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CommonMP Ver1.5 クイックチュートリアル

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CommonMP Ver1.5

クイックチュートリアル

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本書の目的

本書は、初めて CommonMP を操作される方を対象に、ここで紹介する CommonMP の

基本的な操作をとおして、システムの操作概要をマスターしてもらうことを目的としたチ

ュートリアルです。

なお CommonMP のより詳しい機能を知りたい場合は、『CommonMP Ver1.5 操作手順

書』をご参照ください。

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目 次

1. CommonMP ではこんなことができます ........................................................ 1

2. CommonMP を使ってみよう ......................................................................... 2

2.1 起動 .............................................................................................................................. 2

2.2 プロジェクトの作成 ..................................................................................................... 4

(1) プロジェクトを新規作成する ............................................................................... 4

(2) プロジェクトを保存する ....................................................................................... 6

(3) プロジェクトを復元する ....................................................................................... 7

(4) プロジェクトを閉じる .......................................................................................... 9

2.3 モデルの構築 .............................................................................................................. 10

(1) 要素モデルを配置する ........................................................................................ 10

(2) 要素を接続する ................................................................................................... 14

(3) 演算モデルを設定する ........................................................................................ 16

(4) 伝送情報型を設定する ........................................................................................ 22

(5) 構築したモデルをチェックする .......................................................................... 27

2.4 解析 ............................................................................................................................ 29

(1) 計算期間を指定する ............................................................................................ 29

(2) 計算を実行する ................................................................................................... 31

(3) 計算を中断・再開・停止する ............................................................................. 32

(4) 計算を終了する ................................................................................................... 33

(5) 計算結果を初期化する ........................................................................................ 34

(6) 計算結果を出力する ............................................................................................ 36

(7) モデルパラメータを設定する ............................................................................. 38

2.5 プロジェクトデータの保存 ........................................................................................ 40

(1) プロジェクトのポータブルデータを作成する .................................................... 40

(2) 既存のプロジェクトのポータブルデータを取り込む ......................................... 42

2.6 システムの終了 .......................................................................................................... 44

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1. CommonMP ではこんなことができます

CommonMP は、水理・水文・生物生態・物質循環の複合現象を連続・一体的に解析する

ことを目的に、複数の解析エンジン(要素モデル)を同時に稼動させることができる共通

基盤システムです。CommonMP では、以下のことができます。

① 画面上で複数の要素モデルを組み合わせることにより全体モデルを構築することが

できます

全体モデルの構築は、画面上でマウスおよびキーボードを使用して構築すること

ができます。視覚的に確認しながら、分かりやすいモデル構築が可能です。

② 要素モデル毎に演算手法を定義することができます

個々の要素モデル毎に、それぞれ別の演算手法を定義することができます(例え

ば「流域-1」には貯留関数法、「流域-2」にはキネマティック法など)。

③ 構築した全体モデルのシミュレーション解析を行うことができます

構築したモデルを、その場で計算実行することができます。実行した結果は、グ

ラフ表示、ファイル出力等で出力することができます。

④ 構築したモデルを保存することができます

構築した全体モデルは、プロジェクトという単位で保存することができます。保

存したプロジェクトは、再度復元することが可能です。

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2. CommonMP を使ってみよう

2.1 起動

CommonMP は以下の手順で起動します。

スタートメニューの「CommonMP」を選択するか、デスクトップの「CommonMP」ア

イコンをクリックします。

スタートメニューから CommonMPを起動

デスクトップのアイコンから CommonMPを起動

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CommonMP が起動すると以下の画面が表示されます。

CommonMP起動画面

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2.2 プロジェクトの作成

CommonMP では、プロジェクト単位で全体モデルを管理します。ここではプロジェク

トの新規作成、保存、復元等を行ってみましょう。

(1) プロジェクトを新規作成する

新しいプロジェクトは、以下の手順で作成します。

① 「ファイル-プロジェクト-新規作成」をクリックします。

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② プロジェクト情報を入力します。なお*印のある「プロジェクト Gr 名」「プロジェ

クト名」の入力は必須です。

③ 新規プロジェクトが作成されモデル管理ウィンドウが表示されます。

プロジェクト新規作成画面

モデル管理ウィンドウ

が表示されます

新規プロジェクト画面

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(2) プロジェクトを保存する

構築した全体プログラムを保存するため、プロジェクトを保存します。プロジェク

トの保存は以下の手順で行います。

① プロジェクト管理画面の「上書」ボタンをクリックします。

② 登録情報項目の入力確認後、「保存」ボタンをクリックします。 保存しない場合は

「キャンセル」ボタンをクリックします。

プロジェクトの登録操作

入力必須項目

(変更可能)

