99
55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1 次・2 次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1 次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい 旅行会社が地域の代表者として申請している例が複数あり、株式会社の割合が 39%と多く なった。 ②ニューツーリズム取扱い経験年数 1 次:F2 今ご回答頂いている方の団体(主催旅行会社の場合は所属している事業場や支店等) において、「ニューツーリズム」の取り扱い経験年数をお聞かせ下さい。 ニューツーリズムの取り扱い経験年数では、23 年と 4 年以上が拮抗しているが、 4 年未満は全体の約 60%のウェイトを占めている。 株式会社 39% 観光協会・各 種組織 22% 協議会等の任 意団体 19% 行政機関 6% NPO 14% 合同会社 0% ①組織形態 N=36N=364 章-1 申請者調査分析

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55

第4章 効果検証

1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答)

(1)申請者の属性

①組織形態

1 次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

旅行会社が地域の代表者として申請している例が複数あり、株式会社の割合が 39%と多く

なった。

②ニューツーリズム取扱い経験年数

1 次:F2 今ご回答頂いている方の団体(主催旅行会社の場合は所属している事業場や支店等)

において、「ニューツーリズム」の取り扱い経験年数をお聞かせ下さい。

ニューツーリズムの取り扱い経験年数では、2~3年と 4年以上が拮抗しているが、

4 年未満は全体の約 60%のウェイトを占めている。

株式会社39%

観光協会・各

種組織22%

協議会等の任

意団体19%

行政機関6%

NPO14%

合同会社0%

①組織形態 (N=36)

(N=36)

第4章-1 申請者調査分析

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56

③地元関係者と共同でのニューツーリズムの取組み年数

1次:F4 今ご回答頂いている方の団体(主催旅行会社の場合は所属している事業場や支店等)

において、地元関係者と協同で旅行商品の取り組みを何年くらい行っていますか。

地元関係者と共同でのニューツーリズムの取り組み年数では、4年未満が全体の約 65%を

占め、ニューツーリズム取り扱い経験年数よりも 5ポイント多くなっている。

1年未満19%

1年5%

2年31%

3年11%

4年以上31%

無回答3%

③地元関係者と共同でのニューツーリズム

の取り組み年数 (N=36)

第4章-1 申請者調査分析

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57

④今回のモニターツアーの分類

1次:F5 今回、実施するモニターツアーの分類をお聞かせ下さい

モニターツアーの分類は、グリーンツーリズム、文化観光、ヘルスツーリズム、産業観光、

エコツーリズム、その他の順位となっている。(重複回答あり)

⑤今回のモニターツアーの宿泊日数

1 次:F6 今回、実施するモニターツアーの宿泊日数をお聞かせ下さい

宿泊日数では、日帰りが全体の 30%であり、1泊以上の宿泊を伴うツアーは

全体の 70%となった。

36

17

14

25

36

8

3

0

10

20

30

40

グリーンツーリズム エコツーリズム 産業観光 ヘルスツーリズム 文化観光 その他 無回答

④今回のモニターツアーの分類'%(

(N=36)

(N=36、数値は%)

第4章-1 申請者調査分析

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58

(2)ターゲット

① ターゲットの設定

1次:Q1 今回のモニターツアーのターゲットを明確に設定できていると思いますか

2次:Q8 今回の実際の参加者と企画段階で想定したターゲットは狙い通りでしたか

ターゲットの設定では、「明確にできている」が事前と事後で 33ポイントの開きがある。

企画段階では、ターゲット設定が明確にできたと評価したもののモニターツアー実施後の

評価は下回っている。

② 性別・年代

1次:Q2 ターゲットの性別・年代をお聞かせ下さい(いくつでも)

2次:Q1 今回の参加者の主な性別・年代をお答え下さい(いくつでも)

ターゲットの性別・年代別での事前と事後評価の比較が上図である。

事前のトップ 3は、男女ともに 60代、50代、40代の順となっている。これに対して事後の

トップ 3は、男性では 60代、40代、70代の順で、女性では 60代、40代、50代順となっており、

男女ともに年代別ターゲットは 60代がトップとなっている。

60代以上の年代は、事前・事後ともほぼ一致しているが、50代については事後に評価は

事後大きく下回った。

11

44

58

44

28

6

3

0

0

6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

事後:2次アンケート'Q8)

事前:1次アンケート'Q1)

①ターゲットの設定

明確にできている できている どちらでもない あまりできていない できていない 無回答

8

19

31

4753

64

33

38

28

47

56

67 67

33

3

1417

3642

31

58

36

3

11

25

47

58

47

75

44

8

0

10

20

30

40

50

60

70

80

男性

10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代以上女性

10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代以上

事前:1次アンケート'Q2)

事後:2次アンケート'Q1)

②性別・年代'%(

(N=36、数値は%)

(N=36、数値は%)

第4章-1 申請者調査分析

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59

③職業

1 次:Q3 ターゲットの職業をお聞かせ下さい(複数回答)

2 次:Q2 今回の参加者はどのような職業の方が多かったと思いますか(複数回答)

職業別では、会社員を除き自営業、公務員などの就業者について、企画段階と実施段階での

ギャップが認められる。一方無職、学生ではほぼ計画通りの評価となっている。

④居住地域

1 次:Q4 ターゲットの居住地域をお聞かせ下さい(複数回答)

2 次:Q3 今回の参加者の居住地域はどこが多かったと思いますか(複数回答)

居住地域では、地元県内と隣接県でのターゲット設定に対しての事後評価が低く、それ以外の

遠隔地からのターゲット設定に関しては事前よりも事後評価が高くなっている。

これは、連携先である旅行会社が主に発地から実施地域までの交通手段まで含めた旅行商品を

取り扱っていることと関連しているものと見られる。

64

31

39

25

78

11

58

14

3

64

1925

17

69

11

56

0 00

10

20

30

40

50

60

70

80

90

会社員 公務員 自営業 パート

・アルバイト

主婦 学生 無職 その他 無回答

事前:1次アンケート'Q3)

事後:2次アンケート'Q2)

③職業'%(

64

36

44

58

25

47

0

10

20

30

40

50

60

70

地元県内 隣接県 それ以外

事前:1次アンケート'Q4)

事後:2次アンケート'Q3)

④住居地域'%(

(N=36、数値は%)

(N=36、数値は%)

第4章-1 申請者調査分析

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60

⑤移動時間

1次:Q5 ターゲットの居住地からモニターツアーの実施地域(場所)までの移動時間を

お聞かせ下さい(複数回答)

2次:Q4 今回の参加者の居住地域からモニターツアーの実施地域(場所)までの移動時間は

どのくらいの方が多かったと思いますか(複数回答)

移動時間では、3時間未満は事後評価が低いのに対して、3時間以上は事後評価が

高くなっている。

⑥参加人数

1次:Q6 ターゲットの参加人数(1件申し込み当り)をお聞かせ下さい(複数回答)

2次:Q5 何人単位での参加者が多かったと思いますか(複数回答)

参加人数では、1名と 2名参加については、ほぼ計画通りであったが、3名と 4名参加

については、事後評価が下回っている。

また僅かではあるが、5名以上のグループ参加については事後評価が上回っている。

42

53

39

22

33

50

39

22

0

10

20

30

40

50

60

1時間以内 1時間以上 3時間以上 5時間以上

事前:1次アンケート'Q5)

事後:2次アンケート'Q4)

⑤移動時間'%(

44

92

47

28

11

44

89

19

11 14

0

20

40

60

80

100

1名 2名 3名 4名 5名以上

事前:1次アンケート'Q6)

事後:2次アンケート'Q5)

⑥参加人数'%(

(N=36、数値は%)

(N=36、数値は%)

第4章-1 申請者調査分析

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61

⑦旅行形態(参加同行者)

1次:Q7 ターゲットの旅行形態をお聞かせ下さい(複数回答)

2次:Q6 どのような同行者が多かったと思いますか(複数回答)

旅行形態では「自分ひとり」「その他の家族」が事後は上回っているが、「夫婦・カップル」、

「友人・知人」「仕事の仲間」は事後が下回っている。

⑧子供の世代

1次:Q8 ターゲットが家族の場合の子供の世代をお聞かせ下さい(複数回答)

2次:Q7 家族層で多かった子供の世代をお答え下さい(複数回答)

子供の世代では、「家族をターゲットにしない」が、事後 15ポイント増加している。

子供の世代に関しては、総じて事後評価が下回る結果となっている。

⑨想定ターゲット以外の参加者

2 次:Q9 想定したターゲット以外に実際はどのようなお客様が参加しましたか(自由回答)

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No 案件番号 想定ターゲット以外の参加者

17

36

1027

1055

1060

・平日出発のツアーだったが、家族連れの子供(小学生)の参加があった。

・本来は 30~50代の女性を想定していたが、60~70代の女性がほぼ半数近くを

占める結果となった。

・年齢層は想定どおりだったが、居住地は思ったよりも県外の方の参加者が多かった。

50

78

6

17

81

31 28

3

58

67

3

22

64

14 17

00

20

40

60

80

100

自分ひとり 夫婦・カップル 三世代 その他の家族 友人・知人 家族と友人・知人 仕事の仲間 その他

事前:1次アンケート'Q7)

事後:2次アンケート'Q6)

⑦旅行形態'%(

14

36

22

11 11

2831

11

25

14

63

47

19

0

10

20

30

40

50

未就学 小学生 中学生 高校生 学生 家族を

ターゲットにしない

無回答

事前:1次アンケート'Q8)

事後:2次アンケート'Q7)

⑧ターゲット'参加者(が家族の場合の子供の世代'%(

(N=36、数値は%)

(N=36、数値は%)

第4章-1 申請者調査分析

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62

⑩ターゲットの趣味・嗜好

1次:Q11 どのような趣味・嗜好等を持っている層をターゲットにしていますか(複数回答)

53

17

3633

1917

25

39

6

19

611

3

39

3

0

10

20

30

40

50

60

ターゲットの趣味・嗜好等(%)

第4章-1 申請者調査分析

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63

(3)プロモーション

①告知の媒体

1 次:Q12-1 今回のモニターツアーを告知するにあたって、使用する媒体をお聞かせ下さい(複数回答)

2 次:Q10-1 今回のモニターツアーを告知するにあたって、使用した媒体をお聞かせ下さい(複数回答)

募集方法における告知媒体では、チラシと、FACEBOOK等の SNS媒体、ブログ、ダイレクトメール、

フリーペーパーが事後に上回っているが、中でもチラシは事前、事後とも使用率が一番高い。

2次:Q10-2 その媒体を選んだ理由は何ですか(自由回答)

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No. 案件番号 媒体を選んだ理由

10

11

13

23

24

1005

1057

1027

1038

1053

1047

1064

1043

・新聞広告はいろいろな体験ツアーを募集する場合に有効だから。

・環境教育情報紙は札幌市内の小学校で児童に配布されており、親子を中心とした

客層を集めるのに効果的であると考えたから。

・ユニバーサルツーリズムという市場特性上、特定のネットワークによる口コミが

不可欠である。それを補う媒体として、ホームページやチラシ、ブログなど、より

詳しい情報を掲載したものが必要となってくる。さらに、facebook活用による口コ

ミ波及度を測定したかったため。

・インターネットは、広範なターゲットが容易にアクセスできる、安価な費用で実践

でき、告知期間(準備期間)が短くても、効率よく告知できるため。

・チラシは広範なターゲットに手軽に告知できるため。(東北、関東一円の県観光課、

県庁所在地の観光協会等へ送付)

・ダイレクトメールは過去の当推進室企画の体験プログラムへの参加者への DMで

あり、他事業においても有効であることが実証されているため。

・新聞折込は告知スピードをアップするため。

・SNSを活用した事業展開をテストするため。

・沿線の市町村での住民で、中高年層をターゲットとしたため、紙媒体を中心とし、

市内の住民には、公共・商業施設にチラシを設置および、フリーペーパーに広告掲載

をした。沿線の市には4大紙に折込広告を実施。それ以外をカバーする為に、かんぽ

の宿の会員向け DM5000部にチラシを同封した。

56 56 56

3642

28

44

0 3

19

75

14

3642

31

53 5347

39 42

25

50

0 0

17

75

14

39 39

6

0

20

40

60

80

主催

旅行

会社

ホー

ムペ

ージ

「旅

の発

見」ホ

ムペ

ージ

観光

協会

等の

域情

報発

信用

ホー

ムペ

ージ

それ

以外

のホ

ーム

ペー

ブロ

ツイ

ッタ

FAC

EBO

OK等

SNS テ

レビ

国内

旅行

振興

キャ

ンペ

ーン

新聞

広告

旅行

会社

の新

広告

チラ

シ'パ

ンフ

レッ

ト(

フリ

ーペ

ーパ

ダレ

クト

メー

事業

関係

者・仲

のネ

ット

ワー

ク活

その

事前:1次アンケート'Q12-1)

事後:2次アンケート'Q10-1)

①告知の媒体'%( (N=36、数値は%)

第4章-1 申請者調査分析

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64

29

30

33

34

35

1063

1023

1007

1003

1089

・過去新聞広告による集客実績は高く、良いツアーがあれば行きたいと思っているお

客様は地元新聞をウォッチしている実態があるため。チラシは各関係機関に配布し、

ツアー内容を露出させるために作成した。

・HPは協会で地旅の会を立ち上げて告知している、チラシはお客様に募集内容を徹底

するため、西日本新聞は九州からの商品のため告知を徹底するのに一番効果があると

考えたため、山口新聞は県内に商品告知を行うため、JTB ウオレットはインターネッ

ト販売を試験的に実施。

・新聞広告はいろいろな体験ツアーを募集する場合に有効だから。

・新聞広告は宣伝効果が高いため。

・募集期間が短かったので即効性を求めて新聞広告を選定した。

②媒体の効果

1次:Q12-3 使用する媒体は効果的だと思いますか

2次:Q10-3 媒体は効果的だったと思いますか

媒体効果では、事前は「非常に効果的だと思う」と「効果的だと思う」の合計で全体の

95%弱を占めているが、事後では 75%に下がり 20ポイント下げている。

28

67

60 0 0

14

61

17

3 3 3

0

20

40

60

80

非常

に効

果的

だと

思う

効果

的だ

と思

どち

らで

もな

あま

り効

果的

では

ない

効果

的で

はな

無回

事前:1次アンケート'Q12-3)

事後:2次アンケート'Q10-3)

②媒体の効果'%( (N=36、数値は%)

第4章-1 申請者調査分析

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65

2次:Q10-4 「非常に効果的だったと思う」「効果的だったと思う」理由をご記入下さい(自由回答)

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No. 案件番号 理由 ※( )内は、使用した媒体

16

18

19

21

26

27

29

30

33

35

1005

1026

1021

1031

1065

1029

1022

1033

1034

1063

1023

1007

1089

・しっかりと嗜好、属性をつかんでおり、そこへ直接訴求することが出来たから

(旅行会社の DM)

・告知後すぐに問い合わせ、応募の反応があった。(FACEBOOK 等の SNS)

・募集開始 2日目で満員となった(主催旅行会社の HP)

・ツアーの主旨に沿った集客ができたため(事業関係者・仲間のネットワーク活用)

・今回の企画内容をビジネスマン向け(MICEを想定)で、かつ、女性ビジネスマンで

も参加しやすいような内容にしたため、MICEを想定した形で静岡商工会議所の会員

事業所(約 12,000会員)や全国各地を旅慣れている当所女性会、女性経営者団体

等の参加対象者にピンポイントに募集が計れた。特に女性団体等に送付したダイレ

クトメールでは、口コミ効果により多くの集客効果があった。

(事業関係者・仲間のネットワーク活用)

・クラブツーリズムは顧客管理の精度が非常に高い(旅行会社の DM)

・それなりに問い合わせがあったので、情報としては発信できていたと思う。

(事業関係者・仲間のネットワーク活用)

