10
206 No. 2018-07 本状はこれまで情報提供させていただいてきた関係者の方々に送付しております。今後の本状送 付の中止をご希望される方はお手数ですがご連絡くださいますようお願い申し上げます。なお、ご連 絡の無い方にはご同意を得たものとさせていただき、引き続き情報提供をさせていただきます。弊社 では関係者の方々の個人情報は関係法令を遵守し大切にお取り扱いさせていただきます。 IGAS2018 最大ブースで魅せる INNOVATE TO CREATE お客様と共に目指す 「創造的な未来」 特集

IGAS2018 INNOVATE TO CREATE - Komori...INNOVATE TO CREATE お客様と共に目指す「創造的な未来」 13 POST PRESS COLUMN Vol.6 断裁する紙が多様化 包丁選びも切れ味を左右

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Page 1: IGAS2018 INNOVATE TO CREATE - Komori...INNOVATE TO CREATE お客様と共に目指す「創造的な未来」 13 POST PRESS COLUMN Vol.6 断裁する紙が多様化 包丁選びも切れ味を左右

206No.2 0 1 8 - 0 7

本状はこれまで情報提供させていただいてきた関係者の方々に送付しております。今後の本状送付の中止をご希望される方はお手数ですがご連絡くださいますようお願い申し上げます。なお、ご連絡の無い方にはご同意を得たものとさせていただき、引き続き情報提供をさせていただきます。弊社では関係者の方々の個人情報は関係法令を遵守し大切にお取り扱いさせていただきます。

IGAS2018最大ブースで魅せる INNOVATE TO CREATEお客様と共に目指す「創造的な未来」

特集

Page 2: IGAS2018 INNOVATE TO CREATE - Komori...INNOVATE TO CREATE お客様と共に目指す「創造的な未来」 13 POST PRESS COLUMN Vol.6 断裁する紙が多様化 包丁選びも切れ味を左右

今こそ事業革新の時

IGASで未来を体験

  「どうやってつくるか」から「なにをつく

るか」。印刷業界は今まさに、製造の領

域から創造の領域へ業務を転換させる時

期にきています。

 

印刷現場に目を向けると、小ロット・

多品種の案件の増加により、幅広い印刷

物を短納期で仕上げなければならず、

それは多くの印刷会社にとって課題に

なっています。また、熟練オペレーターの

不足による生産性や品質管理能力の低

下、単純作業の労働力の不足という企

業基盤の根底を揺るがしかねない課題

を抱えています。

 KOMORIは、これら印刷業界の課題

をお客様と共に解決するために、IG

AS2018のKOMORIブースでは、

「INNOVATE

TO

CREATE」と

いうコンセプトを掲げました。

 「創造的な未来」を目指すKOMORI

のソリューションを、会場でぜひご体感く

ださい。

最大ブースで魅せる

お客様と共に目指す 「創 造的な未来 」

IGAS2018(国 際総合印刷テクノロジー&ソリューション展)が、7月26日~31日 にかけて開催されます。今回のKOMORI ブースの広さは、2,205平方メートル。会場で最も大きな ブースに、次世代をリードするKOMORIの最新 テクノロジーが集結。その見どころを紹 介します。

特集2

8

インプレミアIS29で営業の可能性を広げ、将来に向けて時代に即した仕事を掘り起こす。

Impremia IS29 USER'S SUCCESS

福博綜合印刷株式会社

アプリシアCTX115の1号機導入でタッチポイントを減らし断裁にかかる時間を4割カット。

Apressia USER’S SUCCESS

大黒印刷株式会社

12

IGAS2018最大ブースで魅せるINNOVATE TO CREATEお客様と共に目指す「創造的な未来」

POST PRESS COLUMN Vol.613断裁する紙が多様化包丁選びも切れ味を左右

H-UV搭載リスロンGX40RPの導入により顧客の課題を解決し、感動をも生む企業づくりにさらに邁進。

Offset Printing USER'S SUCCESS

株式会社井上総合印刷

10

TOPICS18インドに現地法人KOMORI INDIA 設立

JP2018・ICTと印刷展

大阪支社主催「トータルソリューション特別内覧会」

「インプレミア IS29」サイトが4月にOPEN

読者アンケートのお願い

14

「変化の急加速」に立ち向かうテクノロジーの進化がもたらす

小森会レポート第28回 小森会世話人総会

206No.

小森ニュース

CONTENTS 2018年7月号

特集 IGAS2018出展

3 2

Page 3: IGAS2018 INNOVATE TO CREATE - Komori...INNOVATE TO CREATE お客様と共に目指す「創造的な未来」 13 POST PRESS COLUMN Vol.6 断裁する紙が多様化 包丁選びも切れ味を左右

ハイコン ユークリッドデジタルカッティング&クリーシングシステム

商談コーナー

主な実演

MIS、プリプレス、プレス、ポストプレスをKP-コネクト プロで自動連携

主な実演・薄紙、厚紙、長尺用紙など、さまざまな用紙へ印刷・インテリジェントクオリティーオプティマイザーに よる安定した連続印刷・パッケージやPOPなどの厚紙印刷

主な実演

高品質・高信頼性・安定性の実現

主な実演

3ジョブを自動運転で実施

主な実演

・H-UV L(LED)による速乾、高品質、反転印刷・スキルレスカラーマッチングソフトウエア、K-カラーシミュレーター2 によるオフセットとデジタルのカラーマッチング・後加工機とのJDF連携

主な実演

・A3×4面付けで薄紙パンフレットのドン天印刷・高品質な厚紙片面印刷・高精度な色調コントロール

主な実演

特色やアニロックスローラーの切り替えを含むパッケージジョブのスピーディーな切り替え

インプレミアC101フルカラーデジタルプリンティングシステム7

8

インプレミアIS2929インチ枚葉UVインクジェットデジタルプリンティングシステム2

リスロンGX40RPH-UV L (LED) 搭載菊全判両面8色オフセット枚葉印刷機6

アプリシアCTX132プログラム油圧クランプ大型断裁システム9 KP-コネクト

KOMORIソリューションクラウド1

リスロンG37PH-UV L (LED) 搭載反転機構付A全判8色オフセット枚葉印刷機3

リスロンGX40H-UV L (LED) 搭載菊全判6色オフセット枚葉印刷機 インラインコーター付5

アプリシアDC105菊全判寸延自動平盤打抜機10 アプリシアMB110E

ハイパフォーマンスブランキングシステム11

KOMORI-KareコーナーKOMORI Ecologyコーナー12

オフ輪/シャンボンコーナーセリアコーナー銀行券印刷機コーナー13

リスロンG37H-UV搭載A全判4色オフセット枚葉印刷機4

INFORMATION

TOKYO BIG SIGHT EAST HALL 1-1 IGAS2018 KOMORIブース

NEW

NEW

NEW

NEW

 

KOMORIブースには、すでに

250台以上の機械と接続し、印刷会社

のIoTとして生産状態の見える化や生

産効率の向上を実現しているKP-

コネ

クトを中心に、KOMORIの提案す

る多種多様なソリューションが集結して

います。

 

ブースでは、「工程をつなぐミドルウェ

ア」として進化したKP-

コネクト プロ

により、MIS、プリプレス、プレス、

ポストプレスを自動で連携することで、

印刷会社の生産効率を極限まで高める

新しいコンセプト「コネクテッド・オー

トメーション」をご覧いただきます。

 

