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PUNKLOID Vol.24

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Monthly Japanese Punk Free Paper

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PUNKLOID >> まず二人の出会いを教えてください。遠藤 >> 出会いは新宿アンチノックだろうな。20年近く前だと思うけど。TOSHI-LOW何歳で上京したの?TOSHI-LOW >> 18。遠藤 >> じゃあその直後だね。TOSHI-LOW >> その当時はまだブラフの前のバンドだったもんね。何観に行ったんだっけな?パンチラナイトとかかな?遠藤 >> そうだね。アンチノックで企画か何かであったのは覚えてて。それで当時TOSHI-LOWは違うバンドやってて、そのすぐ後にBRAHMANって名前に変えるんだよね?1年くらいかな?TOSHI-LOW >> 1年くらいだね。遠藤 >> それで俺がやってるオールナイトのイベントに出て欲しいって。PUNKLOID >> オールナイトのイベントっていうのは?TOSHI-LOW >> ENTER THE DRAGONだっけ?来なかったじゃん。PUNKLOID >> 来なかったって何ですか(笑)?TOSHI-LOW >> この人(遠藤)と日下部ダディー (雷矢、mack daddy)と、カズオっていうのがいて。遠藤 >> その三人でやってるイベント。そのイベントをやってる人間が来ないっていう(笑)。TOSHI-LOW >> 出てよって言うから「分かりました」みたいな。GMFの人に観てもらえるんだってなってさ。昔はそういうコネクションを作っていくのが大事だったから。そういうイベントに出て、また違うイベントに誘われるみたいな。自分たちのことを観てくれてるから誘ってくれてると思いきや、その日も来ねえっていう。なんか誘ってみたみたいな感じ。PUNKLOID >> 何で行かなかったんですか?遠藤 >> 分からない(笑)。寒いとか?TOSHI-LOW >> 要は面倒くさかったってことね(笑)。その日はBACK DROP BOMBも出てたかな。でも来なかった。とにかく来なかった。でもそういうのが何の問題にもならない時代だからね。いないねみたいな。PUNKLOID >> その後、BRAHMANとしてのTOSHI-LOWを見てどう思いましたか?遠藤 >> 当時、49年組って結構いたのよ。俺の後輩に。だからその中にいる1人って感じ。取っ付き易い感じだよね。こういう不良が上京してきて、バンド始めてるわけだし。ジャパコアが好きだなんだ言ってる人だから。PUNKLOID >> TOSHI-LOWは?TOSHI-LOW >> 取っ付きづらかったよ(笑)!先輩だし、周りがすごいじゃん。俺たちはそこ観てるキッズじゃん。この人達の7インチを買ってるわけじゃない。それでライブ観に行ってるんだしさ。PUNKLOID >> 最初は緊張してたの?TOSHI-LOW >> 緊張するわ。遠藤 >> そのままの流れで俺がDEVILOCK始めて誘ってたから、断るにも断れないよね。TOSHI-LOW:DEVILOCKの一発目は川崎クラブチッタだった。COKEHEAD HIPSTERS、COCOBAT、SUPER STUPID、HUSKING BEE、BACK DROP BOMB、BRAHMANってメンツでさ。遠藤 >> その時がBRAHMANがトリだったね。

