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1 演習資料 作成:江澤良孝 SolidWorks 2017 のアセンブリ操作 <アセンブリ> 9) (1)まず必要な部品を複数作成し保存します。同じフォルダーに保存すること。 (単位はそろえること) (2)「ファイル」→「新規」→「アセンブリ」を選択して、「OK」をクリック (注意)SolidWorks のバージョンによっては,この後,ベースとなる部品ファイル選択画 面になる(ファイル名をダブルクリックすること) (3)まずベースとなる部品を挿入します。このときベース部品の原点とアセンブリの原 点を合わせておきます。原点が表示されてなければ,プルダウンメニュー → 表示 → 原点とクリックして表示させる.

SolidWorks 2017 のアセンブリ操作 - BIGLOBEyyhome/SolidWorks/1b-SolidWorks...1 演習資料作成:江澤良孝 SolidWorks 2017のアセンブリ操作 <アセンブリ>

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1

演習資料 作成:江澤良孝

SolidWorks 2017 のアセンブリ操作

<アセンブリ>9)

(1)まず必要な部品を複数作成し保存します。同じフォルダーに保存すること。

(単位はそろえること)

(2)「ファイル」→「新規」→「アセンブリ」を選択して、「OK」をクリック

(注意)SolidWorksのバージョンによっては,この後,ベースとなる部品ファイル選択画

面になる(ファイル名をダブルクリックすること)

(3)まずベースとなる部品を挿入します。このときベース部品の原点とアセンブリの原

点を合わせておきます。原点が表示されてなければ,プルダウンメニュー → 表示 →

原点とクリックして表示させる.

2

3

(a) Property Manager メニューの「挿入する部品/アセンブリ」で「参照」をク

リック

「挿入する部品/アセンブリ」にすでに挿入する部品が表示されているときは

それをドラッグしてもよい.

4

(b) ベースとなる部品を開く

(c) 適当な位置でクリックし、挿入(ベース部品の原点とアセンブリの原点が重な

る位置でクリック。ただし、「プルダウンメニュー:表示/非表示」で原点が

表示される設定になっている必要がある。)

(4)二個目以降の部品を挿入します。XYZ方向に移動する場合は左クリックで部品をド

ラッグします。 回転させる場合は右クリックでドラッグすると部品を回転させ

ることが出来ます。

(a) 「プルダウンメニュー:挿入/構成部品/既存部品・アセンブリ」とクリック

(b) 「参照」をクリックし、追加部品をベース部品と重ならない位置に挿入

5

(5)位置合わせ

(a) 合致をクリック(「プルダウンメニュー:挿入/合致」)

(b) Property Manager メニューの「合致設定」で合致させたい二つの面

またはエッジをクリック

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(c) Property Manager メニューの「標準合致」で

「一致」「並行」「垂直」「正接」「同心円」などから合致の種類を指定

<<合致アイコン>>

引用 http://help.solidworks.com/2017/japanese/SolidWorks/sldworks

/HIDD_NEW_ADD_MATE.htm

一致::選択した面を(それぞれの組み合わせ、または単一の頂点との組み

合わせにより)、同じ無限平面を共有するように配置します。 二

つの頂点が一致するように配置します

並行:選択したアイテムを、それらがお互いから離れている一定の距離のま

までいるように配置します。

正接:選択したアイテムの曲面と平面,あるいは曲面どうしを、正接な状態

にする。

同心円:選択アイテムを共通の中心線が使用されるように配置します。 同

心円合致で回転を防ぐには、合致ジオメトリを選択した後で 「回転

をロック(Lock rotation)」を選択します。

ロック:構成部品間の自由度は 0.構成部品間の相対位置を固定

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(d) Property Manager メニューの「標準合致」で

「距離」:面間、線間の距離

「寸法反転」:間隔をとる方向

「角度」:面間、線間などの角度

「合致の整列状態」:整列の状態を選択

などをクリックして,値などを指定

(e) をクリック。

(e) 必要に応じて,引き続き他の合致を行い,最後に

をクリックし、合致を終了

引用:http://help.solidworks.com/2017/Japanese/SolidWorks

/sldworks/c_Mate_Alignment_SWassy.htm

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例1:平座金の挿入と位置合わせ3)

(1) 「参照」をクリックし,新たに挿入する部品を適当な重ならない位置に挿入

①まずベースとなる部品を挿入します。このときベース部品の原点とアセンブリの原点

を合わせておきます。原点が表示されてなければ,プルダウンメニュー → 表示 →

原点とクリックして表示させる.

(a) Property Manager メニューの「挿入する部品/アセンブリ」で「参照」をク

リック

(b) ベースとなる部品を開く

(c) 適当な位置でクリックし、挿入(ベース部品の原点とアセンブリの原点が重な

る位置でクリック)

②二個目の部品を重ならない位置に挿入します。

(a) 「プルダウンメニュー:挿入/構成部品/既存部品・アセンブリ」とクリック

(b) 「参照」をクリックし、追加部品をベース部品と重ならない位置に挿入

(2)「合致」を選択

(a)面 Kと面 Lをクリック

(b)「一致」を選択(ふたつの面を同一平面上に配置)

(c)「合致の整列状態」で非整列状態に指定(面を向き合わせる)

(d) をクリック

(e)エッジ Mとエッジ Nをクリック

(f)「同心円」を選択(ふたつの円を共通の中心線に揃える)

(g) をクリック

(h) をクリックし,合致を終了

挿入される側の部品 挿入する平座金

面 L 面 K

エッジ N

エッジ M

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例2:

(1)挿入される側の部品を作る(詳細省略)

この例では直径 100mm の円の溝を4つもつ平板

(2)指定保存する

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(3)続いて,挿入する部品を作る(詳細省略)

直径 100mmの円柱を作成(円柱は4つ使うが全て同じ形状なので部品モデルはひとつ

でよい)

(4)指定保存する

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(5)「アセンブリ」を選択して、「OK」をクリック

(6)まずベースとなる部品を挿入します。このときベース部品の原点とアセンブリの原

点を合わせておきます。原点が表示されてなければ,プルダウンメニュー → 表示 →

原点とクリックして表示させる.