また、オフセット印刷機においては、試

刷りから印刷までノンストップで完了させ

る自動運転システム「オートパイロット」、

ジョブ切り替えのための工程を平行し

て行い、準備時間を短縮する「パラレル

メイクレディ」といった新テクノロジー

を搭載し、実演を行います。

 

さらに、どんな用紙にも直接、両面印

刷が可能なB2インクジェットデジタル

印刷機「インプレミアIS29」、発売

以来、大きな反響をいただいている全自

動断裁システム「アプリシアCTX」な

ども出品します。

 

お客様の印刷ビジネスにおけるさまざ

まな課題解決をサポートするプリントエ

ンジニアリングサービスプロバイダー

(PESP)へと進化するKOMORIは、

これらの技術や製品、システムが融合

した新しい付加価値を創造するための

商品を提供することで、お客様が抱え

る労働力不足や働き方改革対応の課題

に応え、印刷会社の事業革新を支援し

ていきます。

 

KOMORIが目指す「創造的な未来」

を、ぜひ会場でご体感ください。

 

KOMORIブースには最新のプロダ

クトを展示します。

﹇H-

UV

L(LED)搭載菊全判6色オフ

セット枚葉印刷機、インラインコーター付﹈

 

パッケージ印刷や特殊印刷を含めた

多彩な用途に対応する最新鋭のフラッ

グシップマシンです。0・06〜1・0ミ

リの幅広い紙厚に対応。給排紙性能の徹

底追求により、最高印刷速度1万800

0回転での安定稼動と高い生産性をもた

らします。また、全色同時刷版交換装

置A-

APCとブランケット洗浄、ロー

ラー洗浄のパラレル制御、そして最新の

KHS-

AI

V6を組み合わせることで、

オペレーターの操作負荷、刷り出し損紙、

切り替え準備時間を大きく削減する、画

期的な「パラレルメイクレディ」を実現

します。展示機には厚紙・パッケージ印

刷に最適な機能の他、高感度UV乾燥シ

ステムH-

UV

L(LED)、環境や作業

環境に配慮したインキミスト・VOCの

回収装置などを搭載しています。

創造的な未来を実現する

KOMORIテクノロジー

画期的な「パラレルメイクレディ」

リスロンGX40

5 4

特集 IGAS2018出展

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7月27日(金) 7月28日(土)

パネル ディスカッション

【講師】 白石 徹株式会社小森コーポレーション PESP事業推進部 営業技術課

【講師】 波多野 孝司株式会社小森コーポレーション 情報システム本部 本部長 兼 ICT推進部 部長 

KP-コネクト プロによる工程管理とオートメーション

~印刷工場のスマートファクトリー化に向けて~

AM(10時〜12時)

PM(2時〜4時)

KOMORI IGAS2018 専用サイト出展に関する情報は以下のサイトでご確認ください。

IGAS来場前に、本サイトよりKOMORIメルマガを登録いただくと、KOMORIブース受付にてKOMORIオリジナルグッズをプレゼントします。

KP-コネクト プロの“シンプルなスケジューラー機能”と生産実績を“リアルタイムで見える化する機能”で、すべての印刷工程をデジタルで管理し、極限まで生産効率を高めませんか? MIS、プリプレス、プレス、ポストプレスをKP-コネクト プロで自動連携し、印刷工場のスマートファクトリー化を推進する「コネクテッド・オートメーション」を紹介します。

稼働データから読み取る問題解決基礎スキル~不機嫌な印刷現場の直し方~

『印刷準備に時間がかかる、機械速度が上げられない、チョコ停が多い⇒予定通りに作業が進まない⇒本来行うべきメンテナンス作業や社員教育の時間がなくなる⇒更に品質、稼働率が低下する』このような負のスパイラルを断ち切ることができず、不機嫌な現場を作り出していませんか?トラブルの発生要因や生産性を低下させている本質的な問題の発見方法と具体的な解決策を解説し、「ご機嫌な印刷現場」への改善ノウハウを伝授します。

【パネラー】 中村 和久様株式会社 廣済堂 情報コミュニケーションメディア事業部 豊中工場 本部長付本部長待遇

佐藤 亜沙美様サトウサンカイデザイナー

【講師】 大塚 彰株式会社小森コーポレーション小森グラフィックテクノロジーセンター(KGC)特別講師

職場診断から見える印刷のツボ ~印刷現場の数値管理とトラブル対応~

昨今の日本の印刷市場において油性印刷からUV印刷に切り替えるお客様が増え、UV印刷の速乾性などのメリットの一方で、油性印刷とは違う不具合に戸惑う場面も多く見受けられます。今一度印刷機械の状態管理、印刷品質管理の手法をみなさんと共有し改善の糸口を学びませんか?

使ってわかったインプレミアIS29~クリエイターとプリンティングディレクターがデジタル印刷について本音で対談~

『デジタル印刷に対して、クリエイターも印刷会社も保守的になっていませんか?』 複数のデジタル印刷機を繰り返しテストし、各社の一長一短を見極めて導入を決めたインプレミアIS29。『作る側も受け取る側も感動する印刷』を目指して、試行錯誤の中たどり着いた新たな印刷表現の世界。 それぞれの立場から本音で語ります。

http://www.komori.com/show/igas2018/ja/

KOMORI 発信! 最新ソリューション、導入ユーザーに聞いた活用事例、印刷現場のお困りごと解決など、印刷に携わる方に向けたバラエティー豊かなセミナー。 ぜひ、あなたのビジネスにお役立てください。

申込受付開始:6月11日(月) 申込締切:7月24日(火)会場:東京ビッグサイト会議棟1階 102会議室

参 加 無 料事前登録制

http://www.komori.com/show/igas2018/ja/session/参加申込はこちらへアクセス

定 員70名

定 員70名

定 員70名

定 員100名

■ コンセプト   ■ デモスケジュール■ 出展機種情報 ■ ブースレイアウト

 

出力解像度1200×1200d

piの高品質で、1枚ごとに異な

る絵柄を無版で印刷できるデジタ

ル印刷機です。薄紙から厚紙まで

幅広い用紙に対応し、オフセット

と同じ用紙にプリコート不要で印

刷できます。オフセット製造技術

を生かした反転機構と、LED-

V装置を搭載したUVインクジェッ

ト方式で、表裏見当精度の高い両面

ワンパス速乾印刷という優位性を

持ちます。さらにK-

カラーシミュ

レーター2*

と連携してオフセット

とのカラーマッチングを可能にし、

オフセットとデジタルが融合した

シームレスで最適な設備の組み合

わせを実現します。インプレミア

IS29は、これからのビジネスで

新しい価値を創造するソリューショ

ンです。

*インプレミアIS29向け仕様

(KCS

IS-

コネクト)

 ﹇フルカラーデジタルプリンティングシ

ステム﹈

 

出力解像度1200dpi、毎分

A4換算で100枚、オフセット印

刷に迫る高画質と画像安定性で幅広

い仕事に対応します。また、インテ

リジェントクオリティーオプティマ

イザーにより色管理、見当調整を自

動化することで、調整時間を短縮し、

稼働率を向上させています。

応します。A4や米レターサイズの

8面付けでも、余白にCMSカラー

バーを入れて色の管理ができるため、

高品質なページ物印刷には最適です。

会場では、新機種として生まれ変

わったリスロンG37をご覧いただ

きます。

﹇H-

UV

L(LED)搭載反転機構付

A全判8色オフセット枚葉印刷機﹈

 

