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- 23 - 過去1年間の宿泊旅行・宿泊観光旅行の実態 A 一般的旅行観 1.旅行に対する好み (図表Ⅰ-1)旅行に対する好み 76.3 3.1 19.4 1.2 好き どちらともいえない わからない きらい (%) 旅行全般について、旅行が好きか、きらいかを 聞いたところ、「好き」が76.3%、「どちらとも いえない」が19.4%、「きらい」は3.1%であった。 性・年齢別にみると、「好き」は男性(73.4%) より女性(79.2%)に多く、女性の15~39歳(81.0 ~83.8%)で8割を超えて多くなっている。「好 き」の回答率が最も低いのは男性25~29歳(66.5%) であった。 都市規模別では、「好き」は大都市(78.1%)、 中都市(76.1%)に多くなっている。 職業別にみると、「好き」は管理職(83.4%)、 学生(81.0%)、に多い。 2.よく旅行をするか (図表Ⅰ-2)よく旅行をするか 36.1 50.0 13.9 よくする 全くしない あまりしない (%) 実際によく旅行をするかを聞いたところ、「よ くする」は36.1%、「あまりしない」は50.0%、 「全くしない」は13.9%であった。 性・年齢別では、「よくする」は男女とも60歳以 上(39.8~44.8%)に多くなっている。一方、「よ くする」の回答率が最も低いのは、男性15~17歳 (19.8%)。 都市規模別にみると、「よくする」は大都市(3 9.3%)に最も多くなっている。 職業別にみると、「よくする」は管理職(49.6%) で多くなっている。 3.参考にするもの 宿泊観光旅行の目的地を決定する際に、参考に するものは「ガイドブック」が最も多く42.1%と なっている。 (図表Ⅰ-3)参考にするもの インターネットでの書込情報 インターネットでの広告 テレビ・ラジオの番組 観光案内所・情報センター 新聞・雑誌の記事 新聞・雑誌の広告・チラシ 携帯電話・スマートフォン 旅行・歴史等に関する本、小説 らの 情報 ブロ からの情報 駅・車内のポスター テレビ・ラジオのCM コンビニエンスストアの端末 42.1 41.2 30.7 30.3 24.1 22.2 19.2 14.6 13.7 13.5 13.0 12.6 9.8 8.9 7.5 6.7 5.1 4.7 0.5 1.9 0 20 40 60 %

H/H*H/FÛG Fþ / G T '¼Fû6õFéG F¸ `1 8.99- 23 - Ⅰ 過去1年間の宿泊旅行・宿泊観光旅行の実態 A 一般的旅行観 1.旅行に対する好み (図表Ⅰ-1)旅行に対する好み

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- 23 -

Ⅰ 過去1年間の宿泊旅行・宿泊観光旅行の実態

A 一般的旅行観

1.旅行に対する好み

(図表Ⅰ-1)旅行に対する好み

76.3

3.1

19.4

1.2好き

どちらともいえない

わからないきらい

(%)

旅行全般について、旅行が好きか、きらいかを

聞いたところ、「好き」が76.3%、「どちらとも

いえない」が19.4%、「きらい」は3.1%であった。

性・年齢別にみると、「好き」は男性(73.4%)

より女性(79.2%)に多く、女性の15~39歳(81.0

~83.8%)で8割を超えて多くなっている。「好

き」の回答率が最も低いのは男性25~29歳(66.5%)

であった。

都市規模別では、「好き」は大都市(78.1%)、

中都市(76.1%)に多くなっている。

職業別にみると、「好き」は管理職(83.4%)、

学生(81.0%)、に多い。

2.よく旅行をするか

(図表Ⅰ-2)よく旅行をするか

36.1 50.0 13.9

よくする

全くしない

あまりしない(%)

実際によく旅行をするかを聞いたところ、「よ

くする」は36.1%、「あまりしない」は50.0%、

「全くしない」は13.9%であった。

性・年齢別では、「よくする」は男女とも60歳以

上(39.8~44.8%)に多くなっている。一方、「よ

くする」の回答率が最も低いのは、男性15~17歳

(19.8%)。

都市規模別にみると、「よくする」は大都市(3

9.3%)に最も多くなっている。

職業別にみると、「よくする」は管理職(49.6%)

で多くなっている。

3.参考にするもの

宿泊観光旅行の目的地を決定する際に、参考に

するものは「ガイドブック」が最も多く42.1%と

なっている。

(図表Ⅰ-3)参考にするもの

ガ イ ド ブ ッ ク

インターネットでの書込情報

パ ン フ レ ッ ト

家 族 ・ 友 人 の 話

イ ン タ ー ネ ッ ト での 広 告

旅 行 専 門 雑 誌

テ レ ビ ・ ラ ジ オ の 番 組

観光案内所・情報センター

新 聞 ・ 雑 誌 の 記 事

新聞・雑誌の広告・チラシ

携帯電話・ス マー トフ ォン

旅 行 業 者

旅行・ 歴史等に 関する本、小説

S N S か ら の 情 報

ブ ロ グ か ら の 情 報

駅 ・ 車 内 の ポ ス タ ー

観 光 物 産 展

テ レ ビ ・ ラ ジ オ の C M

コンビニエンスストアの端末

そ の 他

42.1

41.2

30.7

30.3

24.1

22.2

19.2

14.6

13.7

13.5

13.0

12.6

9.8

8.9

7.5

6.7

5.1

4.7

0.5

1.9

0 20 40 60

%

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タイプライターテキスト
資料4 観光の実態と志向
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タイプライターテキスト
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タイプライターテキスト
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atamidef
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タイプライターテキスト
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タイプライターテキスト
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- 24 -

次いで「インターネットでの書込情報」(41.

2%)が4割台で高く、以下「パンフレット」(3

0.7%)、「家族・友人の話」(30.3%)、「イン

ターネットでの広告」(24.1%)などの順となっ

ている。なお、インターネットから情報を得る割

合(「インターネットでの書込情報」「インター

ネットでの広告」「ブログからの情報」「SNS

からの情報」の計)は57.5%と「ガイドブック」

を15ポイント以上上回る。

女性は男性よりも「ガイドブック」(44.4%)、

「パンフレット」(33.2%)が高い。

年代別では、25~34歳で「ガイドブック」(51.

1~52.6%)、25~49歳で「インターネットでの書

込情報」(52.1~55.2%)が過半数を超える。ま

た、60歳以上で「パンフレット」(33.1~37.8%)

が多くなっている。

B 宿泊旅行の実態

1.参加率

(図表Ⅰ-4)宿泊旅行の参加率

参加した

66.1%

参加しな

かった33.9%

平成28年4月から平成29年3月までの1年間に国

内の宿泊旅行をした人は、66.1%であった。

職業別にみると、参加率は管理職(83.8%)

や事務・技術職(73.8%)が高い。年代別にみる

と、30~34歳(70.0%)、35~39歳(69.9%)の

参加率が高い。

2.旅行の種類

<種類別参加率>

(図表Ⅰ-5)旅行の種類

観 光 旅 行

帰 省 訪 問 ・ 家 事

兼 観 光

出 張 業 務

53.2

17.1

10.6

9.5

0 20 40 60%

旅行の種類別の参加率(複数回答)は、「観光

旅行」(53.2%)が最も多く、以下「帰省訪問・

家事」(17.1%)、「兼観光」(10.6%)、「出

張業務」(9.5%)の順であった。

「観光旅行」について特徴をみると、次のとお

りである。

<観光旅行>

地域別にみると、関東(55.4%)、甲信越(55.

