納谷先生とヘルムホルツ・コールラウシュ効果

千葉大学融合科学研究科矢口博久

納谷嘉信記念シンポジウム，日吉，2010.12.11

2011年 9月 26日 月曜日

納谷先生との最初の接点 (1980)

2011年 9月 26日 月曜日

私の「明るさ」の研究のスタート

2011年 9月 26日 月曜日

NRC (National Research Council Canada)

2011年 9月 26日 月曜日

Wyszecki学校の同窓会（熱海にて, 1987年頃）

2011年 9月 26日 月曜日

NRC Trichrometer

2011年 9月 26日 月曜日

NRCでの研究(1)

2011年 9月 26日 月曜日

Wyszecki and Stiles Memorial Symposium on Color Vision Models, Firenze, 1987

2011年 9月 26日 月曜日

納谷先生とDr. Hunt (1987)

2011年 9月 26日 月曜日

会場となったフィレンツェの光学研究所にて

2011年 9月 26日 月曜日

輝度に対応した明るさに見えますか？

220 50 150 20

170 70 2000

(cd/m2)

(cd/m2)

2011年 9月 26日 月曜日

Helmholtz-Kohlrausch効果

50 50 50 50

50 50 500

(cd/m2)

(cd/m2)

2011年 9月 26日 月曜日

なぜ輝度と明るさが一致しないのか？

• 輝度の定義

• (a) V(λ)がおかしい？

• (b) 明るさの加法則が成立しない？

• (c) (a)と(b)の両方の可能性？

!

L = Km Le,""# V "( )d"

加法則, Abney’s law

2011年 9月 26日 月曜日

直接比較法と交照法

Heterochromatic Brightness Matching Flicker Photometry

time

lum

inan

ce

2011年 9月 26日 月曜日

明るさの加法則は成立するか？

145 120 10090 (cd/m2)50

50 50 50 50 (cd/m2)50

等輝度> > < <

等明るさ= = = =

2011年 9月 26日 月曜日

明るさの加法則不軌

500nmと660nmの単色光の混色による加法則不軌　(Yaguchi et al., Vision Res., 1983)

!"!# !"!$

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ρ1+ρ2=1; additivityρ1+ρ2>1; subadditivityρ1+ρ2

直接比較法と交照法

Heterochromatic Brightness Matching Flicker Photometry

time

lum

inan

ce加法則不軌

加法則成立

2011年 9月 26日 月曜日

NRCでの研究(2)

2011年 9月 26日 月曜日

加法則不軌の原因明るさのメカニズム

• Subadditivity• Guth’s vector summation model• A2+T2+D2=1

• Subadditivity and superadditivity• Yaguchi’s nonlinear summation model• A2+C12p+C22q=1

|a|

|b| |c|

|a|+|b|>|c|

2011年 9月 26日 月曜日

納谷先生の加法則不軌の予測Volume 25, Number 1, February 2000COLOR research and application

2011年 9月 26日 月曜日

VACとVCC (1)Variable achromatic color (VAC) Variable chromatic color (VCC)

2011年 9月 26日 月曜日

VACとVCC (2)

2011年 9月 26日 月曜日

H-K効果の個人差と輝度依存性

個人差個人差

輝度依存

輝度依存

2011年 9月 26日 月曜日

ウフィチ美術館前にて，1987.6.12

矢口君，君の研究は未だ甘い！

2011年 9月 26日 月曜日