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電子情報通信学会 ソウトウェアインタプライズモデリング研究会 システム開発における要件定義の効率化について 20128212012821石野正彦 * 工藤司 ** 五月女健治 *** 片岡 信弘 **** * 福井工業大学経営情報学科 福井工業大学経営情報学科 ** 静岡理工科大学総合情報学部人間情報デザイン学科 *** 法政大学大学院イノベーション・マネジメント専攻 **** 東海大学情報理工学部情報メディア学科 1

システム開発における要件定義の効率化についてswim/jpn/presentations/swim2012-09.pdf · 要求分析における開発フェーズの上流工程、およびビジネスモデリングでの活用

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電子情報通信学会 ソウトウェアインタプライズモデリング研究会

システム開発における要件定義の効率化について

2012年8月21日2012年8月21日

石野正彦* 工藤司** 五月女健治*** 片岡 信弘****

*福井工業大学経営情報学科福井工業大学経営情報学科**静岡理工科大学総合情報学部人間情報デザイン学科

***法政大学大学院イノベーション・マネジメント専攻****東海大学情報理工学部情報メディア学科

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アジェンダ

1 研究対象1. 研究対象

2. システム開発工程

3. システム開発の課題

4 課題解決のアプローチ4. 課題解決のアプローチ

5. ツールの調査

6. SEへヒアリング

7 まとめ7. まとめ

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研究対象

システム構築経験から特に課題が多い要件定義にシステム構築経験から特に課題が多い要件定義にターゲットを絞り、効率化を研究。

狙い狙い

開発SE側の視点での実態を把握し、実用的な改善。

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システム開発工程◎ウォーターフォール型

プロトタイプスパイラルラパッケージ…etc

ソ プ要件定

システム

ソフトウェ

プログラ

単体テ

結合テ

総合テ定

義ム設計

ェア設計

ラミング

テスト

テスト

テスト

中流工程上流工程 下流工程

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ウォーターフォール型

5(出典) 独立行政法人 情報処理推進機構,”ソフトウェア開発データ白書2011”日経BP社,(2011)

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要件定義について 要求定義⇒要件定義

要求定義(顧客)要求定義(顧客)

顧客からヒアリングしたシステムへの要求を開発側が整理作業

要件定義(SE) 要件定義は顧客の要求から、システムの開発範囲を纏めたもの

どのような機能が要求されていて、実装されるべきなのかを明確装にしていく作業

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情報システム構築の問題発生原因情報システム構築の問題発生原因

社内の開発体制に問題

要件定義の不十分

ベンダーの選択に問題

が 確

システムの企画が不十分

要件定義の不十分

システムの開発の質が悪い

システムの設計が不確定2003

2008

エンドユーザへの教育不十分

テストが不十分、移行作業に問題

その他

計画が現実の利用形態に沿わず

ンド ザ の教育不十分

有効回答数は2003年498件 2008年が60件(複数回答可)

0.0  5.0  10.0  15.0  20.0  25.0  30.0  35.0  40.0  45.0 

その他(%)

(社)情報サービス産業協会:”情報サービス産業白書2010”,(2010.6)

有効回答数は2003年498件、2008年が60件(複数回答可)資料:「日経コンピュータ(2008年12月1日号)」、第2回プロジェクト実態調査(2008年8~9月) 7