2%)と中部(54.5%)でやや多く、四国(46.8%)、

九州(48.9%)で少ない。

年齢別では、20~24歳(57.2%)と60歳以上(5

5.0~56.2%)でやや多い。一方、15~19歳(44.

6~48.8%)、40~59歳(48.5~50.4%)でやや少

なくなっている。

職業別では、管理職(66.8%)、事務・技術職

(60.4%)に多く、労務・技能職(42.3%)で少

なくなっている。

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- 25 -

3.参加回数

すべての種類の宿泊旅行を含めた、一人あたり

の平均宿泊旅行回数は、

全体平均 2.45回

参加者平均 3.71回 である。

宿泊旅行回数の多い層は、次のとおりである。

宿泊旅行の多い層 宿泊旅行回数

(参加者平均)

男性40~49歳

男性50~59歳

4.74回

5.52回

会社員(管理職)

自由業

7.11回

4.37回

C 宿泊観光旅行の実態

1.参加率

(図表Ⅰ-6)宿泊観光の参加率

参加した

53.2%

参加しな

かった

46.8%

この1年間に、泊まりがけで国内の観光旅行(以

下、「宿泊観光」)に出かけた人は53.2%で、出

かけなかった人は46.8%であった。

2.参加回数

1年間の、一人あたりの宿泊観光回数は、全体

平均で1.36回、参加者平均で2.56回である。

過去1年間の全人口の宿泊観光の総量を推計す

ると、次のとおりである。

・全国民の人口(15歳以上)10,975万人*

・宿泊観光参加者 5,839万人

・宿泊観光延べ回数 14,926万回

* 平成27年国勢調査結果

各層別にみると、次のとおりである。

地域別:全体平均は甲信越(1.62回)、中部(1.

53回)、関東(1.44回)に多く、参加者平均は甲信

越(2.93回)に多い。 (回)

地 域 全体平均 参加者平均

北海道 1.29 2.47

東 北 1.27 2.39

関 東 1.44 2.60

甲信越 1.62 2.93

中 部 1.53 2.80

関 西 1.39 2.64

中 国 1.24 2.42

四 国 1.10 2.35

九 州 1.06 2.17

都市規模別:全体平均、参加者平均ともに大都

市が多い。 (回)

都市規模 全体平均 参加者平均

大都市 1.43 2.59

中都市 1.34 2.55

小都市 1.35 2.59

町 村 1.25 2.51

性別・年齢別:性別では、全体平均、参加者平

均ともに男性のほうが多い。

(回)

性 別 全体平均 参加者平均

男 性 1.38 2.68

女 性 1.34 2.46

年齢別では、全体平均では70歳以上(1.60回)、

参加者平均では60歳~69歳(2.90回)が最も多い。

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- 26 -

3.実 施 月

(図表Ⅰ-7)宿泊観光の実施月

9.8

10.5

6.87.9

12.0

9.0

9.2

7.5

6.3

5.8 5.1

10.0

0

5

10

15

20

4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3

(%)

平成

28年

(月)

29年

宿泊観光のピークは8月(12.0%)で、次いで、

5月(10.5%)、3月(10.0%)、4月(9.8%)、

10月(9.2%)が続いており、夏、秋、春の行楽シ

ーズンと合っている。

年齢別にみると、8月に出かけたのは15~17歳

(25.5%)に多く、5月に出かけたのは70歳以上

(11.9%)に多くなっている。

職業別にみると、学生は8月(20.6%)や3月

(16.6%)に多く、農林漁業は、9月(14.8%)

や3月(13.6%)に多い。

宿泊観光の行動別にみると、8月はほとんどの行

動で高い比率となっている。特に、「海水浴」(2

0.4%)や「水泳(湖・プール)」(17.2%)など

のアクティビティ、「レジャーランド・テーマパ

ーク」(14.4%)は8月の割合が高くなっている。

同行者別にみると職場・学校の団体旅行は9

月・10月が多く(10.4~11.0%)、地域などの団

体旅行は4月・11月の割合が多くなっている(11.

6~12.2%)。

(%)

自然の風景をみる 5 月 ( 10.8 ) 8 月 ( 10.3 ) 10 月 ( 10.0 ) 4 月 ( 9.6 )

温 泉 浴 5 月 ( 10.3 ) 10 月 ( 9.9 ) 4 月 ( 9.7 ) 3 月 ( 9.6 )

名所・旧跡をみる 5 月 ( 11.4 ) 4 月 ( 10.1 ) 10 月 ( 10.0 ) 3 月 ( 10.0 )

特産品などの買物・飲 食

5 月 ( 10.7 ) 8 月 ( 10.4 ) 3 月 ( 10.4 ) 9 月 ( 9.9 )

動・植物園・水族館・博物館・

美 術館・ 郷土資料 館の 見物 8 月 ( 11.9 ) 5 月 ( 10.9 ) 9 月 ( 10.1 ) 4 月 ( 9.7 )

神 仏 詣 5 月 ( 11.4 ) 4 月 ( 10.4 ) 8 月 ( 10.4 ) 3 月 ( 10.1 )

季 節 の 花 見 4 月 ( 12.6 ) 5 月 ( 11.5 ) 3 月 ( 9.9 ) 8 月 ( 9.1 )

レジャーランド・テ ー マ パ ー ク

8 月 ( 14.4 ) 4 月 ( 10.5 ) 5 月 ( 10.2 ) 3 月 ( 9.9 )

演劇・音楽・スポーツなどの鑑賞・見物

8 月 ( 10.9 ) 5 月 ( 9.8 ) 4 月 ( 9.7 ) 9 月 ( 9.1 )

ド ラ イ ブ 3 月 ( 10.3 ) 5 月 ( 10.0 ) 8 月 ( 10.0 ) 10 月 ( 9.9 )

(図表Ⅰ-8)宿泊観光の実施月(旅行先での行動別)

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- 27 -

4.目 的 地

(図表Ⅰ-9)宿泊観光の目的地

11.7 87.0

1.3

居住都道府県内 おぼえていない居住都道府県外

(%)

宿泊観光に出かけた目的地は、居住都道府県外

が87.0%、県内が11.7%で、県外が大勢を占めて

いる。

地域別にみると、県外は、四国(94.1%)、関

西(91.3%)、関東(91.1%)に多い。北海道で

は道内(59.1%)が大半を占めている。また、東

北(17.9%)、甲信越(17.0%)でも比較的県内

が多くなっている。

都市規模別にみると、大都市・中都市では居住

都道府県内の比率が低い(10.1~11.9%)。

年齢別にみると、20~34歳(88.0~92.1%)で

県外が多くなっており、70歳以上(14.3%)で県

内が多くなっている。

旅行同行者別では、「自分ひとり」で県外が多

い(90.4%)。

現住所地域と目的地域の相関をみると、甲信

越・四国以外の地域では同一地域へ向かう比率が

多い。中でも、北海道(59.1%)、九州(55.0%)、

東北(48.8%)で同一地域内への旅行が約半数と

多くなっている。甲信越、四国では、同一地域内

への旅行よりも近隣エリアへの旅行が多くなって

いる。

(甲信越→関東:33.4%、四国→関西:28.0%)