プロジェクト保存画面

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(3) プロジェクトを復元する

登録済みのプロジェクトを復元しましょう。登録済みプロジェクトは、以下の手順

で復元します。復元したプロジェクトは、前回登録した状態で開きます。

① プロジェクト管理画面の「開く」ボタンをクリックします。

② プロジェクトが一覧表示されます。「開く」ボタンをクリックすると、選択したプロ

ジェクトが復元します。

プロジェクトの開く操作

プロジェクトグループ

を選択します

選択したプロジェクト

グループのプロジェク

ト名一覧を表示します

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プロジェクトの復元画面

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(4) プロジェクトを閉じる

作業を終了したプロジェクトを閉じるには、以下の手順を実施します。

① 閉じる前に、プロジェクト管理画面の「上書」ボタンを押して、プロジェクトを保

存してください。閉じる対象のプロジェクトのモデル管理画面の「×」ボタンをク

リックします。

② プロジェクト管理画面の「上書」を押さなかった場合(プロジェクトを保存しなか

った場合)は、以下の保存確認画面が表示されます。

「上書」をクリックして

プロジェクトを保存し

ます

プロジェクトを閉じる操作

保存しないでプロジェクト

を閉じます

プロジェクトに名前を

付けて新規保存します

プロジェクトは

閉じません

プロジェクトの登録完了画面

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2.3 モデルの構築

CommonMP で解析を行うには、計算モデルを構築する必要があります。ここでは、モデ

ルを構築してみましょう。

モデル構築は、要素の配置、配置した要素の接続、演算モデルの設定、構築したモデル

の接続状態等のチェックにより行います。

(1) 要素モデルを配置する

要素の配置は以下の手順で実施します。配置する要素には、演算要素、入力要素、

出力要素があります。

演算要素 ⇒要素モデルを格納するためのオブジェクトです

入力要素 ⇒入力方式を格納するためのオブジェクトです

出力要素 ⇒出力方式を格納するためのオブジェクトです

① モデル管理ツールバーから配置する要素を選択します。

モデル管理ツールバー

から配置する要素を選

択します

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『モデル管理ツールバー』には以下の種類があります。必要な要素をクリックします。

【モデル管理ツールバー】

流域要素

流域の表す要素モデル

河道要素

河道の表す要素モデル

入力要素

データ入力部分を表す要素モデル

出力要素

データ出力部を表す要素モデル

ユーザ要素

ユーザが作成した要素モデル

データマージ要素

複数の出力をマージ(足し合わせる)する要素モデル

接続要素

各要素モデル間を接続するためのモデル

部分系 Gr要素

複数のモデル要素を組み合わせてグループにするための要素モデル

収束演算 Gr要素

複数のモデル要素をグループ化して収束演算させるため要素モデル

要素配置プルダウン(下記参照)

接続要素

ユーザ要素

部分系 Gr

要素 収束演算 Gr

要素

河道要素 入力要素

出力要素

流域要素

データマージ

要素

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「要素配置プルダウン」にはモデル管理ツールバーと同じものが出てきます。

② 配置する場所をクリックします。

※ 同一要素を連続して配置する場合は、「Shift」キーを押しながら行います。

配置する場所をクリック

すると、その場所にモデル

要素が配置されます

モデルを配置すると演算要素タブ

に要素が追加されます

要素を配置する操作

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③ モデル配置画面は画面右及び下のスクロールバーによりスクロールさせることが可

能です。

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(2) 要素を接続する

配置した要素を接続します。要素を接続することで、要素間のデータ受け渡しが可

能となります。要素接続は以下の手順で行います。

① モデル管理ツールバーから「接続要素」を選択します。

② 送信側要素(接続する要素モデルの上流側)をクリックします。

送信側要素(図の場合流域要素)

をクリックします

送信側要素選択操作

要素接続操作

接続要素

出力要素 流域要素

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③ 受信側要素(接続する要素データの下流側)をクリックします。

④ 要素間が接続されます。

要素間の接続完了

要素接続の完了

受信側要素(図の場合出力要素)

をクリックします

受信側要素選択操作

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(3) 演算モデルを設定する

配置した演算要素に演算モデル(演算手法)を設定しましょう。演算モデルは、ラ

イブラリ管理画面にあるものを設定します。

同様に入力要素および出力要素には、それぞれ入力方式及び出力方式を設定します。

演算モデルの設定は以下の手順で行います。

① モデル管理画面より演算モデルの設定を行う要素モデルを選択します。

図では、流域要素を選択します

演算モデル設定操作

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② (流域要素の設定)ライブラリ管理画面のツリーから、選択した要素モデルに設定