リスロンG37に、両面ワンパ

ス印刷が可能な反転機構を搭載し

た8色機モデル。紙尻側を咥える

爪に回転構成を持っており、反転

動作中の咥え替えがなく、安定し

た表裏見当を実現します。また、

反転胴の表面がフラットなため、

反転胴特有のリム部でのコスレキ

ズを解消し、高い印刷品質を得ら

れます。シンプルな構造になり、

耐久性やメンテナンス性が格段に

向上しています。

 

デジタルプロダクションでは、多

品種・小ロット・短納期対応だけで

なく、バリアブル、広色域などの付

加価値の提供を実現するデジタル印

刷機を展示します。

 ﹇29インチ枚葉UVインクジェットデジ

タルプリンティングシステム﹈

付加価値の提供を実現

 ﹇H-

UV

L(LED)搭載菊全判両面8

色オフセット枚葉印刷機﹈

 

多品種・小ロットの市場要求にパー

フェクトにマッチしたマシンです。最

高印刷速度1万8000回転、H-

UV

L(LED)を組み合わせ、生産効率を極

限まで追求しています。リスロンGX

40同様に「パラレルメイクレディ」を

実現するとともに、品質管理、色調制

御、自動版見が可能なPQA-

V5を

搭載し、高いレベルでの品質の安定化

を図っています。刷り出し時にはPQ

A-

V5が色調と見当を自動で判定

し、試刷り作業を効率化。人の手を介

さずに作業を効率化する自動運転シス

テム「オートパイロット」と、ショート

ランにも対応できる高生産性と短納期

対応を実現しました。

﹇H-

UV搭載A全判4色オフセット枚

葉印刷機﹈

 

A全判機でありながら菊全まで

対応できる640ミリ×940ミ

リの最大紙寸法。H-

UV搭載の速

乾印刷で、出版や商業印刷など薄

紙・厚紙の幅広い印刷ニーズに対

自動運転システム

「オートパイロット」

生産性の高い

ニュースタンダードマシン

 

ポストプレスに高度な自動化と省力

化をもたらす後加工機を展示します。

﹇プログラム油圧クランプ大型断裁シス

テム﹈

 

自動化が進む印刷工程に連携するハ

イエンド断裁システムを新たにライン

アップ。最新の安全対策はもちろん、

幅広い周辺機器や断裁機のオプション

を取りそろえたアプリシアCTXは、

断裁工程における自動化、省力化、安

全を同時に実現します。

 ﹇菊全判寸延自動平盤打抜機﹈

 

パッケージソリューションにフォー

カスした初のプラテンタイプの打抜

機です。パッケージに求められる必

要条件を満たす仕様と性能、操作性

を追求した数々の微調整機能、ノン

ストップの紙継ぎ機構などを標準装

備。生産効率とコストパフォーマン

スに優れ、後加工に新たな付加価値を

もたらすマシンです。

﹇ハイパフォーマンスブランキングシス

テム﹈

 

手作業で行われることの多いむしり

(ブランキング)工程を機械化し、1ジョ

ブで最大約200シートを一度にブラン

ンキングします。これに

より、繰り返し作業なが

ら熟練度を必要とするむ

しりの工程を省力化し、

生産の安定をもたらすこ

とで生産計画を立てやす

くします。

﹇デジタルカッティング&

クリーシングシステム﹈

 

即応性、デザインの柔

軟性、効率性を高め、社

内での管理を実現したデ

ジタルシステムです。木

型製作やセットアップ作

業は必要ありません。包

装から商業印刷アプリ

ケーション、ウェブ・トゥ・

プリント、さらに3次元

モデリングまで、新しい

チャンスへと扉を開き

ます。

 