凡例:二重枠囲→ 旅行の目的地が居住エリア内である割合

:色つきセル→旅行の目的地で最も多いエリア

(図表Ⅰ-10)宿泊観光の目的地(現住所地域別) (%)

北海道 東 北 関 東 甲信越 中 部 関 西 中 国 四 国 九 州

(計) 6.5 8.3 24.2 9.1 13.9 17.3 5.7 2.9 10.9

北海道 59.1 4.5 16.7 1.3 2.5 7.0 1.4 1.1 5.2

東 北 4.2 48.8 30.3 3.0 3.3 4.5 1.3 0.4 2.9

関 東 5.6 8.9 32.1 13.3 15.8 11.8 2.8 1.7 6.6

甲信越 1.8 9.5 33.4 26.6 13.3 8.0 2.2 1.2 3.8

中 部 3.1 2.5 22.4 10.9 29.0 21.1 3.5 1.3 5.0

関 西 4.9 2.6 16.4 5.5 14.8 34.3 8.4 4.9 6.9

中 国 3.6 2.6 12.2 3.0 4.9 21.5 26.5 7.9 15.9

四 国 3.0 4.1 15.9 3.6 5.7 28.0 11.1 18.2 9.5

九 州 1.9 0.9 16.2 1.6 3.7 11.6 6.4 1.9 55.0

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- 28 -

5.出発した日

(図表Ⅰ-11)宿泊観光に出発した日

平 日 の み

土 ・ 日 ・ 祝 祭 日

夏 休 み

ゴールデンウィーク

祝 日 三 連 休

年 末 ・ 年 始

お ぼ え て い な い

41.6

31.3

9.9

4.6

3.7

3.1

5.8

0 10 20 30 40 50%

宿泊観光に出発したのは、「平日(月曜~金曜)

のみ」の41.6%が最も多く、次いで「土・日・祝

祭日」の31.3%が続いている。

出発日別に多い層をあげると次のようになる。

〔平 日〕

性・年齢別では、男女とも高齢層に多く、

全体的には男性(39.7%)と女性(43.5%)

と女性の方がやや多い。

職業別では、曜日の制約が少ないと考えら

れる層に多くなっている。

多い層 平日のみ

男性 60~69歳

70歳以上

女性 60~69歳

70歳以上

53.3%

71.2%

56.6%

70.4%

無職

農林漁業

69.1%

65.4%

〔土・日・祝祭日〕

性・年齢別では、男性の30~34歳、男女の5

0代に多く、全体的には男性(32.6%)・女性

(30.1%)となっている。

職業別では、管理職、事務・技術職に多い。

多い層 土・日・祝祭日

男性 30~34歳

50~59歳

女性 25~29歳

42.6%

42.7%

40.6%

事務・技術職

管理職

43.6%

40.9%

〔夏休み〕

性・年齢別では、男女ともに10代~20代前

半で多くなっている。

職業別では、学生(27.9%)に多くなっ

ている。

多い層 夏休み

男性 15~17歳

18~19歳

20~24歳

女性 15~17歳

18~19歳

35.6%

26.9%

20.8%

26.4%

20.4%

学生 27.9%

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6.旅先での行動

(図表Ⅰ-16)宿泊観光の旅先での行動

自 然 の 風 景 を み る

温 泉 浴

名 所 ・ 旧 跡 を み る

特産品などの買物・飲食

動 ・ 植 物 園 ・ 水 族 館 ・

博 物 館 ・ 美 術 館 の 見 物

レジ ャ ー ラ ンド ・ テ ー マパ ーク

神 仏 詣

季 節 の 花 見

ド ラ イ ブ

演劇・音楽・スポーツなどの

鑑 賞 ・ 見 物

都 会 見 物

祭 り や 行 事 を み る

博覧会・イベントの見物

ハ イ キ ン グ

写生・写真・ 植物 採集 など

そ の 他 の ス ポ ー ツ

登 山

海 水 浴

つ り

ゴ ル フ

潮干狩り・果物狩りなど

キャンプ・オートキャン

ス キ ー

民 工 芸 品 つ く り

水 泳 ( 湖 ・ プ ー ル )

ヨ ッ ト・ モー ター ボー

ト ・

サ イ ク リ ン グ

テ ニ ス

ス ノ ー ボ ー ド

そ の 他

33.3

28.0

25.7

10.9

9.8

9.2

9.1

6.1

6.1

6.0

5.8

3.8

3.7

2.6

2.3

1.9

1.8

1.7

1.6

1.5

1.4

1.4

1.3

1.1

0.8

0.7

0.6

0.5

0.4

4.5

0 10 20 30 40%

旅行先でのすべての行動を回答してもらったと

ころ、多いものは次のとおりである。

①自然の風景をみる 33.3%

②温泉浴 28.0%

③名所・旧跡をみる 25.7%

④特産品などの買物・飲食 10.9%

⑤動・植物園・博物館などの見物 9.8%

また、宿泊観光1回ごとに主な行動を1つだけに

限定してもらうと、その順位は次のようになる。

①温泉浴 18.3%

②自然の風景をみる 15.0%

③名所・旧跡をみる 13.8%

④レジャーランド・テーマパーク 7.1%

⑤演劇・音楽・スポーツなどの鑑賞 5.2%

すべての行動及び主な行動の上位3項目につい

て、順位は異なるが同じ項目があげられた。

旅先での行動(複数回答)それぞれについて、

多い層をあげると、次のようになる。(性年代、

旅行同行者別)

自然の風景をみる:男性60歳以上(33.7~42.2%)、

女性60歳以上(42.6~45.2%)、夫婦のみ(4

1.6%)

温泉浴:男性60歳以上(29.8~38.6%)、女性60

歳以上(36.1~39.9%)、夫婦のみ(34.6%)、

地域などの団体(33.3%)

名所・旧跡をみる:男性60歳以上(30.0~31.6%)、

女性60歳以上(31.5~35.1%)、夫婦のみ(3

2.5%)、地域などの団体(25.8%)

特産品などの買物・飲食:男性60歳以上(10.4~1

1.7%)、女性50歳以上(15.1~16.6%)、夫

婦のみ(13.4%)

動・植物園・博物館などの見物:男性35~39歳(1

3.3%)、女性30~34歳(12.5%)、女性60歳以

上(いずれも12.4%)、夫婦のみとその他の

家族(いずれも10.9%)

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- 30 -

上位3項目について、属性別にみると、次のよ

うになる。

(図表Ⅰ-16a)旅行先での行動(都市規模別)           (%)

大都市 36.0 27.9 25.1

中都市 31.6 28.7 25.3

小都市 33.3 27.0 27.3

町 村 31.1 26.5 27.2

   目的

都市規模

都市規模別では、「自然の風景をみる」は大都

市(36.0%)に多くなっている。

(図表Ⅰ-16b)宿泊観光旅行先での行動(年齢別)     (%)