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要件定義の手法の種類

手法名 概要

ヒアリング インタビ 顧客にヒアリングを行うヒアリング、インタビュー 顧客にヒアリングを行う

ワークショップ、ブレインストーミング グルーピングして話し合う、 話 う

既存システム調査 現行システムの調査

業務実地調査 業務を実際に体験するか現場での調査

工程調査 対象業務の工程を調査する

プ プ 絵 プ プ 絵

・・・etc

プロトタイプ、絵コンテ プロトタイプか、絵でのシミュレーション

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要件定義 項目例要件定義の項目例

概要・目標

システム要件 システム要件

性能要件

インターフェース インタ フェ ス

機能要件

運用要件 …etc 運用要件 …etc

9(出典)独立法人 情報処理推進機構IPA機能要件の合意形成ガイド概要編

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仕様の曖昧さや漏れの弊害

曖昧さ 漏れ

誤解解釈に時間必要

コストの見積が不正確

何通りもの解釈存在

納期が不確定

要求・機能増加

時間必要 不 確解釈存在 不確定増加

納期のずれ 品質の低下 コストの増加

顧客満足度の低下顧客満足度の低下

山本 修一郎:~ゴール思考による!!~システム要求管理技法,ソフト・リサーチ・センターより出典

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要件定義の重要性

1 システム開発のプロジェクト崩れでは多くの原因が要件定義に1. システム開発のプロジェクト崩れでは多くの原因が要件定義に原因がある

2. システム開発では様々な顧客要求が重なり修正が発生する

3. その原因として上流工程の要件定義フェーズでの仕様の確定そ 流 要 定 定が不十分である

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要件の明細化と可視化の重要性要件の明細化と可視化の重要性

SEと顧客(ステ クホルダ)の意思の疎通を省力化 SEと顧客(ステークホルダ)の意思の疎通を省力化

齟齬・矛盾点の減少化

機能要件を合意する資料の明細化・可視化

どう説明したらいいのか分からない

言い忘れいた事を追加してほしい 分からない

何を要求してるのかよく分からない

ステークホルダ:組織体やプロジェクト組織体やプロジェクトにおいて、その意思決定に関与しているか、その活動に影響

SE 顧客(ステークホルダ)

か、その活動に影響を受ける個人または法人・団体

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要件定義の合意形成要件定義の合意形成

13(出典)独立法人 情報処理推進機構IPA機能要件の合意形成ガイド概要編

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課題解決のアプローチ

1. IPAのガイドライン†の調査と活用 †ITプロジェクトのSEノウハウ

2. 要件定義支援ツールの調査とモデルシステムの適用

3. SEへ現状の要件定義についてヒアリングし、改善案についてヒアリング調査と改良ヒアリング調査と改良

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課題解決のための調査とSEノウハウの活用

1. 要件定義の見える化要件定義 見 る化

2. 手法、ツールの調査と活用

3 応用方法と使い易さの検討3. 応用方法と使い易さの検討

ITプロジェクトの「見える化」

機能要件の合意形成ガイドの活用機能要件の合意形成ガイドの活用(出典)独立行政法人 情報処理推進機構(略称:IPA )

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上流工程の「見える化」上流工程の「見える化」判定で問題個所の表示

(出典)独立法人 情報処理推進機構,” ITプロジェクトの「見える化」付録2 ヒアリングシート”,(2007)

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上流工程の「見える化」の総括グラフ

自己評価をレーダーチャート表示

(出典) 独立法人 情報処理推進機構,” ITプロジェクトの「見える化」付録2 ヒアリングシート”,(2007)

PM:プロジェクトマネージャー

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ヒアリングシートのチェック

質問事項のリスクの範囲

リスクの危険度の範囲

1. チェック項目のマネジメントを知らない

2. チェック項目のマネジメントとして何をしなければならないかは分かっているが、種々の事情により上手くできていない

3. チェック項目のマネジメントについて分かっており、上手くできている

1. 質問領域のプロジェクトマネジメントが分かっていない。しかも、的外れなマネジメントを実地

2. 質問領域のプロジェクトマネジメントが分かっていないまま、勘と度胸のマネジメントを実地

3. 質問領域のプロジェクトマネジメントは分かっているが、ほとんどできていないか、または、出来ているリスクマネジメントがほとんどない

4 質問領域のプロジェクトマネジメントは分かっているが、内部・外部の4. 質問領域のプロジェクトマネジメントは分かっているが、内部 外部の要因によって、その全てはできていないか、またはできているがリスクマネジメントの一部が出来ていない

