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<<アアカカンンササスス薬薬局局>>
2008 年 8 月
Ver.3-3
インターン氏名
薬剤師免許番号
保険薬剤師登録番号
研修期間 ~
NNPPOO HH・・EE・・AA・・RR・・TT
<目次>
Ⅰ 調剤技術 1
Ⅱ 医療保険・調剤報酬請求業務 17
Ⅲ 薬局関連法規 23
Ⅳ 薬局DI業務 31
Ⅴ 医薬品在庫管理 39
Ⅵ OTC・サプリメント 43
Ⅶ 在宅医療 47
Ⅷ リスクマネージメント 49
実習レポート 53
インターン研修感想と未来への抱負、研修終了証明 64
Ⅰ 調剤技術
日付 到達印Ⅰ 処方箋受付をスムーズに行えますか?
1 患者さんが来局された時、自然な対応ができ、初回であれば個人情報保護法に
則ってアンケートを取る事ができる。
・アンケートを取る理由を患者さんに説明できますか。
2 処方箋受付時に効率的な調剤手順を判断できる。
・一包化、液剤、散剤、軟膏の混和等時間のかかる調剤を把握できますか。
3 後発品変更可の処方箋を受け取った場合、適切な対応ができますか。
Ⅱ 錠剤・カプセル剤の調剤を的確に行えますか?
1 一般名で記載された処方箋や後発品への変更可の処方箋の調剤を適切に行える。
・後発品への変更可の処方箋を受けたとき、患者さんに必要な情報提供ができますか。
2 薬効別に配置された薬剤を迅速に調剤することができる。
・採用薬品の薬効、規格等基本事項を把握していますか。
・薬品名が類似している医薬品を把握していますか。
3 一包化指示の処方箋を的確に調剤できる。
・吸湿性が高く分包に不適な薬剤を把握していますか。
・遮光の必要性がある薬剤を把握していますか。
・一包化指示があっても別包とする場合を把握していますか。
4 半錠処方について患者さんの希望に合わせた調剤ができる。
・半錠の調剤の仕方としていくつか挙げられますか。
・割線がない薬剤の場合どのように調剤しますか。
・糖衣・フィルムコートの加工理由を把握していますか。
・半錠にすることで、起こりうるデメリットを把握していますか。
5 粉砕指示の処方箋を的確に調剤できる。
・粉砕指示の理由としては、どのような場合が考えられますか。
・特殊加工が施してあるため粉砕不適な薬剤を把握していますか。
(徐放性製剤・腸溶性製剤等)
・吸気毒性があるため注意を要する薬剤を把握していますか。
6 服用時点に注意する薬剤を理解している。
・食事との影響が大きい薬剤を把握していますか。
(吸収に胆汁を必要とする薬剤・食後過血糖改善薬等)
・キレート形成による吸収低下に注意が必要な薬剤を把握していますか。
・他剤吸着を避けるために他剤と服用時点をずらす薬剤を把握していますか。
・服用後、しばらくは飲食してはいけない薬剤を把握していますか。
・同じ成分であっても剤形により用法が異なる薬剤を理解していますか。
調剤業務の流れを確認し、単独でも一通りの調剤ができることを目指します。
1 禁無断転載・複製
Ⅰ 調剤技術
2 禁無断転載・複製
Ⅰ 調剤技術
7 開始時の使用法に注意が必要な薬剤を理解している。
・開始時、用法・用量が設定されている薬剤を把握していますか。
・開始時、投与期間に制限のある薬剤を把握していますか。
・開始時、定期的な検査を必要とする薬剤を把握していますか。
8 使用期間に注意が必要な薬剤を理解している。
・休薬期間のある薬剤を把握していますか。
・投与日数に制限のある薬を把握していますか。
9 適応疾患によって用量の異なる薬剤を理解している。
10 効果発現までに時間がかかる薬剤を把握していますか。
Ⅲ 散剤の調剤を的確に行えますか?
1 分包品計数調剤と秤量調剤の違いについて理解している。
・分包品のメリット・デメリットを理解していますか。
2 秤量を正しく行える。
・天秤の使用手順を理解していますか。
・秤量・充填時のチェック方法を理解していますか。
・賦形剤添加の判断ができますか。(賦形剤の種類、量)
・倍散について理解していますか。(調製、使用)
・力価計算して秤量できますか。
3 混和・分割・分包を正しく行える。
・乳鉢・混和器を使用して混和する際の注意点を理解していますか。
・混和すると配合変化の起こる薬剤を理解していますか。
・粒子の大きさ・かさ密度・配合量などの条件により均一に混ざりにくい薬剤を把握できますか。
(顆粒剤と細粒剤、重量比の異なる散剤、微量な薬剤を他の散剤と一包にする場合等)
・均一に混ざりにくい場合の分割・分包法を理解していますか。
・色や臭い・味の強い薬剤を把握していますか。
・コンタミネーションを防止するための混和・分割・分包法を理解していますか。
・遮光の必要性がある薬剤を把握していますか。
・吸湿に注意する薬剤を把握していますか。
・混和器充填時の注意点を理解していますか。
Ⅳ 液剤の調剤を的確に行えますか?
1 秤取を正しく行える。
・処方箋から秤取量を計算できますか。
・器具洗浄、しき水、メスアップ等、秤取手順を理解していますか。
・賦形の有無を判断できますか。
・薬瓶を適格に選択できますか。
3 禁無断転載・複製
Ⅰ 調剤技術
4 禁無断転載・複製
Ⅰ 調剤技術
2 分注を正しく行える。
・配合変化の起こりうる薬剤を把握していますか。
・振とう不可の薬剤、振とう必要の薬剤を把握していますか。
・通常、単味で調剤する薬剤を把握していますか。
3 正しいラベリングができる。
・用法・用量をわかりやすくラベルできますか。
・薬瓶の計量線または計量カップ・スポイト等を使って1回量をラベルできますか。
・遮光や冷所等、保存に注意が必要な薬剤を把握していますか。
Ⅴ 外用剤(塗布剤)の調剤を的確に行えますか?
