あなたの選んだ相模原市議会議員の『通信簿』yokusurukai.main.jp/gallery/2011gallerytusinbo.pdfThe Gallery臨時特集号あなたの選んだ相模原市議会議員の通信簿

臨時特集号傍聴席

市民の知る権利に応える

©ザ･ギャラリー2011 ( 平成 23) 年 1月 29日（土）　発行・相模原市議会をよくする会（設立 1999 年）

あなたの選んだ

相模原市議会議員の『通信簿』

〔議員定数 52 名〕会派の略称：新=新政クラブ（16 名）公=公明党（8 名）民=民主クラブ（7 名）無ク=無所属クラブ（6 名）

連=あすの相模原を築く市民連合（5 名）共=日本共産党（4 名）創=創史会（4 名）無=無所属（2 名）

写真は「市議会だより」(2010 年 6月 1日)から

★本紙名の The Gallery は、欧米では議会などの傍聴席を意味します。

「相模原市議会をよくする会」は不偏不党･中立の立場で活動しています。

傍聴席から見た議員席＆判定

✰ The Gallery 臨時特集号✰

あなたの選んだ相模原市議会議員の『通信簿』

•　表紙：傍聴席から見た議員席＆判定　　　Ｐ 1•　“ 進化 ” した通信簿で議員の “ 真価 ” に迫るＰ 2•　通信簿の概要　Ｐ 2•　議員の通信簿　Ｐ３-11•　通信簿の採点について　Ｐ 12•　総合得点ランキング　Ｐ 13•　採点を終えてー講評　Ｐ 14