15~17歳 19.4 12.0 18.1

18~19歳 21.5 12.3 14.6

20~24歳 21.7 13.3 17.4

25~29歳 26.3 17.9 20.7

30~34歳 26.1 23.3 19.8

35~39歳 23.4 22.3 16.6

40~49歳 28.6 23.4 21.6

50~59歳 31.4 25.0 24.9

60~69歳 37.9 32.8 32.4

70歳以上 43.7 39.3 31.6

   目的

年齢

年齢別にみると、「自然の風景をみる」、「温

泉浴」、「名所・旧跡をみる」すべてで、50歳以

上が多い。

(図表Ⅰ-16c)宿泊観光先での行動(職業別)         (%)

農 林 漁 業 35.8 32.1 18.5

自 営 の 商 工 業 32.7 30.0 26.6

自 由 業 29.3 28.1 22.7

管 理 職 28.7 24.4 23.6

事 務 ・ 技 術 職 27.0 20.4 22.5

労 務 ・ 技 能 職 26.7 20.2 23.4

主 婦 ・ 主 夫 39.1 35.4 27.7

学 生 21.9 13.8 17.3

無 職 40.9 34.7 31.0

名所・

     目的

職業

自然の

職業別では、「自然の風景をみる」は無職(40.

9%)、主婦・主夫(39.1%)に多く、「温泉浴」

は主婦・主夫(35.4%)、「名所・旧跡をみる」

は無職(31.0%)に多い。

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- 31 -

7.募集団体参加の有無

(図表Ⅰ-17)募集団体参加の有無

参加した

14.8%

参加しない

85.2%

旅行会社などが募集した団体に参加した宿泊観

光旅行は、全体の14.8%である。

団体参加の有無・同行者別にみると次のとおり

である。

年齢別にみると、18~19歳(18.2%)・60歳以上

(17.6~19.7%)が多くなっている。

職業別にみると、農林漁業(18.5%)の団体参

加率が多い。

旅行の出発日別にみると、平日のみの場合には

団体参加率が17.7%と多くなっている。

参加団体の内訳は次の通りである。

(図表Ⅰ-18)参加団体

13.8%

14.9%

職場・学校

の団体

地域・宗教・招待などの

団体 8.7%旅行会社等

募集の団体

62.6%

その他

注:図表Ⅰ-19 に記載されている「宿泊観光旅行」の回数は、1 人あたり最大 10 回の宿泊観光旅行回数を母数として

いる。

(図表Ⅰ-19)募集団体参加の有無及び同行者別にみた割合

自分ひとり、家族(夫婦のみ、その他の家族)、友人・知人、家族と友人・知人 (12,236回)94.5%

個人旅行80.5%

職場・学校の団体、地域・宗教・招待などの団体、その他、おぼえていない (706回)5.5%

募集団体に参加した

(2,256回)14.8%

自分ひとり、家族(夫婦のみ、その他の家族)、友人・知人、家族と友人・知人、職場・学校、地域・宗教・招待などの団体、その他、おぼえていない (2,256回)14.8%

募集団体に参加しない (12,942回)

85.2%

団体旅行19.5%

宿泊観光旅行 (15,198回)

100%

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- 32 -

8.同行者の種類

(図表Ⅰ-20)宿泊観光の同行者の種類(%)

13.4 56.0 21.3

自分ひとり 家族 友人・知人

家族と友人・知人3.7

職場・学校

の団体 1.6

覚えていない2.1

その他

1.3

地域などの団体 0.6

誰と一緒に行ったかをたずねたところ、「家族」

「友人・知人」「家族と友人・知人」と行った小

グループ旅行が8割以上を占めている。一方、「職

場・学校の団体」「地域などの団体」は合わせて

2.2%となっている。

(図表Ⅰ-21)宿泊観光の同行者の種類(都市規模別)   (%)

大都市 53.8 22.1 3.1 79.1 1.5 0.2 1.7

中都市 56.5 20.8 3.7 81.0 1.7 0.6 2.4

小都市 57.3 21.5 4.0 82.8 1.6 1.2 2.8

町 村 59.5 19.6 5.3 84.3 1.0 0.5 1.5

団 体小グループ

都市規模別にみると、「家族」は町村(59.5%)

で最も多くなっている。

性別でみると、「家族」は女性に多い(57.5%)。

「自分ひとり」は男性(18.1%)に多い。「友人・

知人」は女性(24.8%)に多い。

年齢別にみると、「家族」は30歳~69歳(60.4

~63.5%)で6割を超えて多くなっている。また、

「友人・知人」は18~29歳(36.1~42.0%)に多い。

「職場・学校の団体」は15~19歳(7.9%~9.3%)

で多く、「地域などの団体」は35~39歳(1.3%)

で多くなっている。

職業別にみると、「家族」は主婦・主夫(72.4%)

で、「友人・知人」は学生(34.2%)、「職場・学

校の団体」は学生(7.9%)で多くなっている。

(図表Ⅰ-22)宿泊観光の同行者の種類(年齢別) (%)

自分ひとり 家  族 友人・知人家 族 と友人・知人

職場・学校の団体

地域などの団   体

15~17歳 6.0 58.8 12.5 6.0 7.9 0.0

18~19歳 10.3 34.1 36.1 2.3 9.3 0.0

20~24歳 19.7 21.3 42.0 3.8 5.4 0.5

25~29歳 17.5 34.1 36.2 3.3 2.2 0.3

30~34歳 12.5 60.4 19.0 3.9 0.9 0.3

35~39歳 12.0 63.5 14.6 4.4 1.2 1.3

40~49歳 14.7 63.1 14.7 3.1 0.8 0.5

50~59歳 16.7 61.4 14.6 2.5 0.9 0.1

60~69歳 13.8 61.3 18.4 3.1 0.6 0.6

70歳以上 9.6 57.1 23.7 4.8 1.5 1.0

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9.同行者の人数

(図表Ⅰ-23)宿泊観光の同行者の人数

平均同行者人数 3.7人

14.2 58.4 16.4 6.9 0.6

1人 2~3人 4~5人 6~10人

11~14人 0.8

15~30人2.0

31~50人0.5

51人以上0.2

わからない

(%)

一緒に宿泊観光をした人数は、「2~3人」

(58.4%)と「4~5人」(16.4%)の小グルー

プが7割以上を占めており、全体の平均同行者人

数は3.7人である。

年齢別にみると、「2~3人」は25~34歳(60.3%

~61.4%)と50~69歳(63.0~64.4%)に多く、

「4~5人」は15~17歳(32.4%)に多い。

同行者別に平均同行者人数をみると、次のとお

りである。

平均同行者人数

家 族 3.0人

友 人 ・ 知 人 4.2人

家族と友人・知人

5.6人

職場・学校の団体

28.9人

地域などの団体 21.7人

小グルー

団体

同行者の種類

10.利用交通機関

(図表Ⅰ-24)宿泊観光の利用交通機関

J R 鉄 道

そ の 他 の 私 鉄

路 線 バ ス

貸 切 バ ス

自 家 用 車

レ ン タ カ ー

タクシー・ハイ ヤー

飛 行 機

船 舶

そ の 他

お ぼ え て い な い

31.3

10.6

8.2

8.7

45.5

6.6

2.6

13.3

2.1

1.8

1.6

25.4

3.6

2.9

6.8

44.8

4.3

0.3

10.2

0.6

1.1

0.0

0 20 40 60

利用(複数)