他にも、印刷に携わ

る方に向けたバラエ

ティー豊かなセミナー

をご用意しています。

印刷ビジネスの大きな

ヒントが得られる、KO

MORIブースにお立ち

よりください。皆様にお

会いできることを楽し

みにしております。

ポストプレスの最適化を実現

リスロンG37

アプリシアMB110E

リスロンGX40RP

リスロンG37P

インプレミアIS29

インプレミアC101

アプリシアCTX132

アプリシアDC105

ハイコン

ユークリッド

KOMORI セッション概要

7 6

特集 IGAS2018出展

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お客様訪問 USER'S SUCCESS

9 8

氏水 内 醇 一

スターで、濃淡のグラデーションがあ

る絵柄のため、通常のオフセット印刷

ではゴーストとローラー目が出てしま

います。なおかつ、小ロット多言語で

全ての色調をそろえる必要がありまし

たが、インプレミアIS29は一発で

刷れました。経時変化の心配もなく刷

れて、増し刷りに対しても同じ色味で

刷ることができます。こんな機械は他

にはないと思いました」

製造本部堅粕工場の福原工場長は、

導入したインプレミアIS29につい

て 「まず他社より圧倒的に優れている

のが、紙を爪で運ぶ機構による、表裏

見当の精度の高さです。また、色域

がオフセットより広いのも魅力です。

CMYK4色で再現できる領域がはる

かに広いと感じます」

と評価している。

現状、社内での使用は色校と小ロッ

ト、短納期の印刷。オペレーターとして、

福原工場長は新人の満崎氏を就けた。

「満崎は輪転機希望で入ってきました

が、ローラー交換など体力面で難しい

部分がありました。そこで、インプレミ

アIS29の導入時から担当に任命し、

K-

カラーシミュレーターを使って、色

を管理する力を育てています。そこに、

オフセット印刷の前工程のデータ処理

経験者である浦係長を組ませ、仕上り

の色調整をデータに戻るのか、現場の

機械で修正するのか、判断できるよう

にしています」

運用を開始すると、仕事の回し方に

も変化が出てきた。福原工場長は 「今、

集配事業者は料金を値上げしたり、最

終集荷時刻を前倒しにしたりしてきて

います。当社はH-

UVを導入し、印

刷から断裁までの時間は短縮しました

が、数量と丁付けがそろってから刷版

を出力して印刷するため、集荷までの

タイムリミットに間に合わないケース

がありました。しかし、インプレミア

IS29は、注文が入ると同時にスター

トでき、当日17時の出荷に間に合う体

制ができました」

と、導入効果を語る。

「オフセットの置き換えではなく、

仕事を掘り起こすことにつなげたい」

と水内会長は、インプレミアIS29

を新規案件の獲得に活用していくつも

りだ。

「当社は、IT分野でのビジュアル

ソリューションビジネスを手掛ける、

メディアプロデュース部を立ち上げ、

数年前から黒字化しています。同部の

営業はITという分野にとらわれず、

例えばお客様が展示会に出展したいと

考えていたら、ブースの準備からユニ

フォームまで、あらゆる仕事を提案し

てきます」

と水内会長。インプレミア

IS29の色調の広さや機動力の高さ

を生かせるかは、今後の営業活動にか

かっていると言う。

「インプレミアIS29は、紙を選

ばないし、プリコートもいらないので、

いろいろな用紙に印刷できます。小規

模な店舗の販促物など、制作会社の取

り組みに参加して、新たな可能性に協

力するのも面白いと思っています。私

は、営業時代が楽しかった。自分で何

でもできるわけですから。社員には、

インプレミアIS29の能力を最大に

生かし、仕事の面白みにつなげていっ

てもらえたらと期待しています」

今回の導入を契機に、福博綜合印刷

は営業の可能性を大きく広げている。

福博綜合印刷㈱は、小ロットの仕事

の増加に伴い、H-

UV対応の菊全4色

機と菊半4色機を2010年に導入する

など、多品種・小ロット・短納期への要

望が高まる時代の変化に対応してきた。

同2機に、油性四六全5色機を加えた

3台の印刷機は、全て枚葉オフセット

機だ。これまではデジタル印刷機に対

して、懐疑的だったと水内会長は言う。

「現場や営業から、デジタル印刷機を

導入してほしいという声が上がってい

ましたが、コストの問題に加えて、品

質面で使い物にならないと思っていた

ため、却下していました」

それが一変し、インプレミアIS29

(29インチ枚葉UVインクジェットデジ

タルプリンティングシステム)の導入を

決めたのは、なぜだろうか。

「当社は今まで大ロットの仕事ば

かりを受けていました。売り上げは

上昇していましたが、競争が激しく

単価を安くせざるを得ない状況があ

りました。一方で、小ロットものは、

500枚でいくらと料金が決まるため、

通し単価の競争にはなりません。しか

し当社は、小ロットを印刷する機械を

持っていなかったため、デジタル印刷

機の導入の検討を始め、信頼できる

KOMORIの最新鋭機、インプレミ

アIS29を採用すると決めました」

導入に際しては、KOMORIに13

項目の改善を要求。「改善できたおか

げで、日本で一番品質が良いと思って

います」

と水内会長。実際にインプレ

ミアIS29で印刷してみて、「圧が掛

からず、オフセット印刷ほどグロスが

出ませんが、濁りがなく色がきれいで、

これほど良いものが刷れるのかと驚き

ました。最初に刷ったのはPR用のポ

福博綜合印刷株式会社

インプレミアIS29で営業の可能性を広げ、

将来に向けて時代に即した仕事を掘り起こす。

 1929年に福博印刷所として事業を開始した福博綜合

印刷株式会社。1970年には商業用オフセット輪転機を

日本で初めて導入するなど、メーカーと共に、印刷の

可能性を広げてきた。現在は印刷に加え、IT分野での

ビジュアルソリューションビジネスの領域にも乗り出して

いる。新たな印刷ビジネスの創造に向けて、昨年7月には

インプレミアIS29(29インチ枚葉UVインクジェットデ

ジタルプリンティングシステム)を導入した。その経緯や

導入効果について、水内醇一会長、原健之社長、福原英二郎

工場長、浦剛憲係長、満崎紗英氏にお聞きした。

代表取締役会長

インプレミアIS29は表裏

見当の精度と色域の広さが魅力

デジタル印刷機の

品質に懐疑的だった

インプレミアIS29の導入に

よって仕事の幅を広げ、面白く

仕事に取り組みたい

FUKUOKA

製造本部堅粕工場枚葉印刷課デジタル印刷係満崎 紗英 氏「色校をメインに使っています。最先端の機械ですが稼働は難しくなく、短時間で慣れました」

製造本部堅粕工場枚葉印刷課デジタル印刷係係長浦 剛憲 氏「インプレミアIS29は、1枚目と最後の違いが分からないくらい、安定して刷れています」

製造本部堅粕工場工場長福原 英二郎 氏「同機のサンプル制作では、プロセス4色とDIC35色、パントーン49色を1度に出力できるという見せ方をしました」

「インプレミアIS29の導入には、KOMORIと一緒に歩んできたという信頼関係があります」

代表取締役社長原 健之 氏「今年4月に代表取締役社長に就任しましたが、新しいコミュニケーションの創造を目指すためにも、インプレミアIS29を活用していきたいと思っています」