The Gallery 臨時特集号　あなたの選んだ相模原市議会議員の通信簿　2011/1/29

　私たちは２００３年、全国に先駈けて「相模原市議会議員の通信簿」を作成、市民に公

表した。以来４年に１回、統一地方選挙の年にあわせ発行、今回は３回目の「通信簿」で

ある。全国あちこちにも、市民による「通信簿」が誕生しつつある。そのいくつかは「相

模原モデル」を参考にしているものも少なくない。

　およそ職場と名の付く所には、上司や監督者がいて、働く者の評価･査定を行い、人事

の決定要素として報酬額やボーナスに反映させている。しかるに、議員は選挙で当選した

ら４年の任期中、どんな仕事振りであろうと何の査定もなく、高額報酬を保障され続ける。

「こんないい商売はないよ」と公言する議員すら存在する。それゆえ、彼らの職場である

議会に緊張感を持たせ、よい仕事をしてもらう一助とするため、私たち納税者である市民

による「議員の通信簿」の必要性を確信し、作成したのである。

　今回、議員評価をさらに精度の高いものにするため、評価法をより緻密なものにし、また、

ある程度は議員の議会外の活動にまで広げて採点した。総合得点として出した以上、議員

52 名のランキングを掲載した。（Ｐ 13）しかし、評価・判定は、あくまでも私たち議会を

傍聴している市民からのものであり、議員がどれほど市民の信託を受けた自覚のもとに市

民目線で仕事をしているかを重視している。同じ議員に対しても、その議員の後援会の人々

や市長・市職員の評価では逆の成績になるかもしれない。読者はその点も考慮して参考に

していただきたい。

　言うまでもないが、採点結果は、不偏不党・中立、そして採点者個々のイデオロギーに

とらわれず、傍聴経験豊富な複数会員による度重なる協議を経て合意したものである。“ 進

化 ” した通信簿で、議員の “ 真価 ” に迫れたのではないか、と自負している。

相模原市議会をよくする会代表赤倉昭男

“進化”した通信簿で議員の“真価”に迫る

通信簿の概要

１．採点法について

　採点は P12 に掲載した「評価シート」を使用して行

われた。議員の資質や活動に優劣が見られる以上、こ

れまでの「公約」を含む５つの評価項目を２５に広げ、

より緻密に評価した。特に、基礎的能力（議員として

の資質）と改革意欲（議員としての問題意識）への配

点が大きいことが特徴といえる。詳細は P12 をご参照

ください。

２．公約について

　公約は、２００７年に行われた市議会議員選挙の際

に、各議員が「選挙公報」に記載した公約の中から、

最大３つまで、具体的な項目を抽出してある。しかし、

公約と言えないものや非常に抽象的なものまで、さら

に記載していない者もいた。「住んで良かったと言える

街」、「文化の香る相模原」、「安心・安全のまちづくり」

などは、具体的公約とは見なさなかった。

３．総括コメントについて

　議員の議会活動（代表質問、一般質問、常任委員会

での質疑、議場での言動）の中で、傍聴者（本会会員）

の見聞きした個々の議員の傾向や印象、また「観点項

目」（P12 参照）として挙げられたものの評価、さらに

本会が行う「市民が開く市議会報告会」、本会からの「ア

