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発行所 カトリック長崎大司教区 広報委員会 発行人 大 水 文 隆 〒 852-8113 長崎市上野町 10-34 カトリックセンター内 TEL095(843)3869 FAX095(843)3417 郵便振替番号 0 1 8 8 0 - 5 - 2 6 9 9 カトリック長崎大司教区ホームページ http://www.nagasaki.catholic.jp 印刷所 株式会社 藤 木 博 英 社 〒 850-0852 長崎市万屋町 5-13 TEL095(821)2146 FAX095(821)2148 よきおとずれ (1) 2013年(平成25年) 11 月1日(毎月1日発行) 1カ月140 円 年間1,500円昭和27年1月12日 第三種郵便物認可) 第 1011 号  ヨハネ 23 世とヨハネ・パウロ 2 世 列聖式は 2014 年 4 月 27 日 教皇フランシスコは 9 月 30 日に枢 機卿会議を招集し、福者ヨハネ 23 世 と福者ヨハネ・パウロ 2 世の列聖式を 来年 4 月 27 日に行うことを決定した。 50 75 75 10 14 10 37 20 13 12 30 綿姿12 使43 47 姿調姿14 10 14 25 姿11 23 10 12 13 24 10 14 16 西使 12 使宿簿西 32 退14 18 島原宣教 450 年・有馬川殉教 400 年

なんの取り柄もない貧しい者ですが 島 … · 発行人 大 水 文 隆 〒23長崎市上野町3 ... わらない。宣教は昔も今もイエスる舞いと一筋の涙を通してしか伝たイエスの福音は、血の通った振一番低いところまで降りてこられ

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Page 1: なんの取り柄もない貧しい者ですが 島 … · 発行人 大 水 文 隆 〒23長崎市上野町3 ... わらない。宣教は昔も今もイエスる舞いと一筋の涙を通してしか伝たイエスの福音は、血の通った振一番低いところまで降りてこられ

発行所 カトリック長崎大司教区 広報委員会発行人 大 水 文 隆    〒 852-8113 長崎市上野町 10-34

カトリックセンター内    TEL095(843)3869 FAX095(843)3417    郵便振替番号 0 1 8 8 0 - 5 - 2 6 9 9カトリック長崎大司教区ホームページ http://www.nagasaki.catholic.jp印刷所 株式会社 藤 木 博 英 社    〒 850-0852 長崎市万屋町 5-13    TEL095(821)2146 FAX095(821)2148

よ き お と ず れ  (1) 2013年(平成25年)11 月1日(毎月1日発行)   1カ月140円 年間1,500円(昭和27年1月12日第三種郵便物認可) 第1011 号   

ヨハネ23世とヨハネ・パウロ2世列聖式は 2014 年 4月 27 日 教皇フランシスコは 9月 30 日に枢機卿会議を招集し、福者ヨハネ 23 世と福者ヨハネ・パウロ 2世の列聖式を来年 4月 27日に行うことを決定した。

主は豊かであったのに、あ

なたがたのために貧しくな

られた。

Ⅱコリント8章9節

酔っ払うたびに同じ話を

するおじいさんがいた。

一升瓶を脇に据え、手酌

で飲みながらする話は、

迫害を逃れて五島に住み

着いた先祖のこと▲「自

分の先祖は外海で一番の

美男子やった。同じ村に

一番美人の娘がいて、2

人は結婚の約束ばしとっ

たらしか。でも先祖は上

五島、女性は福江に逃げ

て行くことになって、別

れんといかんごとなっ

た。出発する前の晩、2

人はこっそり会って、こ

んな約束をしたげな。『こ

の世では結ばれんやった

けど、いつか天国で会え

るようにしっかりと信仰

を守っていこうで。それ

ぞれに子どもが生まれた

らしっかり信仰ば伝えよ

うで。』引き裂かれた2

人やったけど、今は天国

で聖人たちと一緒に幸せ

に暮らしとろうたい」▲

この話が事実なのかは分

からない。しかしその人

にとって一番大事だか

ら、皆に伝えたいから、繰

り返し語るのだろう。そ

れは単なる昔の「信仰を

守った先祖の話」ではな

く、今自分がここにいる

理由、カトリック信者で

あることの原点、いわば

「我が家の救いの歴史」

の確認であった。語り継

ぐとは、今の自分を次代

に語ることでもある▲信

仰年の終わりに問いた

い。「あきれられながらも

酔っ払いながらも、繰り

返し話す『我が家の救い

の歴史』があなたにもあ

りますか。」これもまた、

「貧しくなられた」(Ⅱコ

リ8・9)主に向かって

叫ぶ、「なんの取り柄も

ない貧しい者」の信仰告

白である。�

(F・O)

島原宣教450年記念

なんの取り柄もない貧しい者ですが

今さらの出会い

 

昔も今も、神は出来事を通して

語り掛ける。不思議なみわざを前

に、人はときに預言者のような言

葉を紡ぎ出す。有馬川の8人の殉

教を記録したセルケイラ司教は、

「高来(島原半島)の教会の出来

事は日本中を驚かせ、そしてまた、

聞く人の心を動かし神へと導くこ

とでしょう」と結んでいる。

 

島原半島にイエスの福音がもた

らされて今年で450年を迎え

た。ルイス・デ・アルメイダとロ

レンソ了斎によって始まった小さ

な共同体。やがて、セミナリオ、コ

レジオが開設され、7万5千人の

共同体の祈りと信仰が日本の教会

の精鋭たちを育んだ。誕生から50

年目に迎えた8人の殉教、ロザリ

オを手に仲間の殉教を見届けた共

同体のその後の歩み。そして誕生

から75年、島原の乱のさなか聖体

の組の旗のもとに残されたしる

し。3世代75年の信仰の歴史は、

誕生、成長、派遣、証し(殉教)と

いう、教会共同体のひな形となっ

た。

 

復活されたイエスの福音は、弟

子たちをガリラヤへ招くことから

始まった。新たな派遣のためであ

る。初めて福音と出会った喜び、イ

エスの招きにすべてをかけて生き

ようと決めた地ガリラヤ。当て外

れの十字架と先の見えない不安の

中、弟子たちはガリラヤで再びイ

エスと出会う。苦しみと死を過ぎ

越したイエスとの今さらの出会い。

島原は日本のガリラヤといっても

過言ではない。そこには、復活さ

れたキリストが長崎の教会の新た

な派遣のために待っておられる。

伝わった福音

 

かつてユダヤの人々が受けた

イエスの福音は、難解な哲学や崇

高な神学ではなかった。「小さな

人々」は告げられた福音にうなず

き、愚直にまねて生き始めた。山

口でザビエルから受洗した半盲の

琵琶法師ロレンソ了斎は初代教会

のパウロのように「宣べ伝える

人」(ローマ10・14)となり、医術

を心得たアルメイダはみことばを

「行う人」(ルカ10・37)となった。

一番低いところまで降りてこられ

たイエスの福音は、血の通った振

る舞いと一筋の涙を通してしか伝

わらない。宣教は昔も今もイエス

が行った方法しかない。

虫の目と鳥の目�

―�

刷新する教会�

― 

 

ザビエルからの20年間、誕生し

たばかりの教会は眼前に横たわる

痛みや悲しみに寄り添って生きて

きた。足元で何が起きているのか、

地べたを這い回る虫の目のように

現実をしっかりと見据えたら、教

会は「もう泣くな」(ルカ7・13)

と崩れそうな肩を抱いたのだ。し

かし、虫の目だけでは遠くは見渡

せない。祈りと識別と神への思い

が鳥の目となって明日の教会を方

向付けていく。

 

12世紀、ローマ教会の新たな息

吹はイタリア・アッシジ郊外の小

さな聖堂ポルチウンクラの筵む

しろの上

から吹き始めた。托鉢修道会フラ

ンシスコ会は徹底した貧しさの中

から誕生した。ザビエルから30年

目、来日した巡察師アレッサンド

ロ・ヴァリニャーノによって始め

られた教会刷新は、口之津の岬の

聖母教会が「筵の会議」の場と

なった。激しい議論の末に決定さ

れた日本人の司祭養成、印刷物を

通しての文書宣教、日本文化への

順応適応の具体的指針。貧しさを

あえてその住す

処か

とされた神は、貧

しさの中にだけいつも答えを用意

禁令を出させるほどの感化力を持

ち得たのだろうか。そして司祭

不在の潜伏時代、なぜ信仰は25

0年連綿と伝わってきたのだろう

か。その答えは今の日本の教会に

とって本来あるべき姿へ導く「星」

(マタイ2・1~12参照)だと確

信する。ザビエルをはじめ草創期

の宣教師たちが描いた日本の教会

のひな形は、エルサレムの初代教

会だった(使徒言行録2・43~

47)。司牧者のあつい思いは、信徒

たちの中でうねりのように広がっ

ていった。「ミゼリコルディアの

組」(慈悲の御組)、「サンタ・マ

リアの組」(聖母の御組)、「エウ

カリスティアの組」(聖体の御組)。

いつの時代も世の中に感化力を持

ち、救いの道具となった教会には

キリストの牧職(世話するつと

め)、預言職(伝えるつとめ)、祭司

職(祈り取り成すつとめ)に与っ

た鮮やかな姿と出会う。しかも、

3つはバランスよく調和を保って

いる。あたかも三位の神の似姿の

ように。信徒の3つの働きが、や

がて来る潜伏の教会で信仰を育み

伝える基礎となっている。

 

