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AF HANDBOOKFUJIFILM X-Pro2 / X-T1 / X-E2 / X-T10 / X70

オートフォーカスハンドブック

●本カタログに記載されている商品は日本国内仕様です。保証書は日本国内でのみ有効です。 ●撮影、プリントされたものは個人として楽しむなどのほかは、著作権法上、権利者に無断で使用できません。 ●仕様および外観は予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。 ●カタログと実際の商品の色とは、印刷の関係で多少異なる場合があります。 ●プリントおよびモニター画面はハメコミ合成です。

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■FinePixサポートセンター

◎音声ガイダンスにより、担当窓口をご案内いたします。

FAXからご利用の場合は (受付時間:24時間 返信時間:上記電話受付時間と同様です)050-3786-2060●本カタログ製品以外のお問い合わせは、お客様コミュニケーションセンターへ TEL 050-3786-1711(月曜~金曜 9:00~17:40 土曜 10:00~17:00 日曜・祝日・年末年始を除く)

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※受付時間は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

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動いている被写体に強い、AFシステム

フォーカスを極め、動きを操る

X-T1※とX-T10より始動した新AFシステムは、従来の高速かつ高精度な「シングルポイント」に加え、より広いエリアで動いている被写体の決定的瞬間を捉える「ゾーン」「ワイド/トラッキング」を新設することで、動体撮影性能が大幅に進化しています。「ゾーン」は77点のAFエリアから任意の位置で大きさの異なる3種類からゾーンエリアを選択可能。AF-Cとの組み合わせにより、ゾーン中央で捉えた被写体を追従し続けます。「ワイド/トラッキング」は77点のAFエリアからカメラが自動で判別し、ピントが合ったエリアを表示する「ワイド」(AF-S時)に加え、フォーカスエリアで捉えた被写体を77点の全エリアで追尾し続ける「トラッキング」(AF-C時)を設定可能。上下左右に動いている被写体やカメラに近づいたり遠ざかったりする被写体でもピントを合わせ続けることが可能です。動きを捉える撮影がより快適になったAFシステムが、撮影フィールドを格段に拡げます。

快適なフレーミングが可能なUIファインダーでの撮影をより快適にする、こだわりのユーザーインターフェース。残り撮影枚数、撮影モード、シャッタースピード、F値、露出補正、ISO感度など、最も使用頻度の高い表示は全てライブビューの外側に配置。表示する情報は選択することができ、ライブビューをクリアに見渡しながら、動いている被写体やAFフレームはもちろん、画面全体のフレーミングにも集中できます。

使いやすいフォーカスエリア設定画面フォーカスエリア設定画面は、選択しているAFモードにより、それぞれのAFエリアを表示。位相差画素が埋め込まれた中央(□)のエリアは高速位相差AFによる「インテリジェントハイブリッドAF」が有効となるエリアです。フォーカスエリアの位置、AFフレームの大きさ、AF-C時の追従スタートポイントなども、AFモードによって変更できます。

Auto Focus System

※ボディがファームウェアVer.4.00以降に更新されている必要があります。

X-Pro2X-T1※ / X-E2※ / X-T10 / X70シングルポイント 49点ゾーン 77点より 3×3、5×3、5×5

シングルポイント 77点/273点ゾーン 77点より 3×3、5×5、7×7

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マクロ域ノーマル域

フルサーチ

約10%短縮

最短撮影距離マクロ時最短撮影距離

AF速度

従来のAFシステム(ノーマル域のみ)

新AFシステム

6つの組み合わせのAFモード高速・高精度な「シングルポイント」に加え、77点の広いエリアで動いている被写体の決定的瞬間を捉える「ゾーン」と「ワイド/トラッキング」も選択可能。それぞれ「AF-S」と「AF-C」と組み合わせて設定でき、全6種のAFモードからシーンに合わせて選択できます。

顔キレイナビ+瞳AF人物の顔を認識する「顔キレイナビ」に加えて「瞳AF」を搭載。カメラが自動的に瞳の位置を検出するので、明るい開放絞り付近の被写界深度の浅い撮影でも、手軽に瞳にピントを合わせることが可能です。左右どちらの瞳に合わせるかも設定することができます。