ンケート調査」、「陳情」、「要望」等への対応などのほ

か、市民への配慮、など極めて幅広く総合的な見地から、

人権侵害、名誉毀損に付いての配慮も行ったうえ、特

徴を捉え短文にまとめた。

2


1　小林正明こばやしまさあき

１期　64 歳　無所属

優（８８点）● 公約：

①市民のための「何でも相談室」の開設　

②不法不正を許さない市政全般の透明度を高める

③政党、組織、地縁／血縁のしがらみのない議員活動

● 総括コメント：ときに勇み足で災いを招いた

　が、手短かで鋭い質問は傍聴者を喜ばせる。

2　池谷健いけたに　けん１期　40 歳　無所属クラブ

良（７５点）● 公約：

①観光産業の育成　

②待機児童の問題や介護予防への取り組み　

③行政のムダ、非効率の排除と経営効率への取り組み

● 総括コメント：議員の資質に欠かせない財政

　に強い本格議員。希少価値的存在。

3　野元好美のもと　よしみ

１期　48 歳　無所属クラブ

優（８５点）● 公約：

①上下水道等への取組みで藤野地区の暮らしを守る

②藤野地域の新交通システムの実現の働きかけ

③保育環境の整備、医療費無料年齢の拡大で子育て

　支援

● 総括コメント：熱心な勉強家だが、質問は的

　を絞って、委員会では積極的に早めの発言を。

4　栗原大くりはら　ゆたか

１期　62 歳　無所属クラブ

良（７８点）● 公約：

①津久井地域の役割を踏まえ、「中央との都市基盤等、

　格差是正」に周辺地域主導で取り組む

● 総括コメント：時に舌禍事件を起こすも、地

　元の課題に取組む姿勢に共感する者も多い。

3

議席　議員氏名番号　ふ　り　が　な　当選回数（期）　年齢　会派名

　　　　（2011 年誕生日付け）　

判定（得点）

● 公約：

①　　選挙公報から具体的公約と見られるもの 3 項

②　　目。主に、質問でふれたものを記したが、

③　　言及していないものも含まれている。

● 総括コメント：傍聴者からの議員に対する感　想、印象、評価などを簡潔にまとめたコメント。

　写　真　

　市のＨＰ

　より転載

← 各議員に関する掲載内容は左のとおり。

　◎合計得点からの判定　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　（詳しくはＰ 12 の「2011 相模原市議会議員　評価シート」参照）

秀　　９１－１００点

優　　８１－９０点

良　　６６－８０点

可　　５１－６５点

不可　３１－５０点

落第　０－３０点


8　加藤明徳　かとう　あきのり

3 期　54 歳　公明党

可（６４点）● 公約：

①小児医療・小児救急の充実

②産科医療／周産期救急システムの充実

● 総括コメント：公明党の枠からはみ出る多弁

　な論客、党内で唯一個性が感じられる。

6　山下昌一朗やました　しょういちろう

１期　35 歳　民主クラブ

可（６５点）● 公約：

①自主防犯組織への支援

②ガンの早期発見の推進

③投票率アップ（特に若者）

● 総括コメント：一般質問といえばガン対策。

　リピートの効果は顕著、強みになったか。

9　八木大二郎　やぎ　だいじろう

１期　47 歳　創史会

可（６５点）● 公約：

　　　