本社 / 福岡県福岡市博多区堅粕3-16-36http://www.fsp.co.jp/TEL / 092-451-2989

インプレミアIS29

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お客様訪問 USER'S SUCCESS

11 10

『きれいだね』

と紙面を触って感動して

いただきましたが、もっと速くていい

ものを作るにはどうしたらいいのか考

え、両面機であるH-

UV搭載リスロン

GX40RP(菊全判両面8色オフセッ

ト枚葉印刷機)の導入を決めました」

H-

UVの使用感について、生産部の

横田課長は 「H-

UVは乾燥というより

硬化」

と表現する。

「従来は光沢を出す目的ではな

く、キズやコスレを目立たなくす

るためにPP加工を施していました

が、H-

UVはコスレに強く、PP加

工が必要ない案件が増えました。後

加工にも良い効果が出ています。ま

た、品質を特に重視するお客様の案件

は、自然とH-

UV機へと移行してい

ます」

と評価、お客様の感触も良いと

話す。さらに 「リスロンGX40RP

を一言でいうとストレスがない機械

です。フィーダーストップがほとん

どなく、印刷の濃度の安定感も抜群。

PQA-

Sの搭載で刷り始めから終わ

りまで色を維持できます。版交換は

A-

APCだから8版で1分20秒ほど

と速い。刷り出しは今のところ50枚で

スタートでき、全ての面で安定性が高

いです。片面機から両面機になること

で能率的には2・5倍の感覚がありま

す」

と、現場の変化を実感している。

今回、同時にK-

サプライインキ

「KG-

911」

も採用した。横田課長

は 「さまざまなメーカーのインキをテ

ストしました。水と油の関係性の具合

がちょうど良く、色を調整する時に

キーレスポンスもすごく良い」

と、使

い勝手が良いとの感想。インキメー

カーとの違いについて、「KOMORI

は機械メーカーとして、インキ単体で

はなく、機械とインキの両面から改善

につなげていってくれる」

と評価する。

KP-

コネクトの採用について井上

社長は 「本社と離れた場所に工場と製

本センターがあるため、印刷の状況

が見えませんでした。その都度、電

話で確認しなければならない状況で

したので、KP-

コネクトは絶対に使

えると思っていました」

と言う。実際

に導入したところ 「パソコンやモバイ

ルを使って、どこからでもリアルタ

イムで、刷版側は進行状況を確認し

て対応でき、経営側は稼働状況を把

握できます。経営と現場が一緒に 『こ

れだけ稼働率が上がった』

と目で見

て共有できるので、社内全体のモチ

ベーションアップにもつながってい

ます」。

現場はKP-

コネクトをどう評価し

ているのか。横田課長は 「KP-

コネ

クトで見えるデータは機械のデータで

はあるが、それは人の動きそのものだ

と思っています。KP-

コネクトは計

測する手間をかけることなく、試し刷

り枚数や時間などのデータが細かに残

るので、その画面を見ながらオペレー

ターと一緒に取り組んでいけます」

と、

現場の取り組み方や働き方にも変化を

もたらしているようだ。

「自分たち、お客様、地域の誰に

とっても 『いい会社にしたい』

とみん

なで話しながらがんばっています。ま

だ始まったばかりでゴールは遠いです

が、努力していきたいです」

と語る井

上社長。

「現在はH-

UVの速乾性を生かし、

刷るタイミングをお客様に伝え、積極

的に刷るのを見ていただいています。

デザイナーや自費出版の方は、自分の

作品が刷られていくのを見て、感動し、

笑顔になって帰っていかれます」

井上総合印刷が作っているのは、地

域やお客様への感動なのだ。

地域の総合印刷会社として成長して

きた㈱井上総合印刷は、地元に根差

した企業を目指し、地域貢献を視野

に入れた経営を行っている。同社の

CSR活動は高く評価されており、創

業40周年記念事業として開始した地

域情報季刊誌 「しもつけの心」

の発行

をきっかけに、宇都宮まちづくり貢

献企業に認定された。現在はさらに

発展させ、CSV(共通価値の創造)活

動に取り組んでいる。「地域貢献を推

進することでビジネスが生まれれば、

継続・発展につながります」

と語る井

上社長は昨年、市内にカフェをオー

プンさせた。

「宇都宮市は、街なかの空洞化とい

う課題を抱えています。街の活性化に

貢献する方法を考え、商店街の中心に

ある40年ほど使われていなかったビル

の1階と2階を改装し、カフェ&レン

タルスペースを開きました。仲間が集

まったり、花や料理の教室、イベント

が開かれたり、企業の方が打ち合わせ

に使ったりと、人と情報が気軽に集ま

る場所にしました」と井上社長。本業

の印刷でも地域への貢献を考え、お客

様の課題解決に応えてきた。その一つ

が2013年のリスロンA37(A全判

4色機)の導入から開始したH-

UVへ

の取り組みだ。

「独自性が求められる中、より高い

品質や特殊紙を使う仕事が増えると予

想し、H-

UVを導入しました。これま

でのドライダウンや裏写り、コスレ、

汚れなど多くのトラブルも解消されま

した。クリアファイルへの印刷もやっ

てみたら、活用されるお客様が増え、

高い評価をいただきました。印刷の立

ち合いに来られたお客様にも 『早いね』

株式会社井上総合印刷

H-

UV搭載リスロンGX40RPの導入により

顧客の課題を解決し、感動をも生む企業づくりにさらに邁進。

 

栃木県宇都宮市に本社と2つの印刷工場、製本センターを

有する株式会社井上総合印刷は、1966年の創業以来、総

合印刷会社として地域に貢献してきた。企画・編集・デザイ

ンから印刷・製本まで一貫した生産体制がもたらす高い品質

を支えているのが、積極的な設備投資によるお客様の課題

解決への取り組みだ。H-

UVの機能の高さに注目し、

2013年にH-

UV機を初導入。さらに昨年11月にH-

UV

搭載リスロンGX40RP(菊全判両面8色オフセット枚葉

印刷機)を導入した。その狙いや導入効果について、井上加

容子社長と生産部の横田浩一第2印刷課課長にお聞きした。

代表取締役社長

井 上 加 容 子 氏

リスロンGX40RPは

全ての面で安定性が高い

単なる地域貢献ではなく

CSVへの取り組みを開始

K-

サプライインキと

KP-

コネクトも同時採用

印刷を通して体験を提供

お客様に感動を与える

TOCHIGI

本社 / 栃木県宇都宮市岩曽町1355平出工場 / 栃木県宇都宮市平出工業団地29-5

http://www.inoue-gp.jp/TEL / 028-661-4723

右:「KP-コネクトで、稼働率だけでなく、働き方の改善を目標とし、ジョブ内の停止時間や準備時間をよく見ています」と横田課長。

中:「インキメーカーではないインキを使うことは、当初は不安でしたが、相談に細かく対応してくれ、今では安心しています」と現場からの声。

左:62台(約1000ページの書籍1200部)を1台約10分、2日でこなしたリスロンGX40RP

平出工場

生産部 第2印刷課課長横田 浩一 氏「導入の一番の理由は効率化ですが、それをもっと突き詰めていき、能率を上げていくのが現状のテーマです」

「栃木に初導入で、皆さんに『こんな印刷機械も あるんだ』と魅力を感じてもらいたいです」

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お客様訪問 USER'S SUCCESS

13 12

 近年、平断裁機の包丁の刃先に「ハイス(ハイスピードスチール)」が使われることがめっきり減り、現在、主流は高い硬度を持つ「超硬(超硬合金)」になっています。 ハイスは超硬よりも硬度は低いのですが、粘りが強い分、刃先を鋭角に加工しやすく、紙質によっては超硬よりも断裁がスムーズに進む場合があります。ただ、切れ味は超硬より長続きしません。 超硬は硬度が高い反面、欠けやすいとされてきましたが近年、品質が大きく向上しています。できるだけ鋭利で耐久性の高いものを目指し、素材や刃先の角度などの組み合わせが吟味されてきました。 断裁現場には日々、さまざまな種類の紙が寄せられます。多品種小ロット化の波が強まるにつれ、紙へのこだわりを抱くクライアントが増え、腰の強さや表面加工といった紙質は一層多様化しています。また、一部の再生紙は包丁にとって厳しいようで「以前よりも切れ味が落ちるのが早い」と実感されている方が増えています。 紙質に応じてその都度、包丁を取り換えることができればいいのでしょうが、それでは作業効率に影響してしまいます。現場での使い分けを必要とせず、幅広い紙質に対応できるよう、現在、さまざまな包丁が提案されています。 切れ味の良し悪しには、紙質だけでなく、紙の目の方向や断裁機周辺の温度・湿度、クランプ圧、

一度に切る枚数などさまざまな条件が絡んできます。気持ちの良い断裁工程実現のため、包丁の選択や周辺環境について、KOMOR Iと話してみてはいかがでしょうか。

断裁する紙が多様化包丁選びも切れ味を左右

「当社は印刷と加工の部門を分けて

いません。現場のオペレーターはマル

チで動いています。1人の負担を減ら

すことは、全体の負担を減らすことに

なります」

と語る北川工場長は、現在、

CIP4の運用も進めており、間もなく

アプリシアCTX115にも対応させる。

「プリプレスから印刷機に標準でデー

タが行く、そして断裁機にも同じ面付

けデータを送れば、断裁作業時にディス

プレーで確認できます。また、オペレー

ターの交代時に、断裁設定の引き継ぎの

間違いが起こらなくなります。プリプレ

ス、プレス、ポストプレスの連携を広げ

たいと考えています」。

製造部の清原課長代理も 「ディスプ

レーで、次にカットする場所が一目で

分かるようになり、オペレーターが交

代しても迷うことがないでしょう」

期待する。

断裁工程が省力化できたことを踏ま

え、横田専務は 「紙媒体が減ってきて

いるという現状の中で、新しい断裁機

を入れました。堅牢な仕様になってい

るので、費用対効果は期待できます。

今回の省力化で、人と時間のリソースに

余力が生まれてくると思います。ゆく

ゆくは、もう1台半裁の印刷機を入れる

か、それとも後加工にもう1台アプリシ

アCTX115を入れてラインを組むか、

攻めの改革を進めていこうと考えてい

ます」

と次の展望を描いている。

2台のオフセット輪転機で月に平均

3000万枚強、最大で4000万枚

の印刷をこなしている大黒印刷㈱では、

そのうちの1割程度がシート出しで、

200〜300万枚ほどに断裁加工が

入っている。断裁作業を省力化できれば、

全体の効率化を進めることができる。

そこで、アプリシアCTX115(プロ

グラム油圧クランプ大型断裁システム)