高精度なインテリジェントハイブリッドAF像面位相差AF+コントラストAFを併用する「インテリジェントハイブリッドAF」を搭載。像面位相差AFはセンサーに組み込まれた位相差画素により、暗いシーンやコントラストの低い被写体でも高速かつ正確にピント合わせが行えます。コントラストAFは更に暗いシーンに強く、あらゆるシーンで精度の高いピント合わせが可能です。

高速・正確な動体予測による「トラッキング(AF-C時)」性能捉えた被写体の過去の情報から、次の動きと方向を予測する高度な動体予測技術により、精度の高いAF-C撮影を行うことができます。AFの追尾では難しいと言われる、上下左右前後に予測なく動く被写体であっても、AFフレーム内で一度捉えた被写体を追尾し続けます。

マクロから無限遠まで高速AF新AFシステムでは「オートマクロ」を搭載し、マクロ域での撮影時にマクロボタンを押す必要がなくなりました。オートマクロはAF速度を全サーチ範囲で最適化しているため、マクロから無限遠までの合焦スピードは約10%と大幅に短縮されています。

正確なシングルポイントAF「シングルポイント」のエリア内をさらに分割し、各領域での被写体の距離を正確に判別することで、より高精度なピント合わせが行えます。エリア内に被写体と背景が混在する場合は、手前にある被写体にピントを合わせるため、背景にピントが合ってしまう「後ピン」を回避します。

動画撮影時の高速・スムースなAF動画撮影時も、「インテリジェントハイブリッドAF」が有効。画面中央部で位相差AFとコントラストAFを切り替えます。アルゴリズムの最適化により、高速・高精度でスムースなピント合わせを実現。また「顔認識」と組み合わせることで、自動で人物にピントを合わせる動画撮影も行うことができます。

リニアモーター駆動による高速AFズームレンズに代表されるインナーフォーカスタイプのレンズにはリニアモーターを採用。レンズ群を非接触の状態で駆動させるため、AFの静粛性・応答性に優れています。リニアモーター搭載レンズは新AFシステムの高速なフォーカスに機敏に応答し、動いている被写体の追従に貢献します。

富士フイルムのAFテクノロジー富士フイルムのAFシステムには、様々なテクノロジーが数多く詰め込まれています。

動いている被写体への追従性能を強化した「ゾーン」「ワイド/トラッキング」の搭載を筆頭に、

ポートレートの精度を高める「瞳AF」、マクロモードへの切換を排除した「オートマクロ」など、

操作性を快適にする技術も搭載されています。

同時に、シングルポイント時の精度改善、動画撮影時の描写改善など、

アルゴリズムの最適化も同時に推し進め、あらゆる点でAFが進化しました。

AF Technology

遮光層

位相差画素

マイクロレンズ X-Transカラーフィルター

フォトダイオード

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AF-S

AF-S +

狙った被写体を正確に捉える

シングルポイントゾーンワイド/トラッキング

「AF-S」は、シャッターボタンを半押しすると、1度だけピント合わせを行うAFモード。ピントが合うと「ピピッ」という音が鳴り、ファインダーでは合焦マークとAFフレームが緑点灯します。連写時は、1枚目で固定したピント位置のまま連写をします。しっかりと被写体に狙いを定めた撮影に用いられるモードで、基本的なフォーカスモードです。

被写体を1点のスポットで捉えるモード

Focus Mode

SCENE

基本のAFモード。フォーカスエリア※1から任意で選択した1エリアでピントを合わせることができます。1エリアでのスポット的なAFのため精度が高く、固定された位置でのピント合わせに最適。フォーカスエリアの大きさは5段階で調整可能。位置を変更することもできます。

風景、スナップ、ポートレートなど動きの少ない被写体にオールラウンドで向きます。フォーカス精度が高いので、花の近接撮影などにも最適です。

27mm相当※2のスナップに最適なやや広角のレンズ。街中や自然の中の風景を切り取っていくような撮影におすすめです。

AF-S +

AF-S +

XF18mmF2 R

90mm相当※2の中望遠マクロレンズ。花や小物などをじっくりと撮影するときなど、美しいボケを活かした近接撮影に向きます。

XF60mmF2.4 R Macro

こんなシーンに LENS オススメレンズ TIPS AFスポットの設定

AF-S+シングルポイント

フォーカスエリア※1は被写体の位置により最適な位置へ変更可能。エリアのサイズも被写体のサイズによって5段階から設定できます。

X-T10 / XF50 -140mmF2.8 R LM OIS WR | F2.8 1/160s ISO800 ©Ben Cherry (UK) X-T10 / XF50 -140mmF2.8 R LM OIS WR | F8 1/2000s ISO800 ©Jára Sijka (Czech)