主な利用(1つだけ)

%

宿泊観光で利用したすべての交通機関を複数回

答であげてもらった結果は、「自家用車」が最も

多く45.5%、次いで「JR」31.3%、「飛行機」1

3.3%の順となっている。 これを主要な交通機関

1つに限定しても、トップは「自家用車」(44.8%)、

2位「JR」(25.4%)と3位「飛行機」(10.2%)

の順位に変化はみられない。複数回答の利用交通

機関の層別の特徴は次のとおりである。

<地域別>

・自家用車 甲信越(59.0%)

東 北(52.5%)

・J R 関 東(34.8%)

中 部(33.3%)

・貸切 バス 四 国(13.9%)

中 国(10.6%)

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・飛 行 機 北海道(28.6%)

四 国(22.5%)

・船 舶 四 国( 5.0%)

北海道( 3.3%)

<都市規模別>

大都市は「JR」がやや多く、「自家用車」が

他の都市規模と比べて少なくなっている。

(図表Ⅰ-25)利用交通機関(都市規模別) (%)

都市規模別 自家用車 JR鉄道 飛行機

大 都 市 38.0 35.7 15.1

中 都 市 46.8 30.8 12.5

小 都 市 53.2 26.4 11.9

町 村 53.0 26.9 12.8

<年齢別>

・自家用車 35~39歳(55.8%)

40~49歳(51.0%)

・J R 18~19歳(44.4%)

20~24歳(43.2%)

・貸切バス 15~17歳(12.5%)

70歳以上(16.2%)

・飛 行 機 50~59歳(15.4%)

60~69歳(15.0%)

<職業別>

・自家用車 商 工 業(55.1%)

主婦・主夫(48.4%)

・J R 学 生(42.8%)

自 由 業(37.0%)

・貸切バス 農林漁業 (13.6%)

無 職(13.6%)

主婦・主夫(11.4%)

・飛行機 管 理 職(19.4%)

自 由 業(17.3%)

<行動別>

宿泊観光で利用した交通機関を、宿泊観光の主

な行動別にみると「自家用車」の利用はドライブ

(81.0%)、キャンプ(75.5%)、スキー(69.8%)、

スノーボード(66.7%)で特に多くなっている。

「JR」の利用は都会見物(57.3%)、演劇・音楽・

スポーツなどの鑑賞(53.6%)で、「貸切バス」

の利用はハイキング(18.8%)、「飛行機」はヨ

ット・モーターボート・ダイビング・サーフィン

など(40.3%)で多くなっている。

<同行者別> ※複数回答

同行者

自 分 ひ と り JR鉄道 51.2%

家 族 自家用車 56.3%

友 人 ・ 知 人 JR鉄道 38.9%

家族と友 人・ 知人 自家用車 52.6%

職場・学 校の 団体 貸切バス 38.8%

地 域 な ど の 団 体 貸切バス 59.1%

最も利用が多い交通機関

<同行者の人数別> ※複数回答

同行者

1 人 JR鉄道 50.0%

2 ~ 3 人 自家用車 48.0%

4 ~ 5 人 自家用車 61.7%

6 ~ 10 人 自家用車 52.1%

11 ~ 14 人 自家用車 50.4%

15 ~ 30 人 貸切バス 49.5%

31 ~ 50 人 貸切バス 67.6%

51 人 以 上 貸切バス 76.5%

最も利用が多い交通機関

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11.利用宿泊施設

(図表Ⅰ-26)利用宿泊施設

ホ テ ル ・ビ ジ ネ ス ホ テ ル

旅 館

知 人 ・ 親 せ き 宅

車 ・ 船 中 泊

国民宿舎・休暇村などの 公 共 の 宿 泊 施 設

民 宿

別 荘 ・ 貸 別 荘

ペ ン シ ョ ン

会社・ 官公庁の寮・保 養 所

山小屋 ・キャンプ場

オ ー ト キ ャ ン プ

ユ ー ス ホ ス テ ル

民 泊

60.2

24.8

4.9

2.4

2.0

1.8

1.4

1.3

1.3

1.0

0.8

0.8

0.3

0 10 20 30 40 50 60 70 %

宿泊施設は「ホテル・ビジネスホテル」が最も

多く60.2%、次いで「旅館」が24.8%で、以下は

大きく離れて「知人・親せき宅」(4.9%)、「車・

船中泊」(2.4%)、「国民宿舎など公共の宿泊施設」

(2.0%)、「民宿」(1.8%)などの順となってい

る。「民泊」は0.3%と少ない。

目的地別にみると、「ホテル・ビジネスホテル」

は北海道(69.8%)、九州(67.4%)に、「旅館」

は東北(34.8%)、中部(33.1%)に多い。

年齢別にみると、「ホテル・ビジネスホテル」

は50~59歳(66.7%)に多く、「旅館」は70歳以

上(34.8%)に多い。また、「知人・親せき宅」

は15~17歳(11.6%)で、「車・船中泊」も15~1

7歳(6.0%)でそれぞれやや多くなっている。

宿泊観光の主な行動別にみると、「ホテル・ビ

ジネスホテル」は演劇・音楽・スポーツなどの鑑

賞(81.3%)、レジャーランド・テーマパーク(7

8.7%)、都会見物(78.2%)で、「旅館」は温泉

浴(51.5%)で多い。

同行者別にみると、「ホテル・ビジネスホテル」

は自分ひとり(72.0%)が、「旅館」は地域など

の団体(46.2%)で多い。

12.宿泊数

(図表Ⅰ-27)宿泊数

65.8 22.0 8.01.3

1泊 2泊

3泊

4泊 1.9 5泊 1.0

6泊以上

平均宿泊数 1.59泊 (%)

1泊の宿泊観光が65.8%と6割以上を占め、平均

の宿泊数は1.59泊となっている。

15歳以上の全国民の人口から過去1年間の宿泊

観光旅行の総泊数は、延23,732泊と推計される。

平均宿泊数を層別にみると、次のとおりである。

年齢別では、60~69歳(1.71泊)の平均宿泊数

が最も長くなっている。

職業別では、無職(1.72泊)の平均宿泊数が最

も長く、労務・技能職(1.36泊)で最も短くなっ

ている。

宿泊観光の主な行動別にみると、つり(2.21泊)

が最も長く、次いでヨット・モーターボート・ダ

イビング・サーフィンなど(2.13泊) 。最も平均

宿泊数が短いのは、演劇・音楽・スポーツなどの

鑑賞と温泉浴(ともに1.41泊)となっている。

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宿泊施設ごとの宿泊数をみると、次の通りである。

(図表Ⅰ-28)宿泊数(宿泊施設別)