　　　　　（具体的公約なし）

● 総括コメント：独善的な回りくどい論調に傍

　聴市民は辟易、常に市長に対峙しようとしてても

　ね。

7　栄裕明さかえ　ひろあき

１期　58 歳　公明党

不可（４４点）● 公約：

①生活道路での歩行者と自転車の安全性確保

②コミュニティバスの実施

③児童手当年齢の引き上げと所得制限の撤廃

● 総括コメント：地元林業などで熱心に発言、

　礼儀正しい議員だが、視野拡大を。

10　古内明　ふるうち　あきら

１期　48 歳　創史会

良（７５点）● 公約：

①警察等とのタイアップで犯罪から地域を守るネット

ワークづくり

②災害への備え拡充

③無駄な行政経費の徹底的な削減

● 総括コメント：消防団で奮闘するなど地道な

　活動を評価するも、議員には深さも必要。

4

5　渡辺良一わたなべ　りょういち


可（５１点）● 公約：

①全ての駅にエレベーター、全てのバス停にベンチ

②自立支援法の個人負担の市財政による負担

③零細企業も参加できる入札仕組みづくり

● 総括コメント：議場のど真ん中での過度な居

　眠りは “ 病気 ” で済まされるのか、と問いたい。


11　石川将誠いしかわ　まさのぶ

１期　35 歳　新政クラブ

可（５５点）● 公約：

①相模補給廠早期返還の実現

②開業医、大学病院、老人病院、老健施設等連携の

　確立

● 総括コメント：いつもの棒読み質問は残念だ

　が、家業の医療関係問題に自信示す。

14　森繁之　もり　しげゆき

１期　45 歳　あすの相模原を　　　　　　　築く市民連合

良（７１点）● 公約：

①バスの利便性向上と道路渋滞の緩和

②「子育てカフェテリアプラン」の創設

③３０人以下学級等のきめ細かい教育実践

● 総括コメント：企業出身の典型的議員で、

　資質はあるものの行政改革･議会改革は関心外か。

12　寺田弘子　てらだ　ひろこ

１期　58 歳　新政クラブ

可（５６点）● 公約：

①男女が共に参画し，生活できる都市

②市民と行政のコミュニティの形成

③ＮＰＯの活動の推進

● 総括コメント：地味ながら最大会派･新政ク

　ラブの成長株、議員らしくなったとの評。

15　長友義樹　ながとも　よしき

7 期　67 歳　無所属クラブ

良（７０点）● 公約：

①市長他特別職の任期退職金はノー

②土日／祝日開庁と職員大幅削減

③市議会議員を半分に

● 総括コメント：長い議員経験と知識があるも

　のの、意気消失模様。楽しちゃいけない。

13　小野沢耕一　おのざわ　こういち

2 期　67 歳　新政クラブ

可（５９点）● 公約：

①生活排水処理対策の早期実現と水源環境の保全

②有害鳥獣対策と里山・営農環境の整備

③津久井広域道路早期完成

● 総括コメント：地元優先、津久井地域問題を

　発信する無愛想議員、地元の評判は今ひとつ。

16　西村綾子　にしむら　あやこ

４期　71 歳　無所属クラブ

優（８７点）● 公約：

①在日米新司令部受け入れ断固反対

②愛国心押しつけ教育反対

③政令市ＮＯ！市業務の民間委託反対

● 総括コメント：労働者の味方の姿勢は終始一

　貫。イラクから市行政へのシフトは歓迎。

5


17　東條恵美子　とうじょう　えみこ

2 期　66 歳　無所属クラブ

良（８０点）● 公約：

①事業系ごみ排出削減アクションプラン提案

②合併後の大型公共工事の見直し

③入札制度のチェック体制強化

● 総括コメント：市民目線での質問は評価する

　が、委員会傍聴席改善に確信的反対でミス。

20　米山定克　よねやま　さだかつ


不可（４６点）● 公約：

①川の駅の創設

②小田急多摩線の上溝・田名方面への延伸　

③図書館建設の推進

● 総括コメント：一般質問は聞きやすいが記憶

　に残らない。居眠り３人衆の一人。

18　小林教利　こばやし　のりとし


可（５９点）● 公約：

①２階建てバス／コミュニティバスの提案

②寝たきり老人ゼロのまちを目指す

③保育所待機ゼロと２４時間保育の実現

● 総括コメント：これまでの落選続きの苦労が

　活かされていない。期待は間違いだったか。

21　関山由紀江　　せきやま　ゆきえ


可（５３点）● 公約：

①ニート、フリータ対策

②保育園・児童クラブ待機児童の解消

③健康寿命を延ばす

● 総括コメント：特徴的節回しが改善される　

　も、視察や他者からの受け売り話は変わらず。

19　吉田悌　よしだ　　だい

１期　43 歳　無所属

可（５４点）

● 公約：

　　　　　　（具体的公約なし）

● 総括コメント：暴力事件で議員辞職勧告決議

　のあとは、すべて自粛気味。だが非難は続く。

22　河本文雄　かわもと　ふみお