動きの予測が付く被写体、動き出すかもしれない被写体など、シングルポイントでは捉えにくい場合に使用します。スナップ撮影においても、動きのある人物などが含まれる場合に最適です。

標準画角レンズ。全群繰り出し構造により被写体までの距離に関わらず美しいボケ。やや動きのある被写体も高画質で写し取ってみましょう。

XF35mmF1.4 R

もう一つの標準画角レンズ。シリーズ最小径となるスリムなデザインでオートフォーカスも高速化。防塵・防滴・-10℃の耐低温構造を搭載。

XF35mmF2 R WR

被写体が予測不能に入ってくる場合、画面内を縦横無尽に動く場合をはじめ、動き回る被写体の数が多くピント合わせの位置に迷うときなどに最適の、初心者向けモードです。

21mm相当※2、遠近感あふれるワイドな画角が得られる超広角レンズ。動きが予測不能の被写体を画面全体で捉えるような使い方にマッチ。

XF14mmF2.8 R

41mm相当※2のXFレンズ最薄・最軽量のレンズ。コンパクト設計のためAFスピードも高速。動きが予測不能の被写体も的確に捉えます。

XF27mmF2.8

大きめのAFエリアで動きを広範囲で捉えるシングルポイントでは捉えにくい、やや動きのある被写体やスナップなどに向くモード。77点のフォーカスエリアから、大きさの異なる3種類のゾーンエリアから選択可能。任意の位置に設定することができ、フォーカスエリアを大まかに決めた撮影が行えます。さらに中央(□)エリア※3は位相差AFも併用できるため高速でピント合わせが可能です。

予測できない動きをフルオートで捕捉77点のフォーカスエリア全てからカメラが自動で判別し、複数のエリアを自動で選択してピントを合わせます。「オートエリア」と呼ばれていた従来のAFモードを踏襲しています。情報が多いシーンでの撮影を、カメラ任せで行うのに最適なモードで、複雑なシーンでもどこかにピントを合わせてくれます。

シングルポイント

ゾーン

ワイド/トラッキング

(フォーカスエリア選択)

AF-S+ゾーン

フォーカスエリアは77点から大きさの異なる3種類のゾーンエリアを選択でき、エリア位置も11×7の中で設定できます。中央(□)エリア※3は位相差AF併用となり高速AFが可能。

(フォーカスエリア選択)

※1 お使いのカメラの種類によってフォーカスエリアの数が異なります。 ※2 35mm判換算。 ※3 お使いのカメラの種類によって位相差AFのエリアが異なります。05 06

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手持ちで動きを追える被写体に

手持ちで追うことができる、ある程度予測可能な動きに

シャッターボタンを半押ししている間、ピント合わせを繰り返す「AF-C」。「AF-C+ゾーン」では、77点のフォーカスエリアから大きさの異なる3種類のゾーンエリアを選択可能。任意の位置で選択でき、ゾーン中央で捉えた被写体をエリア内に捉えている間、常にピントを合わせ続けます。動いている被写体をカメラ手持ちで追うような被写体撮影に最適です。

一定方向に走る人や動物、一定方向に動く乗り物など、動く方向が予測可能で、手持ちでの撮影でも設定したエリア内に被写体を追い続けられるようなシチュエーションに有効です。望遠レンズとの相性は良く、また捕捉し続けている間、連写モードで撮影を行うことで、ベストの1枚を選ぶというような使い方にも向きます。

AF-C +

X-T10 / XF50 -140mmF2.8 R LM OIS WR | F2.8 1/1000s ISO3200 ©Jára Sijka (Czech) X-T10 / XF50 -140mmF2.8 R LM OIS WR | F10 1/294s ISO100 ©Jacek Bonecki (Poland)

X-T10 / XF50 -140mmF2.8 R LM OIS WR | F5.6 1/2500s ISO1600 ©Chris Weston (UK)