・両催行日とも、ほぼ1日で完売という結果を出したため。(新聞広告 DM)

・新聞広告で約参加者全体の 90%の申込があった。ダイレクトメールで約 8%の

申込があった。(新聞広告と DM)

・地元中国新聞は広島県下はじめ近隣県含め 60万部以上の発行部数があるので、

一度に知らしめるには効果的である。(新聞広告と DM)

・狙い通り九州からは告知から 3日以内で満席となった。(新聞広告)

・今回初めて参加される方は新聞広告を見て参加された。高齢者が多いため HPでの

効果は尐なかった。(新聞広告)

・募集開始日中に定員に達した点(新聞広告)

「あまり効果的ではない」「効果的ではない」の理由として、「県外をターゲットにしていたため

(観光協会等の地域情報発信用の HP)」、「本来のターゲットより年齢層が高くなったため(チラ

シ)」があがっていた。

第4章-1 申請者調査分析

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66

③パブリシティ活動

1次:Q13-1 今回のモニターツアー募集でパブリシティ活動を行いますか

2次:Q11-1 今回のモニターツアー募集でパブリシティ活動を行いましたか

パブリシティ活動は、事前で 53%だったが、事後 58%へと微増している。

1次:Q13-2 パブリシティ活動についての評価(Q13-1で「はい」の回答者のみ対象)

2次:Q11-2 パブリシティ活動についての評価(Q11-1で「はい」の回答者のみ対象)

パブリシティ活動の評価は、事前で「非常に良く出来ている」「良く出来ている」が 70%だったが、

事後 50%弱に落ちている。パブリシティ活動が想定より難しかったことがうかがえる。

(N=36、数値は%)

(N=19、数値は%)

第4章-1 申請者調査分析

Page 13: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

67

パブリシティ活動が「非常に良くできた」「良くできた」と思う理由は以下のとおり(自由回答)

No 案件番号 「非常に良くできた」「良くできた」の理由

10

11

28

15

24

27

18

1026

1038

1053

1010

1021

1030

1043

1034

1065

・プレスリリースを発表後、新聞記事とラジオ番組で取り上げられ、問い合わせや

応募数が伸びた。

・プレスリリースの配信を行い、新聞メディア、TVメディアからの反応があり、

当日も地元メディアの情報番組の取材が同行する事になった。

・プレスリリースの配信を行い、新聞メディア等の反応があったため。複数の地元

紙での紹介をもらった。(1紙は一面カラーでの記事掲載)

・最初にお問い合わせいただいた方は、新聞記事を見て電話をいただいた。

・募集開始 2日目で満員となった。

・上田のケーブル TVにて研修の様子が放映された。また、NHK 長野支局より

次回開催(5月予定)の際には、取材したい旨打診があった。

・プレスリリースを実施したところ、共同通信がとりあげ、日本経済新聞の全国版

に記事が掲載され、長野県や山口県からも問い合わせがあった。また、朝日新聞

からも取材依頼があり、河内版に大きく掲載され、多くの申込希望者があった。

・当ニューツーリズム事業を記事にて事前に新聞掲載をしてもらい、参加者募集の

前にかなり県内の中国新聞購読者の方に情報提供(発信)ができたと思う。

・今回のモニターツアーの模様を大きく地元の新聞社の取材が入り、大きく記事に

してもらい、多くの市民に「産業観光」という新しい旅行形態をアピールできた。

パブリシティ活動が「良くできなかった」と思う理由は以下のとおり(自由回答)

No 案件番号 「良くできなかった」と思う理由

17 1055 ・記事広告をフィットネス関係の業界紙に掲載してもらったのだが、最終的に問い

合わせは 2件しかなかった。

第4章-1 申請者調査分析

Page 14: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

68

④費用対効果

1次:Q14-1 参加募集のためのPR・広告等に係る費用は適切だと思いますか

プロモーションにかかる費用では、「非常に適切だと思う」「適切だと思う」が 60%弱となっている。

2次:Q12-1 参加者一人当たりの集客コストはいくらかかりましたか(広告宣伝費÷集客人数)

1万円未満36%

1万円以上~2

万円未満30%

2万円以上31%

無回答3%

参加者1人あたりの集客コスト

第4章-1 申請者調査分析

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69

2次:Q12-2 実施したプロモーションの費用対効果はいかがでしたか

プロモーションの費用対効果では、「非常に効果が高かった」「効果が高かった」で計 27%、

「あまり高くなかった」「高くなかった」で計 34%。

実施したプロモーションの費用対効果が「適切だった」の理由は以下の通り。

No. 案件番号 「適切だった」理由

18

24

25

33

1079

1057

1065

1043

1040

1007

・単純に費用対効果を計算すると決して効果的とは言えないが、今回、リスティング広告を

効果的に利用するための貴重なノウハウを得ることができた。今回の成果物は今後の

ツアープロモーションに流用できるため、非常に有意義な機会であった。

・今回、初めて使用した「オントナ」による申込者数が予想以上に多かった。

・今回は、初めて募集を行ったことから比較対象がないが、新聞広告等の媒体と比較すると

安価で、ターゲットであるビジネス客に効果的にプロモーションをかけることができた。

・使用広告媒体では見込通りの集客効果があり、パブリシティ活動では、予想以上の効果があ

った。

・広告宣伝に経費をかけられた結果、定員数を超える応募数(問い合わせ数)があった。

・新聞の効果が通常は 1週間のところ、3日以内に効果が出た。

実施したプロモーションの費用対効果が「適切ではなかった」の理由は以下の通り。

No. 案件番号 「適切ではなかった」理由

14

29

36

1026

1021

1075

1063

1060

・実験的に様々な媒体を活用し、その効果や反応を把握したいと考えたため、その結果として

費用が高くなった。

・集客コストが一人当り約 35,000 円と非常に高く、通常のツアー募集では到底実施できない。

・募集人員に対しての募集が全く出来なかったため

・新聞広告は通常非常に高額で収益性からみると費用対効果は低い。

今回のような補助金付のツアーでない場合は、新聞広告はなかなか出せない。

・費用がかかりすぎ、集客が見込めなかったので、効果は低いと思われる。

非常に効果が

高かった5%

効果が

高かった22%

どちらでもない33%

あまり

高くなかった17%

高くなかった17%

無回答6%

プロモーションの費用対効果

第4章-1 申請者調査分析

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70

⑤ツアータイトル

ツアータイトルでは、事前では約 95%が「重視する」と回答したが、事後の評価では

5ポイント下がっている。

事後に「非常に良かった」と回答としたのは以下の 15ツアーである。

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No 案件番号 ツアー名

10

11

14

16

21

22

28

30

31

32

35

1026

1032

1027

1042

1038

1053

1075

1031

1022

1006

1010

1023

1062

1069

1089

・冬のワインツーリズム~雪見ワイン 2012~

・日本一の寒さを楽しみ隊ツアー

・車いす紅蓮隊(ぐれんたい)と一緒に楽しむ雪の大雪山麓

・絆と健康を考えよう!洞爺湖温泉雪遊びヘルシーツアー

・きたかみ大人の工場巡り~自動車産業を知る~

・民俗芸能のまち北上鬼剣舞伝承の旅

・東松島に新しい牡蠣ブランドを。応援・牡蠣棚見学ツアー

・ペット番組でおなじみ松本くんプロデュース!

にこたま発着ワンちゃんと一緒に行くペットツアー八ヶ岳

・能登人とふれあう里海の食

・勝山左義長まつり市民ガイド付きツアー

・老活(老後準備活動)・ぴんぴんコロリ体験湯来温泉・湯の山温泉 2日間~自分ら

しく豊かな老後を送るため!~

・語り部と歩く萩往還 2DAY ウォーキング+山口お宝展

・「千年のかくれんぼ」日本三大秘境“大歩危・祖谷”の謎を解く伝説伝承の旅

・古書をひもとき倭国からジパングへ卑弥呼と歩く

~魏志倭人伝へのタイムトラベル・2泊 3日

・笑いと温泉とウォーキングで元気を取り戻す旅(現代版湯治・温泉療養保健シス

テム体験ツアー)

42

44

47

50

11

6

0

0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

事後:2次アンケート'Q13-1)

事前:1次アンケート'Q15-1)

③ツアータイトルの重視度と評価

非常に重視する

'非常によかった(

重視する

'よかった(

どちらでもない あまり重視してない

'あまりよくなかった(

重視してない

'よくなかった(

(N=36、数値は%)

第4章-1 申請者調査分析

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71

⑥キャッチコピー(ツアーの特徴、内容に関する説明文)

キャッチコピーでは、事前では 95%が「重視する」と回答したが、事後の評価では

12 ポイント下がっている。

事後に「非常に良かった」と回答としたのは以下の 14ツアーである。

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No. 案件番号 ツアー名

10

11

14

16

17

22

24

28

30

31

35

1026

1032

1042

1038

1053

1075

1031

1055

1006

1043

1010

1023

1062

1089

・冬のワインツーリズム~雪見ワイン 2012~

・日本一の寒さを楽しみ隊ツアー

・絆と健康を考えよう!洞爺湖温泉雪遊びヘルシーツアー

・きたかみ大人の工場巡り~自動車産業を知る~

・民俗芸能のまち北上鬼剣舞伝承の旅

・東松島に新しい牡蠣ブランドを。応援・牡蠣棚見学ツアー

・ペット番組でおなじみ松本くんプロデュース!

にこたま発着ワンちゃんと一緒に行くペットツアー八ヶ岳

・1000mの天空リゾート八ヶ岳自然との共生を体感する旅

・勝山左義長まつり市民ガイド付きツアー

・「昭和初期に大鐡電車が企画した“楠公遺蹟めぐり”復権」日歸りの巻

・老活'老後準備活動)・ぴんぴんコロリ体験湯来温泉・湯の山温泉 2 日間

~自分らしく豊かな老後を送るため!~

・語り部と歩く萩往還 2DAY ウォーキング+山口お宝展

・「千年のかくれんぼ」日本三大秘境“大歩危・祖谷”の謎を解く伝説伝承の旅

・笑いと温泉とウォーキングで元気を取り戻す旅

'現代版湯治・温泉療養保健システム体験ツアー(

39

56

44

39

14

3

3

0

0

3

0% 20% 40% 60% 80% 100%

事後:2次アンケート'Q13-2)

事前:1次アンケート'Q15-2)

④キャッチコピーの重視度と評価非常に重視する

'非常によかった(

重視する

'よかった(

どちらでもない あまり重視してない

'あまりよくなかった(

重視してない

'よくなかった(

無回答

(N=36、数値は%)

第 4章-1 申請者調査分析

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72

⑦デザイン(チラシ、HP等のデザイン)

デザインでは、事前で 80%強が「非常に重視する」「重視する」と回答したのに対して、事後

評価では 3ポイント評価が上がっているが、「非常によかった」では 17ポイント下がっている。

事後に「非常によかった」と回答したのは以下の 7ツアーである。

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No 案件番号 ツアー名

10

11

16

18

22

31

1026

1038

1053

1031

1065

1006

1062

・冬のワインツーリズム~雪見ワイン 2012~

・きたかみ大人の工場巡り~自動車産業を知る~

・民俗芸能のまち北上鬼剣舞伝承の旅」

・ペット番組でおなじみ松本くんプロデュース!

にこたま発着ワンちゃんと一緒に行くペットツアー八ヶ岳

・『静流』・大人の社会科見学ツアー!!

・勝山左義長まつり市民ガイド付きツアー

・「千年のかくれんぼ」日本三大秘境“大歩危・祖谷”の謎を解く伝説伝承の旅

19

36

67

47

11

14

0

3

3

0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

事後:2次アンケート'Q13-3)

事前:1次アンケート'Q15-3)

⑤デザイン'チラシ、HP等のデザイン(の重視度と評価非常に重視する

'非常によかった(

重視する

'よかった(

どちらでもない あまり重視してない

'あまりよくなかった(

重視してない

'よくなかった(

無回答(N=36、数値は%)

第4章-1 申請者調査分析

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73

⑧写真(チラシ、HP等の写真)

写真では、事前で約 95%が「重視する」と回答したのに対して、事後評価では 16ポイント

下がっている。

事後に「非常によかった」と回答したのは以下の 9ツアーである。

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No. 案件番号 ツアー名

11

16

17

18

22

31

1005

1026

1079

1053

1031

1055

1065

1006

1062

・冬の南富良野・厳寒のなかで生きる命に出会うツアー

・冬のワインツーリズム~雪見ワイン 2012~

・冬の美瑛パウダースノーの丘を巡るフォト&グルメの旅

・民俗芸能のまち北上鬼剣舞伝承の旅

・ペット番組でおなじみ松本くんプロデュース!

にこたま発着ワンちゃんと一緒に行くペットツアー八ヶ岳

・1000mの天空リゾート八ヶ岳自然との共生を体感する旅

・『静流』・大人の社会科見学ツアー!!

・勝山左義長まつり市民ガイド付きツアー

・「千年のかくれんぼ」日本三大秘境“大歩危・祖谷”の謎を解く伝説伝承の旅

25

47

53

47

19

3

0

0

3

0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

事後:2次アンケート'Q13-4)

事前:1次アンケート'Q15-4)

⑥写真'チラシ、HP等の写真(の重視度と評価非常に重視する

'非常によかった(

重視する

'よかった(

どちらでもない あまり重視してない

'あまりよくなかった(

重視してない

'よくなかった(

無回答(N=36、数値は%)

第 4章-1 申請者調査分析

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74

⑨分かりやすさ(チラシ、HP等によるツアー内容の分かりやすさ)

1次:Q15-5 分かりやすさを重視しますか

2次:Q13-5 分かりやすさの評価をお聞かせ下さい

分かりやすさでは、事前で約 95%が「重視する」と回答したのに対して、事後では 19ポイント

下がっている。

事後に「非常によかった」と回答したのは以下の 5ツアーである。

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No 案件番号 ツアー名

10

11

16

31

1026

1038

1053

1031

1062

・冬のワインツーリズム~雪見ワイン 2012~

・きたかみ大人の工場巡り~自動車産業を知る~

・民俗芸能のまち北上鬼剣舞伝承の旅

・ペット番組でおなじみ松本くんプロデュース!