する演算モデルを選択します。

③ 選択した演算モデルを設定します。

※流域要素に演算モデルが設定されると の表示になります。

ダブルクリック

ここに設定した演算モデル

が表示されます

いずれかを行うことで、要素モデルに演算

モデルが設定されます

クリック

1)演算要素タブを

クリックします

2)「サンプルモデル等」の「+」

印をクリックして展開します

3)「テスト用流域流量発生モデル」

を選択します

選択した演算モデルの情報が表示

されます

要素ライブラリ選択操作

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【演算モデルのその他の設定方法】

演算モデルの設定は、以下の方法でも行うことができます。

プロジェクト管理メニューからの設定

ライブラリ管理画面から該当する演算モデルを選択した状態で、「ライブラリ管理

-設定」をクリックします。

プロジェクト管理メニューからの設定

要素モデルを右クリックして表示されるメニューから「ライブラリの設定-演算

要素-サンプルモデル等-テスト用流域流量発生モデル」をクリックします。

対象の要素モデルを右クリック

してメニューを表示します

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④ (出力要素の設定)②および③の手法により出力要素を設定します。

※出力要素に演算モデルが設定されると の表示になります。

1)出力要素タブを

クリックします

2)「モニター画面表示」の「+」印

をクリックして展開します

3)「時系列任意入力モニターグラフ画面出力」

を選択します

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【要素モデルライブラリの追加について】

ライブラリ管理画面に新たな要素モデルライブラリを追加しましょう。

① 「ヘルプ-ライブラリ管理-ライブラリ出力」をクリックします。

② ライブラリ入力画面を開き、「ファイル選択…」をクリックします。

③ 追加する要素モデルを選択し、「開く」をクリックします。

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④ ライブラリ入力画面に戻り、「インストール」をクリックし、CommonMP を再起動

させます。

⑤ 再起動後、ライブラリ管理画面に要素モデルが追加されます。

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(4) 伝送情報型を設定する

接続要素に伝送情報型を設定しましょう。伝送情報型の設定により、要素間でどの

ような情報を授受するか指定できます。伝送情報型は、ライブラリ管理画面にあるも

のを設定します。

伝送情報型の設定は、以下の手順で行います。

① モデル管理画面より伝送情報型の設定を行う接続要素を選択します。

接続要素をクリックします

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② ライブラリ管理画面のツリーから、選択した接続要素に設定する伝送情報型を選択

します。

③ 選択した伝送情報型を設定します。

※接続要素に伝送情報型が設定されると青線になります。

1)要素接続タブを

クリックします

2)「時系列データ」の「+」印をク

リックして展開します

3)「ポイント時系列情報」を選択

します

選択した伝送情報型の情報が表示

されます

ここに設定した伝送情報型

が表示されます

いずれかを行うことで、接続要素に伝送情

報型が設定されます

クリック

ダブルクリック

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【伝送情報型のその他の設定方法】

伝送情報型の設定は、以下の方法でも行うことができます。

プロジェクト管理メニューからの設定

ライブラリ管理画面から該当する伝送情報型を選択した状態で、「ライブラリ管理

-設定」をクリックします。

プロジェクト管理メニューからの設定

接続要素を右クリックして表示されるメニューから「ライブラリの設定-要素接

続-時系列データ-ポイント時系列」をクリックします。

対象の接続要素を右クリック

してメニューを表示します

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④ 接続要素に対して、「上流モデル~下流モデル」間のパラメータ設定を行います。接

続要素を右クリックして表示されるメニューから「パラメータ設定」をクリックし

ます。

⑤ 接続要素の上流および下流モデルに対して、両者が授受するパラメータを設定しま

す。接続要素の伝送情報型を設定すると、自動的にプルダウンメニューの一番上位

にあるパラメータが設定されますので、設定画面を確認し、変更の必要がある場合

はプルダウンメニューより接続するデータを設定します。

対象の接続要素を右クリック

してメニューを表示します

プルダウンメニュー

から上流モデルから

受け取るデータを選

択します

プルダウンメニューか

ら下流モデルに受け渡

すデータを選択します

パラメータ設定画面

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⑥ パラメータ設定画面の「結線」ボタンをクリックすると、セル型伝送情報結線画面