エリアの位置とサイズを設定フォーカスエリアは77点から大きさの異なる3種類のゾーンエリアを選択でき、エリア位置も11×7の中で設定できます。中央(□)エリア※1は位相差AF併用となり高速AFが可能。

構図優先でエリア位置を設定エリア中央で捉えた被写体をエリア内で追従し続けます。なるべく中央部に捉えることをおすすめします。動きが予測できるスポーツなどでは、構図優先でエリアの位置の設定を。

連写モードを併用する「高速連写(CH)」で約8.0コマ/秒※2、「低速連写(CL)」で約3.0コマ/秒のAF追従連写※3が可能。併用することで決定的瞬間を狙えます。

XF50-140mmF2.8 R LM OIS WRXF1.4X TC WR76-213mm相当※4、全域でF2.8の大口径望遠レンズ。立体感際立つ描写力に加え、最新技術により動きの速い被写体でも実力を発揮します。

XF100-400mmF4.5-5.6 R LM OIS WRXF1.4X TC WR27mm相当※4の広角から206mm相当※4の望遠までカバーする高倍率ズーム。高速AF、5.0段※5分の手ブレ補正、防塵防滴構造など高性能を凝縮。

XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS

応答性の高いリニアモーター搭載、中望遠82.5mm相当※4から300mm相当※4をカバーし、風景からスポーツまで幅広い被写体に向きます。

Focus Mode

ゾーン

SCENE こんなシーンに

LENS オススメレンズ

※1 お使いのカメラの種類によって位相差AFのエリアが異なります。    ※2 お使いのカメラの種類によって高速連写のスピードが異なります。 ※3 AF-C設定時、CH時はフォーカスエリアが中央位相差AFエリアの範囲に固定されます。 ※4 35mm判換算。 ※5 CIPA規格準拠。

フォーカスエリアで囲まれたエリアが「AF-C+ゾーン」のエリア。エリア内部で中央を重点に動く被写体を捕捉し続けるようにします。中央(□)エリア※1は位相差AF併用エリアとなります。

TIPS AFスポットの設定

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X-T1 / XF10 -24mmF4 R OIS | F8 1/65s ISO400 ©Toshiya Ogawa (Japan) X-T10 / XF10 -24mmF4 R OIS | F5 1/250s ISO200 ©Jára Sijka (Czech)

X-T10 / XF35mmF1.4 R | F11 1/1600s ISO2000 ©Jára Sijka (Czech)

上下左右遠近、画面内を広く動く被写体を追尾

趣味のジャンルの撮影に力を発揮するモード

動きが予測できず、画面内を上下左右遠近に広く動き回る被写体に向くモード。追尾する被写体のスタート位置を決めておけば、被写体の移動に合わせて77点全フォーカスエリア内をカメラが自動で追尾していきます。被写体を広い画角内に収めることができる、広角から標準域のレンズが好相性です。

画面内を上下左右遠近に広く動き回る被写体に最適です。人気のジャンルである電車の撮影のように、画面内に広く近づいてくる被写体などにも有効なモードです。被写体が出現する場所をあらかじめスタート位置にしておけば、77点の全フォーカスエリアで追尾し続けるため、構図を決めてから動きのある被写体を追従させるという使い方もできます。

LENS オススメレンズTIPS AFスポットの設定

追尾中はフォーカスエリアが自動的に動いていきます。動体予測技術により全エリアに渡って追尾する、画面内を広く動く被写体に強いモードです。

追従のスタート位置を決定追尾するスタート位置は77点のフォーカスエリアから選択が可能です。シャッター半押しで被写体を捉えた後は、カメラが自動で追尾します。

三脚で画角を固定する構図を決め込む撮影ではカメラを三脚に固定してもいいでしょう。被写体を全77点で追尾するAF-C+ワイド/トラッキングならではの使い方。

手持ち撮影時の注意点手持ちで使用する場合は、被写体をデフォルトの中央で捉えてシャッターを半押し。画面内に被写体が捉えられている間、自動追尾します。

XF10-24mmF4 R OIS15mm相当※の超広角から標準域36mm相当※

までをカバー。手ブレ補正も搭載しているため夕景なども手持ち撮影が可能です。

XF16-55mmF2.8 R LM WR標準域をカバーする全域F2.8のフラッグシップズーム。防塵・防滴・耐低温仕様のため、屋外での撮影全般で活躍します。

XF16mmF1.4 R WR24mm相当※の広角レンズで開放F1.4の大口径。高画質・高解像で広い風景を撮ることができる最新のXFレンズです。

AF-C +Focus Mode

ワイド/トラッキング

SCENE こんなシーンに

※ 35mm判換算。09 10

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X-T1 / XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR | F5.6 1/400s ISO1600 ©Chris Weston (UK) X-T10 / XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR | F2.8 1/500s ISO400 ©Jacky Ley (France)