にこたま発着ワンちゃんと一緒に行くペットツアー八ヶ岳

・「千年のかくれんぼ」日本三大秘境“大歩危・祖谷”の謎を解く伝説伝承の旅

14

36

61

58

19

6

3

0

3

0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

事後:2次アンケート'Q13-4)

事前:1次アンケート'Q15-4)

⑦分かりやすさの重視度と評価非常に重視する

'非常によかった(

重視する

'よかった(

どちらでもない あまり重視してない

'あまりよくなかった(

重視してない

'よくなかった(

無回答

(N=36、数値は%)

第 4章-1 申請者調査分析

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75

◆事前、事後における各項目(⑤~⑨)の重視度

「事前」と「事後」のポジショニング(1人あたりの平均スコアを算出しプロット)

事前の重視度と事後の評価をポジショニングにしたのが上図である。

事前では、キャッチコピー、ツアータイトル、写真、分かりやすさ、デザインの順で重要視している。

事後の評価では、ツアータイトル、キャッチコピー、デザイン、写真、分かりやすさの順位と

なっている。総じて 5 段階評価で 4以上(よかった)のポジションにある中で、「分かりやすさ」

のみが 4点未満の評価となっている。

1

2

3

4

5

1 2 3 4 5

ツアータイトル

キャッチコピー

写真

分かりやすさ

デザイン

事前

事後 高低

第4章-1 申請者調査分析

Page 22: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

76

⑩今回のモニターツアー募集に関する評価

2次:Q13-6 今回のモニターツアー募集で「うまくいった点」を具体的にご記入下さい(自由回答)

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No 案件番号 うまくいった点

11

14

15

16

17

1005

1026

1021

1079

1027

1042

1053

1075

1030

1031

1055

・主催旅行会社のモニター会員リストへのダイレクトメール発送により円滑に募集が

できた。最尐催行人数に達しないと予測されたときに、道内発着の追加募集を決断し、

最尐催行人数に届いた。

・冬の北海道らしさ、冬ならではのワインづくりのストーリーを伝えることができた。

地域のイベントにも参加し、ワインツーリズム以外の観光資源との連携ができた。

ワイナリーの生産者と参加者が直に交流できたことで、双方の満足が得られた。

ホットワインの試飲でワインの新しい飲み方を紹介できた。

・募集開始 2日目で満員となった。

・当初見込通りのターゲットの参加を得られた。

・組み込み素材の評価を得られた。

・ガイドや解説者の重要性をあらためて認識できた。

・関係業者(特にタクシー会社)との連携が深まった。

・想定したターゲットに対するプロモーション方法がうまくいった。

・女性限定としたこと、ペンションを利用したこと、食にこだわったこと、撮影だけで

なく、アカデミックな講座を盛り込んだこと。

・ネットワークによる口コミの効果(知人が知人を誘って参加する動き)のおかげで、

4~5名の小グループの参加が見られた。

・募集期間が非常に短い中で、催行できたこと。セミナーを通して、健康と親子の絆に

ついて考えてくれたこと。

・地域の施設、民俗芸能団体とのスムーズな連携を行い、終始和やかな雰囲気で進行

できた点。参加者ばかりでなく、民俗芸能団体からの参加者の評価も高かった点、

結果的に、参加者、受入側の民俗芸能団体の双方から、継続してほしい、再度開催

してほしいとの声が寄せられた。

・関係者全員(主に 4名)が、自身の FACEBOOK ページからツアー紹介をした際の反響

が大きかった。

・日常の会議室内の座学や企業の学習だけでは得られない、非日常空間での農村体験、

地元の方たちとの交流、地の食材、温泉などが効果的に組み合わさり、こころと体の

健康をテーマにした主旨と上手くかみ合った。

・ペットツアーがはじめての試みにもかかわらず、バス、宿泊、高速道路の休憩、現地

プログラム等スムーズに運営できた点(松本君がサプライズ参加)。

・対象エリアのイメージ(澄み切った、さわやかな)が、参加者からの評価でよく伝わ

ったという声をいただけた点。

・食事の内容や訪問地、宿泊先などターゲットとした

・女性に好まれる想定どおりの内容であった点。(参加者の評価も高かった)

・集客のための媒体の選定。

第4章-1 申請者調査分析

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77

18

20

21

22

23

28

25

31

34

1065

1073

1022

1006

1064

1010

1040

1062

1003

・広報誌への折込での募集については、募集当初は項調に集客が出来ていたものの、

途中で勢いが止まってきたため、ダイレクトメールに切り替えたところ、女性団体等

から口コミで広がったこともあり、すぐに定員オーバーとなった。

・口コミで集客できた。

・ターゲットを絞って、関係者の協力によるフェイスブックでの告知。

・今回のツアーは地酒を活用していたことから、酒好きの仲間内で FACEBOOK での告知

をお願いし、これによる参加があった。

・過去のツアー参加者の友人にまで販路開拓ができたこと。

・FACEBOOK を通じ、今回のツアーが口コミ的に紹介された。

・『お二人でお申し込みください』と限定したため、夫婦で申込みし易かったと思う。

・キャベツ収穫体験はツアーとして具体的なプログラム、また前例がなく心配されたが、

事前の打ち合わせ、シミュレーションを繰り返した結果、混乱なく実施でき、また

アンケート結果からも参加者の喜びの声もあった。

・観光圏協議会で策定したキャッチフレーズをツアーに取込、広く PRが出来た点

・1週間で満員になった。

2次:Q13-7 今回のモニターツアー募集で「うまくいかなった点」を具体的にご記入下さい(自由回答)

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No. 案件番号 うまくいかなかった点

12

16

17

20

25

26

30

1026

1079

1058

1027

1080

1031

1055

1073

1040

1033

1023

・体験メニューの内容で、一部時間が足りなくなったものがあった。メニュー数と時間

の調整が今後の課題であると感じた。ワインの試飲の際、おつまみやソフトドリンク

などの要望があり、今後、予算内で適切な配分を検討したい。

・空港から美瑛までの移動時間が長く、参加者に不満を与えた。

・一部、時間的なスケジューリングに無理があり、プログラムからプログラムの間に

余裕を持てなかった。

・障がい者高齢者と健常者がともに楽しめるツアーという趣旨がうまく伝えることが

出来ず、健常者のみの参加ができないと誤認されたため、参加申込にはいたらなかっ

たケースが散見された。

・県外の参加者への募集方法。

・大型犬が集客できなかった点。

・ターゲットと異なる年齢層の方が多く参加した点。

・ツアー内容をもう尐し詳しく記載すればよかった。

・大阪湾クルーズでは雨天時でも船内においてイベントを行う等のもてなしに欠けた。

・地域の方との身近な交流機会が尐なかった。

・語り部のレベルに上下がありすべてのお客様に満足感を与えられなかった。

また、初日の昼食が歩行の途中のため、腹にもたれない量にしたため一部不満が出た。

おやつの準備が検討される。

第 4章-1 申請者調査分析

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78

(4)商品内容

1次:Q17 今回のモニターツアーで、重視している点をお答え下さい

2次:Q15 今回のモニターツアーについて、A(実施後の評価)~B(今後にむけた)の 2つの段

階で、5~1の評価をお願いします

①食事

食事の内容については、事前は「非常に重視する」が 50%弱、事後では「非常によかった」と

評価した回答が 31ポイントだった。今後では「非常に重視する」が 53%へと跳ね上がっている。

②宿泊施設

宿泊施設の評価では「非常に重視する」の変化に特徴がある。

事前と事後はともに 25%であるが、今後では 11ポイント上がっている。

※なお、日帰りツアーは「無回答」に該当する

53

31

47

36

50

42

3

14

8

0

0

3

8

6

0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

今後:2次アンケート'Q15-1)

事後:2次アンケート'Q15-1)

事前:1次アンケート'Q17-1)

①食事:事前の重視度、事後の評価、今後の重視度非常に重視する

'非常によかった(

重視する

'よかった(

どちらでもない あまり重視してない

'あまりよくなかった(

重視してない

'よくなかった(

無回答

36

25

25

31

39

42

6

6

3

0

3

6

28

28

25

0% 20% 40% 60% 80% 100%

今後:2次アンケート'Q15-1)

事後:2次アンケート'Q15-1)

事前:1次アンケート'Q17-1)

②宿泊施設:事前の重視度、事後の評価、今後の重視度非常に重視する

'非常によかった(

重視する

'よかった(

どちらでもない あまり重視してない

'あまりよくなかった(

重視してない

'よくなかった(

無回答

(N=36、数値は%)

(N=36、数値は%)

第4章-1 申請者調査分析

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79

③地域全般の人たちの来訪者に対するおもてなしの姿勢

地域のおもてなしの姿勢については「非常に重視する」の変化が注目すべき点。

今後の重視度では事後評価から 29ポイント上がっている。

④地域の人達との交流

地域の人達との交流においても、今後の重視度が事後評価から 17ポイント上がっている。

75

44

42

22

42

56

0

11

3

0

0

0

3

3

0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

今後:2次アンケート'Q15-1)

事後:2次アンケート'Q15-1)

事前:1次アンケート'Q17-1)

③おもてなしの姿勢:事前の重視度、事後の評価、今後の重視度非常に重視する

'非常によかった(

重視する

'よかった(

どちらでもない あまり重視してない

'あまりよくなかった(

重視してない

'よくなかった(

無回答

64

47

53

25

28

36

6

17

8

0

3

3

6

6

0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

今後:2次アンケート'Q15-1)

事後:2次アンケート'Q15-1)

事前:1次アンケート'Q17-1)

④地域との交流:事前の重視度、事後の評価、今後の重視度

非常に重視する

'非常によかった(

重視する

'よかった(

どちらでもない あまり重視してない

'あまりよくなかった(

重視してない

'よくなかった(

無回答

(N=36、数値は%)

(N=36、数値は%)

第 4章-1 申請者調査分析

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80

⑤体験プログラム

体験プログラムでは、事前の重視度が他の項目と比べて最も高い。

また今後の重視度においても「非常に重視する」が 70%強と高くなっている。

72

50

61

22

42

36

3

3

0

0

3

0

3

3

3

0% 20% 40% 60% 80% 100%

今後:2次アンケート'Q15-1)

事後:2次アンケート'Q15-1)

事前:1次アンケート'Q17-1)

⑤体験プログラム:事前の重視度、事後の評価、今後の重視度

非常に重視する

'非常によかった(

重視する

'よかった(

どちらでもない あまり重視してない

'あまりよくなかった(

重視してない

'よくなかった(

無回答(N=36、数値は%)

第 4章-1 申請者調査分析

Page 27: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

81

◆事前、事後、今後における各項目(①~⑤)の重視度

「事前」と「事後」のポジショニング(1人あたりの平均スコア算出しプロット)

「体験プログラム」の評価が高い。事後では 2 位の「地域のおもてなしの姿勢」よりも

若干上回っている。

「事後」と「今後」のポジショニング (1人あたりの平均スコア算出しプロット)

事後の順位では「体験プログラム」「地域のおもてなしの姿勢」「地域の人達との交流」

「宿泊施設」「食事」の順となっていたのが、今後の重視点では「体験プログラム」と

「地域のおもてなしの姿勢」が入れ替わり、「地域のおもてなし」が 1位となっている。

1

2

3

4

5

1 2 3 4 5

おもてなしの姿勢 体験プログラム

地域の人達との交流宿泊施設食事

事前

事後 高低

1

2

3

4

5

1 2 3 4 5

おもてなしの姿勢体験プログラム

地域の人達との交流

宿泊施設食事

事後

今後 高低

第 4章-1 申請者調査分析

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82

⑥申請者が重視する項目のランキング

1次:Q17-6 重視しようと思っている項目(事前)

旅行のテーマ

価格

訪問地

行程

見学スポット

体験プログラム

実施時期

食事

宿泊施設

地域のおもてなしや雰囲気

地域の人達との交流

1位 44 3 - - 6 25 - 3 3 3 14

2位 6 8 6 3 3 33 3 19 3 11 6

3位 14 11 3 17 6 3 - 11 6 14 17

1位「旅行のテーマ」、2位「体験プログラム」、3位「地域の人達との交流」の

順位となっている。

2次:Q15-6 重視しようと思っている項目(事後)

旅行のテーマ

価格

訪問地

行程

見学スポット

体験プログラム

実施時期

食事

宿泊施設

地域のおもてなしや雰囲気

地域の人達との交流

1位 39 3 - - 3 25 - 3 - 11 17

2位 14 6 8 3 3 36 - 14 3 8 6

3位 17 6 - 14 6 14 - 14 11 8 8

1位「旅行のテーマ」、2位「体験プログラム」、3位「地域の人達との交流」の順位と

なっている。

第 4章-1 申請者調査分析

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83

⑦行程スケジュール

「時間配分」

1次:Q18-1 時間配分はいかがですか

2次:Q16-1 時間配分はいかがでしたか

行程スケジュールでは、「非常に良く出来ている」「良く出来ている」がともに事後で

評価を下げている。

「重視する点」

1次:Q18-2 行程スケジュールで重視する点

2次:Q16-2 行程スケジュールで重視した点

14

19

58

61

22

14

6

6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

事後:2次アンケート'Q16-1)

事前:1次アンケート'Q18-1)

⑦行程スケジュールの時間配分:重視度と評価

非常に良く出来ている 良く出来ている どちらでもない あまり出来ていない 出来ていない

(N=36、数値は%)

第 4章-1 申請者調査分析

(N=36、数値は%)

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84

⑧モニターツアーの「新しさ」の評価

1次:Q19 これまでのツアーにはない「新しさ」を出せていますか

2次:Q17 これまでのツアーにはない「新しさ」を出せましたか

モニターツアーの「新しさ」の評価では、「非常に出せている」と「出せている」の合計

では変化はないものの、「非常に出せている」の事後の評価は 14ポイント下がった。

1次:Q19-2 新しさの内容について具体的にご記入ください(自由回答)

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No 案件番号 新しさの内容(事前)

14

1026

1079

1027

1075

・近年特に急成長をとげた北海道のワイン産地のぶどう畑を、これまでは観光客が訪

れることのなかった冬の季節に訪れ、生産者の話をじっくりと聞いたり、実際に雪

を体感したりすることで、北海道のワインへの興味関心を深めることができる。

・写真撮影スポットにご案内するだけでなく、撮影に関するテクニック講座、撮った

写真を補正・加工するテクニック講座を盛り込むことで、撮影~作品づくりまでの

一連のプロのワークフローを学ぶことができる。

・単なる障がい者や高齢者が対象のバリアフリーツアーではなく、健常者と一緒に

楽しめるツアー対象層を拡大する内容になっている点。

・震災、津波によって流されて壊滅的となった松島湾の牡蠣棚の復興の姿をみること

が出来、またその解説案内を実際のカキ漁師が漁船に乗って案内をする点。牡蠣棚

復興応援オーナー募集企画からの企画で、今回だけのツアーで終わることなく、

復興を遂げる松島の牡蠣棚をこれから先もずっと付き合えるような継続的なもの

としたこと。

33

47

61

47

6

6

0

0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

事後:2次アンケート'Q17)

事前:1次アンケート'Q19)

⑧モニターツアーの「新しさ」:重視度と評価

非常に出せている 出せている どちらでもない あまり出せていない 出せていない(N=36、数値は%)

第4章-1 申請者調査分析

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85

⑨旅行代金(価格)の設定

モニターツアーではなく、通常の商品として販売する場合、参加者 1人当りの旅行代金は

どのくらいが最適だと思いますか。

価格の評価では、全体的に事前では 2万円以上の価格設定が全体の約 65%、事後では

1 万円未満と 2万円未満が増加して、逆に 2万円以上が 50%へと減少している。

2 次:Q20-2 上記の旅行代金を設定し実際に販売していく場合、どのようなことを考慮していき

ますか?(企画内容、集客コスト、プロモーション内容等の改善策等も含めてお答下さい)

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No. 案件番号 価格設定に際し、実際に販売していく場合の改善点

11

35

1005

1032

1021

1053

1089

・一般の物見遊山(量販型)ツアーとの差別化を前面に出さないと、高価格な為に集客が思うよう

にすすまなくなる恐れがある。

・集客コストを考えた場合、参加人数を多くすることによってバス代等共通経費を抑えつつ、受入

側の人数調整をお願いする。(体験型ゆえ、受入人数に制限があるため、前後のプログラムを入

れ替える等の工夫をし、受入人数を増やす)

・値頃感のある旅行代金を設定するためにいかにしてコストのかかる素材をオプショナル化できる

かどうか(オプショナル化すれば旅行代金を下げることが出来るが魅力が下がる)

・アンケートの集計結果から判断するに 4,000~5,000円が妥当であると思われる。一方では事業

の収益性(事業性)を考慮した場合、今回規模のツアー告知・催行を行う際は、単独事業として

の収支が「プラスマイナスゼロ」となるレベルであり、他経費を鑑みた場合は実質的なマイナス

収支となるのは明らか。加えて、4,000~5,000円という参加費は、地域住民が気軽に参加する

には若干高額であると考える。従って、今後同様のプログラム催行を検討する場合は、体験プロ

グラムを 2日に分け、宿泊を含めた 1泊 2日のプログラム、他の着地型観光プログラムや地域

住民との触れ合う機会、地元温泉への宿泊といった複合的なプログラム、他地域の観光と組み

合わせた「文化観光+文化体験プログラム(例:平泉観光との組み合わせ)」といった視点での

検討も必要と考える。

・アンケート結果の適正価格からすると募集型企画旅行として実施する場合は募集経費等を旅行

代金に転嫁するのが難しいので、手配の団体旅行として BtoBtoC で連携できる企業、団体はない

かを模索したい。

25

19

25

17

22

31

28

33

0% 20% 40% 60% 80% 100%

事後:2次アンケート'Q20)