生涯キリシタンの歴史と向き

合った結城了悟神父の文章は、と

きに深い敬意に満ちている。「有馬

の教会は、恐らくキリシタン時代

では一番徹底して育てられ、また、

最も完全な証しを示した教会であ

る」(『雲仙の殉教者』14頁)。

剣を鋤に、槍を鎌に

 

1613年10月7日、有馬川の

殉教者レオ武富勘右衛門の遺言が

記録されている。

 「ご覧ください、これが有馬の教

会の信仰です。私どもは同じ心を

もち、一致しています。この信仰

を保つよう頼みます」

 

遺言を受けた有馬の共同体は、

その14年後有明海と雲仙岳で、25

年後には原城で同じ信仰を証しす

ることになる。今、原城址の発掘

現場から人骨と共に火縄銃の弾か

ら細工されたロザリオの珠、メダ

イ、十字架が出土している。「剣を

鋤に、槍を鎌に」(イザヤ2・4)

打ち直した教会共同体の姿を目の

当たりにする。そこには聖体の組

の旗があった。一つの心という教

会の基盤は聖体の恵みから生まれ

る。400年も前に、有馬の教会

は「聖体の犠牲がキリスト教生活

の泉であり頂点である」(『教会憲

章』11)ことを証しした。

 

信仰の遺産を確認し、洗礼の喜

びと情熱を取り戻すことを求めた

「信仰年」も間もなく閉じる。生

涯一度でいい、できたら島原半島

のキリシタンたちと同じ思いを心

底告白してみたい。

 「私たちキリスト者はなんの取

り柄もない貧しい者ですが、神様

の子どもと呼ばれる身分にしてい

ただき、また教皇様と信じる皆と

同じ思い・同じ心で生きられるこ

とを本当に幸せに思います」(1

620年9月23日付け、教皇パウ

ロ5世に宛てた奉答文)

長崎大司教館 古巣�

 

10月12~13日、島原宣

教450年・有馬川殉教

400年を記念して、24

時間聖体礼拝と髙見三明

大司教司式による記念ミ

サが原城本丸跡(南島原

市)で行われ、約300

人が参加した。

 

1563年春、アルメ

イダとロレンソ了斎に

よって島原半島の宣教

は始まった。やがて島

 

10月14日、札幌教区・

ベルナルド勝谷太治被選

司教の司教叙階式が、藤

女子大学講

堂(札幌市

北区北16条

西2丁目)

で行われ、約2000人

の参列者が新司教の誕生

を共に喜び祝った。

 

叙階式は、教皇大使

ジョセフ・チェノットゥ

大司教立ち会いのもと、

岡田武夫大司教(東京教

区)の主司式で執り行わ

れ、札幌教区管理者だっ

た菊地�

功司教(新潟教

区)と前札幌司教の地主

敏夫名誉司教をはじめと

する司教団、札幌教区民

たちは、新司教への祝福

を祈った。勝谷司教の

モットーは、「力は弱さ

の中でこそ十分に発揮さ

れる」(Ⅱコリ12・9)。

 

およそ4年間の司教座

空位が続いていた札幌教

区。式後の祝賀会も喜び

と感謝にあふれていた。

される(フィリピ2・

6~8)。新たな問題

に直面するたびに、日

本の教会は新しい答え

をもってたくましく生

きてきた(使徒言行録

6・1~7)。口之津

は本気で刷新を望む教

会の鮮やかな記憶を宿

している。

教会の成長と司祭養成

 

上げ潮に変わると有

明の干潟は一気に満ち

てくる。日之江城下の別邸がセミ

ナリオとして祝別されたのは、プ

ロタジオ有馬晴信が受洗してわず

か4カ月後のことだった。あてが

われた時に即応する教会は、母の

ようにいのちを育む。

 

日本の教会の成長は、日本人司

祭の召命と養成にかかっていると

皆が心を一つにした。下の教会(豊

後を除く九州全域)のために開設

された有馬のセミナリオには、各

地の教会から選ばれた少年たちが

勇んでやってきた。セバスチアン

木村(殉教)、ルイスニアバラ(殉

教)、ガスパル貞松(殉教)、そして

ローマへ派遣される4人の神学生

が1580年の第1期生の名簿に

名を連ねている。1601年には

100名を超す学生であふれか

えった。その中にはペトロ岐部、

トマス次兵衛、ディエゴ結城了雪、

トマス西�

六左衛門などの名に出

会う。1580年から16

12年までの32年間、やが

て始まる殉教時代の教会

を導く多くの精鋭たちが

ここから巣立っていった。

司祭養成は教会の成長の

しるしであり、その衰退は

教会の存続にかかわる。長

崎は今危機を迎えている。

感化力を持った教会

 

素朴な2つの疑問を

持って生きている。司祭

も少なく満足な組織もな

い教会が、なぜ多くの人々

に福音を届け、為政者には

札幌教区に新司教

ベルナルド勝谷太治司教

原・天草にセ

ミナリオ、コレ

ジオ、修道院、

印刷所などが

建てられ、そこで養成さ

れた精鋭たちが派遣され

ていった。また、7万5

千人の信者たちは、教育・

福祉・典礼の組織を作り、

教会共同体のひな形と

なった。

 

あれから450年。日

本の教会に閉塞感が漂

い、「たったこれだけで

何になりますか」という

ささやきが漏れ聞こえ

る。しかし神のわざはい

つもそこから始まる。

 「それをここに持って

来なさい」(マタイ14・

18)。5つのパンと2匹

の魚はすべての人を満た

した。島原の宣教がたっ

た2人の宣教師から始

まったように、わずかな

ものを差し出すときイエ

スは大きく変えてくださ

る。私たちも神からいた

だいたものを差し出した

い。

 

小さな小教区を助け、

会場設営など協力いただ

島原宣教 450 年・有馬川殉教 400 年

いた多くの皆さまに感謝。

  島原小教区主任�

山田良秋

“それを

ここに”

聖体礼拝と記念ミサ

Page 2: なんの取り柄もない貧しい者ですが 島 … · 発行人 大 水 文 隆 〒23長崎市上野町3 ... わらない。宣教は昔も今もイエスる舞いと一筋の涙を通してしか伝たイエスの福音は、血の通った振一番低いところまで降りてこられ

   第1011号 (昭和27年1月12日第三種郵便物認可)�     2013年(平成25年)11月1日(毎月1日発行) (2)  よ き お と ず れ

信仰年連載企画

長崎はなぜ長崎を棄てるのか

信仰年、そしてこれから

長崎大司教 髙見

三明

新教皇と共に信仰の立て直しを

 

前教皇ベネディクト16世が定められた

「信仰年」は、第2バチカン公会議開会50周

年に当たる昨年10月11日から始まりまし

た。同教皇によれば、この日は、1931

年にピオ11世教皇が、エフェソ公会議にお

けるマリア様の神の母としての宣言150

0周年を記念して設けられた「聖マリアの

母性」の祝日でした。ヨハネ23世教皇がこ

の日を公会議開会の日としたのは、公会議

を聖母マリアの慈しみに委ね、公会議とい

う事業をキリストのご生涯の神秘と結び付

けるためでした。当時教会は社会に対して

力を失いつつあり、従って現代に適応し、も

う一度力を取り戻す必要がありました。そ

のために教皇ヨハネ23世は公会議を招集し

たのです。

 

ところで、公会議によって刷新され、現代

に適応してきたはずの教会は、今また、50年

前のように力を失いつつあるように思われ

ます。もしそうなら、わたしたちは、信仰と

いう土台から立て直さなければなりませ

ん。ベネディクト16世教皇は、このことを

就任当初から心に掛け、尽力されました。

そして神様は、その意志を受け継ぐ教皇を

摂理的に与えてくださいました。フランシ

スコ教皇様は教会に新しい風を吹き込みつ

つあります。神の慈しみへの信頼、清貧、小

さな人々への愛などについて分かりやすい

言葉で話し、証ししておられます。「信仰は、

神を知り、愛することができるようわたし

たちの心を開かせる、神からのかけがえの

ない贈り物です。神はわたしたちとの関係

に入り、わたしたちのいのちをもっと意味

深く、良く、美しくするために、自らのいの

ちを分け与えることを望んでおられます。

神はわたしたちを愛しておられるのです。

しかし、信仰には、神の愛を生き、無限の恵

みに感謝するために、一人ひとりがそれに

こたえ、わたしたち自身を神にゆだねる勇

気が必要です。……すべての人が、神に愛

されるという喜び、救いの喜びを経験でき

るはずです」(2013年『世界宣教の日』

教皇メッセージ)。わたしたちはこの教皇

は、『カトリック教会のカテキズム』、『同

要約』、『カトリック教会の教え』、それに

今年6月に発行された若者のための要理

書『YOUCAT』があります。また9月

末には『第二バチカン公会議公文書改訂公

式訳』も発行されました。「信仰年」の間に

読んだり、講座や講演などで学んだりした

方がたくさんおられるのはうれしいことで

す。「まだ」の方は、「今から」でも遅くあ

りませんからすぐに読み始めてください。

信徒発見150周年に向けて

 

全世界で、そして日本の他の教区でも、

「信仰年」の間に、その趣旨に沿ってさまざ

まな取り組みがなされました。日本の司教

団は、「信仰年」の開始日に合わせて「メッ

セージ」と同時に新しい福音宣教に関する

「日本の課題」を発表しました(カトリッ

ク中央協議会HP参照)。

 