1 塗布剤の使い分けを理解している。
・軟膏剤とクリーム剤、ローションの使い分けを理解していますか。
・ステロイドの強弱と使用部位、使い分けについて理解していますか。
2 混和調剤を正しく行える。
・混和の可否を判断できますか。
・器具の消毒、軟膏板上での混和、衛生的な充填等、手順を理解していますか。
3 正しいラベリングができる。
・遮光や冷所等、保存に注意する薬剤を把握していますか。
・用法等わかりやすい表示ができますか。
Ⅵ その他外用剤について理解していますか?
1 点眼薬について理解している。
・点眼方法について説明できますか。
・眼軟膏の使い方について説明できますか。
・遮光・冷所保存が必要な薬剤を把握していますか。
・2種以上の点眼薬を併用する際の点眼順序について説明できますか。
・1日1回の点眼が指定されている点眼薬を把握していますか。
・コンタクトレンズ使用時の点眼について説明できますか。
・1回使い切りタイプ使用時の注意点を説明できますか。
2 点耳薬について理解している。
・点耳時の注意点を説明できますか。
・耳浴について説明できますか。
3 点鼻薬について理解している。
・点鼻方法を説明できますか。
・薬剤性鼻閉が起こり得る薬剤を把握していますか。
・局所作用を目的としていない点鼻薬を挙げられますか。
5 禁無断転載・複製
Ⅰ 調剤技術
6 禁無断転載・複製
Ⅰ 調剤技術
4 吸入剤について理解している。
・エアー剤の吸入方法を説明できますか。
・吸入補助器具の使い方について説明できますか。
・ネブライザーの使い方について説明できますか。
・ミクロパウダー剤の吸入方法を説明できますか。
・2種の吸入剤を使用する際の順番について説明できますか。
・使用量・残量をチェックできますか。
・2成分含有の吸入剤を挙げられますか。
5 インシュリン製剤について理解している。
・バイアル型、ペン型(キット、カート)等各タイプの使い方を説明できますか。
・超速効型~遅効型までインシュリンの種類を把握していますか。
・インシュリン用針と自己血糖測定用の針の扱い(払い出し)の違いについて説明できますか。
・使用済み針の廃棄の仕方について説明できますか。
・インシュリン用針の種類を挙げられますか。
・万年筆型インシュリン注入器が院内処方となっている理由を説明できますか。
・使用単位数より、使用期間を予測することができますか。
・メーカー別に、インシュリン製剤注射器のメリット・デメリットを挙げられますか。
6 坐剤について理解している。
・冷所保存が必要な薬剤を把握していますか。
・基剤の性質を把握していますか。(アンヒバとダイアップの使用順番など)
・乳幼児への坐剤の使い方、注意点を説明できますか。
・全身作用、局所作用を示す薬剤をそれぞれ挙げられますか。
7 貼付剤について理解している。
・冷シップ、温シップの違いと使い分けを説明できますか。
・パップ剤、プラスター剤の違いと使い分けを説明できますか。
・臭いの有無について把握していますか。
・温シップ使用時の注意事項を説明できますか。
・ニトロダームTTSの使用方法について説明できますか。 ・ニコチネルTTSの使用方法について説明できますか。
・エストラダームMの使用方法について説明できますか。
・ホクナリンテープの使用方法について説明できますか。
・かぶれ・皮疹等発生時の対処法について説明できますか。
8 その他の外用剤について理解している。
・口内炎治療薬(アフタッチ、サルコート等)の使用方法について説明できますか。
・膣錠の使用方法について説明できますか。
・イオウカンフルローションの使用方法について説明できますか。
7 禁無断転載・複製
Ⅰ 調剤技術
8 禁無断転載・複製
Ⅰ 調剤技術
Ⅶ 経腸栄養剤・アミノ酸製剤について理解していますか?
1 栄養制限が必要となりうる病態について把握していますか。
(総カロリー、タンパク、Na、K、水分など)
2 患者さんの服薬負担を理解した上で服用の必要性を説明できますか。
・各製剤の適応疾患を把握していますか。
・味や一回服用量を理解していますか。
・フレーバーの使用、調製方法を説明できますか。
・飲み易くする方法を説明できますか。
3 経腸栄養法について理解していますか。
・摂取ルートを把握していますか。
・静脈栄養法と比較してのメリットを理解していますか。
・バクテリアルトランスロケーションについて説明できますか。
Ⅷ 監査を的確に行えますか?
1 処方箋のチェックができる。
・記載事項の確認ができますか。
・処方内容の適否判断ができますか。(薬歴参照)
2 処方箋に不備・不明な点があった場合、疑義照会できる。
・電話での疑義照会をスムーズに行えますか。
・不明点を伝えるだけでなく対応策等を協議することができますか。
3 計数調剤の監査ができる。
・採用薬品の薬効・規格・用量・用法等を把握していますか。
・各薬剤の特徴(デザイン・単位等)を把握した上で数え間違いがないかチェックできますか。
・倍量処方の有無を確認できますか。
・一包化の監査ができますか。
4 散剤調剤の監査ができる。
・力価計算をし、処方量の妥当性を判断できますか。
・分包誤差・偏差をチェックできますか。
・適切な印字であることをチェックできますか。
5 液剤調剤の監査ができる。
・力価計算をし、処方量の妥当性を判断できますか。
・計量カップやラベル等に1回服用量が正しく表示されているかチェックできますか。
6 帳票監査ができる。
・保険業務を理解した上で処方箋の入力に間違いがないかチェックできますか。
・患者さんの希望に応じた薬袋作成ができますか。
・疑義照会の結果を的確に記録できますか。
9 禁無断転載・複製
Ⅰ 調剤技術
10 禁無断転載・複製
Ⅰ 調剤技術
Ⅸ 窓口業務を的確に行えますか?