事前:1次アンケート'Q22)

⑨参加者1人当たりの旅行代金の評価

10000 円未満 10000-20000 円未満 20000-40000 円未満 40000 円以上(N=36、数値は%)

第 4章-1 申請者調査分析

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86

(5)運営体制

①申請者(地域)と主催者(旅行会社)の連携

1次:Q23-3 申請者(地域)と主催者(旅行会社)の連携はできましたか

2次:Q21-3 申請者(地域)と主催者(旅行会社)の連携はできましたか

申請者と主催者の連携では、「非常にうまくできた」「うまくできた」共に事後評価が事前を

上回っている。

「非常にうまくできた理由」としては、以下の通り。

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No. 案件番号 非常にうまくいった理由

10

13

17

1026

1032

1021

1058

1027

1038

1047

1055

・それぞれが得意な役割を分担して連携することができたと感じています。ツアーに対する

コンセプトを共有して取り組むことができたので、細かな点まで話し合いを重ね、納得した

ツアーとなった。

・昨年度も別な体験型ツアーでの実績があり、連絡等もスムーズにできた。

・申請者(地域)には旅行商品の企画・造成・宣伝・販促を熟知する旅行業経験者(国家資格

あり)がおり、地域の魅力を主催者(旅行会社)に対し、単なる情報化(素材提供)ではな

く、商品化までして渡しているので、主催者(旅行会社)のリスクは万一の際の主催者責任

のみなので安心して連携が図れた。

・限られた時間の中、互いの役割を把握し対応ができた。当日の役割分担もスムーズにできた。

・主催者が地域に根ざした着地型旅行会社であったことから、従来より申請者との関係構築が

確立されていたため。

・今回のツアーに限らず、地域の観光資源を活かした着地型観光振興に関しては協業を行って

おり、かねてより意識のすりあわせができていた。

・昨年の被災者支援で培った連携が活きた。

・八ヶ岳観光園の事業を共同で進めている関係もあり、地域の課題や向かうべき方向性などが

申請の段階から共有できており、訪問施設等もそういった事業の中核メンバーであることから、

お客様対応含め、高いレベルでそのサービスをお客様に提供できた。

42

33

42

47

11

14

6

3

0

3

0% 20% 40% 60% 80% 100%

事後:2次アンケート'Q21-3)

事前:1次アンケート'Q23-3)

①申請者と主催者の連携

非常にうまくできた うまくできた どちらでもない うまくいっていない 全くうまくいっていない 無回答

(N=36、数値は%)

第 4章-1 申請者調査分析

Page 33: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

87

「うまくできなかった理由」では、以下の通り。

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No. 案件番号 うまくできなかった理由

19

21

1029

1022

・募集、精算業務に関しては、十分な打ち合わせができなかった。

・主催者(旅行会社)が地元ではないため、地域との連絡を申請者(自治体)が行う

事もあるため、その辺の連絡・確認の連携がうまくいかなかった。

第4章-1 申請者調査分析

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88

②地域内のコーディネーションと手配

1次:Q24 モニターツアーの運営に関する地域内のコーディネーションと手配はできましたか

2次:Q22 モニターツアーの運営に関する地域内のコーディネーションと手配はできましたか

地域内のコーディネーションと手配では、「うまくできた」ところが事後に 9 ポイント下がって

いる。「うまくいっていない」の回答はなかったが、「どちらでもない」の回答が事後増えた。

「非常にうまくできた」理由としては、以下の通り。

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No. 案件番号 「非常にうまくできた」理由

15

30

1005

1032

1021

1079

1027

1030

1023

・観光協会がこのツアーを企画しており、地元との連携は密接であったから。

・昨年度も別な体験型ツアーでの実績があり、連絡等もスムーズにできた。

・申請者が観光協会でかつ旅行業のノウハウがあり、イベント等も含めコーディネート

機能を日頃から発揮しているので全てスムーズな対応が出来た。

・宿泊施設、レストラン、バス会社、講師が全て地元で商業活動を行っており、今回の

ツアーをとして、一つの目標(参加者に満足してもらう)を達成するために運命共同

体として連携することができたのはコーディネーションが上手くいったからである。

・申請者が従来より地域での「誰にもやさしいまちづくり」に関わっており、障がい当

事者グループの車いす紅蓮隊はじめ地域との連携関係が構築されていたため。

また、主催者が地域に根ざした着地型旅行会社であることから、従来より地域との

関係構築が確立されていたため。

・両者の目指すゴール(目標感)が一致していた。

・平成 23年度事業として、取り組んできた、語り部育成と、宿泊施設の食事メニュー

開発及び、中山間地の食事メニューの開発がツアー設定までに開発され、事業主との

連携を日頃から図っていたため。

(N=36、数値は%)

第 4章-1 申請者調査分析

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89

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

「どちらでもない」理由としては、以下の通り。

No. 案件番号 「どちらでもない」理由

20

21

26

32

1073

1022

1033

1069

・関連施設との打ち合わせ不足。

・準備段階ではうまく手配をしていたが、実際には予定と違っていた場面もあった。

・平時より一般公開を行っていない産業施設については、受入実施に向けた調整(受入

可能日の制限、案内要員の確保等)がタイトで、継続的かつ多頻度の協力を要請できる

状況でないのが現状。

・それぞれの特色を出そうとし過ぎて、専門的になり過ぎた。

第 4章-1 申請者調査分析

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90

③人材の確保と教育

1次:Q25 モニターツアー用のガイド等の人材の確保と教育はできましたか

2次:Q23 モニターツアー用のガイド等の人材の確保と教育はできましたか

人材の確保と教育では、事後に「非常にうまくできた」と「うまくできた」の合計が微増。

「うまくいってない」の回答はなかったが、「どちらでもない」という回答は全体の 25%だった。

2 次:Q23-2 その理由を具体的にご記入下さい(自由回答)

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No. 案件番号 「非常にうまくできた」理由

21

30

35

1005

1027

1022

1023

1089

・自然専門ガイドやアウトドアガイドが町内に在住しており、問題なく確保できた。

・専門家の講義や旅行社からのアドバイスを得ることで、今まで以上に実践的な教育

を受けることが出来たため。

・もともと、知識とやる気のあるガイドに、企画段階から参加して頂いた為。

・平成 23年度、4月から 11月の間、10月国体月を除き、毎週研修会を実施し、現地

研修、座学講習会を実施し、語り部のレベルアップに努め 31名の語り部を育成で

きた。さらに、新人語り部として 21名の育成を現在行っており、24年度にはさら

に 10名の育成を行う予定をしており常に 50名以上の語り部を保有する。

・自治体の方向性がはっきりした点と新しい人材の活用が多数できた点。

No. 案件番号 「どちらでもない」理由

10

11

20

1038

1053

1073

・具体的には、「今回の(現地)ツアーガイド」=「受入企業の産業観光担当者」で

あるため、確保はできたものの、教育までには至っていないため。

・今回は、施設の学芸員や民俗芸能団体の庭元に説明を依頼したため、「モニター用

ツアーガイド」の確保はできたものの、教育までには至っていないため。

・初めての女性限定モニターツアーのため、人材確保に時間がかかった。

31

28

44

42

25

28

0

0

0

3

0% 20% 40% 60% 80% 100%

事後:2次アンケート'Q23)

事前:1次アンケート'Q25)

③ガイド等人材の確保と教育

非常にうまくできた うまくできた どちらでもない うまくいっていない 全くうまくいっていない 無回答

(N=36、数値は%)

第4章-1 申請者調査分析

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91

(6)今回の企画内容で優れていた点

1次:Q20 今回のモニターツアーの企画内容で新しい点・優れていると思う点を具体的に

ご記入ください。

2次:Q18 今回のモニターツアーの企画内容で新しい点・優れていると思う点を具体的に

ご記入ください。

事前、事後の回答に変化は特になかった。

具体的な内容は以下のとおり

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No 案件番号 今回の企画で優れていた点(事後)

11

14

16

1005

1026

1057

1021

1079

1058

1027

1053

1075

1031

・全行程に地元在住のガイドが同行する点が優れていた。富良野市立博物館で事前学習する

ことにより、地域に対する理解が深まった。地元ガイドとの交流により、地域に対する

理解が深まった。

・近年特に急成長をとげた北海道のワイン産地のぶどう畑を、これまでは観光客が訪れる

ことのなかった冬の季節に訪れ、生産者の話をじっくりと聞いたり、実際に雪を体験した

りすることで、北海道のワインへの興味関心を深めることができた。

ワイナリー以外の魅力も感じることができた。(雪景色の美しさ、地域のイベントの参加、

雪中アトラクションの参加)

・農業体験自体が新鮮な内容であり、それによって参加者に野菜の大切さや農家の方々の

苦労を知ってもらうことが出来たこと。

・あらたな商品「あばしり冬の煌めきバス(オオワシ号)」の組み込みモニタリング、エリ

アコンシェルジュ「語り部ガイド」による解説・ガイドの同行、今まで網走には無かった

貸切タクシーでの「ゆったり観光」。単なる素材の提供ではなく、素材を組み合わせた着

地型商品を地元の力だけでほぼ完成させた。

・町内のプロカメラマンを講師に起用することで、撮影ポイント選定や天候などの自然条件

の変化に柔軟に対応することができたこと。

・一貫して体験し学んだことで、参加者のみならず、地元の方々の理解も深まったと考える。

また地元ハンターにとっても初めての体験だったため「もっとこうしたほうがよかった」

などの今後への課題や意見も見られ、今後の更なる活性化が期待できた。

・障がい者と健常者(すべての人)が同じフィールドで雪と寒さを楽しめるプログラムを

提供できた。

・単に民俗芸能を鑑賞するだけの「点」のツアーではなく、座学や他の体験も含めた「面」

で体験し学ぶ機会を設けられた点。

・震災後復興に向けて取り組む牡蠣養殖を営む阿部船長と直接ツアーを回ることで、震災時

の様子や牡蠣養殖の仕組みなどを参加者に伝えたこと。

・現状大手旅行会社で、ペットツアーを主催しておらず差別化が確認できたこと。

第 4章-1 申請者調査分析

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92

18

21

22

23

24

25

26

28

30

31

33

35

1065

1022

1006

1064

1043

1040

1033

1010

1023

1062

1007

1089

・すべてのツアー先が静岡市に来なければ体感できない企画(「茶」、「プラモデル」、「安倍

川もち」、「国宝久能山東照宮での商工祈願」、「石垣いちご」、「日本三大美港 清水港での

夜景クルーズ」、「花市場」、「日本初の寿司ミュージアム」、「パスタ工場」、「ホビー常設展

示場」)で、全てが着地型でストーリー性を持たせたところ。

・今まで観光地として紹介したことがない場所で、初めての体験プログラム(ノルディック

ウォーク)、地域住民による地域文化の語り。

・地域の隠れた奇祭にスポットをあて、祭り見学と地域住民との交流を通じた歴史・文化

学習の商品化を検証できた。

・地域の方たちと参加者の方たちがとてもフレンドリーな関係がつくられたことと、地元の

農家さんたちの励みにつながったこと。

・現地ガイドの説明を入れることで、より深く知ってもらうことが出来た。

・年末に全国放送のテレビ番組に取り上げられた農産物(キャベツ)の収穫体験を、タイム

リーに提供できたこと。

・神戸港・兵庫運河産業観光クルーズ 海から港湾施設をガイディング、平清盛神戸港ゆか

りの地見学(大輪田泊周辺平清盛関連学習施設等)、観光化されていない神戸製鋼 神鋼

神戸発電所(石炭火力発電所)見学、観光化されていない神戸市建設局東水環境センター

(こうべバイオガス)見学。

・地域の方々と交流しながら体験メニューを行えたこと

・語り部とともに歴史の道萩往還を歩行、ヘルシーメニューを開発し夕食の使用、お薦めの

萩往還のコースを一泊二日で歩行、九州から広島まで近隣県にも対応できた

・妖怪伝説をじっくり探求できるツアーである点。

・食事については地元の手料理を提供し地元の人たちとの交流の時間を取ったこと。

また地域のお祭りに参加してもらい波佐見の実情を味わってもらったこと。

・ストレスチェックを実施して旅行期間中ストレスを下げることをすべてのプログラムの

テーマにしたので、このプログラムを含めて旅の目的の共有化ができて参加者の連帯感の

醸成につながりうまく盛り上がったツアーになった。笑いで免疫力をあげるという趣旨

で、「笑い」を健康づくりのコンテンツにできたこと。健康づくりを学んでいる市民を

ウォーキングの案内人として活用できたことで、人材の活用の幅が広がった点。

第 4章-1 申請者調査分析

Page 39: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

93

(7)新たに出てきた課題

1 次:Q21 今回のモニターツアーの企画を通して、改めて出てきた課題は何ですか?

2 次:Q19 今回のモニターツアーの企画を通して、改めて出てきた課題は何ですか?

事前、事後の回答に変化は特になかった。

具体的な内容は以下のとおり

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No. 案件番号 改めて出てきた課題(事後)

17

18

29

1026

1057

1021

1027

1055

1065

1063

・屋外のアトラクションを計画しているので、吹雪など悪天候の場合の代替メニューを検討

する必要がある。

・今回は現地の農作業が極めて繁忙期であるにも関わらず、収穫体験(大根・ニラともに)

の受入れをしてもらったが、これを恒常的に行うのは難しい。

・トッカリウオッチングや流氷ウオーク、流氷観光砕氷船おーろら乗船など天候や気象条件に

左右される体験がツアーの顧客満足度を大きく左右すること。

・障がい者・高齢者が対象のバリアフリーツアーというイメージがどうしても強くなってしま

うこと。また、告知期間の短い企画ツアーでは、高齢者や障がい者に安全、安心を確かめて

もらう時間がなく、販売まで至らない。

・地域連携の難しさ。他にも連携したい施設やプログラムも存在したが、主旨を理解し、

それに応えてくれる施設等が全てではないという点。

・観光を生業としていない製造業(ものづくり)の会社を、観光商品として造成することの

難しさを改めて感じたこと。まだまだ「産業観光」により地域活性化させることへの理解が

得られにくいこと。

・神戸産業観光の総合窓口が確立できていないこと。

・上記に関連してランドオペレーションできる組織が未成熟であること。

・総合コーディネーターを養成するシステム、体制ができていないこと。

・産業観光の資源開拓する組織、システムができていないこと。

・産業観光の認識が十分に醸成されていないため企業、団体、公共施設等の門戸開放度が低い

こと。

・域間交流が活性する市民参加性がとても低いこと。

第 4章-1 申請者調査分析

Page 40: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

94

2.参加者満足度調査の分析

(1)参加者の属性

① 性別・年代

F1 あなたの性別・年代をお聞かせ下さい

性別では女性が全体の約 60%のウェイトを占めている。ニューツーリズムにおいても

一般的な観光市場と同様に女性層の参加が多い。

年代別では、男性で 60代、70代、50代、女性で 60代、50代、70代の順で続いている。

順位は異なるものの男女ともにトップ 3は同じ年代となっている。

37% 58% 4%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

性別

①性別年代

男性 女性 無回答

1

1

4

2

7

3

7

4

10

5

20

12

9

10

1

1

0 10 20 30 40 50 60

女性

男性

10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代以上

(N=1,199)