長崎では、わたしは「信仰年」を教区代

表者会議(シノドス)と信徒発見150周

年に向けた歩みの中で過ごすよう呼び掛け

ました。各小教区、各地区、各団体などでさ

まざまな取り組みが行われました。教区評

議会は、2013年度活動方針・計画とし

て、「わたしたちの教区が『参加し、交わり、

宣教する教会』を目指して、『―

人間とし

て、信仰者として

互いのきずなをつく

る』ための活動を推進すること」とし、次

のような目標を掲げました。①家庭生

活を大切にする。②信仰年にあたって

親子で教理をもう一度学び、学んだこ

とを教え、心にとめ、喜びと感謝をもっ

て生きてゆく。③信徒発見150周年

を前にして教区代表者会議を準備す

る。④参加し、交わり、宣教する教会を

目指して活動する。これからの2年間

を福音に基づく信仰に確信と誇りを持

ち、もっと自由にもっと勇気をもって

ほかの人とそれを分かち合う信者に生

まれ変わることを目指す。これに加え、

「信仰年連載企画 

長崎はなぜ長崎を

棄てるのか」をメーンテーマとした本

紙の連載記事も信徒発見150周年に

役立てたいものです。信徒発見記念事

業実行委員会は、今年1月15日に発足

し、小島

栄委員長ほか34名の委員にわ

たしも加わり、2カ月に1回程度集

まって少しずつ準備を進めています。

 

信徒発見150周年を迎えるに際し

て最も重視すべきは教区代表者会議で

す。2011年から準備してきました

が、直近の段階に入りましたので、今年

4月に中央委員会を設置し、山脇

守神

父様を委員長に任命しました。中央委

員会の任務は、これまで小教区、評議

会、教区委員会、教区顧問会、修道会や

団体などから寄せられた諸意見をもと

に、今後長崎教区が取り組まなければ

ならない課題を提言案としてまとめ、

教区代表者会議に上程することにあり

ます。これらの提言案は、来年5月か

ら始まる教区代表者会議で逐一審議さ

れ、採択されます。そして信徒発見1

50周年記念ミサの中で、教区代表者

会議代表がそれらの提言をわたしに提

出し、わたしはそれらを承認した上で、

実施に向けて力を結集するよう呼び掛

けることになります。

むすび

 「信仰年」も「信徒発見記念日」も、

信仰を立て直す機会として捉えたいと

思います。わたしたちが所属している

教会は「聖霊に導かれ、イエス・キリ

ストとの出会いという奇跡をかつて生

きた人々、そして今生きる人々、またこ

の深い喜びの体験、つまり主がわたし

たちに与えてくださった救いのメッ

セージを分かち合いたいと願う人々の

共同体です」(2013年『世界宣教

の日』教皇メッセージ)。願わくは、「『信

仰年』が、わたしたちの主キリストと

の関係をますます強めてくれますよう

に。キリスト以外に、未来に向かうた

めの保証、真実で永遠の愛の保証はな

いからです」(教皇ベネディクト16世

自発教令『信仰の門』15)。

様を中心に全世界の教会と共に聖母のご保

護のもとキリストとの一致を深め、互いに

愛し合うよういっそう努めなければならな

いと思います。

「信仰年」をどう過ごしただろうか

 

この「信仰の立て直し」のために「信仰年」

がはずみとなれば幸いです。実際、「信仰年」

の趣旨は、信仰について深く考察すること

だからです。信仰は、心の中にあって告白

するもの、典礼の中で祝われる神秘の基礎、

キリスト者としての生活を導く指針、祈り

の源です。従って、「信仰年」は、「わたし

は誰を信じ、何を信じているのか?」「信仰

を神の恵みとして受けとめ、その喜びを感

じているのか?」「信仰とわたしの人生に

はどんな関係があるのか?」などと自問し

確認するだけでなく、体験する時です。

 

その意味で、全小教区において「ニケア・

コンスタンチノープル信条」を唱えること

 

平戸地区評議会は9月

22日(日)、「異宗婚に伴

う宗教対話に関する諸問

題」をテーマに、秋の講

演会を開催した。目的は

「宗教の異なる者同士の

結婚が通常のこととなっ

ている現状で、これを障

害としてではなく、むし

ろ豊かさとして受け止め

ることができるよう、目

からうろこ的理解を目指

す」こと。講師は、コン

ベンツアル聖フランシス

コ修道会司祭で、日本カ

トリック司教協議会諸宗

教部門委員として『カト

リック教会の諸宗教対話

の手引―実践Q&A』(カ

トリック中央協議会)の

 

教区典礼委員会主催の

公開講座「典礼の刷新~

何が変わり・なぜ変わっ

たか~」が9月23日、御

受難修道会の国井健宏師

を講師に招いてカトリッ

クセンターで行われ、約

270人が参加した。

 

第2バチカン公会議の

最初の実りである「典礼

憲章」は多くの変革をも

たらしたが、人々の関心

は何がどのように変わっ

たかに向けられ、変わる

編纂に携わった園田善昭

師。会場となったカト

リック田平教会信徒会館

には、平戸地区の各小教

区から200人を超える

信徒が集まり、講演に耳

を傾けた。

 

園田師は、中国からの

引き上げの体験や、終戦

後母親の影響でカトリッ

クと出会い島原教会に

通ったこと、当時教理を

学んで感じたことなど、

自身の半生を振り返りな

がら、カトリックの教え

を土台として生きること

の素晴らしさを語った。

 

また、「諸宗教対話の

基本は相手を尊敬するこ

と。あなたを大切に思う

ことの理

由と意義

はおろそ

かにされ

がちだった。国井師はミ

サの生い立ちを最後の晩

餐から始め、時代と共に

変化したことを概観し、

欧州で起こった典礼運動

が、教会の刷新を導いた

大きな要素であると指摘

した。さらに、典礼を行

う者をこれまでの「聖職

者中心」から「大祭司キ

リストと共同体」(信徒

も含めた教会全体)に正

し、「与る」典礼から、行

動的意識的に「参加」す

る典礼を目指して、典礼

の日本語化に尽力した体

験を語った。

 

講演後は活発な質疑応

答、最後は「教会の祈り」

を全員で唱えた。毎日教

会でこの祈りを唱えて

いるという男性信徒は、

「公会議後、典礼が日本の

教会に合うように変えら

れていったことがよく分

かった。今日は特に信仰

年を味わったように感じ

る」と感想を述べた。

平戸地区で諸宗教対話研修会

公開講座「典礼の刷新」

~何が変わり・なぜ変わったか~

には意味があります。ラテン語で

歌う小教区は少なかったようです

が、今後も努力してほしいです。

聖体拝領のとき「アーメン」と答

えることは、あまりにも当たり前

ですが、黙って拝領する人が今な

お少なくありません。これは自分

の信仰を表す行為ですし、主イエ

スをお迎えするという意識を持

ち、信仰の喜びを体験するために

も大切なことです。唱えていない

人にはぜひお願いします。神父様

方はゆるしの秘跡を勧めるだけで

なく、告解場で待機してくださっ

たようですが、ゆるしの秘跡に近

づく人数も頻度ももっと増やす必

要があります。罪は神様とほかの

人たちとのきずなを傷つけたり

失ったりすることですが、ゆるし

はそのきずなを修復していただく

神の恵みです。恐れずに近づきま

しょう。

 

どのような神を、また何を信じ

ているのかを説明できるために

から、あなたが信じてい

る宗教も大切にしたいと

いう思いにある」「私たち

が自分の信じているカト

リックの信仰を素晴らし

いと思っているからこそ、

それができる」と説いた。

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Page 3: なんの取り柄もない貧しい者ですが 島 … · 発行人 大 水 文 隆 〒23長崎市上野町3 ... わらない。宣教は昔も今もイエスる舞いと一筋の涙を通してしか伝たイエスの福音は、血の通った振一番低いところまで降りてこられ

  (3) 2013年(平成25年)11 月1日(毎月1日発行)   (昭和27年1月12日第三種郵便物認可) 第1011 号   よ き お と ず れ

はじめに

アンケートの目的および分析の概容

 

2014年、長崎教区代表者会議(教区

シノドス)が開催される。14年の教区シノ

ドス開催の目的は、長崎教区の歴史を踏ま

えて、髙見大司教が司牧の根本方針とした

「参加し、交わり、宣教する教会づくり」を

念頭に置いて、将来の長崎教区をどのよう

に築いていくのかを教区の信徒と共に考え

ることである。

 

教区シノドスに先立って実施された「長

崎教区代表者会議(教区シノドス)に向け

てのアンケート」(以下、アンケート)は、

目的の一つとして、教区シノドスの開催を

前に信徒一人一人が長崎教区の現状につい

て考え、小教区単位の分かち合いに参加す

るための各信徒のいわば覚書の役割と小教

区単位の基礎資料のために企画されたもの

である。

 

さらに、アンケートを実施した重要な目

的がある。それは、アンケートに回答した

信徒の一人一人の現状認識と今後の方向性

を小教区・地区レベルで集約し、教区シノ

ドスに信徒の声を反映することである。

 