TOSHI-LOW >> その時がウチラ朝5時のトリだったの。BRAHMANがまだ知名度も何にもない頃。嫌がらせだよね。遠藤 >> いやそれくらい好きだったの。PUNKLOID >> お客さんは何人くらい残ってたの?TOSHI-LOW >> 前2列位しかいなくて、あと後ろ全部みんな寝てんの(笑)。燃えたね。でも初めて逆転出来るんだってことを教えて貰ったね。終わったら結構盛り上がってて。PUNKLOID >> ギャラは出たの?遠藤 >> ギャラはあったかな?でもDEVILOCKはツアーがあったから、そういうライブの収益は次のツアーの資金に全部充ててたんだよね。だから一回目のチッタの次はグリーン車に乗ってツアーに行けちゃったりとか、良いホテルに泊まったりとか、良い場所で打ち上げ出来たりとか、そういう感じになってたよね。TOSHI-LOW >> 俺初めてツアーで飛行機乗ったのDEVILOCK NIGHTだもん。グリーン車もそう。そんなことやってたらお金無くなっちゃうよね。遠藤 >> お金儲けの「お」の字もないっていう。PUNKLOID >> でもツアーTシャツとかもたくさん売れてましたよね?遠藤 >> それはもう全部皆で遊びに使ってたから(笑)。あと、俺とTOSHI-LOWとや他のミュージシャン仲間とDJツアーしたりしてね。楽しかったよ。PUNKLOID >> 話は変わりまして「ブランド」っていうキーワードで何か話せますか?遠藤 >> ブランド始めた頃はミュージシャンばっかり恵比寿のショップに来てて、それこそTOSHI-LOWはしょっちゅう来てた。近くの弁当屋さんでバイトしてたから、電話して弁当持ってきてもらって。TOSHI-LOWが一番来てたね。誰よりも。愛してたね。TOSHI-LOW >> 愛してはないよね(笑)。注文もらって弁当持って行ってただけだもん(爆笑)。お店って偉い社長みたいなおじさんがやってるイメージだったから、こんなに近い人がお店経営して、しかもTシャツ以外の物も売ってて、目の前で見てて面白かったけどね。遠藤 >> 当時は本当にウチしかなかったからね。あと恵比寿にも服屋はウチしかなかったから。昔は恵比寿ってどうでもいい街だったら。だから原宿に店を出さなかったのは、カッコつけてとかじゃなくて、ただお金が無くて出せなかったの。PUNKLOID >> 次は「格闘技」というテーマでお願いします。二人ともやってますが、二人で対戦しようとかはないんですか?遠藤 >> こないだもそういう話をしていて、最後に一回やりたいねって言ってたね。ただルールとかちゃんと考えないと勝てないから。TOSHI-LOW >> 俺はガチでいいかなと(笑)。遠藤 >> でも俺は打撃の練習してないからね。最近柔術を俺はやってるから、柔術だったら、勝てないけど、もしかしたらいけるんじゃないかと。こいつの知らない技を何個か知ってるから。100回中1回は勝てるけど、その1回が1番初めに来るんじゃないかと。PUNKLOID >> どちらが先に始めたんですか?遠藤 >> いや~、TOSHI-LOWのほうが早いんじゃない?100回中99回はTOSHI-LOWが勝つということで。PUNKLOID >> 次は「DEVILOCK」というキーワードで。TOSHI-LOW >> DEVILOCKっていう名前はさ、MISFITS来た時に直接許可を貰いに行ったんだよね?