1 初回時アンケートと処方箋から患者さんの情報を聞き出す糸口をさがすことができる。
2 病歴や併用薬、他科受診をチェックし、薬剤が安全・効果的に使用されるように
アドバイスできる。
・疾患別禁忌薬品を把握していますか。
・併用禁忌薬品を把握していますか。
3 食事・嗜好品など患者さんの生活パターンをチェックし、薬剤が安全・効果的に
使用されるようにアドバイスできる。
・喫煙患者さんに対しての注意事項を理解していますか。
・アルコール常用の患者さんに対しての注意事項を理解していますか。
・グレープフルーツや乳製品など食事と相互作用のある薬剤を把握していますか。
4 アレルギー歴をチェックし、薬剤が安全・効果的に使用されるように
アドバイスできる。
・卵白アレルギーの患者さんへの投与が禁忌の薬剤を把握していますか。
・牛乳アレルギーの患者さんへの投与が禁忌の薬剤を把握していますか。
・ヨード、ピリン等薬物アレルギーを持つ患者さんの処方チェックができますか。
5 小児科の患者さんの生活背景をチェックし、薬剤が安全・効果的に使用されるように
アドバイスできる。
・兄弟の有無、通園・通学の有無などから名前の印字、ラインの区別等の工夫ができますか。
・乳児・幼児・小児期の飲ませ方の工夫について、それぞれ説明できますか。
・小児シロップと食事の配合変化について把握していますか。
・飲み物により、苦味が増す小児用DSを把握していますか。
6 患者さんの妊娠・授乳の可能性をチェックし、薬剤が安全・効果的に
使用されるようにアドバイスできる。
・「催奇形性」と「胎児毒性」について説明できますか。
・妊娠週の数え方を理解していますか。
・薬の使用時期と危険度について説明できますか。
・妊娠中に使われる薬を把握してますか。
・妊婦に対して処方された薬の安全性を評価できますか。
・男性が服用する薬の妊娠への影響について説明できますか。
・授乳中の患者さんに処方された薬の安全性について評価し、授乳のタイミングを
アドバイスできますか。
7 高齢者の患者さんに、薬剤が安全・効果的に使用されるようにアドバイスできる。
・高齢者への投与量が制限されている薬剤を把握していますか。
・自己管理の可否、デイサービスの有無などから名前の印字や一包化などの調剤方法を
提案できますか。
・視力、聴力、嚥下能力の低下などに配慮した服薬指導ができますか。
11 禁無断転載・複製
Ⅰ 調剤技術
12 禁無断転載・複製
Ⅰ 調剤技術
8 薬剤が安全に効果的に使用されているかモニタリングできる。
・コンプライアンスの確認を自然にできますか。
・アレルギーや副作用の有無等、体調変化を確認できますか。
・患者さんの訴えに共感し、相談しやすい対応ができますか。
・患者さんの生活にあった服薬指導をし、患者さんの自立を支えられますか。
・再来時、薬歴をもとに服薬モニタリングできますか。
9 与薬後の調剤報酬算定チェックができる。
・調剤方法や指導・情報の有無に沿った調剤報酬算定をし会計窓口に対応できる。
・処方箋・調剤録・薬歴への記載事項のチェックができる。
Ⅹ 薬歴管理を的確に行えますか?
1 薬歴記載事項を把握している。
・患者さん情報を薬歴表紙に記録できますか。
・再現性のある調剤のための記録を薬歴に記録できますか。
・記録者を明記して責任の所在を明確にすることができますか。
2 POS(Problem Oriented System) に基づいた薬歴管理ができる。
・POSを行う意義を理解していますか。
・SOAP形式やフォーカスチャーティングなどの表現方法を参考に薬局スタッフ共通の
記載方法で薬歴管理が行える。
・与薬後の薬歴管理より、再度処方内容をアセスメントし、次回へのプランニングを
作成できる。
3 後発品に変更した場合、処方箋を発行した医療機関への報告の義務を理解していますか。
13 禁無断転載・複製
Ⅰ 調剤技術
14 禁無断転載・複製
Ⅰ 調剤技術
15 禁無断転載・複製
Ⅰ 調剤技術
16 禁無断転載・複製
Ⅱ 医療保険・調剤報酬請求業務
日付 到達印Ⅰ 医療保険制度の仕組みを理解していますか?
1 医療保険制度の分類ができる。
2 処方箋記載の保険者番号を見て、社会保険・国民健康保険の区別がつく。
3 公費負担医療制度について説明できる。
・自立支援制度を説明できますか。
4 特定疾患医療受給者票を見て、病名が推測できる。
5 処方箋に記載されている保険番号等により患者負担割合がわかる。
6 後期高齢者医療制度を説明できる。
Ⅱ 保険調剤に対する調剤報酬を算定できますか?
1 調剤報酬は「健康保険法」の別表「調剤報酬点数表」の規定に従って算定しますが、
点数を金額に換算できる。
2 「調剤報酬点数表」の各項目の意味を理解している。
3 調剤基本料の区分の判定基準がわかり、算定できる。
4 基準調剤加算の施設基準を説明できる。
5 調剤料の算定条件を理解し正しく算定できる。
・内服薬の調剤料を算定できますか。
・一包化薬の調剤料を算定できますか。
・内服用滴剤・頓服薬・外用薬・注射薬の調剤料を算定できますか。
・浸煎薬・湯薬の調剤料を算定できますか。
6 各種加算の算定条件を理解し正しく算定できる。
・嚥下困難者用製剤加算を算定できますか。
・麻薬加算、向精神薬加算、覚せい剤原料加算、毒薬加算を算定できますか。
・時間外加算、休日加算、深夜加算を算定できますか。
・調剤料の夜間・休日等加算を算定できますか。
・自家製剤加算を算定できますか。
・計量混合調剤加算を算定できますか(散剤、液剤、軟膏剤)。
・後発医薬品調剤加算を算定できますか。
医療保険・調剤報酬の仕組みについて理解し、正しい請求業務ができる薬剤師になることを目指します。
(調剤基本料+調剤料+各種加算)
調剤報酬 = 調剤技術料 + 薬学管理料 + 薬剤料 + 特定保険医療材料料
17 禁無断転載・複製
Ⅱ 医療保険・調剤報酬請求業務
18 禁無断転載・複製
Ⅱ 医療保険・調剤報酬請求業務
7 薬学管理料の算定条件を理解し正しく算定できる。
・薬剤服用歴管理指導料を算定するために必要な事項を説明できますか。
・後期高齢者薬剤服用歴管理指導料を算定するために必要な事項を説明できますか。
・重複投薬・相互作用防止加算について算定できますか。
・薬剤情報提供料を算定できますか。
・長期投薬情報提供料1、2について理解し算定できますか。
・後発医薬品情報提供料について理解し算定できますか。
8 「保険薬価基準」に収載されている薬価を調べ、薬剤料を算定できる。
9 保険薬局で交付できる特定保険医療材料を把握している。
・材料価格の相違を説明できますか。
10 領収書を手計算で発行し、患者さんに説明し一部負担金を徴収できる。
11 レセプトコンピューター入力により調剤報酬を算定できる。
12 調剤報酬算定により薬剤師職能に対する報酬金額がわかる。
Ⅲ 調剤報酬請求の流れが理解でき、保険者に請求できますか?