アンケート結果を教区シノドスの基礎資

料に生かすために、準備委員会は各教会か

ら返送された小教区単位の集計と膨大な数

のアンケートの回答を整理・分析した。ま

ず、①各小教区などからのアンケートの回

答と小教区による集計を長崎中地区・長崎

南地区・長崎北地区・佐世保地区・平戸地

区・上五島地区・下五島地区の7地区およ

び修女連に区分してデータベース化し、さ

らに教会による集計を統計的に点検・確認

する作業を繰り返した。統計的精度を高め

る作業を経て、アンケートの回答と小教区

単位の集計は、統計的信頼性の高いものに

なるとともに、データベース化されたこと

で長崎教区全体および各地区・修女連の地

区別の比較や信徒の自由回答や意見の分析

が可能になった。

 

また、②9000を超える有効回答の中

から、約1000のサンプルを無作為抽出

法による抽出作業を行った。この作業の目

的は、アンケートの家庭・小教区・大司教区・

その他の各質問のそれぞれの回答に対する

性別・年齢別の内訳や質問間の関係を分析

することで、男女の別や世代によって信仰

や信仰共同体に対する思いや活動にどうい

う違いが生まれるのか、大司教区や小教区

の現状に対する一人一人の信徒の認識の違

いによって、大司教区の今後の方策の評価

にどう違いが生まれるのか、を明らかにす

ることである。

 

さらに、③小教区ごとにデータベース化

した信徒の現状認識や思いを主題別に区分

する作業を実施した。今回のアンケートの

回答の特徴は、信徒一人一人が自由回答や

意見の欄に各自の思いや経験をびっしりと

記載していることである。一般のアンケー

ト調査ではまれな、信徒一人一人の思いを

つづった自由回答を可能な限り取り上げる

作業を通して、家庭・小教区・大司教区・

その他の各質問に対する4択の回答の信徒

の内実、つまり思いや経験などの信徒を取

り巻く状況が明らかになっている。

 

これらの①~③の作業を通して、一人一

人の信徒の各質問の回答および自由回答の

内容は、教区全体および7地区別、性別・世

代別に集約化することができた。こうした

点で、本報告書は、教区および地区の現状の

把握と課題の発見に資するものになったと

自負できよう。この報告書を構成する信徒

の一人一人の思いや状況が教区シノドスの

議論で大いに活用されるよう望まれる。

信徒の現状 

(1)

ミサ・小教区に参加する信徒の現状

 

アンケートの回答者を大司教区の信徒の

ミサ参加、小教区への参加の指標にすれば、

ミサ・小教区に参加している信徒の性別は

男性約1対女性約2で、女性が中心である。

 

次に、ミサ・小教区に参加している信徒

の年齢は、50~70代が3分の2弱を占めて

いる。その一方、20代は50分の1、30代は20

分の1弱にとどまっている。 

 

また、ミサ・小教区に参加している信徒

(20歳以上)は既婚者が9割弱である。さ

らに既婚者の配偶者(夫・妻)の宗教に関

して、離島地域などは、信徒間の婚姻率が相

対的に高く、一方、都市地域で信徒間の婚姻

率が低くなっている。また、年齢別の配偶

者の宗教に関して、世代が若くなるにつれ

てカトリック以外の宗教の配偶者との結婚

の比率が高まる傾向が見られる。

(2)

家庭生活に関する信徒の現状

 

家庭に関する10項目の質問で、努めてい

るという回答の順位を示せば、信仰に加え

て一般的な社会規範や家族愛が関係してい

る項目である社会に対する責任・愛を生き

るが、1位・2位を占めている。また、教

会における信仰生活であるミサ参加が3位

である。次に、信仰および信仰の延長線上

の項目で、家族の生活状況および地域社会

における施設の存在・不在に関係している

のが、第4位のカトリック経営の学校への

入学である。

 

また、信仰共同体の維持と家庭での信仰

生活に関係する項目の子どもの模範、一般

的な青年期教育と信仰教育(信徒の教え)

に関係する項目の「性」、「青年期教育」、子

どもの信仰教育の項目の「要理教育」が、

5位・6位・7位である。

 

さらに、信仰共同体の維持に関係する項

目の召命の祈りが8位、地域社会や教会へ

の参加の延長に位置付けられる「ボラン

ティア活動への参加」、教会に関係しつつも

信仰の外の社会運動に捉えられる一面を持

つ「平和運動」が9位・10位である。

(3)

小教区維持に関する信徒の現状

 

次に、小教区に関する質問で、努めている

連載・教区シノドスから恵みの年へ

大司教区の信徒の現状と課題

 「教区シノドス」準備委員会は、2011年に「教区シノドス」アンケートを教区全世帯

と修道院などに19631部配り、9101の有効調査票を得た。その後、集計したものの

分析までに時間を要したが、髙見大司教の意向でアンケートの分析を下関市立大学・経済学

部・叶堂隆三教授に依頼した。このたび、その分析結果が出たのを受けて、今年度設立され

た「教区シノドス中央委員会」が結果を公表することとした。それは、この分析結果を基に

これからの長崎教区を信徒と共に考えていくためである。この分析結果を見ることで、長崎

教区全体の現状と課題が幾分見えてくる。なお、アンケート分析結果の全文は700ページ

にも及ぶものであったので、教授の許可をいただき中央委員会の判断で重要な部分だけを掲

載することにした。全文はカトリックセンター別館の教区シノドス中央委員会事務局にあ

るので、希望者は閲覧することができる。

(教区シノドス中央委員会)

という回答の順位を示せば、1位「小教区

のミサ参加」、2位「小教区への金銭的協

力」、3位「行事・委員会への参加」の順

である。多くの信徒が参加する自分の小教

区の維持に関して、金銭的協力と行事や委

員会への参加の比率は大きく相違してい

る。(4)

大司教区に関する信徒の現状

 

大司教区に関する質問で、努めているな

どの回答の順位を示せば、大司教区全体は、

1位「神学生数の減少の不安」、2位「司

祭の高齢化に不安」、3位「大司教の社会

的発言に関心」、4位「カテキスタ養成の

必要性」、5位「聖体授与の臨時の奉仕者

の養成の必要性」、6位「大司教区の行事・

運営に関心」、7位「小教区の統廃合の必

要性」の順である。すなわち、大司教区の

現状(神学生数の減少・司祭の高齢化)に

関する項目が1位・2位を占め、信徒にとっ

て重大な問題であることが分かる。また、

大司教区の運営・運動(行事・運営に関心、

大司教の社会的発言に関心)のうち大司教

の社会的発言に関心が3位を占めている。

一方、今後の方策(小教区の統廃合の必要

性・カテキスタ養成の必要性・聖体授与の

臨時の奉仕者の養成)は4位以下の関心に

とどまっている。

 

修女連の大司教区に関する質問の順位

は、1位「カテキスタ養成の必要性」、2

位「神学生数の減少の不安」「大司教区の

行事・運営に関心」、4位「大司教の社会

的発言に関心」、5位「司祭の高齢化に不

安」、6位「聖体授与の臨時の奉仕者の養

成の必要性」、7位「小教区の統廃合の必

要性」の順である。

(5)

男女・年齢別の関心事

・男女別

 

ミサ・小教区に参加している信徒は、家

庭生活・小教区の維持・大司教区への関心

において、性別の大きな差異を見いだすこ

とはできない。こうした状況は、おそらく

ミサ・小教区に参加している信徒の性別の

比率の相違が関係しているように思える。

すなわち、女性の信徒は幅広い層がミサ・

小教区に参加しているのに対して、男性の

信徒の場合、多くの男性がミサ・小教区に

参加していないこと、しかし、ミサ・小教区

に参加している男性の多くが行事や委員会

活動に参加するなど積極的であるために、

性別の特徴が見えにくくなっているように

みることができる。こうした状況がさらに

進行した場合、ミサ・小教区に参加してい

る男性の比率がさらに少数になる一方で、

家庭生活・小教区の維持・大司教区への男

性の関心が女性を大きく上回る状況が現わ

れる可能性もある。

・年代別

 

ミサ・小教区に参加している信徒の場合、

家庭生活・小教区の維持・大司教区への関

心のいずれにおいても、年齢とともに務め

や関心が高くなる傾向が明白である。しか

教区シノドスアンケート(一部抜粋)

Ⅰ.家庭①互いに愛を生きるよう努めていますか。②社会に対する責任を果たすよう努めていますか。③召命のために家庭で祈るよう努めていますか。④子どもたちの信仰や祈りの模範となるよう努めていますか。

⑤子どもたちにしっかりと要理教育をするよう努めていますか。

⑥人間の性について正しい知識と教会の教えに従って青年期を過ごせるよう、教育を施すよう努めていますか。

⑦できるだけカトリック経営の保育所・幼稚園・学校に入園入学させるよう努めていますか。

⑧ボランティアに参加するよう努めていますか。⑨平和な世界になるように、何かの運動に参加するよう努めていますか。

⑩ミサに参加するよう努めていますか。

Ⅱ.小教区①主日のミサはできるだけ自分の小教区で参加するよう努めていますか。

②小教区の行事や委員会活動に積極的に参加しようと努めていますか。

③小教区の維持や施設のために、金銭的な協力を引き受けようと努めていますか。

④あなたの小教区が活性化するために、一番必要なことは何だと思いますか。

Ⅲ.大司教区①大司教区の行事や運営に関心がありますか。②大司教の平和活動や社会的発言に関心がありますか。③司祭の高齢化について不安を感じますか。④神学生の減少について不安を感じますか。⑤小教区の統廃合などの必要性を感じますか。⑥信徒のカテキスタの必要性を感じますか。⑦信徒の聖体授与の臨時の奉仕者の必要性を感じますか。

