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スカラー場とベクトル場
用語空間内の領域 を考える
. – p.1/28
スカラー場とベクトル場[用語]
空間内の領域 を考える
. – p.1/28
スカラー場とベクトル場[用語]
空間内の領域 D を考える
. – p.1/28
スカラー場とベクトル場[用語]
空間内の領域 D を考える• D 内の各点 pにスカラーを対応させる関数 f(p)があるとき f を D のスカラー場と呼ぶ。
. – p.2/28
スカラー場とベクトル場[用語]
空間内の領域 D を考える• D 内の各点 pにスカラーを対応させる関数 f(p)があるとき f を D のスカラー場と呼ぶ。
[例]
. – p.3/28
スカラー場とベクトル場[用語]
空間内の領域 D を考える• D 内の各点 pにスカラーを対応させる関数 f(p)があるとき f を D のスカラー場と呼ぶ。
[例]• 山の標高。(平面上のスカラー場。)
空間の温度分布。
真空中に電荷 を置いたとき、電荷からの距離が である点 の電位は
:真空の誘電率
. – p.4/28
スカラー場とベクトル場[用語]
空間内の領域 D を考える• D 内の各点 pにスカラーを対応させる関数 f(p)があるとき f を D のスカラー場と呼ぶ。
[例]• 山の標高。(平面上のスカラー場。)
• 空間の温度分布。
真空中に電荷 を置いたとき、電荷からの距離が である点 の電位は
:真空の誘電率
. – p.4/28
スカラー場とベクトル場[用語]
空間内の領域 D を考える• D 内の各点 pにスカラーを対応させる関数 f(p)があるとき f を D のスカラー場と呼ぶ。
[例]• 山の標高。(平面上のスカラー場。)
• 空間の温度分布。• 真空中に電荷 Qを置いたとき、電荷からの距離が r である点 pの電位は
ϕ(p) =1
4πε0
·Q
r(ε0 > 0:真空の誘電率)
. – p.4/28
スカラー場とベクトル場[用語続き]
. – p.5/28
スカラー場とベクトル場[用語続き]
• スカラー場 f が与えられたとき、定数 cに対し f(p) = c
となる p全体を f の等位面という。
. – p.6/28
スカラー場とベクトル場[用語続き]
• スカラー場 f が与えられたとき、定数 cに対し f(p) = c
となる p全体を f の等位面という。[例]
• 山の等高線。(平面上の等位線)
温度分布の等温面。
真空中の点電荷 からの距離が
で与えられる球面。 等電位面。
. – p.7/28
スカラー場とベクトル場[用語続き]
• スカラー場 f が与えられたとき、定数 cに対し f(p) = c
となる p全体を f の等位面という。[例]
• 山の等高線。(平面上の等位線)
• 温度分布の等温面。
真空中の点電荷 からの距離が
で与えられる球面。 等電位面。
. – p.7/28
スカラー場とベクトル場[用語続き]
• スカラー場 f が与えられたとき、定数 cに対し f(p) = c
となる p全体を f の等位面という。[例]
• 山の等高線。(平面上の等位線)
• 温度分布の等温面。• 真空中の点電荷 Qからの距離が
r =1
4πε0
·Q
c
で与えられる球面。(等電位面。)
. – p.7/28
スカラー場とベクトル場[用語]
. – p.8/28
スカラー場とベクトル場[用語]
• D 内の各点 pにベクトルを対応させる対応F(p)があるときFを D のベクトル場と呼ぶ。
. – p.9/28
スカラー場とベクトル場[用語]
• D 内の各点 pにベクトルを対応させる対応F(p)があるときFを D のベクトル場と呼ぶ。
[例]
. – p.10/28
スカラー場とベクトル場[用語]
• D 内の各点 pにベクトルを対応させる対応F(p)があるときFを D のベクトル場と呼ぶ。
[例]• 山の斜面の各点に、傾きが最も大きい方向に向かう、傾きの大きさをその大きさとするベクトルを対応させると、平面のベクトル場になる。
真空中に点電荷 を置いたとき、電荷からの距離が である点 での電場は