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

Page 41: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

95

② 職業

F2 あなたのご職業をお聞かせ下さい

職業では、就労者の合計よりも主婦、無職といった非就労者のウェイトが大きい。

③居住地の都道府県

F3 あなたの居住地の都道府県名を教えてください。

参加者の居住地は、都道府県別では上表の通りとなっている。

会社員22%

公務員6%

自営業6%

パート・

アルバイト8%

主婦25%

学生2%

無職23%

その他4%

無回答4%

②職業

人数 構成比 人数 構成比 人数 構成比

全 体 1,199 100.0 石川県 4 0.3 岡山県 1 0.1

北海道 117 9.8 福井県 6 0.5 広島県 214 17.8

青森県 6 0.5 山梨県 2 0.2 山口県 23 1.9

岩手県 24 2.0 長野県 1 0.1 徳島県 2 0.2

秋田県 - - 岐阜県 4 0.3 香川県 1 0.1

宮城県 36 3.0 静岡県 44 3.7 愛媛県 - -

山形県 9 0.8 愛知県 16 1.3 高知県 - -

福島県 26 2.2 三重県 - - 福岡県 114 9.5

茨城県 10 0.8 滋賀県 4 0.3 佐賀県 6 0.5

栃木県 1 0.1 京都府 17 1.4 長崎県 16 1.3

群馬県 - - 大阪府 184 15.3 熊本県 5 0.4

埼玉県 36 3.0 兵庫県 49 4.1 大分県 2 0.2

千葉県 16 1.3 奈良県 12 1.0 宮崎県 - -

東京都 82 6.8 和歌山県 - - 鹿児島県 1 0.1

神奈川県 34 2.8 鳥取県 - - 沖縄県 12 1.0

新潟県 - - 島根県 - - 無回答 62 5.2

富山県 - -

(N=1,199)

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

Page 42: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

96

④ 世帯年収

F4 あなたの世帯年収をお聞かせ下さい

世帯年収では、200~400万円、400~600万円、200万円未満、600~800万円の順で

400万円未満が全体の 42%のウェイトを占めている。

⑤ モニターツアーの実施地域

F5 あなたが参加されたモニターツアーの実施地域はどこですか

実施地域では、参加者の居住地と同じ県内が最も多く、つづいて居住地との隣接県、

それ以外の他府県となっている。

200万円未満11%

200万~400万

円未満31%

400万~600万

円未満21%

600万~800万

円未満10%

800万~1000

万円未満6%

1000万~1500

万円未満5%

1500万円以上1% 無回答

15%

④世帯年収

居住地と同じ

県内41%

居住地との隣

接県27%

それ以外23%

無回答9%

⑤実施地域

(N=1,199)

(N=1,199)

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

Page 43: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

97

⑥ 移動時間

F6 居住地からモニターツアーの実施地域までのおおよその移動時間をお聞かせ下さい

移動時間では 3時間未満が全体の 62%だった。

県内を含めた近場からの来訪者が多い。

⑦ 参加人数

F7 あなたは本ツアーに何人で参加されましたか

参加人数では、参加者の半数が 2名参加だった。

続いて 1 名、3名、5 名、4名の順となっている。

1時間未満22%

1時間~3時間

未満40%

3時間~5時間

未満19%

5時間以上12%

無回答7%

⑥移動時間

1名19%

2名50%

3名10%

4名7%

5名以上9%

無回答5%

⑦参加人数

(N=1,199)

(N=1,199)

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

Page 44: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

98

⑧同行者のタイプ

F9 本ツアーにどなたと参加されましたか

同行者では、夫婦・カップル、友人・知人、自分ひとりの順となっている。

⑨子供の参加

F10 モニターツアーの同行者の中で、20才以下のお子様はいらっしゃいましたか(複数回答)

子供の参加は「いない」が 76%となっている。

自分ひとり17%

夫婦・カップル32%

三世代2%

その他の家族7%

友人・知人21%

家族と友人・知

人6%

仕事の仲間6%

その他2%

無回答7%

⑧参加同行者のタイプ

4 6 2 1 1

76

150

20

40

60

80

未就学 小学生 中学生 高校生 大学生 いない 無回答

⑨子供の参加'%( (N=1199、数値は%)

(N=1199、数値は%)

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

Page 45: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

99

⑩訪問経験

F11 本ツアーの実施地域に、これまでに訪れたことがありますか

訪問経験は、1度以上あるが全体の 56%のウェイトを占めている。

⑪1年間の国内旅行回数

F12 あなたは、1年間に一泊以上の国内旅行におおよそ何回行かれますか

1年間の 1泊以上の国内旅行回数では、旅行に 3回以上行く人が

全体の 60%を占めている。

訪れたことはな

い36%

一度ある17%

2~3回かある20%

何度もある19%

無回答8%

⑩訪問経験

3 回未満31%

5 回未満30%

5 回以上30%

無回答9%

⑪1年間の1泊以上の国内旅行回数

(N=1,199)

(N=1,199)

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

Page 46: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

100

⑫国内旅行の 1回あたりの予算

F13 あなたが良く行く「国内旅行」の予算は 1回当たりおいくらくらいですか

国内旅行の 1回あたりの予算では、3万円以上が全体の 50%を占めている。

1万円未満4%

1万円~3万円

未満37%

3万円~5万円

未満36%

5万円~8万円

未満10%

8万円~10万

円未満2%

10万円以上2%

無回答9%

⑫国内旅行の1回当たりの予算

(N=1199、数値は%)

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

Page 47: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

101

(2)申込みまでの経緯とプロモーション評価

① ニューツーリズムの認知

Q1 あなたは「ニューツーリズム」についてご存じでしたか

ニューツーリズムの認知率は、「全く知らなかった」が 57%を占めており、

「あまり知らなかった」との合計では約 80%になる。

② ニューツーリズムの参加経験

Q2 あなたは、今までに「ニューツーリズム」のツアーに参加したことがありますか

参加経験では、「今回が初めて」が 85%のウェイトを占めている。

よく知っていた4%

知っていた14% どちらでもない

1%

あまり

知らなかった20%

全く

知らなかった57%

無回答4%

①認知

今回が初めて85%

1回参加

したこと

がある6%

2回以上参加

したことがある4%

無回答5%

②ニューツーリズムの参加経験

(N=1,199)

(N=1,199)

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

Page 48: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

102

③ 認知経路

Q3 本ツアー募集をどこで知りましたか(いくつでも)

今回のモニターツアーの認知経路では、家族・友人・知人からの紹介が 33%で圧倒的に多い。

2位が「旅行会社の新聞広告」で 21%、3位が「チラシ」13%とつづいている。

④ツアー募集のチラシ・HPの評価

Q4 本ツアー募集のチラシ、ホームページ等の印象についてお答え下さい

4-1 旅行商品の全体イメージ

4-2 ツアーのタイトル

4-3 キャッチコピー(ツアーの特徴、内容に関する説明文)

4-4 デザイン(チラシ、HP等のデザイン)

4-5 写真(チラシ、HP等の写真)

4-6 分かりやすさ(チラシ、HP等によるツアー内容の分かりやすさ)

選択肢の「大変良かった」の TOP3は「旅行全体のイメージ」、「ツアータイトル」、「キャッチ

コピー」の順である。「分かりやすさ」が最も低い評価となっている。

0.7 2.7 0.9 2.8 1 0.6 2.4 0.18.4

20.612.5

3.8 4.5

33.4

12.81.50

10

20

30

40

50観

光庁

のホ

ーム

ペー

ジ

主催

旅行

会社

のホ

ーム

ペー

ジ

「旅の

発見

」ホー

ムヘ

゚ージ

その

他の

ホー

ムヘ

゚ージ

ブロ

グ

ツイッター

FAC

EBO

OK

等の

SNS

テレビ

国内

旅行

振興

キャンヘ

゚ーン

新聞

広告

旅行

会社

の新

聞広

チラシ

(パン

フレット)

フリー

ペー

パー

ダイ

レクトメ

ール

家族

・友人

・知人

から

の紹

その

無回

③認知経路'%(

13

15

14

19

20

24

54

54

55

59

62

56

19

21

21

16

15

15

5

2

2

2

1

1

9

8

8

5

3

4

0% 20% 40% 60% 80% 100%

分かりやすさ

写真

デザイン

キャッチコピー

ツアータイトル

旅行全体のイメージ

④本ツアー募集のチラシ・HPの評価

大変良かった 良かった どちらでもない あまり良くなかった 良くなかった 無回答

(N=1,199、数値は%)

(N=1,199、数値は%)

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

Page 49: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

103

◆項目ごとに評価の高かったツアー(上位ベスト 5)は以下の通り。

■旅行全体イメージ

ツアータイトル 案件番号 大変良かった

回答率

1位 冬の美瑛パウダースノーの丘を巡るフォト&グルメの旅

2位 老活(老後準備活動)・ぴんぴんコロリ体験湯来温泉・湯の山温泉 2日間)

~自分らしく豊かな老後を送るため!~

3位 「千年のかくれんぼ」日本三大秘境“大歩危・祖谷”の謎を解く伝説伝承の旅

4位 なんたって流氷!! 世界遺産知床とオホーツク・網走で

神秘の流氷を体感するモニターツアー3日間

5位 春の「感動!浜名湖」星、音楽、果物で浜名湖の魅力を体感する

1079

1010

1062

1021

1029

64%

58%

55%

50%

47%

■デザイン

ツアータイトル 案件番号 大変良かった

回答率

1位 冬の美瑛パウダースノーの丘を巡るフォト&グルメの旅

2位 冬限定の十勝・上士幌を美味しく学んで体験!

「ばんえい競馬とエゾ鹿ハンティング見学ツアー~ジビエ料理ができるまで~」

3位 老活(老後準備活動)・ぴんぴんコロリ体験湯来温泉・湯の山温泉 2日間

~自分らしく豊かな老後を送るため!~

4位 東松島に新しい牡蠣ブランドを。応援・牡蠣棚見学ツアー

5位 ペット番組でおなじみ松本くんプロデュース!

にこたま発着ワンちゃんと一緒に行くペットツアー八ヶ岳

1079

1058

1010

1075

1031

55%

38%

35%

33%

31%

■写真

ツアータイトル 案件番号 大変良かった

比率

1位 冬の美瑛パウダースノーの丘を巡るフォト&グルメの旅

2位 勝山左義長まつり市民ガイド付きツアー

3位 冬限定の十勝・上士幌を美味しく学んで体験!

「ばんえい競馬とエゾ鹿ハンティング見学ツアー~ジビエ料理ができるまで~」

4位 絆と健康を考えよう!洞爺湖温泉雪遊びヘルシーツアー

5位 東松島に新しい牡蠣ブランドを。応援・牡蠣棚見学ツアー

1079

1006

1058

1042

1075

77%

45%

44%

38%

36%

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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104

■ツアータイトル

ツアータイトル 案件番号 大変良かった

回答率

1位 車いす紅蓮隊(ぐれんたい)と一緒に楽しむ雪の大雪山麓

2位 「千年のかくれんぼ」日本三大秘境“大歩危・祖谷”の謎を解く伝説伝承の旅

3位 冬の美瑛パウダースノーの丘を巡るフォト&グルメの旅

4位 笑いと温泉とウォーキングで元気を取り戻す旅

(現代版湯治・温泉療養保健システム体験ツアー)

5位 老活(老後準備活動)・ぴんぴんコロリ体験湯来温泉・湯の山温泉 2日間

~自分らしく豊かな老後を送るため!~

1027

1062

1079

1089

1010

55%

50%

45%

43%

37%

■キャッチコピー

ツアータイトル 案件番号 大変良かった

回答率

1位 「千年のかくれんぼ」日本三大秘境“大歩危・祖谷”の謎を解く伝説伝承の旅

2位 老活(老後準備活動)・ぴんぴんコロリ体験湯来温泉・湯の山温泉 2日間

~自分らしく豊かな老後を送るため!~

3位 ペット番組でおなじみ松本くんプロデュース!

にこたま発着ワンちゃんと一緒に行くペットツアー八ヶ岳

4位 冬の美瑛パウダースノーの丘を巡るフォト&グルメの旅

5位 冬の南富良野・厳寒のなかで生きる命に出会うツアー

1062

1010

1031

1079

1005

60%

56%

54%

45%

44%

■分かりやすさ

ツアータイトル 案件番号 大変良かった

回答率

1位 冬限定の十勝・上士幌を美味しく学んで体験!

「ばんえい競馬とエゾ鹿ハンティング見学ツアー~ジビエ料理ができるまで~」

1位 冬の南富良野・厳寒のなかで生きる命に出会うツアー

3位 冬の美瑛パウダースノーの丘を巡るフォト&グルメの旅

4位「千年のかくれんぼ」日本三大秘境“大歩危・祖谷”の謎を解く伝説伝承の旅

5位 老活(老後準備活動)・ぴんぴんコロリ体験湯来温泉・湯の山温泉 2日間

~自分らしく豊かな老後を送るため!~

5位 古書をひもとき倭国からジパングへ卑弥呼と歩く

~魏志倭人伝へのタイムトラベル・2泊 3日

1058

1005

1079

1062

1010

1069

38%

38%

32%

30%

29%

29%

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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105

<参考> 評価の高かったツアーの募集チラシ(案件番号項)

1005 冬の南富良野・厳寒のなかで生きる命に出会うツアー

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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106

<参考> 評価の高かったツアーの募集チラシ(案件番号項)

1006 勝山左義長まつり市民ガイド付きツアー

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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107

<参考> 評価の高かったツアーの募集チラシ(案件番号項)

1010 老活'老後準備活動)・ぴんぴんコロリ体験湯来温泉・湯の山温泉 2 日間 ~自分らしく豊かな老後を送るため!~

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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108

<参考> 評価の高かったツアーの募集WEBページ(案件番号項)

1021 なんたって流氷!! 世界遺産知床とオホーツク・網走で神秘の流氷を体感するモニターツアー3 日間

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

Page 55: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

109

<参考> 評価の高かったツアーの募集チラシ(案件番号項)

1027 車いす紅蓮隊(ぐれんたい)と一緒に楽しむ雪の大雪山麓

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

Page 56: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

110

<参考> 評価の高かったツアーの募集チラシ(案件番号項)

1029 春の「感動!浜名湖」星、音楽、果物で浜名湖の魅力を体感する

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

Page 57: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

111

<参考> 評価の高かったツアーの募集チラシ(案件番号項)

1031 ペット番組でおなじみ松本くんプロデュース!にこたま発着ワンちゃんと一緒に行くペットツアー八ヶ岳

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

Page 58: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

112

<参考> 評価の高かったツアーの募集チラシ(案件番号項)

1042 絆と健康を考えよう!洞爺湖温泉雪遊びヘルシーツアー

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

Page 59: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

113

<参考> 評価の高かったツアーの募集チラシ(案件番号項)

1058 冬限定の十勝・上士幌を美味しく学んで体験!

