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養老町制30周年記念 養老町郷土読本 養老町教育委員会編集

養老町郷土読本東北部上空から見た養老町 町の木 つげ 和名は次というのが変化したといわれ、関東以西・四 国・九州の暖帯の山地にはえ、庭に栽植する常緑低木。町の花

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養老町制30周年記念養老町郷土読本

養老町教育委員会編集

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町章<昭和30年4月1日制定>

カタカナで「ヨーロー」とあらわし、

孝子が霊泉で酒をくんだといわれるひ

ょうたんの形にデザインしたものです。

養老町民憲章(昭和48年3月6日制定)

わたしたちの町、養老町は、緑の山、清らか

な水に恵まれた歴史の町です。

わたしたちの、この美しいふるさとは、先人

のたゆまぬ努力によって伸びつづけてきました。

わたしたちは、愛の輪をさらにひろげ、力を

あわせて未来につづく明るい町をつくります。

1.おはようこんにちはと元気な声が

わく町にしましょう。

1.美しい自然の中で力いっぱい働ける

町にしましょう。

1.おとしよりが豊かにくらせる町にし

ましょう。

町民憲章がさだめられるまで…

昭和47年3月9日 町青少年育成町民

会議総会において町民憲章を制定しよう

という決議が行われました。

昭和47年8月31日 準備委員会を開催

起草委員を依嘱し、町民皆さんから寄せ

られたご意見を参考に草案を作成。

① 明るい家庭づくり、町づくり

② 美しい自然と町民の健康保持

③ 福祉社会の建設と人権の尊重

の三つの柱をもとに、草案をつくり各

団体で討議していただきました。

昭和48年3月5日 町青少年育成町民

会議総会において、規約のなかに「町民

憲章運動推進に関する活動」をもりこみ

これから町民会議の活動とあわせ、町民

憲章を、全町民に知っていただくよう運

動を進めることと決まりました。

養老町青少年育成町民会議

昭和48年3月6日 町制定

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東北部上空から見た養老町

町の木 つげ和名は次というのが変化したといわれ、関東以西・四

国・九州の暖帯の山地にはえ、庭に栽植する常緑低木。

町の花 きく

観賞用として広く栽植する多年草。古来、栽植し多数

の園芸品種が生まれ、大菊・中菊・小菊の別があります。

花ことば……(白)誠実

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養老町の重要文化財

十一面千手観音菩薩(国指定)

(剣国指定)

太刀(国指定)

養老寺高田祭曳やま(県指定)

下河原町やま(神楽獅子やま) 東町やま(林和靖やま) 西町やま(猩々やま)

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懸仏(県指定)

山吹双雀文(県指定)

流雲双禽文(県指定)瑞華鴛鶯文(県指定)

多岐神社室原祭曳やま(県指定)

井畑やま(万歳閣)     色目やま(臥龍閣)    東向やま(鳳風山)

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薩摩義士役館跡(県指定)

栗笠の獅子舞

(県指定)

鈴の舞 剣の舞

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改訂版刊行にあたって

昭和五十九年、養老町制三十周年記念事業の一環として、郷土読本「のびゆく養老町」を刊行いたしましたが、その後の

文化財の新指定物件の追補、字句の訂正等一部内容の変更をふまえ、この度改訂版を刊行することとなりました。

町制施行からはや三十数年が過ぎようとしている今日、今一度わたしたちの郷土、養老町の自然の中で、先人のたゆまぬ

努力によって今日まで伸展してきた過去に学び、ここに生れた文化や伝統、人情に接し、今後の郷土の発展に資していただ

ければ幸甚に思います。また本冊子が、小中学生から一般町民の方々まで出来るだけ多くの方に愛読されることを願ってや

みません。

終りに本冊子刊行にあたり、調査活動や執筆等に再度ご尽力を賜りました編集委員の先生方はもとより、資料提供にご協

力くださいました関係各位に対し、厚くお礼申し上げます。

平成二年三月

養老町教育委員会 教育長

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目次

第一章 土地のなりたち

一、位置・面積

二、地形・地質

三、気候

10

第二章 原始時代

14

第三章 古代

15

一、山麓に広がる古墳

15

二、養老町の近くの有名な古墳

17

第四章 白鳳・奈良期

22

一、壬申の乱と多芸地方

22

二、元正天皇の養老行幸

22

三、聖武天皇の養老行幸

23

四、垂穂郷三宅里の秦公

25

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五、条里制の跡

25

六、物部多芸氏

26

第五章 平安期

27

一、石津郡の分立

27

二、多芸郡八郷

27

三、神社

27

四、多芸七坊

29

五、貞観寺と多芸荘

33

六、源義朝と源氏橋

34

第六章 鎌倉

38

一、多芸荘の移り変わり

38

二、室町期の土豪

38

三、土岐氏の衰え

41

四、土岐・斎藤家の滅亡(椿井郷伊勢神領)

43

五、直江志津

43

六、金屋の鋳物師

44

七、勢至の鉄座

44

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八、経塚

46

九、荘福寺

47

十、多芸地方の城郭

48

第七章 織豊時代

50

二 織田信長と多芸地方―長嶋一揆―

50

二、豊臣秀吉と多芸地方

51

第八章 江戸時代

52

一、関ケ原の戦いと多芸地方

52

二、領主とその領地

54

三、民衆の生活

63

四、土地制度

71

五、年貢の制度

77

六、産業

79

七、新田開発

82

八、輪中

86

九、用水・排水

88

十、治水

92

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十一、交通

103

十二、災害

107

十三、騒動

110

十四、宗教

111

十五、文化

115

第九章 近現代

139

一、町勢全般

139

二、産業

174

三、教育

198

四、災害・安全

217

第十章 民俗

231

一、衣食住

231

二、農耕

237

三、交易

242

四、社会生活 ― ムラのくらし

244

五、信仰

247

六、祭礼

251

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七、芸能

257

八、人生儀礼

261

九、年中行事

275

十、口頭伝承

284

300

第十一章 植物・動物

310

一、植物

310

二、動物

321

第十二章 各地区の沿革

327

第十三章.薩摩義士の顕彰事業

338

(付録)養老町の歴史年表、年代表

345

養老町の主な水害と治水工事

361