は点電荷から点 へ向かう方向の単位ベクトル。
流体の各点での流速。
. – p.11/28
スカラー場とベクトル場[用語]
• D 内の各点 pにベクトルを対応させる対応F(p)があるときFを D のベクトル場と呼ぶ。
[例]• 山の斜面の各点に、傾きが最も大きい方向に向かう、傾きの大きさをその大きさとするベクトルを対応させると、平面のベクトル場になる。
• 真空中に点電荷 Qを置いたとき、電荷からの距離が r である点 pでの電場は
E(p) =1
4πε0
·Q
r2er
(er は点電荷から点 pへ向かう方向の単位ベクトル。)
流体の各点での流速。
. – p.11/28
スカラー場とベクトル場[用語]
• D 内の各点 pにベクトルを対応させる対応F(p)があるときFを D のベクトル場と呼ぶ。
[例]• 山の斜面の各点に、傾きが最も大きい方向に向かう、傾きの大きさをその大きさとするベクトルを対応させると、平面のベクトル場になる。
• 真空中に点電荷 Qを置いたとき、電荷からの距離が r である点 pでの電場は
E(p) =1
4πε0
·Q
r2er
(er は点電荷から点 pへ向かう方向の単位ベクトル。)
• 流体の各点での流速。. – p.11/28
スカラー場とベクトル場[用語続き]
. – p.12/28
スカラー場とベクトル場[用語続き]
• ベクトル場 Fが与えられたとき、曲線r(t) = (x(t), y(t), z(t))で各点における接線ベクトルddtr = (x(t), y(t), z(t))が Fに対して平行であるものを F
の流線とよぶ。
. – p.13/28
スカラー場とベクトル場[用語続き]
• ベクトル場 Fが与えられたとき、曲線r(t) = (x(t), y(t), z(t))で各点における接線ベクトルddtr = (x(t), y(t), z(t))が Fに対して平行であるものを F
の流線とよぶ。[例]
. – p.14/28
スカラー場とベクトル場[用語続き]
• ベクトル場 Fが与えられたとき、曲線r(t) = (x(t), y(t), z(t))で各点における接線ベクトルddtr = (x(t), y(t), z(t))が Fに対して平行であるものを F
の流線とよぶ。[例]
• 流体の流れに沿った曲線。
微分方程式 の解が定める曲線。
. – p.15/28
スカラー場とベクトル場[用語続き]
• ベクトル場 Fが与えられたとき、曲線r(t) = (x(t), y(t), z(t))で各点における接線ベクトルddtr = (x(t), y(t), z(t))が Fに対して平行であるものを F
の流線とよぶ。[例]
• 流体の流れに沿った曲線。
• 微分方程式 dr
dt= F(r)の解が定める曲線。
. – p.15/28
スカラー場とベクトル場[用語]
. – p.16/28
スカラー場とベクトル場[用語]
• スカラー場 f と大きさ 1のベクトル a = (a1, a2, a3)に対し、
limt→0
f(p+ta)−f(p)
t=
∂f
∂t
∣
∣
∣
∣
t=0
(p+ta)=∂f
∂x(p)a1+
∂f
∂y(p)a2+
∂f
∂z(p)a3
を f の (点 pにおける) a方向への方向微分とよぶ。
の点 における 方向への方向微分は、 から 方向へ 進んだ時の の変化量を表している。ベクトル を用いると、方向微分は
と書かれる。
. – p.17/28
スカラー場とベクトル場[用語]
• スカラー場 f と大きさ 1のベクトル a = (a1, a2, a3)に対し、
limt→0
f(p+ta)−f(p)
t=
∂f
∂t
∣
∣
∣
∣
t=0
(p+ta)=∂f
∂x(p)a1+
∂f
∂y(p)a2+
∂f
∂z(p)a3
を f の (点 pにおける) a方向への方向微分とよぶ。f の点 pにおける a方向への方向微分は、pから a方向へ 1進んだ時の f の変化量を表している。
ベクトル を用いると、方向微分は
と書かれる。
. – p.17/28
スカラー場とベクトル場[用語]
• スカラー場 f と大きさ 1のベクトル a = (a1, a2, a3)に対し、
limt→0
f(p+ta)−f(p)
t=