1 期　54 歳　創史会

良（６６点）● 公約：

①ボランティア活動の支援

②都市農業の振興

③安心できる保健医療と介護体制確保

● 総括コメント：自他共に認める農業族、父親

　譲りの支持者で傍聴席が埋まる。

6


23　大槻和弘　おおつき　かずひろ

1 期　55 歳　創史会

良（73 点）● 公約：

①歩道整備とバリアフリー化

②生活道路の安全確保

③無添加給食の推進と地産地消

● 総括コメント：市長とのツーショット･ポス

　ターで二元代表制への無知を露呈。

26　中村昌治　なかむら　まさはる


可（６４点）● 公約：

①リサイクル型社会の構築

②シティセールス・観光事業の推進

③政令市への取り組み

● 総括コメント：２期目で自信つけ重さ増した

　が、行政寄りに傾く姿勢に懸念。

24　大神田日本　おおかんだ　やまと


可（５８点）

● 公約：　　　　　

　　　　　（具体的公約なし）

● 総括コメント：地元（旧相模湖町）密着し過

　ぎ故か、視野の狭さを指摘される真面目議員。

27　二木栄一　　にき　えいいち

1 期　49 歳　あすの相模原を

　　　　　　　築く市民連合

可（５８点）

● 公約：

①地域コミュニティ中心の子どもを守る取り組み

②企業誘致による雇用創出と永続可能な産業発展

③家族負担軽減の中学校給食の導入

● 総括コメント：新人ながら新鮮さのない練れ

　た議員。政務調査費での不可解な行動も。

25　阿部善博　　あべ　よしひろ


優（81 点）● 公約：

①境川・緑地等環境保全

②電子自治体の推進

③機能する議員として役割果たす

● 総括コメント：IT に強く、マニフェスト製作

　等で会派に貢献するも、出る杭で打たれる？

28　江成直士　　えなり　なおし



良（７５点）● 公約：

①幼児教育充実と就園援助保護者支援の充実

②３０人学級と教員増実現

③政令市の課題の取り組み

● 総括コメント：会派に埋没、脱出しないと実

　力発揮は困難との見方。虎が猫になったとの評も。

7


8

29　竹腰早苗　たけこし　さなえ

１期　59 歳　日本共産党

良（６８点）● 公約：

①キャンプ座間・相模補給廠の強化許さない

②子ども医療費の小学６年までの拡大

③議員の海外視察復活に反対

● 総括コメント：地味な印象ながら勇気ある発

　言が増えてきた。同党の菅野議員の気迫に学べ。

32　大沢洋子　おおさわ　ようこ

2 期　57 歳　民主クラブ　

不可（４２点）

● 公約：

①市民の声が行政に届く分権型住民自治の構築

● 総括コメント：理解不能の思い入れで視野狭

　窄状態、「早寝、早起き、朝ご飯」だけが記憶に。

30　松永千賀子　まつなが　ちかこ

3 期　56 歳　日本共産党

優（８７点）● 公約：

①キャンプ座間・相模補給廠の強化許さない

②少人数学級の推進と中学校給食の早期実現

③議員の海外視察に反対

● 総括コメント：説得力のある勉強家だが、事

　業仕分けの構想日本への批判が印象に残る。

33　菅原康行　すがわら　やすゆき


不可（４３点）● 公約：

①保育所・児童クラブの待機児童解消と保育事業

　の充実

②通学路の安全対策推進

● 総括コメント：温情で座った副議長席では采

　配示せず、事務局指導で議長の留守埋めた。

31　小池義和　　　こいけ　よしかず


可（５２点）● 公約：

①産業振興による雇用の確保

②政令市を目指す取り組み

③行財政改革の推進

　　　　　　

● 総括コメント：会派に埋もれ、鳴かず飛ばず

　の議員で存在感薄まる一方。期待裏切る若手。

34　大上和夫　おおうえ　かずお


可（６２点）● 公約：

①電動生ゴミ処理容器の市外購入助成の創設

②相模線番田駅のエレベータ設置

③母子家庭の家賃補助制度の創設

● 総括コメント：公明党の特徴だが、党の国政

　実績自慢と要望一辺倒からの脱却が望まれる。


35　須田毅　　すだ　たけし


可（５２点）● 公約：

①古淵・鵜野森公園の整備

②地元商店街の活性化

③子育て支援･ミニ子どもセンター建設促進

● 総括コメント：出身母体の自治会･公民館の

　関係そのままに、後援会多数の傍聴席。

38　岸浪孝志　きしなみ　たかし


良（６６点）● 公約：

①防犯･交通安全・消防力向上の推進

②政令市ビジョンの策定と都市内分権推進

③議会改革の推進

● 総括コメント：市民への気遣いは良いが、

　議長就任時の議会改革への約束は反故になった

か。

36　沼倉孝太　　ぬまくら　こうた


不可（37 点）● 公約：

①相模補給廠返還地活用と市道の復活

②小田急多摩線の市内乗り入れ早期実現

③健康診査事業の助成拡大

　　　　　

