ISO/IEC 9126 Software Engineering- Product Quality

= JIS X0129 : ソフトウェア製品の品質

• 第1部: 品質モデル

– ISO/IEC 9126 Part 1: Quality Model 　

• 第2部: 外部メトリクス

– ISO/IEC 9126 Part 2: External Metrics• 第3部: 内部メトリクス

– ISO/IEC 9126 Part 3: Internal Metrics• 第4部: 利用時の品質メトリクス

– ISO/IEC 9126 Part 4: Quality In Use Metrics　

ISO/IEC 9126-1 - 品質モデル (1/2)　　　　　内部品質・外部品質　　　　　

使用性使用性

機能性機能性

信頼性信頼性

品質副特性

セキュリティ

置換性

試験性

資源効率性

運用性

品質特性

合目的性 正確性 相互運用性

成熟性 障害許容性 回復性

理解性 修得性

時間効率性

解析性 変更性 安定性

環境適応性 設置性 共存性共存性 適合性適合性

適合性適合性

信頼性標準適合性信頼性標準適合性

適合性適合性

効率性標準適合性効率性標準適合性

適合性適合性

魅力性魅力性

効率性効率性

保守性保守性

移植性移植性

ISO/IEC 9126-1品質モデル(2/2)　　Quality In Use　（利用時の品

質）　　

利用時の品質利用時の品質Effectiveness

有効性

Effectiveness有効性

Safety安全性

Safety安全性

Productivity生産性

Productivity生産性

Satisfaction満足性

Satisfaction満足性

内部品質・外部品質と利用時の品質の関係

EffectivenessEffectiveness

SafetySafety

ProductivityProductivity

SatisfactionSatisfaction

FunctionalityFunctionality

EfficiencyEfficiency

ReliabilityReliability

UsabilityUsability

MaintainabilityMaintainability

PortabilityPortability

　測定対象とメトリクス　• 評価対象と測定対象は異なることも

ある．

ProductProcess Influenceof Product

Resources &Environment

Product Quality

QualityIn Usemetrics

InternalMetrics

Resource& Productmetrics

ProcessMetrics

CapabilityProcess Quality

QualityIn Use

External metrics

品質への

影響要因

品質への

影響要因ソフトウェア内部属性

ソフトウェア内部属性

ソフトウェア外部属性

ソフトウェア外部属性

ソフトウェア品質の影響

ソフトウェア品質の影響

測定対象とメトリクスの例　

品質への

影響要因

ソフトウェア内部属性

ソフトウェア外部属性

ソフトウェア品質の影響

測定対象領域 評価対象特性例

要員の経験

プログラム構造モジュ－ル性

利用者の学習時間

アクセス制御 イレ－ガルアクセスリジェクト率

メトリクス例

サイクロマティク複雑度モジュ－ル強度

要員の経験年数

利用者の学習容易性

測定対象属性 = 利用者の学習時間測定対象属性 = 利用者の学習時間

測定対象属性 = 入力デ－タ量と処理時間測定対象属性 = 入力デ－タ量と処理時間

評価対象品質特性 = 使用性評価対象品質特性 = 使用性

評価対象品質特性 = 時間効率性評価対象品質特性 = 時間効率性

評価対象品質特性と測定対象属性

製品の使い易さの評価

製品の処理の速さの評価

品質評価のU字モデル

　 利用時の品質要求

利用時の品質要求

外部品質要求外部品質要求

内部品質要求内部品質要求

利用時の品質利用時の品質

外部品質外部品質

内部品質内部品質

システムの振る舞い(外部特性)

ソフトウェアの属性(内部特性)

内部メトリクス

外部メトリクス

利用時の品質メトリクス

利用結果への期待(利用時の品質特性)

利用時の品質要求

• 利用時の品質 は 利用状況に依存する.• 利用状況 = {利用者, 最終利用者, 利用・タス

ク・操作環境}• 利用結果 = {システムの出力の品質, 利用者

への影響, 最終利用者への影響, システム環境への影響}

• Quality in Use の要求は利用時のシナリオを用いて識別可能である．

外部品質要求• 品質要求は計画・要求段階で記述されなければなら

ない．

• 標準品質モデルは，品質要求定義のためのチェックリストとして有用である．

• 品質要求は正確にかつ定量的に記述すべきである．

• 殆どの要求記述技術は機能要求のみを支援している．

• 最も単純な品質要求記述は自然言語の利用である.

内部品質要求

• 内部品質要求は，品質視点からのプロジェクトの

マイルストーンの役割を果たす．

• 外部品質要求を満たすには，それを設計目標とし

ての内部品質要求に変換する必要がある．

• 内部品質要求は，設計品質とコード品質に大別さ

れる．設計品質はより重視されるべきである．

内部品質評価 - 設計審査時の評価

• この段階では，対象ソフトウェアは実行可能では

ない．

• 対象実体は，仕様書.

• 目的は;

– 内部品質要求は満足しているかの判定 ，及

び(Verification)

– このまま開発を続けた場合の完了時の品質

の予測．(Validation)

内部品質評価 - コードレビュー時の評価

• 対象ソフトウェアは実行可能ではない．

• 対象実体は，ソースコード.

• 目的は;

– 内部品質要求は満足しているかの判定 ，及

び(Verification)

– このまま開発を続けた場合の完了時の品質の

予測．(Validation)

外部品質評価• 外部品質評価は品質要求が満足されたことを確認

するためのValidationである.

• 外部品質評価は，テスト段階に行う品質評価.

• ソフトウェアの評価をSimulated Environmentの下

で，Systemとして，Test Dataおよびテストのための

操作者により行う．

• テストの結果は，外部メトリクスを用いて記録し，要

約するとよい．

利用時の品質評価

• 出荷，リリース，利用開始後の評価• 改定，次期開発，類似プロジェクトへのフィー

ドバック，プロジェクトの評価などに利用• 実際の利用者による，実環境下で，実データ

による評価• 識別されなかったニーズの事後認識.• 測定の方法;

– アンケート調査, – 利用者行動の観察, – その他の現場での測定.