∂f
∂t
∣
∣
∣
∣
t=0
(p+ta)=∂f
∂x(p)a1+
∂f
∂y(p)a2+
∂f
∂z(p)a3
を f の (点 pにおける) a方向への方向微分とよぶ。f の点 pにおける a方向への方向微分は、pから a方向へ 1進んだ時の f の変化量を表している。ベクトル
(
∂f
∂x(p),
∂f
∂y(p),
∂f
∂z(p)
)
を用いると、方向微分は(
∂f
∂x(p),
∂f
∂y(p),
∂f
∂z(p)
)
· a
と書かれる。. – p.17/28
勾配ベクトル場[用語]
. – p.18/28
勾配ベクトル場[用語]
• スカラー場 f に対し、ベクトル場gradf =
(
∂f
∂x,
∂f
∂y,
∂f
∂z
)
=∂f
∂xi +
∂f
∂yj +
∂f
∂zk
を f の勾配 (gradient)ベクトル場とよぶ。
の勾配は、 の増え方が最も大きい方向を向いたベクトル場である。
と の値を比べると、 展開より:
余り
余りよって、 と が同じ方向を向いているときこの値は最も大きくなる。
. – p.19/28
勾配ベクトル場[用語]
• スカラー場 f に対し、ベクトル場gradf =
(
∂f
∂x,
∂f
∂y,
∂f
∂z
)
=∂f
∂xi +
∂f
∂yj +
∂f
∂zk
を f の勾配 (gradient)ベクトル場とよぶ。• f の勾配は、f の増え方が最も大きい方向を向いたベクトル場である。
と の値を比べると、 展開より:
余り
余りよって、 と が同じ方向を向いているときこの値は最も大きくなる。
. – p.19/28
勾配ベクトル場[用語]
• スカラー場 f に対し、ベクトル場gradf =
(
∂f
∂x,
∂f
∂y,
∂f
∂z
)
=∂f
∂xi +
∂f
∂yj +
∂f
∂zk
を f の勾配 (gradient)ベクトル場とよぶ。• f の勾配は、f の増え方が最も大きい方向を向いたベクトル場である。∵ f(p + ta)と f(p)の値を比べると、Taylor展開より:
余り
余りよって、 と が同じ方向を向いているときこの値は最も大きくなる。
. – p.19/28
勾配ベクトル場[用語]
• スカラー場 f に対し、ベクトル場gradf =
(
∂f
∂x,
∂f
∂y,
∂f
∂z
)
=∂f
∂xi +
∂f
∂yj +
∂f
∂zk
を f の勾配 (gradient)ベクトル場とよぶ。• f の勾配は、f の増え方が最も大きい方向を向いたベクトル場である。∵ f(p + ta)と f(p)の値を比べると、Taylor展開より:
f(p+ta)−f(p)=∂f
∂x(p)a1t+
∂f
∂y(p)a2t+
∂f
∂z(p)a3t + (余り)
余りよって、 と が同じ方向を向いているときこの値は最も大きくなる。
. – p.19/28
勾配ベクトル場[用語]
• スカラー場 f に対し、ベクトル場gradf =
(
∂f
∂x,
∂f
∂y,
∂f
∂z
)
=∂f
∂xi +
∂f
∂yj +
∂f
∂zk
を f の勾配 (gradient)ベクトル場とよぶ。• f の勾配は、f の増え方が最も大きい方向を向いたベクトル場である。∵ f(p + ta)と f(p)の値を比べると、Taylor展開より:
f(p+ta)−f(p)=∂f
∂x(p)a1t+
∂f
∂y(p)a2t+
∂f
∂z(p)a3t + (余り)
= (gradf(p) · a) t + (余り)
よって、 と が同じ方向を向いているときこの値は最も大きくなる。
. – p.19/28
勾配ベクトル場[用語]
• スカラー場 f に対し、ベクトル場gradf =
(
∂f
∂x,
∂f
∂y,
∂f
∂z
)
=∂f
∂xi +
∂f
∂yj +
∂f
∂zk
を f の勾配 (gradient)ベクトル場とよぶ。• f の勾配は、f の増え方が最も大きい方向を向いたベクトル場である。∵ f(p + ta)と f(p)の値を比べると、Taylor展開より:
f(p+ta)−f(p)=∂f
∂x(p)a1t+
∂f
∂y(p)a2t+
∂f
∂z(p)a3t + (余り)
= (gradf(p) · a) t + (余り)