1号機を導入した。

「導入の理由としては、裁落紙の処

理が一番大きいです。切りくずを取っ

て捨てるという作業に、非常に多くの

時間が取られていました。アプリシア

CTX115の導入で、裁落紙を自動的

にベルトでかごまで運び、また静電気で

刃に付いた紙もブローで自動的に吹き落

とすことができるようになり、かなりの

省力化が図れています」

と、横田専務は

評価している。

現場を統括する北川工場長は、「断

裁の時間を短縮したいと考えていま

した。断裁機の刃が下りるスピード

を速くすればよいかというと、それ

ではあまり効果が出ない。作業の中

で、人が定位置から極力動かなくて

済む形が最も時間が短縮される」

と導

入を推進した。

「切りくずを捨てる作業は多面付けに

なればなるほど増えていきます。切る、

切りくずを捨てる、刷本を回す、切る、

切りくずを捨てるというサイクルのうち、

『捨てる』

を省くと、切る、回す、切る、

回す、切るというサイクルになります。

工程が1つ消えれば、より大幅な時間短

縮が見込めます」

と北川工場長。実際に

作業時間を見てみると、10分かかるとこ

ろが6分ででき、平均で4割カットを実

現しているという。

大黒印刷株式会社

アプリシアCTX115の1号機導入で

タッチポイントを減らし断裁にかかる時間を4割カット。

 1965年の創業以来、京都で唯一のオフセット輪転機専

門企業として地場の幅広いニーズに応えてきた大黒印刷株

式会社。現在は、新聞の折り込み広告とカタログ系冊子が

中心となっている。工程を自動化することで大幅な省力化

を図る「スマートファクトリー」を目指し、ハードの刷新と

CIP4の運用を進めている中、今年2月に、アプリシア

CTX115(プログラム油圧クランプ大型断裁システム)

を導入した。断裁工程の改革に取り組んだ狙いや導入効果

について、横田充男専務取締役、北川雄樹執行役員

統括

場長、製造部の清原勝課長代理にお聞きした。

横 田 充 男専務取締役

POST PRESS COLUMNVOL.6

アプリシアCTX115で

断裁工程が1つ消える

CIP4の対応で

全工程の連携を強化

KYOTO

「当社の輪転機輪転は2台ともKOMORIで、信頼 していることから断裁機もお願いしようと考え ました」

さまざまな包丁

執行役員 統括 工場長北川 雄樹 氏「KOMORIを選んだ理由は、印刷機で培ってきたノウハウを提供してくれることと、24時間のサービス体制です」

製造部 課長代理清原 勝 氏「以前は、刃に付いた紙を手で取っていたため危険がありましたが、ブローで落とせるようになり助かっています」

「アプリシアCTX115には、バックゲージの丈夫さにも期待しています」と横田専務。また、導入効果を検証した結果、「1パレット1万枚積んであるものを断裁するのにかかる時間を計ったところ、以前は30分かかっていましたが、導入後は20分で完了しました」と清原課長代理。

本社 / 京都府綴喜郡宇治田原町緑苑坂52-5http://www.dk-p.jp/TEL / 0774-88-6655

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印刷業界の未来を感じさせる

小森会の勢い

地域ブロック会ごとの

SHINKAを継続

 

KOMORI基調報告では、KOMO

RI会長の小森善治が、小森会のテー

マである「SHINKA(進化)」がも

たらす印刷業界、そしてモノづくりに

与える影響について考えを述べました。

「産業の歴史を振り返ると、蒸気機関

の発明により『産業革命』が18世紀後

半にイギリスから始まり、モノづくり

の効率が進化しました。産業革命の本

質は、人間の『身体能力の拡張』にある

と考えます。つまり、人間の持っている

『筋肉』『パワー』の拡張だと言えます。

モノづくりでは、人の手から機械に代

わることで生産性が圧倒的に良くなり

ました。

 

20世紀後半に入ると、パーソナル・コ

ンピューターやインターネットの普及に

より『情報革命』が始まりました。情報

革命は、人間の『知能の拡張』だと定義で

きると思います。人間にとって頭脳の方

が筋肉よりもはるかに重要であると考え

ると、知能の拡張である情報革命は、産

業革命よりもはるかに大きなインパク

トを社会にもたらすでしょう」

 

総会の冒頭で登壇した小森会会長の

小松印刷株式会社の小松義彦様は、「昨

年度も各ブロックで盛大に小森会が開

催されました。これも各地区の皆様の

ご協力のおかげです。私は小森会会長

任期1年目ということもあり、全てに

関わろうと決め、全部の総会を回らせて

もらいました。そこで感じたのは、小森

会はとにかく元気が良いということです。

業界が厳しい中で、設備投資を積極的に

行うなど、この先を考えて経営されてい

ます。この様子を見て、印刷業界もまだ

捨てたものではないと感じました」と語

りました。

 

続けて、大きな課題を2つ挙げました。

「大きな課題の1つが、時短やみなし

残業への対応です。ボーナスなどの報酬

や手当による対応ではなく、1日1日の労

働時間の管理が厳しく求められるように

なっています。また、もう1つの大きな

課題が、人手不足です。今、新卒採用も

中途採用も、募集をしても思うように人

が集まりません。外国人労働者の方を研

修生として迎え入れている会社も増えて

います。これはそのまま、小森会のアン

ケート調査で経営課題として挙がる『人

材育成』の課題にもつながっています」

 

そして、これらの課題解決に貢献して

いるのがKOMORIのソリューション

であると続け、「KOMORIは、さす

がオフセットメーカーです。少人数でも、

若い人でも使いやすい機械を作っています。

上手に活用しながら発展していければと

願っています」と、締めくくりました。

今回、承認された平成30年度小森会役

員は、17ページの「小森会役員一覧」の

とおりです。

 

続く、平成30年度の事業計画審議で

は、2月7日開催の小森会運営協議会

を受けて開催された地域ブロック世話

人会議にて決定した事業内容案が承認

されました。

▪中・四国小森会/講演会「新ビジネス

 

の創造に向けて『〝あったらいいな〞』

 

をカタチに」

▪小森すずらん会/講演会

▪中部小森会/講演会

▪小森みちのく会/講演会

▪近畿小森会/講演会

▪関東甲信越静・東京小森会/講演会

▪九州小森会/講演会

   

(※掲載は開催順、演題は未定)

 

小森会では、地域ブロック会ごとに進め

てきたSHINKAを、さらに促進する

方針です。同スローガンの下、今期の小森

会は6月6日広島市で中・四国小森会が

開かれるのを皮切りに、全国各ブロックで

開催されます。

(※17ページの「小森会事業日程一覧」参照)

生産効率の最大化と

クリエイティブな

領域への人材のシフト

第28回 小森会世話人総会第28回小森会世話人総会を4月12日、東京ドームホテル「天空の間」で開催しました。小森会役員、全国8ブロック会の世話人、企画委員など約200名が出席し、総会、KOMORI基調報告、講演会を行った後は、懇親パーティーにて情報を交換するとともに、交流を深めました。総会では、小森会副会長に宝印刷株式会社の堆 誠一郎社長、株式会社アサプリの松岡祐司社長が就任。昨年度まで小森会副会長を務められた三美印刷株式会社の山岡景仁社長は小森会顧問に就任されるなど、平成30年度の新役員を発表し、満場一致により承認されました。基調報告では、KOMORI会長の小森善治が「テクノロジーの進化がもたらす変化」をテーマに、印刷業界の変化とKOMORIが目指す方向性を報告。講演会では、元全日本バレーボールチームキャプテンの川合俊一氏が登壇し「一流選手が出来る条件」をテーマに、ユーモアを交えてご自身の体験をお話しいただきました。