し、大半の項目におけるこうした傾向は、ラ

イフサイクルと社会・時代の趨す

勢せい

のせめぎ

合いの中で生じていると推測される。

(6)

アンケート関心度

 

アンケート有効回答数9101票の中か

ら、肯定的な回答数を各設問ごとに比較し

た。これによって、設問に対する信徒の関

0

1000

2000

3000

4000

5000

6000

7000

8000

9000

①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩0

1000

2000

3000

4000

5000

6000

7000

8000

9000

①②③

Ⅰ.家庭 Ⅱ.小教区

Page 4: なんの取り柄もない貧しい者ですが 島 … · 発行人 大 水 文 隆 〒23長崎市上野町3 ... わらない。宣教は昔も今もイエスる舞いと一筋の涙を通してしか伝たイエスの福音は、血の通った振一番低いところまで降りてこられ

   第1011号 (昭和27年1月12日第三種郵便物認可)�     2013年(平成25年)11月1日(毎月1日発行) (4)  よ き お と ず れ

心の度合いが分かる。

大司教区の課題

 

アンケートの分析を通して、長崎大司教

区のミサ・小教区に参加している信徒の家

庭生活・小教区の維持・大司教区への関心

の状況が明らかになった。さらに、信徒の

回答状況や自由回答から長崎大司教区およ

び信徒が直面する問題・ジレンマを析出し、

長崎大司教区の解決すべき課題として提示

したい。

(1)

信仰の「個」化

・家族⇔個人

 

長崎大司教区の多くの信徒が、カトリッ

クは代々伝わる、いわば「家」の宗教と認

識している。一般に、「家」は一つの単位

として、また個別の家族員の生死を越えて

存続するものと捉えられている。信徒の宗

教観も「家」と同様に、家族が「家」の一

員として信仰と行い(宗教行動)を同じく

し、それが次代につながることを望んでい

る。こうした思いは、多くの信徒がアンケー

トの自由回答で信仰の継承の思いをつづっ

ている通りである。その一方で、多くの信

徒が家族(とりわけ子ども)に対して、家

族は自分の意思と行動の自由を有する「個

人」として尊重すべき存在という思いを強

く抱いていることも自由回答で数多くつづ

られている。

 

しかし、共に正しい二つの思いが、長崎大

司教区の信徒の間にジレンマ(家の信仰

の維持⇔個人の尊重)を生じさせている。

例えば、主日のミサに家族で参加したいと

いう思いを強く抱いているものの、子ども

がミサや要理教育よりも部活などの学校行

事・学業の優先、信仰のウェイトが小さい

生き方を望むならば、その子どもの思いや

行動を理解し受け入れることが親の愛であ

るという思いを強く抱いている信徒は多い

のである。

 

家と個人に関して、配偶者(主として夫)

の教会離れ、非信徒であるという信徒の状

況も自由回答からうかがうことができる。

こうした信仰状況は、家族を単位としてき

た信仰が家族の中の一人、二人の信仰に縮

小する傾向を想像させるものである。さら

に、子どもの転出、配偶者の死去の結果、一

人暮らしの高齢信徒の数も増加している。

近隣に交流のある親族が不在の場合、一人

暮らしの高齢信徒も、実態として「一人信

者」と見ることができよう。

・小教区⇔個人

 

長崎大司教区の信徒を特徴付けてきた

「家」の信仰としてのカトリックは、家族を

単位として小教区に参加することで、小教

区の維持に大きな役割を果たしてきた。し

かし、信仰の「個」化の広がりとともに、小

教区と信徒の間の結び付きが弱くなってき

たり、家族単位を前提とした小教区と信徒

の関係に対応しきれない信徒が増加してき

ている。

 

その結果、小教区を維持する金銭的・人

的な務め(「維持費などの金銭的協力」と「行

事や委員会などへの参加」)に関して、さま

ざまな思いや状況の信徒の比率が増加する

傾向にある。例えば、多くの信徒が厳しい

小教区の財政状況を認識し金銭的な務めを

果たしているものの、一人暮らしの高齢信

徒あるいは経済的に厳しい状況にある信徒

らを含めて、「均等割り」の方式や他の小

教区の維持費の額と比較して維持費の額に

負担を感じる層も多くなっている。

 

また、時間や行動の伴う行事や委員会へ

の参加は金銭的務めよりもさらに比率が低

下し、小教区の大きな課題の一つになって

いる。小教区参加、とりわけ委員会活動な

どの役員の仕事は、従来、ミサ・小教区参加

の比率が女性よりも低い男性のうちの少数

の信徒が担ってきた。しかし、実際は、夫の

委員活動を妻が支えていく夫婦(家族)単

位の活動・役であったといえる。もし、信

仰の「個」化が広がっていくならば、従来

の小教区を支える家族単位の方式が機能し

なくなる恐れもある。

 

今日の信仰の「個」化の趨す

勢せい

は、例えば、

一人暮らしの高齢信徒の増加のように時

代・社会状況下で押しとどめることが困難

であり、むしろ、そうした状況にどう対応す

るかを考えていかなければならない一面と

ともに、信仰を基盤にした家族づくりをど

う再構築していくかを家族・小教区・大司

教区で考えていかなければならない一面も

ある。こうした状況をどのように受け止め、

どのように取り組んでいくのかは、信徒に

課せられた大きな課題の一つといえよう。

(2)

参加信徒の少子・高齢化状況

・若い世代の問題

 

アンケートの回答者を大司教区の信徒の

ミサ参加、小教区への参加の指標にすれば、

ミサ・小教区への参加は高齢者が大多数を

占め、若い世代はわずかである。また、家庭

生活に関する質問・小教区に関する質問・

大司教区に関する質問で、年齢の上昇とと

もに努めている・関心があるという比率が

高まる傾向の項目が明らかである。

 

こうした結果から、長崎大司教区の信徒

は、①ミサ・小教区参加に関して多くの若

い世代の信徒が不参加、②ミサ・小教区に

参加している若い世代の信徒でも、上の年

齢層の信徒に比べると、務めが不十分で

あったり関心が低い状況にある、という若

い世代の問題が浮き彫りになる。

 

若い世代のこうした状況には、二つの傾

向(ライフサイクルと社会・時代の趨勢)

が関係しているように見える。

 

ライフサイクルの影響とは、人生の各段

階の移行の中で現れてくる生活上の特徴で

ある。一般に、信仰心は年齢とともに高ま

る傾向にあるため、この観点に立てば、ミ

サ・小教区への低い参加状況、信仰に関す

る務めや関心が低い状況の若い世代の信徒

であっても、加齢とともに高齢の信徒と同

様の傾向を帯びると想定できる。

 

一方、社会・時代の趨勢の影響は、例えば、

世俗化と呼ばれる傾向である。世俗化は、

端的に言えば、生活における信仰のウェイ

トが縮小する傾向で、こうした社会意識の

広がりの中で育った世代はそれを内面化す

る傾向にある。また、こうした影響が大き

い場合、若い世代の相対的に低い比率が加

齢とともに上昇する見込みは小さく、低い

比率のままか比率がさらに低下する可能性

も想定される。

 

現実の若い世代の状況は、こうした二つ

の傾向の混じり合った渦の中で生じている

と考えられる。地区によっては若い世代が

小教区に籍を残したまま、進学や就職で転

出しているケースも多く見られる。また、

町内会や自治会などの地域社会への参加で

も若い世代の空洞化が指摘されている。そ

のため、ミサ・小教区に参加していない信

徒に関しては、まず参加していない実情の

詳細な把握が必要とされよう。

 

一方、ミサ・小教区に参加している信徒

に関しては、さらに参加や関心を高めるた

めに、例えば、子どもと共に要理教育を学ぶ

といった成人のための宗教教育や小教区を

基盤にした参加のためのプログラムを企画

したりPRすることが求められよう。

・高齢者の信仰生活の維持

 

家庭生活・小教区・大司教区に関する質

問で、年齢の上昇とともに努めている・関

心があるという比率は高まっているもの

の、例えば、小教区の行事や委員会活動に参

加などの若干の項目や若干の地区では、80

代以上の高齢者の比率が低下する傾向が現

れている。また、自由回答では、一人暮らし・

高齢者夫婦世帯と世帯状況をつづる信徒が

数多い上、さらに身体機能の低下のために

ミサ・小教区に参加できない高齢の信徒も

多くいると想定される。高齢者を取り巻く

こうした状況は、信仰と身体の間のジレン

マ(信仰の高まり⇔身体機能の低下)とし

て捉えることができよう。

 

一例を挙げれば、聖体授与の臨時の奉仕

者の養成に賛成する理由として、相当数の

信徒が病人や高齢者への聖体奉仕を挙げて

いるように、ミサ・小教区に参加しにくい

状況にある高齢信徒に対して何らかの対応

を求める信徒が多いように思える。そのた

め、小教区および信徒組織として、どのよう

な対応が可能であるかについて議論する必

要があろう。

(3)

信仰と職業のミスマッチ

 

現役世代の信徒の多くが、アンケートで、

主日のミサに参加できない理由に職業生活

を挙げている。また、所属する小教区のミ

サ参加、小教区の行事や委員会活動、大司教

区の行事や運営、家庭生活(家庭における

祈りや信仰の模範)でも努めていない、関

心を抱いていない理由に職業生活が挙げら

れている。

 

一方、仕事を通して社会に対する責任を

果たしていると一定数の信徒が回答してい

るように、一般的な社会的通念や学校教育

におけるキャリア教育などの結果、仕事は

経済的基盤にとどまらず主要な生活領域に

位置付けられている。

 