よって、gradf と aが同じ方向を向いているときこの値は最も大きくなる。
. – p.19/28
勾配ベクトル場[例]
. – p.20/28
勾配ベクトル場[例]
• 山の標高を f とすると (平面上の) gradf =(
∂f
∂x,
∂f
∂y
)
は、斜面の傾きが最も大きい方向へ向かう、傾きをその大きさとするベクトル場。
空間の各点での電位 と電場 について次が成り立つ:
練習問題点電荷 について上の関係式を確かめよ。但し電荷からの距離が である点 の電位は
電場は である。は点電荷から点 へ向かう方向の単位ベクトル。
. – p.21/28
勾配ベクトル場[例]
• 山の標高を f とすると (平面上の) gradf =(
∂f
∂x,
∂f
∂y
)
は、斜面の傾きが最も大きい方向へ向かう、傾きをその大きさとするベクトル場。
• 空間の各点での電位 ϕと電場Eについて次が成り立つ:E = −grad ϕ
練習問題点電荷 について上の関係式を確かめよ。但し電荷からの距離が である点 の電位は
電場は である。は点電荷から点 へ向かう方向の単位ベクトル。
. – p.21/28
勾配ベクトル場[例]
• 山の標高を f とすると (平面上の) gradf =(
∂f
∂x,
∂f
∂y
)
は、斜面の傾きが最も大きい方向へ向かう、傾きをその大きさとするベクトル場。
• 空間の各点での電位 ϕと電場Eについて次が成り立つ:E = −grad ϕ
[練習問題]
点電荷 Qについて上の関係式を確かめよ。但し電荷からの距離が rである点 pの電位は ϕ(p) =
1
4πε0
·Q
r
電場は E(p) =1
4πε0
·Q
r2er である。
(er は点電荷から点 pへ向かう方向の単位ベクトル。). – p.21/28
勾配ベクトル場[性質]
. – p.22/28
勾配ベクトル場[性質]
• gradf は f の等位面に垂直である。
として二点 と が同じ等位面 上にあるならば、
余りよって が充分小さければここで と は同じ等位面上にあるので、 は の等位面に接する。
pa
p + ta
grad f
f= c
よって は の等位面に垂直である。
. – p.23/28
勾配ベクトル場[性質]
• gradf は f の等位面に垂直である。∵ |a| = 1として二点 pと p + taが同じ等位面 f = c上にあるならば、
余りよって が充分小さければここで と は同じ等位面上にあるので、 は の等位面に接する。
pa
p + ta
grad f
f= c
よって は の等位面に垂直である。
. – p.23/28
勾配ベクトル場[性質]
• gradf は f の等位面に垂直である。∵ |a| = 1として二点 pと p + taが同じ等位面 f = c上にあるならば、
0 = c − c = f(p + ta) − f(a) = (gradf · a) t + (余り)
よって が充分小さければここで と は同じ等位面上にあるので、 は の等位面に接する。
pa
p + ta
grad f
f= c
よって は の等位面に垂直である。
. – p.23/28
勾配ベクトル場[性質]
• gradf は f の等位面に垂直である。∵ |a| = 1として二点 pと p + taが同じ等位面 f = c上にあるならば、
0 = c − c = f(p + ta) − f(a) = (gradf · a) t + (余り)
よって tが充分小さければ gradf · a = 0
ここで と は同じ等位面上にあるので、 は の等位面に接する。
pa
p + ta
grad f
f= c
よって は の等位面に垂直である。
. – p.23/28
勾配ベクトル場[性質]
• gradf は f の等位面に垂直である。∵ |a| = 1として二点 pと p + taが同じ等位面 f = c上にあるならば、
0 = c − c = f(p + ta) − f(a) = (gradf · a) t + (余り)
よって tが充分小さければ gradf · a = 0
ここで p + taと pは同じ等位面上にあるので、aは f の等位面に接する。
pa