1 調剤報酬の請求と支払の流れが説明できる。
2 調剤報酬明細書を正しく作成できる。
・調剤録を基にして調剤報酬明細書を記載できますか。
・同一月に異なる保険医療機関の保険医より発行された処方箋に基づいて調剤した場合、
どのように調剤報酬明細書を作成しますか。
3 調剤報酬請求書を正しく作成できる。
・調剤報酬明細書を基にして調剤報酬請求書を記載できますか。
4 作成した調剤報酬明細書および調剤報酬請求書を正しく編綴し提出できる。
5 返戻を求められた場合、正しく対処できる。
6 電子媒体による調剤報酬請求が正しく行える。
事業主 保険者 社会保険診療報酬支払基金
保険薬局 保険医療機関
処方箋提出
薬
保険料 請求
支払
請求
支払請求支払
世帯主(患者)
保険薬局 保険医療機関
国民健康保険団体連合
処方箋提出
薬
請求
支払
請求
支払請求支払
保険料
【国民健康保険】【社会保険】
保険者
被保険者(患者)
一部負担金
一部負担金
19 禁無断転載・複製
Ⅱ 医療保険・調剤報酬請求業務
20 禁無断転載・複製
Ⅱ 医療保険・調剤報酬請求業務
日付 到達印Ⅰ 薬を待っている間の患者の状況に注意していますか?
・急いでいそう,具合が悪く直ぐにでも服薬したそう,など判断できますか。
・足が不自由な方への配慮ができますか。
Ⅱ 患者の個人情報が漏れないよう配慮してますか? ・必要に応じ声の大きさや調子を変えることができますか。
・薬品の提示や効能効果の説明に,口頭説明以外の方法をあげることができますか。
Ⅲ 来局の際の交通手段を知っていますか? ・バス利用客とか,遠距離の患者であることに注意を払えますか。
カウンターで患者さんの症状や訴えを聞き,患者さんを支援できる薬剤師をめざします。
21 禁無断転載・複製
Ⅱ 医療保険・調剤報酬請求業務
22 禁無断転載・複製
Ⅲ 薬局関連法規
日付 到達印Ⅰ 薬局業務における法律の位置付けを説明できますか?
1 国際薬剤師連合(FIP)『薬剤師倫理規定』序文の意味を理解している。
2 薬局業務に関わる法律についてどんな法律があるか挙げられる。
Ⅱ 薬局開設に必要な基準ならびに薬局の機能を理解していますか?
1 薬局と薬店の違いについて説明できる。 (薬事法第2条・第5条・第24条)
・薬局のみに認められている行為は何ですか。
・薬局開設許可はどこから与えられますか。
・院内薬局と院外薬局の法的な違いを説明できますか。
・医薬分業における薬局の役割を説明できますか。
・医療提供施設としての薬局の役割を説明できますか。
2 薬局の構造設備基準について理解している。 (昭和36年2月1日厚生省令第2号)
・薬局等構造設備規則には何が規定されていますか。
3 管理薬剤師の義務・薬局開設者の遵守事項について説明できる。(薬事法第8条・第9条)
・両者の関係について説明できますか。
4 薬局開設許可で調剤・販売できる医薬品の範囲を理解していますか。
・薬局開設許可で調剤できる医薬品の範囲を理解していますか。
・薬局開設許可で販売できる医薬品の範囲を理解していますか。
・麻薬、向精神薬、覚せい剤原料は別途許可が必要ですか。
・第一種向精神薬の薬局間販売はどのように制限されますか。
5 薬局機能情報提供制度について説明できる。
・薬局機能情報提供制度で報告する項目を理解していますか。
6 薬局が備えるべき安全管理指針、業務手順書について理解している。
・安全管理指針の策定目的は何ですか。
・業務手順書の策定目的は何ですか。
・医療安全管理者を説明できますか。
薬局業務に付随する薬事関連法規について確認し、社会的に正しい判断・管理が出来る薬剤師になることを目指します。
"A Profession is identified by the willingness of individualpractitioners to comply with ethical and professional standards
which exceed minimum legal requirements." (code of Ethics for pharmacists:1997)
23 禁無断転載・複製
Ⅲ 薬局関連法規
24 禁無断転載・複製
Ⅲ 薬局関連法規
Ⅲ 保険調剤について理解していますか?
1 保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則(薬担)について理解している。
2 保険薬局・保険薬剤師について説明できる。 (健康保険法第43条)
・保険薬局の指定申請先はどこですか。
・保険薬剤師の登録申請先はどこですか。
・複数の薬局や病院でかけもち勤務することは可能ですか。
・氏名・住所変更時・都道府県転出時の届け出は必要ですか。
Ⅳ 法律的な「義務と責任」を理解した上で調剤実務を行えますか?
1 「調剤応需の義務」 (薬剤師法第21条)
・閉店間際に備蓄していない薬が書かれた処方箋を患者さんが持って来局した場合、
どのように対応しますか。
2 「疑義照会」 (薬剤師法第24条)
・消化性潰瘍の患者さんにNSAIDsが処方され、患者さんは医師に既往歴を伝えてある場合、
どのように対応しますか。
・ハルシオン服用中の患者さんにイトリゾールが処方され、患者さんは医師に併用薬を
伝えてある場合、どのように対応しますか。
・テオドール服用中の患者さんにクラリスが処方されている場合どのように対応しますか。
3 「情報提供の義務」 (薬剤師法第25条の2)
・来局するなり説明はいらないという患者さんに、どのように対応しますか。
4 「副作用報告義務」 (薬事法第77条)
・具体的にどのような場合にどこに報告しますか。
5 「守秘義務」 (刑法第134条)
・警察から犯罪調査のために患者さんの情報を提供してほしいと依頼があった場合、
どのように対応しますか。
Ⅴ 患者さんからの依頼に対して法的に正しい対応ができますか?