宿泊施設 利用度

宿泊観光1回あたりの宿泊数

ホ テ ル ・ ビ ジ ネ ス ホ テ ル 60.2% 1.62泊

旅 館 24.8% 1.51泊

知 人 ・ 親 せ き 宅 4.9% 2.50泊

車 ・ 船 中 泊 2.4% 3.09泊

国民宿舎・休暇村などの公共の宿泊施設 2.0% 2.01泊

民 宿 1.8% 2.22泊

別 荘 ・ 貸 別 荘 1.4% 2.68泊

ペ ン シ ョ ン 1.3% 2.41泊

会 社 ・ 官 公 庁 の 寮 ・ 保 養 所 1.3% 2.15泊

山 小 屋 ・ キ ャ ン プ 場 1.0% 2.45泊

オ ー ト キ ャ ン プ 0.8% 2.73泊

ユ ー ス ホ ス テ ル 0.8% 2.58泊

民 泊 0.3% 4.70泊

民泊(4.70泊)、車・船中泊(3.09泊)、オー

トキャンプ(2.73泊)での宿泊数が長く、ホテル・

ビジネスホテル(1.62泊)、旅館(1.51泊)でや

や短くなっている。

13.旅行費用

(図表Ⅰ-29)宿泊観光の旅行費用

1万

宿泊観光旅行費用総額平均 50,920円

2.91.1 1.5

6.8 6.8

16.3 16.9

8.9

17.7

8.5

12.7

0

10

20

30%

全宿泊観光旅行の費用総額の平均は50,920円で、

5万円未満がおよそ6割(61.2%)を占めている。

このうち、団体以外の宿泊観光旅行(延12,624

回)について、宿泊費、交通費、土産代、その他

の平均費用をみると、次のようになる。

・宿 泊 費 19,770円 40.5%

・交 通 費 14,540円 29.8%

・土 産 代 4,660円 9.5%

・観光行動費 9,860円 20.2%

( 計 48,830円 100.0%)

平均値の合計を100として、それぞれの費目の構

成比をみると、宿泊費が最もウエートを占めてお

り、土産代のウエートが最も低くなっている。

(A)総費用

宿泊観光1回あたりの総費用をもとにして、1泊あ

たり総費用、個人の年間宿泊旅行費用、全国民の年

間宿泊旅行費用を算出してみると、次のようになる。

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1回の総費用 50,920円

1泊あたりに換算 32,030円

した場合の総費用 平均宿泊数 1.59泊

個人年間宿泊観光 130,360円

旅行費用 参加者平均 2.56回

136,470円

参加者平均 2.68回

125,260円

参加者平均 2.46回

15歳以上の

国民年間宿泊観光

旅行費用 7兆6,113億円

15歳以上の人口

10975万人

の平均参加回数 1.36回

男性

女性

1回あたりの総費用の層別の特徴は次のとおり

である。

性別では、男性(49,630円)と女性(52,240円)

で女性がやや高い。年齢別では、40代(55,940円)

での平均費用総額が最も高くなっている。

職業別では、管理職(63,420円)と自由業(56,

030円)と農林漁業(55,580円)の費用が高くなっ

ている。

主な旅行行動別では、海水浴(72,680円)が最

も高く、次いでスノーボード(70,020円)が高く

なっている。

目的地別では、北海道(69,300円)、九州(62,

620円)が高く、最も低いのは甲信越(42,920円)

となっている。

主な利用交通機関別では、タクシー・ハイヤー

(94,350円)、飛行機(86,730円)を利用した場

合が高く、自家用車(41,340円)が最も低くなっ

ている。

同行者別では、家族(57,580円)が最も高く、

地域などの団体(31,260円)で最も低い。

(B)費用内訳

費用の内訳については、団体に参加しない宿泊

観光旅行(個人旅行)費のみでみることにする。

(団体参加の費用内訳は不明)

① 宿泊費

宿泊観光1回あたりの平均宿泊費は、19,770円で

ある。

宿泊費の特徴をみると次のとおりである。

性・年齢別:男性では、15~17歳(21,480円)4

0歳以上(20,860~21,980円)、女性では30~39

歳(23,060~23,060円)、50歳以上(20,530~21,

330円)が2万円台を超えている。

(図表Ⅰ-30)旅行費用(性・年齢別) (千円)

性・年齢宿泊観光旅行全体

総費用 宿泊費 交通費 土産代 行動費

男 性 ( 小 計 ) 49.6 19.9 14.7 4.2 9.6

15~17歳 51.9 21.5 7.8 6.2 14.5

18~19歳 36.2 11.0 9.6 4.2 8.6

20~24歳 39.8 11.3 12.0 2.2 9.1

25~29歳 41.6 13.6 13.0 4.0 8.7

30~34歳 43.6 16.3 12.2 4.1 8.1

35~39歳 48.4 18.7 13.3 4.1 9.3

40~49歳 55.4 22.0 16.3 4.3 11.2

50~59歳 50.5 20.9 16.4 4.0 9.4

60~69歳 51.6 21.2 15.7 4.4 10.4

70歳以上 50.7 21.7 14.4 4.3 8.7

女 性 ( 小 計 ) 52.2 19.7 14.4 5.1 10.1

15~17歳 35.9 9.7 8.3 5.0 6.9

18~19歳 35.5 12.2 11.9 5.3 9.9

20~24歳 39.6 13.1 10.7 3.7 7.9

25~29歳 43.9 13.9 13.7 5.1 8.9

30~34歳 59.8 24.9 16.4 5.9 11.8

35~39歳 57.4 23.1 13.4 5.3 12.8

40~49歳 56.6 20.0 14.4 5.1 10.3

50~59歳 55.2 20.6 15.2 5.4 11.3

60~69歳 56.2 20.5 16.3 5.7 10.2

70歳以上 50.7 21.3 14.4 4.8 9.3

団体以外の宿泊観光旅行の内訳

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- 38 -

行動別:行動別上位8位の中でみると、レジャーラ

ンド・テーマパークの時に宿泊費が高くなっ

ている。

(図表Ⅰ-31)旅行費用(行動別・宿泊数別) (千円)

宿泊観光旅行全体

総費用 宿泊費 交通費 土産代 行動費

〔 行 動 別 〕

自 然 の 風 景 54.9 22.0 15.6 5.1 9.5

温 泉 浴 47.5 23.3 10.7 4.3 7.6

名 所 ・ 旧 跡 58.6 21.9 18.5 5.6 10.6

特 産 品 55.9 20.9 15.3 6.3 9.8

動 物 園な どの 見物 61.8 23.8 18.9 5.4 11.6

レジャーランド 64.4 24.8 14.6 7.5 15.3

神 仏 詣 56.7 20.3 17.3 5.4 10.7

季 節 の 花 見 52.7 20.2 14.3 4.7 8.8

〔宿泊数別〕

1 泊 36.6 15.1 10.0 3.6 7.1

2 泊 68.3 26.1 20.2 6.0 13.2

3 泊 91.8 33.5 28.9 8.3 17.3

4 泊 103.0 38.6 35.2 8.2 20.1

5 泊 101.0 36.0 25.5 8.9 19.5

6 泊 以 上 115.4 45.7 34.2 8.6 28.1

団体以外の宿泊観光旅行の内訳

(注)宿泊施設利用は、複数回答で、費用は利用

施設ごとに求めたものではなく、1回の宿泊観光に

ついて、費用(総費用、宿泊費、交通費など)ご

とにまとめている。

したがって、ある宿泊観光で旅館と民宿を利用

した場合、それらの合計宿泊費が旅館・民宿の双

方に表示されていることに注意されたい。

利用宿泊施設別:利用した宿泊施設別の観光

旅行の平均宿泊費は次のとおりである。

(千円)