遠藤 >> そうそう直接話に行ったよ。対談もしてもらって。こういうブランドやってるんですって。嬉しいって言ってもらって。名前使っていいよって言われた。その後ニューヨークにもライブ見に行ったりして筋通したよね。ブランド名をこういう風な名前にしてる人いなかったからね。TOSHI-LOW >> 「パンチパーマ」っていうブランド名付けるようなもんでしょ(笑)?遠藤 >> 日本で言うとね(笑)。「角刈り」とか。DEVILOCKって髪型名だからね。TOSHI-LOW >> そういえばDEVILOCK FINALってなんでやろうとしたの?しれっと終わればいいじゃん。遠藤 >> 最後にみんな集めたかったって気持ちで。TOSHI-LOW >> バンド的な発想?遠藤 >> そう。俺のブランドはバンド的な発想が強いかな。1年前に解散って発表したんだよね。あれもバンドの発想だよね。ブランドじゃない発想。40歳の15年で区切りをつけるっていう。それでイベントもファイナルって区切る。TOSHI-LOW >> スパッとするのはいいなって思うよね。遠藤 >> あとね、この昨今ブランド業界の状況があんまり良くなくて、そんな中で俺が急に辞めるって言うと「DEVILOCK潰れたんじゃないの?」って思われて、そういうカッコ悪いのは嫌だみたいな。俺のプライドだよね。TOSHI-LOW >> 潰れんじゃねえの(笑)?遠藤 >> 潰れるんじゃねえよ(笑)!PUNKLOID >> 最後のキーワードは「これから」です。遠藤 >> わからないよね。何が起こるかなんて。だって1年前の今日にああいう震災が起こるって分かんなかったわけじゃん。そういう意味では立ち止まっているのはあまり意味がないんじゃないかなと思う。動いていることに意味があるよね。TOSHI-LOWを見て色々とそういうことを感じたよね。直属の後輩のTOSHI-LOWに影響は受けたよね。何か言葉じゃないんだよね。TOSHI-LOWも言葉じゃないから、ああやって去年行動に移したんだと思うんだけど。俺がこう影響を受けたからこそ、TOSHI-LOWには責任感を持って欲しいよね(笑)。もっともっと責任感を持って動いてってくれよな。TOSHI-LOW >> この人みたいに人生いいことも悪いことも自分から能動的に出来る人は本当にすごいなと思うね。どうでもいい奴に先輩面で言われたら嫌だけど、やっぱりなんか直属のって言われたら本当にアホな意味ではそうだと思うし(笑)。良いも悪いも自分に見せてくれてるから。しかもそういう事を隠そうとしてる人が多い中でね。ただ何年間後にカナダで暴動が起きて戻って来るとは思うんだけどね。それでまたブランド始めようかなってなるんじゃないのかな(笑)。遠藤 >> 俺ハタチの時にロサンゼルス暴動で黒人に殴られて日本に戻って来てるからね(笑)。そんで4年後ブランド始めてる。それとまた一緒のことをやろうとしてるっていう。だとしたら、本当に面白いよね。同じことの繰り返しじゃんっていう。そこは自分に自分でハッパかけて変えていかなきゃいけないね。俺の二十歳くらいからの生き方を見て、TOSHI-LOWが影響受けたとしたらすごく嬉しいけど、今後はTOSHI-LOW見て、影響受けたっていう若い子達が出てくるのがすごく楽しみだね。でも今はいないね。TOSHI-LOWみたいな人があんまりいない。こいつの凄いところは環境を思いっきり変えた所かな。変え方が尋常じゃなかったね。特にこの1年間に関しては。TOSHI-LOW >> いやいや。背負わねえし、現に背負えてないもん。遠藤 >> これから背負えていくよ。絶対。ライブ見たけど、あの重圧感はすごいわ。こいつ1人でなんか背負ってんじゃねえかなって。そういうのがライブに出るってのがすごいわ。PUNKLOID >> 本日はありがとうございました!

Photo by TSUKASA

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01. INTRO02. PROGRESS03. VOICELESS SCREAMIN’04. CRUCIAL DANCE05. THE SOUND DISTILLATION FEAT.IGNITION MAN06. RENZOKU NO MIRAI07. CHAOS FROM CASH08. NOISE KILLS09. BIDIBAHTON10. NOW EVER11. BEAT DOWN12. READY ON THE GROUND FEAT.ZAINICHI FUNK

THE OCRACYBACK DROP BOMBcutting edge初回生産盤CD+DVD ¥3,200 (incl.TAX) CTCR-14749/B2012年2月22日発売通常盤 CDのみ ¥2,800 (incl.TAX) CTCR-147502012年2月22日発売

NEW ALBUM + DVD

1994年結成。Takayoshi Shirakawa (Vocal) Masashi Ojima (Vocal) Jin Tanaka (Guitar) Chitoshi Kotobuki(Guitar) Toshiki Kagohashi (Bass) Masanori Takeda(Drums)からなる6人組。結成以来日本のラウドロックシーンの中心として活動を続けるシーン最重要バンドのひとつ。これまでに4枚のアルバム