1 「処方せん薬」の定義を理解している。
・土曜日に患者さんが来局して、「薬の飲み方を間違えて薬が足らなくなった。病院は
休みなので月曜日の分までいつもの薬を出してほしい」と依頼があったらどのように
対応しますか。
2 「生活改善薬」の取り扱いについて説明できる。
・バイアグラやレビトラの処方せんを応需した場合、どのように会計しますか。
3 「医薬品の個人輸入」について法的規制を説明できる。
・医師から海外のサプリメントを患者さんに購入してもらい使用させたいと依頼があった
場合、どのように対応しますか。
25 禁無断転載・複製
Ⅲ 薬局関連法規
26 禁無断転載・複製
Ⅲ 薬局関連法規
4 「医療機器」について保険薬局で取り扱い可能な範囲を理解している。
・(1)一般医療機器 (2)管理医療機器 (3)高度管理医療機器 にはどのようなもの
がありますか。
・高度管理医療機器を販売するためにはどのような許可が必要ですか。
・高度管理医療機器を販売した際には、どのような記録が必要ですか。
・初めて来局した人が、「血糖値測定器を購入したい」といってきました。どのように
対応しますか。
・使用済み注射針をペットボトルに入れて来局し,処理を依頼されたらどうしますか。
5 「ファックス処方箋による調剤と患者さん宅への配達」について許される範囲を
理解している。
・ファックス処方箋に患者住所が書いてあり、配達して欲しいと依頼があった場合、
どのように対応しますか。
・ファックス処方箋で麻薬を調剤してもよいですか。
・ファックス処方箋を読み誤って調剤し、患者宅で誤りに気づいたらどうしますか。
6 「偽造処方箋」について薬剤師の果たす役割を理解している。
・偽造処方箋を作成・持ち込んだ者はどのような罪に問われますか。
・偽造処方箋により薬剤を入手した者はどのような罪に問われますか。
・偽造を疑う処方箋を受け取った場合、患者さんにどのように対応しますか。
・不正使用が判明した場合、患者さん対応以外ではどのような対処が必要ですか。
27 禁無断転載・複製
Ⅲ 薬局関連法規
28 禁無断転載・複製
Ⅲ 薬局関連法規
29 禁無断転載・複製
Ⅲ 薬局関連法規
30 禁無断転載・複製
Ⅳ 薬局DI業務
日付 到達印Ⅰ 「添付文書」から得られる情報を理解していますか?
1 「添付文書」と「インタビューフォーム」の違いを理解している。
・内容や法的な違いを理解していますか。
2 「警告」「禁忌」「慎重投与」について理解している。
・警告・禁忌・慎重投与のある薬剤を挙げられますか。
・上記で挙げた薬剤を調剤する時、何に注意しますか。
・使用制限の背景・根拠を考えられますか。
3 「用法・用量」について理解している。
・食直前・食直後・食間など食後以外の用法設定理由を考えられますか。
・適宜増減の記載がある薬剤を調剤する時何に注意しますか。
・処方箋記載の用法用量が添付文書の範囲を超えていたらどうしますか。
4 「効能・効果」と「薬効・薬理」の関係について理解している。
・薬理作用から薬剤の臨床効果を予測できますか。
5 「使用上の注意」について理解している。
・基本的な注意事項 にはどのようなことが書かれていますか。
・相互作用 をPharmacodynamics とpharmacokineticsに分類し、起こりやすい条件を
予測できますか。
・副作用 を薬理作用の延長・毒性(腎・肝・血液等)・アレルギーに分類し、それぞれの
注意点をあげられますか。
・適用上の注意 にはどのようなことが書かれていますか。
6 「薬物動態」について理解している。
・Cmax・Tmax・AUC・タンパク結合率などのパラメータから薬剤の特徴を考えられますか。
・T1/2より体内から薬剤が消失するのにかかる時間を予測できますか。
・代謝・排泄 から相互作用・副作用が予測できますか。
・肝排泄型薬剤と腎排泄型薬剤の特徴を理解していますか。
7 「有効成分に関する理化学的知見」について理解している。
・分配係数から薬剤の性質がわかりますか。
8 最新の添付文書やインタビューフォームを入手する方法を理解している。
9 添付文書の改訂を必ずチェックし、採用薬品についての情報更新を行っている。
・何が大きく変わったのでしょうか。
・何故変わったのでしょうか。
・どんな患者さんにどのような注意が必要ですか。
薬局での情報管理の仕方を学び、自ら情報収集・評価のできる薬剤師となることを目指します。
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Ⅳ 薬局DI業務
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Ⅳ 薬局DI業務
Ⅱ 医薬品安全対策情報(DSU)、医薬品・医療機器等安全性情報を評価・管理できますか?
1 「DSU」「医薬品・医療機器等安全性情報」の発行元、発行頻度、内容について
理解している。
2 DSUや安全性情報の受信方法を理解している。
3 DSUや安全性情報を必ずチェックし、採用薬品についての情報更新を行っている。
・新たな知見はありませんか。
・頻度の高い症例ですか。
・重篤度は高いですか。
・どんな患者さんにどのような注意が必要ですか。
4 メーカーに直接、質問を照会することが出来る。
・どのようにして照会しますか。
・質問内容を整理したうえで照会できますか。
Ⅲ 緊急安全性情報(ドクターレター)を評価・管理できますか?
1 緊急安全性情報の発行元、内容について理解している。
2 ここ数年に緊急安全性情報が出された医薬品を挙げられる。
・何故発行されたのでしょうか。
・その情報から業務上どんな注意が必要ですか。
3 安全性情報(ブルーレター)との違いを説明できますか。
Ⅳ インターネット情報を利用できますか?