こうした現実に生きる現役世代の多くの

信徒が、信仰を大切にする生き方と重要な

生活領域に職業を位置付ける生き方の二極

(信仰の普遍性⇔生活の普遍性)の間のい

ずれの地点に自分の信仰・職業生活を定置

しようかと苦慮し、時として、悩み苦しんで

いる状況を自由回答につづっている。もっ

とも、信仰と職業生活の両立は、信徒が一人

一人折り合いをつけていくべきものである

が、小教区の中には参加率を高めたい実際

的な理由から、委員会や清掃などの開催曜

日・時間を工夫しているところも散見され

る。

 

とはいえ、大司教区内でも、都市地区と離

島地区などで信仰と職業をめぐる状況に違

いがあり、また、信徒一人一人の信仰と職業

生活の両立の苦労、悩みは人さまざまであ

る。さらに、職業生活以外にも家族の介護

などに従事して、ミサ・小教区に参加しに

くい信徒も多い。

 

信徒の間に生じるこうした信仰と職業の

ミスマッチについて信徒が分かち合い、各

自が置かれた生活状況の中で、ミサ・小教

区への参加と職業生活をどう折り合いをつ

けるのか、言い換えれば、信仰を持続してい

くためにどう生活を設計していくべきかを

再考する時間が求められている。同時に、

小教区・大司教区も所属する信徒の生活状

況に対応した行事・活動の日程を検討する

ことが求められている。

(4)

信仰の及ぼす力

 

アンケートでは、家族愛や社会規範と重

複する場合、信仰は維持される傾向にあり、

一方、教会参加の延長的な活動、とりわけボ

ランティア活動・平和運動への参加といっ

た新しい価値を実現していく活動の場合、

信仰の影響力は大きくない傾向が明らかで

あった。こうした状況から、長崎大司教区

の多くの信徒は、現在の信仰生活・社会規

範を受け入れたいという思いと平和と一致

のために社会を創り上げていこうという思

いの二極(社会的価値の維持⇔社会的価値

の実現)では、現在の信仰生活・社会規範

を守っていきたいという思いが勝っている

状況にあるといえよう。かつての地域社会

と社会運動の関係を振り返れば、町内会な

どの伝統的地域組織は地域住民の身近な生

活環境の維持を目標とし、新たに発生した

公害問題・都市問題などにこうした伝統的

地域組織が対応できないという批判をする

人々が、要求・価値実現型の社会運動型の

組織を新たに展開したという経緯がある。

 

こうした地域運動の歴史を持ち出すまで

もなく、社会的価値の維持と社会的価値の

実現の両極を信徒が同時に受け入れること

は、大司教区および信徒に相当の頭の整理

と努力が必要とされよう。長崎大司教区の

場合、被爆県で平和教育活動が盛んである

こと、そして、大司教の平和運動や社会的発

言に関心がある信徒が3分の2に及ぶこと

に現れていることから、おそらく他の教区

の信徒をはるかに超える比率の信徒が社会

的価値(平和や社会正義)の実現を目指す

思いを内包していると推測される点で、相

当の成果を上げていると評価することがで

きよう。

 

しかし、信仰の影響力が及びにくい教会

参加の延長的な活動は、多くの信徒がその

理念を受け入れるだけでなく、活動への信

徒の参加につなげていくためには、さらに

周知・議論の場や時間が求められよう。

(5)

長崎大司教区の今後

 

長崎大司教区の信徒の特徴は、自分の教

区に大きな誇りを持っていることである。

アンケートのさまざまな質問の自由回答に

長崎大司教区に対する誇りがつづられてい

る。同時に、大司教区の現状に対して不安

を感じている信徒も3分の2を上回り、現

状を維持することが困難と思っている信徒

も一定数に及んでいる。その結果、日本に

おける長崎大司教区の位置付けをめぐっ

て、信徒の思いに揺らぎが生じているよう

に思える。すなわち、長崎大司教区は日本

の16教区の中心的・模範的教区であり続け

てほしいという願望と他教区が実施してい

る取り組みに後発的ながら取り組んでいか

なければならないという諦て

観かん

の錯さ

綜そう

であ

る。

 

こうした信徒の心の動揺(長崎大司教区

は日本のカトリックの中心的存在⇔長崎

大司教区も日本の教区の一つ)は、今後の

方策の一つ一つの評価に影響を及ぼしてい

るように思える。例えば、日本の各教区に

司祭・修道者を送り出してきた自負と他教

区のように外国人神学生・司祭の導入・神

学生養成制度の改編、集落教会をはじめと

する数多くの教会の維持と本州の教区のよ

うな小教区の統廃合、信徒を導き神聖な役

割を担う司祭に依拠する喜びと他教区のよ

うに信徒が主体的な役割を担う必要性な

ど、さまざまな思いや見解が錯綜している。

 

長崎大司教区の現状に対応した方策を進

めていく場合、長崎大司教区が日本のカト

リックの中心的、模範的教区であるという

信徒の自負に抵触することなく受け入れら

れるように所信・見解を発信していくこと

が、教区に求められる対応といえよう。

下関市立大学

経済学部教授 

叶堂隆三

0

1000

2000

3000

4000

5000

6000

7000

8000

9000

①②③④⑤⑥⑦

Ⅲ.大司教区

Page 5: なんの取り柄もない貧しい者ですが 島 … · 発行人 大 水 文 隆 〒23長崎市上野町3 ... わらない。宣教は昔も今もイエスる舞いと一筋の涙を通してしか伝たイエスの福音は、血の通った振一番低いところまで降りてこられ

  (5) 2013年(平成25年)11 月1日(毎月1日発行)   (昭和27年1月12日第三種郵便物認可) 第1011 号   よ き お と ず れ

シスター岩崎しのぶ氏が

働いています。

 

福音化推進部長とし

て、紙﨑新一師(植松教

会主任)が社会の福音化

のために秘書宮崎善信氏

と共に働いています。

 

教会奉仕者等養成部長

として、山脇

守師(コレ

ジオ院長)が担当され、

その秘書として山田良秋

師(島原教会主任)が働

いています。

 

広報委員長として大水

文隆師(三ツ山教会主任)

が、事務局広報担当者の

鹿山みどり氏と共に『よ

きおとずれ』発行などの

広報活動をしています。

 

家庭特別委員会委員長

として、次長の古木眞理

一師が担当され、その秘

 

9月15日、平戸ザビエ

ル記念聖堂を対岸に望む

焼やい

罪ざ

史跡公園で、福者カ

ミロ・コンスタンツォ殉

教祭が行われた。

 

髙見三明大司教は、厳

しい残暑と台風による強

風の中に集った約250

人の信徒をねぎらいなが

ら、「聖人の遺徳をしの

び、取り次ぎによって罪

を赦していただきましょ

う」と呼び掛けた。

 

教区本部事務局は、カ

トリックセンターの2階

の一室にあり、現在10名

のスタッフが勤務してい

ます。

 

教区評議会の組織改革

に伴い、家庭特別委員会

を基礎として3つの部が

設けられています。信仰

養成部長として山川

師が信仰養成(子どもか

ら大人に至るまで)を担

当され、その秘書として

お告げのマリア修道会の

カトリックセンター紹介

2

教区本部事務局

 

カトリックセンター(長崎市上野町)に所在を置く各

部署について紹介するシリーズ。前回の法人事務所紹介

に続く2回目は、センター2階にある教区本部事務局。

書として辻

喜美子氏が

働いています。

 

また、古木次長は同時

に東日本大震災復興支援

を担当し、その事務員と

して渡辺洋子氏と共に働

いています。

 

教区評議会は教区の中

心的役割をもち、その事

務は多忙を極めます。そ

のために、前評議会の議

長であった松尾 勝氏を

事務員として、本部事務

局に残っていただき活動

ホスピス科部長と益冨美

津代ホスピス病棟師長に

よる講演があり、皆、熱心

に聴き入っていた。

ぶどう園

▼黒瀬の辻殉教祭 

11月

10日㈰14時、平戸市生月

町クルスの丘公園。雨天

時、山田教会。

▼上五島地区堅信式 

11

月10日㈰14時、青方教会。

▼教区主催「死者の月・

追悼ミサ」 

11月17日㈰

15時、浦上教会。

▼信仰年閉年行事 

①講

演会 

講師・車

東燁師

(仁川教区未来司牧研究

所所長)。11月23日㈯15

時~17時、カトリックセ

ンターホール。11月24日

㈰14時~15時、浦上教会。

 

②ミサ 

11月24日㈰15

時~16時30分、浦上教会。

▼司祭研修会 

11月26日

㈫~28日㈭。大司教館。

▼平戸ザビエル祭 

12月

1日㈰14時、平戸ザビエ

ル記念教会。

感 謝

香典返し

長崎大司教区

◦牧山スミ子様(中町)

 

故クララ本田富枝様

◦大井敏朗様(深堀)

 

故ペトロ大井

正様

長崎コレジオ

◦山下弘子様(本原)

 

故ペトロ山下俊朝様

長崎カトリック神学院

◦大井敏朗様(深堀)

 

故ペトロ大井

正様

 

右の方々からご芳志を

賜りました。お礼とご報

告を申し上げます。

 

