 63マルチサンプルスキャニング   56右回転ボタン   44メインウィンドウ   40モニタICCプロファイル   71, 73モニタRGB 72モニタ調整アシスタント機能   73モニタ補正表示機能   74

や行ユーザー登録Adobe Photoshop Elements 19ディマージュスキャンエリート5400 II 8

次ページに続く

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索引

ら行ランチャー   28リセットツール   9, 109リドゥーボタン   83粒状軽減(Digital GEM)ボタン   33, 34, 77露光調整    58

Page 115: DiMAGE Scan Elite 5400II...2 トーンカーブとは、補正前の明るさの値を横軸に、補正後の明るさの値を縦軸に表したグラフです。トーンカーブ補正では、このグラフを調整することにより、明るさ、コントラスト(明暗の差)、色

115

色の理論や用語について、ある程度の知識があると、画像補正機能やカラーマッチングについて理解しやすくなります。

RGBカラーモデルとCMYKカラーモデル色を表現するには様々な方法がありますが、その中でも代表的なのがこの2つです。RGBカラーモデルは、R(赤)、G(緑)、B(青)の光を混ぜてカラーを生成します。加算混合色や光の三原色と呼ばれます。これらの3色を100%混ぜると白色になります。CMYKモデルは、C(シアン、藍)、M(マゼンタ、紅)、Y(黄色)、K(黒)で表現されます。光がC、M、Yの各色にあたり、吸収できなかったカラーが反射して人の目に色として入ってくるもので、減算混合色や印刷三原色と呼ばれます。理論的にはC、M、Yの3色を100%混ぜると黒になるのですが、現実には印刷用のインキでは純粋なカラーをつくれないため暗い焦茶色にしかならず、完全な黒色を形成するためにK(黒)を加えて4色で表現します。

補色RGBとCMYは互いに補色関係にあり、左上図に示されるように、R(=赤)⇔C(=シアン[藍(あい)])、G(=緑)⇔M(=マゼンタ[紅(あか)])、B(=青)⇔Y(=黄色)がそれぞれ補色の関係にあります。例えば、特定のカラーを増やしたい場合はその補色を減らし、逆に、特定のカラーを減らしたい場合は、その補色を増やせばよいわけです。また、カラーホィール上の特定のカラーに隣接する2つのカラーを調整したり、その補色を調整することで色の調整ができます。トーンカーブやカラーバランスなど色の補正を行う場合、これらの補色関係を覚えておきますと、カラーの変化があらかじめ予測でき、効率的に作業が行えます。

HSBカラーモデル人間の色の知覚に基づいたカラーモデルです。このモデルでは、すべての色を、色相(H、色合い)、彩度(S、鮮やかさ)、明度(B、明るさ)の3つの基本特性で表します。色相は緑、黄色、赤、紫、青などの基本的な色の種類をいい、カラーホィール上ではを-180度から+180度で表現します。彩度は色の鮮やかさや純度を示します。カラーホィールでは中心が0%(無彩色)、一番外側が100%(もっとも彩度が高い)です。明度は色の明るさや暗さの度合いをいい、通常は0%(黒)から100%(白)で設定します。画像補正タブにある「色相・彩度・明度補正」はこのHSBモデルの基本特性に合わせた機能です。

色について

C R

G

M

Y

B

彩 度

色 相

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0 43325 53432 4 Printed in Taiwan9223-2892-61 AV-A412