風景写真であっても、カメラに向かう動き、遠ざかる動きに遭遇することは多いです。そんなときはAF-SからAF-C+シングルポイントに切り換え、メインの被写体を追従してピントを合わせましょう。

エリアの位置と大きさを決定AF-S+シングルポイントと同じく、フォーカスエリア※1の位置と大きさを設定します。中央(□)エリア※2は位相差AF併用となり高速AFが可能。

前後直線的な動きをスポットで捉えるモード狭いポイントへピントを合わせることが可能な、AF-Cの中ではスポット重視のモードです。フォーカスエリア※1から位置を選び、エリアの大きさも調整可能。使用できるシーンは限定的になりますがピンポイントでピント合わせを行いたいようなシーンで有効です。

撮りたい被写体をピンポイントで捉えるカメラへと向かってくる、遠ざかっていくような前後の直線的な動きの被写体に向きます。被写体をピンポイントで捉えるため、運動会など撮りたい被写体の位置がはっきりとしているようなシーンでの使用に重宝します。左右の動きには向かないモードです。

XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR206mm相当※3までをカバーする高倍率ズームのため、遠目から向かってくる被写体を捉えるのに便利。手ブレ補正も強力です。

76-213mm相当※3(1.4倍テレコンバーター装着時:107mm~299mm相当※3)、全域F2.8のボケを活かした高速シャッターで瞬間を切り取れます。リニアモーター採用で応答性にも優れます。

AF-C +Focus Mode

シングルポイント

SCENE こんなシーンに

LENS オススメレンズTIPS AFスポットの設定

顔キレイナビ+瞳AF

顔キレイナビ+瞳AFで上質なポートレートを撮るカメラが自動的に顔を検出する「顔キレイナビ」、そして瞳を検出してピンポイントでピントを合わせる「瞳AF」をONにすれば、被写界深度が浅いポートレート撮影を失敗なく撮ることができます。ポートレートはピントの位置と精度が大切。この2つのモードを併用することでワンランク上のポートレートに。

XF90mmF2 R LM WR135mm相当※3の望遠大口径レンズ。人物の自然な表情を引き出す焦点距離と、豊かなボケと解像感で立体感のあるポートレートを撮ることができます。

XF56mmF1.2 R APDF1 . 2ならではの豊かなボケに加え、APDフィルターを搭載でボケの美しさと柔らかさにもこだわった、84mm相当※3

の大口径ポートレートレンズ。

顔キレイナビと瞳AFをONに

メニューの「オートフォーカス設定」でそれぞれの項目をONにすれば使用可能に。他のAF-Sモードとも併用ができ、人物を被写体とした撮影時にも有効な設定です。

瞳AFは左右の眼とオートで設定可

瞳AFは、AUTO、右目優先、左目優先の3種類から選べます。AUTOにした場合は手前にある眼を自動的に優先します。顔が斜めで被写界深度が浅い状況などにおすすめです。

TIPS 設定方法

LENS オススメレンズ

X-T1 / XF90mmF2 R | F2.2 1/125s ISO200 ©Bert Stephani (Belgium)

※1 お使いのカメラの種類によってフォーカスエリアの数が異なります。 ※2 お使いのカメラの種類によって位相差AFのエリアが異なります。 ※3 35mm判換算。

XF50-140mmF2.8 R LM OIS WRXF1.4X TC WR

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撮影者が意図した場所にフォーカシングする楽しさ

AFモード設定のポイントマニュアルフォーカスManual Focus Setting Point

新AFシステムにより、AF性能が格段に向上したXシリーズ。一方で、マニュアルフォーカスを使い、狙った場所にピンポイントでピントを合わせる機能も充実しています。フォーカスモードレバーを「MF」にすれば、豊富なフォーカスアシスト機能を使うことができ、精度の高いMFが可能に。マクロ撮影やポートレートなど、ボケも大切にしたい撮影にも向きます。