5. 質問領域のプロジェクトマネジメントがほぼ完璧に出来ている。

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顧客の合意成熟度のレベルと作業のウェイト

19(出典)独立法人 情報処理推進機構IPA機能要件の合意形成ガイド概要編

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顧客の合意成熟度レベルと要求仕様増大の課題

顧客の成熟度レベルの向上によって、要求も増加する。顧 度 、 増

その要求を全て反映すると、システム範囲の拡大によりコストの増加につながる。

要件定義によってシステム範囲を明確にし、不必要な要求に対して拒否する。

実務SEのヒアリングにより、仕様確定後に出た要求に関しては抑え込む必要がある。

要件仕様書の範囲以外の要求を規制しなければ、要求は無限に広がっていく。

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顧客の合意成熟度レベルのレビュー対象成果物顧客の合意成熟度レベルのレビュ 対象成果物

21(出典)独立法人 情報処理推進機構IPA機能要件の合意形成ガイド概要編

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工程成果物 (画面)工程成果物 (画面)

22(出典)独立法人 情報処理推進機構IPA機能要件の合意形成ガイド概要編

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コツの分類コツの分類

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(出典)独立法人 情報処理推進機構IPA機能要件の合意形成ガイド概要編

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コツ検索ツ ル†コツ検索ツール††必要なSEノウハウのみを検索可

コツデータ加工 データ入力

SELECTSELECT条件処理

抽出結表示

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ツ検索例(1)コツ検索例(1)

25(出典)独立法人 情報処理推進機構IPA機能要件の合意形成ガイド概要編

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対象ツール象

1 要件管理支援 「R Q t1.要件管理支援ツール「RaQuest」「 Enterprise Architect (EA)」

(スパークシステムズ製)

2.要件定義支援ツール「要件のツボ」(バリューソース製)(バリュ ソ ス製)

3 Excel+Visio3.Excel+Visio

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企業モデル

顧客市況データ

パーツセンターPCショップ予測

仕入

ネット注文

販売 発送

仕入

本体 CPU発注

支払

計画 受注マーケティング

決済生産組立

HDD

CRT

メモリ

DVD

在庫

製造指図出荷

部品

在庫補充

会計

組立ルータ マウス

在庫

入庫

原価

部品揃え

1. PCネットショップ販売の企業モデル

2 パソコン 周辺機器 情報機器 ソフトやサプライ品販売システム2. パソコン,周辺機器,情報機器,ソフトやサプライ品販売システム

3. 現在は店頭販売,法人顧客は電話・FAXで受注

4 販売計画 仕入・受注・発送・収支報告業務など4. 販売計画,仕入・受注・発送・収支報告業務など

5. 受注,パーツのアセンブル,出荷の流れのBTO販売 27

Page 28: システム開発における要件定義の効率化についてswim/jpn/presentations/swim2012-09.pdf · 要求分析における開発フェーズの上流工程、およびビジネスモデリングでの活用

RaQuestの適用例RaQuestの適用例

階層構造 要件一覧

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Page 29: システム開発における要件定義の効率化についてswim/jpn/presentations/swim2012-09.pdf · 要求分析における開発フェーズの上流工程、およびビジネスモデリングでの活用

RaQuestの入力画面例

•バージョン、管理更新履歴など管理情報が豊富歴など管理情報が豊富

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EA(Enterprise Architect)のサンプル

RaQuestとの関連付け

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要件のツボの適用例 ヘルプ画面要件のツボの適用例 ヘルプ画面

動画ナビ動画ナビ

ナビゲート

項目手順に従って入力することにより要件が固まる。

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Page 32: システム開発における要件定義の効率化についてswim/jpn/presentations/swim2012-09.pdf · 要求分析における開発フェーズの上流工程、およびビジネスモデリングでの活用

要件のツボ入力画面

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Excel,Visioによるフリーフォーマットの要件定義顧客