10月6日、水ノ浦小教

区の楠原教会(山口竜太

郎主任神父)は、「共に

生きよう、伝えよう、神の

愛」をスローガンに献堂

100周年を祝い、記念

ミサと祝賀会を行った。

下五島地区司祭団、歴代

主任司祭、多数の出身聖

職者が集い、聖堂には入

りきれない信徒と共に感

謝の祈りをささげた。

 

9月29日、聖トマス西

と十五殉教者祭(教区主

催、長崎南地区評議会運

営)が中町教会で行われ、

信徒発見150周年にあ

たる2015年3月完成

を目指す同殉教者記念庭

園の起工式と、ロザリオ、

殉教記念ミサがあった。

 

聖トマス西と十五殉教

者(日本人9、スペイン

人4、イタリア・フラン

しています。

 

事務局長として小瀬良

明が担当し、日本の教会

の長崎教区窓口として、

時にローマからの通達事

項、日本司教団からの通

達事項、長崎教会管区内

での連絡、聖職者の死亡

時の連絡等など、長崎教

区長のもとで、種々の事

務を担当しています。そ

の秘書として、丸尾信枝

氏が古木次長と共に働い

ています。

 

これまで、多々不備な

点が多かったことを反省

し、長崎教区の窓口とし

て役割を果たしていきま

すので今後ともよろしく

お願いいたします。

事務局長

小瀬良

明 

9月8日午前3時4

分、聖マリア病院(久留

米市)にて帰天。88歳。

 

1925年3月28日生

まれ。浦上教会で受洗。

 

10月11日午前8時45

分、上ヶ原病院(兵庫県

西宮市)にて帰天。82歳。

 

1931年2月21日生

まれ。浦上教会で受洗。

52年3月19日浄水通教会

で深堀仙右衛門司教より

司祭叙階。55年呼子教会

主任。62年本郷主任、70

年健軍主任、75年浄水通

主任。84年老司主任、88

年光丘主任。92年久留米

主任、99年茶山主任。司

教総代理、教区書記長(事

務局長)、伊万里トラピス

ト修道院特別聴罪師、カ

トリック学校講師、幼稚

園・保育園園長など歴任。

2011年引退後、司祭

の家に居住。山田

聡神

父(平戸小教区主任)の

叔父にあたる。

 

神学生時代、司牧実習

でお世話になった山添克

明神父(浦上助任)は、「昔

気質のまじめな方。厳し

い中にも優しさがあり、信

者さんに対しても同様で

温かさが感じられました」

とその人柄をしのんだ。

 

通夜は9月8日19時か

ら、葬儀・告別式は9日

11時から宮原良治司教司

式により大名町教会(福

岡市)で行われた。

49年入会、51年初誓願、54

年終生誓願、57年7月14

日ローマ・アレキシオ教

会で司祭叙階。60年王子

修道院、61年奄美大島修

道院・古仁屋助任、66年

5月聖母の騎士修道院長、

同年8月仁川修道院長

川主任、70年東村山修道

院長

大神学校長、73年西

荻窪管区本部修道院・管

区事務局長、76年赤羽修

道院長、85年赤羽修道院・

赤羽主任、87年管区長、91

年聖母の騎士修道院長

河内主任、94年仁川修道

院長

仁川学院理事長

川主任、2002年仁川

修道院で静養。

 

原爆で、母、兄弟を亡く

したが、生前の母の願いも

あり修道会に父と共に入

会。父は修練中に帰天し

たが、故人は司祭となり、

管区長、院長、理事長、幼稚

園長を歴任。人柄が良く、

親しみのある司祭だった。

 

通夜は10月12日19時か

ら、葬儀・告別式は13日

12時半から﨑濵宏美管区

長により仁川教会(西宮

市)で行われた。

フランシスコ・ザビエル

 

山田

成章

神父(福

岡教区)

サムエル

 

深堀

神父

  (コンベンツアル

聖フランシスコ修道会)

局長 小瀬良 明神父 ★

次長 古木眞理一神父 ★

秘書 丸尾信枝 ★

信仰養成部

部 

山川 

忠神父

秘 

Sr岩崎しのぶ

福音化推進部

部 

紙﨑新一神父

秘 

宮崎善信

教会奉仕者等養成部部長

山脇 

守神父

秘 

山田良秋神父

広報委員会

委員長

大水文隆神父

担 

鹿山みどり

家庭特別委員会

委員長

古木眞理一神父

(★)

秘 

辻 

喜美子

教区評議会

事務員

松尾 

東日本支援

事務員

渡辺洋子

(★印は教区本部事務局職員)

ス・フィリピン人各1

人)は、1633~37年

に長崎で殉教。16聖人を

顕彰する記念庭園の起工

式には、ドメニコ・ジョ

ルジ駐日イタリア大使、

ドミニコ会ロザリオ管区

日本地区長ファン・マヌ

エル師、田上富久長崎市

長、彫刻家の池田宗弘氏、

信者ら約300人が参列

した。髙見大司教は、「多

くの人が訪れ、人の生き

る道を考えたり、安らぎ

を得られたりするような

場所になってほしい」と

述べ、感謝の意を表した。

その後、土地の祝福、西坂

殉教地の土埋めと信徒代

表らによる鍬入れなどが

あった。式後は聖堂でロ

ザリオの祈りを唱え、ミ

サでは説教に代わって中

町教会有志による、聖ト

マス西とその家族、共同

体の絆を描いた聖劇「殉

教の絆」が演じられた。

 

日頃、中町教会や聖

フィリッポ教会のミサに

参加しているというフィ

リピン人の信徒たちは

 

説教の中で大司教は、

「信仰年のうちに自分自

身の信仰を見直し、最後

まで神をたたえて死んだ

カミロ・コンスタンツォ

神父の強く深い信仰に倣

い、信仰を遺産として、生

活の中で多くの人、特に

後の世代に伝えていきま

しょう」と説いた。

 

福崎教会(西木場小教

区)の小学生や田平教会

のシスターは、共同祈願

の中で、地に落ちて多く

の実りをもたらした「殉

教者に倣い、神様への信

頼と希望のうちに毎日を

ささげることができるよ

う」に祈った。

 

参加者が年々減少して

いく中、職場の同僚に誘

われて来た信徒も見られ

た。最後に「(悪天候の中)

皆さんよく頑張りまし

た」との大司教の温かい

言葉をもって閉祭した。

 

ミサの中で髙見三明大

司教は「教会は絶えず、

キリストの救いの犠牲の

場です。それは聖なる絆

の確認の場でもありま

す」と説教し、神と教会

と社会の結び付きをこれ

からも大切にするよう諭

した。

 

痛みが生じた聖堂の修

復には信徒の拠出金だけ

では心配されたものの、

島外に移住した出身者の

援助もあり、当初の計画

「(記念庭園ができるの

は)うれしいこと。みん

なに16聖人と神様を近く

感じてほしい」と語った。を超える工事が可能に

なったことは、絆の深さ

の表れとなった。

 

山口神父は「これから

も見つめるべきは、キリ

ストである」と呼び掛け、

100周年記念実行委員

の赤窄耕一さんは「今日

が終局の目的ではない、

新たなスタートです」と

節目の決意を表明した。

祝賀会はお告げのマリア

修道会のシスター方の余

興で大いに盛り上がり、

教会の歴史や、お年寄り

と子どもたちのスライド

が映し出されるなど、新

たに歩み出した共同体の

喜びを分かち合う一日と

なった。

大槌ボランティア募集

 

長崎教区評議会は東日本大震災復興支援に関し

て、大槌ベースキャンプ(11月から岩手県上閉伊

郡大槌町桜木町9‐42)へのボランティアを引き

続き募集し、協力を呼び掛けている。

12月12日㈭~18日㈬

(11/27締切)

1月16日㈭~22日㈬

(12/24締切)

2月13日㈭~19日㈬

(1/29締切)

 

定員10名程度。申し込みは所属小教区へ。問い

合わせは、教区本部事務局(渡辺)まで。

TEL

095‐842‐4450

FAX

095‐842‐4460

中町教会で記念庭園の起工式

聖トマス西と十五殉教者祭

“一粒の麦が地に落ちて”

福者カミロ・コンスタンツォ殉教祭

共に生きよう、伝えよう、神の愛

楠原教会献堂100周年で絆を確認

短 信

〈聖フランシスコ病院ホ

スピス開設15周年記念講

演会〉

同病院(古川正子代表

役員、大曲武征病院長)

主催の記念講演会が、2

013年の世界ホスピス

緩和ケアデーにあたる10

月12日、「その人により

添う」をテーマにカトリッ

クセンターホールで行わ

れた。ホスピスボランティ

アHIROさんによるマ

ンドリン演奏、加藤周子

 

丸尾教会の新FAX番号

丸尾教会のFAX番号が変わりました。電話番号

は変更ありません。

0959‐54‐1701

Page 6: なんの取り柄もない貧しい者ですが 島 … · 発行人 大 水 文 隆 〒23長崎市上野町3 ... わらない。宣教は昔も今もイエスる舞いと一筋の涙を通してしか伝たイエスの福音は、血の通った振一番低いところまで降りてこられ

   第1011号 (昭和27年1月12日第三種郵便物認可)�     2013年(平成25年)11月1日(毎月1日発行) (6)  よ き お と ず れ 

今年7月に開催された

WYDリオデジャネイロ

 