1 毎日の情報収集源として利用する際のポイントを理解している。
・医療系ニュースや治療最前線等の情報をチェックできますか。
・医療情報メール配信等の利用方法を知っていますか。
2 随時の調査として利用する際のポイントを理解している。
・①のHPからどのような情報が得られるでしょうか。
・②の情報を得たい時、あなたならどのように調べますか。
・医療用の情報サイトへのアクセスは容易にできますか。
(ブックマーク・ID/Passwardの登録の必要性)
Ⅴ その他情報源を把握していますか? ・卸・メーカーを利用した情報収集ができますか。(MS・MR・雑誌・HP)
・汎用している書籍がありますか。
・自己資料を作成していますか。
・毎日チェックしている情報がありますか。
Ⅵ EBM情報の評価ができますか? ・研究デザインに信頼性がありますか。
・結果はどのようなものですか。
・バイアスについて吟味されていますか。
厚生労働省 ①卸製薬メーカー日本薬剤師会薬の適正使用協議会医療情報検索サイトジェネリック医薬品
薬剤基本情報 ②薬剤写真病態・治療法検査値適応外使用同種・同効薬の比較患者さん用情報ツール
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Ⅳ 薬局DI業務
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Ⅳ 薬局DI業務
・研究財源についての情報を確認しましたか。
・結果は業務にどのように反映されますか。
Ⅶ 薬局業務の中でのDI
1 新規薬価収載された薬品を評価できる。
・効果・用法用量・動態・安全性・経済性などを同効薬と比較してみましょう。
・市販直後調査を説明できますか。調査期間は何ヶ月ですか。
・具体的に、どのように実施されるか説明できますか。
2 新規採用された薬品のマスター作成ができる。
・薬品名・厚生労働省コード・薬価・単位など基本事項をマスター入力できますか。
・添付文書・くすりのしおりなどを参考に患者さん向けの薬剤情報提供書を作成できますか。
3 ジェネリック(後発)医薬品について評価できる。
・オレンジブックの内容について理解していますか。
・先発品と品質・価格を比較し、「医薬品品質情報」を提供できますか。
・ジェネリック(後発)医薬品の購入ルート・情報収集ルートを把握していますか。
・ジェネリック医薬品を選択するための情報収集ルートを把握していますか。
4 販売中止品や経過措置品目についての情報管理ができる。
・販売中止や経過措置の理由を考えられますか。
・代替薬品があるのか調達ルートも含めて検討できますか。
5 包装変更品についての情報管理ができる。
・包装変更の情報源を把握していますか。
・包装変更があった場合どのように情報管理しますか。
6 錠剤鑑定を依頼された場合、自分で調べて応えることができる。
・鑑定のためのツールをいくつか把握していますか。
7 患者さんから質問を受けた際の注意点を理解している。
・患者さんの質問の真意は何でしょうか。
・すぐに回答できる質問ですか。
・いつまでに回答しますか。
Ⅷ 情報化社会
1 患者さんが国内では未発売の薬について問合せてきた場合の対処法を理解している。 ・治験薬について問い合わせがあった場合どうしますか。
・サリドマイドが個人輸入で国内流通していますが、問題点を挙げられますか。
2 患者さんが得る情報源について理解している。 ・”ステロイドは怖い”という情報が世に浸透してしまった要因は何にあると考えますか。
Ⅸ DI業務は何故、誰のために必要と考えますか?
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Ⅳ 薬局DI業務
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Ⅴ 医薬品在庫管理
日付 到達印Ⅰ 医薬品管理の必要性について説明できますか?
1 薬局において薬剤師が行う医薬品管理の目的を理解している。
2 医薬品の品質を確保するために行う管理について説明できる。
3 医薬品の適正在庫数量を確保するための管理について説明できる。
4 随時、医薬品に対する情報を得て、医薬品の管理ができる。
5 インターネット(e薬.Com)により、それぞれの保険薬局の在庫情報を共有できる。
Ⅱ 薬局における在庫管理を正しく行うことができますか?
1 医薬品の発注を適切に行える。
・何を基準にして発注品目および発注数量を決めますか。
・発注する際に必要な項目を挙げられますか。
・考えられる発注方法を挙げ、それぞれの利点・欠点を説明できますか。
・今、必要な医薬品の数量が不足あるいは全くない場合、どのように対応しますか。
2 医薬品の検収(受取)を適切に行える。
・検収をする際、確認しなければならない事項を挙げられますか。
・Lot番号、使用期限のチェックの重要性を説明できますか。
・発注した医薬品と違うものが配達された場合、どのように対応しますか。
3 医薬品の保管を適切に行える。
・納品された医薬品を収納する際、どのような点に気をつけますか。
・保存環境(温度・湿度・光線など)に注意すべき医薬品を保管する際、どのような点に
気をつけますか。
4 分割販売(小分け)を適切に行える。
・他の保険薬局へ医薬品の小分けを行う際の注意点を説明できますか。
5 分割購入(小分け)を適切に行える。
・インターネット(e薬.Com)により、分割購入先(保険薬局)の決定を速やかに行えますか。
・他の保険薬局から、医薬品の小分けを受ける際の注意点を説明できますか。
6 不良在庫を正しく処理できる。
・返品処理を正しく行えますか。
・期限切れになった医薬品を正しく廃棄できますか。
薬局における医薬品管理を正しく行い、患者さんに適切な医薬品の供給ができる薬剤師になることを目指します。
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Ⅴ 医薬品在庫管理
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Ⅴ 医薬品在庫管理
7 レセプトコンピューターを使って医薬品の動的管理を適切に行える。
8 棚卸を行う意味を理解し、適切に行える。
・棚卸をする際に、どのような点に気をつけますか。
9 備蓄リストを作成できる。
・リストを作成することによってどのような利点があるか説明できますか。
10 医薬品の棚配置を適切に行える。
・考えられる医薬品の棚配置を挙げ、それぞれの利点・欠点を説明できますか。
Ⅲ 規制医薬品の管理を正しく行うことができますか?