● 総括コメント：保守会派の野次担当で存在を

　アピール、勉強不足・質疑下手の穴埋めか。

39　稲垣稔　　いながき　みのる


可（５５点）● 公約：

①防災機能を持つ公園設置

②ＪＲ相模線磯部駅早期建設

③麻溝台・新磯野開発事業促進と周辺道路整備

● 総括コメント：議長席では絵になっていた

が、実は本会議場のおしゃべり三羽がらすの一人。

37　久保田隼夫　　くぼた　はやお


不可（４７点）● 公約：

①都市農業･観光地の創出

②出産費用の補助充実と拡大

③武道教育の義務化

● 総括コメント：年中変わらぬ細やかな地元振

　興の要望で、行政側に優しい議員。

40　岩本香苗　いわもと　かなえ



良（67 点）● 公約：

①ゴミ減量と化学物質抑制で安全な子どもの環境

②市民社会にふさわしい議会改革

● 総括コメント：議員年金廃止で孤軍奮闘する

　が、歯切れが悪いのは会派の縛りのせいか。

9


10

41 金子豊貴男　かねこ　ときお



可（６５点）● 公約：

①汚染対策･身近な環境問題への取り組み

②基地返還と爆音被害への取り組み

③文化芸術活動の活性化と生涯学習･文化施設の充実

● 総括コメント：議論展開力は定評あるが、

　本会への顕著な敵視姿勢が狭量さを物語る。

45　落合芳平　おちあい　よしへい


落第（２３点）

● 公約：

①情報公開と市民参加の開かれた市政実現

②行財政改革の推進

③徹底した議会改革の推進

● 総括コメント：訥弁の質問に議場全体が嘲笑

　気味。不勉強･無関心で会派は機能不全に。

43　藤井克彦　ふじい　かつひこ

4 期　51 歳　日本共産党

良（７８点）● 公約：

①相模大野駅東口のエレベーター・エスカレーター

　設置

②米軍新司令部移転阻止・米軍機爆音根絶

③税金の大型開発優先の切り換え

● 総括コメント：政令市移行問題で精力使い

　果たしたか，近頃はトーンダウンの理論家。

46　角尾彰央　かくお　あきお

2 期　51 歳　民主クラブ

不可（３４点）● 公約：

①新たな財源の確保

②政令市の実現

③住民ボランティアによる行政事務の委託

● 総括コメント：民主党と共に沈没気味だが、

　お門違いの市民との協働を説く姿は変わらない。

44　菅野通子　　　かんの　みちこ

8 期　70 歳　日本共産党　

良（７５点）● 公約：

①介護保険料・国民健康保険税の引き下げ

②障がい者の応益負担撤回･生活保護行政の改善

③議員の海外視察復活反対

　　　　