第28回 小森会世話人総会第28回小森会世話人総会を4月12日、東京ドームホテル「天空の間」で開催しました。小森会役員、全国8ブロック会の世話人、企画委員など約200名が出席し、総会、KOMORI基調報告、講演会を

小森会レポート

第28 小森会世話人総会回

15 14

第 28回 小森会世話人総会小森会レポート

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情報革命は、変化のスピードを急激に

速めています。このことについて、会長

の小森は「IoT」と「ビッグデータ」

をキーワードとして挙げました。

「今までのインターネットは、人と人を

結びつけるものでしたが、今後は全て

の『もの』がインターネットにつながっ

ていきます。これが『IoT』です。そ

こからは24時間365日、膨大なデータ

『ビッグデータ』が生み出され、クラウ

ド上に蓄積されていきます。このビッグ

データをどのように活用していくのか

が、課題になっていきます」

 

そして、囲碁や将棋、チェスの世界で

はすでに人工知能が人間を超えているこ

とを引き合いに出し、「このペースでAI

が進化していくと、ありとあらゆる人間

の推論、予測、知恵などの能力を人工知

能が超える『シンギュラリティ』と呼ば

れる時が近い将来やってきます。今後

は、ビッグデータと人工知能をうまく

活用したものがビジネスで勝つでしょ

う」と呼び掛けました。

 

会長の小森は成功のキーワードとして、

「OPENと共創」を掲げました。

「情報革命の中で成功するには、さまざ

まな参加者がオープンに参加できる仕組

みの提供が必要と考えます。私たち印刷

業界もさまざまな業界とつながり、他業

界との交流によりイノベーションや価値

創造が行われるべきだと思います。印刷

業界も、情報産業などと共創を行い、新し

成功のキーワードは

「OPENと共創」

IoTとビッグデータの活用が

ビジネスの成否を分ける

い商品・サービスを生み出すことが可能

です。私たちKOMORIはお客様や

パートナー企業と共に創る『共創関係』

を築き、印刷業界の発展に貢献していき

たいと考えています」との思いを述べ、

続いて2018年のKOMORIのソ

リューションをご紹介しました。

「KOMORIは、『生産効率の最大

化とクリエイティブな領域への人材のシ

フト』をビジネスのコンセプトに掲げて、

熟練オペレーター不足による生産性・品

質管理能力の低下だけでなく、単純作業

の労働力確保などの印刷会社の課題解決

に貢献していきます。KOMORIはソ

リューションクラウドKP-

コネクトを

軸にして、従来の工程を見直し、それを

デジタルに置き換えることで、抜本的な

生産性の向上を実現します。また、この

機能を工程全体に推し進めることによっ

て、人が行う作業をグラフィックアーツ

の原点であるクリエイティブな領域に

シフトさせたいと考えています。すな

わち、印刷機械だけではなく、各製造

工程全体がKP-

コネクトと接続され

ることにより、生産工程の見える化は

もちろん、生産の最適化、自動連携が

可能になり、『スマートプロダクション』

を実現できると考えます」

 

最後に「小森会が皆様方のご支援、

ご指導により、ますます意義のある発

展ができますよう、また皆様方におか

れましても、尚一層のご健勝と事業の

さらなるご発展がありますことを祈念

しております」と結び、基調報告を終

えました。

 

KOMORIは平成30年度も全社

一丸となって、小森会会員の皆様と

共に、真の顧客感動企業実現を目指

して努力してまいります。

小森会役職名 会社名 氏名

会長 小松印刷(株) 会長 小松 義彦様

副会長 ミズノプリテック(株)

宝印刷(株)

(株)アサプリ新新

会長 水野 雅生様

社長 堆 誠一郎様

社長 松岡 祐司様

名誉会長 (株)小森コーポレーション 会長 小森 善治

顧問 富士精版印刷(株)

(株)ユ-メディア

(株)金羊社

三美印刷(株)新

会長 石川 忠様

会長 今野 敦之様

会長 浅野 健様

社長 山岡 景仁様

代表世話人 (株)須田製版

川口印刷工業(株)

(株)横浜リテラ

小宮山印刷(株)

神田印刷工業(株)

(株)研文社

協同精版印刷(株)

アド印刷(株)

新新新

会長 須田 勝一様

会長 吉田 幸一様

社長 星野 匡様

社長 小宮山 貴史様

社長 田中 賢二様

社長 網野 勝彦様

社長 大塚 泰文様

社長 田平 保男様

地域ブロック会

(株)精真社

西川コミュニケーションズ(株)

(株)永昌堂印刷

大同印刷(株)

シンコ-印刷(株)

会長 吉田 吉太郎様

会長 西川 輝男様

会長 北村 昌造様

会長 岩田 克彦様

社長 藤村 百三様

顧問

綜合パッケージ(株)

青森オフセット印刷(株)

(株)日進堂印刷所

共立印刷(株)

(株)ウエマツ

町田印刷(株)

プリ・テック(株)

能登印刷(株)

土山印刷(株)

作道印刷(株)

(株)岡文館印刷所

(株)マルモ印刷

(株)伸和

(株)小森コーポレーション

副社長 井本 勝様

社長 三上 伸様

社長 佐久間 信幸様

社長 倉持 孝様

社長 福田 浩志様

社長 町田 誠司様

社長 髙井 英和様

社長 能登 健太朗様

社長 土山 雅之様

社長 作道 孝行様

社長 岡部 錦一郎様

社長 奥田 章雄様

社長 木村 奨様

社長 持田 訓

企画委員

平成30年度 小森会役員 一覧

名称 開催日 場所

中・四国小森会 6月6日(水) ホテルグランヴィア広島

小森すずらん会 7月4日(水) 札幌パークホテル

中部小森会 9月5日(水) 名古屋観光ホテル

小森みちのく会 9月20日(木) 仙台国際ホテル

近畿小森会 10月2日(火) リーガロイヤルホテル

九州小森会 11月8日(木) ホテルオークラ福岡

関東甲信越静小森会・東京小森会(合同開催)

10月24日(水) ホテルイースト21

平成 30年度 小森会事業日程 一覧

「一流になる方法をご紹介します。一流になるには2パターンあります。最初からすごい人と、運動能力がなかったり興味がなかったりしても一流になった人。私は後者です。後者が一流になるための『あいうえおか』があります。

川合俊一氏が小森会に伝授「一流選手が出来る条件一流選手が出来る条件」

guest speaker

あきらめない

いい指導者

うん(運)

えらぶ(どの道を選ぶか)

おや(親)

かんきょう(環境)

です。この中で、最も大切なものが『運』です。運が良い人には特徴があります。それは『ポジティブ。でも慎重な人』です。最後にもう一つ、人に尊敬されることです」

世話人総会翌日には、「YOKOSUKA 軍港めぐり」や「ミュージカル観劇」

などの観光が実施され、親睦をさらに深めました。

親睦事業

4月12日、東京ドームホテル「天空の間」で開催された

第28回小森会世話人総会には、全国から約200名に

ご参加いただきました。

KOMORI社長の持田 訓のご挨拶「KOMORIは今年で95年目、あと5年で100周年を迎えます。新しい事業、そして一番大切な皆様に対する商品開発をしていきます。難しい技術にも挑戦しており、使いやすい技術として標準化できるよう、またKP-コネクトでは皆様の経営管理に寄与できるようがんばっていきます。今年はIGASがあります。ぜひKOMORIのブースにご来場ください」