宿 泊 施 設 宿泊費

ホ テ ル ・ ビ ジ ネ ス ホ テ ル 20.8

旅 館 26.1

ユ ー ス ホ ス テ ル 16.7

国民 宿舎 等の 公共 宿泊 施設 24.3

会社 ・官 公庁 の寮 ・保 養所 15.2

民 宿 18.7

ペ ン シ ョ ン 17.9

山 小 屋 ・ キ ャ ン プ 場 12.2

オ ー ト キ ャ ン プ 7.5

別 荘 ・ 貸 別 荘 10.8

知 人 ・ 親 戚 宅 4.8

車 ・ 船 中 泊 8.7

民 泊 9.3

② 交通費

宿泊観光1回あたりの交通費は、14,540円である。

性別:女性(14,410円)より男性(14,680円)

がやや高くなっている。

地域別:四国(20,020円)が最も高く、中部(1

3,040円)が最も低くなっている。

主な交通機関:主に利用した交通機関別の交通

費は、自家用車(7,950円)が最も安く、飛行機(3

4,370円)が高くなっている。

(図表Ⅰ-32)交通費(主な交通機関別) (千円)

主な交通機関 総費用 交通費

J R 53.9 19.0

私 鉄 46.2 12.7

路 線 バ ス 41.9 11.8

貸 切 バ ス 42.3 8.4

自 家 用 車 41.3 8.0

レ ン タ カ ー 78.5 27.4

タ ク シ ー ・ ハ イ ヤ ー 94.4 23.9

飛 行 機 86.7 34.4

船 舶 73.2 28.6

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- 39 -

③ 土産代

土産にかけた費用は、4,660円である。

性別では、男性平均(4,170円)よりも女性平均

(5,140円)が高くなっている。

同行者別では、家族(5,290円)が最も高く、自

分ひとり(3,050円)が最も低い。

目的地別にみると、北海道(6,190円)が最も高

く、甲信越(3,820円)が最も低い。

④ 観光行動費

食事代、入場料、体験費用などの費用にかかっ

たのは、9,860円である。

性別ではほとんど差はみられない。

目的地別にみると、北海道(11,520円)が最も

高く、東北(6,820円)が最も低い。

14.宿泊観光旅行を実施しなかった理由

(図表Ⅰ-33)宿泊観光を実施しなかった理由

経 済 的 余 裕 が な い

時 間 的 余 裕 が な い

何となく旅行しないまま過ぎた

家を離れられない事情があった

健 康 上 の 理 由 で

行 き た い と 思 う 所 が ない

一 緒 に 行 く 人 が い な い

出張などの旅行で観光もした

他 に や り た い こ と が ある

旅 行 は 嫌 い

計画を立てたり、準備するのが面 倒

海 外 旅 行 を し た い

そ の 他

39.8

37.8

17.5

15.5

10.3

8.6

8.5

6.6

6.5

5.9

5.0

3.5

2.6

0 20 40 60 %

この1年間に宿泊観光を実施しなかった理由は、

「時間的余裕がない」(39.8%)が最も多く、以

下「経済的余裕がない」(37.8%)、「何となく

旅行しないまま過ぎた」(17.5%)、「家を離れ

られない事情があった」(15.5%)、「健康上の

理由で」(10.3%)などの理由が多くなっている。

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- 40 -

Ⅱ 今後の旅行に関して 今後1年間の国内宿泊観光旅行の希望

1.参加希望率

(図表Ⅱ-1)宿泊観光の参加希望率

75.9 16.7

したい

できない4.0

わからないしたくない

3.4

(%)

今後1年間に国内の宿泊観光旅行を「したい」と

いう人は、全体の75.9%を占めている。

実際に過去1年間に国内の宿泊観光旅行をした

人は53.2%で、希望と実際の差は22.7ポイントで

ある。

今後の希望と過去1年間の実績を性・年齢別に

比較すると右図のとおりである。

いずれの層でも希望が実績を上回っている。特

に、女性の15~17歳(84.4%)、20代(79.2~82.

8%)・30代(82.6~83.5%)や男性の70歳以上(7

9.5%)での希望が多くなっている。

また、実績と希望のギャップに着目すると、ギ

ャップが30ポイント以上で大きいのは、女性の35

~39歳(56.8ポイント差)。男性では70歳以上(4

7.6ポイント差)での差が大きい。

また、過去1年間に1度も宿泊旅行に出かけな

かった人で今後の参加を希望している人は46.3%

であるのに対し、宿泊観光経験者で参加希望して

いる人は91.2%である。

(図表Ⅱ-2)宿泊観光の参加希望率(性・年齢別)

15 ~ 17 歳

18 ~ 19 歳

20 ~ 24 歳

25 ~ 29 歳

30 ~ 34 歳

35 ~ 39 歳

40 ~ 49 歳

50 ~ 59 歳

60 ~ 69 歳

70 歳 以 上

15 ~ 17 歳

18 ~ 19 歳

20 ~ 24 歳

25 ~ 29 歳

30 ~ 34 歳

35 ~ 39 歳

40 ~ 49 歳

50 ~ 59 歳

60 ~ 69 歳

70 歳 以 上

男性

女性

70.7

73.3

72.4

65.1

71.9

70.8

72.4

72.3

76.1

79.5

84.4

77.2

79.2

82.8

82.6

83.5

75.5

75.1

78.0

77.0

44.3

41.9

37.9

40.2

31.7

33.4

37.7

36.4

33.2

31.9

34.1

31.6

26.8

27.5

28.5

26.7

35.5

36.0

31.3

34.2

0 50 100

希望 実績

%

2.参加希望回数

宿泊観光を希望した人の平均参加希望回数は、

2.33回であった。これは実際に参加した人の参加

回数平均(2.56回)をやや下回っている。

ただし、参加希望者で「したいが回数はわから

ない」と答えている人は、全体の2割超(25.3%)

であることに注目したい。

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- 41 -

(図表Ⅱ-3)希望回数と実績(性・年齢別) (回)

希 望実 績

(参加者平均)

全 体 2.33 2.56

男性(小計) 2.37 2.68

15~17歳 2.11 1.30

18~19歳 2.32 2.01

20~24歳 2.47 2.93

25~29歳 2.39 2.88

30~34歳 2.25 2.39

35~39歳 2.15 2.43

40~49歳 2.15 2.28

50~59歳 2.34 2.77

60~69歳 2.67 3.18

70歳以上 2.47 2.78

女性(小計) 2.28 2.46

15~17歳 2.15 1.57

18~19歳 2.53 1.78

20~24歳 2.53 2.64

25~29歳 2.24 2.55

30~34歳 2.01 2.01

35~39歳 2.12 2.15

40~49歳 2.01 2.02

50~59歳 2.26 2.58

60~69歳 2.45 2.62

70歳以上 2.47 2.91

性・年齢別にみると、女性(2.28回)よりも男

性(2.37回)のほうがやや参加希望回数が多く、

最も多いのは、男性60~69歳(2.67回)である。

実績が希望回数を下回っているのは以下の属性。

男性:15~17歳、18~19歳

女性:15~17歳、18~19歳

3.希望季節

(図表Ⅱ-4)希望季節

22.5%

16.8%秋

30.4%

9.0%

時期はわ

からない

21.3%

宿泊観光をしたい人がこの次の旅行をする場合

に希望する季節は「秋」が最も多く30.4%、次い

で「春」22.5%、「夏」16.8%、「冬」9.0%の順

となっている。

年齢別にみると、「秋」は50歳以上(30.6~41.