1 規制医薬品の種類を挙げられる。
2 麻薬の管理について正しく行える。
・麻薬の管理について取り締まっている法律は何ですか。
・薬局で麻薬を取り扱うために必要とされるものは何ですか。
・麻薬の譲受・譲渡方法について説明できますか。
・麻薬の保管を正しく行えますか。
・麻薬帳簿の記載を正しく行えますか。また、保管年数について把握していますか。
・麻薬の廃棄方法について説明できますか。
・麻薬の年間報告について説明できますか。
・倍散によって、麻薬あるいは劇薬となりうる医薬品を理解していますか。
3 覚せい剤原料の管理について正しく行える。
・覚せい剤原料の管理について取り締まっている法律は何ですか。
・覚せい剤原料の譲受・譲渡方法について説明できますか。
・覚せい剤原料の保管を正しく行えますか。
・帳簿の記載を正しく行えますか。また、保管年数について把握していますか。
・覚せい剤原料の廃棄方法について説明できますか。
・覚せい剤原料に分類される医薬品を理解していますか。
4 向精神薬の管理について正しく行える。
・向精神薬の管理について取り締まっている法律は何ですか。
・向精神薬の譲受を正しく行えますか。
・向精神薬の保管を正しく行えますか。
・向精神薬を廃棄するときや盗難・紛失等が判明したとき、どのように対処しますか。
・向精神薬1種・2種および3種に属する医薬品を理解していますか。
・向精神薬1種・2種および3種の管理上の違いを説明できますか。
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Ⅴ 医薬品在庫管理
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Ⅴ 医薬品在庫管理
5 劇薬・毒薬の管理について正しく行える。
・劇薬・毒薬の管理について取り締まっている法律は何ですか。
・劇薬・毒薬の保管を正しく行えますか。
6 生物由来製品の管理について正しく行える。
・生物由来製品の管理について取り締まっている法律は何ですか。
・生物由来製品と特定生物由来製品の違いを説明できますか。
・特定生物由来製品の帳簿の記載を正しく行えますか。また、保管年数について
把握していますか。
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Ⅴ 医薬品在庫管理
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Ⅵ OTC・サプリメント
日付 到達印Ⅰ OTC等の成分や販売時の注意事項について理解していますか?
1 OTCの成分について理解している。
・スイッチOTCとなった成分を把握していますか。
・ダイレクトOTCについて説明できますか。
・既に承認済みの有効成分を含有し、従来とは効能・効果が異なるOTCを挙げられますか。
2 OTC販売における法的注意事項について理解している。
・OTCの販売・配置・陳列について法的に注意すべき点を把握していますか。
・OTCのリスク分類を説明できますか。
3 医薬部外品を取り巻く状況について理解している。
・規制緩和により医薬品から医薬部外品に移行したものを挙げられますか。
・OTC「登録販売者」を説明できますか。
・薬剤師はOTC「登録販売者」とどのように関係したらよいと考えますか。
Ⅱ 保健機能食品、特別用途食品について理解していますか?
1 保健機能食品の位置づけや現在の状況を理解している。
・保健機能食品制度について説明できますか。
・特定保健用食品で現在承認されている保健用途とそれぞれの有効成分を挙げられますか。
・条件付き特定保健用食品の科学的根拠について説明できますか。
・特定保健用食品において疾病リスク低減表示が認められている成分を挙げられますか。
・栄養機能食品の栄養成分として現在規格基準が設定されているものを挙げられますか。
2 保健機能食品摂取時の副作用や医療用医薬品との相互作用について理解している。
・特定保健用食品成分「ラクトトリペプチド」により起こりうる副作用はどのようなものですか。
・お腹の調子を整える特定保健用食品成分「難消化性デキストリン」を摂り過ぎた場合、
どのような問題が考えられますか。
・ジゴキシン服用中の患者さんが注意すべき保健機能食品を挙げられますか。
3 特別用途食品について理解している。
・特別用途食品にはどのようなものがあるか挙げられますか。
Ⅲ 健康食品の現状と問題点について理解していますか?
1 健康食品の扱いについて理解している。
・栄養補助食品や健康補助食品の法的規制について説明できますか。
・イチョウ葉エキスは日本とドイツではどのような扱いになっているか説明できますか。
2 健康食品摂取時の注意点を理解している。
・セント・ジョーンズ・ワートと医療用医薬品との間に相互作用がある理由を説明できますか。
・健康食品(サプリメント)を利用する理由にはどのようなものがありますか。
またそれに対し薬剤師はどのように対応すべきと考えますか。
OTC等・保健機能食品等・医療機器の位置づけや特徴を理解して、患者さんのセルフメディケーションを支えることを目標とします。
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Ⅵ OTC・サプリメント
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Ⅵ OTC・サプリメント
Ⅳ 薬局における医療機器の取り扱いについて理解していますか?
1 医療機器のクラス分類ができる。
2 医療機器の販売・賃貸における手続きについて理解している。
・自己血糖測定器を販売するためにはどのような手続きが必要ですか。
Ⅴ 窓口で以下のケースにおいて、患者さんに適切に対応できますか?
1 患者さんの特徴や症状にあわせて適切に対応できる。
・中学2年生が頭痛を訴え痛み止めを購入しに来た場合。
・乳児のオムツかぶれに対して母親が塗り薬を購入しに来た場合。
・牛乳アレルギーを持つ患者さんが止瀉薬を購入しに来た場合。
・ラミシールクリームを水虫に一ヶ月使用しても改善が見られないと言われた場合。
・冷シップと温シップどちらがいいかと質問された場合。
・定期的に同じ痛み止めを、2~3箱まとめて購入していく患者さんの場合。
2 疾患への影響について理解し適切に対応できる。
・70歳男性の患者さんが胃もたれを訴え新三共胃腸薬(錠剤)を購入しに来た場合。
・緑内障治療点眼薬を使用している50歳女性の患者さんが風邪のためベンザエースA錠を
購入しに来た場合。
・5歳児が発熱、咳、痰症状で病院を受診し抗生物質と去痰薬のみが処方された。来局時
母親から、処方してくれなかった熱さましと咳止め薬を薬局で購入したい言われた場合。
3 医療用医薬品との相互作用について理解し適切に対応できる。
・エースコール錠を服用している患者さんが痛み止めを購入しに来た場合。
・デパケンR錠が処方されている患者さんが痛み止めを購入しに来た場合。
・テオドールDSを服用している小児の母親がトラベルミンジュニアを購入しに来た場合。
・鉄剤と相互作用のあるセフェム系抗生物質を挙げられますか。
市販の鉄剤を常用している患者さんにその抗生物質が処方された場合。
・ポリフル細粒を服用している患者さんがガスター10を購入しに来た場合。
・タケプロンOD錠を服用している患者さんがプレコール持続性カプセルを購入しに来た場合。
4 その他。
・アネトンせき止めZ液を予備も含め3本購入したいと患者さんから言われた場合。
・薬局・薬店で販売している医薬品は確定申告の医療費控除対象になるかと聞かれた場合。
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Ⅵ OTC・サプリメント
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Ⅶ 在宅医療
在宅医療 (在宅患者訪問薬剤管理指導:在宅、 居宅療養管理指導:居宅)
日付 到達印Ⅰ 在宅医療における薬剤師の役割について理解していますか?