今年4月に開館した旧

出津救助院(所有者お告

げのマリア修道会)。ド・

ロさまの家はその運営を

行い、各種事業を通して

マルコ・マリー・ド・ロ

神父の活動の原動力と

なった愛の精神を、人々

に伝えようと活動する。

 「『うーでーら』『聖ヨ

ゼフの仕事部屋』『フェ

ルム・ド・外海』という

3つの部会があり、現在、

約40人の会員が奉仕して

います。募集時、すぐに

皆さんが応じてくれて本

当にありがたかった。そ

して、いかにド・ロさま

が地域のために尽くされ

たかをつくづく感じてい

ます。」救助院ではさま

ざまな授産事業について

知り、学ぶことができる。

ド・ロさまが開墾した大う

平でーら

で獲れた作物を使った

料理体験も可能。畑では、

茶、いも、そばも作る。

 

また、救助院は「長崎

の教会群とキリスト教関

連遺産」の構成資産の1

つになっていて、一帯を

観光資源としてのみ捉え

がちな行政との間に温度

差を感じることも。だが、

熱心に活動に協力する担

当職員の姿もある。世界

遺産登録が実現するかど

うかは別に、国内外から

の巡礼者に配慮しガイド

養成など取り組むべきこ

とがある。

 

4代前の先祖が、ド・

ロさまとの関わりでカト

リックに改宗。自身の青

年時代には青年会・姉

妹会が一緒に畑で作業を

し、作物を神学校や教会

に寄付していた。「出津に

はド・ロさまの〝足跡〟

がいっぱい残っています。

石積み、野道墓地、うー

でーらの畑、教会。皆さ

んに見ていただきたい」

 

里脇浅次郎枢機卿、田

口芳五郎枢機卿、浜口末

男司教はじめ多くの聖

職者、修道者が生まれた

出津。来年11月7日は、

ド・ロさま帰天100周

年。ド・ロさまの家も節

目を記念したいと考えて

いる。

 

日頃、農業、地域活動も

こなす。2008年秋に

叙勲(瑞宝双光章)を受

け、出津教会の主任を長

く務めた深堀政美神父様

(昨年11月25日帰天)に

知らせたところ、「『良

かったなあ。神様からも

らうごと頑張らんば』と

言われました。ド・ロさ

まを通じて天国に行けた

ら大変ありがたいけど、

どうしても償いをするた

めに煉獄に一時とどまる

とじゃなかでしょうか」

 

出津教会所属、77歳。

大会の報告会

が10月13日浦

上教会で行

われ、大会に

参加した青年らが多くの

支えに対する感謝を込め

て、キリストの受難と復

活の神秘を味わう巡礼の

体験を分かち合った。

 

報告者は、長崎教区の

3人(浦上・大隈衣織さ

ん、時津・島本可菜さん、

小ヶ倉・橋本裕紀さん)

と福岡教区の2人(浄水

通・城島

有さん、古賀・

中村祐善さん)。大会の

様子をスクリーンに映し

出しながら、人々との交

流や司教によるカテケー

ジス、ゆるしの秘跡、十字

架の道行、教皇司式ミサ

について紹介し、201

6年ポーランド・クラク

フで開催される次の大会

への参加を呼び掛けた。

 

最後に、「宣教は、青年

だけでなく大人や子ども

に対してもできると思っ

た」「行って、変わること

を、周りの人にどう伝え

るかが今後の課題」「自

分の信仰の振り返りがで

きた」など、大会に参加

した感想を1人ずつ述べ

て、温かな報告会の集い

を終えた。

一般社団法人「ド・ロさまの家」

代表 

川田正勝さん

登録を目指す目的で行わ

れたもの。

 

登録を行政側から支援

してきた、長崎県世界遺

産登録推進室の大崎義郎

室長は、「残念ながら今

回の推薦は見送られた

が、この機会を本登録後

の受け入れ体制を固める

良いチャンスと捉えた

島チーム、佐世保・平戸

チーム、修道会などの混

成チームが熱戦を繰り広

げた。予選で五島チーム

と長崎市内チームが決勝

戦に勝ち上がり、佐世保・

平戸チームと混成チーム

は3位決定戦に回った。

 

今年の優勝は、3対10

の劣勢を最終回に驚異的

な集中力ではね返した五

島チーム。準優勝は長崎

市内チーム。全4試合を

通して、5本ものホーム

ランが飛び交った。

 

大会に協力してくだ

さった長崎地区の信徒の

皆さま、審判団の皆さま

に深く感謝したい。

い」と語り、今後のさら

なる協力を呼び掛けた。

 

一方で参加した教会か

らは、行政側の信徒への

説明不足の指摘や、観光

客の見学マナーの問題、

また登録後の維持管理の

面で信徒の負担が増える

のではないかなどを心配

する声が寄せられた。

 

最後に、世界遺産学術

会議委員の片岡千鶴子修

道女(長崎純心聖母会)

は、「世界遺産登録は、新

 

■三と一

 

私たちに、存在を与え、そのいのちに招か

れたのは(教会憲章2)、三位一体の神であ

る。三位一体の中にある三と一、ここ

から神学や聖書を考えていくべきでは

ないか。

 

三は個別性を深く想わせ、感じさせ

ようとする。では一は何を感じ取らせ

るのか。それは唯一性であり、一体性

である。

 

神はご自分に似せて人を造られた

(創世記1・27)。だとすれば、一人一

人の中に、神と同じいのち、三と一が真

に輝いているべきではないか。

 

■金持ちとラザロ

 

ルカ16・19~31にあるたとえ話だが、現

代人には合点がいくまい。理解に苦しむ箇

所となろう。近くに住む二人であっても、

世の中には世の中のルールがある。自分

のことは自分でやる以外にないのだ。個

別に考える以外にないのである。「三と

一」で表すと、世の中は、個別のところで

成り立っている。つまり、三で考えてい

るのである。

 

近代哲学の父といわれるデカルトは、

絡み合う複雑な人間関係を解きほぐすた

めに、自他の間に一本の補助線を引け、と

教えた。彼の教えに従って分けて考えた

ら、世の山積する諸問題は、容易に処理で

きることだろう。

 

デカルトが好きな私に、衝撃を与える

聖書である。三に立っていたらおまえは

滅びる、いのちの完成をみることはない、

そう諭す言葉だからである。一い

で考えね

ばならないのである。

 

■イエスの教え

 

教会の宣教活動に関する教令2には

「神は、相互の連絡なしに、個別に、ご自分

のいのちに人を招くのでない」とある。

 

イエスは、個別に、物事を解決しようと

するのではなく、一い

のところへ人を集め

ようとしている。自分の持ち物を自分の

ものと見なさないで一切を共有し合う神

の国へと招いてくださっている。

みことばにふれて

山川 忠神父(カトリックセンター)

100

イエスさま

カット・榎

うららさん

(三ツ山教会・小2)

★まだ見えなくてもあな

たの道は必ずある 

世界

にたったひとりの自分へ

著=古木涼子

 

被災地などでも歌われ

ている歌、『いのち』。そ

の作詞・作曲者であるイ

エスのカリタス修道女会

の古木修道女が、『いの

ち』の歌が紡いだ感動の

物語を紹介、生きること

へ光を照らす1冊となっ

ている。同会の聖歌隊ス

モールクワイアが歌うC

D付き。青春出版社、税

別1333円。

★液晶画面に吸いこまれ

る子どもたち 

ネット社

会の子育て

共著=下田博次 

下田真理子

 

現在、ネットの悪用や

乱用による事件、ネット

依存などが問題になって

いる。赤ちゃんからの、家

庭内での見守りがとても

大切。そこで、これだけ

は知っておきたいことを

1冊にまとめた。女子パ

ウロ会、税別1200円。

「みことばにふれて」カット募集対 象 小・中学生締 切 2013 年 12 月 15 日(日)消印有効規 格 はがき大~ A4 サイズ(描画材料は自由)その他 住所・氏名・学年・所属教会を記入。問合先 〒 852-8113 長崎市上野町 10 - 34 広報委員会 ℡ 095 - 843 - 3869

浦上でWYD報告会

長崎と福岡の青年が体験を語る

 

9月25日、長崎県は「長

崎の教会群とキリスト教

関連遺産」に含まれる教

会の司祭・信徒をカト

リックセンターに招き、

説明会を開いた。これは、

世界遺産登録に向けて行

政と教会がそれぞれ抱え

ている問題や要望を出し

合い、お互い協力して本

 

始球式を髙見三明大司

教が務め、長崎市内の信

徒や修道女の声援を受け

て、長崎市内チーム、五

教区司祭団ソフトボール大会

「東日本大震災復興支

援のための祈り」募集

 

日本カトリック司教協

議会では、東日本大震災

被災地と支援活動を支え

るための祈りを被災地に

届けるため、全国から祈

りを募集している。詳細

は教区HPを参照。

――――

 

応募要領

❖1人1編まで。200

文字以内。応募はで

きるだけ電子

メールで。

❖小学生以下

の部、中高生の

部、大人の部から採用

されたものを、祈願集

として出版。

❖募集期間は10月1日~

11月30日まで。

❖送り先は、日本カト

リック司教協議会東日

本大震災仙台教区復

興支援室「祈りの募

集係」(fukkou@cbcj.

catholic.jp

)。

しい福音宣教の取り組み

として私たちが神にいた

だいた大きなお恵みで

す。このチャンスを無駄

にすることなく力を合わ

せて取り組んでいけるこ

とを願います」と語った。

 

9月24日、長崎教区内

司祭団ソフトボール大

会が、長崎市松山ソフト

ボール場で開催された。

世界遺産登録に関する説明会

行政と教会が抱える問題について