をリリースし、2012年2月、前作より4年振りとなるニューアルバム『THE OCRACY』がリリースとなる。

PROFILE

www.backdropbomb.jpOfficial Web Site

LIVE SCHEDULE

02.05 Sun

02.25 Sat

04.13 Fri

04.27 Fri

04.28 Sat

05.02 Wed

05.05 Sat

@下北沢SHELTER

@幕張メッセ

@ZEEP仙台

@名古屋クアトロクラブ

@新木場スタジオコースト

@大阪BIGCAT

@福岡DRUM ROGOS

Photo by H.and.A

前作より4年の月日を経てリリースとなるBACK DROP BOMBのニューアルバム『THE OCRACY』はこれまでのBACK DROP BOMBらしさを残しながらも、寿千寿(Guitar),武田将伯(Drums)が

バンドに加入して初のアルバムとだけあり、彼らの「今」が見事にパッケージングされている。決して懐古主義には陥らない進化が見える今作はホーンやパーカッションが大胆に導入され、「歌」「メロディ」が

これまで以上に強力となり、今まで以上にBACK DROP BOMBらしが光る最高傑作とも言うべき作品だ。また今作はSHAKKAZOMBIEの IGNITION MANや在日ファンクを筆頭にさまざまなミュージシャンが

ゲストとして参加し、非常に賑やかで華やかな作品であるともいえる。すべてのラウドロックファン必聴の1枚と言っても過言ではない!

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01. INTRO02. PROGRESS03. VOICELESS SCREAMIN’04. CRUCIAL DANCE05. THE SOUND DISTILLATION FEAT.IGNITION MAN06. RENZOKU NO MIRAI07. CHAOS FROM CASH08. NOISE KILLS09. BIDIBAHTON10. NOW EVER11. BEAT DOWN12. READY ON THE GROUND FEAT.ZAINICHI FUNK

THE OCRACYBACK DROP BOMBcutting edge初回生産盤CD+DVD ¥3,200 (incl.TAX) CTCR-14749/B2012年2月22日発売通常盤 CDのみ ¥2,800 (incl.TAX) CTCR-147502012年2月22日発売

NEW ALBUM + DVD

1994年結成。Takayoshi Shirakawa (Vocal) Masashi Ojima (Vocal) Jin Tanaka (Guitar) Chitoshi Kotobuki(Guitar) Toshiki Kagohashi (Bass) Masanori Takeda(Drums)からなる6人組。結成以来日本のラウドロックシーンの中心として活動を続けるシーン最重要バンドのひとつ。これまでに4枚のアルバム

をリリースし、2012年2月、前作より4年振りとなるニューアルバム『THE OCRACY』がリリースとなる。

PROFILE

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LIVE SCHEDULE

02.05 Sun

02.25 Sat

04.13 Fri

04.27 Fri

04.28 Sat

05.02 Wed

05.05 Sat

@下北沢SHELTER

@幕張メッセ

@ZEEP仙台

@名古屋クアトロクラブ

@新木場スタジオコースト

@大阪BIGCAT

@福岡DRUM ROGOS

Photo by H.and.A

前作より4年の月日を経てリリースとなるBACK DROP BOMBのニューアルバム『THE OCRACY』はこれまでのBACK DROP BOMBらしさを残しながらも、寿千寿(Guitar),武田将伯(Drums)が

バンドに加入して初のアルバムとだけあり、彼らの「今」が見事にパッケージングされている。決して懐古主義には陥らない進化が見える今作はホーンやパーカッションが大胆に導入され、「歌」「メロディ」が

これまで以上に強力となり、今まで以上にBACK DROP BOMBらしが光る最高傑作とも言うべき作品だ。また今作はSHAKKAZOMBIEの IGNITION MANや在日ファンクを筆頭にさまざまなミュージシャンが

ゲストとして参加し、非常に賑やかで華やかな作品であるともいえる。すべてのラウドロックファン必聴の1枚と言っても過言ではない!

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