17 16

第 回 小森会世話人総会小森会レポート 28

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JP2018・ ICTと印刷展 するK-サプライ商品。後加工をサポートし幅広くソリューシ

ョンを提供するアプリシアシリーズなどを紹介しました。さら

に、デジタルとオフセットのカラーマッチングサンプルをはじ

め、多彩なバリエーションサンプルの展示やお客様の事例を紹

介。プリントエンジニアリングサービスプロバイダー(PESP)

として、ビジネス成功のヒントとなる多種多様なソリューショ

ンをご提案することで、大きな注目をいただきました。

 4月18日・19日の2日間、マイドームおおさかで、「『オ

ンデマンドの時代』 企業再生に活かす自動化の形」をテーマに、

21,515人の来場者を集め「JP2018・ ICTと印刷展」が開催

されました。

 KOMORIでは、印刷製造プロセスを「つなぐ」ことによって

見える化、自動化、省力化を実現する、KP-コネクトのデモ用

端末を設置し、実際の画面操作を体験いただいた他、29イン

チ枚葉UVインクジェットデジタルプリンティングシステム「イ

ンプレミア IS29」の導入事例を映像で紹介し、印刷された大型

本の実物も展示しました。その他、KOMORIが培ってきたノ

ウハウやナレッジにより、お客様の改善活動を分りやすく行

うことができる、課題解決型サービスKOMOR I -Ka re(ケ

ア)。H-UV印刷に最適な硬化性・汎用性・経済性をハイレベ

ルに備えたH-UVインキをはじめ、安定稼働や印刷品質に貢献

多種多様なソリューションをご提案

急成長を続けるインドの印刷業界

 2018年 3月、KOMORI はインドに現地法人 KOMORI IND IA(KND)を

設立しました。

インドに現地法人KOMORI INDIA設立多くのご来賓の参加をいただき4月21日開所式を開催

大阪支社主催「トータルソリューション特別内覧会」セミナーとデモンストレーションを開催

 インドは人口13億人の半数を若年層が占める人口構成で、

今後も高度経済成長が期待されており、KOMORIの主力製品

であるオフセット印刷機の市場も、GDPを上回る10%以上の

成長が見込まれています。

 5月18日、KOMORI大阪支社ショールームにおいて、お客

様の印刷ビジネスにおけるさまざまな課題解決をサポートする

ための「トータルソリューション特別内覧会」を、午前と午後の

2回開催。50社79名のお客様が参加され、高い関心をいただ

きました。

 大阪支社支店長 曽我部の挨拶に続き、セミナーでは2つのテ

ーマで、KOMORIの新しい取り組みを紹介しました。「デジタル

印刷機」をテーマにしたセミナーでは、インプレミア IS29を活用

したデジタルとオフセットの融合や、高付加価値印刷への強みな

どの概要と導入事例を紹介。「ポストプレス」のテーマでは、KP-

コネクトと連携して後加工までの工程・進捗管理が可能になり、

断裁加工の省力化、スキルレス化を実現する断裁システム、アプ

リシアCTXシリーズを紹介しました。

 その後、リスロンG40(菊全版オフセット枚葉印刷機)、アプリ

シアCT115(菊全ワイドプログラム油圧クランプ断裁機)、イン

プレミアC72(フルカラーデジタルプリンティングシステム)を

使用した実演とサンプルをご覧いただきました。

 KOMORIは、コスト削減、稼働率向上、売上増加、高付加価

値化などのトータルな印刷システムの構築と、お客様の課題を解

決するための多種多様な提案に積極的に取り組んでまいります。

「インプレミア IS29」サイトが4月にOPENインプレミアIS29が拓く、新たな可能性

 オフセットに迫る高品質とデジタルならではの柔軟な対応力を

併せ持つ、プロフェッショナルのための印刷機、インプレミア

IS29を紹介するサイトがオープンしました。

 NEWサイトでは、お客様から寄せられたご要望の中から8つ

のケースを取り上げ、インプレミア IS29によるソリューション

をご提案しています。

 さらに、導入のご提案や、搬入前の事前オペレーション指導

から納入後のサービスフォローまでのKOMOR Iのトータルサ

ポートの例をはじめ、導入されたお客様の事例

もご覧いただけます。

 4月20日、開所式に先立ち現地メディアへの発表、社員向け

キックオフを行い、翌4月21日には、VIPユーザーをはじめ

200人以上のお客様にご参加をいただき開所式を行いました。

 式典では、ろうそくの点火(ヒンズー教の儀式)が行われ、

KOMORIからは会長の小森善治、社長の持田訓、常務の梶田英

治、KND社長の星野洋文ほか、現地スタッフが出席しました。

KND社長の星野は「KNDにはKOMORI工場技術者が駐在し、

メーカーの工場と直結した日本品質のサポートを提供します。

お客様に稼働・品質・工場管理などで大きな価値を創出し、お

客様のメリットの最大化を目指します」と挨拶。開所式の模様

は、100件を超える現地のメディアに取り上げられ、大きな

反響をいただきました。

 今後、KNDはオフセット印刷機の販売だけでなく、付加価値

の高いご提案や安定したサービス、生産性向上につながるICTソ

リューションのご提案など、現地の市場環境に対応したさまざま

な商品を提供し、インドの印刷業界の発展に貢献します。

デジタル印刷機を生産機として活用したい短納期の仕事をオフセットと同じ用紙・品質で行いたいチラシや書籍などの薄紙でもにじむことなく印刷したいデジタル印刷機で特色にも対応したいパッケージやPOPなどの厚紙にも印刷したい作業工数を減らして、ミスやロスも削減したい特殊な紙に印刷したい新しいビジネスモデルを確立したい

http://www.komori-karesupport.com/digital/is29/「インプレミアIS29」サイト

各ケースにお応えするインプレミアIS29によるソリューションの詳細を、サイトでぜひご覧ください。

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《CASE》

多くの方にご来場いただいたKOMORIブース

内覧会風景 参加者による展示実機見学

KOMORI INDIA スタッフ

ろうそく点火の儀式を行う会長の小森

読者アンケートのお願い

アンケー

ON PRESS

当選者の発表は発送をもってかえさせていただきます。

PRESENT

ON PRESSではさらにお役に立てる内容をお届けするために、アンケートコーナーを設けました。読者の皆様のご意見・ご感想をお待ちしております。ご回答いただいた方の中から抽選で10名様にKOMORIロゴ入り象印ステンレスマグ0.36Lを差し上げます。

https://form.k3r.jp/komori/ONPRESS

締切日 2018年7月31日(火)

前号への多数のご意見・ご感想をいただき、ありがとうございました

編集後記

〒130-8666 東京都墨田区吾妻橋 3-11-1 http://www.komori.comTEL.03-5608-7806 FAX.03-3624-9519  

発行:株式会社小森コーポレーション PESP事業推進部ON PRESSNo.2062018年7月号

 本年7月26日から6日間、国際総合印刷機材展IGAS2018が東京ビッグサイトで開催されます。プリントエンジニアリングサービスプロバイダー(PESP)へと進化するKOMORIは、「INNOVATE TO CREATE」をテーマに、次世代をリードする最新の技術、製品、システムの数々を取りそろえて出展します。「創造的な未来」を目指して、お客様と共に新しい付加価値を創造するソリューションにぜひご期待ください。最新情報はウェブサイトやフェイスブックにも掲載してまいります。IGAS2018 KOMORIブースへのご来場をお待ちしております。

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