XF23mmF1.4 R目測用の距離指標の付いたクラッチ式レンズのため、目測でのスナップ撮影に最適。同時にF1 . 4の大口径を活かしたポートレートにも向きます。

XF56mmF1.2 R浅い被写界深度と中望遠の画角を活かしたポートレート用レンズ。MFを駆使した、ピント位置にこだわったポートレート撮影に向きます。

XF60mmF2.4 R Macro最大撮影倍率0 . 5倍の中望遠マクロレンズ。花などの接写で、微妙なピント合わせが必要なときはMFでピントを追い込めます。

フォーカスアシストを使う

スタンダード デジタルスプリットイメージ フォーカスピーキング

MFを選択した場合、3 種類のフォーカスアシストを選ぶことができます。「スタンダード」はアシストなしの通常の表示、「デジタルスプリットイメージ」※1,2は像のズレを合わせることでピント合わせをするモード、「フォーカスピーキング」は合焦している部分を色づけして表示します。

ピント位置を拡大

MF選択時は、「FOCUS ASSISTボタン」(X-T1)、「リアコマンドダイヤル」(X-Pro2/X-E2/X-T10/X70)を押すことで画面が拡大表示されます。拡大倍率も「リアコマンドダイヤル」を回すことで2種類から選択可能。フォーカスアシストの設定も反映された状態で拡大されます。

距離指標・被写界深度指標の付いたクラッチ式レンズ

XF14mmF2 .8 R、XF23mmF1 .4 R、XF16mmF1 .4の3本は、フォーカスリングを手前に動かせばボディ側で設定しなくても瞬時にMFモードに。置きピンをしてのスナップ撮影などに役立ちます。

AF+MFでピントを微調整メニューの「オートフォーカス設定」で「AF+MF」をON。AFモード時、シャッターボタン半押しでAFを作動させたのち、フォーカスリングを操作してピントの微調整を行うことができます。狙った場所にピントが合いづらい複雑な被写体の場合、マクロ撮影時などピント位置にこだわりたい場合などに使用したい機能です。

プリAFで合焦高速化「プリAF」をONにすると、シャッターボタンを半押ししていないときもAFサーチを実行。常にAFサーチが行われるため半押し後のピント合わせが速くなります。シャッターチャンスを逃したくないときに有効です。「オートフォーカス設定」から設定できます。

AF補助光を暗いシーンで使う「AF補助光」をONにすると、暗い被写体の場合にシャッターボタンを半押ししてからピントが合うまでの間、カメラが自動でAF補助光を発光。ピントが合いやすくなります。「オートフォーカス設定」で設定できます。「電子音&フラッシュ OFF」がONの場合、AF補助光は発光しません。

レリーズ優先・フォーカス優先シャッターボタンを全押ししたときに、ピントが合っていなくてもレリーズを優先するか、ピントが合うまでレリーズせずフォーカスを優先するのかを設定。「オートフォーカス設定」から、AF-S、AF-Cのときそれぞれ個別で設定できます。

AFロックを使いこなすボディの背面にある「AF-L」ボタンを押している間、または一度押すことでフォーカスを固定することができます。フォーカス位置の決定後は、タイミングを合わせての撮影が可能で、AFロック後も露出を変更することができます。

MF時のワンプッシュAFMF時に「AF-L」ボタンを押すと、フォーカスフレーム内の被写体にAFでピント合わせを行います。フォーカスリングを最短撮影距離付近から無限遠まで回す手間が省け、素早くMFに移行可能。メニューの「オートフォーカス設定」、「ワンプッシュAF時の動作」でAF-SとAF-Cを選ぶこともできます。

X-T1 / XF56mmF1.2 R | F1.6 1/500s ISO400 ©Bert Stephani (Belgium)

TIPS ピント精度を高める機能を活用する

LENS オススメレンズ

※1 デジタルスプリットイメージ、Digital Split Imageは、富士フイルム(株)の商標または登録商標です。 ※2 お使いのカメラの種類によって表示が異なります。