(a) Property Manager メニューの「挿入する部品/アセンブリ」で「参照」をク

リック

「挿入する部品/アセンブリ」にすでに挿入する部品が表示されているときは

それをドラッグしてもよい.

(b) ベースとなる部品を開く

(c) 適当な位置でクリックし、挿入(ベース部品の原点とアセンブリの原点が重な

る位置でクリック。ただし、「プルダウンメニュー:表示/非表示」で原点が

表示される設定になっている必要がある。)

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(7)二個目以降の部品を挿入します。XYZ方向に移動する場合は左クリックで部品をド

ラッグします。 回転させる場合は右クリックでドラッグすると部品を回転させ

ることが出来ます。

(a) 「プルダウンメニュー:挿入/構成部品/既存部品・アセンブリ」とクリック

(b) 「参照」をクリックし、追加部品をベース部品と重ならない位置に挿入

(8)位置合わせ

(a) 合致をクリック(「プルダウンメニュー:挿入/合致」)

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(b) Property Managerメニューの「合致設定」で合致させたい二つの面のエッジをクリッ

(i)溝の円のエッジと,円柱の円のエッジをクリック

(ii)「一致」を選択

(iii)「合致の整列状態」で「整列状態」を選択

(向きが逆なら「非整列状態」を選択してみる)

→ふたつの円が一致して,かつ共通の中心線に揃う

次のような画面になる

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(c) をクリック

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次のような画面になる

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(d) をクリックし,「合致」を終了

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次のような画面になる

(9)同様にして4つの円柱を配置する

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(参考)同じ部品を複数挿入する方法 10)

方法1:(挿入後に複写)

部品を挿入 → 「Ctrl」キーを押しながら部品をドラッグ

方法2:(ファイルを開くを繰り返す方法.最初に説明した方法)

(a) 「プルダウンメニュー:挿入/構成部品/既存部品・アセンブリ」と

クリック

(b) 「参照」をクリックし、追加部品をベース部品と重ならない位置に挿入

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演習資料 作成:江澤良孝

SolidWorks Simulation による3次元応力解析

(アセンブリ版)

1.Simulationタグをクリック →「新規スタディ」の下の▼クリック

→「新規スタディ」をクリック→ 静解析を選択 → 「OK」ボタン をクリック

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2.境界条件を設定する(詳細省略)

3.「接合部」→「部品接触」とクリック →構成部品ボディをクリックし →

「ボンド」を選択 → 「OK」ボタン をクリック

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4.メッシュ作成

Simulationタグの「スタディの実行」の下の▼クリック

→ 「メッシュ作成」クリック

→ メッシュ密度を選択(今回はこのままでよい)

→ 「OK」ボタン をクリック

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5.念のため、解析の前に一度,指定保存する

「ファイル」 → 「指定保存」 → 保存先を選んで保存する

6.解析実行

「スタディの実行」の下の▼クリック → 「スタディの実行」クリック

7.しばらくすると、解析が完了し、解析結果が表示される

(デフォルトでフォン・ミーゼス応力の分布図が表示される)

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<参考文献>

1.水越紀弥著「やさしく学ぶ SOLID WORKS」エクスナレッジ(2017)

2.株式会社マインズ著「はじめての 3D CAD SolidWorks入門」電気書院(2015)

3.門脇重道ほか著「SolidWorks による3次元 CAD 第2版」実教出版(2012)

4.SOLIDWORKSヘルプ

http://help.solidworks.com/2017/Japanese/SolidWorks/sldworks/c_Mate_Alignmen

t_SWassy.html

5.株式会社アルトナー 大谷直樹著,「Solid Works 特別講習」テキスト(2015)

http://old.es.u-

tokai.ac.jp/es_hp2013/system_design/pdf/manual_Solidworks2015.pdf

http://old.es.u-

tokai.ac.jp/es_hp2013/system_design/pdf/manual_Solidworks_surface2015.pdf

(参照 2018 年7月)

6.アドライズ編,「よくわかる SolidWorks演習 モデリングマスター編」

日本工業新聞社(2011)

7.東京大学、「SolidWorks 2015 FAQ」(2017)

http://swmech.mech.t.u-tokyo.ac.jp/assets/FAQ/SolidWorks_2015_FAQ.pdf

8.https://faq.mypage.otsuka-

shokai.co.jp/app/answers/detail_view/a_cd/4E5C6A9113

(参照 2017 年7月)

9.http://sanetu.main.jp/solidworksindex1/sldworksassyindex1.html

(参照 2018 年7月)

10.田中正史著「つくって覚える SOLID WORKSの一番わかりやすい本」

技術評論社(2018)

11.http://solidworks.isptechinc.com/assembly/post_34.html

(参照 2018 年7月)