8%)、「春」は70歳以上(25.0%)、「夏」は15

~17歳(22.8%)で、「冬」は18~24歳(14.3~1

4.9%)で、それぞれ他の年代より多くなっている。

4.希望費用

(図表Ⅱ-5)宿泊観光の希望費用と実績    (千円)

性・年齢別 希 望実 績

(参加者平均)

全 体 45.8 50.9

男性(小計) 45.3 49.6

15~17歳 35.6 51.9

18~19歳 41.4 36.2

20~24歳 37.4 39.8

25~29歳 39.7 41.6

30~34歳 39.1 43.6

35~39歳 40.5 48.4

40~49歳 43.2 55.4

50~59歳 45.1 50.5

60~69歳 50.9 51.6

70歳以上 50.6 50.7

女性(小計) 46.3 52.2

15~17歳 34.9 35.9

18~19歳 39.0 35.5

20~24歳 36.1 39.6

25~29歳 39.7 43.9

30~34歳 41.4 59.8

35~39歳 40.3 57.4

40~49歳 43.0 56.6

50~59歳 47.7 55.2

60~69歳 54.3 56.2

70歳以上 51.6 50.7

希望する宿泊観光の想定する費用総額をカテゴ

リーに分けたところ、「4万円~5万円未満」

(16.4%)が最も多く、「2万円~3万円未満」

(15.4%)、「3万円~4万円未満」(13.3%)、

「5万円~7万円未満」(13.1%)が続き、合わ

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- 42 -

せると2万円~7万円未満という人が全体の5割

以上を占めている。

各カテゴリーの中位数をとって、希望費用額の

平均を算出すると、45,810円である。この金額は、

過去1年間に宿泊観光に参加した人の平均実績額

50,920円に比べ5,110円低くなっている。

性・年齢別にみると、男性・女性ともに希望費

用が5万円を超えて多くなっている。

希望費用額と実績額のギャップをみると、希望

額が実績額を上回る層は男性18~19歳、女性18~1

9歳・70歳以上のみで、実績額が希望額を最も上回

るのは女性30~34歳(差額18,360円)となってい

る。

5.希望宿泊数

(図表Ⅱ-6)宿泊観光の希望宿泊数

平均希望宿泊数 2.09泊

27.3 40.8 18.2

1泊 2泊

わからない6.8

5泊以上3.6

3泊

4泊3.4

(%)

「2泊」(40.8%)の希望が最も多く、次いで、

「1泊」(27.3%)の希望が続いている。1~2

泊を合わせると7割弱となっている。

平均希望宿泊数は2.09泊で、実績の平均宿泊数1.

59泊より長くなっている。

年齢別にみると、15~17歳(2.29泊)、60~69

歳(2.20泊)で希望宿泊数が長くなっている。

職業別では、管理職(2.25泊) 、自由業(2.23泊)

の希望宿泊数が長くなっている。

6.希望宿泊費

(図表Ⅱ-7)宿泊観光の希望宿泊費

平均希望宿泊費 11,510円

1.74.6

11.3

22.925.9

12.59.7

11.4

0

10

20

30

40%

1泊あたりの希望宿泊費は、「1万円~1万5

千円未満」が最も多く25.9%、次いで「7千円~

1万円未満」が22.9%、「1万5千円~2万円未

満」が12.5%などとなっている。

各カテゴリーの中位数をとって平均希望宿泊費

を算出すると、11,510円である。この金額は、平

均実績額19,770円に比べ8,260円低くなっている。

年齢別では、60代以上が12,000円を超えており、

高い希望金額となっている。

地域別にみると、中部(11,910円)と関東(11,

900円)で希望金額がやや高く、九州(10,690円)

で比較的希望金額が低い傾向にある。

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- 43 -

7.希望する旅行の種類

(図表Ⅱ-8)希望する旅行の種類

地域の温泉を楽しむ 観光

季節の花々を楽しむ 旅行

地 域 の 寺 社 仏 閣 を

楽 し む 観 光

地域固有の食を楽しむ観光

滞在先のリゾートライフを

楽 し む 観 光

都 市 の 建 築 物 や 、

文 化 施 設 、 各 種 展 示 会

な ど を 楽 し む 旅 行

各 地 域 の 祭 り や

観 光 イ ベ ン ト

車の運転や車窓の景 色を

楽しむことを主とした観光

自然環境を学び、環 境の

保 全 に 貢 献 す る 旅 行

目的地でのトレッキングや

ウォーキングを楽しむ観光

スポーツ観戦や、自分自身

がスポーツを楽しむ 旅行

映 画 ・ テ レ ビ 等 の

ロ ケ 地 め ぐ り

地 域 の 産 業 遺 産 や

現役の産業施設を巡る旅行

農 山 漁 村 で 交 流 や

体 験 を 楽 し む 旅 行

医科学的な根拠に基 づく

健 康 の 回 復 、 維 持 ・

増 進 に つ な が る 旅 行

そ の 他

49.0

28.1

25.7

24.9

22.2

18.2

12.7

11.8

8.6

8.0

7.8

7.2

6.6

4.5

1.0

2.7

0 20 40 60

%

ぜひ行きたいと思う旅行を3つまであげてもら

ったところ、「温泉を楽しむ」(49.0%)が多く、

以下、「季節の花々を楽しむ」(28.1%)、「地域

の寺社仏閣を楽しむ」(25.7%)となっている。

年齢別にみると、「温泉を楽しむ」、「季節の

花々を楽しむ」、「地域の寺社仏閣を楽しむ」は

すべて60歳以上で多く、「地域固有の食を楽しむ」

は、30歳~39歳でやや高くなっている。

(図表Ⅱ-9)希望する旅行(年齢別)              (%)

15~17歳 32.8 16.6 12.0 24.7

18~19歳 31.5 14.5 11.3 22.6

20~24歳 38.5 18.0 13.7 21.7

25~29歳 39.0 19.9 18.4 25.6

30~34歳 42.6 18.4 16.1 29.8

35~39歳 44.0 19.6 20.8 27.5

40~49歳 43.6 18.5 23.3 25.8

50~59歳 47.8 23.2 26.1 24.2

60~69歳 57.8 35.9 31.8 25.3

70歳以上 60.2 46.2 35.1 23.0

   旅行

年齢

地域の温

季節の花

性別で男女の差が大きい項目をみると、「車の

運転」(男性15.4%、女性8.5%)や「スポーツ観

戦」(男性10.4%、女性5.3%)は男性のほうが高

く、「季節の花々を楽しむ」(女性33.7%、男性2

2.2%)や「リゾートライフを楽しむ」(女性25.6%、

男性18.6%)では女性のほうが高い。

地域別にみると、「温泉を楽しむ」は中国(50.

4%)、関西(50.3%)、関東(50.0%)で5割を

超えている。

宿泊観光旅行の希望季節別にみると、「温泉を

楽しむ」は秋(56.0%)が最も高く、「季節の花々

を楽しむ」では春(33.2%)と秋(32.4%)が高

くなっている。「地域の寺社仏閣を楽しむ」では

秋(31.4%)が高くなっている。