が表示されます。セル型伝送情報結線画面では、「上流モデル~下流モデル」間のパ

ラメータ伝送情報を確認することができます。

⑦ 「設定」ボタンを押すとパラメータ設定が完了します。

パラメータ設定画面

パラメータ設定画面

「上流モデル~下流モデル」

間のパラメータ伝送情報を

確認することができます

セル型伝送情報結線画面

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(5) 構築したモデルをチェックする

構築したモデルをチェックしましょう。モデルチェックにより、構築したモデルが

解析可能な状態であるか確認することができます。モデルチェックでは、配置した要

素の接続状態、配置した要素への演算モデル・入力方式・出力方式の設定状態、接続

線への伝送情報型の設定状態を確認します。

モデルチェックは、以下の手順で行います。

① モデル管理ツールバーの「モデルチェック」ボタンをクリックします。

【モデルチェックのその他の設定方法】

モデルチェックは、以下の方法でも行うことができます。

プロジェクト管理メニューからの設定

「モデル管理-モデルチェック」をクリックします。

モデルチェック操作

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② モデル管理情報表示エリアの「モデルチェック結果」タブ内に、チェック結果が表

示されます。

「モデルチェック結果」タブに

チェック結果が表示されます

モデルチェック結果表示

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2.4 解析

前節で構築したモデルでシミュレーションを行いましょう。

解析は主に、計算期間の指定、計算実行、計算結果出力により行います。

(1) 計算期間を指定する

シミュレーションを実施する計算期間を設定します。計算期間は、シミュレーショ

ンの開始、終了日時を「年月日時分秒」で指定します。

計算期間は、以下の手順で指定します。

① プロジェクト管理画面の「シミュレーション」タブをクリックし、シミュレーショ

ン画面に切り替えます。

シミュレーション切り替え操作

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② 期間の変更する時間項目をクリックし、スピンボタン「 」をクリックして時刻を

変更します。

※ 必要に応じ、中断時刻設定します。中断時刻を有効にするには、チェックボック

スにチェックを入れます。

1)変更する時間項目をクリック

します。テンキーによる直接入

力も可能です。

2)スピンボタンで時刻

を変更します

必要に応じて中断時

刻を設定できます。中

断時刻を設定するに

は、チェックボックス

をチェックします。

プロジェクト管理画面のシミュレーションタブ

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(2) 計算を実行する

設定した計算期間に対して計算を実行します。

計算実行は、以下の手順で行います。

① 「開始/再開」ボタンをクリックして計算を開始します。

② 計算を開始すると以下の表示になります。

計算上の状況時刻を表示

します

計算状況を表示します

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(3) 計算を中断・再開・停止する

実行中の計算は、中断・再開・停止することができます。

計算中断時点から

計算を再開します

計算を中断します 実行中の計算を停止

します

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(4) 計算を終了する

計算が終了すると、計算完了確認画面が表示されますので、「OK」ボタンをクリッ

クします。

また「計算コントロール」には、「計算終了」と表示されます。

計算終了時刻が表

示されます 「計算終了」と表示

されます

シミュレーションの計算終了表示

計算完了確認画面

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(5) 計算結果を初期化する

計算した結果初期化します。計算結果を初期化すると、シミュレーション計算結果

が全て削除されます。

計算結果の初期化は以下の手順で実施します。

① 「リセット」ボタンをクリックします。

② 初期化確認画面が表示されます。

OK ⇒ 初期化を実行しシミュレーション計算結果を全て削除します

キャンセル ⇒ 計算結果の初期化は行いません

シミュレーション計算結果

の初期化を実行します

初期化確認画面

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③ 初期化が完了すると「シミュレーション」は計算前の状態に戻ります。

初期化が完了すると計算前

の状態に戻ります

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(6) 計算結果を出力する

計算した結果を出力します。出力方法は、「演算モデルの設定」において出力要素に

設定したライブラリの種類により変わります。

「2.3 (3) 演算モデルを設定する」では、出力要素として「時系列任意入力モニ

ターグラフ画面出力」を設定しました。以下には「時系列任意入力モニターグラフ画

面出力」の操作手順を説明します。

【時系列任意入力モニターグラフ画面表示の操作手順】

① モデル管理情報表示エリアの「出力要素」タブ内にある「画面表示」のチェックボ

ックスをチェックします。

1)出力要素タブを選択します 2)チェックボックスをチェック

します

時系列任意入力モニターグラフ画面表示操作

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② 時系列任意入力モニターグラフが表示されます。「テーブル表示」ボタンをクリック