「ばんえい競馬とエゾ鹿ハンティング見学ツアー~ジビエ料理ができるまで~」

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

Page 60: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

114

<参考> 評価の高かったツアーの募集チラシ(案件番号項)

1062「千年のかくれんぼ」日本三大秘境“大歩危・祖谷”の謎を解く伝説伝承の旅

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

Page 61: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

115

<参考> 評価の高かったツアーの募集チラシ(案件番号項)

1069 古書をひもとき倭国からジパングへ卑弥呼と歩く ~魏志倭人伝へのタイムトラベル・2 泊 3 日

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

Page 62: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

116

<参考> 評価の高かったツアーの募集チラシ(案件番号項)

1075 東松島に新しい牡蠣ブランドを。 応援・牡蠣棚見学ツアー

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

Page 63: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

117

<参考> 評価の高かったツアーの募集WEBページ(案件番号項)

1079 冬の美瑛パウダースノーの丘を巡るフォト&グルメの旅

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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118

<参考> 評価の高かったツアーの募集チラシ(案件番号項)

1089 笑いと温泉とウォーキングで元気を取り戻す旅

'現代版湯治・温泉療養保健システム体験ツアー(

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

Page 65: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

119

⑤本ツアー募集のチラシ、ホームページ等で不足していたと思われる情報

Q5-1 不足していたと思われる情報があればご記入下さい。(自由回答)

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No. 案件番号 不足している情報(抜粋)

10

11

12

13

14

15

16

17

18

1005

1026

1057

1032

1021

1079

1058

1027

1042

1038

1053

1080

1047

1075

1030

1031

1055

1065

・スノーシューでどのようなものを用意すればいいのかわからなかった。靴の上からカ

バー、西洋カンジキなどの情報があれば、余計な心配が不要。

・防寒についての情報はもっと必要、とくに服装について。

・道外からの参加者にとっては「暖かい服装」だけではなく、気温やダウンジャケット

等具体的に寒さをイメージ、寒さ対策できる情報があると便利。本州から来た人がワ

インを購入した際、持って帰る際、気をつけた方がいいこと。飛行機内には持ち込み

できないだろうから。預けた荷物の中に入れて帰る場合のパッキングの方法など。

・体験ツアーだけに体験内容がもう尐しわかればよい。

・スノー関連のレンタル情報がパンフレットに記載がなかった、体験内容と具体的な時

間、タイムスケジュール。

・私の家にはパソコンがないので携帯での情報がすべてだったため詳しい日程が分かり

づらかった。

・ツアー申し込みの詳しい内容が足りない。

・申し込みからの流れ、段取りの説明(支払方法やチケット送付時期、方法等)。

・ウェブページのデザインはステキだが説明分が写真などで隠れてしまって読みにくい

・ツアーの目的や、町づくりプロジェクトについて、ニューツーリズムにのっとっての

ツアーだと言うことが事前に判っていなかった。

・冬の北海道なので服装等の準備に関して。

・図解説明が欲しい→写真と文字情報だけでは良く分からない。

宿泊するところの名前なども記載していて欲しかった。

ツアーの目的をより具体的に(食べ物で細胞を活性化させる等)。

・受付時の工夫(対応)、申し込み先 eメールの記載。

・移動、入館料、食事、体験などの内容と行程スケジュール。

・スケジュール感がつかめない。アバウトでもいいので、各頄目について時間がひもづ

くとわかりやすい。自由時間(フリータイム)は何、といった分別した説明があって

よかったと思う。小さい子供連れへの配慮が足りない、とくに防寒対策など。

・実施するかどうかもう尐し早めに連絡が欲しかった。

・和かんじきのツアーの内容は説明不足。和かんじきとストックは用意いたしてありま

す等の一文があると良い。

・集合場所が具体的ではなかった。詳しい集合場所。

・どのような体験ができるのか、事前にいろいろわからなかった。

・参加条件の字のサイズが小さくて読み落としそうになった。

・トレッキングについて服装や靴の注意があればよかった。

・もう尐し見学場所の内容を詳しく説明してあるとよかった。事前に期待していただけ

に飲料工場のパネル説明だけには落胆した。

・各コンテンツの詳細が尐なかった。体験内容の詳細も知りたい。

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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・白黒のチラシで色が濃い部分が多かったので内容が分かりにくい。

・行程の内容がわかりにくい。また雨天の場合も予定が分かるとよい。

・ツアー詳細と写真情報が不足。

・準備するものや、ツアー料金での実際の内容などの情報提供が十分でなかったと思う。

(宿泊場所についてなど全く事前に情報は無かったと思う。)防寒対策。

・現地に着くまでの交通手段とアクセス情報、車の場合のパーキング情報。

・キャベツ収穫体験内容の詳細情報。軍手、長靴など準備が必要な情報。

細かくて見にくかった(チラシ)。行程スケジュール情報が不足。

集合場所、時間、申込み方法がわかりにくかった。

・もっとルートを詳しく記してほしかった。行程スケジュール情報。

・インターネットを利用している人ばかりではないので、特に神楽は年配向けかと思う

ので、チラシに(裏面など)観劇する際の席や椅子等の情報。待ち合わせ場所の詳細

情報。

・出演する神楽団名や演目情報を事前に欲しかった。

・地元の人との交流体験の内容。

・ツアー参加に対する注意事頄(服装など)と準備するもの。スノーシューでのウォー

キングに長靴のレンタルがあったことがわからず靴を持っていった。

・森林セラピーをもう尐し詳しく表現して欲しかった。

・道中の食事の内容や時間がわからない、休憩時間もわからない。

・「急登がある」とか「トイレの位置」とかもう尐し詳しくパンフレットに記入してほ

しい。

事前のチラシには「健脚向き」あるいは事前のトレーニングについての心構えを指摘

しておく必要あり。

・チラシにもっとプログラム内容を詳しく書くと楽しさが伝わる。

・ツアーをファックスで申し込んだあとしばらく何の情報もなく受け付け完了済みなの

か心配した。宿泊ホテル名とだいたいのスケジュール。

・雨の日の変更事頄について。

・「古民家」のことをあまり知らなかったので民家におじゃまさせていただくのかと尐

し思っていた。船酔いが心配なので野崎島へもどんな船、所要時間など知りたかった。

・地方の方々との交流情報。

・旅行の目的をはっきりとわかりやすく、旅程もわかりにくかった。

・16時から始まるツアーに参加したが 18時終了後の「四つ竹」までの足について初め

から HPに表示して欲しかった。帰りの交通手段情報。

不足情報としては、概ね以下のようにまとめられる。

・ツアーの申し込み方法、行程スケジュール、体験プログラム内容などの基本情報。

・集合場所までの交通手段、駐車場の詳細情報。

・現地の気候、気温、服装、防寒着、体験プログラムで使用する備品や持ち物など旅行先での服装

などに対する注意や必要携行品など不安を解消する情報。

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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⑥本ツアー募集のチラシ、ホームページ等で魅力的だと感じた情報

Q5-2 魅力的だと感じた情報があればご記入ください。(自由回答)

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No. 案件番号 魅力的だと感じた情報(抜粋)

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・エゾシカウォッチング、スノーシューエゾシカの森散策、自然ガイド付きエゾシカナ

イトウォッチング、夜の森を楽しむツアー。

・雪見ワインというタイトルがとても魅力的。ほっとワインのレシピも嬉しい。

・「北の華」も「雪ノ下大根」も愛用しているので。今回収穫体験の野菜のブランド名に

魅力を感じた。

・体験プログラムの多さ、トマムリゾートに泊まる点、日本一寒いという気温、スノー

ハイキングで動植物のガイド、地域のイベントへの参加、地元ならではの食、アイスビ

レッジや色々な体験ができる、1泊 4食付き。

・流氷ウォークについて「ドライスーツを着用してぷかぷか浮く」という内容。「おーろ

ら」への乗船、オホーツク流氷館、オシンコシンの滝、道の駅、流氷硝子館での体験、

流氷ウォーク、トッカリウォッチング、バスツアーなどすべて魅力的。

・載せてある写真をみて、自分もこんな風に撮る事ができるようになるのかと期待をもっ

た。美瑛ならではの美しい風景にふれられること。地元のおしゃれなカフェ、レストラ

ンでおいしい食事やスイーツを楽しめる。プロカメラマンの指導、引率

・都会ではあまり情報のないジエビについての説明とばんえい競馬についての説明。

・雪遊びとジャガイモとアイス作り、車椅子の方々と一緒という点

・健康に良いバランスのとれたメニューが味わえるし、実感として何をどのくらい食べ

ればなんカロリーで、自分はどのくらいで満腹になるか体験できる。

・自動車関連の工場見学であったこと。

・鬼剣舞について基礎知識がなかったので座学で発祥の経緯とか知れるというのが良か

った。

・雪像作り、雪灯りの点灯、鑑賞、スノーモービル体験。

・かんじきコースと樹氷のコースに分かれており、行程を選べる(自分の体力により)

という点。

・カキ漁の手伝い、被災地の応援。

・農村体験の幅と地元の農家の方々と触れ合えること。

・スノートレッキング、八ヶ岳リゾートアウトレット。公共機関を利用して犬と一緒に

旅行の企画が初めてで、非常に意義があり、初めて会うほかの犬と仲良く旅行する為

のルールが人も犬も自然に身につき、マナーの向上にもつながる。

・萌木の森のバードウォッチング、オルゴール館等、興味深かった。満点の星空が見え

るというのも魅力的な情報だった(今回は見えなかったが)。

・タミヤ工場見学、するが花卸売市場など地元のコンテンツ満載ですばらしかった。

・湖上コンサート、音楽がテーマで全面にでていたこと。

・スイーツ蔵(町歩き、食べ歩き)

・地元料理が堪能でき、地元の人の話が聞ける。スケジュールがわかりやすい。

・こんにゃく作りや味噌作り体験、明治座見学。「都会の暮らしを尐し休んで」のフレー

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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ズはなかなかいい。ポスターのデザインが素敵。

・復刻版と銘うった企画。パワーがわき出るチラシだった。

・キャベツの収穫は嬉しく魅力的な取組み。

・関東のほうでは TVで工場夜景観光とかを見たが、関西でこういうツアーは新鮮である。

・「夜神楽」、キャッチコピーが面白くていい。

・さし花絵づくり、地元の人との交流体験。

・雪景花火大会と雪山ウォーキング、三江線からの風景を期待していた。

・語り部と歩く、萩往還を歩く、唐木通札場から三田尻まで、湯田温泉泊と食事、バス

での接続(効率的)、新幹線の利用などプログラム情報と行程がしっかりしていた。

・三大秘境であること。

・壱岐の史跡めぐり、神楽鑑賞、ガイド付きであること。ツアーのタイトルがいい。

・地元の方々との交流、地元の方々のおもてなしの心、陶芸の里などの若者に開放した

試み。

・「島」「古民家」「島暮らし体験」。体験プランがたくさんあって良かった。古民家の情

報・写真はとても魅力的。

・健康面を重視した企画、温泉と食事プラス笑いのプランは今までに無かった。

・四つ竹の食事や演目(プログラム)。

魅力的だと感じた情報では、ツアーのテーマや内容、体験プログラム内容に関するもの、地域の

人達との交流に関すること、地域資源に関することなど、一般のツアーではあまり詳しく取り上げ

ないものが多い。

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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123

◆「参加者」と「主催者(申請者)」の各項目の重視度の比較

「参加者」と「主催者」のポジショニング(1人あたりの平均スコアを算出しプロット)

申請者の事後評価と参加者の評価を比較したものが上図である。

参加者ではツアータイトル、キャッチコピーが 4 以上のスコアで評価しており、デザイン、写真、

分かりやすさが 4未満の評価となっている。

これに対して主催者(申請者)では、分かりやすさのみが 4未満の評価となっている。このため参

加者と申請者との評価ギャップは、写真とデザインにあるといえる。

1

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3

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5

1 2 3 4 5

ツアータイトル

キャッチコピー写真

分かりやすさ

デザイン

参加者

主催者 高低

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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124

(3)商品内容

Q8 本ツアーについて、「参加前」「参加後」「今後」の段階で、5~1の評価をお願いします

①食事

食事の評価では、参加前に「非常に重視する」「重視する」の合計が 38%だったが、これに

対し、参加後と今後では、ともに 70%台に跳ね上がっている。これは当初の期待よりも満足度が

高かったことによるものと考えられる。

②宿泊施設

宿泊施設は、参加前に「非常に重視する」「重視する」の合計が 27%に対して、参加後と今後

がともに 40%台に上がっている。これは当初の期待よりも満足度が高かったことによるものと考

えられる。

※なお、日帰りツアーは「無回答」に該当する

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0% 20% 40% 60% 80% 100%

今 後

参加後

参加前

①食事:事前の重視度、事後の評価、今後の重視度非常に重視する

'非常によかった(

重視する

'よかった(

どちらでもない あまり重視してない

'あまりよくなかった(

重視してない

'よくなかった(

無回答

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今 後

参加後

参加前

②宿泊施設:事前の重視度、事後の評価、今後の重視度非常に重視する

'非常によかった(

重視する

'よかった(

どちらでもない あまり重視してない

'あまりよくなかった(

重視してない

'よくなかった(

無回答(N=1,199、数値は%)

(N=1,199、数値は%)

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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③地域のおもてなしの姿勢

地域のおもてなしの姿勢の評価では、参加前に非常に重視する、重視するの合計が37%に

対して、参加後と今後がともに70%以上に跳ね上がっている。これは当初の期待よりも満足度

が高かったことによるものと考えられる。とくに参加後の満足度では80%が良かったと評価し

ており、この内の半分が非常に良かったと評価している。

④地域の人達との交流

地域の人達の交流の評価では、参加前に非常に重視する、重視するの合計が 26%に対して、

参加後と今後がともに 50%以上に跳ね上がっている。これは当初の期待よりも満足度が高かった

ことによるものと考えられる。

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0% 20% 40% 60% 80% 100%

今 後

参加後

参加前

③おもてなしの姿勢:事前の重視度、事後の評価、今後の重視度非常に重視する

'非常によかった(

重視する

'よかった(

どちらでもない あまり重視してない

'あまりよくなかった(

重視してない

'よくなかった(

無回答

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今 後

参加後

参加前

④地域との交流:事前の重視度、事後の評価、今後の重視度

非常に重視する

'非常によかった(

重視する

'よかった(

どちらでもない あまり重視してない

'あまりよくなかった(

重視してない

'よくなかった(

無回答(N=1,199、数値は%)

(N=1,199、数値は%)

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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⑤体験プログラム

体験プログラムの評価では、参加前に「非常に重視する」「重視する」の合計が 46%と

他の項目よりも期待値が相対的に高くなっている。また当初の期待値よりは参加後の満足度

(「非常に良かった」「良かった」の合計)と今後の重視度は約 70%に上がっている。

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1

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今 後

参加後

参加前

⑤体験プログラム:事前の重視度、事後の評価、今後の重視度

非常に重視する

'非常によかった(

重視する

'よかった(

どちらでもない あまり重視してない

'あまりよくなかった(

重視してない

'よくなかった(

無回答(N=1,199、数値は%)

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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◆事前、事後、今後における各項目(①~⑤)の重視度

「事前」と「事後」のポジショニング(1人あたりの平均スコアを算出しプロットした)

事前の重視度では全ての項目が 3以上~4未満の範囲に位置づけられており、事後の評価では、

全ての項目が 4以上の高評価となっている。あまり期待していなかったが、利用経験後の満足度が高

いと評価されている。

1

2

3

4

5

1 2 3 4 5

おもてなしの姿勢

体験プログラム

地域の人達との交流 宿泊施設

食事

事前

事後 高低

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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「事後」と「今後」のポジショニング(1人あたりの平均スコアを算出しプロットした)

事後の満足度では全項目で 4以上の評価に対して、今後の重視点では地域の人達との交流が 4未満

の位置づけとなっている。ここでは、厳密な意味でのギャップはさほど見られない。事後の評価では

地域のおもてなしの姿勢に続き体験プログラムの順位が、今後の重視点では僅差で 1位と 2位が逆転

している程度である。また食事、宿泊施設においては、事後評価と今後の重視点でともに 4以上のポ

ジションにあることから、ニューツーリズムにおいても重要な項目であることが確認できる。

1

2

3

4

5

1 2 3 4 5

おもてなしの姿勢体験プログラム

地域の人達との交流

宿泊施設

食事

事後

今後 高低

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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◆「参加者」と「主催者(申請者)」の各項目の重視度の比較

(1人あたりの平均スコアを算出しプロットした)

参加者では、地域のおもてなしの姿勢、体験プログラム、食事、地域の人達との交流、宿泊施設の

満足度の順位となっているが、全ての項目で 4以上の評価となっている。

これに対して主催者(申請者)では、体験プログラム、地域のおもてなしの姿勢、地域の人達との

交流、宿泊施設、食事の順位で重視している。こちらも全ての項目で 4以上の評価となっており、多

少の順位の違い以外にはギャップを見出すことができない。

このため商品内容に関しては、総じて参加者と主催者でのギャップは少ないと判断できる。

1

2

3

4

5

1 2 3 4 5

おもてなしの姿勢

体験プログラム地域の人達との交流

宿泊施設 食事

参加者

主催者 高低

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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⑦行程スケジュール

Q9-1 時間配分はいかがでしたか

Q9-2 行程スケジュールで重視する点をお答え下さい

時間配分では「丁度よい」が 50%、「期待したよりゆったりしていた」と「期待したより

慌ただしかった」の合計とで二分している。

行程スケジュールの重視点では「効率よく回る」が「ゆっくり回る」を 8ポイント上回っている。

「期待したよりゆったりしていた」と評価されたツアー(回答率が高い順に 5つ記載)

No. 案件番号 ツアータイトル 回答率

12

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1006

1047

・雪で造るアートな景色心に残す故郷づくり旅

・極甘・高品質!泉州産キャベツの収穫体験&豊かな漁場の青空市場と

魚庭(なにわ)の海のサンセットクルージング

・焼き物づくりと農業を楽しむ「波佐見のスローライフ=陶農生活」体験

・勝山左義長まつり市民ガイド付きツアー

・「蔵王の樹氷原」健康ウォーキングとゆっくり温泉 2泊 3日

73%

57%

50%

50%

44%

「期待したより慌ただしかった」と評価されたツアー(回答率が高い順に 5つ記載)

No. 案件番号 ツアータイトル 回答率

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1023

・「神戸学び旅」港今昔平清盛ゆかりの地&神戸知力感動の地めぐり

・『静流』・大人の社会科見学ツアー!!