● 総括コメント：常に生活弱者の味方、菅野節

　を生かした教育行政理論は泣かせる。

47　山崎順二　やまざき　じゅんじ



● 公約：

　　　　　　（具体的公約なし）

● 総括コメント：多選ながら存在感無し。権威

　ぶらない故か職員に評判がいいとの噂も。


48　小林一郎　こばやし　いちろう

７期　63 歳　公明党

可（５1 点）● 公約：

①男女共同参画の推進

②チャイルドファースト社会の推進

③文化芸術の振興と美術館の整備

● 総括コメント：HP コピーの “ 議会のヒット

　メーカー「イチロー」” は誇大広告か。

51　久保田義則　くぼた　よしのり


不可（４８点）● 公約：

①相模補給廠の拠点性の高い土地利用の促進

②ＪＲ相模線・橋本･南橋本駅周辺のまちづくり推進

③政令市移行に向けた取り組み

● 総括コメント：市長方針を全面支援するハコ

　モノ指向・開発行政の旗振り役。

49　佐藤賢司　　さとう　けんじ


不可（47 点）

● 公約：　　　　　

　　　（具体的公約なし）

● 総括コメント：保守の筆頭論客であり、市長

　の応援団長も兼任。市民目線は大丈夫か。

52　山岸一雄　　やまぎし　かずお


不可（３８点）● 公約：

①道路・交差点改良等生活環境の整備

②産業の振興

③政令市の実現による権限委譲で行政サービス向上

● 総括コメント：市長と一体で念願の政令市は

　実現したが、勤続疲労が進行するベテラン。

50　折笠峰夫　おりがさ　みねお



● 公約：

　①航空機騒音の解消と基地返還を

● 総括コメント：決してうまくない演説だが、

　なぜか愛苦しい笑顔がアピールする。

53　溝渕誠之　　みぞふち　せいし


不可（５０点）

● 公約：

①介護人材育成と看護師学校づくり

● 総括コメント：教育への愛情は本物だが、最

　長老の私語・離席は誰にも止められないのか。

11


通信簿の採点について

◎ 使用した評価シート

　１．「観点」について

１．基礎的能力（24 点）

２．質問の内容（8 点）

３．公約言及度（8 点）

４．議場内の態度（16 点）

５．改革意欲・問題意識（16 点）

６．議会報告（12 点）

７．政務調査費（4 点）

８．人格（8 点）

９．好感度（4 点）

の９つがある。さらに細分化された項目があ

り、合計 25 項目ある。

　２．「評価ランク」

　０から４までの５段階に分けられる。それ

が、そのまま点数となり、満点ならば、２５

問Ｘ４＝１００点となる。　原則として、０

～４のランクを下記の基準で採点した。　

評価シートの内容

2．公約言及度の基準

点数一般質問回数公約言及回数

0 1 ～ 8 0 ～ 2

1 3 ～ 8 3

2 4 ～ 8 4

3 5 ～ 8 5 ～ 6

4 7 ～ 8 7 ～ 8

判定得点範囲

秀 91 ～ 100

優 81 ～ 90

良 66 ～ 80

可 51 ～ 65

不可 31 ～ 50

落第 0 ～ 30

3．合計得点からの判定

０　＝　全然ダメ。議員の資格なし

１　＝　このままでは議員としての

　　　　資格を失う

２　＝　何とか許容範囲

３　＝　もう少し努力すれば良い議　

　　　　員として認められる

４　＝　良い議員として認められる

12


総合得点ランキング

〔議員定数 52 名〕　会派名の略称（ランキング掲載順）：

無 = 無所属（2 名）無ク = 無所属クラブ（6 名）共 = 日本共産党（4 名）新 = 新政クラブ（16 名）

創 = 創史会（4 名）連 = あすの相模原を築く市民連合（5 名）民 = 民主クラブ（7 名）公 = 公明党（8 名）

順位議員名議席Ｎｏ会派名得点判定

1 小林正明 1 無 88 優

2 西村綾子 16 無ク 87 優

2 松永千賀子 30 共 87 優

4 野元好美 3 無ク 85 優

5 阿部善博 25 新 81 優

6 東條恵美子 17 無ク 80 良

7 栗原大 4 無ク 78 良

7 藤井克彦 43 共 78 良

9 池谷健 2 無ク 75 良

9 古内明 10 創 75 良

9 江成直士 28 連 75 良

9 菅野通子 44 共 75 良

13 大槻和弘 23 創 73 良

14 森繁之 14 連 71 良

15 長友義樹 15 無ク 70 良

16 竹腰早苗 29 共 68 良

17 岩本香苗 40 連 67 良

18 河本文雄 22 創 66 良

18 岸浪孝志 38 新 66 良

20 山下昌一朗 6 民 65 可

20 八木大二郎 9 創 65 可

20 金子豊貴男 41 連 65 可

23 加藤明徳 8 公 64 可

23 中村昌治 26 新 64 可

25 大上和夫 34 公 62 可

26 小野沢耕一 13 新 59 可

26 小林教利 18 民 59 可

28 大神田日本 24 新 58 可

28 二木栄一 27 連 58 可

30 寺田弘子 12 新 56 可

31 石川将誠 11 新 55 可

31 稲垣稔 39 新 55 可

33 吉田悌 19 無 54 可

34 関山由紀江 21 公 53 可