すると、テーブル表示画面に切り替わります。

③ グラフ表示画面は表示方法を変更することができます。変更方法を以下に示します。

折線グラフが表示されます

グラフ画面の枠を広げること

ができます

テーブル表示画面

グラフ表示

チェックして

Y 軸の最大値

を変更します

チェックし

て Y 軸の最

小値を変更

します

グラフ表示画面

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(7) モデルパラメータを設定する

モデルパラメータを設定します。モデルパラメータ設定により、各演算要素の演算

モデルのパラメータを設定・変更します。

モデルパラメータ設定は以下の手順で実施します。

① 要素モデルを右クリックして表示されるメニューの「パラメータ設定」をクリック

します

② パラメータ設定画面の「詳細設定」ボタンをクリックします。

対象の要素モデルを右

クリックしてメニュー

を表示します

パラメータ設定操作

パラメータ設定画面

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③ セル型モデルプロパティ詳細設定画面の「プロパティ設定」タブ内の各項目のパラ

メータを変更することができます。

パラメータ値が異常であった場合は、「設定」ボタンを押した際に、セルの背景色が

赤色表示されます

プロパティ設定

タブ 直接入力により、

各パラメータを

変更します

セル型モデルプロパティ

詳細設定画面

値を確定せずに、

本画面を閉じま

値を確定し、本画面

を閉じます

パラメータ値を

CSV ファイルに

出力します

パラメータ値を CSV

ファイルから読み

込み、入力します

「設定」ボタンを押した際

にパラメータ値が異常で

あった場合は、赤色表示さ

れます

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2.5 プロジェクトデータの保存

CommonMP では、プロジェクトデータを他のコンピュータに移行することができます。

ここではプロジェクトのポータブルデータの作成、取り込みを行ってみましょう。

(1) プロジェクトのポータブルデータを作成する

プロジェクトのポータブルデータ作成は以下の手順で実施します。ポータブルデー

タを作成する前に、「2.2 (2) プロジェクトを保存する」を参考に、プロジェクトを

登録してください。

① 「ファイル-プロジェクト-ポータブルデータ作成」をクリックします。

② 作成するプロジェクトグループをチェックして「作成」ボタンをクリックします。

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③ 出力するファイル名パスを指定して「保存」ボタンをクリックします。

④ ポータブルデータの作成が完了すると、以下の画面が表示されます。

ポータブルデータ作成完了画面

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(2) 既存のプロジェクトのポータブルデータを取り込む

既存のプロジェクトのポータブルデータの取り込みは以下の手順で実施します。

① 「ファイル-プロジェクト-ポータブルデータ取込」をクリックします。

② 取り込みするポータブルデータファイル名パスを指定して「開く」ボタンをクリッ

クします。

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③ 取り込むグループ名をチェックして「取込」ボタンをクリックします。

同名のプロジェクトグループ名が既に存在する場合は、重複するグループ名の行の

背景色が黄色表示されます。その場合は、保存グループ名を入力します。

④ ポータブルデータの取り込みが完了すると、以下の画面が表示されます。

ポータブルデータ取り込みを行ったプロジェクトは、「2.2 (3) プロジェクトを復

元する」を参考に開きます。

ポータブルデータ取り込み完了画面

同名のプロジェクト

グループ名が既に存

在する場合、黄色表示

されますので、保存グ

ループ名を入力しま

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2.6 システムの終了

システムを終了する前に、「2.2 (2) プロジェクトを保存する」を参考に、プロジェク

トを登録してください。

CommonMP の終了は、以下の手順で行います。

① 「ファイル」メニューの「終了」を選択するか、メインフレームの「×」ボタンをク

リックします。

* CommonMP のウィンドウ画面の位置を初期設定位置から移動した場合、

次回起動時にもその位置が記憶されて再開されます。

② 終了確認ダイアログが表示されます。開いているプロジェクトを保存しないで終了す

る場合は「はい」をクリックしてください。プロジェクトを保存する場合は「いいえ」

をクリックして、プロジェクトの「DB 登録」を行い、プロジェクトを保存してくださ

い。

プロジェクトを保存しないで終了する場合

CommonMPの終了操作

プロジェクトを保存

しないで終了する場

合ここをクリックす

る CommonMP終了確認画面

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プロジェクトを保存する場合

「ファイル-プロジェクト-上書き保存」または、プロジェクト管理画面の「上書」

ボタンをクリックします。

CommonMP終了確認画面

プロジェクトを保存す

る場合ここをクリック

する

「上書き保存」を

クリック

「上書」を

クリック

上記操作の後、再度 CommonMP の終了操作

を行い、システムを終了してください。