・古書をひもとき倭国からジパングへ卑弥呼と歩く

~魏志倭人伝へのタイムトラベル・2泊 3日

・日本一の寒さを楽しみ隊ツアー

・語り部と歩く萩往還 2DAYウォーキング+山口お宝展

73%

50%

45%

41%

38%

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

期待したより慌

ただしかった18%

期待したより

ゆったりしてい

た28%

丁度よい50%

無回答4%

ゆっくり回る39%

効率よく回る47%

行程スケ

ジュールは重

視しない8%

無回答6%

⑦行程スケジュールの時間配分の評価

時間配分について行程スケジュール

の重視点

(N=1,199)

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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⑧全体の満足度

Q10 本ツアー全体の満足度をお聞かせ下さい

本ツアー全体の満足度では、88%が「満足した」という評価となっている。

非常に満足し

た35%

満足した53%

どちらでもない6%

あまり満足しな

かった2%

満足しなかった0%

無回答4%

⑧本ツアー全体の満足度

(N=1199、数値は%)

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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⑨モニターツアーの「新しさ」

Q11 本ツアーに、これまでのツアーにはない「新しさ」を感じましたか

「新しさ」では、77%が感じたと評価しており、感じなかったが 5%となっている。今回の参加

者がニューツーリズムの参加経験率 10%と考え合わせると、初めての体験で「新しさ」を評価し

たと考えることもできる。

Q12 本ツアーにおいて良かった点や「新しさ」を感じた点をご記入下さい。(自由回答)

*各ツアー内容の詳細は、P24~30を参照

No. 案件番号 良かった点や「新しさ」を感じた点(抜粋)

11

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1031

・盛りだくさんの体験プログラムに感動し、冬の北海道の楽しみ方をたっぷり味わうこと

が出来たこと。

・体験型と地域密着型の合体が新しさを感じる。

・流氷の上を歩くというのは新鮮で楽しかった。

・ペンションに宿泊でき、プロカメラマンに直接教えてもらえること。

・えぞ鹿のハンティング、放血や内臓摘出・解体など普段見れないことを体験できたこと。

実際に流し猟をすることで、鹿の駆除の難しさや食材の安定供給が困難である課題も

確認できたこと。

・日本では障害者に対する対応などはとっても上手に整っていると思う。ロシアにいる

障害者は普通に生活ができずに、今回のツアーの内容、テーマを何とかロシアの人にも

活用していきたいと思う。

・免疫の大事さ、それに伴う食事のバランスの大切さを知れたこと。

・マンツーマンの剣舞指導は感動的だった。

・会場の造形物を自分たちで作ること。

・健康志向を念頭に置いたプログラムを取り込んで町ぐるみで対応していること。

・乗船できて、さらにかきの棚やたねかきをはじめてみることができたこと。

・体験がコンテンツになることが新しい発見になった。

・犬がバスに一緒に乗れること(ひざの上や、タオルの上等、ゲージの中でなくても

よいのが)うれしく新しさを感じた.

非常に感じた30%

感じた47%

どちらでもない11%

あまり感じな

かった5%

感じなかった0%

無回答7%

⑨モニターツアーの「新しさ」の評価

(N=1,199、数値は%)

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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1063

1023

1062

1069

1007

1003

1089

1060

・普段食べないマクロビオテックのランチやハンドマッサージの体験。

・産業ツアーにおいても、ただ会社の設備を見せるだけではなく、そこの会社の心意気や

姿勢を学ぶことができた。

・テーマが音楽・・・質が良かった・・・新しい.

・下田での芸者さんの踊りは個人旅行などではなかなか体験できないのでよかった。

・ノルディックウィーキングで浜辺を散策したのが真新しかった

・田舎特有の閉塞感が全くなく、外部から訪れる人達を積極的に受け入れている感じが

した。日本の良いところがたくさん残っている、現代では新しさにつながると思う。

・キャベツ収穫、品種、地元の方の生産への熱意。

・神楽団の若い方々が演じていることで、これから先もずっと神楽が続いていくと思うと

嬉しい。また、最後に衣装に手を触れさせていただけることや、演者の素顔に接して

交流できることはとてもいいと思った。

・ただ単に温泉につかって食べてしゃべって帰るのではなく、地区の皆様にぞうり作りや

こんにゃく作りを教えていただいたり、プールで泳いだり、普通のツアーでないとても

充実した旅でした。

・ツアーの添乗員により行程管理とは別に現地でのツアーガイドの地域を愛する心の

こもった説明が印象的だった。地域に埋もれている地元には何でもない風景が見方を

変えたり、付加価値をつけたりすることによって貴重な興味深い財産になると感じた。

・初めて歴史上の出来事を具体的に学習できて自分の足で先人達が歩いてきたところを

歩けて感動した部分もありよかった。歴史にさらに興味がわいてきた。

・色々な会社のツアーに参加しているが、お決まりコースを回るのも良いが、今回のよう

に地元の方の説明を聞き、日頃回れないようなところに連れて行ってもらったのは良い

経験だった。

・単なる観光ではなくテーマを持ったツアーに新鮮さを感じた。

・地元の方々の触れ合いや地産地消の食材提供などツーリズム型の新しい旅で新鮮で

おもしろかった。

・いわゆる観光とは違う視点によるプログラム作りはこれからの旅のあり方の一つとして

良かったと思う。見る以上に知ること想像することをうながされ、文化や島の存在意義

のようなことも考えられた。

・メディカルチェックでのストレス度チェック、温泉ソムリエによる講座、夕食会での

参加型のもてなし、牧野のガイドをしてくださった先生。

・ただ見学するだけでなく、体験したり、食事したりしながらの会話など充実した時間を

すごせたこと。

良かった点や「新しさ」を感じた点では、一般のツアーで重要視される「宿泊」「食事」

「観光施設」以外に関する内容が多かった。

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

Page 80: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

134

⑩本ツアーで支出した金額

Q14 本ツアー期間中に、お金をおおよそいくら使いましたか

旅行代金に含まれていないもので追加でお支払いになったものについてお答え下さい

Q14-1 体験料(体験プログラムへの参加費用)

現地で追加的に支出した金額の内、体験料は、4,000円未満が 50%となっている。

Q14-2 施設入場料(立ち寄り、美術館、博物館、展望台、等)

「無料」と「無回答」の合計が 96%で、追加の支払いはほとんどなかった。

4000円未満50%

25000円未満10%

25000円以上0%

無回答40%

⑩支出金額:体験料

平均値:6,721円

中央値:4,000円

無料50%

有料4%

無回答46%

⑩価格の評価:施設入場料

平均値:1,338円

中央値: 700円

(N=1,199)

(N=1,199)

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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135

Q14-3 飲食代(ソフトドリンク、お酒、食事、等)

現地で追加的に支出した金額の内、飲食代は、2,000円未満が 37%、

2,000円以上が 21%となっている。

Q14-4 お土産代(お菓子、食品加工品、お酒、民芸品、等)

現地で追加的に支出した金額の内お土産代は、3,000円未満が 43%、

3,000円以上が 37%となっている。

500円未満11%

1000円未満9%

2000円未満17%

2000円以上21%

無回答42%

⑩支出金額:飲食代平均値:1,936円

中央値:1,000円

1000円未満18%

2000円未満14%

3000円未満11%

6000円未満22%

6000円以上15%

無回答20%

⑩支出金額:お土産代

平均値:4,296円

中央値:3,000円

(N=1,199)

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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136

(4)今後の参加意向

① 口コミ意向

Q15 今回と同じ内容のツアーを企画した場合、あなたは家族や友人・知人に勧めますか

口コミ意向では、「勧めたい」が 81%となっている。

② 口コミの対象者

Q15-2 どなたに勧めたいですか(複数回答)

口コミの対象者では、「友人」が 68%と圧倒的に多い。

非常に勧めた

い25%

勧めたい56%

どちらでもない12%

勧めたくない1%

全く

勧めたくない1%

無回答5%

①口コミ意向 (N=1199)

(N=1199)

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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137

③ ツアー料金

Q16 本ツアーが通常の旅行商品であった場合、いくらだったら参加しますか

およその金額で結構ですのでお答え下さい

モニター用価格ではなく、通常の旅行商品だった場合の価格評価では、

10,000円未満が 35%、20,000円未満が 22%、30,000円以上が 32%となっている。

④ 地域への再来訪意向

Q17 今後、本ツアーで訪れた地域に、再び行ってみたいと思いますか

再来訪意向では、「是非行ってみたい」が 26%、「機会があれば行ってみたい」が 61%で、

再来訪意向は高い。

6千円未満23%

1万円未満12%

2万円未満22%

3万円未満16%

3万円以上16%

無回答11%

③本ツアーの価格評価

平均値:17,641円

中央値:15,000円

是非行ってみ

たい26%

機会があれば

行ってみたい61%

また行きたいと

は思わない7%

二度と

行きたくない0%

無回答6%

④同地域への再来訪意向

(N=1,199)

(N=1,199)

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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138

⑤ 今後参加したい体験プログラム

Q18 今後、参加したいと思う体験プログラムをお聞かせ下さい(複数回答)

今後参加したい体験プログラムで、20%以上の支持があったプログラムの順位は以下のとおり。

1 位 伝統的な街並み巡り(41%)

2 位 歴史見学(32%)

3 位 自然林など探索ツアー(31%)

4 位 地域の伝統的な食文化体験(29%)

5 位 湯治(27%)

6 位 山里体験(26%)

6 位 美術館・博物館見学(26%)

6 位 B級グルメ体験(26%)

9 位 野生動物観察ツアー(25%)

9 位 伝統的芸能鑑賞(25%)

11 位 伝統産業体験(24%)

12 位 農業体験(22%)

12 位 古民家スティ(22%)

14 位 スローライフ体験(21%)

15 位 漁業体験(20%)

22 2010

21 2613

2231

25

818 14

2416

6 71

9

27

6

3241

25 26 29 2616

4 5 40

10

20

30

40

50農

業体

漁業

体験

林業

体験

スロ

ーラ

イフ

体験

山里

体験

民泊

古民

家ス

テイ

自然

林な

ど探

索ツ

アー

野生

動物

観察

ツア

ボラ

ンテ

ィア

ツア

工場

・発

電所

見学

産業

遺産

見学

伝統

産業

体験

健康

づくり

生活

習慣

病対

美容

禁煙

対策

ダイ

エッ

ト対

湯治

治療

目的

とし

た医

療観

歴史

見学

伝統

的な

町並

み巡

伝統

芸能

鑑賞

美術

館・博

物館

見学

地域

の伝

統的

な食

文化

体験

B級

グル

メ体

映画

・ド

ラマ

のロ

ケ地

巡り

アニ

メの

舞台

訪問

その

無回

⑤今後参加したい体験プログラム'%( (N=1,199、数値は%)

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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139

第 4章-2 参加者満足度調査の分析

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140

3.ニューツーリズムのニーズ分析(コレスポンデンス分析)