Ⅱ 在宅医療制度ついて理解し、適切に業務が行えますか?
1 在宅医療制度について理解している。
・在宅と居宅の違いについて説明できますか。
・在宅医療の報酬内容とその意義を説明できますか。
・保険薬局が在宅医療を行うために必要な手続きについて説明できますか。
2 在宅医療業務の流れ・レセプトについて理解している。
・患者さんから在宅医療を行ってほしい旨の申し出があった場合、どのように
対応しますか。
・薬学的管理指導計画について説明できますか。
・在宅医療の流れを説明できますか。
・在宅あるいは居宅を行った場合のレセプトを説明できますか。
・来局患者さんの希望により、調剤した薬剤を患家に届けた場合のレセプトはどのように
なりますか。
Ⅲ 在宅医療における特徴について理解していますか?
1 在宅患者さんの特徴について理解している。
・在宅患者さんの生活上の特徴について説明できますか。
・在宅患者さんの薬剤管理における問題点を説明できますか。
・褥瘡に対し薬剤を適切に選択できますか。
2 麻薬の使用と廃棄について理解している。
・WHOによる3段階がん性疼痛治療ラダーについて説明できますか。
・患家から回収した麻薬の廃棄の仕方・手続きについて説明できますか。
・患家から麻薬の郵送または配達希望があったらどう対処しますか。
3 嚥下困難等の患者に対する栄養法について理解している。
・在宅医療における栄養法にはどのようなものがあるか説明できますか。
4 消毒薬の使用方法について理解している。
・使用目的、使用部位に対し消毒剤を適切に選択できますか。
・ノロウイルスの消毒法を知っていますか。汚染物の処理が出来ますか。
Ⅳ 介護保険における保険薬局・薬剤師の役割について理解していますか? ・介護保険において保険薬局が実施可能なサービスは何ですか。
・介護保険において薬剤師が担当できる職務は何ですか。
患家における医療提供を通じて、患者さんの自立を支援し、患者さんとそのご家族のQOL向上を図ることを目指します。
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Ⅶ 在宅医療
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Ⅷ リスクマネージメント
日付 到達印Ⅰ 日常業務と調剤過誤の関係について理解していますか?
Ⅱ 調剤ミスに対する対策を講じることができますか?
1 知識・技量不足に対する対策を講じることができる。
・新人薬剤師が起こしやすいミスは何ですか。それを減らすにはどうしたらよいと
思いますか。
2 調剤ミス防止につながる環境整備が行える。
・医薬品の配置・陳列(棚割り)を法律と一定のルールに基づいて行えますか。
・複数の規格がある医薬品の取り間違え防止対策を講じることができますか。
・小児薬用量、併用禁忌や投与期間などのチェック対策を講じることができますか。
3 以下の調剤業務における注意点を挙げ、その対策を講じることができる。
・コンピューターへの処方入力
・主に応需している病院以外の処方箋による調剤
・散薬瓶や錠剤カセットへの充填あるいは戻し
・計数調剤の監査
・散剤調剤の監査
・水剤調剤の監査
・一包化調剤の監査
・薬袋作成
・混雑時の投薬
Ⅳ 情報の伝達と共有
1 過去に起こった(報道された)調剤過誤事件を挙げられる。
2 調剤ミス・調剤過誤情報の処理が正しく行える。
・インシデント(アクシデント)レポート報告を実施する際の注意点を挙げられますか。
3 薬局内での情報伝達が適切に行える。
Ⅴ 調剤過誤の原因を分析できますか? ・『アダラートL(20) 2T/2×朝夕食後 7日分』処方のところ、患者さんに『アダラートCR(20)』
を投薬した調剤過誤が発生しました。この過誤の原因を分析できますか。
・ベテラン薬剤師が調剤したものを別のベテラン薬剤師が監査し、経験の浅い薬剤師が
投薬したところ、間違った薬を渡してしまいました。この過誤の原因を分析できますか。
リスクの発生防止と予防に向けて常に周囲をチェックし、対策を講じて調剤過誤防止に努め、患者さんの安全確保を目指します。
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Ⅷ リスクマネージメント
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Ⅷ リスクマネージメント
Ⅵ 調剤過誤が起こってしまった時、適切に対応・行動できますか? ・患者さんから「薬剤情報提供書の写真と違う薬が入っている」とTELがあった場合、適切に
対応・行動できますか。またどのような注意が必要ですか。
・患者さんから「薬の数が間違っている」とTELがあった場合、どう対応しますか。
・上記2つのケースで,今後,薬局で改善すべき点は何だと思いますか。
時々チェックしましょう・・・
・あなたは今までにどのような調剤ミスを起こしたことがありますか。
・見聞する調剤ミス・過誤の情報から、原因を分析・確認していますか。
・以後、あなたは何に注意していますか。
・あなたは今、心身共に健康ですか。
・職場の雰囲気と人間関係は良好ですか。
・調剤マニュアル(内規)は熟知していますか。
・調剤機器の扱いに慣れていますか。
・整理整頓を心がけていますか。
・ミスを起こしたのが自分ではなく他の人だと分かった時、“ホッ”としていませんか。
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MEMO
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インターン研修感想と未来への抱負
研 修 終 了 証 明
インターン は、自己評価マニュアルの各項目について精通した知識を得る努力をし、
今後、自らの力で社会に十分貢献できる薬剤師になる基盤を築いたことをここに証明します。
指導薬剤師
指導薬剤師
指導薬剤師
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編集 NPO H・E・A・R・T アカンサス薬局
〒920-0935 石川県金沢市石引 1-8-18 村本ハイツ 1F
TEL 076-265-7602
FAX 076-265-7603
本書の全部または一部の無断転載・複製を禁じます
平成 20 年 8 月 31 日 作成
本マニュアルの策定にあたっては、薬剤師が免許取得前に習得しなければならない
項目を具体的に明示した米国ミネソタ州 MINNESOTA BOARD OF PHARMACY の
『INTERNSHIP COMPETENCY MANUAL』の形式を参考にし、内容についてはアカン
サス薬局が独自に作成したものである。