p + ta
grad f
f= c
よって は の等位面に垂直である。
. – p.23/28
勾配ベクトル場[性質]
• gradf は f の等位面に垂直である。∵ |a| = 1として二点 pと p + taが同じ等位面 f = c上にあるならば、
0 = c − c = f(p + ta) − f(a) = (gradf · a) t + (余り)
よって tが充分小さければ gradf · a = 0
ここで p + taと pは同じ等位面上にあるので、aは f の等位面に接する。
pa
p + ta
grad f
f= c
よって は の等位面に垂直である。
. – p.23/28
勾配ベクトル場[性質]
• gradf は f の等位面に垂直である。∵ |a| = 1として二点 pと p + taが同じ等位面 f = c上にあるならば、
0 = c − c = f(p + ta) − f(a) = (gradf · a) t + (余り)
よって tが充分小さければ gradf · a = 0
ここで p + taと pは同じ等位面上にあるので、aは f の等位面に接する。
pa
p + ta
grad f
f= c
よって gradf は f の等位面に垂直である。. – p.23/28
勾配ベクトル場[性質続き]
. – p.24/28
勾配ベクトル場[性質続き]
• n =gradf
|gradf |は、f の等位面に対する単位法線ベクトル
である。
上の 方向への方向微分を と書く。
これより で、 は の方向を向いた
単位ベクトルなので、
. – p.25/28
勾配ベクトル場[性質続き]
• n =gradf
|gradf |は、f の等位面に対する単位法線ベクトル
である。
• 上のn方向への方向微分を ∂f
∂nと書く。i.e.
∂f
∂n= gradf ·n
これより で、 は の方向を向いた
単位ベクトルなので、
. – p.25/28
勾配ベクトル場[性質続き]
• n =gradf
|gradf |は、f の等位面に対する単位法線ベクトル
である。
• 上のn方向への方向微分を ∂f
∂nと書く。i.e.
∂f
∂n= gradf ·n
これより∣
∣
∣
∣
∂f
∂n
∣
∣
∣
∣
= |gradf |で、nは gradf の方向を向いた
単位ベクトルなので、gradf =∂f
∂nn
. – p.25/28
勾配ベクトル場[性質続き]
. – p.26/28
勾配ベクトル場[性質続き]
• 形式的な記号∇ =
(
∂
∂x,
∂
∂y,
∂
∂z
)
= i∂
∂x+ j
∂
∂y+ k
∂
∂z
(ナブラとよぶ)を用いるとgradf = ∇f
と書ける。
和、定数倍、積、商、合成関数の微分公式より、
は定数
練習問題 上記の公式を示せ。
. – p.27/28
勾配ベクトル場[性質続き]
• 形式的な記号∇ =
(
∂
∂x,
∂
∂y,
∂
∂z
)
= i∂
∂x+ j
∂
∂y+ k
∂
∂z
(ナブラとよぶ)を用いるとgradf = ∇f
と書ける。• 和、定数倍、積、商、合成関数の微分公式より、∇(f + g) = ∇f + ∇g
∇(cf) = c∇f (cは定数)∇(fg) = g(∇f) + f(∇g)
∇ (f/g) = (g∇f − f∇g) /g2
∇ (ϕ(f)) = ϕ′(f)∇f
練習問題 上記の公式を示せ。
. – p.27/28
勾配ベクトル場[性質続き]
• 形式的な記号∇ =
(
∂
∂x,
∂
∂y,
∂
∂z
)
= i∂
∂x+ j
∂
∂y+ k
∂
∂z
(ナブラとよぶ)を用いるとgradf = ∇f
と書ける。• 和、定数倍、積、商、合成関数の微分公式より、∇(f + g) = ∇f + ∇g
∇(cf) = c∇f (cは定数)∇(fg) = g(∇f) + f(∇g)
∇ (f/g) = (g∇f − f∇g) /g2
∇ (ϕ(f)) = ϕ′(f)∇f
[練習問題]上記の公式を示せ。. – p.27/28
宿題
問題集 p.50例題 1~ p.57例題 6
但し例題 1.(3)の答は間違い。正しくは、原点から出る原点を含まない半直線、と原点一点。
. – p.28/28