35 小池義和 31 民 52 可

35 須田毅 35 新 52 可

37 渡辺良一 5 民 51 可

37 小林一郎 48 公 51 可

39 溝渕誠之 53 新 50 不可

40 久保田義則 51 新 48 不可

41 久保田隼夫 37 新 47 不可

41 佐藤賢司 49 新 47 不可

43 米山定克 20 公 46 不可

44 栄裕明 7 公 44 不可

45 菅原康行 33 公 43 不可

46 大沢洋子 32 民 42 不可

46 山崎順二 47 公 42 不可

46 折笠峰夫 50 新 42 不可

49 山岸一雄 52 新 38 不可

50 沼倉孝太 36 新 37 不可

51 角尾彰央 46 民 34 不可

52 落合芳平 45 民 23 落第

平均 60 可

13


□問い合わせ先□　相模原市議会をよくする会（代表・赤倉昭男）

　〒 252-0314　相模原市南区南台 5-13-8 ℡ 042-749-9140

　　　　　★ホームページ：　http://yokusurukai.main.jp

　この通信簿を見る議員たちは、自分と他の議員を比

較、「なぜだ ?!」と言うかもしれない。

　私たちの目から見ると、２００７年の当選時点の新

人議員の印象と､４年を経た彼らの現在の姿はだいぶ

異なっている。始めは目立たず、頼りない印象だったが、

徐々に実力と自信を付け成長したものが何人かいる一

方、「ぬるま湯･仲良し」議会のためか、大きく期待を

はずれたものも複数いる。８年を終えようとしている

２期目の議員には一層その感が強く、残念だ。

「秀」不在の相模原市議会、平均は可

　基礎的能力があるから総合評価が高いとばかり言え

ない。自分が掲げた公約を一般質問で取り上げること

もなく、質疑に立てば市長の業績を讃えてばかり、市

民からの陳情には自分で考えようとせず最初から会派

の言いなりでは、市民の期待から離れるばかり、市民

の代弁者である議員としては高い評価はできない。特

に、長期在籍議員ほど本会議場の後方に陣取り、私語

と野次で退屈をしのいでいる。これでは後方議員ほど

成績が悪い結果となるのは当然か。（表紙に議員席と判

定を掲載）

　判定は得点範囲で６段階に分けられ、議員 52 名の内

訳は、秀（０人）、優（５）、良（14）、可（19）、不可（13）、

落第（1）となった。最高ランクの「秀」は１人もいなかっ

た。「落第」が１人、平均は「可」という結果となった。

評価の分水嶺は「公約」「改革意欲」

１）公約について

　議員はどのような公約をするべきか、議員にふさわ

しい公約とは何か理解できていないようだ。立候補時

点の課題と､その後 4 年の間に生じる課題との差があ

るにしても、あまりにも公約を忘れてしまった議員が

多く、　繰返し公約達成に努力した議員との差は大き

かった。

採点を終えて－講評

2）改革意欲について

　総じて、ランキング中位以下の議員にはこの項目で

極端に低い得点になった。議員仲間で “ 実力派 ” と称

される議員の意識が軒並み低いのは､相模原市議会の

悲しいところである。議会基本条例、自治基本条例､

住民投票条例などの制定を進めている他の先進自治体

に大きく遅れを取っているのは、こうした議員の改革

意欲や問題意識の低さのせいではないか。

　傍聴環境に関する本会の陳情（常任委員会の座席改

善案）に対して、大多数の議員に “ 市民参加を拒む姿勢 ”

が明確に現れ、この点も重視された。本会が求めた「議

員の広報活動に関するアンケート」には、会派間の談

合で集団的に回答拒否した議員グループは軒並み失点

した。

嘆かわしい市議会の現状

　過去１０年間の、相模原市の市長提出議案の原案可

決率は、なんと９９．８７％。１００％にならなかった

理由が、市民の直接請求による「政令指定都市移行を

問う住民投票条例」を、市長が提案せざるを得ず、こ

れを議会が市長の意に沿って否決したからという実に

驚愕すべき状況だ。これでは議会は全く機能していな

いのと同じだ。

最後に

　通信簿作成計画は約 1 年半前から練られ、昨年の春

頃からは何度も協議（毎回約３時間）を重ね、膨大な

時間をかけた。その結果、普段の見なれた議員の姿が、

そのまま得点に反映されたことに､採点者一同驚き、

納得もした。進化した通信簿がはっきりと議員の真価

を浮き彫りにしたといえる。このような活動が相模原

市議会にだけでなく、全国に広がり、地方議会全体の

レベルアップに繋がることを切に願っている。

２０１１年１月２９日

相模原市議会をよくする会・通信簿作成委員会

委員一同

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あなたの選んだ 相模原市議会議員の『通信簿』yokusurukai.main.jp/gallery/2011gallerytusinbo.pdfThe Gallery臨時特集号 あなたの選んだ相模原市議会議員の通信簿

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