(1)目的

今回のモニターツアー参加者アンケート調査結果を元に、ニューツーリズムに関するニーズを

属性別に嗜好性として明らかにすることを目的とする。

(2)コレスポンデンス分析の見方

コレスポンデンス分析とは、複数のカテゴリー間の類似度・関連性を整理しマッピングする手

法で、カテゴリー間の関連性を視覚的・直感的に把握することが出来る。

その見方は、類似度・関連性の強い要素同士は近くに、弱い要素同士は遠くにプロットされる

(ただし、相対的な関係である)。このとき、軸がクロスする原点付近にプロットされる要素は比

較的特徴が薄いと解釈できる。

関連の強いカテゴリーは近くに、弱いカテゴリーは遠くにプロットされるが、これはあくまで

カテゴリー間の相対的な関係で、絶対的なボリュームを表わすものではない。

異なる項目位置関係は、原点からの方向で判断する。原点から見て同じ方向にあれば、一見距

離があっても、同様の意味づけが可能である。

正の相関が強いカテゴリー(頻度の多いセル)は近い

負の相関が強いカテゴリー(頻度の少ないセル)は逆に配置される

どのカテゴリーにも関連していないカテゴリーは中心にくる

なお説明力とは、各回答での関連性の信頼度を示す数値であり、軸1と2の合計で最低 50%以

上、通常は 70%以上が望ましいとされる。

カテゴリー別は、モニターツアー一覧(p.24~30)に基づいている。申請者が複数のカテゴリ

ーで申告している場合も分析対象としている。「参加者人数」は、カテゴリーが複数のツアーにつ

いては重複して合算した。

第 4章-3 ニューツーリズムのニーズ分析

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141

(3)分析の為の入力項目

<属性> F1:性・年代 F2:職業 F3:年収 F5:モニターツアーの実施地域

F6:実施地域までの移動時間

<その他の項目> Q8:ツアー重視点 Q10:全体満足度 Q11:新しさ Q15:紹介意向

<サンプル> モニターツアー参加者の有効回答数 1,199

(4)散布図内での表記とアンケート設問

散布図内での表現 アンケート設問

満足度 Q10 本ツアー全体の満足度をお聞かせ下さい

新しさ Q11 本ツアーに、これまでのツアーにはない「新しさ」を感じましたか

紹介意向 Q15 今回と同じ内容のツアーを企画した場合、あなたは家族や友人・知人に

勧めますか

Q8 本ツアーについて評価をお願いします

食事'前('後('次( 食事の内容 '参加前('参加後('次回参加する時(

宿泊施設'前('後('次( 宿泊施設の内容 '参加前('参加後('次回参加する時(

もてなし'前('後('次( 地域全般の人たちの来訪者に対する地域のおもてなしの姿勢や町の雰囲気

'参加前('参加後('次回参加する時(

交流'前('後('次( 地域の人達との交流 '参加前('参加後('次回参加する時(

体験プログラム

'前('後('次(

体験プログラムの内容

'参加前('参加後('次回参加する時(

F5 あなたが参加されたモニターツアーの実施地域はどこですか

同一県内 居住地と同じ県内

隣接県 居住地との隣接県

それ以外の県 それ以外

F6 あなたの居住地からモニターツアーの実施地域'場所(までのおおよその移動時間をお聞かせ下さい

1 時間以内 1 時間以上 3 時間以上 5 時間以上

<散布図のマーカー>

● 性別・年代 ▲ モニターツアーの実施地域

▲ 職業 ■ 実施地域までの移動時間

○ 年収 ◆ 案件番号

◆ 全体満足度、新しさ、紹介意向 ■ ニューツーリズムのカテゴリー

◆ ツアー重視点'食事、宿泊、もてなし、交流、体験プログラム(

第 4章-3 ニューツーリズムのニーズ分析

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142

モニターツアー全体

性別・年代を見ると左上から右下にかけて年代が若くなっている。実施地域までの移動時間では左

から右にかけて移動時間が長くなっている。このため、左側では「高い年齢」と「短い移動時間」と

の相関、右側では「低い年齢」「長い移動時間」との相関が読みとれる。

本モニターツアーでは 60代以上は近く(1時間未満、1時間以上)から、40代以下が遠く(3時間

以上)から来ている傾向にある。

参加者人数 産業 グリーン エコ ヘルス 文化 満足度 新しさ 紹介意向

1,199名 4.1 3.9 3.9

2軸での説明力 91.66

食事'前(食事'後(食事'次(

宿泊施設'前(

宿泊施設'後(宿泊施設'次(

もてなし'前(もてなし'後(もてなし'次(交流'前(交流'後(交流'次(体験プログラム'前(

体験プログラム'後(体験プログラム'次(

全体満足度新しさ紹介意向

10代男性

20代男性

40代男性

50代男性

60代男性

70代男性

80代以上男性

10代女性

20代女性

30代女性

40代女性

50代女性

60代女性

70代女性

80代以上女性

会社員

公務員

自営業パート・アルバイト

主婦

学生

無職

その他

200万円未満

200万円~400万円未満

400万円~600万円未満

600万円~800万円未満

800万円~999万円未満

1000万円~1499万円未満

1500万円以上

同一県内

隣接県

それ以外の県

1時間以内 1時間以上

3時間以上

5時間以上

産業

エコ

グリーンヘルス

文化

-0.5

-0.3

-0.1

0.1

0.3

0.5

-0.5 -0.3 -0.1 0.1 0.3 0.5

第 4章-3 ニューツーリズムのニーズ分析

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143

※前述の散布図 密集部分の拡大図

隣接県

同一県内

600万円~800万円未満

400万円~600万円未満

200万円~400万円未満

その他

学生

主婦

自営業

公務員

50代女性

40代女性

50代男性

紹介意向

新しさ

全体満足度

体験プログラム'次(体験プログラム'後(

体験プログラム'前(交流'次(

交流'後(

交流'前(

もてなし'次(

もてなし'後(

もてなし'前(

食事'次(

食事'後(食事'前(

産業

グリーンヘルス

文化

-0.15

-0.1

-0.05

0

0.05

0.1

0.15

-0.15 -0.1 -0.05 0 0.05 0.1 0.15

第 4章-3 ニューツーリズムのニーズ分析

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144

カテゴリー別

<産業観光>

産業観光は、全体平均よりも、満足度、新しさ、紹介意向で各マイナス 0.1のスコアとなっている。

実施地域までの移動時間では左から右にかけて移動時間が長くなり、性別・年代では、上から下に

かけて年代が若くなっている。

本モニターツアー(産業観光)では、60代、70代は1時間以上と近くから、30代、40代女性は

5時間以上と遠くから来ている傾向にある。

参加者人数 産業 グリーン エコ ヘルス 文化 満足度 新しさ 紹介意向

419名 8ツアー 平均 4.1 3.8 3.8

全体との差 -0.1 -0.1 -0.1

2軸での説明力 59.34

食事'前(食事'後(食事'次( 宿泊施設'前(

宿泊施設'後(

宿泊施設'次(もてなし'前(もてなし'後(もてなし'次(交流'前(交流'後(

交流'次(体験プログラム'前(

体験プログラム'後(体験プログラム'次(

全体満足度新しさ紹介意向

10代男性

20代男性

30代男性40代男性

50代男性

60代男性

70代男性

80代以上男性

10代女性

20代女性

30代女性

40代女性

50代女性

60代女性70代女性

80代以上女性

会社員

公務員

自営業

パート・アルバイト

主婦

学生

無職

その他

200万円未満

200万円~400万円未満

400万円~600万円未満

600万円~800万円未満

800万円~999万円未満

1000万円~1499万円未満

1500万円以上

同一県内

隣接県

それ以外の県

1時間以内

1時間以上

3時間以上

5時間以上

1006

1026

1033

1038

1040

1055

1063

1065

1073

1063-21063-3

-1.2

-0.7

-0.2

0.3

0.8

-1.2 -0.7 -0.2 0.3 0.8

第 4章-3 ニューツーリズムのニーズ分析

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145

※前述の散布図 密集部分の拡大図

800万円~999万円未満

600万円~800万円未満

400万円~600万円未満

200万円未満

パート・アルバイト

50代女性

40代女性

60代男性

紹介意向

新しさ

全体満足度

体験プログラム'次(

体験プログラム'後(

体験プログラム'前(交流'次(

交流'後(交流'前(

もてなし'次(

もてなし'後(もてなし'前( 食事'次(

食事'後(食事'前(

1006

1026

-0.3

-0.2

-0.1

0

0.1

0.2

0.3

-0.2 -0.15 -0.1 -0.05 0 0.05 0.1 0.15 0.2

第 4章-3 ニューツーリズムのニーズ分析

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146

カテゴリー別

<グリーンツーリズム>

グリーンツーリズムは、全体平均よりも、満足度、新しさ、紹介意向でプラスとなっている。

実施地域までの移動時間では左から右にかけて移動時間が長くなり、性・年代では下から上にかけ

て年代が若くなっている。

本モニターツアー(グリーンツーリズム)では、「高い年代」は近場から、「低い年代」は遠くから

来ている傾向にある。

参加者人数 産業 グリーン エコ ヘルス 文化 満足度 新しさ 紹介意向

401名 16ツアー 平均 4.3 4.1 4.1

全体との差 0.2 0.2 0.1

2軸での説明力 54.6

食事'前(

食事'後(食事'次(

宿泊施設'前(

宿泊施設'後(

宿泊施設'次(

もてなし'前(

もてなし'後(もてなし'次(交流'前(

交流'後(交流'次(体験プログラム'前(

体験プログラム'後(体験プログラム'次(

全体満足度新しさ紹介意向

10代男性

20代男性

30代男性

40代男性

50代男性

60代男性

70代男性

80代以上男性

10代女性

20代女性

30代女性

40代女性

50代女性

60代女性

70代女性

会社員

公務員

自営業

パート・アルバイト

主婦

学生

無職

その他200万円未満

200万円~400万円未満

400万円~600万円未満

600万円~800万円未満

800万円~999万円未満

1000万円~1499万円未満

1500万円以上

同一県内

隣接県

それ以外の県1時間以内

1時間以上

3時間以上

5時間以上

1003

1007

1010

1026

1027

1030

1032

1040

1057

1058

1064

10751080

1089

-1.2

-0.7

-0.2

0.3

0.8

-1.2 -0.7 -0.2 0.3 0.8

第 4章-3 ニューツーリズムのニーズ分析

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147

※前述の散布図 密集部分の拡大図

同一県内

800万円~999万円未満

600万円~800万円未満

400万円~600万円未満

200万円~400万円未満

40代女性

紹介意向

新しさ

全体満足度

体験プログラム'次(

体験プログラム'後(

体験プログラム'前(

交流'次(

交流'後(

交流'前(

もてなし'次(

もてなし'後(

もてなし'前(

食事'次(

食事'後(

食事'前(

1026

1032

1064

-0.2

-0.15

-0.1

-0.05

0

0.05

0.1

0.15

0.2

-0.2 -0.15 -0.1 -0.05 0 0.05 0.1 0.15 0.2

第 4章-3 ニューツーリズムのニーズ分析

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148

カテゴリー別

<エコツーリズム>

エコツーリズムは、全体平均よりも、満足度、新しさ、紹介意向で各項目がプラスになっており、

他のツアーに比べて一番高くなっている。

性別・年代を見ると左から右にかけて年代が高くなっており、実施地域までの移動時間を見ると左

から右にかけて移動時間が短くなっている(年代が高いと近く、年代が若いと遠く)。

特に、60代、70代の男性は1時間以内と近く、20代、30代の女性は 5時間以上と遠くなっている。

参加者人数 産業 グリーン エコ ヘルス 文化 満足度 新しさ 紹介意向

245名 10ツアー 平均 4.5 4.1 4.2

全体との差 0.3 0.2 0.3

2軸での説明力 49.13

食事'前(食事'後(食事'次(

宿泊施設'前(宿泊施設'後(宿泊施設'次(

もてなし'前(もてなし'後(もてなし'次(交流'前(

交流'後(交流'次(体験プログラム'前(体験プログラム'後(体験プログラム'次(全体満足度

新しさ

紹介意向

20代男性

30代男性

40代男性

50代男性

60代男性70代男性

80代以上男性

10代女性

20代女性

30代女性

40代女性

50代女性

60代女性

70代女性

80代以上女性

会社員

公務員

自営業

パート・アルバイト

主婦学生

無職

その他

200万円未満

200万円~400万円未満

400万円~600万円未満600万円~800万円未満

800万円~999万円未満

1000万円~1499万円未満

1500万円以上

同一県内

隣接県

それ以外の県

1時間以内

1時間以上

3時間以上

5時間以上

1003

1005

1021

1022

1027

10551058

1063

1079

1063-2

1063-3

-1.5

-1

-0.5

0

0.5

1

1.5

-1.5 -1 -0.5 0 0.5 1 1.5

第 4章-3 ニューツーリズムのニーズ分析

Page 95: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

149

※前述の散布図 密集部分の拡大図

600万円~800万円未満

400万円~600万円未満

パート・アルバイト

自営業

10代女性

紹介意向

新しさ

全体満足度

体験プログラム'次(体験プログラム'後(

体験プログラム'前(

交流'次(

交流'後(

交流'前(

もてなし'次(

もてなし'後(

もてなし'前(

宿泊施設'次(

宿泊施設'後(

宿泊施設'前(

食事'次(

食事'後(

食事'前(

1005

1022

1027

1063

-0.2

-0.15

-0.1

-0.05

0

0.05

0.1

0.15

0.2

-0.2 -0.15 -0.1 -0.05 0 0.05 0.1 0.15 0.2

第 4章-3 ニューツーリズムのニーズ分析

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150

カテゴリー別

<ヘルスツーリズム>

ヘルスツーリズムは、全体平均よりも、満足度、新しさ、紹介意向で若干ではあるがプラスとなっ

ている。

性別・年代を見ると左から右にかけて年代が若くなっている。実施地域までの移動時間を見ると下

から上にかけて移動時間が長くなっている。これまでのように、年代と距離の関係がはっきり出てお

らず、60 代男性が 3 時間以上と遠くなっており、1時間以内の近場に関係する年代がプロットされ

ていない。このため、ヘルスツーリズムは年代に関係なくニーズがあると考えられる。

参加者人数 産業 グリーン エコ ヘルス 文化 満足度 新しさ 紹介意向

302名 11ツアー 平均 4.3 4.0 4.0

全体との差 0.1 0.1 0.1

2軸での説明力 49.82

食事'前(

食事'後(食事'次(

宿泊施設'前(

宿泊施設'後(宿泊施設'次(

もてなし'前(もてなし'後(もてなし'次(交流'前(交流'後(交流'次(体験プログラム'前(体験プログラム'後(体験プログラム'次(

全体満足度新しさ紹介意向

10代男性 30代男性

40代男性

50代男性

60代男性

70代男性

80代以上男性

10代女性

20代女性

30代女性

40代女性

50代女性

60代女性 70代女性

80代以上女性

会社員

公務員

自営業パート・アルバイト

主婦

学生

無職

その他

200万円未満

200万円~400万円未満400万円~600万円未満

600万円~800万円未満

800万円~999万円未満

1000万円~1499万円未満

同一県内

隣接県

それ以外の県

1時間以内

1時間以上

3時間以上

5時間以上

1022

1023

1027 10301031

1032

1042

1047

1063

1073

1063-2

1063-3

-1.5

-1

-0.5

0

0.5

1

1.5

-1.5 -1 -0.5 0 0.5 1 1.5

20代男性

第 4章-3 ニューツーリズムのニーズ分析

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151

※前述の散布図 密集部分の拡大図

1時間以上

800万円~999万円未満

400万円~600万円未満

50代女性

紹介意向新しさ全体満足度

体験プログラム'次(体験プログラム'後(

体験プログラム'前(

交流'次(交流'後(

交流'前(もてなし'次(

もてなし'後(もてなし'前(

宿泊施設'次(

宿泊施設'後(

宿泊施設'前(

食事'次(

食事'後(

食事'前(

1023

1031

1042

1063

1063-2

1063-3

-0.25

-0.2

-0.15

-0.1

-0.05

0

0.05

0.1

0.15

0.2

0.25

-0.25 -0.2 -0.15 -0.1 -0.05 0 0.05 0.1 0.15 0.2 0.25

第 4章-3 ニューツーリズムのニーズ分析

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152

カテゴリー別

<文化観光>

文化観光は、全体平均よりも、新しさ、紹介意向でマイナスになっており、他のツアー種類に比べ

て評価が低くなっている。

実施地域までの移動時間を見ると左から右にかけて移動時間が長くなっている。性・年代を見ると

上から下にかけて年代が高くなっている。ここでの特徴は、1時間以上の周りに 60代、70代女性 60

代男性がプロットされており、5 時間以上に 30 代女性がプロットされていることから、年代が高い

と近場、年代が低いと遠出の関係となっている。

参加者人数 産業 グリーン エコ ヘルス 文化 満足度 新しさ 紹介意向

563名 17ツアー 平均 4.1 3.7 3.9

全体との差 -0.0 -0.2 -0.1

2軸での説明力 52.46

食事'前(食事'後(食事'次(

宿泊施設'前(

宿泊施設'後(

宿泊施設'次(

もてなし'前(もてなし'後(もてなし'次(交流'前(交流'後(交流'次(

体験プログラム'前(体験プログラム'後(体験プログラム'次(

全体満足度新しさ紹介意向10代男性

20代男性

30代男性

40代男性

50代男性

60代男性

70代男性

80代以上男性

10代女性

20代女性

30代女性

40代女性

50代女性

60代女性

70代女性

80代以上女性

会社員

公務員

自営業パート・アルバイト

主婦

学生

無職

その他

200万円未満

200万円~400万円未満

400万円~600万円未満

600万円~800万円未満 800万円~999万円未満

1000万円~1499万円未満

1500万円以上

同一県内

隣接県

それ以外の県

1時間以内

1時間以上3時間以上

5時間以上

1006

1026

10291034

1043

1047

1053

1057

1060

1062

1063

1064

1069

1073

1079

1063-21063-3

-1.5

-1

-0.5

0

0.5

1

1.5

-1.5 -1 -0.5 0 0.5 1 1.5

第 4章-3 ニューツーリズムのニーズ分析

Page 99: ?r&µ'q - mlit.go.jp · 55 第4章 効果検証 1.申請者調査分析(1次・2次のアンケート回答) (1)申請者の属性 ①組織形態 1次:F1 今ご回答頂いている方の団体の組織形態をお聞かせ下さい

153

※前述の散布図 密集部分の拡大図

400万円~600万円未満

200万円~400万円未満

200万円未満パート・アルバイト

自営業

50代女性

紹介意向新しさ全体満足度

体験プログラム'次(

体験プログラム'後(

体験プログラム'前(

交流'次(交流'後(

交流'前(

もてなし'次(もてなし'後(

もてなし'前(

食事'次(

食事'後(

食事'前(

1006

1057

1073

-0.2

-0.15

-0.1

-0.05

0

0.05

0.1

0.15

0.2

-0.2 -0.15 -0.1 -0.05 0 0.05 0.1 0.15 0.2

第 4章-3 ニューツーリズムのニーズ分析