W b販売サイトにアクセス

Web販売システム

Web販売サイトにアクセス

[既会員][⾮会員] ログイン画⾯の表⽰[登録する][登録しない] 新規登録画⾯の表⽰

個⼈情報の⼊⼒個⼈情報の⼊⼒会員ID、パスワードの⼊⼒

[認証失敗][認証成功] ログイン失敗

ログイン処理

[重複あり] 登録失敗[重複なし]

会員ID、パスワードの発⾏

[登録内容を変更する][登録内容を変更しない]

個⼈情報の再⼊⼒登録内容変更画⾯の表⽰

登録内容の更新[退会する]

[退会しない]会員情報の削除商品情報の表⽰

[希望商品未発⾒][希望商品を発⾒]

[組⽴する][組⽴しない] 部品情報の表⽰組み⽴て

検索条件、表⽰条件の⼊⼒ 条件を反映詳細情報の表⽰[詳細を⾒る]

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Page 34: システム開発における要件定義の効率化についてswim/jpn/presentations/swim2012-09.pdf · 要求分析における開発フェーズの上流工程、およびビジネスモデリングでの活用

その他ツールの評価 <astah>

要求分析における開発フェーズの上流工程、およびビジネスモデリングでの活用を重視したツール群。astah は、ソフトウェア開発で活用されている UML, ER図, DFD, CRUDなどの図を軽快な操作でモデリングする設計支援ツール。Webによる図の共有astah share で現場の設計情報のコミュニケーションWebによる図の共有astah share で現場の設計情報のコミュニケーション。

クラス図、ユースケース図、シーケンス図、アクティビティ図 コミュニケ ション図アクティビティ図、コミュニケーション図、

ステートマシン図、コンポーネント図、配置図合成構造図、オブジェクト図、パッケージ図

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Page 35: システム開発における要件定義の効率化についてswim/jpn/presentations/swim2012-09.pdf · 要求分析における開発フェーズの上流工程、およびビジネスモデリングでの活用

SEのスキルレベルでツールの使い分け

ナビが豊富 構造化が容易 フリーフォーマット

RaQuest

要件のツボ

Excel(表形式)

+EA(UML) Visio (図形)

経験の浅いSE 熟練したSE 企業独自の方法を使うSE経験の浅いSE 熟練したSE

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ヒアリング調査

1 SEへヒアリング調査1. SEへヒアリング調査

2 現状のシステム開発の手法 フォ マット2. 現状のシステム開発の手法、フォーマット

3 コツ検索ツ ルについてのアンケ ト3. コツ検索ツールについてのアンケート

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Page 37: システム開発における要件定義の効率化についてswim/jpn/presentations/swim2012-09.pdf · 要求分析における開発フェーズの上流工程、およびビジネスモデリングでの活用

SE向けヒアリングシートの一例

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ヒアリング結果

[工程成果物記入シートとコツ検索についてSEのコメント]

1. 顧客へ仕様の確認と説明時に活用可能

2. 整理のやり方で見易さ、使い易さがかなり向上

3 成果物は記述量の省力化と 再利用可能3. 成果物は記述量の省力化と、再利用可能

4. 現状は独自フォームが多く、標準フォーム化が必要

5. 要件定義支援ツールは実用向きで、設定で仕様書への自動変換機能、ヘルプ機能、登録できるデータ項目の量など変更

6. コツ検索ツールは初心者SE向き

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まとめ

1 ITプロジェクトの「見える化」や機能要件の合意形成ガイドの1. ITプロジェクトの「見える化」や機能要件の合意形成ガイドの活用で要件定義の可視化

2. 顧客の合意成熟度レベルに合わせた対象成果物

件定義支援 使3. 要件定義支援ツールは、SEのスキルによって使い分け

4 ITプロジ クトでコツ検索ツ ルによるSEコツの活用4. ITプロジェクトでコツ検索ツールによるSEコツの活用

5. 要件定義支援ツールによる要件定義書作成の省力化5. 要件定義支援ツ ルによる要件定義書作成の省力化

6. 開発規模や予算範囲にあった効率化

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ご清聴 有難うございましたご清聴、有難うございました。

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